アース製薬またもや増収。コロナ禍でも絶えず成長し続ける企業

2021年12月期連結決算は、売上高が前期比3%増の2015億円、純利益は2.2倍の77億円を見込んでいる。

これにより、05年同期から17年連続で増収を達成することになる。

増収の要因は、コロナ禍により在宅を強いられた市場で、主力の虫ケア用品(殺虫剤)や入浴剤の需要が伸びたこと。

国内シェアは「アースジェット」などの殺虫剤が55.6%、

「バスロマン」の入浴剤が46.7%と圧倒的なシェア率を誇る。

アース製薬の創業は1892(明治25)年。木村秀蔵が家庭薬メーカーとして立ち上げた。

1929年には、家庭用殺虫剤「アース」を発売し大ヒット。

入浴剤「バスロマン」で大ヒットとたが、

その後経営難を経験。

14年より代表取締役のは川端克宜は社長就任後、社内外で殺虫剤という呼び方をやめた第一人者。
「殺すという文字に違和感がある消費者が多かったから」だという。新しい名称を「虫ケア用品」とした。

川端が見据える将来像は「感染症トータルケアカンパニー」。

その将来像を目指し、デング熱や日本脳炎といった虫を媒介した感染症の関連商品を提供してきた。

これからは除菌など感染症の予防まで事業領域を広げていく。

今後は蚊の感染症が多い東南アジア市場での展開を加速させる予定だ。

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