ホテル三日月、勝浦と鴨川の事業を譲渡。コロナ禍でホテル業界も困窮。

 HMIホテルグループ(東京都)は11月30日、ホテル三日月グループ(千葉県勝浦市・小高芳宗社長)が運営する「勝浦スパホテル三日月」と「鴨川スパホテル三日月」の事業を継承し、来年3月1日から新体制で事業を始めると発表した。HMIは施設などへの大規模な改修を行い、新生ホテル三日月を目指すとしている。

事業譲渡される勝浦スパホテル三日月。2020年2月には、中国・武漢からの帰国者を元気づけるため竹灯籠がともされた

ホテル三日月は、1億5,000万円のお風呂によって、一斉を風靡したホテル。

 近年、コロナ禍が急拡大して観光需要が低迷。「かつうらビッグひな祭り」も2年連続で中止され、海水浴場も閉鎖されるなどして利用客が激減していた。

 勝浦、鴨川の2館は施設の老朽化に伴い、耐震改修などの必要もあり、コロナ後を見据えた事業見直しを進める中で事業譲渡を決めた。ホテル三日月グループは、ベトナム・ダナンで新ホテル事業も進めているが、コロナ禍で本格開業は2022年夏に1年延期している。木更津市と栃木県日光市のホテル三日月に経営資源の集中を図るという。

 HMIは全国にホテルや旅館など44施設を展開、ホテルなどの事業再生で定評がある。房総地域では03年に南房総市のホテル南海荘を事業継承しており、今回の継承分を合わせると計約450室。HMIの担当者は「3施設を一体として運営し、新たな魅力づくりを進めたい」と話した。両館の従業員の雇用と取引先の関係は維持し、「三日月」の名前も受け継いで地域に密着した運営に努めるとしている。

 勝浦市の土屋元・市長は「勝浦の観光を 牽引けんいん してきたトップカンパニーで寂しい思いもある。成長するための判断だったのだろう。HMIには、全国規模のネットワークも生かしながら外房地域の魅力づくり

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