セブン銀行カードローンに無利息サービスはある？セブン銀行カードローンの利息に関するきまり

セブン銀行カードローンは申し込みから契約までネットで完結する上に、全国のセブン銀行ATMでの借入・返済手数料が無料だ。

銀行系のカードローンの中では、手軽に利用できることから人気が高い。

本記事では、セブン銀行カードローンに無利息サービス（無利息期間）はあるのかどうかを解説する。

他社カードローンとの利息額比較も行うので、カードローン選びに迷っている人はぜひ参考にしてほしい。

金利（実質年利）	12.0〜15.0%
無利息期間※1	なし
借入限度額	10〜300万円（初回は50万円まで）
審査時間	最短翌日
融資スピード	最短翌日
返済方式	残高スライドリボルビング方式
申込条件	満20歳以上満70歳未満でセブン銀行口座を持っている
ネット申込	○
担保・保証人	不要
収入証明	原則なし※2
自宅・勤務先への連絡	原則なし※3
郵便物の有無	あり

セブン銀行カードローンに無利息期間はない

セブン銀行カードローンは、無利息サービス（無利息期間）を提供していないカードローンだ。

そのため、借入の翌日から利息が発生するので注意してほしい。ここでは、セブン銀行カードローンの利息計算方法と、利息を抑える方法を解説する。

セブン銀行カードローンの利息計算方法

セブン銀行カードローンの利息は、借入額と金利（実質年利）によって変動する。

また、金利は利用者の年収や利用実績、借入額によって「12.0〜15.0％」の間で個別に決められている。

「12.0〜15.0％」の金利は、銀行系カードローンの中では比較的高い方だ。

たとえばオリックス銀行 カードローンの場合、金利は「1.7〜14.8％」の間で決まる。ただし、消費者金融系カードローンに比べると、セブン銀行カードローンの金利は低い。

セブン銀行カードローンの利息計算方法は、次のとおりだ。

利息額＝借入額×金利÷365日（閏年は366日）×借入期間

たとえば、金利15.0%で10万円を借り入れた場合の、30日後の利息額は「1,232円（小数点以下切り捨てて計算）」だ。

実際の利息額は借入期間などによって変化するので、セブン銀行カードローンのアプリ等でしっかり確認しよう。

無利息サービス以外で利息を抑えるためには

セブン銀行カードローンは無利息サービスを提供していないが、以下の方法で利息額を抑えることができる。

最も単純な方法は、返済期日以外の日に任意返済をして、元金を少しでも減らすという方法だ。利息は借入残高に対して発生するため、元金を減らせば利息も少なくなる。

また、セブン銀行カードローンは借入限度額によって金利が変動するため、借入限度額を上げるのも利息を減らす方法の一つだ。

借入限度額	金利（実質年利）
10万円・30万円・50万円	15.0％
70万円・100万円	14.0％
150万円・200万円	13.0％
250万円・300万円	12.0％

利息を少しでも下げるためにも、定期的に借入限度額の増額申請を検討してみよう。

セブン銀行カードローン以外の銀行カードローンで無利息期間がある会社

続いて、セブン銀行カードローン以外の銀行系カードローンで、無利息サービスを提供しているカードローンを3社紹介する。

	オリックス銀行 カードローン	PayPay銀行カードローン	スターカードローンα
金利（実質年利）	1.7〜14.8％	1.59〜18.0%	1.5～14.6%
無利息期間※1	30日間	30日間	30日間
借入限度額	10〜800万円	1〜1,000万円	10〜1,000万円
審査時間	最短当日	最短当日	最短当日
融資スピード	最短当日	最短当日	最短当日
返済方式	残高スライドリボルビング方式	残高スライド元利定額返済方式	残高スライドリボルビング方式
申込条件	満20歳以上69歳未満	満20歳以上70歳未満でPayPay銀行口座を持っている	満20歳以上69歳以下
ネット申込	○	○	○
担保・保証人	不要	不要	不要
収入証明	原則なし※2	原則なし※2	原則なし※2
自宅・勤務先への連絡	原則なし※3	原則なし※3	原則なし※3
郵便物の有無	あり	原則なし※4	あり
		詳しくはこちら

それぞれの特徴を見ていこう。

オリックス銀行 カードローン

オリックス銀行 カードローンは、ネットサービスを中心としたオリックス銀行が提供しているカードローンだ。

都市銀行が提供するカードローン並みに金利が低く、30日間の無利息期間を設けていることから、人気の高い銀行系カードローンとなっている。

また、オリックス銀行 カードローンを利用するにあたって、登録する銀行口座はオリックス銀行の口座（eダイレクト預金）である必要はない。

都市銀行や地方銀行などの銀行口座も登録できるので、カードローンを利用できる人の幅が広いのが大きな特徴だ。

PayPay銀行カードローン

PayPay銀行カードローンは、スマホQR決済のPayPayグループが提供しているカードローンだ。

申し込みから借り入れまでのスピードと、30日間の無利息期間があるため人気が高い。

上限金利は18.0％と消費者金融系カードローンと同程度であるが、最低金利は銀行系カードローン並みに低い。

また、借入限度額は最高1,000万円なので、高額な借り入れを検討している人におすすめだ。

スターカードローンα

スターカードローンαは、第二地方銀行である東京スター銀行が提供しているカードローンだ。

30日間の無利息期間があり、しかも金利は都市銀行が提供するカードローン並みに低い。

しかも、借入限度額は最高1,000万円なので、高額な借り入れを検討している人にもおすすめだ。

新規契約者を対象にキャンペーンを定期的に開催しているので、少しでもお得にカードローンを利用したい人はスターカードローンαも検討してみよう。

セブン銀行カードローン以外で無利息期間がある消費者金融

続いて、無利息期間がある消費者金融系カードローンを4社紹介する。

銀行系カードローンより金利は高いが、審査に通りやすいなどのメリットがあるのでぜひチェックしてほしい。

	アイフル	アコム	プロミス	レイク
金利（実質年利）	3.0〜18.0％	3.0～18.0％	4.5～17.8％	4.5～18.0％
無利息期間※1	30日間	30日間	30日間	60日間※借入額5万円までは180日間
借入限度額	1〜800万円	1〜800万円	1〜500万円	1〜500万円
審査時間	最短18分	最短20分	最短3分	最短15秒
融資スピード	最短18分	最短20分	最短3分	最短25分
返済方式	借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式	元利均等返済方式	残高スライド元利定額返済方式	残高スライドリボルビング方式元利定額リボルビング方式
申込条件	満20歳以上69歳で定期的な収入と返済能力を有する	20歳以上で安定した収入と返済能力を有する	満18歳以上74歳で本人に安定した収入がある	満20歳以上70歳以下
ネット申込	○	○	○	○
担保・保証人	不要	不要	不要	不要
収入証明	原則なし※2	原則なし※2	原則なし※2	原則なし※2
自宅・勤務先への連絡	原則なし※3	原則なし※3	原則なし※3	原則なし※3
郵便物の有無	原則なし※4	原則なし※4	原則なし※4	原則なし※4
	詳しくはこちら	詳しくはこちら	詳しくはこちら

アイフル

アイフルは、アイフル株式会社が提供しているカードローンだ。30日間の無利息期間があるので、利息を抑えた借り入れが行える。

また、アイフルを初めて利用する人限定に提供している「ファーストプレミアム・

カードローン」は、「3.0〜9.5％」という有利な金利で借り入れできる消費者金融系カードローンだ。

アコム

アコムは、三菱UFJ銀行グループが提供しているカードローンだ。アイフルと同じく30日間の無利息期間があり、知名度の高さから人気がある。

また、アコムは消費者金融系カードローンの中でも「審査通過率が高い」のが特徴だ。

アコムが発行しているマンスリーレポートによると、2024年6月の新規貸付率は41.7％だ。

一方、アイフルが発行している月次データによれば、2024年6月の新規貸付率（無担保新規成約率 ）は37.0％だった。

このようにアコムは審査通過率が高いので、審査落ちがこわい人はアコムの利用を検討してみよう。

プロミス

プロミスは、三井住友銀行グループが提供しているカードローンだ。30日間の無利息期間と、知名度の高さから人気がある。

また、プロミスはカードローン業界の中でも審査完了までの時間が最も早い。

審査は最短3分で完了し、カードレスタイプを選択すれば、Webやスマホアプリから即借り入れもできる。

上限金利は、他の消費者金融系カードローンよりも0.2％低い「17.8％」なので、利息額を少しでも抑えたい人はプロミスを検討してみよう。

レイク

レイクは、SBI新生銀行グループが提供しているカードローンだ。無利息期間は最も長く、契約翌日から60日間は無利息で利用できる。さらに、借入額5万円までなら180日間無利息だ。

他のカードローンに比べると無利息期間が圧倒的に長いので、人によってはほとんど利息を支払わずに、カードローンを利用できる。

どっちがお得？セブン銀行カードローンの利息と他社の無利息サービスを比べよう

それでは最後に、セブン銀行カードローンとオリックス銀行カードローン、アイフル、それぞれの利息額を比較してみよう。

オリックス銀行カードローンの無利息期間を含めた利息額

オリックス銀行カードローンの無利息サービス（30日間）を利用し、上限金利14.8％で50万円を借り入れ、毎月2万円ずつ返済していくと、利息額の合計は「9万2,666円」になった。

	返済金額	元金充当	利息充当	残高
1	20,000円	20,000円	0円	480,000円
2	20,000円	14,080円	5,920円	465,920円
3	20,000円	14,254円	5,746円	451,666円
4	20,000円	14,430円	5,570円	437,236円
5	20,000円	14,608円	5,392円	422,628円
6	20,000円	14,788円	5,212円	407,840円
7	20,000円	14,970円	5,030円	392,870円
8	20,000円	15,155円	4,845円	377,715円
9	20,000円	15,342円	4,658円	362,373円
10	20,000円	15,531円	4,469円	346,842円
11	20,000円	15,723円	4,277円	331,119円
12	20,000円	15,917円	4,083円	315,202円
中略
30	12,666円	12,512円	154円	0円
累計	592,666円	500,000円	92,666円	0円

アイフルの無利息サービスの無利息期間を含めた利息額

アイフルの無利息サービス（30日間）を利用し、上限金利18.0％で50万円を借り入れ、毎

月2万円ずつ返済していくと、利息額の合計は「11万9,201円」になった。

	返済金額	元金充当	利息充当	残高
1	20,000円	20,000円	0円	480,000円
2	20,000円	12,800円	7,200円	467,200円
3	20,000円	12,992円	7,008円	454,208円
4	20,000円	13,187円	6,813円	441,021円
5	20,000円	13,385円	6,615円	427,636円
6	20,000円	13,586円	6,414円	414,050円
7	20,000円	13,790円	6,210円	400,260円
8	20,000円	13,997円	6,003円	386,263円
9	20,000円	14,207円	5,793円	372,056円
10	20,000円	14,420円	5,580円	357,636円
11	20,000円	14,636円	5,364円	343,000円
12	20,000円	14,855円	5,145円	328,145円
中略
31	19,489円	19,201円	288円	0円
累計	619,489円	500,000円	119,201円	0円

セブン銀行カードローンの利息額

セブン銀行カードローンにて上限金利15.0％で50万円を借り入れ、毎月2万円ずつ返済していくと、利息額の合計は「10万3,208円」になった。

	返済金額	元金充当	利息充当	残高
1	20,000円	13,750円	6,250円	486,250円
2	20,000円	13,922円	6,078円	472,328円
3	20,000円	14,096円	5,904円	458,232円
4	20,000円	14,273円	5,727円	443,959円
5	20,000円	14,451円	5,549円	429,508円
6	20,000円	14,632円	5,368円	414,876円
7	20,000円	14,815円	5,185円	400,061円
8	20,000円	15,000円	5,000円	385,061円
9	20,000円	15,187円	4,813円	369,874円
10	20,000円	15,377円	4,623円	354,497円
11	20,000円	15,569円	4,431円	338,928円
12	20,000円	15,764円	4,236円	323,164円
中略
31	3,248円	3,208円	40円	0円
累計	603,248円	500,000円	103,208円	0円

無利息サービスがなくてもセブン銀行カードローンの利息は比較的低い

3社の利息額を比較してみてわかったことは、無利息サービスがなくても、上限金利15.0％のセブン銀行カードローンを利用する方が消費者金融系カードローンよりも利息額を抑えられるということだ。

もちろん、上限金利がさらに低く無利息サービスのあるオリックス銀行 カードローンを利用する方が、利息額は低い。

しかし、セブン銀行カードローンは初回借入の最大限度額は50万円までとなっており、いきなり大きな金額は借りられない。

初回借入から良好な返済実績を積み重ね、増額申請に通れば借入枠の拡大が望めるカードローンである。

セブン銀行カードローンは無利息サービスがなくても利息が低い

本記事では、セブン銀行カードローンに無利息サービス（無利息期間）はあるのかどうかや、他社との利息額比較などを解説した。

セブン銀行カードローンに無利息サービスはないが、消費者金融系カードローンを利用するよりも、利息額を抑えられることがわかった。

また、セブン銀行カードローンはセブン銀行ATMでの借入・返済手数料がかからないので、気軽に利用できるというメリットがある。

無利息期間を提供している銀行系カードローンを利用する方が、初回利用時の利息額は抑えられるが、カードローン選びでは総合的な視点から自分に合ったサービスを選ぶことが大切だ。

無利息期間の有無だけでなく、借入・返済方法や借入・返済手数料など、総合的に比較をした上で自分に合ったカードローンに申し込んでみよう。