- 年金だけでも審査に通るカードローンがあるのか知りたい
- 年金受給者がカードローンの審査を受けるときのポイントが知りたい
- 年金受給者におすすめのカードローンを比較したい
年金受給者が日々やりくりをするなか、どうしても大きな資金が必要になることがある。
そんなとき、使いみち自由で利用できるカードローンも選択肢の1つだ。
本記事では、年金受給者でも申し込めるカードローンについてまとめた。
年金収入だけでも申し込みできる商品と、年金以外に収入がある場合に選べる商品の両方を紹介しているので、参考にしてほしい。
また、審査通過のためのポイントや利用時の注意点についても整理した。
近年のカードローンは来店不要で手続きできたり、毎月の返済額が少額だったり、気軽に使える商品も揃っている。
あなたのニーズにあった借入方法を見つけ、便利に活用しよう。
年金受給者でもカードローンは利用できる!
年金受給者が選べるカードローンは、大きく分けて2つある。
- 年金収入のみで申し込めるもの
- 年金以外の収入が必要なもの
まずは、カードローン申し込み条件について詳しく見ていこう。
年金収入のみで借りられるカードローン
「年金のみ」で安定した収入があると判断されるカードローンは、対象者の幅が広い。どんな人にも使いやすいように、申し込み条件が比較的ゆるやかに設定されている。
主に銀行系カードローンに多く、その中でもネット銀行や地方銀行が目立つ。また、一部の消費者金融カードローンでも扱っている。
ただし、申し込みできる商品は限られているので、選択肢は多くない。
年金以外の収入が必要なカードローン
年金以外の収入があることを申し込み条件としているカードローンは、消費者金融カードローンに多い。
年金以外の安定収入とは、パート、アルバイトでの収入、自営業の収入を指す。
他にもマンションやアパート・駐車場などの不動産収入、資産運用によって得た金融所得も含まれる。
これらの収入があれば、審査が早く利便性が高い消費者金融系カードローンも検討できる。商品種類も豊富で、ニーズに応じて選択できる幅が広がる。
年齢上限には注意が必要
カードローンは、収入の他にも年齢の上限がある。多くのカードローンは、貸付を70歳までと定め、中には、65歳未満と厳しく設定していることもある。
契約ができても、年齢が高ければ長い時間借りられない。利用途中で年齢上限に達し、借り入れができなくなる可能性もあるのだ。
検討中の商品が、いくつまで使えるカードローンなのかあらかじめ確認しておこう。
年金受給者におすすめのカードローン11選
年金受給者でも借りやすいと評判のカードローンを紹介する。
各カードローンの特徴もまとめているため、参考にしてほしい。
アイフル
申込対象年齢 | 69歳まで |
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年金以外の収入 | 必要 |
金利 | 3.0%~18.0% |
利用限度額 | 800万円 |
審査スピード | 最短18分 |
無利息期間 | 30日間 |
詳しくはこちら |
CMでおなじみのアイフルは、消費者金融業として長い実績があるため、安心して利用ができる。
オリコン顧客満足度調査で「初めてのカードローン満足度1位」を獲得するなど、初心者に優しいサービスを展開している。(※)
申し込みの手軽さが強みで、スマホを使って全ての申し込み手続きから借り入れまでが完了する。
時間や手間を節約したいという人におすすめだ。
ローンカードなしでコンビニATMで借り入れができることから、余計なカードを持ち歩きたくないという場合も向いている。
アコム
申込対象年齢 | 69歳以下 |
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年金以外の収入 | 必要 |
金利 | 3.0%~18.0% |
利用限度額 | 800万円 |
審査スピード | 最短20分 |
無利息期間 | 30日間 |
詳しくはこちら |
アコムは、最短20分で借り入れできるスピード感が特徴だ。電話での申し込みにも対応している。
アコムのオペレーターは、丁寧で分かりやすいと定評がある。直接話をしながら疑問点や不安を解消し、手続きができるので心強い。
また、チャットでの相談も可能だ。話をするのは苦手、電話をするほどでもないが聞きたいことがある、という場合でも気軽にやり取りができる体制が整っている。
プロミス
申込対象年齢 | 74歳まで |
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年金以外の収入 | 必要 |
金利 | 4.5〜17.8% |
利用限度額 | 500万円 |
審査スピード | 最短3分 |
無利息期間 | 30日間 |
詳しくはこちら |
プロミスは、大手消費者金融系カードローンの中で最も金利が低い。
消費者金融系カードローンの審査の素早さのメリットを生かしながら、少しでも低金利で借り入れをしたいという方にとってふさわしい商品だ。
女性専用のレディースコールも用意されているため、初めてカードローンを使う女性でも安心して申し込みができる。
また、返済のたびにVポイントが貯まり、お得に利用ができる点も見逃せない。
SMBCモビット
申込対象年齢 | 満74歳まで |
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年金以外の収入 | 必要 |
金利 | 3.0~18.0% |
利用限度額 | 800万円 |
審査スピード | 最短15分 |
無利息期間 | なし |
詳しくはこちら |
SMBCモビットは、三井住友グループの1つだ。三井住友銀行の店舗内にあるローン契約機で、申し込みやカードの受け取りができる。
スマホでの申し込みが不安な人でも、ATMのタッチパネル操作なら使いやすいだろう。
三井住友銀行のATMはもちろんのこと、三菱UFJ、ゆうちょ銀行、その他コンビニATMも利用可能だ。
特に全国各地に設置されているゆうちょ銀行ATMが使えるのは,、地方にお住まいの方にとって注目すべきポイントだろう。
レイク
申込対象年齢 | 満70歳まで |
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年金以外の収入 | 不要 |
金利 | 4.5%~18.0% |
利用限度額 | 500万円 |
審査スピード | 25分 |
無利息期間 | 30日間・60日間・180日間 |
レイクは、初めての申込者に複数の無利息期間のサービスを用意しており、利用者自らが選べる。
- 30日間無料
- 自動契約機または電話申し込みの場合
- 60日間無料
- Web申し込み限定
- 180日間無料
- 5万円までの借入限定
5万円以下の借入金額であれば、半年もの間無利息で利用できる点が魅力だ。
なお、どの無利息期間サービスを選べば良いか分からない場合は、実際の利息額をシミュレーションできる「無利息判断」もWebで行えるのでぜひ活用してほしい。
ローンカードの発行なしで利用できることから郵送物もなく、家族にバレにくい申し込み体制となっている。
ベルーナノーティス
申込対象年齢 | 80歳まで |
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年金以外の収入 | 不要 |
金利 | 4.5%~18.0% |
利用限度額 | 300万円 |
審査スピード | 最短即日 |
無利息期間 | 14日間 |
ベルーナノーティスの特徴は、申し込み可能年齢が80歳までと幅広い年齢層に利用できる点だ。
実際に、利用者の75%以上が60歳を超えており、高い年齢層への融資実績がある。
完済すれば何度でも利用できる14日間無利息サービスも見逃せない。
直近の借入日から3ヶ月以上経過していることなどが条件であるが、年金支給まであと少し、というときに大いに活用できるだろう。
また、初めてローンを利用する方や、スマートフォンの操作が難しい方は、電話での相談も可能だ。
女性オペレーターが対応し、不安な点も丁寧に対応してくれる。
ダイレクトワン
申込対象年齢 | 69歳まで |
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年金以外の収入 | 不要 |
金利 | 4.9%~18.0% |
利用限度額 | 300万円 |
審査スピード | 最短即日 |
無利息期間 | 55日間 |
ダイレクトワンの最大の特徴は、無利息期間の長さだ。
無料期間である55日の間に返済できる借入計画を立てられる人にとっては、有力な選択肢となる。
電話での申し込みも受け付けており、口頭で答えた内容をもとに審査が行われるため、直接話をした方が楽という人におすすめだ。
また東京都・神奈川県・静岡県・山梨県・愛知県に店舗があり、店頭での申し込みも受け付けている。
三菱UFJ銀行カードローンバンクイック
申込対象年齢 | 65歳未満 |
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年金以外の収入 | 不要 |
金利 | 1.4%〜14.6% |
利用限度額 | 800万円 |
審査スピード | 最短即日 |
無利息期間 | なし |
三菱UFJ銀行カードローンバンクイックは、メガバンク主体のカードローンであり、万全の体制で運営されている。
インターネット経由以外に電話での申し込みができたり、三菱UFJ銀行の口座がなくても申し込みができたりと利便性が高い。
ローンカードを使った借り入れは、三菱UFJ銀行のATMだけではなく全国各地のコンビニのATMも使え大変便利である。
りそな銀行カードローン
申込対象年齢 | 満66歳未満 |
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年金以外の収入 | 不要 |
金利 | 1.99%~13.5% |
利用限度額 | 800万円 |
審査スピード | 最短1週間 |
無利息期間 | なし |
りそな銀行のカードローンは、金利の低さが魅力だ。最低返済金額も2,000円と少なく、大きな負担なく返していける。
また、アプリの機能性が高い。スマホの操作に抵抗がなければ、申し込みから借り入れ、利用状況の確認、返済まで便利に使える。
口座がなくても申し込みができるが、契約時には必要になるためそれまでに手続きが必要だ。
スルガ銀行カードローン
申込対象年齢 | 70歳以下 |
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年金以外の収入 | 不要 |
金利 | 3.9%~14.9% |
利用限度額 | 800万円 |
審査スピード | 最短翌営業日 |
無利息期間 | なし |
スルガ銀行は、静岡県に本店を置く地方銀行であるが、地域を限定せず全国から申し込みが可能である。
地方銀行の強みである、幅広い年齢層を対象とした貸出体制と低金利を実現している。
Webで申し込みができる手軽さも魅力だ。
なお、借り入れや返済はコンビニATMとゆうちょ銀行を利用できるため全国で手続きができる。
オリックス銀行カードローン
申込対象年齢 | 69歳未満 |
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年金以外の収入 | 不要 |
金利 | 1.7%~14.8% |
利用限度額 | 800万円 |
審査スピード | 最短即日 |
無利息期間 | 30日間 |
オリックス銀行カードローンは、ガン保障特約付きプランを扱っている。
カードローンを利用中にがんと診断されるもしくは死亡・高度障害となった時に、残債がゼロとなるのだ。
保険料はカードローンを扱うオリックスが支払うため、ローンの利用者は別途負担や金利の上乗せをする必要がない。
ただし、加入には告知が必要で審査がある。
ネットを通じて24時間申し込み手続きが可能であるが、チャットでの質問なども受け付けていてサポートも万全だ。
コールセンターへの問い合わせも丁寧な説明を受けられると好評だ。
年金受給者がカードローン審査に通るための条件
ここでは、カードローンの審査をスムーズに進めるためのコツについて解説する。
審査時に重視するポイント
カードローンは、次のような項目を見て総合的に審査する。
返済能力に問題はないか
審査は仕事の有無や収入状況で、滞りなく返済ができるかがチェックされる。
年金受給の場合は、受給金額が確認できる、年金証書・年金振込(支払)通知書・などの提出を求められる場合もある。
なお、年金以外の収入があることで審査が有利に働くことは多い。
過去に借り入れのトラブルがないか
過去のローン借り入れ歴や返済状況を確認する。カードローン会社同士は他社の借入状況を共有しているため、申告していなくても分かる。
借り入れが多すぎないか
現在他社からの借入残高にも注目している。総量規制の問題もあるため、現在どのぐらい借りているのか精査される。
年金受給者が審査に落ちる主な理由
審査に落ちてしまうのには、次のような原因がある。
総量規制の上限を超えてしまっている
総量規制とは、申込者の年収の3分の1を超える貸付を禁止する制度で、年金も収入の1つに含まれる。
収入に対して借入残高が多すぎると落ちてしまう。
過去に返済の延滞をしたことがある
返済に遅れた履歴があると、返済能力に懸念があるとみなされる。
ローンだけではなく、クレジットカードの支払いも対象となるので注意が必要だ。
申し込みブラックの状態
大量に申し込みをしていることが分かれば、資金がなく困っている「申し込みブラック」の状態と見なされ、審査が通りづらくなることもある。
どこかが通ればいいという気持ちで、たくさんの申し込みをすると逆効果になる。
カードローン審査通過の対策
年金受給者が申し込みをする際は、次の3つを心がけて手続きをしよう。
借入希望金額は最低限必要なものにする
収入に対して大きすぎる希望額は、審査が長引いたり厳しくなる。必要な額を申告するようにしてほしい。
年金以外の収入を検討する
年金以外の収入が少しでもあれば、選択できるカードローン商品も増え通過の可能性も高まる。
年金の他に収入がない場合は、少しでも収入を得てから改めて申し込みをすると審査に通る可能性が高まる。
申し込みは1社に絞る
しっかりと比較検討し自分のニーズにあったもの、通過しやすそうなカード会社に絞って申し込みを行う。
年金受給者がカードローン利用時に注意するべきポイント
スムーズな借り入れや正しくカードローンを活用するために気を付けるべきポイントがある。順番に見ていこう。
必ず審査に通るわけではない
年金だけの収入の場合、審査が厳しいこともある。
しかし、カードローン以外にも、次のような借り入れができる制度があるため、柔軟に対応してほしい。
ゆうちょ銀行の自動貸付
ゆうちょ銀行には、定額貯金や国債を担保にしてお金を借りる自動貸付けという制度がある。貯金が残高不足になったときに、その不足分を自動的に貸し付けてもらえる。
金利は0.25%から1.7%と低く設定されている。申し込みは、ゆうちょ銀行または郵便局の貯金窓口で行う。
生活福祉資金貸付制度
年金を担保にして借り入れできる公的融資だ。65歳以上の高齢者がいる世帯が対象である。
連帯保証人をつければ無利子、連帯保証人なしでも年1.5%の金利で利息は極めて小さい。
ただし、融資を受けられるまでに1〜3か月ほどかかる。都道府県や市町村にある社会福祉協議会で申し込む。
リバースモーゲージ
住宅を担保にして融資を受ける制度を指す。元金の返済は必要なく、利息のみを支払う仕組みだ。
担保にした住宅はそのまま住み続けられる。借り入れた本人が死亡すると、担保としている住宅が売却されその資金をもとに返済を行う。
高金利や過度な借り入れのリスク
年齢を重ねると体力的な問題で、労働によって十分な収入が得られない可能性が高まる。病気や怪我のリスクも上がることから順調に収入を得られるとは限らない。
そのため返済が困難になるほどの借り入れは控えたい。また、違法な借り入れに注意してほしい。
年金を担保にした借り入れは禁止されている。もし年金を担保に必ず借りられると勧誘する商品があれば、違法業者の可能性が高い。
無許可の賃金業者は法外な金利で利息を請求される恐れがある。厳しい取り立てに遭い、家族にも迷惑がかかってしまうこともある。
不審な借り入れには絶対に手を出してはいけない。
返済計画を入念に行う
借り入れをした本人が万一亡くなったとしても、残った債務は免除されない。基本的には、相続人が債務を引き継いで返済することになる。
相続をした家族に迷惑をかけないためにも、将来の返済がどうなるかわからないことを意識した利用を心がけてほしい。
返済を長期化させないためには、返済計画を慎重に立て、今後の生活費や健康状態も見据えて検討することが大切だ。
返済計画は、返済シミュレーションをで簡易的に把握できるため、活用することをおすすめする。
年金受給者のカードローン利用は事前の対策や計画が重要
年金受給者が申し込めるカードローンについて説明した。
年金受給者への貸出条件はさまざまだが、申し込めるカードローンは豊富にある。
ただし、年金収入のみで申し込めるものと、年金以外の収入を求められるものがあるため事前に確認が必要だ。
年金受給者は次の2つを必ず確認してからカードローンを申し込もう。
- 年金収入だけで安定収入と認められるかどうか
- 利用ができる年齢の上限
申し込み条件を事前に把握し、確実に通るカードローンを選んでほしい。
カードローンは、本当に必要なときに審査に落ちてしまい、利用できないという可能性もある。
そこで、審査が通りやすいタイミングで、申し込みだけを先に済ませておくというのも良いだろう。
契約をしたとしても、必ず借り入れる必要はなく、年会費や手数料も発生しない。
申し込みの条件が整っているうちに、自分に最適なカードローンを用意しておくのはいかがだろうか。