- オリックス銀行カードローンと住信SBIネット銀行カードローンの違いが知りたい
- どちらを選ぶと良いのか知りたい
- オリックス銀行カードローンと住信SBIネット銀行カードローンの評判を比較したい
オリックス銀行カードローンと住信SBIネット銀行カードローンは、どちらもネット銀行が提供するカードローンとして人気が高い。
その一方で、サービス内容が類似していることから「違いがわかりにくい」という人も多いだろう。
そこで本記事では、オリックス銀行カードローンと住信SBIネット銀行カードローンの違いを解説する。
それぞれの違いを明確にして、自分に合った銀行カードローンを選ぼう。
オリックス銀行カードローンと住信SBIネット銀行カードローンは何が違う?
それでは早速、オリックス銀行カードローンと住信SBIネット銀行カードローンの違いを解説する。
オリックス銀行カードローンなら初回契約30日間無利息
オリックス銀行カードローンは、契約日の翌日から30日間、借り入れに対する利息がゼロになるサービスを提供している。
たとえば金利14.8%で20万円を30日間借り入れると、利息は「2,432円」だ。オリックス銀行カードローンならこの利息がゼロになる。
ただし、オリックス銀行カードローンの無利息期間は「契約日の翌日から」という点に注意しよう。
つまり契約日の翌日に借り入れをしなければ、最大30日間の無利息を受けられない。
オリックス銀行カードローンは他行の口座を指定できる
オリックス銀行カードローンは、他行の口座を指定できるのも大きな特徴だ。
一方で、住信SBIネット銀行カードローンは同行の口座を所有していないとサービスを利用できない。
オリックス銀行カードローンの登録口座に指定できる金融機関一覧
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
- みずほ銀行
- りそな銀行
- 埼玉りそな銀行
- ゆうちょ銀行※1
- PayPay銀行
- SBI新生銀行
- あおぞら銀行
- イオン銀行
- 楽天銀行
- 三菱UFJ銀行
- 三菱UFJ信託銀行
- 三井住友信託銀行
- みずほ信託銀行
- 全国の地方銀行(62行)
- 全国の第二地方銀行(37行)
- 全国の信用金庫(254行)
- 全国の労働金庫(13行)
- 信用組合※2
- 農業協同組合※2
- 出典:オリックス銀行「登録口座に指定できる金融機関一覧 | カードローン」
- 1 インターネットからの「口座振替WEB受付サービス」を利用の場合のみ
- 2 一部対象外の金融機関あり
このように、オリックス銀行カードローンの登録口座に指定できる金融機関は多いため、オリックス銀行口座を開設しなくてもカードローンを利用できる。
上限金利は住信SBIネット銀行カードローンが少し低い
オリックス銀行カードローンと住信SBIネット銀行カードローンの上限金利を比較すると、住信SBIネット銀行カードローンの金利の方が少し低い。
- オリックス銀行カードローン
- 14.8%
- 住信SBIネット銀行カードローン
- 14.79%
この金利差が利息にどのように影響するか、同じ条件で返済シミュレーションをしてみよう。それぞれ上限金利で10万円を借り入れ、毎月5,000円ずつ返済すると利息額合計は次のようになる。
- オリックス銀行カードローン
- 1万5,269円
- 住信SBIネット銀行カードローン
- 1万5,257円
住信SBIネット銀行カードローンの方が、利息額が12円安い。借入額や返済回数が増えれば、この差はさらに大きくなる。
借入限度額は住信SBIネット銀行カードローンが200万円高い
住信SBIネット銀行カードローンの借入限度額は、オリックス銀行カードローンよりも200万円高い。それぞれの借入限度額は次のとおりだ。
- オリックス銀行カードローン
- 10〜800万円
- 住信SBIネット銀行カードローン
- 10〜1,000万円
- どちらも10万円単位で変動
住信SBIネット銀行カードローンの方が、高額借入に対応していると言える。
オリックス銀行カードローンと住信SBIネット銀行カードローンの基本情報
オリックス銀行カードローンと住信SBIネット銀行カードローンの基本情報は次のとおりだ。
オリックス銀行 カードローン | 住信SBIネット銀行カードローン | |
---|---|---|
金利(実質年利) | 1.7〜14.8% | 1.89〜14.79% |
無利息期間※1 | 30日間 | なし |
借入限度額 | 10〜800万円 | 10〜1,000万円 |
審査時間 | 最短数日 | 最短数日 |
融資スピード | 最短数日 | 最短数日 |
返済方式 | 残高スライドリボルビング方式 | 残高スライドリボルビング返済 |
申込み条件 | 満20歳以上69歳未満で安定した収入がある | 満20歳以上65歳未満で安定継続した収入がある 住信SBIネット銀行口座を持っている |
ネット申込み | ○ | ○ |
担保・保証人 | 不要 | 不要 |
収入証明 | 原則なし※2 | 原則なし※2 |
自宅・勤務先への連絡 | あり | あり |
郵便物の有無 | あり | あり |
※2 借入希望金額などによって収入証明書の提出が必要
返済方式はどちらも「残高スライドリボルビング返済」だ。在籍確認については、オリックス銀行 カードローンも住信SBIネット銀行カードローンも実施される。
オリックス銀行カードローンと住信SBIネット銀行カードローンはどっちがおすすめ?
続いて、オリックス銀行カードローンと住信SBIネット銀行カードローンはどちらがおすすめなのか。それぞれ、「こんな人におすすめ」という特徴を紹介する。
オリックス銀行カードローンはこんな人におすすめ
オリックス銀行カードローンは「新しい銀行口座を開設したくない人」におすすめの銀行カードローンだ。
前述のように、オリックス銀行カードローンに登録口座に指定できる金融機関は多い。
都市銀行(メガバンク)はもちろん、信託銀行やネット銀行、全国の地方銀行・第二地方銀行・信用金庫などが指定可能だ。
おそらくほとんどの人は、オリックス銀行で口座開設をすることなく、オリックス銀行カードローンを利用できるだろう。
また、オリックス銀行カードローンの申込み条件は「満20歳以上69歳未満で安定した収入がある」であり、住信SBIネット銀行カードローンよりも年齢制限の幅が広いのが特徴だ。
住信SBIネット銀行カードローンはこんな人におすすめ
住信SBIネット銀行カードローンは「利息を少しでも抑えたい人」におすすめのカードローンだ。
住信SBIネット銀行カードローンは上限金利が少しばかり低い。初めて利用する人の多くは上限金利が適用されるので、利息を少しでも抑えたい人には住信SBIネット銀行カードローンをおすすめする。
上限金利の比較
- オリックス銀行カードローン
- 14.8%
- 住信SBIネット銀行カードローン
- 14.79%
ただし、住信SBIネット銀行カードローンに申し込む際は、同行の口座開設が必要だ。
住信SBIネット銀行口座を所有していない人は、口座開設の必要性がある点に注意してほしい。
銀行カードローンを選ぶ基準を知ろう
銀行カードローンを選ぶ際の主な基準は次のとおりだ。
- 上限金利の低さ
- 借入・返済時の手数料
- 融資までのスピード
銀行カードローンは、年収や勤務先情報などにかかわらず、新規契約時は上限金利が適用されるケースが多い。
つまり、上限金利の低い銀行カードローンを選ぶ方が、利息額を抑えられるメリットがある。
オリックス銀行カードローンと住信SBIネット銀行カードローンとでは後者の方が上限金利が少し低いので、利息額を抑えられる。
「借入・返済時の手数料」についても着目してほしい。借入・返済の度に手数料がかかると、それだけ利用コストが増えることになる。
ちなみに、オリックス銀行カードローンと住信SBIネット銀行カードローンはどちらも借入・返済時の手数料が無料だ。
「現金がすぐに必要」という人は、融資までのスピードも重視しよう。オリックス銀行カードローンと住信SBIネット銀行カードローンはどちらも融資スピードを明言していない。
ただし、最短数日で審査が完了するので、振込融資やPC・スマホを使用すれば、審査完了後すぐの融資も可能だ。
オリックス銀行カードローンと住信SBIネット銀行カードローンのユーザーの評判を比べてみよう
続いて、オリックス銀行カードローンと住信SBIネット銀行カードローン、それぞれの口コミ・評判を見ていこう。
オリックス銀行カードローンの口コミ・評判
良い口コミ・評判
提携ATMの数が多いので融資も返済も気軽に利用できます。それから返済日を都合の良い日にちで自由に2パターンのうちから選べる点も気に入っています。
手軽に借り入れがパソコンやATMで手数料無料で利用することが可能です。 特に短期間で完済すれば無利子になるので、コストもあまりかからずに返済できることもあります。
手軽に借り入れがパソコンやATMで手数料無料で利用することが可能です。 特に短期間で完済すれば無利子になるので、コストもあまりかからずに返済できることもあります。(女性/25〜29歳)
悪い口コミ・評判
長く利用してきたが、金利はずっと変わらず、高いと感じている。まとまったお金ができた時に、まとめて返したい。
無職や専業主婦の人は利用することができない 銀行系のカードローンであれば、夫の収入で利用できる場合もあるのでこの点は不便に感じた。
口コミ・評判からわかるオリックス銀行カードローンの特徴
オリックス銀行カードローンの30日間無利息サービスは、利息額を大幅に抑えられることから、人気が高い理由の一つとなっている。
カードローンを初めて利用する人にとっては、利息額を抑える有力な選択肢になるだろう。
一方で、「長く利用したのに金利が変わらない」「専業主婦(夫)は利用できない」といった声も上がっている。
住信SBIネット銀行カードローンの口コミ・評判
良い口コミ・評判
借入が早く社会的な信用度もSBIグループは高いので安心してお金を借りられる印象があります。こちらの銀行を普段から使ってる人なら絶対利用したほうがいいでしょう。
金利が低く設定になっているのもいいですし、現金がもらえるキャンペーンや返済や借入がスマホ一つでできる点も大きな魅力です。
悪い口コミ・評判
カードローンを利用するには、住信SBIネット銀行の口座を開設しないといけないため、利用のしにくさがあるから。
申込みから借り入れまでにかなり時間が掛かるため、お金が必要なのはもう少し先で時間的に余裕がある人でないと使いにくい。また、在籍確認が必須なので、会社バレの可能性が高くなるから。
口コミ・評判からわかる住信SBIネット銀行カードローンの特徴
住信SBIネット銀行カードローンは、住友信託銀行とSBIホールディングスの共同出資で設立されたネット銀行なので、社会的信用性が高い。
その点、安心して利用できるためおすすめの銀行カードローンだ。また、定期的に実施している現金獲得キャンペーンも、大きなメリットと言える。
一方で、「住信SBIネット銀行口座を開設しないといけない」という利用のしにくさもある。
すでに複数行の口座を所有している人は、口座をさらに増やさなくてはいけないことに抵抗を感じるかもしれない。
また、「申し込みから借り入れまでに時間がかかる」という声も上がっている。
オリックス銀行カードローンと住信SBIネット銀行カードローン以外に検討するべきなのはどこ?
それでは最後に、オリックス銀行カードローンと住信SBIネット銀行カードローン以外に検討すべき、銀行カードローンを3つ紹介する。
楽天銀行スーパーローン | セブン銀行カードローン | PayPay銀行カードローン | |
---|---|---|---|
金利(実質年利) | 1.9〜14.5% | 12.0〜15.0% | 1.59〜18.0% |
無利息期間※1 | なし | なし | 30日間 |
借入限度額 | 10~800万円 | 10〜300万円 | 1〜1,000万円 |
審査時間 | 最短当日 | 最短翌日 | 最短当日 |
融資スピード | 最短当日 | 最短翌日 | 最短当日 |
返済方式 | 残高スライドリボルビング返済方式 | 残高スライドリボルビング方式 | 残高スライド元利定額返済方式 |
申込み条件 | 満20歳以上62歳以下で本人または配偶者に安定した収入がある | 満20歳以上満70歳未満 セブン銀行口座を持っている | 満20歳以上70歳未満で本人か配偶者に安定した収入がある PayPay銀行口座を持っている |
ネット申込み | ○ | ○ | ○ |
担保・保証人 | 不要 | 不要 | 不要 |
収入証明 | 原則なし※2 | 原則なし※2 | 原則なし※2 |
自宅・勤務先への連絡 | あり | 原則なし※3 | あり |
郵便物の有無 | あり | あり | 原則なし※4 |
詳しくはこちら |
※2 借入希望金額などによって収入証明書の提出が必要
※3 場合によって利用者の同意を得た上で実施する可能性あり
※4 場合によって送付される可能性あり
それぞれの特徴を見ていこう。
低金利が特徴の楽天銀行スーパーローン
楽天銀行スーパーローンは、上限金利が「14.5%」と低めに設定されている。
オリックス銀行カードローンと住信SBIネット銀行カードローンに比べると、約0.3%も低いので、利息額に大きく影響する。
たとえば、上限金利で10万円を借り入れ、毎月5,000円ずつ返済すると利息額合計は次のようになる。
- オリックス銀行カードローン
- 1万5,269円
- 住信SBIネット銀行カードローン
- 1万5,257円
- 楽天銀行スーパーローン
- 1万4,897円
オリックス銀行カードローンと住信SBIネット銀行カードローンと比べると、利息額合計が360〜372円安い。
借入額や返済回数が増えれば利息額の差はさらに大きくなるので、利息を少しでも抑えたいなら楽天銀行スーパーローンの利用を検討してみよう。
利用の手軽さが特徴のセブン銀行カードローン
セブン銀行カードローンは、全国のセブン銀行ATMで借入・返済手数料が無料で利用できる銀行カードローンだ。
しかも、申し込みから借り入れまで最短翌日なので、急ぎ現金が必要な人はセブン銀行カードローンを検討してほしい。
オリックス銀行カードローンと住信SBIネット銀行カードローンは審査完了に数日かかる見込みなので、Webやスマホアプリを利用しても、申し込みから借り入れまで最短でも数日はかかる。
銀行カードローンで最短翌日に融資を受けられるのは、セブン銀行カードローンならではのメリットだ。上限金利も比較的低いので、安心して利用できる。
無利息期間が特徴のPayPay銀行カードローン
PayPay銀行カードローンは、無利息期間に特徴のあるカードローンだ。
オリックス銀行カードローンにも無利息期間は設けられているが、「契約日の翌日から30日間」なので、契約後すぐに借り入れしないと最大無利息期間を利用できない。
一方で、PayPay銀行カードローンの無利息期間は「初回借り入れから30日間」だ。
つまり契約後すぐに借り入れをしなくても、30日間の無利息サービスをしっかり受けられる。
上限金利は高いが、無利息期間をうまく利用すれば、オリックス銀行カードローンと住信SBIネット銀行カードローンよりも利息額を抑えられる可能性がある。
また、PayPay銀行カードローンは原則として郵便物が届かないので、カードローンの利用を家族に知られたくない人にもおすすめだ。
オリックス銀行カードローンと住信SBIネット銀行カードローンの違いを知って、自分に合ったカードローン選びを
本記事では、オリックス銀行カードローンと住信SBIネット銀行カードローンの違いについて詳しく解説した。
オリックス銀行カードローンのメリットは、最大30日間の無利息サービスと、口座登録できる金融機関が豊富なところだ。
一方で、住信SBIネット銀行カードローンのメリットは上限金利の低さと、借入限度額の高さである。
これらのメリットを魅力的に感じない人の場合は、本記事で紹介した楽天銀行スーパーローン、セブン銀行カードローン、PayPay銀行カードローンも交えて、自分に合ったカードローンを選んでみてほしい。
気になるカードローンが決まったら、さっそく審査に申し込んでみよう。