- アイフルとアコムの違いが知りたい
- どちらを選ぶと良いのか知りたい
- アイフルとアコムの評判を比較したい
アイフルとアコムは、大手消費者金融として多くの人に利用されているが、どちらを選ぶべきか迷う人も多い。
本記事では、2社の違いを比較し、それぞれの特徴やメリットを解説する。
他の消費者金融の選択肢や選び方のポイントも紹介するので、急な出費でお金が必要な人や、初めて消費者金融を利用しようと考えている人は参考にしてほしい。
アイフルとアコムは何が違う?
アイフルとアコムのおもな違いは、以下の4つである。
- 審査通過率
- 最低返済額
- 提携ATM
- 特徴
それぞれどのように違うのか、詳しくみていこう。
審査通過率
アイフルとアコムは、審査通過率に若干の違いがある。
それぞれが公表している月次データによると、審査通過率は以下のとおりだ。
- アコム
- 41.7%(2024年6月)
- アイフル
- 37.0%(2024年6月)
- 出典:アコム「マンスリーレポート」
- 出典:アイフル「月次データ」
他の月を見ても、アコムの方が審査通過率が高いことがわかる。審査に通るか不安な人は、審査通過率だけでみると、アコムがおすすめだ。
また、それぞれ借り入れ可能かどうかがすぐわかる診断ができるので、申し込み前に試してみるといいだろう。
- アイフル「1秒診断」 出典:アイフル「1秒診断」
- アコム「3秒診断」 出典:アコム「お借入可能か簡単3秒診断」
最低返済額
アイフルとアコムは、最低返済額の違いがある。
- アイフル
- 4,000円から
- アコム
- 1,000円から
アイフルの方が最低返済額は3,000円高いが、その分早期完済が目指せる。
一方アコムは、月々の返済負担を減らしたい人におすすめだが、その分返済期間が長くなることに注意しよう。
提携ATM
アイフルとアコムは、提携しているATMの数に違いがある。
アイフルの提携ATM | アコムの提携ATM |
---|---|
セブン銀行 ローソン銀行 イオン銀行 三菱UFJ銀行 西日本シティ銀行 コンビニATM Enet 十八親和銀行 ゆうちょ銀行 福岡銀行 熊本銀行 | セブン銀行 ローソン銀行 イオン銀行 三菱UFJ銀行 西日本シティ銀行 コンビニATM Enet 十八親和銀行 ゆうちょ銀行 福岡銀行 熊本銀行 北海道銀行 北陸銀行 八十二銀行 三十三銀行 広島銀行 |
詳しくはこちら | 詳しくはこちら |
どちらもセブン銀行やローソン銀行などコンビニのATMを利用できるが、アコムの方が提携ATMの種類が多いことがわかる。
アコムは提携している地方銀行ATMの種類が多いため、地方銀行を利用することが多い人はアコムがおすすめだ。
特徴
アイフルとアコムは、それぞれ大きな特徴がある。
アイフルは女性が安心して使える「SuLaLi」というカードローンがあり、以下のような女性に嬉しいサービスが充実している。
- 限定デザインで見た目がオシャレ
- 女性オペレーターによる専用ダイヤルがある
- 限度額が10万円で小額の利用におすすめ
- 初めてアイフルで契約する場合、30日間の無利息期間あり
- Webで完結
- カードレス契約も可能で、自宅に郵便物が届かない
- 最短18分で即日融資も可能
- 男性でも利用できる
- 出典:アイフル「SuLaLi」
アコムは、カードローンにショッピング機能がついた「ACマスターカード」を提供しており、キャッシングとショッピング両方に利用できる。
- 年会費無料
- 最短即日カード発行
- 利用金額から0.25%自動でキャッシュバック
- バーチャルカード発行可能
- 支払方法はリボ払いのみ
アイフルとアコムの基本情報
ここでは、アイフルとアコムの共通する基本情報をみていこう。
アイフル | アコム | |
---|---|---|
審査時間 | 最短18分 | 最短20分 |
申し込み受付時間 | 24時間 | 24時間 |
即日融資 | 可能 | 可能 |
金利(実質年率) | 3.0%~18.0% | 3.0%~18.0% |
借入限度額 | 1万円~800万円 | 1万円~800万円 |
返済方法 | 借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式 | 定率リボルビング方式 |
無利息期間(※1) | 契約日の翌日から30日間利息0円 | 契約日の翌日から30日間利息0円 |
在籍確認 | 電話は原則なし | 電話は原則なし |
申込条件 | 満20歳以上69歳までの方定期的な収入と返済能力を有する方 (パート・アルバイト・自営業可) | 20歳~72歳までの方安定した収入がある方返済能力を有する方 アコムの基準を満たす方 |
手続き | Webで完結 無人契約ルーム 電話 | Webで完結 自動契約機(むじんくん) 電話 郵送 |
手数料 | 提携ATM利用の場合 入金・出金1万円以下:110円 1万円超:220円 | 提携ATM利用の場合 入金・出金1万円以下:110円 1万円超:220円 |
担保・連帯保証人 | 不要 | 不要 |
詳しくはこちら | 詳しくはこちら |
上記の表のとおり、アイフルとアコムは共通点も多い。
審査時間はアイフル最短18分、アコム最短20分と、2分ほどしか差がない。どちらもスマホ完結で、来店も不要であるためその場ですぐ申し込める。
しかし、申込時間や審査内容によっては審査に時間がかかり、即日融資が不可能な場合もあるということに注意しよう。
アイフルとアコムはどっちがおすすめ?
アイフルとアコムの違いはわかっても、結局どちらを選べばいいかわからないという人もいるだろう。
そこでこの章では、どのような人にアイフルやアコムがおすすめなのか、理由とともに解説していく。
小額をすぐに返済する予定の人にはアイフルがおすすめ
アイフルは審査時間が最短18分と早く、30日間の無利息期間もあるため、緊急で10万円ほどのお金が必要で、すぐに返済する予定の人におすすめだ。
無利息期間サービスを利用して、30日以内に返済すれば利息がかからないというメリットがある。
また消費者金融でお金を借りるのが初めてで不安という人や、女性でお金が借りづらいという人は、SuLaLi(スラリ)という女性向けのカードローンサービスを利用すると良いだろう。
限度額は10万円と小額で、女性オペレーターによる専用ダイヤルもあるため、安心して使える。
月々の返済額を少しでも抑えたい人はアコムがおすすめ
アコムは、最低返済額が1,000円からのため、少しでも月々の返済額を抑えたい人におすすめだ。しかし、その分返済期間も長くなることに注意しよう。
また、若干ではあるが、アイフルよりもアコムの方が審査通過率が高いため、審査に不安がある人もアコムがおすすめだ。
申込条件はアコムが69歳までなのに対し、アイフルは72歳までの人が申し込める。申し込み時点で70〜72歳の人は、アイフルを選択しよう。
消費者金融の選び方のポイント
消費者金融を選ぶ際は、以下のポイントに注目しよう。
- 金利
- 審査スピード
- 無利息期間サービスの有無
- 利便性
消費者金融の金利は高めに設定されていることが多いが、各社で異なるため、希望借入額に応じた上限金利を比較してみよう。
すぐにお金が必要な場合は、審査スピードに注目しよう。アイフルとアコムの場合は2分ほどしか差がないが、即日融資に対応しているところを選ぶと良いだろう。
また、すぐに返済する予定の人は、30日間の無利息期間サービスを利用できる消費者金融を選ぶのがおすすめだ。
初めて契約する人が条件であることが多いため、注意しよう。
最後に、申し込み方法やスマホアプリの対応などの使いやすさも確認することが大切だ。
アイフルとアコムのユーザーの評判を比べてみよう
ここでは、弊社のアンケートに寄せられた、アイフルとアコムのユーザーからの評判を紹介する。
アイフルでよかった点
借り入れまでに時間があまりない場合や、次の給料日に全額返済できそうなど、無料利息期間を上手く使えそうな場合。
申し込みも簡単にできて振込までの時間も結構スピーディーだし、無利息期間もあって知名度も高いので安心感はありました。
初めてキャッシングを利用する人や、すぐに現金が必要な人におすすめだと思います。契約後すぐにATMで利用できるので、急な出費にも安心です。
無利息期間のサービスもあって電話オペレーターの対応も親切かつ丁寧で威圧感がなかったことが良かったです。さらに即日での融資をしてくれましたので、これもおすすめできるところです。
早めに融資を希望したい人でしたら、他よりも迅速に振り込んでもらえるのでお勧めです。複雑な手続きもありませんし。
上記の評判から、アイフルは以下のポイントでとくに評価されていることがわかる。
- 素早い融資や即日振込
- 手続きのしやすさ
- 30日間の無利息サービス
- 知名度の高さや丁寧な顧客対応
アイフルは、サービスの利用のしやすさや安心な対応から、さまざまな年代や状況の人から好評を得ている。
アイフルで不安だった点
銀行口座からの使ったお金の引き落としが出来ておらず、よく調べたら初回の引き落としは自分で振り込まなければならなかったのが理解出来ていなかったから。
一番不安だったのは、やっぱり金利が高額だったことです。30万円借りて、利息だけで5万円近くも支払うなんて、想像以上に負担が大きかったです。計画的に返済しないと、あっという間に借金が膨らんでしまうのが怖かったです。
利息がどれくらいかかるのかがよくわかりませんでした。あとは返済期間がいつまでなのかも不安がありました。
上記の口コミは、アイフルに限らず他の消費者金融にも共通する不安要素であるが、以下の点について不安を感じた人が多いことがわかる。
- どれくらい利息がかかるのかがわからない
- 返済期間がいつまでなのか
- 初回の返済方法
とくに利息や返済方法について不安があった人が多いようだ。
アコムの返済方法は以下の5通りあるため、返済しやすい方法を選ぼう。
- インターネット返済
- 口座振替(自動引落)
- 振込
- スマホアプリ
- 提携ATM
とくに、口座振替を選択した場合は、手続き完了までの間の返済については、返済日までに自分で支払う必要があるため注意しよう。
アコムでよかった点
無人契約機の設置台数が多いので困ったときにすぐに借りに行ける。24時間対応しているので銀行が閉まっている夜間や休日も利用できる。
知名度の高いカードローンの中でも、審査のスピードも早目だと感じるし無利息期間もあるのですぐ借りたい時に良いと思う。
電話オペレーターの方が丁寧で全く威圧感がないので電話がしやすいのが良いです。消費者金融会社は威圧感のあるオペレーターがいるというイメージがありますが、アコムに関しては全くそのようなイメージはありません。
アコムが初めて申し込んだ先のため、使い勝手がいいことと、操作に慣れていて、インターネットで申し込みできるようになったのもおすすめだと思います。
30日間金利0円ということだったので借りました。最初の1回だけの特典ですが、一時的に資金が足りない時だったのでとても助かりました。
上記の口コミに共通するアコムのメリットは以下のとおりだ。
- 利便性が高い
- 審査スピードが早い
- 丁寧な電話対応
無人契約機や、審査スピードの早さから、すぐにお金が必要な人に多くの支持を受けていることがわかる。
アコムで不安だった点
審査がどれくらいかかるのかとか、職場にバレたら怖いなという不安。
審査がどのように進むのかわかっておらず、振り込みの手続きもちゃんとできるか不安だった。
支払いができなかったときにどんな対応になるのか、いきなり一括請求されないか。
アコムを利用した際に不安だった点として、以下の声があがっていた。
- 審査にかかる時間がわからない
- 職場にばれないか
- 返済トラブルへの対応
アコムの審査時間は最短20分だが、審査内容や申込時間によっては時間がかかることもある。
職場への在籍確認については、アコムは原則、電話による在籍確認は行っておらず、約99%の利用者が電話以外の方法で完了している。
また、返済が遅れた場合は翌日から、借入残高に対し年20.0%の遅延損害金が発生する。
その後支払の催促を無視したり、延滞が長引いたりすると、一括請求される場合がある。
どうしても返済が遅れる場合は、すぐに会員専用ダイヤル(0120-109-437)に連絡するか、スマホアプリの「返済日の延期(今月のみ)」から手続きしよう。
アイフルとアコム以外に検討するべきなのはどこ?
ここでは、アイフルとアコム以外の大手消費者金融、レイク・プロミス・モビットの特徴を紹介する。
無利息サービスの多さが特徴のレイク
レイクは、無利息サービスが3種類あるのが特徴だ。
- 【Web申し込み限定】借り入れ額全額60日間利息0円
- 借り入れ額5万円まで180日間利息0円
- 【初めて自動契約機・電話で申し込む場合】30日間利息0円
上記サービスは併用できず、いずれもレイクで初めて契約する人が対象なので注意しよう。
また、Webで申し込むと審査は最短15秒、融資は最短25分で可能なため、すぐにお金が必要な人にもおすすめだ。
審査時間 | 最短15秒、最短25分融資 |
---|---|
申し込み受付時間 | 24時間 |
即日融資 | 可能 |
金利(実質年率) | 4.5%~17.8% |
借入限度額 | 1万円~500万円 |
返済方法 | 残高スライドリボルビング方式元利定額リボルビング方式 |
無利息期間(※1) | 契約日の翌日から ・【Web申し込み限定】借り入れ額全額60日間利息0円 ・借り入れ額5万円まで180日間利息0円 ・【初めて自動契約機・電話で申し込む場合】30日間利息0円 |
在籍確認 | 電話は原則なし |
申込条件 | 満20歳~70歳までの方安定した収入がある方(パート・アルバイトでも可) |
手続き | Webで完結 電話来店 |
手数料 | 提携ATM利用の場合 入金・出金 1万円以下:110円 1万円超:220円 |
担保・連帯保証人 | 不要 |
18歳から申し込めるのが特徴のプロミス
プロミスの特徴は、申込条件が18歳〜74歳と幅広いことだ。
本記事で紹介した、アイフル・アコム・レイク・モビットはいずれも20歳以上が申込条件であるため、18歳・19歳の人はプロミスがおすすめだ。
高校生は利用できないが、学生や主婦などアルバイトやパートなどで安定した収入があれば申し込みできる。
審査時間 | 最短3分 |
---|---|
申し込み受付時間 | 24時間 |
即日融資 | 可能 |
金利(実質年率) | 4.5%~17.8% |
借入限度額 | 1万円~500万円 |
返済方法 | 残高スライド元利定額方式 |
無利息期間(※1) | 初回借入日の翌日から30日間利息0円 |
在籍確認 | 電話は原則なし |
申込条件 | 18歳~74歳までの方本人に安定した収入がある方(パート・アルバイトでも可) |
手続き | Webで完結無人契約ルーム電話 |
手数料 | 提携ATM利用の場合入金・出金 1万円以下:110円 1万円超:220円 |
担保・連帯保証人 | 不要 |
詳しくはこちら |
Vポイントで返済できるのが特徴のSMBCモビット
SMBCモビットの特徴は、返済にVポイントが使えることだ。会員専用サービスの「Myモビ」から「1ポイント=1円相当」として返済に利用できる。
さらに、返済額のうちの利息分200円ごとに、Vポイントが1ポイント貯まる。
契約完了後にVポイントサービスの利用手続きを行えば、全国のVポイント提携先でもカード提示でポイントが貯まるため、日ごろからVポイントをよく使う人におすすめだ。
ただし、SMBCモビットには大手消費者金融の中で唯一、無利息サービスがない。
そのため、利息が大きくなることが予測される高額の借入や、30日以内に返済する見込みがある人は、他の消費者金融を選ぼう。
審査時間 | 最短18分 |
---|---|
申し込み受付時間 | 24時間 |
即日融資 | 可能 |
金利(実質年率) | 3.0%~18.0% |
借入限度額 | 1万円~800万円 |
返済方法 | 借入後残高スライド元利定返済方式 |
無利息期間 | なし |
在籍確認 | 電話は原則なし |
申込条件 | 満20歳~74歳までの方安定した定期収入がある方(アルバイト・派遣社員・パート・自営業の方も可) 収入が年金のみの方は不可 |
手続き | Webで完結 電話 三井住友銀行内ローン契約機 |
手数料 | 提携ATM利用の場合入金・出金 1万円以下:110円 1万円超:220円 |
担保・連帯保証人 | 不要 |
詳しくはこちら |
アイフルとアコムの違いを理解して自分に合う方を選ぼう
アイフルとアコムのおもな違いは、審査通過率や最低返済額、提携ATMの数、そして特徴的なサービスだ。
アイフルは、小額をすぐに返済する予定の人や、女性向けサービスを求める人におすすめだ。
一方、アコムは月々の返済額を抑えたい人や、審査に不安がある人に適している。
ほかの選択肢としては、無利息サービスが充実しているレイク、18歳から申し込めるプロミス、Vポイントで返済できるモビットがある。
消費者金融を選ぶ際は、金利や審査スピード、無利息サービスの有無、利便性などを考慮しよう。
緊急でお金が必要な人や、初めて消費者金融を利用するため不安がある人は、アイフルやアコムを検討してみてほしい。