セブン銀行カードローンと楽天銀行スーパーローンの違いとは？両社の特徴比較とおすすめポイントを解説

セブン銀行カードローンと楽天銀行スーパーローンは、どちらも大手ネット銀行のカードローンだ。

借入先として、どちらを選ぶべきか迷っている人もいるのではないだろうか。

この2つのカードローンにはいくつか異なる点があるので、特徴を知った上で自分が使いやすい方を選ぶと良いだろう。

本記事では、セブン銀行カードローンと楽天銀行スーパーローンの違いと、それぞれがおすすめの人を解説する。

実際に使った人の評判も紹介するので、どちらを選ぶか迷っている人はぜひ参考にしてほしい。

セブン銀行カードローンと楽天銀行スーパーローンは何が違う？

セブン銀行カードローンと楽天銀行スーパーローンは、銀行系のカードローンという点は同じだが異なる特徴がある。

それぞれの主な違いを見ていこう。

楽天銀行スーパーローンは楽天銀行口座不要で借り入れできる

楽天銀行スーパーローンは、楽天銀行の口座開設不要で借り入れができる。

銀行系カードローンは口座開設が必須であることが多いが、楽天銀行ならわざわざ口座を作る手間がかからない。

契約後にローンカードが送られてくるため、口座がなくてもATMからカードで借入可能だ。

ただ楽天銀行口座があれば、即日入金してもらえたり、会員ステージでメリットを受けられたりといったメリットがある。

必須ではないが、楽天銀行スーパーローンの申込みと同時に口座を発行するのもおすすめだ。

楽天銀行スーパーローンは新規入会特典がある

楽天銀行スーパーローンは現在、新規入会で1,000円相当の楽天ポイントがもらえるキャンペーンを開催している。

楽天ポイントは楽天市場を始め、ファミリーマートやすき家などでも1ポイント1円としてお金の代わりに利用可能だ。

さらに2024年11月15日までに入会した人は、2025年1月10日まで約半分の金利で借り入れができる。

カードローンの借り入れ時は利息や手数料などの出費が多くなってしまうが、楽天銀行スーパーローンならキャンペーンを利用して負担を軽減できるだろう。

セブン銀行カードローンは原則在籍確認なし

セブン銀行カードローンは、原則的に在籍確認の電話連絡がない。

職場に電話がかかると困る人が多いと思うが、セブン銀行カードローンなら安心だ。

ほとんどの銀行系のカードローンは電話での在籍確認がある中、セブン銀行カードローンは例外と言えるだろう。

ただし審査状況によっては、在籍確認が必要となる場合もある。その時は事前に在籍確認の電話をかけることが申込者に伝えられるため、いきなり職場に連絡されることはない。

あくまで原則的にないのであり、申込内容や契約者の借入状況次第で在籍確認が行われることも覚えておこう。

セブン銀行カードローンはスマホATMを利用できる

セブン銀行カードローンはカードレスに対応しており、スマートフォンを利用してセブン銀行ATMから借り入れができる。

カードを持ち歩く必要がないため、買い物で財布を出す時に周りに見られないか不安になることもない。

カードを家族に見られてバレてしまう心配も無いだろう。

申し込みはWebで完結するので、カードローン用のカードは自宅に届かない。最短翌日に審査が完了し、その日のうちにスマートフォンから利用可能だ。

セブン銀行カードローンと楽天銀行スーパーローンの主な特徴を比較

セブン銀行カードローンと楽天銀行スーパーローンは、借入限度額や金利など異なる点が多い。

違いを表にまとめたので、比較してみよう。

内容	セブン銀行カードローン	楽天銀行スーパーローン
金利	12.0％～15.0％	1.9％～14.5％
審査時間	最短翌日	最短即日
在籍確認	原則無し	あり
無利息期間	なし	なし
キャンペーン	なし	あり
スマホATM	対応	対応なし
借入限度額	10万～300万円	10万～800万円
申し込み条件	20歳～69歳	20歳～62歳
郵送物	なし	あり
引き落とし日	毎月27日	1日・12日・20日・27日のいずれか
		詳しくはこちら

楽天銀行スーパーローンは最大800万円までの融資に対応しており、金利は借入額に応じて1.9％〜14.5％の間で決定される。

一方でセブン銀行カードローンは、借り入れの上限が最大300万円と低く、金利は12.0％〜15.0％だ。

在籍確認の電話連絡がない分、セブン銀行カードローンの方がやや金利が高く、借入限度額も低いと考えられる。

どちらもメリット・デメリットがあるので、自分がどちらが使いやすいかしっかり検討しよう。

セブン銀行カードローンと楽天銀行スーパーローンはどっちがおすすめ？

セブン銀行カードローンと楽天銀行スーパーローンは、それぞれ特徴が異なるため、どちらか一方がおすすめと言い切ることはできない。

それぞれの銀行がおすすめの人をまとめたので、借入先を選ぶ時の参考にしてほしい。

こんな人にはセブン銀行カードローンがおすすめ

セブン銀行カードローンがおすすめの人は、以下に当てはまる人だ。

セブン銀行カードローンでは原則電話による在宅確認を行っていない。そのため、職場に電話がかかってくると困る人におすすめだ。

また、スマートフォンで借り入れできるのでカードを持ち歩く必要がなく、自宅にカードが届くこともない。

周りにバレずに申し込みたい人も、セブン銀行カードローンなら安心できるだろう。

ただし、カードローンの申し込みと同時にセブン銀行口座を開設した場合、キャッシュカードが自宅に送られてくる。

キャッシュカードなのでカードローンで借り入れたことはバレないと考えられるが、気になる人は注意しよう。

こんな人には楽天銀行スーパーローンがおすすめ

次に、楽天銀行スーパーローンが必要な人は以下に当てはまる人だ。

楽天銀行スーパーローンは、新規入会するとキャンペーン特典が1,000ポイント受け取れる。

さらに2024年11月15日までの入会で利息が一定期間半額になるため、短期で集中して借り入れたい人におすすめだ。

借入限度額が高く金利も低めなので、他社から借り換えたい人にも最適だろう。

また、楽天銀行スーパーローンの引き落とし先を楽天銀行口座に指定すると、会員ステージがワンランクアップする。

今楽天銀行を使っている人も、楽天銀行スーパーローンを利用してみよう。

銀行カードローンの選択基準

多くの銀行でカードローンが提供されているため、「一体どこを選んだら良いのだろう」と迷う人も多いのではないだろうか。

銀行系のカードローンはどこも同じではなく、様々な違いがある。そのため、選ぶ際は以下の5つの基準を重視して選ぼう。

選択基準	確認するべき点
金利	借り入れたい金額に適用される金利は何％か
手数料	借り入れ・返済時のATM手数料が発生するかどうか
無利息期間	一定期間無利息で借りられるか
キャンペーン	新規入会で特典を受けられるか
銀行独自の特典	カードローンを利用するとその銀行独自の特典が利用できるか

上記の中で特に重要なのは金利だ。金利が低いほど利息が安くなるので、できるだけ低金利な銀行を選ぼう。

また、借り入れや返済のたびにATM手数料が発生すると、小額の支出が積み重なって損をしてしまう。ATM手数料が無料のカードローンを選ぶのがおすすめだ。

他にも、初めて入会した人向けに「30日間無利息」などの特典を受けられる銀行もあるので、キャンペーンも忘れずに確認してほしい。

セブン銀行カードローンと楽天銀行スーパーローンのユーザーの評判を比べてみよう

セブン銀行カードローンと楽天銀行スーパーローンの、実際の評判は良いのだろうか。

弊社では、この2つのカードローンを実際に使った人を対象にアンケートを実施した。

アンケート結果をまとめて、セブン銀行カードローンと楽天銀行スーパーローンの良い評判と悪い評判をそれぞれ紹介する。

セブン銀行カードローンの良い評判

セブン銀行カードローンの良い評判をまとめた結果は、以下のとおり。

良い評判の中で一番多かったのは、全国にセブンイレブンの店舗があり利便性が高いという声だ。

申し込んでから借り入れ、返済までの流れが早く、使いやすさに満足しているという人も多く見受けられた。審査結果が出るのが早く、職場の在籍確認がない点も好評のようだ。

セブン銀行カードローンの評判はおおむね良く、全体的に満足している人が多い印象だった。

セブン銀行カードローンの悪い評判

セブン銀行カードローンは利便性が高い点が評価されている一方で、以下のような悪い評判もあった。

悪い評判の多くは金利が高いという声だ。セブン銀行カードローンの金利は12.0％〜15.0％で、ほかの銀行と比べるとやや高い。

セブン銀行の口座がないと利用できず、近くにセブンイレブンがないと不便だという指摘もあった。

借り入れまで１週間かかったという声もあるが、これはセブン銀行のキャッシュカードが届くまで1週間程度かかるためだと考えられる。

セブン銀行カードローンはカードが送られてくるのを待たなくても、スマートフォンを利用してATMで借り入れが可能だ。早く融資が必要な人は、スマートフォンを利用しよう。

楽天銀行スーパーローンの良い評判

次に、楽天銀行スーパーローンの良い評判は以下のとおり。

良い評判は、楽天ポイントが貯まる点や、他の楽天サービスに紐づいた個人情報を利用できる点を評価する声が多かった。

楽天市場などのサービスを利用する人は、楽天グループ企業であることにメリットを感じている人が多いようだ。

金利が安いため、消費者金融やリボ払いの残高から借り換えにもおすすめできるという意見もある。

楽天銀行スーパーローンを利用した人は、ポイント還元や金利の安さで大半の人が満足している印象だ。

楽天銀行スーパーローンの悪い評判

楽天銀行スーパーローンはポイント還元などのお得さが評価されている一方で、以下の悪い評判もあった。

悪い評判は、審査のスピードが遅いという意見がいくつかあった。

楽天銀行スーパーローンの審査は在籍確認の電話連絡があり、時間がかかる場合がある。ただ、審査が早いという声もあるので、人によって異なるようだ。

自宅にカードが送られてくるため、周囲にバレないか不安という声もある。

金利が思ったほど安くならなかった人もいるようだ。

楽天銀行スーパーローンの金利は1.9％〜14.5％だが、審査状況や借入金額によって、希望の金利が適用されない場合があることも覚えておこう。

セブン銀行カードローンと楽天銀行スーパーローン以外に検討するべきなのは？

セブン銀行カードローンと楽天銀行スーパーローン以外にも、おすすめのカードローンはいくつかある。

特にネット銀行のカードローンは、独自の特典を受けられる場合が多い。

検討するべき銀行系カードローンを3つ紹介するので、借り入れやすい銀行を探してみよう。

【住信SBIネット銀行カードローン】SBI 証券保有で金利が下がる

住信SBIネット銀行カードローンの基準金利は2.49％〜14.79％だが、以下のいずれかの条件を満たすと0.5％金利が引き下げられる。

住宅ローンを組める人は限られるが、SBI証券の口座登録であれば比較的簡単に条件を満たせるだろう。

特典が適用されると、10万円借り入れた場合の金利は14.29％となる。

また、ローソン・セブンイレブンなどのコンビニATMは、何度使っても手数料が無料だ。

明細やローンカードが郵送されないため、周りに知られずに申し込めるのも嬉しい点だろう。

【PayPay銀行カードローン】30日の無利息期間がある

PayPay銀行カードローンは、初めて借り入れた日から30日間無利息で利用できる。

契約してから何日経過していても、借り入れが初めてであれば30日間は無利息だ。

銀行系カードローンは金利の無料期間がない場合が多いが、PayPayはその点優秀と言えるだろう。

ただし金利は他行に比べてやや高く、100万円未満の借り入れなら18.0％となる。消費者金融と同程度の高い利息が発生するため、長期的な返済には向かない。

短期的に借り入れ、30日以内に返済できそうであれば、PayPay銀行カードローンがおすすめだ。

【オリックス銀行カードローン】ガンと診断されると返済不要のプランがある

オリックス銀行カードローンは、ガン保障特約付きのプランである「Bright」に加入可能だ。

Brightに加入すると、死亡・高度障害またはガンと診断された場合、借入残高に保険金が充当され0円となる。

保険料は発生せず、Brightに加入したことで金利が高くなることもない。審査にも影響しないため、がんに備えたい人はカードローンの申し込みと同時にBrightにも加入しておこう。

さらに初めて契約する人は、契約日の翌日から30日間無利息で利用できる。

口座開設が必要ないため、お手持ちの口座から返済したい人にもおすすめだ。

セブン銀行カードローンと楽天銀行スーパーローンはどちらも高評価

セブン銀行カードローンと楽天銀行スーパーローンを比較した結果、どちらも高評価で満足度も高いことがわかった。

セブン銀行カードローンは契約時の在籍確認の電話が原則的になく、郵送物も自宅に送られてこない。周りにバレたくない人や、気軽に利用したい人におすすめだ。

一方で楽天銀行スーパーローンは金利が安く、楽天サービスに特化したメリットを受けられる。楽天ポイントを貯めたい人は、楽天銀行スーパーローンなら満足できるだろう。

他にもおすすめのカードローンはいくつかあるので、金利や手数料・キャンペーン特典などを比較して、総合的に判断して選ぼう。

カードローンの選び方を知って、ぜひ自分の使い方に合う借入先を見つけてほしい。