- オリックス銀行カードローンの無利息サービスの詳細が知りたい
- 利息が無料になる条件やどのくらいお得になるのかがわからない
- 他社の無利息期間サービスと比較したい
オリックス銀行カードローンでは、利息なしで一定期間の借入を行える「無利息サービス」が提供されている。上手く活用できれば返済負担を軽減できるため、制度の仕組みをきちんと理解した上で有効活用しよう。
本記事では、オリックス銀行カードローンの無利息サービスの概要や対象となる条件、メリットを紹介していく。無利息サービスを利用する際の注意点や他社との比較なども解説するので、ぜひ本記事を参考に利息負担を軽減しよう。
オリックス銀行カードローンの30日間無利息サービスとは
オリックス銀行が提供するカードローンでは、無利息サービスが提供されている。上手く活用することで利息の負担を軽減できるため、サービスの特徴を正しく理解しておくことが大切だ。
オリックス銀行カードローンの無利息サービスの概要や対象者、利用条件について解説していく。
オリックス銀行カードローンの無利息サービスの概要
オリックス銀行カードローンでは、契約日の翌日から30日間の借入が無利息となるサービスを提供している。本来、年1.7%〜14.8%の金利がかかるところ、期間中は一切の利息が発生しないという仕組みだ。
例えば1月1日に契約を行った場合、翌日の1月2日から1月31日までの30日間の借入が無利息となる。30日以内であれば追加の借入を行っても利息は発生せず、30日の期間中に完済した上で新たに借入を行った場合も同様だ。
無利息サービスの対象者と利用条件
無利息サービスの利用は、オリックス銀行カードローンを初めて契約することが条件となる。「過去に利用していたが解約し、再び契約する」というケースの場合は対象とならないため注意が必要だ。
なお、商品自体の申し込み条件は以下の通りである。
- 申し込み時の年齢が満20歳以上69歳未満の方
- 原則、毎月安定した収入のある方
- 日本国内に在住の方(外国籍の方は、永住者または特別永住者の方)
- オリックス・クレジット株式会社または新生フィナンシャル株式会社の保証が受けられる方
「毎月安定した収入」というのは正社員である必要はなく、アルバイトやパートでも安定した収入を毎月得ていれば条件は満たせる。一方、日雇いのアルバイトなどで毎月安定した収入源がないというケースは対象外となる可能性が高いため注意が必要だ。
また、日本国内に居住していることも要件のひとつになっている。海外に移住して生活を送っている方は商品自体の利用が不可能であることを頭に入れておこう。
オリックス銀行カードローンの無利息サービスでいくらお得になる?無利息サービスのメリットとは
次に、オリックス銀行カードローンの無利息サービスを活用した場合、どの程度お得になるのかという点を解説していく。サービスを利用する場合としない場合の利息をそれぞれシミュレーションするので、どの程度の差が生じるのか把握しておこう。
無利息サービスを利用する場合の利息額シミュレーション
まず、無利息サービスを活用した場合の利息額を見ていこう。以下の条件にしたがって利息額のシミュレーションを行う。
- 契約日に借入を行って30日間無利息サービスを活用する
- 30万円・50万円・100万円の借入を行う
- 利率はすべて年14.8%に設定する
毎月の返済額 | 返済回数 | 利息額合計 | |
---|---|---|---|
借入額30万円 | 11,000円 | 33回 | 62,406円 |
借入額50万円 | 13,000円 | 52回 | 170,463円 |
借入額100万円 | 24,000円 | 58回 | 387,212円 |
あくまでもシミュレーションであるため、必ずしも上記の返済回数や利息額になるとは限らない。サービスを利用した際のおおよその利息額として確認しておこう。
無利息サービスを利用しない場合の利息額シミュレーション
一方、無利息サービスを利用しない場合の利息額シミュレーションも見ていこう。以下の表は、先ほどのシミュレーションと基本的な条件を揃えた上でサービスを利用しなかった場合の利息額をまとめたものだ。
毎月の返済額 | 返済回数 | 利息額合計 | |
---|---|---|---|
借入額30万円 | 11,000円 | 34回 | 67,940円 |
借入額50万円 | 13,000円 | 53回 | 182,059円 |
借入額100万円 | 24,000円 | 59回 | 412,264円 |
先ほどのシミュレーションと比較すると、借入額30万円の場合は5,000円ほど、借入額50万円の場合は10,000円ほど、借入額100万円の場合は25,000円ほどの差額が生じている。具体的にどの程度の差が生じるのかを把握した上で、無利息サービスのメリットを見ていこう。
無利息サービスのメリット
無利息サービスのメリットとして以下の2点が挙げられる。
- 返済負担が抑えられる
- 期間中に追加で借入をしても利息がかからない
上記のシミュレーションを見ても分かるとおり、無利息サービスを活用することで返済負担を軽減できる。もし無利息期間の30日間で借入を完済できれば、一切の利息を支払わずに返済を終えることも可能だ。返済の負担を抑えて借入を行える点は大きなメリットと言えるだろう。
また、30日の間であれば追加の借入をしても利息は発生しない。一度借入をしてみて「まだ借りても無理なく返済できそう」と感じた場合に追加での借入を検討しやすい点もメリットとして挙げられる。
無利息サービスには基本的にデメリットはなく、返済負担を軽減できるというメリットしかない。サービスを上手く活用し、利息の負担を抑えながら借入を行おう。
オリックス銀行カードローンの無利息サービスを利用する際の注意点
無利息サービスにデメリットはないと解説したが、以下の3つの点に注意をしておく必要がある。
- 無利息期間は契約日の翌日から
- 無利息期間中も返済日には返済が必要
- 期間終了の翌日から通常の金利が適用
上記3つの注意点を頭に入れておこう。
無利息期間は契約日の翌日から
オリックス銀行カードローンの無利息サービスは「契約日の翌日」からスタートする。「借入日の翌日」からではない点に注意が必要だ。
契約が締結したら翌日から無利息期間が始まり、借入をしていなくても期間を消化してしまう。契約後すぐに借入をしないと無駄に期間が経過することになるため注意しておこう。
他社の商品では「初回借入日から起算して〇〇日」というケースもある。例えば、PayPay銀行カードローンは初回借入日から30日間が利息0円となる特約を設けている。
無利息期間が始まるタイミングをしっかりと確認した上で、どのように活用すべきかを検討していこう。
無利息期間中も返済日には返済が必要
無利息期間中は借入残高に対して利息が発生しないだけで、返済が不要となるわけではない。期間中に返済日が来たときは返済しなければならないことを頭に入れておこう。
オリックス銀行カードローンの返済日は「毎月10日」と「月末日」のどちらか一方を選択できる。無利息期間中に10日または月末日を迎えた場合には返済しなければならない。
無利息の恩恵を長く受けたいのであれば、契約日から離れている方を返済日に設定すると良いだろう。もちろん、自分自身の給料日やほかの支払い日などとの兼ね合いを考えることも重要だ。自分に合った返済日を設定し、計画的に返済していこう。
期間終了の翌日から通常の金利が適用
当然のことではあるが、無利息期間が終了した翌日からは通常の金利が適用される。一切の利息を負担せずに借入をしたい場合は、契約の翌日から30日以内に返済を終えなければならないため注意が必要だ。
通常の金利については利用限度額に応じて以下のように設定される。
利用限度額 | 借入利率(年) |
---|---|
700万円超800万円以下 | 1.7%〜4.8% |
500万円超700万円以下 | 3.5%〜5.8% |
300万円超500万円以下 | 4.5%〜8.8% |
150万円超300万円以下 | 5.0%〜12.8% |
100万円超150万円以下 | 6.0%〜14.8% |
100万円未満 | 12.0%〜14.8% |
利用限度額が大きくなるほど利率は低く設定されるが、契約当初は100万円未満の利用限度額になる可能性が高い。サービス終了後にやや高めの金利が適用されることになる点を頭に入れ、資金計画を立てておこう。
他社の無利息期間サービスとオリックス銀行カードローンの比較
ここまでオリックス銀行カードローンの無利息サービスを紹介してきたが、他社で提供されているサービスとどういった違いがあるのだろうか。各社のサービスを比較し、もっとも自分に合う商品を選択することが大切だ。
他社の無利息サービスとの比較表やオリックス銀行カードローンの無利息を効果的に活用する方法について解説していく。
他社の無利息サービスとの比較表
以下の表は、ほかの銀行や消費者金融とオリックス銀行カードローンの無利息サービスを比較したものだ。
無利息期間 | 通常の金利 | 融資上限額 | ||
---|---|---|---|---|
東京スター銀行 | 契約日から30日間 | 年1.5%〜14.6% | 最大1,000万円 | 詳しくはこちら |
PayPay銀行 | 初回借入日から30日間 | 年1.59%〜18.0% | 最大1,000万円 | |
プロミス | 初回借入の翌日から30日間 | 年4.5%〜17.8% | 最大500万円 | 詳しくはこちら |
レイク | 「契約の翌日から60日間」または「借入額の5万円までが契約の翌日から180日間」のどちらかを選択できる | 年4.5%〜18.0% | 最大500万円 | |
オリックス銀行 | 契約日の翌日から30日間 | 年1.7%〜14.8% | 最大800万円 |
もっとも長く無利息で利用できるのは大手消費者金融のレイクとなっているが、銀行に比べると金利は高めに設定されている。融資の上限額も低く、条件面では銀行の方が有利と言えるだろう。
また、銀行のなかではPayPay銀行のみ「初回借入日から30日」という期間になっているが、こちらも金利はやや高めになっている。比較的低い金利で借入を行いつつ、無利息サービスの恩恵を受けたいのであれば、東京スター銀行やオリックス銀行のカードローンの活用がおすすめだ。
オリックス銀行カードローンの無利息サービスの効果的な活用法
ここまで紹介してきた特徴や他社のサービスとの比較を踏まえると、オリックス銀行カードローンの無利息サービスは以下のようなシチュエーションで強みを発揮できる。
- 事前に借入計画を立てている
- 30日以上の返済期間を予定している
オリックス銀行カードローンは「契約日の翌日」が起算日となって無利息期間がスタートする仕組みだ。一見すると「初回借入日」が起算日となるサービスに比べて不利なように感じられるが、契約後すぐに借入を行えばまったく問題ない。
事前に「いくら借りる予定なのか」「いつまでに返済するのか」という計画を立てているのであれば、契約してすぐに借入を行うことも可能だ。前もって計画を立てているようなケースの場合は、オリックス銀行カードローンの無利息サービスを上手く活用できるだろう。
また、先ほど紹介したカードローンはレイク以外は30日間の無利息期間となっている。もし返済期間が30日以上に及ぶ場合、無利息期間終了後は通常の金利が適用される。
通常の金利が適用された場合、東京スター銀行やオリックス銀行の利率が低く、返済負担を抑えやすい。無利息期間内に返済を終えられない場合は、オリックス銀行カードローンの活用がおすすめだ。
オリックス銀行カードローンの無利息サービスを上手く活用しよう
オリックス銀行カードローンでは、はじめて契約する方を対象に無利息サービスが提供されている。契約日の翌日から30日間無利息となり、返済の負担を軽減できるサービスだ。
本記事で紹介した通り、無利息サービスを使うかどうかで返済の負担はある程度の差額が生じる。シミュレーション結果を参考に具体的な差額を把握し、効果的にサービスを活用しよう。
30日間無利息サービスを賢く利用するためのポイントとして「事前に借入計画を立てておく」といった点が挙げられる。契約後すぐに借入を行うことで、無利息期間を無駄に消化することなく最大限に活かすことができるためだ。
ぜひこの機会にオリックス銀行カードローンに申し込みを行い、無利息サービスを効果的に活用しよう。