- カードローンに申し込むだけで信用情報に影響はあるか知りたい
- カードローンを契約だけするデメリットを理解したい
- 申し込みだけするのにおすすめのカードローンを探している
「すぐ使う予定はないが万が一に備えてカードローンを契約したい」「カードローンに申し込みだけしておきたい」と考えている方も多いだろう。
しかし、使う予定がないカードローンに申し込みだけすることに問題はないのだろうか。
本記事では、カードローンに申し込みだけを行うメリット・デメリットを紹介していく。
また、おすすめのカードローンや申し込み前に確認すべきポイントも紹介するので、ぜひ本記事を参考にしてカードローンを上手く活用していこう。
カードローンは「申し込みだけ」もできる！
将来的な資金需要に備えてカードローンを申し込みだけしておきたいと考えている方も多いだろう。結論から言うと、カードローンは「申し込みだけ」でも問題ない。
ここでは、カードローンを契約だけしておくメリットや契約期間について解説していく。
カードローンは契約だけでも問題ない
繰り返しになるが、カードローンは契約をしておくだけでもまったく問題ない。
契約したら必ず借りなければならないというルールもないため「申し込みだけしておきたい」と考えている方も安心して良い。
一般的なローンの場合は「金銭の貸付」を契約する仕組みとなっているため、契約が成立すると金銭の貸借も同時に成立する。
しかしカードローンの場合は「一定の金額の範囲内で借入を行える権利」を契約するイメージとなるため、契約が成立したときには借入の権利を得ることになる。
権利を行使するかどうかは利用者に委ねられているため、実際に借入を行わなくても問題にならないのだ。
基本的にカードローンは年会費が無料となっており、借入を行わない限りは手数料なども発生しない。
将来的な資金需要に備えてカードローンを申し込みだけしておくこと自体はまったく問題ないと言えるだろう。
契約だけしておくメリット
使う予定が決まっていないタイミングで契約だけしておくメリットとして「緊急の資金需要に対応できる」という点が挙げられる。
いざとなったら借入を行えるという安心感を得られる点は大きなメリットと言えるだろう。
例えば、急に旅行に誘われてまとまった出費が必要になったり、飲み会の予定が突然入って手元のお金が足りなかったりする場合に利用できる。
その場でインターネットバンキングから振込指示を行ったり、ATMにローンカードを挿入して現金を引き出したりできる。
消費者金融であれば申し込み後すぐに借り入れられるケースもあるが、審査に落ちた場合はほかの商品に申し込まなければならない。緊急の資金需要に対応できない可能性がある。
「いつでも借りられる」という状態にしておき、必要に応じて借入を行えるという点は契約だけしておく大きなメリットだ。
カードローンの契約期間
カードローンの契約期間とは、契約後の借入が可能な期間のことを指す。契約自体が有効となる期間となっており、1年〜5年程度の期間が設けられるケースが多い。
カードローン会社にもよるが、基本的に契約期間が満了を迎えたときには自動更新が行われる。
例えば、大手消費者金融アイフルのカードローンは契約期間が5年となっている。
しかし、特に問題がなければ契約期間が終了するときに自動的に5年間延長され、引き続き利用可能だ。
つまり、申し込みだけをして利用していない場合でも契約は基本的に更新される。
利用していないことを理由に更新されない可能性は低いため、安心して契約だけしておこう。
ただし、契約期間中に利用できる年齢上限に達した場合、新規の借入はできなくなるため注意が必要だ。
カードローンを契約だけするデメリットとは？信用情報に影響はある？
カードローンを契約だけしておくデメリットとして以下の4点が挙げられる。
- ほかのローン審査に影響する可能性がある
- 無利息期間を活用できずに終わる恐れがある
- 新規契約キャンペーンが適用されないリスクがある
- ローンカードの紛失・盗難のリスクがある
上記のデメリットを踏まえた上で、申し込みだけを行うべきかどうか判断しよう。
ほかのローン審査に影響する可能性がある
カードローンでは、借入をしていない場合でも契約した情報が信用情報に記録される。
今後住宅ローンやマイカーローン、ブライダルローンなどの契約を予定している場合、審査に影響する可能性があることを考慮しておこう。
基本的にカードローンを契約していること自体が審査でマイナスになることはないと言える。
審査でマイナス評価を受けるのは延滞・滞納などの返済トラブルがあったときであるためだ。
しかし、契約だけをしていつでも借入ができる状態にあることで「今後借入をして返済能力が低下する可能性がある」と評価する可能性は十分にある。
契約をしていない場合に比べて融資額が減らされる可能性があるのだ。
今後の融資で希望通りの金額を借りられなくなる可能性があることも考慮しておこう。
無利息期間を活用できずに終わる恐れがある
カードローンのなかには、契約日または初回の借入日から一定期間利息が発生しない「無利息期間」を設けているケースがある。
この無利息期間を活用できずに終わってしまう可能性がある点に注意が必要だ。
無利息期間の起算日が「契約日の翌日」などとなっている場合、契約後に借入をしていなくても無利息期間が始まってしまう。
契約だけして利用せずにいると、無利息期間を活用できずに消化し切ってしまう可能性があるのだ。
起算日が「初回借入の翌日」などのケースであれば、契約後に借入を行うまで無利息期間を消化することはない。
無利息期間を無駄にせずに利用したい場合は、条件をチェックして「初回借入の翌日」を起算日としている商品を選択しよう。
新規契約キャンペーンが適用されないリスクがある
無利息期間以外にも、新規契約後の借入で特典がもらえるキャンペーンを設定しているケースがある。
しかし申し込みだけをする場合、キャンペーン特典を受け取れない可能性があるため注意が必要だ。
例えば、PayPay銀行カードローンでは「契約・借入特典」として契約翌月末までの借入合計金額に応じて現金をプレゼントするキャンペーンを実施している。
しかし、申し込みだけをして当面は利用しないという場合、特典は受け取れない。
新規契約キャンペーンを利用できない可能性がある点も、申し込みだけをするデメリットと言えるだろう。
ローンカードの紛失・盗難のリスクがある
カードローンでは、契約が成立すると借入・返済に使うローンカードが発行される。
しかし、申し込みだけをしてしばらく使う予定がない場合、ローンカードを紛失したり、盗難されたりするリスクがある点に注意が必要だ。
ローンカードを普段から使っていれば、適切に管理しようという意識が働き、保管場所を忘れる心配はない。
しかし、普段使わないローンカードは保管場所を忘れてしまったり、ずさんな管理になってしまったりする可能性は十分にある。
いざ使おうと思ったときにカードが見当たらないということにもなりかねない。
紛失・盗難のリスクがあることを踏まえ、適切な保管場所でローンカードを管理しよう。
申し込みだけするにおすすめのカードローン5選
申し込みだけをしておくのであれば、以下のカードローンがおすすめだ。
- アコム
- アイフル
- プロミス
- PayPay銀行カードローン
- 楽天銀行スーパーローン
各商品の特徴を解説していくので、比較して自分に合う商品を探してみよう。
アコム
アコムは「20歳以上の本人に安定した収入のある方」であれば申込可能となっており、上限の年齢が定められていない。
申し込みだけを行う商品として適しているカードローンだ。
申し込みはインターネットや自動契約機（むじんくん）、電話、郵送で手続きを行える。
最短20分で契約手続きが完了し、融資を受けられる状態となる。簡単な手続きで申し込みを行える点がメリットだ。
また、契約の可能性があるかどうかを事前に確認できる「3秒診断」が提供されていることも特徴に挙げられる。
「年齢」「年収」「他社での借入状況」を入力するだけで、審査に通過する可能性を簡易診断してもらえる。審査に通るか不安な方でも安心して利用できるだろう。
「年齢を気にせずに契約を続けておきたい」「事前に契約の可能性を探りたい」という方は、アコムの利用がおすすめだ。
アイフル
アイフルは「満20歳以上69歳までの定期的な収入がある方」であれば申込可能となっている。
満70歳になった時点で新たな融資は停止されるが、長期的に利用できるカードローンだ。
申し込みは、Web・スマホアプリ・電話・無人店舗で対応している。
Webまたはスマホアプリからの申し込みであれば最短18分で融資を受けられ、スマホやPCで手続きが完結できる点が魅力だ。
スマホアプリをインストールしていれば、セブン銀行やローソン銀行のATMでの借入・返済をカードレスで行える。
申し込みだけ行い、スマホアプリをインストールしておけば、いざというときに使いやすいことが魅力として挙げられる。
「スマホ・PCから気軽に申し込みだけしたい」「カードがなくても借入できるようにしておきたい」という方は、アイフルの利用がおすすめだ。
プロミス
プロミスは「年齢18〜74歳の本人に安定した収入がある方」であれば申込可能となっている。
特に問題がなければ74歳まで利用を継続できるため、申し込みだけをしておくのに便利なカードローンだ。
申し込みは、Web・アプリや来店、電話といった方法で行える。最短3分で契約手続きが完了するため、申し込みだけをすぐに終わらせたいという方に向いているだろう。
また、プロミスでは「初回借入の翌日」を起算日として30日間無利息となるサービスを提供している。
借入を行うまで無利息期間を消化することがないため、申し込みだけを行う際に無駄なく無利息サービスを使えることが特徴だ。
「すぐに手続きを終わらせたい」「無利息サービスを最大限に使いたい」という方は、プロミスの利用を推奨する。
PayPay銀行カードローン
PayPay銀行カードローンは「申込時年齢20歳以上70歳未満で安定した収入のある方」であれば申込可能となっている。
PayPay銀行の普通預金口座を持っていることが条件となるが、口座開設とカードローンを同時に申込可能だ。
口座を持っていない場合でも手続きはWebで完結でき、最短当日には本審査の結果の回答が得られる。
面倒な手続きをしなくても契約が完了するため、申し込みだけをしておきたい人にも向いている。
また、PayPay銀行カードローンで提供される無利息サービスは「初回借入日」から30日間が適用期間だ。
契約だけして当面借り入れる予定がない方でも、無利息期間を無駄に消化してしまう心配がない。
「すでにPayPay銀行の口座を持っている」「無利息期間を活かしたい」という方は、PayPay銀行カードローンの利用がおすすめだ。
楽天銀行スーパーローン
楽天銀行スーパーローンは「満年齢20歳以上62歳以下で毎月安定した定期収入のある方、または専業主婦の方」であれば申込可能となっている。
口座を持っていなくても利用でき、気軽に申し込みを行えることが特徴だ。
楽天銀行スーパーローンは、スマホやパソコンなどインターネットから24時間いつでも申し込める。
ネット完結で簡単に手続きを行えるため、申し込みだけをしておきたい人におすすめだ。
また、楽天銀行スーパーローンでは「初回借入の翌日」から30日間が無利息となるサービスを提供している。
無利息サービスの利用には楽天銀行の口座を開設して返済口座に指定する必要はあるものの、無利息期間を無駄にせずに利用しやすい。
「専業主婦で借入を検討している」「楽天銀行の口座を持っている」という方は、楽天銀行スーパーローンの利用がおすすめだ。
カードローンの申し込み前に確認するべきポイント
申し込みだけを行う前にいくつか確認しておくべきポイントがある。ここでは、実際に申し込みを行う前のチェックポイントを紹介していく。
各種条件・信用情報は事前に確認すべき
まず、商品に設定された各種の条件と自分自身の信用情報を確認しておくと良い。特に商品に設けられた条件は見落としやすい部分であるため、商品説明書などを確認しておこう。
例えば、カードローンの申し込みに銀行口座の開設が必須となっていたり、年齢制限が設けられていたりといった部分は意外と見落としやすい。
条件を知らずに申し込みを行い、契約できないという事態に陥る可能性があるため注意が必要だ。
また、自分自身の信用情報をチェックしておくこともおすすめする。過去に延滞・滞納などの返済トラブルを起こしている場合、申し込みを行っても契約できない可能性が高いためだ。
信用情報機関に情報開示の請求を行えば、自分の信用情報をチェックできる。事前に信用情報を確認し、問題がないことを確認した上で申し込みを行おう。
複数のカードローンを検討する際の比較ポイント
複数のカードローンから選ぶ際、以下の2点を比較してベストな商品を選ぼう。
- 金利
- 借入・返済のしやすさ
まず、金利は必ず比較しておきたい項目だ。利率が高くなるほど利息が膨らみやすく、返済の負担が重くなりやすい。
各社の上限金利を比較し、極力負担を抑えられる商品を選択しよう。
また、借入・返済のしやすさも比較しておこう。
「近所のコンビニATMで利用できるかどうか」「ATMの利用で手数料は発生するか」「インターネットバンキングから借入・返済できるか」などを比較し、もっとも取引しやすいカードローンを選ぶことが大切だ。
適当にカードローンを選ぶのではなく、返済の負担や取引のしやすさを考慮した上で最適な商品を選択しよう。
契約キャンセル・解約の方法
申し込みだけをしていて「結局使わなかったから解約したい」となるケースも少なくない。事前にどういった方法で解約を行うのかを把握しておこう。
当然のことだが、借入残高が残っている間は解約できない。完済してから電話やメールで解約したい旨を伝え、手続きを進めることになる。
事前に解約方法を把握した上で申し込みを行おう。
カードローンを申し込みだけすることも検討してみよう
カードローンは申し込みだけを行うことも問題ではなく、緊急の資金需要に対応できるというメリットが得られる。
一方で、信用情報に影響する可能性がある点や無利息期間を活用できずに終わる可能性がある点など、デメリットがあることも考慮しておく必要がある。
本記事では、申し込みだけをしておく場合におすすめのカードローンを紹介した。
いずれも簡単な手続きで契約できるため、申し込みだけをしたい方に向いている商品だ。
本記事で紹介したカードローンを比較し、もっとも自分に合う商品を選んで申し込みを行ってみよう。
