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カードローンの審査はどんな内容?基準は厳しい?審査の流れと審査落ちするケースも解説

この記事で解決できるお悩み
  • カードローン審査の内容と基準が知りたい
  • 審査に落ちる原因を知りたい
  • カードローン審査に通過するためのポイントが知りたい

お金が必要になった際、カードローンから借入を検討する方もいるかもしれない。

カードローンを利用して借入をする際、銀行や消費者金融による融資審査が行われる。

しかし、カードローンの審査に通るかどうか不安を抱いている方や、どのような内容が審査で見られているのかについて知りたい方も少なくないだろう。

そこで本記事では、カードローンの審査内容や審査に通りやすい人の特徴、審査の流れなどについて解説する。

また、審査に落ちる原因・対策・対処法についてもあわせて解説する。

これからカードローンを利用した借入を検討している方は、ぜひ最後まで読んで銀行や消費者金融から借入をする際の参考にしてほしい。

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目次

カードローンの審査内容とは?審査で確認されるポイント

銀行や消費者金融などの金融機関では、カードローンの具体的な審査基準は公表されていない。

しかし、多くのカードローンでは審査で主に以下の内容が重視されている。

  • 属性
  • 年収
  • 勤務状況
  • 信用情報

共通しているのは、借入希望者に返済能力があるのかどうかという点だ。

審査で確認される各項目について詳しく見ていこう。

属性

カードローンの審査で重視される1つ目のポイントは、属性だ。

属性には、氏名・住所・年齢・生年月日だけでなく、婚姻状況・家族構成や居住形態・居住年数が挙げられる。

氏名・住所・年齢・生年月日などの基本的な情報は、申込書と本人確認書類の記載内容に相違がないかを確認する際に必要だ。

特に、年齢は申し込みの最低限の条件をクリアしなければいけない。

また、婚姻状況や家族構成も審査で重要なポイントだ。

未婚であれば自由に使えるお金が多いのに対して、既婚や子どもがいる場合は出費が増える可能性がある。

ただし、既婚や子どもがいる家庭は収入や雇用形態も安定している傾向があることも事実であるため、婚姻状況や家族構成はメリットもデメリットも考えられる。

どのように判断されるかについては明確化されておらず、審査基準は金融機関による側面はあるが、いずれにしても審査で重視される点は理解しておこう。

さらに、居住形態や居住年数も審査で考慮されるポイントだ。

他の審査基準のように大きく影響するわけではないが、持ち家で居住年数が長い場合は、審査に有利に働く可能性が高いと考えられる。

ただし、持ち家の場合は住宅ローンの有無や金額が確認される。

それは、収入のなかで固定費としてかかる支出がどのくらいの割合を占めているのかの目安になるためだ。

このように、氏名・住所・年齢・生年月日などの基本的な情報だけでなく、婚姻状況・家族構成や居住形態・居住年数なども属性として審査で重要なポイントになる点を覚えておこう。

年収

カードローンの審査で重視される2つ目のポイントは、借入申込者本人の年収だ。

年収は、法律の観点でも返済能力を判断する観点でも、借入可能額を決める重要なポイントである。

法律の観点で言えば、消費者金融系カードローンを利用する場合は、貸金業法の総量規制という法律を遵守しなければいけない。

総量規制によると、申込者本人の年収の3分の1までしか消費者金融は融資できないと決められている。これは他社の借入状況も含めた合計金額で計算される。

また、年収の金額によって申込条件によく挙げられる「安定した年収がある」という最低限の条件を満たしているのかを判断する材料になる。

消費者金融の融資が違法行為に該当しないためにも、申込者によって虚偽申告がされていないことや、総量規制の範囲を超えて申し込みされていないことなどをしっかり確認しなければいけない。

勤務状況

カードローンの審査で重視される3つ目のポイントは、勤務状況だ。

勤務状況も返済能力の有無を判断する材料のひとつになる。

職業・雇用形態・勤続年数などをもとに、安定的な収入があるかどうかを判断している。

正規雇用者は、非正規雇用者(契約社員・派遣社員・パートタイマー・アルバイトなど)よりも比較的審査に通りやすいとされている。

しかし、正規雇用者でなくても、毎月安定的な収入があれば、審査に通過するケースも少なくない。

また、企業規模の大きい企業で長期間勤務していれば、比較的審査に通りやすくなるだろう。

信用情報

カードローンの審査で重視される4つ目のポイントは、信用情報だ。

返済遅延や滞納などによって信用情報に傷がついていると、カードローンの借入審査に通過しない可能性が高い。

信用情報としては、カードローンやクレジットカードの借入・返済状況や、過去の取引履歴が挙げられる。

過去の借入履歴や返済状況などの信用情報は、消費者金融によって審査の際に信用情報機関へ照会される。

過去の取引履歴は5年程度データとして残るため、信用情報に問題がある場合は期間を空けて申し込もう。

カードローンの審査基準は厳しい?審査に通りやすい人の特徴

ここでは、カードローンの審査基準が厳しいのかどうかについて解説したうえで、審査に通りやすい人の特徴をあわせてご紹介する。

自分がカードローンの審査に通過するのか心配な方はぜひ参考にしてほしい。

カードローンの審査基準は金融機関によって異なる

カードローンの審査基準は、銀行や消費者金融などの金融機関によって異なる。

たとえば、A社のカードローンの審査に落ちてしまっても、B社の審査には通過するというケースは珍しくない。

また、融資希望額が変われば、審査結果も変わることも考えられる。

そのため、極端に多くのカードローンの審査に落ちない限り、1社に落ちてもそこまで大きく気にする必要もないだろう。

消費者金融は銀行系カードローンより審査基準が甘い

金融機関によってカードローンの審査基準が異なるが、消費者金融系カードローンは銀行系カードローンよりも比較的審査基準が厳しくなく、審査に通りやすいとされている。

その理由は、大きく分けて以下の3つの観点で違いがある。

  • 審査基準
  • 法規制
  • 審査プロセス

消費者金融の多くは銀行とは異なる独自の審査基準を設けており、申込者の事情を考慮した柔軟な対応が可能だ。

また、銀行系カードローンでは銀行法が適用されるのに対して、消費者金融系カードローンは貸金業社からの借入について定められた貸金業法という法律が適用される。

そのため、消費者金融の方が比較的融資しやすい環境にあり、即日融資も可能だ。

さらに、審査のプロセスにも大きな違いがある。

銀行系カードローンの場合、審査のなかで警察庁データベースへ反社会勢力とのつながりがないかどうかを照会するフローがあるため、審査が翌日以降にまでかかることも珍しくない。

その一方で、消費者金融系カードローンは最短数分から数十分程度で審査が完了する。

このように、独自の審査基準や迅速な審査プロセスより、消費者金融系カードローンの審査は銀行系カードローンよりも厳しくないと言えるだろう。

ただし、銀行系カードローンはもちろん、消費者金融系カードローンも審査基準が決して甘いわけではない。

これは、各消費者金融が公式サイトで公表しているとおり、以下の新規契約率を見れば一目瞭然だ。

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大手消費者金融の代表的な3社のみ紹介したが、どれも半数以上は審査に落ちていることになる。

このように、決してカードローンの審査基準は甘くはない。

ただし、審査基準を満たしていれば、借入できる可能性は十分あると言えるだろう。

審査に通りやすい人の特徴

審査に通りやすい人の主な特徴は以下のとおりだ。

  • 安定的な収入がある人
  • 信用情報がクリーンな人
  • 借入希望額が少ない人

上記3点はどれもカードローンの審査で返済能力の有無を判断する重要なポイントである。

それぞれの特徴を詳しく見てみよう。

安定的な収入がある人

審査に通りやすい人の1つ目の特徴は、安定的な収入がある人だ。

安定的な収入がなければ、計画的に返済できないと判断されてしまうため、安定的な収入があることは審査に通過するうえで非常に重要だ。

安定して収入があるかどうかは、申し込みの際に申告する年収や勤務状況から判断される。

雇用形態は正規雇用だけでなく、パートやアルバイトでも借入できるケースもある。

ただし、非正規雇用よりも正規雇用の方が審査に通過しやすいとされている。

信用情報がクリーンな人

審査に通りやすい人の2つ目の特徴は、信用情報がクリーンな人だ。

過去に延滞・滞納をしたことがある場合や借入回数が多い場合などは、信用情報に傷がついてしまう。

信用情報に傷がついていると、返済能力がないと判断されて審査に通りにくくなる。

信用情報は国の指定する信用情報機関へ過去の取引履歴や借入状況などを照会するため、申告内容に相違があればすぐにバレてしまうため、注意しなければいけない。

借入希望額が少ない人

審査に通りやすい人の3つ目の特徴は、借入希望額が少ない人だ。

借入希望額が少なければ、総量規制の範囲内に収まりやすいため、審査に通りやすいとされている。

仮に申込者の年収の3分の1を超えてしまうと、総量規制の対象になってしまう。

そのため、借入希望額が少ない申込者には、金融機関は法的リスクを抑えつつ、申込者に融資しやすくなるのだ。

カードローン審査の流れ

ここでは、カードローンの書類提出から借入までの流れについて解説する。

借入までの主な手順は以下のとおりだ。

  1. 申込書の提出/申請
  2. 仮審査
  3. 本審査
  4. 審査結果の通知
  5. ローンカードの発行と借入

カードローンの借入をするうえで重要な審査の手順を詳しく理解しておくことで、スムーズに借入ができるだろう。

ステップ1:申込書の提出/申請

まず、申込書の提出(申請)が必要だ。

申込書には主に以下のような内容を記載したうえで、提出しなければならない。

  • 申込者の属性(氏名・住所・年収・結婚の有無など)
  • 勤務先情報
  • 希望限度額
  • 利用目的(生活費・事業資金)

提出(申請)方法は金融機関によって異なるが、基本的にはオンラインでも店頭でも可能だ。

具体的な申込方法として、以下のような方法が挙げられる。

  • 店頭
  • 郵送
  • 電話
  • Web

できるだけ早く借入をしたい方や店頭へ行くのが難しい方は、Webや電話での申込方法が適している。

特に、申込当日に借入できる即日融資を希望されている方は、パソコンやスマートフォンを利用したWeb予約がおすすめだ。

自分の借入目的や生活スタイルに合った申込方法を選択するといいだろう。

また、申込書の記載内容に不備や虚偽申告があると、審査に時間がかかることや審査に通らなくなることが考えられる。

スムーズに審査に通過するためにも、事前に必要書類(本人確認書類や収入証明書など)を準備したうえで、申込書の記載内容に不備がないようにしっかりと確認しよう。

ステップ2:仮審査

申込書を提出できれば、仮審査がある。

審査には仮審査と本審査があり、仮審査では申込者に融資しても問題ないかどうかの適性を機械が自動的に判断する。

つまり、本審査の前に、最低基準をクリアしている人を抽出する事前審査のようなものだ。仮審査があることで、審査がスムーズに完了する。

ただし、すべての金融機関で仮審査があるわけではない。審査が1回しかない場合には審査に時間がかかってしまう可能性がある。

ステップ3:本審査

仮審査で申込者の返済能力に問題がないと判断されれば、本審査へ移行する。本審査では、手作業で融資しても問題ないか最終的な確認がされる。

たとえば、申込書の内容に不備がないか、本人確認書類と申込書の内容に相違がないかなどを確認する。

また、審査の一環として、申込者が勤務先に在籍しているか電話で在籍確認されることもある。

ただし、金融機関によって電話での在籍確認がない場合や、電話だとしても個人名で在籍確認される場合が多いため、消費者金融とはバレないので安心してほしい。

ステップ4:審査結果の通知

審査が完了すると、審査結果の通知が届く。合否結果に関係なく、電話やメールで審査結果は通知される。

万が一、審査に落ちてしまうと、その審査結果は信用情報として残り、信用情報機関にも共有される。

そのため、審査に落ちてから別の金融機関で借入をしようとしても、その金融機関の審査で判断材料のひとつにされてしまう。

ステップ5:ローンカードの発行と借入

審査に通過すれば、ローンカードの発行と借入に進む。ローンカードを発行してもらうことで、借入ができるようになる。

ローンカードは店頭または郵送で受取可能だ。

しかし、近年はローンカードを発行しなくても借入できるカードレスキャッシングができることがほとんどである。

ローンカードを持ちたくない人やできるだけ早く借入したい人、曜日や時間帯に関係なく借入したい人などはカードレスキャッシングを利用するといいだろう。

カードローンの審査に落ちる原因と対策

カードローンの審査は、申し込みをしても必ず審査に通過できるとは限らない。

先述のとおり、大手消費者金融でも半分以上は審査に落ちている。

そこでここでは、カードローンの審査で通過しない場合の原因や理由とその対策について解説する。

カードローンの審査に落ちる主な原因は、以下のとおりだ。

  • 各社の定める申込条件を満たしていない
  • 信用情報に問題がある
  • 一度または短期間に複数の申し込みをする
  • 総量規制の範囲外の借入を申し込む
  • 申込内容に不備がある

審査に落ちる原因や対策を理解しておくことで、事前に適切な対策をしたうえで、借入をスムーズにできるだろう。

各社の定める申込条件を満たしていない

カードローンの審査に落ちる1つ目の原因は、各社の定める申込条件を満たしていないことだ。

具体的な申込条件は金融機関によって異なるが、各社が定める申込条件にクリアしていなければ、そもそも審査に通ることはない。

各社が定める主な申込条件は、以下のとおりだ。

  • 年齢が指定の範囲であるか
  • 収入や雇用条件が安定的であるか
  • 国籍や居住地が日本であるか

多くのカードローンでは、契約時点の年齢が満20歳以上満70歳未満であることが条件となる。

下限年齢が18歳以上や上限年齢が75歳未満のケースもあるが、高校生や年金生活者は申し込みできない。

勤務先の業界や業種・雇用形態・勤続年数などの雇用条件をもとに、継続的に安定収入があるかどうかも重要な要素のひとつだ。

国籍も申込条件としてチェックされる項目である。

カードローンの申込者が外国籍の場合、日本の永住者として永住許可を受けていることが条件となっている。

各金融機関では申込条件が公表されているため、自分が申込条件を満たしているかについて事前に確認しておこう。

信用情報に問題がある

カードローンの審査に落ちる2つ目の原因は、信用情報に問題があることだ。

過去にカードローンの返済で延滞や債務不履行になったことがある場合、信用情報として記録されているため、審査に落ちてしまう恐れがある。

カードローンだけでなく、クレジットカードや携帯料金の支払いも信用情報として記録され、審査に影響を及ぼす可能性がある。

このように、審査では現在の借入状況だけでなく、過去の取引状況まで信用情報機関へ照会して確認される。

また、申し込みの履歴は6ヵ月間、返済状況や延滞の履歴は5年間信用情報機関へ残ってしまう。

信用情報はカードローンの審査で重要な判断材料とされるため、カードローンやクレジットカードを利用する際は常に返済期限に遅れないように注意しなければならない。

時間を空けてから申し込みをすることや、他のカードローンを申し込むことも有効だろう。

一度または短期間に複数の申し込みをする

カードローンの審査に落ちる3つ目の原因は、一度または短期間に複数の申し込みをすることだ。

一度または短期間に複数のカードローンを申し込むと、金融機関に多重債務を疑われる可能性があるため、審査に悪影響を及ぼしてしまう。

多重債務は借入金の返済のために追加で借入をする状態のことだが、借入件数が増えるほど、返済能力がないと判断される可能性が高くなる。

カードローンの審査では他社での審査や借入の状況まで把握されるため、さまざまなカードローンに申し込んで、借入件数をなるべく減らすことが理想的だ。

総量規制の範囲外の借入を申し込む

カードローンの審査に落ちる4つ目の原因は、総量規制の範囲外の借入を申し込むことだ。

総量規制とは、借入申込者が年収の3分の1までしか借入ができないことを定めた法律である。

借入希望額が年収の3分の1を超えてしまうと、総量規制に抵触してしまい、審査には通過できなくなってしまう。

貸金業を展開している消費者金融から借入をする場合、総量規制で決められた範囲内でしか借入できない。

また、総量規制は他社の借入金額も含めた合計金額で計算されるため、すでに他社から借入をしている場合は、他社も含めた借入合計金額を年収の3分の1以内に収まるように調整が必要だ。

万が一、すでに総量規制の範囲を超えている場合は、借入希望額を減額することや他社のカードローンで借入金額を返済することを検討してみよう。

申込内容に不備がある

カードローンの審査に落ちる5つ目の原因は、申込内容に不備があることだ。

カードローンの申込書や本人確認書類の記載内容に不備や虚偽申告があると、確認作業で審査に時間がかかるだけでなく、場合によっては審査に落ちてしまう。

金融機関は審査の際に信用情報が申込内容と相違がないか信用情報機関へ照会するため、虚偽申告すると審査に通らないうえに、データとして記録されてしまう可能性もある。

そのため、申込書と本人確認書類に相違がないことや記載内容に不備がないことを事前に確認してから提出しなければいけない。

カードローンの審査に落ちた場合の対処法

カードローンで借入しようとする方の多くは、できるだけ早くまとまったお金が必要と考えているはずだ。

しかし、審査に通過しなければ、どうすればいいのか困惑してしまうかもしれない。

そこでここでは、カードローンの審査に落ちた場合の対処法について解説する。

主な対処法は以下のとおりだ。

  • 他のカードローンに申し込む
  • 借り換えローンを利用する
  • 信用情報の開示請求をする
  • 公的支援制度を利用する
  • 生命保険の契約者貸付を利用する
  • クレジットカードのキャッシング機能を利用する
  • 債務整理をする

それぞれ詳しく見ていこう。

他のカードローンに申し込む

カードローンの審査に落ちた場合の1つ目の対処法は、他のカードローンに申し込むことだ。

ひとつのカードローンの審査で落ちてしまっても、別のカードローンの審査には通過するケースがある。

それは、銀行や消費者金融などの金融機関によって審査基準が異なるためだ。

そのため、ある金融機関で審査に落ちてしまった場合は、他のカードローンに申し込んでみるのも有効な選択肢となる。

ただし、申し込みや審査落ちの数までデータとして残る可能性があるため、できるだけ申し込むカードローンの数は増やさない方がいいだろう。

借り換えローンを利用する

カードローンの審査に落ちた場合の2つ目の対処法は、借り換えローンを利用することだ。

借り換えローンとは、すでに契約しているカードローンを新規で契約するカードローンへ乗り換えることである。

複数社からの借入を一本化できる借り換えローンの一種「おまとめローン」も有効だ。

金利が低いカードローンに借り換えると、利息の支払負担を軽減できる。

また、返済先をひとつにまとめることで、返済計画を立てやすくなる。

借り換えローンの利用で、金利が下がる可能性があることや返済管理がしやすくなることから、毎月の返済負担を軽減したい方や借入件数を減らしたい方にはおすすめだ。

信用情報の開示請求をする

カードローンの審査に落ちた場合の3つ目の対処法は、信用情報の開示請求をすることだ。

カードローンの審査に通過しなかった場合でも金融機関から落ちた理由を知らされることはない。

ただし、信用情報機関へ信用情報の開示請求は可能だ。

主な開示請求先には、以下の3つの信用情報機関が挙げられる。

  • 株式会社シー・アイ・シー(CIC)
  • 株式会社日本信用情報機構(JICC)
  • 全国銀行個人信用情報センター(KSC)

インターネットや郵送での開示請求ができるため、取引内容や利便性を考慮して、自分に合った方法を選択するといいだろう。

公的支援制度を利用する

カードローンの審査に落ちた場合の4つ目の対処法は、公的支援制度を利用することだ。

銀行系カードローンと消費者金融系カードローンのどちらの審査にも通らなければ、公的支援制度の利用を検討するのも有効な手段である。

具体的には、低所得者や高齢者の生活を経済的に後押しする生活福祉資金貸付制度が挙げられる。

自治体によって支援制度は異なるため、居住地がある自治体でどのような公的支援制度があり、どのような条件を満たす必要があるのかなどの詳細を確認してほしい。

生命保険の契約者貸付を利用する

カードローンの審査に落ちた場合の5つ目の対処法は、生命保険の契約者貸付を利用することだ。

契約者貸付制度に対応している保険会社で貯蓄型生命保険を契約していれば、お金が必要なときに、解約返戻金の一部を貸付してもらえる。

一般的には、解約返戻金の70〜80%程度は借入できるとされている。

カードローンよりも低金利である点や審査が必要ない点、保険を解約しなくても借入できる点は大きなメリットだ。

ただし、借入金には金利は発生し、返済義務もあることから、借入残高が膨らんでしまう恐れもある。

契約者貸付制度を利用しているときに保険金が支払われると、借入金額が保険金から相殺されてしまう。

また、すべての保険会社で契約者貸付制度に対応しているわけではない。

事前に保険会社に詳細を確認したうえで、計画的に利用しよう。

クレジットカードのキャッシング機能を利用する

カードローンの審査に落ちた場合の6つ目の対処法は、クレジットカードのキャッシング機能を利用することだ。

クレジットカードのキャッシング機能とは、クレジットカードの利用で一定の利用可能範囲内で現金を借りられるサービスである。

最短で即日借入ができることや全国のATMで借入できることから、即時性や利便性に優れている。

ただし、借入限度額が100万円程度であり、金利が15〜18%程度とカードローンよりも高くなっている。

そのため、クレジットカードのキャッシング機能はあくまでも緊急用に利用して、返済義務があることを忘れないようにしよう。

債務整理をする

カードローンの審査に落ちた場合の7つ目の対処法は、債務整理をすることだ。

債務整理とは、借金の減額・免除・支払猶予をするための法的な手続きのことである。

債務整理の方法としては、任意整理・個人再生・自己破産などが挙げられる。

債務整理をすることで、毎月の返済負担を軽減できることや弁護士や司法書士のサポートを受けられることは、借金から解放されるという点では大きなメリットだ。

ただし、信用情報機関に信用事故として記録されることや、カードローンやクレジットカードの作成が難しくなることがデメリットとして考えられる。

債務整理は個人の置かれている状況によって異なるが、弁護士や司法書士などの専門家のアドバイスを受けながら、最適な方法を選択するといいだろう。

カードローンの審査に通過するためには審査内容を把握しておこう

カードローンの借入審査では具体的な審査基準が明確化されているわけではない。

ただし、申込条件などから大まかな審査基準の予測はできる。

銀行や消費者金融などの金融機関によって審査基準が異なるが、主に申込者本人の年収・勤務状況・信用情報が審査される。

審査に通過することだけを考えたら、銀行系カードローンよりも審査基準が比較的厳しくない消費者金融系カードローンを選ぶといいだろう。

ただし、大手消費者金融でも半数近くは審査に落ちていることからも、決して審査が甘いわけではない。

審査に落ちる原因として、申込書類の記載内容に不備があることや、申込者の借入・返済状況などの信用情報に傷がついていることが挙げられる。

金融機関は審査の際に信用情報機関へ信用情報を照会するため、信用情報に問題があれば、すぐにわかってしまう。

そのため、カードローンを申し込む際は、本人確認書類を事前に準備したうえで、申込書の記載内容に不備がないようにしなければいけない。

また、審査基準だけでなく、審査の流れもしっかりと把握しておくことが重要だ。

カードローンの審査に通過するためにも、申し込みをする前には申込条件や審査基準を理解して、無理のない範囲で借入しよう。

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