- 90万円を借りた際の月々の返済額が知りたい
- 90万円を借りるために必要な年収はいくらか知りたい
- 90万円の借入れにかかる総利息や返済期間が知りたい
カードローンで90万円を借りられるのか、どれくらいの時間や利息がかかるか気になる方も多いだろう。
そこで本記事では、カードローンで90万円を借りる方法や発生する利息、返済額の考え方について解説する。
90万円を借りるのにおすすめなカードローンも8社厳選して紹介するので、ぜひ参考にしていただきたい。
カードローンで90万円を借りるには?
カードローンを契約したからといって、申し込みした全ての人が90万円を借りられるわけではない。
カードローンの審査では、様々な条件に基づいて利用限度額が決まるといった仕組みだ。
カードローンの審査について、以下のとおり解説する。
- カードローンの借入における審査とは
- カードローン90万円の審査を通過するための条件①総量規制
- カードローン90万円の審査を通過するための条件②本人の属性
- カードローン90万円の審査を通過するための条件③金融事故の有無
審査で重要視される項目についても解説するので、必ず目を通しておこう。
カードローンの借入における審査とは
カードローンの審査とは、カードローンを提供する会社が申込者の情報を把握するために行われる。
申込者の情報には、以下の内容が含まれる。
- 氏名
- 年齢
- 住所
- 電話番号
- 勤務先
- 収入
- 信用情報
- 他社からの借入状況 など
また、審査に向けては、本人確認書類を提出する必要がある。なお法人として申し込む場合は、決算書や事業計画書、銀行口座の入出金履歴の提出が求められることも多い。
さらに、審査の過程ではカードローン会社ごとに定められた方法で在籍確認が行われる。在籍確認では、勤務先への電話連絡が行われることもあるので注意しておこう。
カードローン90万円の審査を通過するための条件①総量規制
総量規制とは、貸金業法に基づき申込者の年収の3分の1を超える金額の貸し付けを禁止する制度だ。
消費者金融や信販会社のカードローンは総量規制の対象であり、銀行カードローンは対象外だ。
しかし、銀行カードローンであっても、総量規制に基づいて独自の貸付ルールを作っている。
そのため、基本的に年収の3分の1以上の金額を同時に借り入れることはほぼできないと思っておいた方が良い。
このことから、カードローンで90万円を借りるためには、本人に少なくとも270万円以上の年収が必要になるといえる。また、総量規制は全ての借入先からの借入総額で判断されるため、他社からの借入額にも注意が必要だ。
カードローン90万円の審査を通過するための条件②本人の属性
本人の属性とは、申込者本人の年齢や職業に関する情報のことだ。
例えば会社員の場合、勤務先や勤務年数、雇用形態などが重要視され、正社員や勤続年数が長い人は返済能力が高いと判断される可能性が高い。
また、学生や主婦でアルバイトをしている方であっても、安定した収入が証明できれば借入できるところが多い。
ただし、先述した在籍確認としてアルバイト先に連絡がいく場合もあるので注意しよう。
カードローン90万円の審査を通過するための条件③金融事故の有無
金融事故とは、信用情報機関に登録されている、利用者本人における過去のクレジットカードやローンの支払いの滞納履歴などを指す。
クレジットカードなどの債務整理や滞納をすると、信用情報に傷がついた状態となり、信用機関に金融事故として登録される。
金融事故の履歴があると、カードローンを含む多くの金融サービスの審査に通りにくくなってしまうので注意が必要だ。
滞納中の支払いがある方は、カードローンの申込前に必ず支払いを済ませておこう。
90万円を借りるのにおすすめのカードローン8選
弊社が厳選した90万円を借りるのにおすすめのカードローンを8種それぞれ解説する。
カードローンには、消費者金融カードローンと銀行カードローンの2種類が存在する。
消費者金融カードローンは審査や融資スピードが速い一方で、銀行カードローンは金利が低めに設定されている。
まずは以下の表を参考にしつつ、それぞれのカードローンの特徴に目を通しておこう。
カードローン名 | 種別 | 最高借入限度額 | 金利(実質年率) | 無利息期間 | |
---|---|---|---|---|---|
レイク | 消費者金融カードローン | 500万円 | 4.5%~18.0% | 最大180日間 | |
セントラル | 消費者金融カードローン | 300万円 | 4.8%〜18.0% | 最大30日間 | |
DIRECT ONE | 消費者金融カードローン | 300万円 | 4.9%〜18.0% | 最大55日間 | |
アイフル | 消費者金融カードローン | 800万円 | 3.0%~18.0% | はじめての方なら最大30日間 | 詳しくはこちら |
プロミス | 消費者金融カードローン | 500万円 | 4.5%~17.8% | 最大30日間 | 詳しくはこちら |
オリックス銀行カードローン | 銀行カードローン | 800万円 | 1.7~14.8% | 最大30日間 | |
楽天銀行スーパーローン | 銀行カードローン | 300万円 | 1.9%〜14.5% | 最大30日間 | 詳しくはこちら |
PayPay銀行カードローン | 銀行カードローン | 900万円 | 1.59%〜18.0% | 最大30日間 |
それぞれのカードローンの概要やおすすめポイントを解説する。
どのローンを使って90万円を借りるか迷っている方は、ぜひ目を通していただきたい。
レイク
レイクは、Web申し込みなら郵送書類なしで審査を受けられる消費者金融カードローンだ。
5万円までなら、最大180日と長い無利息期間が魅力的なほか、審査もWebなら最短15秒と破格の速さを誇る。
21時(日曜日は18時)までに契約手続きが完了すれば、最短即日で融資を受けることも可能だ。
レイクならWebサイト上で本人確認書類を提出し、審査に申し込めば、結果次第ですぐに90万円を借りられる。
毎月の最低返済額も4,000円から選択できるので、毎月の返済負担が軽く、他の生活費や予期せぬ出費にも対応しやすいカードローンである。
セントラル
セントラルは、千円単位と少額から借入できる消費者金融カードローンだ。
平日14時までの申し込みで即日振込が可能なため、直近の支払いが間に合わない方でも安心して利用できる仕組みとなっている。
公式ページの「今すぐお申し込み」から必要事項を入力することで、来店不要で審査に申し込めるので、すぐに90万円を借りられる可能性も高い。
セントラルの審査時間は最短30分で、中小消費者金融のなかでも融資までのスピードが速いのが特徴だ。
無利息期間も最大30日あるので、期限内に全額返済できれば利息をゼロにできる。
DIRECT ONE
DIRECT ONE(ダイレクトワン)は、初めての方や他の金融機関で借入がある方にも利用できる消費者金融カードローンだ。
パソコンやスマートフォンからいつでも申込できるため、仕事が忙しくて店舗へ出向く時間がない方でも安心して借入を行える。
DIRECT ONEは、店頭またはWebから本人確認資料と収入証明(源泉徴収票・所得証明書・給与明細直近2か月分のいずれか)を提出することで申し込める。
無利息期間は55日と長く、期間内の追加借入にも利息がかからないため、直近でいくら必要になるか予測を立てるのが難しい方にもおすすめだ。
アイフル
アイフルは、WEBから24時間365日申込みできる消費者金融カードローンだ。
郵送物の送付なしで登録・利用できるほか、勤務先への電話による在籍確認も基本的に行われない。
入会金や年会費も無料なほか、最大借入限度額も800万円とかなり高い。
アイフルはWebサイトから審査に申し込み可能で、必要書類は本人確認書類のほか、利用限度額が50万円を超える場合は収入証明書の提出も必要だ。
利用者の年収や他社からの借入の金額によっては、すぐに90万円を調達できる可能性もあるだろう。
プロミス
プロミスは、審査が最短3分で完了する消費者金融カードローンだ。
登録後はスマホATMを使ってカードレスで借入・返済を行えるほか、取引における手数料も無料である。
Web上から審査を通してローンカードを申し込める仕組みとなっているため、来店不要で融資を活用できる。
在籍確認の電話連絡も基本的に行われないため、周りにバレず出来るだけお得にまとまったお金を用意したい方におすすめだ。
オリックス銀行カードローン
オリックス銀行カードローンは、オリックス銀行が提供するカードローンだ。
店舗やATMのない銀行なので、登録から融資までの手続きを全てオンライン上で行える。
登録後はパソコンやスマートフォンを使ってお客さま専用サイト「メンバーズナビ」にログインすると、振込融資の手続きが行える。
カードローンのガン保障特約付きプラン「Bright」に加入すると、万が一ガンや死亡、高度障害状態になったとき、保険金が借入残高に充当される。
健康面・資金面に不安がある方は、申込を考えてみてはいかがだろうか。
楽天銀行スーパーローン
楽天銀行スーパーローンは、Webや楽天銀行アプリで利用できるカードローンだ。
楽天会員のランクに応じて審査が優遇されるほか、楽天のハッピープログラムにおける会員ステージが1段階アップする。
ネットキャッシングのほかに電話、提携ATMでの申し込みもできるため、自分にあった方法を選べるのも大きなメリットだ。
ローンの返済日も1日・12日・20日・27日から選べるので、登録後は給料や報酬が入るタイミングで自由に設定すると良いだろう。
PayPay銀行カードローン
PayPay銀行カードローンは、1円単位から借入できる珍しいカードローンだ。
無利息期間も新規登録から30日間あるほか、最低金利は1.59%と業界最低水準である。
スマホアプリまたはホームページから会員登録し、審査通過後はいつでも提携ATMから融資を利用可能となる。
支払時に普通預金口座の残高が足りない場合に不足金額を自動で融資してくれる機能があるため、うっかり引き落としの準備を忘れがちな方にもおすすめだ。
カードローンで90万円借りた場合の利息と返済額のシミュレーション
カードローンで90万円借りた場合の利息と返済額について、以下のとおりそれぞれ解説する。
- 具体的な返済期間ごとの返済額シミュレーション
- 金利が返済額に与える影響
- 返済期間を短くする方法
- 返済期間を短くするメリット・デメリット
カードローンの融資を受けるまえに、どれくらいの期間でいくら返す必要があるのか事前に把握しておこう。
具体的な返済期間ごとの返済額シミュレーション
カードローンで90万円を借りた場合の利息や返済額は、金利や返済期間によって大きく異なる。
発生する利息は、以下の計算式で求めることが可能だ。
以下にカードローンで90万円を借りた場合における期間ごとの返済額シミュレーションをまとめたので、一度目を通していただきたい。
借入期間 | 年利 | 利息 | 返済総額 |
---|---|---|---|
30日 | 18.0% | 約1.3万円 | 約91.3万円 |
100日 | 18.0% | 約4,1万円 | 約94.1万円 |
180日 | 18.0% | 約8万円 | 約98万円 |
365日 | 18.0% | 約16,2万円 | 約106,2万円 |
90万円を年利18.0%で借りて100日間利用した場合、1年間の利息は約4.1万円となる。
約半年間(180日間)の場合は約8万円、1年間(365日間)の場合は、16.2万円となる。
返済額は、借り入れた額に上記の式で計算した利息を足し合わせることで求めることが可能だ。
金利が返済額に与える影響
カードローンの金利は、返済額に応じて一定の範囲内で設定される。
金利が高いほど利息額と返済額は増え、反対に金利が低いほど利息額が少なく返済額も抑えやすくなる。
なお、カードローンの金利は利息制限法と出資法によって規制されており、90万円を借り入れる場合は、18%前後の金利が適用されることが一般的だ。
返済期間を短くする方法
カードローンで90万円を借りたあとに、返済期間を短くする方法は以下のようなものがある。
- 繰上げ返済を行う
- 一括返済を行う
- 約定返済額を増額する
繰上げ返済とは、毎月決められた返済額とは別のタイミングで借入額の一部を返済する方法である。
お金に余裕ができたときに、金額を決めて返済できるため、結果的に支払期間の短縮にも繋がる。
一括返済は、借り入れている分のお金を一度に全額返済する方法だ。
また約定返済額の増額には、ボーナス返済や臨時返済といった選択肢がある。
手取りは低いがボーナスが高い企業や、月々の売り上げによって報酬やインセンティブが異なる方は、月ごとの収入をもとに適切な方法を選ぶと良いだろう。
返済期間を短くするメリット・デメリット
カードローンの返済期間を短くするメリットは、以下などがある。
- 利息の支払総額を抑えて総支払額を減らせる
- 借金から解放されるまでの時間を短縮できる
- 他のローンへの申し込み準備を早く行える
カードローンは、早く返済すればするほど発生する利息も少なくなる。
お金を借りている期間も短くなり、精神的負担も減りやすくなると同時に、住宅や車など次に契約するローンを考えやすくなるだろう。
しかし、カードローンの返済期間を短くする場合、以下のデメリットも発生しやすいので注意していただきたい。
- 一時的な支払額が増える
- 返済完了までの精神的負担が大きくなる
- 一括返済の場合は手数料がかかる可能性がある
カードローンの返済期間を短くすることは、同時に毎月あたり支払う金額を増やすことである。
場合によっては返済が苦しくなり、生活や精神面に影響を与えるリスクもあるだろう。
まとまったお金が手に入ったタイミングで一括返済を行うのもおすすめだが、手数料が発生するケースもあるので注意しておこう。
カードローンで90万円を借りる際の注意点とリスク管理
カードローンで90万円を借りるときは、以下4つのポイントに必ず注意していただきたい。
- 借入額が大きくなるほど返済の負担も増えるため計画的な利用が求められる
- 返済が滞った場合の影響
- 返済遅延を防ぐための対策
- 借りすぎを防ぐためのチェックポイント
それぞれ具体的な注意点や、よくある落とし穴も解説するのでぜひ参考にしていただきたい。
借入額が大きくなるほど返済の負担も増えるため計画的な利用が求められる
カードローンは、一般的に借入額が大きくなるほど返済の負担も増える仕組みとなっている。
たとえお金を借りられるからといって、安易に借入額を増やしてしまうと、同時に利息が発生する期間も伸びてしまうので注意が必要だ。
カードローンで90万円を借りたい方は「いつまでにいくら返済するか」を決め、複数段階における目標返済額を決めておくと良いだろう。
返済が滞った場合の影響
カードローンの返済が滞ると、以下の状況が発生するので注意が必要だ。
- 遅延損害金が発生する
- カードローンの利用が停止される
- 個人信用情報機関に履歴が残る
- 財産や給与が差し押さえられる可能性がある
遅延損害金(延滞利息)はカードローンの返済が1日でも遅れた時点から発生し、借入金額にかかわらず最大で年20.0%まで支払総額に加算される。
何度も返済を滞納したり、カードローン会社からの電話を無視したりすると利用が停止され、同時に一括返済を求められるリスクがあるので注意が必要だ。
返済を滞納している状態が続く場合、個人信用情報機関におけるブラックリストに名前が載り、最終的に財産や給与を差し押さえられる可能性がある。
上記の状況を防ぐためにも、カードローンの支払いの滞納は絶対にやめていただきたい。
返済遅延を防ぐための対策
カードローンの返済遅延を防ぐためには、以下の対策を練るのがおすすめだ。
- 事前に返済計画を立てておく
- 支払日をスマホのリマインダーに登録する
- 借入残高を定期的に確認する
- 収入に応じて繰上返済を活用する
- 延滞しそうになったら事前に借入先と相談する
カードローンの返済を生活の一部として取り入れると同時に、月間において行わなければならないタスクとして認識しておくのもおすすめだ。
借りすぎを防ぐためのチェックポイント
カードローンの借りすぎを防ぐためには、事前に以下のチェックポイントを見ておくと良い。
- 現実的に返済可能な借入額を設定する
- 事前に返済計画を立てておく
- 金利の低いカードローンを利用する
返済計画を立てるのが難しい方や、月々の収入を把握できない方は、毎月最低限得られる収入をもとに借入額を設定し、返済計画を立てるのがおすすめだ。
カードローンで90万円を借りるなら事前に現実的な返済計画を立てよう
今回は、カードローンで90万円を借りる方法や、返済計画を立てるときのポイントを解説した。
カードローンで90万円を借りるためには、最低でも270万円以上の年収が必要だ。
また過去に滞納履歴がある場合や、他社から借りた高額な未返済残高がある場合、審査には通らない可能性が高い。
カードローンを選ぶときは、自分に合ったサービスを選び、計画的な借入を行うことが大切だ。
90万円を調達したい方は、まず自分の中で返済シミュレーションを立てておこう。
多くのカードローンは、最大借入可能額が300万円以上と高い。
今後ボーナスやインセンティブなど、まとまった収益が見込める方は、人生に大きな影響を与えるイベントへの投資として、カードローンを活用してみてはいかがだろうか。