- レイクの無利息サービスの詳細が知りたい
- 利息が無料になる条件やどのくらいお得になるのかがわからない
- 他社の無利息期間サービスと比較したい
本記事は、レイクの「無利息サービス」を詳しく紹介するものだ。
まず、仕組みや条件、メリットについて整理したうえで、具体的な借入シミュレーションを通じて、このサービスがどれほどの金銭的メリットをもたらすかを明確に示す。
さらに、サービス利用時の注意点や、他社の類似サービスとの比較も交え、読者自身がニーズに合った最適なサービスを選択できるよう、詳しい情報を提供していく。
記事を通じて、無利息サービスで得られるメリットを正しく把握し、賢く活用していただければ幸いである。
レイクの60日間無利息サービスとは
レイクの「60日間無利息」は、初めて借入をする人向けに提供される無利息サービスのひとつだ。
レイクでの借入の基本
最初に、レイクについての基本情報を整理しておこう。
項目 | 詳細 |
---|---|
サービス提供者 | 新生フィナンシャル株式会社 |
サービス名称 | レイク(旧: レイクALSA、2023年1月より名称変更) |
利用対象者 | 満20歳以上70歳以下の安定した収入のある人 |
金利(実質年率) | 4.5%〜18.0% |
借入限度額 | 1万円〜500万円 |
遅延損害金利率 | 年率20.0% |
返済方法 | コンビニATM ネットバンキング |
返済システム | 残高スライドリボルビング方式・元利定額リボルビング方式 |
特徴 | 融資まで「最短25分(Web、21時までの申し込みの場合)」 Web、電話、アプリ、自動契約機で申し込み可能 コンビニATMやネットバンキングでの返済が可能カードレス取引に対応 |
カードローン市場での競争が激化する中、各企業が打ち出した代表的な特典が「無利息サービス」である。
一定期間、利息を請求しないこのサービスは、顧客にとって大きなメリットとなり、ローン会社を選ぶ際の重要な決定材料となっている。
選べる無利息: レイクでは2つの特典から選択できる!
レイクの無利息サービスは、利息なしで利用できる期間が他社サービスに比べて長い。
初めてレイクを利用する人なら、申し込み方法や借入額などによって、以下の2つから利用サービスが選択できる。
60日間無利息サービス
レイクを初めて利用(契約)する人で、かつ契約額を200万円までとした人に適用されるサービスだ。
契約翌日から起算して60日間、借入全額に対して利息が発生しないという内容である。
Webからの申込者限定となっており、電話や自動契約機からの申し込みでは利用できない。
180日間無利息サービス
「180日間無利息」は、借入金全額ではなく、5万円までの部分に適用される無利息サービスだ。
Web、電話、アプリのいずれからの申込みでも利用可能だ。ただし、5万円を超える部分については、通常の利息が発生する。
レイクの「60日間無利息」の概要
以下は、レイクが提供する「60日間無利息」の概要をまとめたものだ。
項目 | 詳細 |
---|---|
対象となる人 | レイクを初めて利用する人で、Webから申し込んだ人 |
無利息期間 | 初回契約日の翌日から60日間 |
無利息期間のカウント開始日 | 初回契約日の翌日 |
無利息期間中の返済 | あり |
契約額 | 1〜200万円 |
追加借入 | 利用限度額まで |
無利息期間終了後の利率(年) | 12.0%〜18.0% |
契約日が2024年10月3日なら、翌日の10月4日から12月2日までの60日間は利息が発生しない。
対象となる契約額の上限(極度額)は、200万円だ。契約額内においては、借入金額に制限はない。
つまり、借入金が1万円でも200万円になっても、期間終了前に返済を終えれば利息はゼロとなる。
なお、契約額が200万円を超える場合は、代わりに「30日間無利息」の適用が受けられる。
それでは、どの程度の節約になるのかを、次のセクションでみていこう。
レイクの無利息サービスでいくらお得になる?無利息サービスのメリットとは
ここでは、「無利息」の利用が金額としてどの程度のメリットをもたらすかを、数値例を使って確認していく。
まずは、レイクを含めたカードローンの金利がどのように決まるか、基本的な点を確認していこう。
カードローンで適用される利息とは
金利とは、借入金に対して一定の割合で計算される費用のことだ。借りたお金を使用するために支払う対価だと言える。
金利に基づいて計算されるのが「利息」だ。多くの場合、借入金を返済する時に、元本と合わせて支払う。
一般的に利息は、年の利率(年利)の形で表示される。たとえば、「年利18%」が設定されている場合は、1年間で借入金額の18%分の利息が発生する計算になる。
レイクを含むカードローン各社では、借入金額や利用実績によって金利が変動する仕組みを採用している。
一般的に、以下のような傾向がある。
- 借入金額が小さいほど金利は高くなる
- 利用実績がない新規顧客は、高めの金利を設定されることが多い
- 返済実績を積み上げていけば、借入条件(金利)は有利になっていく
レイクの実質年率は、4.5%〜18.0%の範囲で設定されている。通常、初めて利用する顧客に対しては、もっとも高い金利が適用される。
この高めの金利設定は、新規顧客の信用リスクに対する対策であり、多くのカードローン会社で採用されている慣行だ。
これらを考慮すると、レイクを初めて利用する場合、年利18.0%の金利が適用されると予想できる。
無利息サービスのメリット: 具体的なシミュレーション
ここでは、「60日間無利息サービス」適用を受ける場合と受けない場合とで、利息の違いを比較する。
- 借入金額
- 10万円
- 金利
- 18.0%
- 返済計画
- 60日後に一括で返済
このとき、「60日間無利息」サービスを受けなければ、借入金額10万円に対して年利18.0%の金利を60日分負担する必要がある。計算式は以下のとおりだ。
この場合、返済時には、元本の10万円に加えて2,958円の利息を支払う必要がある。
一方で、無利息サービスを適用する場合は、期間内に完済すれば利息を負担する必要はない。
元本の10万円のみを返済すれば良いので、2,958円が節約できることになる。
もし、借入する金額が2倍の50万円になったら、負担すべき利息は14,794円となる。
借入額が大きくなればなるほど、節約できる金額も大きくなるのだ。
「60日間」vs.「180日間」どちらがお得かを比較してみた
どちらが利用者にとってお得かは、借入金額や返済計画によって変わる。具体例を通じて比較してみよう。
例1: 借入金額10万円、60日後に一括返済
このケースでは、「60日間無利息」を選ぶ方が、よりお得に利用ができる。
- 60日間無利息を適用するケース
- 60日間の利息は0円
- 返済義務を負うのは、元本の10万円のみ
- 180日間無利息を適用するケース
- 5万円までが無利息対象だが、残りの5万円に対しては利息が発生する
- 返済時には、5万円にかかる利息2,397円を支払う必要がある
例2: 借入金額5万円、180日後にに返済
この場合は以下のように、「180日間」を適用した方がメリットは大きい。
- 60日間無利息を適用するケース
- 利息ゼロで利用できる60日間を超えると、残りの120日間は利息2,958円(5万円 × (18.0%÷365日)×120日)を負担する必要がある
- 180日間無利息を適用するケース
- 180日以内に返済すれば、利息は一切かからない
例3: 借入金額20万円を、180日経過後に一括で返済
この場合は、得になる金額はわずかであるが、「60日間」を適用する方がメリットは大きくなる。
- 60日間無利息を適用するケース
- こちらも、60日間は利息を負担する必要はない
- しかしこの期間を過ぎると、残りの120日間は利息11,836円(20万円×(18.0%÷365日)×120日)を負担する必要がある
- 180日間無利息を適用するケース
- 5万円に対しては無利息
- 残額15万円について、13,315円(15万円×(18.0%÷365日) ×180日)の負担が必要になる
これらの例から、以下のような傾向が確認できる。
- 借入金額が5万円以下で、長期の返済を予定している場合
- 「180日間」が有利
- 借入金額が大きく、短期間での返済を予定している場合
- 「60日間」が有利
- 借入金額が大きく、長期の返済を予定している場合
- 「60日間」の方が有利なことが多い
ただし、これらはあくまで一例であり、実際の借入と返済のプランに基づいて慎重な検討が必要だ。
レイク公式の「無利息診断」を利用してどちらが向いているのかを確認してみるのもおすすめである。
レイクの無利息サービスを利用する際の注意点
レイクの無利息サービスを利用する場合は、以下の点に注意が必要だ。
期間のカウントは「初回契約日の翌日から」
レイクによれば、無利息期間のカウントが始まるのは「初回契約日の翌日」である。実際に借入を行う日とは関係ないので、注意をしていただきたい。
たとえば、契約日が10月1日なら、無利息期間のカウントは10月2日から始まり、60日後の11月30日が終了日となる。
借入日が10月30日の場合も、終了日は変わらない。借入期間が10月30日〜11月30日となるため、無利息が適用される期間は実質31日間となる。
よって、レイクへの申し込み(契約)は、資金が必要な「そのとき」に行うのが望ましい。
もちろん、契約をしたからといってお金が必要ないのに借入するのは絶対にNGだ。
併用不可!使えるのは60日・180日のいずれか
「60日間無利息」と「180日間無利息」は、どちらか一方を選択する必要がある。両方を同時に利用することはできない。
そのため、自分の返済計画や借入金額にもっとも適した無利息サービスを選ぶ必要がある。
事前に、いくらの資金が必要で、いつまでに完済できるか計画を立てて借入しよう。
無利息期間中も返済義務は免除されない
無利息期間であっても、返済義務は免除されない。期日までの返済が必要だ。
返済日は、契約手続き時に利用者自身が指定した日(契約書やレイクの「会員ページ」で確認できる)だ。
返済が難しそうな場合は、返済日の3日前より会員ページかフリーダイヤルでの相談により変更ができる。
無利息期間内の返済日に遅れがあった場合は、特典適用は終了となる。
すなわち、遅延が発覚した時点から、借入残額に対して通常の金利が適用されるのだ。これに加えて、遅延損害金(年率20.0%で計算される)も発生する。
無利息期間中に返済が滞ってしまった場合、金銭的負担はより大きくなる。このため、返済日を忘れないための対策が重要だ。以下の方法を活用して、返済日を厳守しよう。
- スマートフォンなどにリマインダーを設定する
- 自動引き落とし設定を利用する
- 給料日直後に返済日を設定し、確実に資金を確保する
他社の無利息期間サービスとレイクの比較
ここでは、レイクの無利息サービスが他社と比べてどのように優れているのかを確認していこう。
各社の類似サービスと比較することで、サービスの特徴を整理していく。
レイク無利息と他社類似サービスを比較
以下は、レイクと他の消費者金融系カードローンの無利息サービスとを比較した表だ。
項目 | レイク | アコム | プロミス | アイフル |
---|---|---|---|---|
無利息期間 | 以下より選択できる 30日間(契約額500万円まで) 60日間無利息(契約額200万円まで) 180日間無利息(5万円まで) | 30日間 | 30日間 | 30日間 |
無利息期間の開始日 | 初回契約日の翌日 | 契約日の翌日 | 初回出金の翌日 | 契約日の翌日 |
借入金額の制限 | 契約額(1~200万円)内なら制限なし | 限度額以内なら制限なし | 限度額以内なら制限なし | 限度額以内なら制限なし |
無利息期間後の利率(年) | 12.0%〜18.0% | 3.0%~18.0% | 4.50%~18.00% | 3.0%~18.0% |
利用条件 | 初めて利用する人 「60日間無利息」はWebからの申し込みが必要 | 初めて契約する人 | 初めて契約する人 メールアドレス登録とWeb明細設定が必要 | 初めて契約する人 |
詳しくはこちら | 詳しくはこちら | 詳しくはこちら |
アコム、プロミス、アイフルとの比較
ここでは、アコム、プロミス、アイフルの無利息サービスの特徴を紹介する。対象となるのはいずれも、「初めて契約をする人」となっている。
アコム「30日間金利0円サービス(初回30日間無利息)」
アコムの利用(契約)が初めてなら、契約日の翌日から30日間、金利0円で借り入れができる。
初めて契約した人で、無担保カードローンの利用者が対象である(クレジット・借換えローンなどは対象外)。
プロミス「30日間無利息サービス」
無料期間のカウントが、「初回借入の翌日」となっているのが、プロミス「30日間無利息サービス」の特徴だ。
契約の翌日からカウントされるわけではないため、「契約は済ませておきたいが、実際の借入は決めていない」という人におすすめできる。
初めての契約であることのほかに、メールアドレスを登録し、Web明細の利用登録をすることが条件となっている。
アイフル「最大30日間利息0円サービス」
アイフルでの契約が初めてで、無担保キャッシングローンを利用する人なら、最大30日間は利息の負担が免除されるという内容だ。
無担保キャッシングローンとは具体的には、キャッシングローン、SuLaLi、ファーストプレミアムカードローンをいう。
レイクの無利息サービスがおすすめの人
他社との比較を踏まえると、以下のような人にはレイクの無利息サービスがとくに適していると言える。
- 30日では短いが、60日なら確実に返済できる人
- カードローン会社の無利息期間は、多くが「30日」という設定だ
- しかしレイクは「60日」と長めの期間設定だ
- そのため、30日の返済は難しいが60日なら可能という人にとって、レイクは最適な選択肢となる
- たとえば、2か月後のボーナスで返済を予定している場合や、フリーランスなど収入の周期がひと月より長い人に適している
- 少額(5万円以下)を半年かけて返済したい人
- 「180日間無利息サービス」は、5万円までの借入に対して半年もの間利息がかからない
- 他社を凌駕する長い期間が設定されているため、少額を少しずつ返済したい人には大きなメリットとなる
- 学生や主婦など、定期的な収入が少ない人でも計画的に返済できる
- 借入額や返済期間に応じて最適なプランを選びたい人
- レイクは、3種類から無利息サービスが選択できる唯一の会社だ
- 借入額や返済計画に応じて最適なプランを選べるため、柔軟な資金計画を立てたい人に向いている
- 契約後すぐに借入する予定がない人
- レイクの無料期間は「60日」「180日」と長い設定のため、たとえば契約後しばらく借入せずにいたとしても、残り期間で無利息メリットを享受できる可能性は十分だ
レイクの無利息サービスは「上手に選んで早く返済」すべし!
レイクは、複数の無利息プランを提供している。利用者は、自分の借入条件から、「60日間無利息」と「180日間無利息」の2つから好きな方を選択できる。
一般的な「30日」より長い期間の設定であるため、「ボーナス後なら確実に返済できる」など、長めの返済期間が必要な人にはとくにおすすめしたいサービスである。
無料期間であっても返済は必要で、遅延が発生するとより多くの金額を負担しなければならない点には注意が必要だ。
とはいえ、実現可能な返済計画を立て、それに即した堅実な返済ができるなら、レイクは強い味方になってくれる。
まずは公式Webサイトで、あなたの借入スタイルに合った無利息プランを選んでみてはいかがだろう。
早めの返済計画が立てられるなら、レイクの無利息サービスは大きな助けとなるはずだ。