- スターカードローンαの審査が厳しいのか知りたい
- スターカードローンαの審査基準や審査にかかる時間を知りたい
- どのような場合に審査に落ちるのか知りたい
東京スター銀行カードローンの「スターカードローンα」は、銀行カードローンでありながら30日間の無利息期間があり、大手消費者金融に比べて金利が低い。
また、返済用預金口座の残高が不足しても自動的に融資される利便性の高さも魅力だ。
そのため、借入を検討している人も多いのではないだろうか。しかし、審査の厳しさが気になり、申込みの一歩を踏み出せないこともあるかもしれない。
また、審査基準や流れ、審査にかかる時間についても申込み前に知っておくと安心して申込できるはずだ。
本記事では東京スター銀行のスターカードローンαに関する審査について、気になるポイントを解説する。審査を受ける際の参考にしてほしい。
スターカードローンαの審査は厳しい?審査基準を紹介
借入の前に一番、気になるのがスターカードローンαの審査に通るかどうかだろう。
審査結果は実際に受けてみるまで分からない。しかし、事前にどのような基準があって、通過率がどの程度の見込みかは気になるはずだ。
そもそも審査以前に申込みができるかどうかについても確認しておきたい。
借入の際にどのようなところが審査通過の成否を左右するのだろうか。
審査基準
具体的な審査の基準だが、公式サイトでスターカードローンαの具体的な基準は公表されていない。
しかし、東京スター銀行のスターカードローンαの商品紹介で、利用できる人は以下のように明記されている。
- 年齢が満20歳以上69歳以下
- 定期的な収入がある方(パート・アルバイトでも利用可)
- 日本国籍の方、または外国籍の方で永住権を持っていて国内居住の個人
- 保証会社(アイフル株式会社)の保証を受けられる人
まず、これらの条件を満たしているかどうかを最初に確認する必要がある。審査基準に関しては、明言されていないものの、特に重要と考えられる基準は以下の3つだ。
- 雇用形態
- 年収
- 他社からの借入
この3つは公式サイトの「かんたん1秒診断」で確認される項目だ。
入力内容次第で「ご利用可能と思われます」または「お借り入れの可否を判断できませんでした」という案内に分岐する仕組みになっている。
年収を高めに設定(例えば1,000万円)し他社からの借入れをなし(0円)にすると「ご利用可能と思われます」という借入に希望が持てそうな結果が出る。
一方、年収を極端に低く設定し(例えば5万円)、他社からの借入を高く設定(例えば500万円)すると「可否を判断できない」という、借入に不安を感じる結果が出る。
雇用形態に関しては年収と他社からの借入を同じ条件ならば、どれを選んでも結果に影響はなかった。
年収と他社からの借入が審査基準としては特に重要だろう。
ただ、雇用形態に関しても「かんたん1秒診断」で入力する必要があることから重要な基準と考えられる。
次に実際の申込みについても確認してみよう。実際の申込みではかなり詳細な個人情報を入力する必要がある。
生年月日や住所だけではなく、以下のような細かいことも入力必須の項目として設定されている。
- 家族と同居か別居か
- 扶養家族の人数
- 住まいの種類(持ち家か貸し家かなど)
- 月々の家賃
- 住宅ローン
- 会社規模
- 入社年月
- 住宅ローンやカードローンの借入状況
かなり詳細な項目も入力必須となっている。入力必須だからと言って、審査基準にどこまで影響するかは定かではない。
しかし、入社年月で勤務年数、他の項目などから支払い能力の安定性や有無を総合的に判断される可能性は否定できないだろう。
一般的なカードローン審査の規制や公式サイトの診断、申込みの入力必須項目から結局、以下の3つに気をつけるとよさそうだ。
スターカードローンαで重要と考えられる審査基準
- 十分に返済能力があるかどうか
- 借入の実績や状況(過去に支払い延滞など事故を起こしていないかどうか、複数社から過度な借入をしていないかどうか)
安定した収入があり、借入金に対して十分な返済能力があるかどうかが結局のところ審査の成否を左右すると考えられる。
審査通過率
残念ながらスターカードローンαの審査通過率の具体的な数字は非公開だ。そのため正確な審査通過率に関しては確認できない。
ただし、スターカードローンαの商品紹介には「保証会社(アイフル株式会社)の保証を受けられる人」という記載がある。
アイフルは大手消費者金融として知られているが、信用保証事業で金融機関との保証提携も行っている。
アイフルが審査結果通知・信用保証を提携金融機関に提供する代わりに、金融機関から保証料を受け取る仕組みだ。
東京スター銀行の「カードローン(スターカードローンα)お申し込み」の利用規約にも、「お申し込み後、お客さまの個人信用情報を取得し、当行および保証会社(アイフル株式会社)にて審査」と書かれている。
スターカードローンαの審査通過率は非公開だが、アイフルの審査通過率は「無担保新規成約率」としてアイフルの公表している月次データで公開されている。
アイフルの提供するカードローンの審査通過率(スターカードローンαの保証会社)
月次 | 無担保新規成約率 |
---|---|
4月 | 34.9% |
5月 | 36.7% |
6月 | 37.0% |
7月 | 33.3% |
スターカードローンαの審査通過率ではないが、保証会社であるアイフルのカードローンの審査通過率は一つの目安となるかもしれない。
消費者金融の審査との比較
東京スター銀行スターカードローンα | アイフルキャッシングローン | |
---|---|---|
金利 | 1.5%〜14.6% | 3.0%〜18.0% |
貸付限度額 | 最大1,000万円 | 最大800万円 |
東京スター銀行とアイフルのカードローンの条件を比較してみると、金利と貸付限度額に関してはスターカードローンαの方が借り手にとって有利な条件となっている。
条件が有利な分、審査はスターカードローンαの方がアイフルのキャッシングローンより厳しいと考えられる。
ただし、審査通過率に関しては参考程度にとどめてほしい。審査に申込みをする人の属性次第で通過率は左右されるためだ。
例えばスターカードローンαに申込みをする人に安定収入の人が極端に高く、アイフルに申込みをする安定収入の人が少なかった場合、スターカードローンαの方が厳しい審査でも通過率が高くなる可能性も否定できない。
スターカードローンαの審査の流れ
スターカードローンαに申込みをする前に審査の流れを確認しよう。
流れだけでなく審査にかかる時間、在籍確認の内容、土日の審査などの気になるポイントについても解説する。
審査の流れや気になるポイントを事前に押さえて、準備を整えて審査に臨んでほしい。
申込から審査の流れ
審査の流れは以下の通りだ。
- 専用フォームに必要事項を記入
- 在籍確認等の電話(結果によっては連絡しない場合もあり)
- 仮審査結果のお知らせ
- 本人確認の電話
- 必要書類の提出(アップロード)
- 契約手続※スターワン口座がない場合は開設が必要
- ローンカードとローンカード用暗証番号がハガキで郵送される
- カードが手元に届く前にアプリでも借入可能
仮審査では専用フォームに名前や住所、生年月日をはじめ年収や借入状況、会社規模、入社年月などを入力する。
正確に事実を記入しよう。また、在籍確認が勤務先に電話でかかってくることも想定しておこう。仮審査に通れば本審査だ。
本審査では本人確認の電話、必要書類の提出(Web上でアップロード)、契約手続を行う。
この際に東京スター銀行のスターワン口座が必要になるため、借入れを希望する場合は事前に口座開設を済ませておくとよい。
また、必要書類のアップロードもあるため、以下の書類か任意のものを用意してほしい。
- 運転免許証
- 個人番号カード
- 健康保険証
- 在留カードまたは特別永住者証明書の写し(外国籍の場合)
- 源泉徴収票
- 確定申告書(1,2枚目受領印付き)、住民税決定通知書、課税証明書:源泉徴収書がない場合
- 直近3ヵ月の給与明細、賞与明細があれば併せて提出(昨年中途入社もしくは入社1年未満の方)
※外交員報酬等で確定申告をしている場合、必ず確定申告書(1・2枚目)を添付
仮審査・本審査を終えるとカードと暗証番号記載のハガキが、記載した住所に送られてくる。
カードが手元に届く前にアプリで借入もできるため、急ぎの場合はアプリ利用も検討しよう。
- 参考:東京スター銀行
審査にかかる時間
スターカードローンαの審査にかかる具体的な時間は公表されていない。そのため、実際にかかる時間は申込みをしてみるまで分からない。
ただし、一つたしかなことは、大手消費者金融のように即日融資に対応していない場合があるということだ。
弊社がスターカードローンαの利用者へ実施したアンケートでは、申し込みから受け取りまでの期間が「2日〜4日かかった」と答えたユーザーが最も多かった。
急ぎで明日にでも借入をしなければいけないという場合は、スターカードローンαよりも即日融資対応のアイフルなどの大手消費者金融を優先して選ぶ必要があるだろう。
スターカードローンαで借入をする際は余裕をもった日程で申し込みをしよう。
在籍確認の有無
審査の流れの項目でも説明したが在籍確認があり、会社に電話がかかってくることもある。
ただし、電話では東京スター銀行とは名乗らずに、個人名で電話がかかってくる。
スターカードローンαに申込みする場合は電話で在籍確認があることを前提に申込みをしよう。
土日の審査には対応していない
スターカードローンαの審査の申込みはオンライン上でいつでもできる。しかし、土日に審査は行われない。
銀行カードローンで土日に審査回答をしてくれるところは一般的ではない。
MUFGのカードローン「バンクイック」のように土日の審査回答に対応している銀行カードローンもあるが、スターカードローンαは残念ながら、土日審査に対応していないことを前提に申込みをしよう。
スターカードローンαの審査に落ちてしまったら?
スターカードローンαの審査に落ちてしまったら、どうしようと不安を感じている人もいるだろう。
申込みの前に落ちる原因と、落ちた後の対処法、審査に通過するコツを事前に知っておけば、不安も和らぐはずだ。審査を受ける前に知っておきたいポイントを紹介する。
落ちる原因
落ちる原因には主に以下のことが考えられる。
- 支払い能力が基準を満たしていない
- 信用情報に問題がある
- 在籍確認ができない
- 必要書類の不備
それぞれの原因を確認してみよう。
支払い能力が基準を満たしていない
スターカードローンαでは、職業や年収など様々な視点から総合的に借入に対して支払い能力が十分にあるかどうかが審査される。
年収が借入希望額に対して十分でない場合、安定した収入が見込めないと判断されると審査に落ちてしまうこともある。
信用情報に問題がある
東京スター銀行に限らず、過去に銀行や貸金業者に借入経験があり延滞などの記録がある場合は、審査に通らない恐れがある。
債務整理(借金の減額や免除によって生活を立て直す手続き:自己破産など)の経験なども事故情報として信用情報機関に記録されるため、審査に通らない原因になってしまう。
在籍確認ができない
仮審査の段階で勤務先に在籍確認の電話をされることがある。このときに在籍確認ができないと、審査に落ちてしまうこともある。
必要書類の不備
必要書類の不備も審査に落ちてしまう理由になる。例えば、本人確認書類の有効期限が切れていたり、虚偽の内容が記載されていたりすると審査に落ちる可能性がある。
落ちたときの対処法
支払い能力が基準を満たしていないと考えられる場合は、年収や職業などの観点から支払い能力が高いと判断されるように転職や雇用形態の変更などが対処法となるだろう。
現在の支払い能力でも十分に返済できる借入額に減らすことも考えてみよう。
信用情報に関しては、もし他に借入がある場合は返済して借入総額を減らす、信用情報に問題があれば回復を待つ必要がある。
在籍確認に関しては勤務先の情報を正確に申込みの際に申告、在籍確認ができるように調整するなどの対策が有効だろう。
書類の不備に関しては、申告内容と事実を一致させる、期限切れがないかを確認するなど慎重な対応を心がけてほしい。
審査に通過するコツ
職業や収入などは、借入れのためだけにすぐに変えられるものではないだろう。
しかし、審査前の心がけ次第で審査に通過しやすくなる。審査前でもすぐに取り組めるコツを申込み前に確認しよう。
- 申告する内容は正確に入力する
- 借入額は年収に対して余裕をもった額で設定する
- 他の借入を整理する
- 申込みのタイミングに気をつける
仮審査の段階で氏名や住所以外にも申告しなければいけない内容が多い。
申告する情報と事実に矛盾があると審査に通りづらくなってしまう。仮審査で申告する内容は正確に入力しよう。
借入額は年収に対して無理のない範囲にとどめるべきだ。返済能力に対して余裕をもった借入額に設定してほしい。
東京スター銀行は貸金業者ではないため、消費者金融のように借入限度額が年収の1/3を超えてはいけないという総量規制の対象外だ。
しかし、総量規制は借り手の消費者を過度な借入から守るための制度で、年収の1/3以上の貸付は返済能力に対して借入額が大きいと判断する根拠にはなり得るだろう。
年収の1/3以上の借入れは借入額が大きい可能性がある。
また、借入があれば返済してそう借入額を少なくすることも審査に有利に働くだろう。そして、あなたが就職や
転職などのライフステージの節目にいる場合は、収入が安定し、信用情報が良好な状態に申込みタイミングを設定するのも有効だ。
スターカードローンαの審査の不安を解消して申込みをしよう
東京スター銀行のスターカードローンαの審査について気になるポイントを解説した。
審査の基準や通過率に関しては残念ながら具体的な数字は非公開だ。しかし、東京スター銀行は大手消費者金融のアイフルを保証会社としている。
東京スター銀行のスターカードローンαとアイフルのカードローンでは金利などの上限も違うため審査の難易度が必ずしも一致するわけではない。
しかし、アイフルの審査通過率(月によるが30%台)は一つの参考となるはずだ。
スターカードローンαが銀行カードローンであることを考えると、アイフルよりも審査は厳しく見積もるのが現実的だ。
審査に落ちる原因は、借入額に対する支払い能力、信用情報、在籍確認に対応できるか否か、必要書類の不備などが考えられる。
これらの審査に落ちる原因に取れる対策を一つずつ丁寧に行うと審査に通りやすくなるはずだ。
スターカードローンαは、大手消費者金融のカードローンに比べると即日融資で今すぐ借りたいという人には適していない。
土日審査に対応していない上、審査のスピードを売りにしているサービスではないためだ。
しかし金利が低めの1.5%〜14.6%で、借入限度額も大手消費者金融よりも高めの1,000万円だ。
しかも契約日から30日間の無利息期間も利用できる。返済用預金口座の残高が不足しても自動的に融資される利便性の高さも魅力だ。
審査のポイントを押さえて不安を解消して、スターカードローンαで無理のない範囲で計画的な借入を検討してみよう。