- 横浜銀行カードローンにどんな返済方法があるのか知りたい
- 横浜銀行カードローンで返済するまでの流れを理解したい
- 横浜銀行カードローンの返済日や返済額などの条件が知りたい
横浜銀行カードローンを利用したいと考えている方の中には、どんな返済方法があるのか気になる方もいるのではないだろうか。
横浜銀行カードローンでは、指定した口座からの自動引き落としによる返済以外にもいくつかの返済方法がある。
さまざまな返済方法を組み合わせて利用することで、計画的に返済しやすくなるだろう。
今回の記事では、横浜銀行カードローンでの返済方法について、どのような方法があるのかや具体的な手順、返済日・返済額といった条件などを詳しく解説していく。
これから横浜銀行カードローンを利用したいと考えている人や、横浜銀行カードローンの返済方法・返済条件が知りたいと考えている方は、ぜひ本記事をチェックして借入を検討してみてほしい。
横浜銀行カードローンの3つの返済方法
「横浜銀行カードローン」は、横浜銀行が提供するカードローン商品だ。
カードローンを選ぶにあたって、返済方法がどのくらい豊富かや、自分にとって使いやすい方法かはしっかりとチェックしておく必要がある。
横浜銀行では、毎月決まった返済日に所定の金額が返済指定口座から自動的に引き落とされる、というのが基本的な返済方法となる。
しかし、人によっては「余裕のあるタイミングで多めに返したい」「なるべく早く返済したい」などと感じる方もいるだろう。
ここでは、横浜銀行カードローンの自動引き落とし以外の3つの返済方法について、特徴を詳しく確認していこう。
- スマホアプリ「はまぎん365」からの返済
- インターネットバンキングからの返済
- ATMでの返済
スマホアプリ「はまぎん365」からの返済
スマホアプリ「はまぎん365」は、横浜銀行が提供するスマートフォンアプリだ。
アプリから口座にログインして、利用するカードローン口座をサービス利用口座に追加することで、借入や返済などの手続きが行える。
借入・返済ともに1円単位から可能で、原則として24時間365日いつでもリアルタイムで取引可能なので、平日や日中はなかなか手続きする時間が取れないという方や、手元のスマートフォンで手軽に手続きしたいという方におすすめの方法だ。
一部返済・全部返済のどちらも利用できるため、ニーズに応じて使い分けよう。
インターネットバンキングからの返済
「〈はまぎん〉マイダイレクト」というインターネットバンキングサービスを利用すれば、ネットから直接借入・返済などの振込手続きが行える。
「はまぎん365」と同様に、アプリからカードローンの口座にログインして、サービス利用口座への追加手続きを行えば、誰でも簡単に返済が可能だ。
ただし、〈はまぎん〉マイダイレクトを利用できるのは、キャッシュカード(横浜バンクカードを含む)が発行されている普通預金口座保有者に限られる点に注意が必要だ。
普通預金口座を持っているがキャッシュカードを発行していないという場合は、横浜銀行本支店でキャッシュカード・横浜バンクカードの発行手続きが必要となる。
ATMでの返済
横浜銀行ATMや全国の提携コンビニATMを利用して、ATMから返済を行うことも可能だ。
特に駅ATMが充実しており、多くの場所からATMを利用して借入・返済できる。
提携コンビニATMには以下のような種類があり、自分の自宅や勤務先の近くのスーパー・コンビニからも手軽に返済しやすいだろう。
- セブン銀行ATM
- ローソン銀行ATM
- イーネットATM
- その他提携ATM
神奈川・東京のATM台数は約14,000台にも及び、非常に多くのATMを利用できるという安心感がある。
加えて、横浜銀行ATMおよびコンビニ等ATM(セブン銀行、ローソン銀行、イーネット)では、借入・返済などの各種取引にかかるATM利用手数料は無料となっている。
手数料負担を気にせずに臨時返済ができるのも嬉しいポイントだ。
ただし、そのほか提携ATMでは借入の際に所定のATM利用手数料が発生するため注意しよう。
また、横浜銀行ATMの取り扱い時間は平日0:00〜24:00となっているが、ATMによっては取り扱い時間が異なる場合もある。
【返済方法別】横浜銀行カードローンの返済までの流れ
それでは、上記で解説した3つの返済方法別に、具体的な返済の手順を確認していこう。
スマホアプリ「はまぎん365」からの返済
スマホアプリ「はまぎん365」を利用して返済する流れは下記の通りだ。
- 「はまぎん365」をダウンロードする
- アプリを起動して初回利用登録を行う
- サービス利用口座を追加する
- 画面右下に表示される「お取引」を選択する
- 「カードローン」を選択し、画面案内に沿って手続きを行う
まずは、「はまぎん365」アプリをダウンロードする。
ダウンロードできたら、アプリを起動して「初回利用登録はこちら」を選択する。
利用規定を確認して「同意して次へ」をタップし、「初回利用登録」を選択してメールアドレスを入力する。
メールアドレスの登録手続きを完了したら、登録する口座の情報や生年月日などを入力し、キャッシュカードの暗証番号を入力すれば初回利用登録は完了だ。
初回利用登録が終わったら、アプリの画面左上に表示されるメニューバーから「すべての口座」>「+口座を追加」を選択し、サービス利用口座として追加するカードローン口座の情報を入力し、「口座を追加」を押して登録完了する。
画面右下に表示される「取引」>「カードローン」と選択していき、あとは画面の指示に従えば返済手続きを行える。
インターネットバンキングからの返済
インターネットバンキング「〈はまぎん〉マイダイレクト」を利用して返済する手順は下記の通りだ。
- 横浜銀行Webサイトから初回利用登録画面に進む
- 普通預金の口座情報を入力する
- ログインパスワードや秘密の質問を入力する
- Eメールアドレスを登録する
- 「〈はまぎん〉マイダイレクトメニュー画面へ」ボタンを押す
- カードローン口座を登録する
まずは、横浜銀行のWebサイトから初回利用登録画面に進み、代表口座とする普通預金口座の店番号や口座番号などを入力する。
次に、ログインパスワードや秘密の質問・答えを入力し、注意事項を確認・チェックの上で「登録する」ボタンを押す。
続いて、Eメールアドレスを入力し、入力内容を確認の上で「登録する」を押すと初回利用登録が完了する。
2回目以降は、横浜銀行Webサイトの「ログイン」から店番号・口座番号、ログインパスワードを入力するとログインできる。
あとは画面の指示に従ってカードローン口座を登録し、返済手続きを進めていこう。
ATMでの返済
ATMで返済を行う場合、利用するATMによって若干操作方法が異なる場合がある。
ここでは、横浜銀行ATMを例にして解説していく。
- ATM画面内の「カードローン」を押す
- 「横浜銀行カードローン・教育ローン・クイッキー」を押す
- 「返済」を押す
あとは、画面の操作に従って返済金額などを入力して操作を行おう。
また、借入・返済には横浜銀行カードローンのカードが必要となり、カードレスでの利用はできない。
横浜銀行カードローンの返済条件とは
続いて、横浜銀行カードローンの返済条件をチェックしていこう。
横浜銀行カードローンの返済日や最低返済金額がどのように決まるのか
横浜銀行カードローンの返済日
横浜銀行カードローンでは、「定例返済」と「随時返済」という2種類の返済方法を利用できる。
定例返済は、毎月決まった返済日に所定の返済額が返済指定口座から自動的に引き落とされるという方法で、カードローンの利用者は基本的にこの定例返済で毎月お金を返済していく。
横浜銀行の定例返済日は毎月10日(銀行休業日の場合は翌平日窓口営業日)と定められている。
随時返済は、定例返済以外の好きなタイミングに返済を行う方法で、元金を随時返済できる「一部返済」と元金と利息の全額を返済できる「全額返済」の2種類がある。
先述したスマホアプリからの返済やインターネットバンキングからの返済、ATMからの返済を行うことで随時返済が可能だ。
ただし、全額返済を行えるのは、横浜銀行のATM、スマホアプリ「はまぎん365」、〈はまぎん〉マイダイレクト(インターネットバンキング)のみとなる。
提携しているコンビニ等のATMからは全額返済を行えないため注意しよう。
また、定例返済が済んでいない場合、全額返済は利用できないことや、ATMからの全額返済は元金と利息の合計が100万円以下の場合に限られることなども、あらかじめ把握しておこう。
最低返済額の決まり方
横浜銀行カードローンでの月々の返済額は、前月の定例返済後の借入残高によって、下記のように決められている。
前月の定例返済後の借入残高 | 定例返済額 |
---|---|
2千円以下 | 前月の定例返済後の借入残高 |
2千円超10万円以下 | 2,000円 |
10万円超20万円以下 | 4,000円 |
20万円超30万円以下 | 6,000円 |
30万円超40万円以下 | 8,000円 |
40万円超50万円以下 | 10,000円 |
50万円超100万円以下 | 15,000円 |
100万円超150万円以下 | 20,000円 |
150万円超200万円以下 | 25,000円 |
200万円超250万円以下 | 30,000円 |
250万円超300万円以下 | 35,000円 |
300万円超350万円以下 | 40,000円 |
350万円超400万円以下 | 45,000円 |
400万円超450万円以下 | 50,000円 |
450万円超500万円以下 | 55,000円 |
500万円超600万円以下 | 60,000円 |
600万円超700万円以下 | 65,000円 |
700万円超800万円以下 | 70,000円 |
800万円超900万円以下 | 75,000円 |
900万円超1,000万円以下 | 80,000円 |
1,000万円超 | 85,000円 |
例えば、30万円を借りた場合、月々の定例返済額は最低6,000円からスタートする。
10万円以下の借入の場合、月々の返済金額は2,000円となり、返済負担が大きくならないか不安な方でも比較的借りやすいだろう。
ただし、毎月の返済金額が少額だと、借入期間は長くなりやすい。
当然ながら借入が長期に及ぶほど、総返済額は大きくなる点に注意が必要だ。
「毎月の返済額を抑えたいのか」「総返済額を減らしたいのか」など、事前にしっかりと返済計画を立てた上で、返済金額を決めていこう。
返済額シミュレーション
それでは、借りる金額に応じて毎月の返済額や最終的な返済額がどのくらい変わってくるかをシミュレーションしてみよう。
なお、2024年7月1日現在の横浜銀行の金利は以下のように定められている。
借入限度額 | 利率(年利) |
---|---|
100万円以下 | 14.6% |
100万円超200万円以下 | 11.8% |
200万円超300万円以下 | 8.8% |
300万円超400万円以下 | 6.8% |
400万円超500万円以下 | 4.8% |
500万円超600万円以下 | 4.5% |
600万円超700万円以下 | 4.0% |
700万円超800万円以下 | 3.5% |
800万円超900万円以下 | 3.0% |
900万円超1,000万円未満 | 2.5% |
1,000万円 | 1.5% |
ここでは、借入限度額を100万円以下として、年14.6%の適用金利でシミュレーションを行う。
10万円を借りた場合
10万円を年14.6%の金利で借りて、最低返済額で返済を行う場合の返済シミュレーションは下記の通りだ。
返済回数 | 返済額 | 定例返済額 |
---|---|---|
1回 | 4,000円 | 適用 |
2回〜76回 | 2,000円 | 適用 |
77回 | 948円 | 適用 |
最低返済額で返済を行う場合、返済回数は77回となり、返済総額は154,948円だ。
元本10万円に対して、利息として支払う部分は54,948円となる。
当然、返済期間が短いほど利息負担は小さくなるため、なるべく返済負担を抑えたい場合は、返済期間を短くするのがポイントだ。
仮に、10万円を12ヶ月で返済した場合、返済予定表は下記の通りとなる。
返済回数 | 返済額 | 利息額 | 利用残高 |
---|---|---|---|
0回 | 0円 | 1,216円 | 101,216円 |
1回 | 9,886円 | 1,231円 | 92,561円 |
2回 | 9,886円 | 1,125円 | 83,800円 |
3回 | 9,886円 | 1,019円 | 74,933円 |
4回 | 9,886円 | 911円 | 65,958円 |
5回 | 9,886円 | 801円 | 56,873円 |
6回 | 9,886円 | 691円 | 47,678円 |
7回 | 9,886円 | 579円 | 38,371円 |
8回 | 9,886円 | 465円 | 28,950円 |
9回 | 9,886円 | 351円 | 19,415円 |
10回 | 9,886円 | 236円 | 9,765円 |
11回 | 9,765円 | 118円 | 118円 |
12回 | 119円 | 1円 | 0円 |
TOTAL | 108,744円 | 8,744円 | ― |
12ヶ月で返済する場合、利息額は8,744円、返済総額は108,744円となる。
ただし、上記の表はあくまでも目安となるシミュレーションで、実際の返済金額・利息額とは異なる点に注意が必要だ。
30万円を借りた場合
30万円を借りて、最低返済額で返済を行う場合の返済シミュレーションは下記の通りだ。
返済回数 | 返済額 | 定例返済額 |
---|---|---|
1回 | 8,000円 | 適用 |
2回 – 36回 | 6,000円 | 適用 |
37回 – 82回 | 4,000円 | 適用 |
83回 – 158回 | 2,000円 | 適用 |
159回 | 751円 | 適用 |
このときの返済回数は159回、返済総額は554,751円だ。
最低返済額は、定例返済後の借入残高に応じて金額が決まるため、返済を続けていくほど最低返済額は小さくなる。
仮に、30万円を12ヶ月で返済する場合、毎月の返済額と利息額、利用残高は下記のように変わっていく。
返済回数 | 返済額 | 利息額 | 利用残高 |
---|---|---|---|
0回 | 0円 | 3,650円 | 303,650円 |
1回 | 29,660円 | 3,693円 | 277,683円 |
2回 | 29,660円 | 3,377円 | 251,400円 |
3回 | 29,660円 | 3,058円 | 224,798円 |
4回 | 29,660円 | 2,733円 | 197,871円 |
5回 | 29,660円 | 2,406円 | 170,617円 |
6回 | 29,660円 | 2,075円 | 143,032円 |
7回 | 29,660円 | 1,739円 | 115,111円 |
8回 | 29,660円 | 1,400円 | 86,851円 |
9回 | 29,660円 | 1,056円 | 58,247円 |
10回 | 29,660円 | 708円 | 29,295円 |
11回 | 29,295円 | 355円 | 355円 |
12回 | 358円 | 3円 | 0円 |
TOTAL | 326,253円 | 26,253円 | ― |
30万円を12ヶ月で返済する場合、トータルの利息額は26,253円、総返済額は326,253円となる。
50万円を借りた場合
50万円を借りて、最低返済額で返済を行う場合の返済シミュレーションは下記の通りだ。
返済回数 | 返済額 | 定例返済額 |
---|---|---|
1回 | 15,000円 | 適用 |
2回 – 23回 | 10,000円 | 適用 |
24回 – 50回 | 8,000円 | 適用 |
51回 – 84回 | 6,000円 | 適用 |
85回 – 131回 | 4,000円 | 適用 |
132回 – 207回 | 2,000円 | 適用 |
208回 | 1,135円 | 適用 |
上記のケースでは、総返済回数が208回、返済総額は996,135円となる。
最低返済額での返済を続けると、総返済額が借入額の約2倍になってしまうため、なるべく最低額以上での返済を検討するのがおすすめだ。
次に、50万円を12ヶ月で返済する場合、毎月の返済額と利息額、利用残高は下記のように変わっていく。
返済回数 | 返済額 | 利息額 | 利用残高 |
---|---|---|---|
0回 | 0円 | 6,083円 | 506,083円 |
1回 | 49,433円 | 6,156円 | 462,806円 |
2回 | 49,433円 | 5,630円 | 419,003円 |
3回 | 49,433円 | 5,097円 | 374,667円 |
4回 | 49,433円 | 4,557円 | 329,791円 |
5回 | 49,433円 | 4,011円 | 284,369円 |
6回 | 49,433円 | 3,458円 | 238,394円 |
7回 | 49,433円 | 2,899円 | 191,860円 |
8回 | 49,433円 | 2,333円 | 144,760円 |
9回 | 49,433円 | 1,760円 | 97,087円 |
10回 | 49,433円 | 1,180円 | 48,834円 |
11回 | 48,834円 | 593円 | 593円 |
12回 | 599円 | 6円 | 0円 |
TOTAL | 624,447円 | 124,447円 | ― |
12ヶ月で返済する場合、利息額は124,447円、総返済額は624,447円となる。
なるべくしっかりと返済を続けていくことで、総返済額を抑えやすくなるだろう。
横浜銀行カードローンで利息だけ返済することはできる?
「横浜銀行カードローンでの返済が遅れてしまいそうだ」という場合、カードローンによっては利息のみを返済することで、毎月の返済額を少なく抑えることができる。
横浜銀行カードローンでも、利息だけを返済することは可能なのだろうか。確認していこう。
横浜銀行カードローンで利息だけ返済することは可能?
横浜銀行カードローンでは、利息だけ返済できるかについて回答を明記していない。
つまり、利息だけ返済したいというときは、個別に横浜銀行に問い合わせる必要があるだろう。
金融機関によっては、毎月の返済が苦しい場合に利息のみの返済を認めていることもある。
ただし、利息のみの返済が可能かどうかは金融機関やサービスによって異なるため、返済期日前に横浜銀行カードローンプラザに相談するのをおすすめする。
利息だけ返済する時の注意点
通常の定例返済や随時返済では、借りたお金の元本を減らすことでどんどん利息負担を小さくできる。
しかし、利息だけ返済する場合、当然ながら元本部分は1円も減らない。
利息としてお金を支払っているにもかかわらず元本部分が減らないため、ズルズルと返済期間だけが伸びていってしまうこととなる。
仮に利息だけの返済が認められたとしても、安易に利息のみの返済を続けるのではなく、余裕の出たタイミングでしっかりと返済していくのが大事だ。
横浜銀行カードローンで活用したい一括返済とは
カードローンでは、一括返済を活用することで返済総額を抑えやすくなる。
ここでは、カードローンの一括返済とはそもそも何か、一括返済を行うとどのように返済額が変わるのか、一括返済を行う際の注意点などを詳しく確認していこう。
カードローンの一括返済とは何か
カードローンの一括返済とは、借りているお金をまとめて返すことを指す。
返済期間の途中で、残っている借入残高を繰上げて返済することで、本来なら支払う予定の利息を抑えることができる。
カードローンを一括返済するメリットには、以下のようなものがある。
- 総支払額を抑えられる
- 借入枠が広がる
- 個人信用情報に完済情報が残る
一括返済を行う最大のメリットは、利息の負担が減って総支払い金額を抑えられることだ。
カードローンの利息は借りた期間に応じて日割りで計算されるため、長い期間借り続けるほど利息として支払う金額が大きくなる。
一括返済を行うことで、それ以降の返済がなくなるため、結果として支払い金額を抑えられる。
また、一括返済を行うことで、カードローンの借入枠に余裕ができるのもメリットだ。
カードローンは利用者ごとに借入限度額が決められており、限度額以上の借入はできない。
限度額いっぱいまで借りている人は、一括返済を行うことで、その分新しく借入ができるようになる。
一括返済を行うと、個人信用情報に「完済」という記録が残る。
しっかりと返済を行った記録は、個人の信用情報にプラスの影響を与えると言われている。
一括返済のシミュレーション
先ほど、横浜銀行カードローンでの借入について、10万円借りた場合・30万円借りた場合・50万円借りた場合のそれぞれで「返済額シミュレーション」を行った。
このシミュレーション結果をもとに、一定期間が経過したところで一括返済を行う場合、どのくらい返済負担を抑えられるかシミュレーションを行っていこう。
10万円借りた場合
10万円を年14.6%の金利で借りて、一括返済を行わずに最低返済額ずつ返済を行う場合と、12ヶ月・24ヶ月・36ヶ月経過時点で一括返済を行う場合で、どれだけ返済総額が異なるかをシミュレーションした。
一括返済を行うタイミング | 返済総額 | 利息額 |
---|---|---|
なし(最低返済額ずつ返済) | 154,948円 | 54,948円 |
12ヶ月 | 108,744円 | 8,744円 |
24ヶ月 | 116,620円 | 16,620円 |
36ヶ月 | 124,858円 | 24,858円 |
一括返済を行わずに最低返済額ずつ返済を行う場合、77回の返済回数が必要で、最終的な返済総額は154,948円となる。
返済額は抑えやすいものの、返済期間が長引くことで最終的な支払い金額が大きくなってしまう。
一方、12ヶ月で一括返済する場合、毎月の返済額は1万円弱となり、利息の総額は8,744円となる。
また、24ヶ月・36ヶ月で一括返済した場合は、これよりも返済期間が長くなるため、利息総額及び返済総額は大きくなるものの、一括返済をしない場合に比べると大きく利息負担を抑えられる。
30万円借りた場合
続いて、30万円を年14.6%の金利で借りて、一括返済を行わずに最低返済額ずつ返済を行う場合と、12ヶ月・24ヶ月・36ヶ月経過時点で一括返済を行う場合を比べていく。
一括返済を行うタイミング | 返済総額 | 利息額 |
---|---|---|
なし(最低返済額ずつ返済) | 554,751円 | 254,751円 |
12ヶ月 | 326,253円 | 26,253円 |
24ヶ月 | 349,918円 | 49,918円 |
36ヶ月 | 374,655円 | 74,655円 |
借入金額が大きくなると、返済期間の長さによって毎月返済額や返済総額が変わりやすい。
一括返済を行わない場合、返済回数は159回で返済総額は554,751円となる。
毎月の返済金額は8,000円以下に抑えられるものの、返済期間がかなり長期にわたることで、返済総額が大きくなる。
12ヶ月・24ヶ月・36ヶ月経過時点で一括返済を行う場合、毎月の返済金額は大きくなるものの、その分最終的な返済総額を抑えやすい。
50万円借りた場合
最後に、50万円を年14.6%の金利で借りて、一括返済を行わずに最低返済額ずつ返済を行う場合と、12ヶ月・24ヶ月・36ヶ月経過時点で一括返済を行う場合を比較していこう。
一括返済を行うタイミング | 返済総額 | 利息額 |
---|---|---|
なし(最低返済額ずつ返済) | 996,135円 | 496,135円 |
12ヶ月 | 543,763円 | 43,763円 |
24ヶ月 | 583,220円 | 83,220円 |
36ヶ月 | 624,447円 | 124,447円 |
一括返済を行わず、最低返済額での定例返済を続けると、返済回数は208回、返済総額は996,135円となる。
約元本と同額を利息として支払うこととなり、負担はかなり重くなると言えるだろう。
また、返済期間が長期に渡るとその間に適用金利が上がる可能性もあり、金利が上がるとさらに利息負担が増す。
借入金額が大きいと毎月の返済負担も大きくなりやすいが、なるべく随時返済や一括返済を活用して、元本部分を減らしていくことを心がけよう。
一括返済を行う場合も、返済期間が12ヶ月か36ヶ月かの違いによって、返済総額は約8万円も変わってくる。
毎月の返済額の負担が大きいと厳しいという場合は、ボーナスのタイミングで多めに支払うなど、随時返済も活用すると返済期間を短く抑えやすい。
横浜銀行カードローンで一括返済をする際の注意点
横浜銀行カードローンで一括返済を行う場合は、スマホアプリからの返済、インターネットバンキング〈はまぎん〉マイダイレクトからの返済、横浜銀行ATMからの返済のいずれかの方法となる。
横浜銀行ATM以外の提携ATMからは全額返済を行えないため注意しよう。
また、横浜銀行ATMから返済を行う場合、1回の入金可能額は100万円以下(かつ100枚まで)と制限されている。
借入残高が100万円を超える場合は、複数回に分けて返済手続きを行うことで、全額完済が可能となる。
また、横浜銀行の窓口では解約を伴う全額返済のみ可能となっており、解約を伴わない全額返済は対象外となる。
横浜銀行カードローンの返済方法・注意点を知って賢く借りよう
横浜銀行カードローンでは、登録した預金口座からの自動引き落とし以外にも、ニーズに合わせて返済方法を使い分けられる。
スマホアプリ「はまぎん365」からの返済、インターネットバンキングからの返済、ATMでの返済の3種類の随時返済を使い分けて、適切に返済を行っていこう。
本記事では、横浜銀行カードローンでの返済シミュレーションや一括返済のメリット、返済時の注意点などを詳しく解説した。
最低2,000円という少額から返済ができるのはメリットでもあるが、なかなか元本と利息が減らないというデメリットにもなり得る。
借りる前にしっかりと返済計画を立てつつ、ボーナスなどで余裕が出たタイミングで一括返済や随時返済を行うことで、無理なく借入・返済を続けられるだろう。
横浜銀行をすでに利用している方や、これからカードローンの利用を検討している方は、ぜひ横浜銀行カードローンの利用を検討してみてほしい。