- プロミスのおまとめローンを利用したい
- プロミスのおまとめローンについて詳しく知りたい
- 審査のポイントや利用時の注意点を理解したい
おまとめローンは、複数の業者からの借入を一本化して返済の負担を軽減させるための商品だ。
大手消費者金融のプロミスでもおまとめローンが提供されている。現在複数の借入を行っている方のなかにはプロミスのおまとめローンの活用を検討している方も多いだろう。
本記事では、プロミスのおまとめローンの特徴やメリット、利用方法を紹介していく。
利用する際の注意点や審査のポイントも併せて紹介していくので、ぜひ本記事を参考におまとめローンを活用して借入の負担を軽減させよう。
プロミスのおまとめローンとは?
まず、プロミスのおまとめローンの基本的な特徴や商品のメリット、他社の商品との違いを紹介していく。特徴を理解した上で商品を利用すべきかどうかを判断しよう。
プロミスのおまとめローンの概要
プロミスのおまとめローンは、他社での借入をひとつにまとめられるカードローンである。基本的な特徴は以下の表の通りだ。
融資額 | 300万円まで |
---|---|
契約額 | 指定の契約額の範囲内でプロミスが決定した金額 |
借入利率 | 6.3%〜17.8%(実質年率) |
延滞利率 | 20.0%(実質年率) |
申込対象者 | 年齢20歳以上、65歳以下の本人に安定した収入がある方 |
返済期間/返済回数 | 最終借入後最長10年/1回〜120回 |
資金使途 | ほかの貸金業者からの借入金返済に限る |
借換対象となるローン | 消費者金融・クレジットカードなどにおける借入(無担保ローン) ※銀行のカードローン・クレジットカードのショッピング利用分などを除く |
担保・保証人 | 不要 |
おまとめローンは返済専用のローン商品であるため、資金の使い道はほかの貸金業者からの借入金返済に限定される。
また、契約額や借入利率はプロミスが行う審査によって決定される仕組みだ。
おまとめローンのメリット
おまとめローンを利用するメリットとして以下の2点が挙げられる。
- 利息の負担を抑えられる可能性がある
- 返済の管理がしやすくなる
複数の業者からの借入を一本化できれば、利息の支払額を抑えられる可能性がある。
それぞれの業者から少額ずつ借りるよりも、1社からまとまった金額を借りる方が低い金利が適用される場合があるためだ。
通常、カードローンの金利は借入額が大きいほど低くなっていく傾向がある。
複数の借入を一本にまとめることで現在よりも低い金利が適用されることになり、返済の負担を抑えられる可能性があるのだ。利息の負担を抑える手段としておまとめローンは効果的である。
また、借入を一本化することで返済の管理がしやすくなる点もメリットだ。
複数の業者から借りていると、それぞれの業者に返済しなければならない。プロミスのおまとめローンを利用すれば、プロミスに返済するだけで良い。
利息の負担を抑えつつ、返済の管理もしやすくなる点がおまとめローンを活用するメリットだ。
プロミスのおまとめローンと他社との違い
次に、他社のおまとめローンの特徴と比較していく。以下の表は、各社のおまとめローンの特徴を比較したものだ。
アイフル | アコム | レイク | プロミス | |
---|---|---|---|---|
融資額 | 1万円〜800万円 | 1万円〜300万円 | 10万円〜500万円 | 300万円まで |
借入利率 | 3.0%〜17.5% (実質年率) | 7.7%〜18.0% (実質年率) | 6.0%〜17.5% (実質年率) | 6.3%〜17.8% (実質年率) |
申込対象者 | 満20歳以上の定期的な収入と返済能力を有する方でアイフルの基準を満たす方 | 20歳以上の安定した収入と返済能力を有する方で、アコムの基準を満たす方 | 満20歳〜70歳までの安定した収入のある方 | 年齢20歳以上、65歳以下の本人に安定した収入がある方 |
返済期間/返済回数 | 最長10年/最大120回 | 借入日から最長12年3ヶ月/1〜146回 | 最長10年/最大120回 | 最終借入後最長10年/1回〜120回 |
借入可能額や利率、申込対象者、返済期間などにそれぞれ違いがあるため、比較してもっとも借りやすいおまとめローンを利用しよう。
プロミスのおまとめローンの利用方法
プロミスのおまとめローンは以下の流れで手続きを進める。
- 申し込みを行う
- 必要書類を提出する
- 借入金の一本化が完了する
それぞれの手順について解説していく。
申し込みを行う
プロミスは通常のカードローンの場合はWeb申し込みを受け付けているが、おまとめローンの場合は自動契約機またはプロミスコール(電話)からの申し込みのみ対応している。
近くの自動契約機に来店するか、プロミスコールに電話をかけて申し込み手続きを進めよう。
なお、自動契約機とプロミスコールの受付時間は9:00〜21:00(自動契約機は一部店舗を除く)となっており、土日や祝日も申し込み可能だ。営業時間内に手続きを進めよう。
必要書類を提出する
申し込み手続きを行う際には、書類の提出が求められる。
自動契約機で手続きをする場合は契約機内のスキャナーで読み込んで提出、電話で手続きをする場合は自動契約機で提出するか、必要書類を郵送するかのどちらかになる。
おまとめローンの利用に必要な提出書類は「本人確認書類」と「収入証明書類」だ。本人確認書類として利用できるのは以下のような書類である。
- 運転免許証(経歴証明書も可)
- パスポート
- 健康保険証
- マイナンバーカード
- 在留カード/特別永住者証明書
また、収入証明書として利用できるのは以下のような書類である。
- 源泉徴収票
- 確定申告書
- 税額通知書
- 所得(課税)証明書
- 給与明細書+賞与明細書
特に収入証明書は準備に時間がかかるものもあるため、早めに用意しておこう。
借入金の一本化が完了する
必要書類の提出が完了するとプロミス側で審査が行われ、審査に通過できると契約が成立する。
借り入れた資金で他社の借入金を返済し、プロミスへの一本化が完了するという流れだ。
プロミスのおまとめローンを利用する際の注意点
利息の負担を軽減できたり、返済管理がしやすくなったりといったメリットがあるおまとめローンだが、以下のような点には注意しなければならない。
- 追加の借入はできない
- 返済期間が延びる場合がある
- 審査に通過できない場合がある
- 滞納や規則違反があると一括請求されるおそれがある
それぞれの注意点について解説していく。
追加の借入はできない
通常、カードローンは契約した金額の範囲内であれば繰り返し融資を受けることができる。
しかしおまとめローンは返済専用の商品であるため、追加で借入を行うことは基本的にできない点に注意が必要だ。
また、おまとめローンの利用後に新規で借入をしたいと考えていても、他社での借入は制限される可能性が高い。
返済を行うためにおまとめローンを契約しているにもかかわらず、追加で他社から融資を受けていると規約違反になってしまう危険性がある。
おまとめローンの利用後は、基本的に追加の借入ができないと考えておくと良いだろう。
返済期間が延びる場合がある
おまとめローンで借入を一本化する際、契約条件によっては返済期間が延びる可能性がある。
返済期間が長期化するとその分だけ利息も膨らむため、しっかりと見通しを立てた上で利用することが重要だ。
ローンによる借入は返済期間が短いほど利息の負担は小さくなるものの、毎月の返済額は増えてしまう。
反対に返済期間を長く設定すると月々の返済負担は抑えられるが、トータルで支払う利息額が増える。毎月の返済額とトータルの利息額のバランスを見ながら返済計画を立てることが重要となるのだ。
「とりあえず借入を一本化しよう」という使い方ではなく、きちんと計画を立てた上でおまとめローンを利用しよう。
審査に通過できない場合がある
おまとめローンは複数の借入をまとめる分、借り入れる金額が大きくなりやすい。
金額が大きい分だけ審査のハードルが高くなるため、必ずしも審査に通過できるわけではないことを頭に入れておこう。
おまとめローンの審査に通過できなかった場合は、無理に借入先を探すよりもほかの手段を探した方が良い。
地道に返済を続けて借入件数・金額を減らすことを基本としつつ、どうしても返済が難しい場合は弁護士などの専門家に相談して債務整理などの手続きを検討すると良いだろう。
滞納や規則違反があると一括請求されるおそれがある
おまとめローンを利用する際、返済が遅れたり、規則に違反したりすると借入金の一括請求が行われる可能性がある。
おまとめローンを利用する際のルールを遵守し、定められた期日を守って返済していこう。
万が一、返済をうっかり忘れてしまった場合でも、すぐに一括請求される可能性は低い。
督促の連絡などが届いても無視し続けていると一括請求という流れになるため、返済を忘れていた場合は速やかに対応しよう。
また「おまとめローンの契約後に他社で新規の借入をした」などの規則違反は一括請求の対象となり得る。
契約時に定められた規則をしっかりと確認し、ルールを守っておまとめローンを利用することが大切だ。
おまとめローンは借入金額も大きくなりやすいため、一括請求となるとかなり負担が重い。滞納や規則違反を避け、計画的に利用しよう。
プロミスのおまとめローンの審査のポイント
前述の通り、おまとめローンは借入金額が大きい分だけ審査のハードルが高くなってしまう。
どういったポイントを押さえておけば審査に通過できる可能性が高くなるのだろうか。
プロミスでは審査基準を公表していないため明確に対策を練ることは難しいものの、一般的な審査のポイントを把握することは可能だ。
ここでは、プロミスのおまとめローンを利用する際にチェックされやすい内容や注意しておきたいポイントについて解説していく。
返済能力の有無
まず、ローン審査において重視されるのが返済能力である。
貸付業者は、貸し付けたお金を申込者がしっかりと返済してくれるかどうかという点を審査で厳しくチェックしているのだ。
返済能力を確かめる上で特に重視されるのが以下の要素である。
- 年収
- 勤務先
- 勤続年数
- 雇用形態
単純に年収が多い方が返済能力は高いと判断され、規模が大きい企業に勤務していたり、給与の安定性が高い公務員だったりする方が返済能力が高いとみなされやすい。
もちろん年収がそこまで高くなかったり、勤務先の企業規模が小さかったりしても借り入れることは可能だが、年収や勤務先の条件が良い方が審査では有利になりやすい。
また、単純に年収をチェックするだけでなく、勤続年数や雇用形態もチェックされる。
勤続年数が長い人や正社員として雇用されている人の方が収入の安定性が高いと判断され、審査でプラスに作用する。
もし、おまとめローンなどの融資における審査の通過率を高めたいのであれば「正社員での雇用を目指す」「短期間での離職を繰り返さずに長く勤める」といった方法が考えられる。
信用情報
おまとめローンの審査では、本人の返済能力に加えて信用情報もチェックしている。
信用情報とは過去のローン・クレジットの申し込みや利用、返済の履歴情報のことを指し、信用情報機関に登録されている。
いくら年収が高くて収入の安定性があっても、他社で滞納をしていたり、過去に債務整理をしていたりする申込者に金銭を貸し付けるのはリスクが高い。
そのため、貸金業者は審査の際に本人の返済能力だけでなく、現在の他社での借入状況や過去の利用実績などを信用情報機関に照会して確認しているのだ。
おまとめローンは他社での借入を返済する目的の商品であるため、他社での借入が審査において大きくマイナスに作用することは考えにくい。
しかし、あまりにも借入件数や金額が多い場合は審査に通過できない可能性がある。
審査に通過する確率を高めたいのであれば、少しでも借入件数・金額を減らしておくことが大切だ。
また、過去に他社で滞納を繰り返していたり、貸付停止などの処分を受けていたりする場合は審査において大きくマイナスになってしまう。
過去の金融トラブルについては「信用情報が抹消されるまで待つ」というアプローチしかない。
信用情報機関では、情報の種類ごとに保存期間を定めており、期間が過ぎると抹消する仕組みとなっている。
事故情報が残っているうちは審査に通過することは難しいため、情報が抹消されるまで待って申し込むと良いだろう。
信用情報機関の登録情報は、問い合わせを行うことで個人でも確認できる。
過去の金融トラブルの情報が残っているか不安な場合は、問い合わせを行って信用情報を確認してからおまとめローンに申し込もう。
プロミスのおまとめローンで返済の負担を抑えよう
プロミスのおまとめローンは、複数の借入を一本にまとめることで返済の負担を軽減させる目的の商品だ。
利息の支払いを減らせる可能性があるだけでなく、返済先がひとつになることで管理しやすくなる点も魅力として挙げられる。
しかし、おまとめローンを利用する際には追加の借入ができない点や返済期間が延びる可能性がある点など、注意すべきポイントもいくつかある。
また、審査の際には本人の返済能力と信用情報がチェックされるため、短期間での離職を避けてなるべく長く勤務したり、信用情報機関に照会を行って登録されている情報を確認したりといった事前準備が重要だ。
ルールを適切に守り、計画的に利用していく分には非常に魅力的なのがプロミスのおまとめローンである。
ぜひこの機会にプロミスのおまとめローンを活用し、返済の負担を軽減させてみよう。