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三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」に無利息サービスはある?バンクイックの利息に関するきまり

この記事で解決できるお悩み
  • バンクイックに無利息サービスがあるのか知りたい
  • バンクイックの利息に関するきまりごとを理解したい
  • 無利息期間サービスがある会社が知りたい

バンクイックで借り入れしようと検討する際、多くの人が気になるのが無利息サービスの有無だろう。

実は、バンクイックには無利息期間がない。そのため、借入直後から利息が発生する。

そこでこの記事では、バンクイックの利息に関する決まりや計算方法を詳しく解説する。

また、無利息サービスがないバンクイックで利息を抑える方法も紹介する。

さらに、無利息期間を提供している他の銀行カードローンや消費者金融の情報も掲載。

それぞれの特徴や条件を比較することで、自分に最適なカードローンがわかるだろう。

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目次

バンクイックに無利息期間はない

バンクイックを利用する際に注意すべき点の一つが、無利息期間が設定されていないことだ。

多くの消費者金融やカードローンでは、新規顧客向けに一定期間の無利息サービスを提供しているが、バンクイックにはそのような特典はない。

ここでは、バンクイックの利息の計算方法や利息を抑える方法について紹介する。

バンクイックは無利息期間を設けていない

バンクイックは三菱UFJ銀行が提供するカードローンだが、無利息期間はない。

つまり、借り入れした翌日から利息が発生し、日割り計算で利息が加算されていく。

そのため、短期間での返済を考えている人や、急な出費に対応するために借入を検討している人は、無利息期間サービスを提供している金融機関を選んだ方がいい場合がある。

バンクイックの利息の計算方法

バンクイックの利息計算方法は、以下のとおりだ。

利息 = 借入金額 × 実質年率× 借入日数 ÷ 365日

この式では、借入金額が元金、金利が年率、借入日数が実際に借りている日数を指す。

利息は日割りで計算されるため、借入期間が短いほど支払う利息も少なくなる。

具体例を見てみよう。10万円を金利14.6%で2ヶ月間借りた場合、利息は次のように計算される。

100,000円 × 14.6% × (60 ÷ 365) = 1,828円

つまり、2か月間の借入で1,828円の利息が発生する計算だ。

なお、バンクイックでは利用限度額に応じて以下のとおり金利が異なる。

利用限度額借入金利
~100万円年13.6%~年14.6%
110万円~200万円年10.6%~年13.6%
210万円~300万円年7.6%~年10.6%
310万円~400万円年6.1%~年7.6%
410万円~500万円年4.6%~年6.1%
510万円~600万円年4.1%~年4.6%
610万円~700万円年3.6%~年4.1%
710万円~800万円年1.4%~年3.6%

また、バンクイックを利用した場合の毎月の返済額や返済期間がわかる「返済シミュレーション」もあるため、借り入れする前に事前に試してみるといいだろう。

無利息期間以外でバンクイックの利息を抑える方法

バンクイックには無利息期間がないが、利息を抑える方法は主に3つある。

  • 毎月の返済額を増やす
  • 繰り上げ返済をする
  • 借入額を必要最小限に抑える

上記の方法を活用すれば、総支払額を抑えられる。まず、毎月の返済額を増やすことが効果的だ。

例えば、30万円を年14.6%で借りた場合、月10,000円の返済では完済まで約3年2ヶ月(38回)かかり、利息総額は75,515円となる。

しかし、返済額を月15,000円に増やすと約1年11ヶ月(23回)で完済でき、利息総額は45,836円になる。

このように、毎月の返済額を5,000円増やすと、利息が約30,000円も抑えられるのだ。

次に、繰り上げ返済を活用しよう。毎月の約定返済に加えて追加で元本を返済することで、借入残高を早く減らし、利息負担を軽減できる。

余裕があるときは、積極的に繰り上げ返済を行うといいだろう。

また、借入額を必要最小限に抑えることも重要だ。借入額が少ないほど、利息も少なくなる。多めに借り入れるのではなく、必要な分だけ借りるようにしよう。

これらの方法を組み合わせることで、無利息期間がなくても利息を抑えることができるだろう。

バンクイック以外の銀行カードローンで無利息期間がある会社

ここでは、バンクイック以外の銀行カードローンで無利息期間を提供している会社を紹介し、それぞれの特徴や条件を詳しく見ていく。

PayPay銀行カードローン

PayPay銀行カードローンには、初めて利用する人向けの30日間の無利息特典がある。期間中は何度でも借入が可能で、返済時には元本のみを返済すれば良い。

無利息特約の条件は、以下のとおりだ。

  • 無利息期間
    • 初回借入日から30日間
  • 対象者
    • カードローンを契約中で、過去に一度も利用したことがない人

注意点として、約定返済日に遅延すると無利息特約が適用されなくなる。また、無利息期間中に解約した場合もその時点で特約が終了する。

申込条件申込時の年齢が20歳以上70歳未満の方
安定した収入のある方
(※配偶者に安定した収入があれば申し込み可能。年金による一定の収入がある方も同様)
PayPay銀行の普通預金口座をお持ちの個人の方
一定の審査基準を満たし、PayPay銀行の指定する保証会社SMBCコンシューマーファイナンス株式会社の保証を受けられる方
在籍確認「銀行名+担当者名」で登録の勤務先電話番号に在籍確認の電話あり
年会費・手数料不要
無利息期間初回借入日から30日間無利息
審査時間仮審査は最短60分、本審査は最短当日
利用限度額10万円から1,000万円まで
金利
(実質年率)
年1.59%〜年18.0%(利用限度額に応じて変動)
借入方法Webまたはアプリからの借り入れ
ATMからの現金引き出し
返済コースゆとりコース・標準コースA・標準コースBから選択可能
返済方法PayPay銀行の普通預金口座から自動引き落とし
契約期間3年(自動更新)
出典:PayPay銀行|無利息特約
出典:PayPay銀行|商品要項

スターカードローンα

スターカードローンαは、契約日から30日間の無利息期間がある。この期間中の借入に対しては利息が発生せず、元本のみの返済で済む。

詳しい条件は公表されていないが、注意点として、無利息期間は契約日を基準としている。そのため、契約後すぐに借入れをしなければ、特典期間が短くなってしまう。

申込条件申し込み時の年齢が、満20歳以上69歳以下の方
定期的な収入がある方(パート・アルバイトの方も利用可能)
日本国籍の方または外国籍で永住権をお持ちの方で国内居住の個人の方
保証会社(アイフル株式会社)の保証が受けられる方
審査時間公表なし
在籍確認勤務先への電話連絡が行われる場合がある(銀行名ではなく個人名)
無利息期間契約日から30日間利息0円
金利
(実質年率)
年率1.5%〜14.6%(保証料を含む)
借入限度額10万円〜1,000万円(審査により決定)
返済方法残高スライドリボルビング方式
最低返済額毎月2,000円から(ローン残高10万円以下の場合)
詳しくはこちら
出典:カードローン(スターカードローンα)
出典:スターカードローンα 

オリックス銀行カードローン

オリックス銀行カードローンは、契約日の翌日から30日間の借り入れが無利息になるサービスがある。契約後すぐに借入れを行うことで、最大限に無利息期間を活用できる。

また、契約日の翌日から30日以内に追加で借り入れた分も対象となる。

申込資格申し込み時の年齢が満20歳以上69歳未満の方
原則、毎月安定した収入のある方
日本国内に在住の方(外国籍の方は、永住者または特別永住者の方)
オリックス・クレジット株式会社または新生フィナンシャル株式会社の保証が受けられる方
無利息期間契約日の翌日から30日間
口座開設不要
利用限度額最高800万円
金利
(実質年率)
年1.7%〜14.8%(利用限度額によって異なる)
審査時間公表なし
融資までの時間最短でも数日程度(即日融資には対応していない)
在籍確認申込者の勤務先に在籍確認の電話がある
返済方式残高スライドリボルビング方式
利用可能なATM全国100,000台以上(2020年3月末時点)
出典:オリックス銀行 カードローン
出典:オリックス銀行カードローン

バンクイック以外で無利息期間がある消費者金融

無利息期間サービスを提供しているのは、銀行カードローンだけではない。

消費者金融でも無利息期間があり、ここではプロミス・レイク・アイフルという3つの大手消費者金融の無利息サービスについて詳しく見ていく。

プロミス

プロミスの無利息サービスは、初回借入日の翌日から30日間、利息なしで利用できる特典だ。

対象となるのはプロミスを初めて利用する人で、メールアドレス登録とWeb明細利用が条件となる。

無利息期間中でも、返済期日には借入残高に応じた返済が必要だが、返済額はすべて元金に充当される。

この30日間内であれば、追加借入や一度完済後の再借入も無利息の対象となる。

申込条件18歳から74歳まで(高校生不可、収入が年金のみは不可)
本人に安定した収入がある
無利息期間初回借入日の翌日から30日間無利息
審査時間審査時間:最短3分
融資まで:最短15秒
在籍確認原則電話なし
金利4.5%~17.8%
借入限度額最大500万円
返済方式残高スライド元利定額返済方式
返済期間・返済回数最終借入後原則最長6年9カ月・1~80回
担保・保証人不要
詳しくはこちら
出典:プロミス

レイク

レイクの無利息サービスは、30日間、60日間、そして5万円までの180日間という3つの選択肢がある。無利息期間は契約日の翌日から開始される。

レイクを初めて契約する人が対象で、60日間と180日間のサービスは契約額が200万円以下、30日間のサービスは500万円以下が条件だ。

特に60日間のサービスはWeb申込限定となっている。

また、60日間と30日間のサービスは借入額全額が対象となるが、180日間のサービスは5万円までが対象だ。

申込条件満20歳から70歳まで(収入が年金のみでも申し込み可能)
安定した収入がある
無利息期間契約日の翌日から・30日間・60日間・180日間(5万円まで)
審査時間審査時間:最短15秒
融資まで:最短25分
在籍確認原則電話なし
金利4.5%~18.0%
借入限度額最大500万円
返済方式残高スライドリボルビング方式元利定額リボルビング方式
返済期間・返済回数最長5年・最大60回
担保・保証人不要
出典:レイク

アイフル

アイフルの30日間無利息サービスは、契約した日の翌日から30日間が対象だ。

対象となるのはアイフルを初めて利用する人で、無担保キャッシングローン(キャッシングローン、SuLaLi、ファーストプレミアムカードローン)を利用する場合だ。

申込条件満20歳以上69歳の人
定期的な収入と返済能力を有する人
アイフルの基準を満たす人
無利息期間初めての方は最大30日間利息0円
審査時間最短18分で審査完了
在籍確認原則電話なし
金利
(実質年率)
3.0%~18.0%(実質年率)
借入限度額最大800万円
返済方式借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式
担保・連帯保証人不要
借入方法振込み、スマホアプリ、提携ATM
返済方法口座振替
コンビニ/銀行ATM
インターネット
振込み
手数料提携ATM利用時に手数料が発生(1万円以下110円、1万円超220円)
詳しくはこちら
出典:アイフル

どっちがお得?バンクイックの利息と他社の無利息サービスを比べよう

ここでは、「20万円を3か月借りた場合」、バンクイックの利息と他社の無利息サービスはどちらがお得か解説していく。

ただし、実際の返済では、元金と利息の割合が毎回変動するため、この計算はあくまで概算だということに注意しよう。

スターカードローンαの無利息サービスを利用した場合の利息額

スターカードローンαの無利息サービスを利用した場合、20万円を3か月借りる際の利息額は以下のようになる。

  • 無利息期間は契約日の翌日から30日間
  • 3か月(約90日)の借入期間のうち、最初の30日間は無利息となる
  • 残りの約60日間(2か月間)に対して金利14.6%が適用される

計算すると、

  • 無利息期間(30日間)の利息
    • 0円
  • 残り期間(約60日)の利息
    • 200,000円 × 14.6% × (60÷365) = 4,800円

無利息サービスを利用しない場合の利息額は7,200円のため、約2400円の節約になる。

プロミスの無利息サービスを利用した場合の利息額

プロミスの無利息サービスを利用した場合、20万円を3か月(約90日)借りる際の利息額は以下のようになる。

  • 無利息期間は初回借入日の翌日から30日間
  • 3か月の借入期間のうち、最初の30日間は無利息となる
  • 残りの約60日間(2か月間)に対して金利17.8%が適用される

計算すると、

  • 無利息期間(30日間)の利息
    • 0円
  • 残り期間(約60日)の利息
    • 200,000円 ×17.8% × (60÷365) =約5,852円

無利息サービスを利用しない場合の利息は約8,778円のため、約2,926円の節約になる。

バンクイックで利息を抑えるコツを駆使した上での利息額

バンクイックの利息を抑えるコツを駆使した場合の20万円を3か月借りる際の利息額についてみていこう。

まず、毎月の返済額を増やす方法を採用する。

20万円を金利14.6%で3か月借りた場合、毎月の返済額を60,000円とすると、利息額は5,495円となる。

これを毎月68,000円返済すると、利息額は4,896円となる。毎月の返済額を増やすと、わずかだが利息が抑えられることがわかる。

次に、繰り上げ返済を活用する。例えば、2か月目に追加で10,000円の繰り上げ返済を行うと仮定しよう。

スクロールできます
1か月目2か月目3か月目
借入額200,000円
返済額68,000円68,000円 + 10,000円(繰り上げ返済)58,013円(残額全て)
利息200,000 × 14.6% × (30÷365) = 2,400円134,400 × 14.6% × (30÷365) =1,613円58,013 × 14.6% × (30÷365) =696円
元金返済68,000 – 2,400 = 65,600円78,000 – 1,613 = 76,387円58,013 – 696 = 57,317円
残高134,400円58,013円0円

総利息額:2,400 + 1,613 + 696 =約4,709円

このように、返済額の増額と繰り上げ返済を組み合わせることで、利息を786円抑えることができる。

ただし、この方法は毎月の返済額が大きくなるため、返済能力を十分に考慮する必要がある。

また、実際の返済では、日々の残高に応じて利息が計算されるため、この計算はあくまで概算であることに注意が必要だ。

それぞれの利息額をまとめると、以下のとおりになる。

  • スターカードローンαの無利息サービスを利用した場合
    • 約2400円の節約
  • プロミスの無利息サービスを利用した場合
    • 約2,926円の節約
  • バンクイックで利息を抑えるコツを駆使した場合
    • 約786円の節約

上記の結果から、やはり無利息サービスを利用した方が利息を抑えられることがわかる。

バンクイックを利用する場合は、毎月の返済額をできる限り増やし、余裕があれば繰り上げ返済を行うといいだろう。

バンクイックは無利息サービスがないため注意が必要

バンクイックには無利息サービスがないため、借入れ直後から利息が発生する。

しかし、バンクイックでも利息を抑える方法はある。毎月の返済額を増やす、繰り上げ返済を活用する、借入額を必要最小限に抑えるなどの工夫で、総支払額を減らすことは可能だ。

一方、PayPay銀行カードローンやスターカードローンα、オリックス銀行カードローンなど、無利息サービスを提供する銀行カードローンもある。これらを利用すれば、短期借入れの場合、数千円の利息を節約できる可能性がある。

カードローンを選ぶ際は、借入れ目的や返済計画に合わせて、無利息期間の有無や長さ、金利、借入限度額などを比較検討することが大切だ。

お金を借りる必要がある場合は、本記事の情報を参考に、自分に最適なカードローンを選んでほしい。

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