- 三井住友銀行カードローンとSMBCモビットの違いが知りたい
- どちらを選ぶと良いのか知りたい
- 三井住友銀行カードローンとSMBCモビットの評判を比較したい
この記事では、三井住友銀行カードローンとSMBCモビットについて解説する。
この二つのカードローンには、どのような違いがあるのだろうか?どちらが自分に適しているのだろうか?
これらの回答を、アンケートの結果を交えて説明する。さらに、この二つのカードローン以外のサービスとも比較する。
カードローンの利用を検討している人は、参考にしてほしい。
三井住友銀行カードローンとSMBCモビットは何が違う?
三井住友銀行カードローンは、日本三大メガバンクのひとつ、「株式会社三井住友銀行」が提供するカードローンだ。
一方のSMBCモビットは、「三井住友カード株式会社」によるカードローンだ。
ともに三井住友フィナンシャルグループに属している企業だが、前者のカードローンでは銀行のカードローン、後者はクレジットカード会社のカードローンという点で異なる。
一方で、サービス内容には、どのような違いがあるのだろうか?
ここでは、三井住友銀行カードローンとSMBCモビットの違いを、それぞれ優れている点で説明する。
この二つのカードローンの特徴を把握しよう。
三井住友銀行カードローンの優れている点
このカードローンは「バンクイック」というサービス名を持ち、三井住友銀行に口座がなくとも申し込める。
三井住友銀行ではカードローン以外に、住宅ローン・リフォーム用ローン・自動車ローン・教育ローンなど各種の銀行ローンも用意している。
カードローンの通常金利は年1.5%〜14.5%だが、これらの各種ローンを契約している人には、特別金利(年1.5%〜8.0%)が適用される。
またこのカードローンには、「自動融資サービス」が備わっている。
これは銀行口座から引き落とされる際に残高が不足してれば、借入限度額の範囲内で、その不足分を自動的に借り入れてくれるサービスだ。
公共料金、携帯電話料金やクレジットカードなどの支払いを、うっかり忘れていても支払い遅延などが防げる。
SMBCモビットの優れている点
SMBCモビットは、申し込みから最短15分で借り入れできる。
申し込みから借り入れできるまで、最短でも当日中まで時間がかかる三井住友銀行カードローンと比べて、早く借入金が受け取れる。
また年金以外にアルバイトなどで安定した収入があれば、このカードローンは74歳まで利用できる。
さらに返済時には、支払いのうちの利息分200円ごとに、Vポイントが1ポイント付与される。
このポイントは、ショッピングやクレジットカードの利用で得たVポイントと合算して利用できるうえ、カードローンの返済にも使える。
三井住友銀行カードローンとSMBCモビットのサービス比較
この二つのカードローンの概要を、先に述べた特徴とともに、比較表で整理したので見ていこう。
三井住友銀行カードローン | SMBCモビット | |
---|---|---|
通常金利※ | 年1.5%~14.5%(特別金利は年1.5~8.0%) | 年3.0%~18.0% |
借入限度額 | 10万円以上800万円以下 | 1万円以上800万円以下 |
利用可能年齢 | 20歳以上69歳以下 | 20歳以上74歳以下 |
返済日 | 申し込みの際に、毎月5日・15日・25日・月末日から返済日を設定 | |
申し込みから借り入れできるまでの時間 | 最短15分 | 最短申し込んだ当日中 |
自動融資サービス | 〇 | × |
Vポイント付与 | × | 〇 |
詳しくはこちら |
二つを比べると借入限度額には大きな差はないが、SMBCモビットの方が、利用可能年齢の上限が高い。
一方で、申し込みから借入可能になるまでの時間には、両者に大きな差がある。
また金利の面でも差があり、三井住友銀行で各種ローンの契約をしていれば、その差はさらに広がる。
つまり金利と借入金を得るまでの時間、いずれを重視するかという点が、この二つのカードローンを選ぶうえでのポイントになる。
それぞれのカードローンが持つサービスのどちらが、自分のライフスタイルにあっているかを考えるべきだ。
三井住友銀行カードローンとSMBCモビットはどっちがおすすめ?
ここでは、三井住友銀行カードローンとSMBCモビット、それぞれに向いている人物像を解説する。
前の章では、自分のライフスタイルにあうカードローンを選ぶべきだと述べた。
このため、それぞれのカードローンに適したライフスタイルについても説明する。
さらに、カードローンの選び方も紹介するので、参考にしてほしい。
三井住友銀行カードローンが向いている人とは?
このカードローンは、三井住友銀行で口座を開設しなくても申し込めるため、新たに銀行口座を開設したくない人には最適だ。
またATMの利用頻度が高い人、あるいはATMを使ってカードローンを利用したい人にも向いている。
三井住友銀行カードローンの借入や返済は、三井住友銀行のATM以外でも、手数料がかからず利用できる提携ATMが多いからだ。
さらに先述した各種ローンを契約した人には、追加費用が発生しても、特別金利でカードローンが利用できるメリットもある。
- 提携ATM:ゆうちょ銀行ATM、セブン銀行ATM、ローソン銀行ATM、イーネットATM
- 利用例:住宅購入時の引越し費用、リフォームのために数日間利用するホテルの宿泊費など
SMBCモビットが向いている人とは?
このカードローンは、申し込みから短時間で借り入れできるため、急いでお金が必要な人に向いている。
またセブン銀行やローソン銀行のATMでは、カードがなくとも、スマホアプリで借入や返済ができる。
このためスマートフォンだけで、申し込みから借入や返済までを完結したい人にも適している。
さらに74歳まで利用できるので、シニアの方にもおすすめだ。
三井住友カードのクレジットカードを持っている人には、このカードローンが最適だ。
クレジットカードの利用額に応じて付与されるVポイントは、SMBCモビットで得たポイントと合算でき、さまざまな利用ができるからだ。
カードローンの選び方
三井住友銀行カードローンは、新たに銀行口座を開設したくない人、またはATM利用頻度が多い人やATMでカードローンを利用したい人に向いている。
住宅の購入や改築、自動車の購入、教育費のために各種ローンの契約を考えている人にも適している。
一方のSMBCモビットは、急いでお金が必要な場合、スマートフォンだけで手続きを完結したい人に最適だ。
また三井住友カードのクレジットカード利用者、Vポイントを活用している人やシニア層にもおすすめだ。
このようにライフスタイルごとに適したカードローンは異なる。
自分のライフスタイルを振り返り、それに最適なカードローンを選ぶべきだ。
三井住友銀行カードローンとSMBCモビットのユーザーの評判を比べてみよう
ここでは、この二つのカードローンのユーザーに、アンケートを行った結果を紹介する。
これらのカードローンのユーザーは、実際に利用してみて、どのような感想を持っているのだろうか?
それぞれのカードローンの実像を知るために、利用しているユーザーの感想を聞いてみよう。
三井住友銀行カードローンの評判
このカードローンでは、ATMを使って借り入れを行っているユーザーの割合が78.5%と多い(SMBCモビットでは49.1%)。
これは、三井住友銀行のATM以外でも、無料で利用できる提携ATMが多いからだ。
この点に関して、今回のアンケートでも下記のようなコメントがあった。
提携したコンビニATMなら手数料がかからないで融資や返済ができておすすめです。
ATMの利用傾向が高い三井住友銀行カードローンのユーザーだが、このサービスへの評価コメントや不満の声をみていこう。
評価コメント
このカードローンでは、スマホアプリに対するユーザーからの評価が高い。
アプリで簡単に借り入れ返済ができる。
アプリも見やすく使いやすい。
このカードローンはATMでの利用傾向が高いが、最寄りにATMがなくとも、アプリでストレスなく利用できることがうかがえる。
また今回のアンケートのなかには、サポートに対する評価の声もあった。
サポート体制がしっかりとしていることを重視し、疑問点がある場合にわかりやすい説明のもと利用したい場合におすすめです。
ATMでも、スマホアプリでも、システムの操作には疑問や不安を感じることもあるだろう。
しかしカードローンの利用の際に、困ったことがあれば、担当スタッフが丁寧にサポートしてくれるので安心だ。
不満の声
今回のアンケートのなかには、カードローンの説明事項がわかりにくかったというコメントもあった。
必要事項や契約内容を確認するのに大変だった。もう少し簡略にすれはいいかも。
また情報セキュリティに対する不安の声もあった。
個人情報やプライバシーの保護がどこまでできているのか不安でした。
三井住友銀行では、個人情報保護法にもとづき、個人情報の適切な保護と利用に関するプライバシーポリシーを制定して公表している。
しかしこのことがユーザーに伝わらなければ、不安を感じさせてしまうだろう。
以上の点については、ユーザーに分かりやすく伝わるような仕組みを作ることが、今後の課題といえる。
SMBCモビットの評判
このカードローンのユーザーのうち98.3%の人は、パソコンやスマートフォンを使って申し込んでいる(三井住友銀行カードローンは84.7%)。
SMBCモビットは、三井住友銀行内にある契約機や電話でも申し込める。
しかし「パソコンやスマートフォンでの申し込みが多い」というこのアンケートの結果から、これらを使っても簡単にカードローンの申し込みができることがうかがえる。
これ以外にSMBCモビットのユーザーは、どのような点に満足し、どのような点に不満を感じているのかをみていこう。
評価コメント
このカードローンは、「申し込みから短時間で借り入れできる」ことをアピールしているが、今回のアンケートでもその点への評価コメントがあった。
審査のスピードが速いので、申込を行ってから現金が手に入るまでのスピードが早い。
他社と比べて、早さがあって、すぐ借りたい場合にはありかもしれません。
またスマホアプリに関しても、「使いやすい」というコメントが多数あった。
アプリで借入、返済状況を把握できるのもメリットが大きい。
スマホで完結させたいと思うなら気軽にできて便利だと思います。
財布を紛失した時に利用したので、スマホで申し込みができて、非常に助かりました。アプリも見やすく、何のストレスもなかったです。
パソコンとともに、スマートフォンを使っての申し込みが多いことを先述したが、これはスマホアプリの使いやすさが一因であろう。
また上記のコメントには、先に述べた申し込みだけではなく、「スマホアプリは申し込み以降の利用でも使いやすい」という評価の声も含まれている。
不満の声
このような評価コメントがある反面、以下のようなコメントもあった。
支払いに遅れた場合どのような連絡が来るのか様々なことが不安でした。
在籍証明されるのか不安だったのでHP等に職場に連絡しないと記載されているととても安心。
はじめてカードローンを利用する人は、さまざまな不安を持っている。
このためカードローン会社には、はじめて利用する人に対して、上記のような不安を持たせない仕組みが求められている。
例えばカードローンの申し込みページに、上記のような不安を取り除く説明を記載することなどが必要かもしれない。
三井住友銀行カードローンとSMBCモビット以外に検討するべきなのはどこ?
ここまで、三井住友銀行カードローンとSMBCモビットの特徴を述べてきた。
これら以外に、おすすめのカードローンには、どのようなものがあるのだろうか?と他のサービスも気になる人もいるだろう。
この章ではバンクイック、楽天銀行スーパーローン、東京スター銀行カードローンも紹介する。
これらのカードローンの特徴をみていこう。
国際的メガバンクが持つ信用力を備えた「バンクイック」
はじめてカードローンを利用するときには、不安を感じることも多いが、カードローンを提供している会社が大手企業であれば不安も減るのではないだろうか。
バンクイックを運営している三菱UFJ銀行は、世界第9位のメガバンクでもあるため、この銀行の信用力は高い。
その銀行のカードローンならば、不安も少なくなるのではないだろうか。
このように世界的に信用力が高い銀行のカードローンだが、口座がなくともWEBやスマホアプリ、もしくは電話で気軽に申し込める。
毎月の返済日も、自分の都合にあわせて自由に設定できるため、使いやすいはずだ。
最も安心感が得られるカードローンを、気楽に利用したい人には、バンクイックが向いているだろう。
ATMの利用が多い人に向いている「みずほ銀行カードローン」
このカードローンには、硬貨の受け取りができないATMでも、気軽に返済できる「自動振替サービス」が備わっている。
このようなATMでは1,000円単位で入金しなければならないが、借入残高を一括返済する場合には、お釣り(1,000円以下の現金)が発生する場合がある。
しかしこのサービスでは、お釣り分は普通預金口座に入金してくれるため、どのようなATMでも一括返済が可能だ。
さらに三井住友銀行カードローンと同様に「自動融資サービス」もある。
ただしみずほ銀行カードローンの場合には、ATMで銀行口座の預金を引き出す際に、残高が不足していれば補填してくれる。
このため口座内の残高が不足しているときも、必要な現金を引き出せる。
ATMの利用が多い人には、ATMでの一括返済や口座から預金を引き出す際に、便利なみずほ銀行カードローンがおすすめする。
楽天ポイントを活用している人ならば「楽天銀行スーパーローン」
このカードローンでは申込審査に通過するだけで、楽天ポイントが1,000ポイント得られ、カードローンを利用すれば最大30,000ポイントが受け取れる。
通常金利は年1.9%〜14.5%だが、いまなら金利半額キャンペーン(0.95%〜7.25%)を行っている。※WEB申込期限:2024年11月5日(火)16:59まで
申込審査では、現在獲得している楽天ポイントに応じたランクによって優遇される。
楽天カードや楽天ペイ、楽天市場などの利用が多い人ならば、ポイントも継続的に得ているため高ランクに位置付けられているはずだ。
そのような人は、カードローンの審査に通過する可能性は高くなる。
楽天グループのサービスを日常的に利用している人には、このカードローンがおすすめだ。
三井住友銀行カードローンとSMBCモビットの違いを把握して、自分にあったカードローンを利用しよう
この記事では、三井住友銀行カードローンとSMBCモビットについて解説した。
前者は新たに銀行口座を開設したくない人、ATMの利用頻度が多い人に向いている。
また三井住友銀行の各種ローンの契約を考えている人にも適している。
後者は、申し込みから短時間で借入金が受け取れるため、急いでいるときには最適だ。
さらに三井住友カードのクレジットカードなどでVポイントを活用している人、シニアの人にもおすすめだ。
これ以外にも、さまざまなカードローンを紹介したが、自分のライフスタイルにあうものを選ぶようにしよう。
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