住信SBIネット銀行カードローンの審査は遅い？審査にかかる時間と審査結果が遅い場合の対処法

この記事では、住信SBIネット銀行カードローンに申し込む際に行われる、カードローンの審査について解説する。

このカードローンは、三井住友信託銀行とSBIホールディングスが共同出資した銀行が運営しているローンサービスだ。

このサービスでは、いつでも手数料がかからず、コンビニATMで借入や返済ができるため利用者も多い。

だが住信SBIネット銀行の審査を通過しなければ、このローンサービスは利用できない。

住信SBIネット銀行カードローンでは、審査にどのくらいの時間がかかるのだろうか？

このローンサービスでの審査内容、そして審査にかかる時間などを説明する。

また審査結果が遅い場合の対応策、さらには審査を早めるための方法なども紹介する。

住信SBIネット銀行カードローンの利用を考えている人は、申し込む際に参考にしよう。

住信SBIネット銀行カードローンの審査にかかる時間

カードローンの審査には、時間がかかる場合が多い。

審査では、どのようなことを行っているのだろうか？と疑問を感じる人もいるだろう。

このためローンサービスでの審査内容を最初に解説し、そのうえで、住信SBIネット銀行カードローンの審査にかかる時間を説明する。

さらにここでは、審査終了したときに、住信SBIネット銀行からの連絡方法も紹介する。

それでは審査内容の概要からみていこう。

カードローン審査の概要

カードローンの審査では申込者の「返済能力」や「信用力」が調査され、それらの情報をもとに、申込者へのローンサービスの利用可否が判断される。

また審査の過程では、外部の信用情報機関への照会を行い、申込者本人の信用情報も調査される。

カードローン会社が、申込者への利用可否を判断するための材料となる「返済能力」や「信用力」、それぞれの内容をみていこう。

返済能力とは

返済能力では、申し込みの際に申告した内容、なかでも収入面と支出面が重視される。

具体的に前者では年収や勤務先、後者は毎月支払う家賃や住宅ローンなどをさす。

例えば大企業に勤めて高収入を得ており、家賃や住宅ローンなどがなければ経済的余力があるため、返済能力も高いとみなされる。

特に申込者の収入内容は最も重要視されており、カードローン会社は申込者の勤務先に電話連絡を行い、申告通りの勤務先に勤めているかを確認する。

信用力とは

信用力は、カードローンの申込者が借入金を着実に返済してくれるのかという点を、カードローン会社が評価する。

カードローン会社は、信用情報機関にある申込者本人の信用情報を調査し、その内容を評価基準としている。

もし信用情報のなかに債務整理などを行った記録、あるいは借り入れへの長期滞納の記載が頻繁にあれば、申込者の信用力は評価されない。

この信用情報には、ローンサービスだけではなく、クレジットカードの利用情報も記録されている。

これらの利用記録を調査したカードローン会社が、申込者の信用力を評価しない限り、カードローンは利用できない。

審査結果の通知方法と審査時間

住信SBIネット銀行での審査結果は、申込時に申告したメールアドレス宛に、審査が終わり次第メールで通知がある。

審査が完了するまでには、申し込みから1週間から10日ほどの時間がかかる。

在籍確認などが速やかに完了しなければ、それ以上の時間を要する場合もある。

なぜこれほどの時間がかかるのか、その理由は次の章で解説する。

住信SBIネット銀行カードローンの審査に時間がかかる理由とは

ここでは、このカードローンの審査に、1週間から10日ほどの時間がかかる理由を解説する。

審査に時間がかかる理由は、住信SBIネット銀行側の事情によるものが多い。

その事情を説明するとともに、申込者側の原因により、さらに審査に時間がかかってしまう場合についても述べていく。

住信SBIネット銀行側の事情

消費者金融やクレジットカード会社などの貸金業者では、即日融資が可能なローンサービスを提供していることも多い。

一方で銀行のローンサービスでは審査に時間がかかる反面、貸金業者と比べて金利が低く、返済額が抑えられるメリットがある。

住信SBIネット銀行カードローンも低金利だが、その代わりに審査に時間がかかる側面がある。

	住信SBIネット銀行カードローン	貸金業者の一般的なカードローン
金利	年2.49％～14.79％	年3.00％～18.00％
審査時間	1週間から10日ほど	最短即日

審査に時間がかかる原因には、銀行系カードローン全般に共通する理由、そして住信SBIネット銀行固有の理由がある。

銀行系カードローン全般に共通する理由

貸金業者は貸金業法、銀行は銀行法と適用される法律が異なるため、両者の審査基準も異なってしまう。

なかでも銀行業界は、バブル崩壊後に経営危機に陥った多くの銀行へ公的資金を注入したこともあるため、規制が厳しい傾向がある。

銀行には規制が多いため、融資への審査基準も貸金業者と比べて厳しく、審査に時間がかかることが多い。

そのうえ銀行には、警察庁データベースへの照会が義務付けられており、さらに審査に時間がかかってしまう。

これは暴力団などの反社会的勢力への資金流入を防ぐことを目的にしており、データベースでの確認は最短翌日で完了する。

だがデータベース内に同姓同名の記録があれば、詳細調査のために数日間かかることもある。

住信SBIネット銀行固有の理由

住信SBIネット銀行では口座開設が必要になるため、審査期間中に、普通預金口座の開設手続きも行う。

このことから口座開設が不要なカードローンと比べて、普通預金口座の開設手続きのために、最短即日から3営業日ほどの時間が必要になる。

一方で普通預金口座を持っている場合でも、以下の対象者には、先に述べた通常金利から最大年0.6％の金利が引き下げられる。

その契約確認や手続き、さらには優遇金利を前提にしたカードローンの利用可否を判断するために、時間を要することがある。

申込者側の原因により、さらに審査に時間がかかってしまうケース

ここまで述べた理由以外に、申込者側の不備により、さらに審査に時間がかかってしまうこともある。

必要書類が揃っていない場合、あるいは申込時の申告内容と提出書類の記載内容との間で不一致がある場合は、本人確認に時間を要してしまう。

例えば結婚による名字の変更や転居したことが、提出書類に反映されていなければ、住信SBIネット銀行から本人確認のために電話がかかってくることもある。

また在籍確認についても、電話確認が取れなければ、返済能力が確認できない状態も続くために審査も滞ってしまう。

このように申込者側の原因で、審査に時間がかかってしまう場合もある。

住信SBIネット銀行カードローンの審査結果が遅い場合の対応策

住信SBIネット銀行からの審査結果が、なかなか来ない場合の対応策を紹介する。

申し込みから10日以上連絡がなかった場合には、参考にしてほしい。

また審査結果が遅いからといって、安易に他社のローンサービスの申し込みを行うべきではない。

ここでは、その理由も説明する。

申込内容や受信メールなどを確認する

申込内容や提出書類の不備により、審査が滞っているかもしれない。

このためこれらを確認し、もし不備があれば、住信SBIネット銀行の問合せ窓口に相談して担当者の指示に従って対処しよう。

また審査結果がメールで届いていることに気づいていない場合もある。

このためメールボックスの受信メールを改めて確認しよう。

住信SBIネット銀行からのメールが、迷惑メールボックスで見つかる場合もあるので、そちらも確認しておこう。

住信SBIネット銀行に問い合わせる

申込内容に不備がなく、住信SBIネット銀行からのメールも届いていなければ、先述したカードローンの問合せ窓口に審査状況を確認しよう。

仕事中や移動中などで電話ができない場合は、下記の「お問合せフォーム」から問い合わせれば、最短30分でメールにて回答が得られる。

すでに住信SBIネット銀行で口座を開設している人は、公式サイトにログインして、ホーム画面の「お申込みステータス」から申込状況が確認できる。

「お申込みステータス」 での表示	申込状況
ローン受付	申し込みを受け付け、審査中の状態
審査中
審査終了	審査は終了したが、審査に通過しなかった場合 申し込みの途中で、申込者が申し込みを取り下げたために手続きが中止された状態
審査承認	審査に通過し、カードローンの契約が完了するまでの状態

※「お申込ステータス」でのこれらの表示は、審査終了後1週間ほどで表示されなくなる

審査中に他社のローンサービスの申し込みを行ってはいけない理由

住信SBIネット銀行からの審査結果が遅いからといって、他社のローンサービスを申し込むことは控えるべきだ。

先に述べた信用情報には、それまでにローンサービスを申し込んだ記録も残される。

他社が審査の際に、住信SBIネット銀行への申込記録を見つければ、複数のローンサービスに短期間で申し込んでいることがわかる。

このことから「申込者は経済的に困窮している」と判断され、審査に通過しない場合もある。

また住信SBIネット銀行での審査の際に、他社への申込記録を確認すれば、他社と同じ判断をするだろう。

その結果、住信SBIネット銀行の審査にも通過しないことになるかもしれない。

以上のことから住信SBIネット銀行から審査結果が届くまでは、他社への申し込みは行わずに連絡を待とう。

住信SBIネット銀行カードローンの審査時間を短縮するためのポイント

住信SBIネット銀行では、カードローンの審査内容が明らかにされていないため、審査時間を確実に短縮する対策はない。

だが申し込みの際の申告内容に誤りがあれば、先に述べたように提出書類、さらには信用情報や警察庁データベースとの確認に時間がかかってしまう。

このため申し込みの際には、誤りがないように確認したうえで、申込内容を提出しなければならない。

これ以外に、ここでは住信SBIネット銀行での審査をスムーズに行わせるための方法を紹介する。

住信SBIネット銀行側の審査がスムーズに行われれば、審査時間も短縮されるはずだ。

他社のローンサービスの借り入れは完済しておく

他社から借り入れが残っていれば、できるだけカードローンを申し込む前に、完済しておこう。

借り入れがある状態で、新たにローンサービスから借り入れを行えば、申込者の経済的余力は縮小する。

経済的余力が小さくなればなるほど、カードローン会社側は、申込者の返済能力も低くなると判断する。

つまり返済能力が高くない申込者に融資すべきかどうか、住信SBIネット銀行内で審議されるために、この時間が審査時間に加わってしまう。

他社からの借り入れのなかに、レイクの借り入れがある場合には、完済しておいた方がよい。

レイクを運営しているSMBCコンシューマーファイナンスは、住信SBIネット銀行カードローンの保証会社であり、その会社の保証がなければカードローンの利用ができないからだ。

申し込みが混みあう時期を避ける

年末年始やゴールデンウィークなどの長期連休の前後は、申し込みを避けるようにしよう。

カードローン審査のうち返済能力や信用力の調査、そして利用可否判断は、住信SBIネット銀行の休業日には行われない。

銀行の休業日は、土日・祝日、および12月31日から翌年の1月3日までと、銀行法などの法令によって定められている。

年末年始やゴールデンウィークなどの長期連休の間は、審査も長期間行われないため、その前後の期間は審査が混みあっている可能性が高い。

申し込みが混みあっている時期は、通常と比べて審査に時間がかかることが多いため、この期間での申し込みは避けた方がよいだろう。

※出典：住信SBIネット銀行株式会社「銀行休業日とはどういう意味ですか？」

借入希望限度額は必要最低限で申告する

申し込みの際に申告する借入希望限度額は、必要最低限に抑えるようにしよう。

希望限度額が大きくなればなるほど、審査は厳しくなり、時間もかかってしまう。

借入限度額が50万円以下であれば、審査のなかで収入確認も行われないため、その分だけ審査も早く完了する。

限度額の増額は、カードローンの利用中でもできるので、申し込みの際には必要最低限の限度額を申告するようにしよう。

在籍確認が滞りなく完了するように備えておく

住信SBIネット銀行での審査では、申告した通りの勤務先に、申込者本人が在籍しているかを確認する。

このために勤務先に電話連絡があるので、そのときには対応できるようにしておこう。

住信SBIネット銀行からの電話では、氏名と生年月日の確認だけしか行われないため、前もって用意するものはない。

ただし自分が不在の場合に備えて、職場の同僚や上司に、在籍確認があることを事前に伝えておいた方がよいだろう。

しかしながらカードローンを利用していることを、職場で知られたくないと思う人もいるだろう。

この銀行ではクレジットカードも取り扱っているので、職場には「クレジットカードの在籍確認がある」と伝えておけば、電話連絡があったときに対応してくれるはずだ。

短時間に審査が完了できるように準備をして、住信SBIネット銀行カードローンを申し込もう

この記事では、住信SBIネット銀行カードローンの申込審査にかかる時間について解説した。

このカードローンの審査が完了するまでには、申し込んだ後、1週間から10日ほどの時間がかかる。

この審査にこれだけの時間がかかる理由、そして審査時間を短縮するためのポイントも述べてきた。

審査に時間がかかる理由を把握して、事前に準備をしておけば審査もスムーズに行われ、審査にかかる時間も短くなる場合がある。

このカードローンは、他のローンサービスと比べて審査に時間がかかるが、金利面で大きな魅力がある。

このため審査がスムーズに完了できるように準備をして、住信SBIネット銀行カードローンを申し込もう。