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カードローンの複数社同時申し込みはNG?審査や総量規制など注意点を解説

この記事で解決できるお悩み
  • カードローンの複数借入が可能なのか知りたい
  • カードローンの同時申し込みがもたらす影響を知りたい
  • カードローンを複数申し込みする際の注意点が知りたい

カードローンの審査を複数同時に受けることには、大きなリスクを伴うことをご存じだろうか。

カードローン複数社に同時に申し込みすれば、まとまったお金を用意できるので便利だ。

万が一にも審査落ちしても、複数社審査を受けていれば、いずれかの審査にはとおる可能性もある、と思えるだろう。

しかし実際は、リスクが多いので推奨できない。

本記事では、カードローンの複数社同時申し込みのリスクや 注意点とともに、効果的な代替案 についても 解説する。

この代替策を採用すれば、リスクを回避しながらメリットも享受できるのでおすすめだ。

 カードローンを 複数社申し込みしてまとまったお金を借りたいと考えているなら、 知っておきたい情報が満載である。

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目次

カードローンの同時申し込みは可能?

カードローン複数社同時申込は可能か。この質問に対する答えはイエスだ。

いくつものカードローンに同時に申し込むことを規制するルールは、2024年9月現在は存在しない。

たとえばすぐにお金が必要な場合であれば、確実に借入できるように、複数のカードローンに申し込みすることはできる。

まとまった借入が必要で、複数社と借入契約してトータルでまとまったお金を用意できるよう、手配したいと考えることもあるだろう。

ただしこういった対応は、審査で不利に働くケースが多いリスクがあるため、おすすめできない。カードローンは、一社との契約を基本とすることが推奨される。

とはいえ、どうしてもカードローンの複数社同時申し込みが必要、といったケースもあるだろう。

そこで、同時に複数のカードローンに申し込むリスク、また同時申し込みは何社程度まで可能か、について説明する。

カードローン複数社に同時申し込みするリスク

複数のカードローン会社に同時に申し込みした場合、審査の難易度が上がり、希望通りに借入できない可能性が高まる。

借入申し込みを受けたカードローン会社を始めとする各金融機関は、審査の過程で、信用情報機関に申込者の信用情報を確認する。

この信用情報には、カードローンをはじめとする金融商品への、借入審査申し込みの記録も含まれる。

いくつものカードローンに同時に申し込みした場合、審査側の金融機関は、申込者がひどく資金繰りに困っている可能性を疑う。

カードローン会社にとってもっとも避けるべき事態の一つが、滞納や債務不履行だ。貸したお金が返ってこなければ、貸し損になり、経営に悪影響を及ぼしかねない。

こういった事態を回避するために、カードローン会社複数社への同時申し込みの事実がある場合、金融機関の多くが審査の難易度を高めて厳しい条件を付与しての貸付になったり、審査通過させなかったりといった、厳しい措置を取る。

一社と契約後に別のカードローン会社に追加申し込みした場合はどうなるか

カードローンの複数社への同時申込ではなく、タイミングをずらして審査申し込みした場合はどうだろうか。

たとえば、一社だけ先に審査申し込みし、無事に借入契約を締結する。その後に、さらに借入するために他のカードローン会社に借入申し込みするケースだ。

この場合も、いくつものカードローン会社に同時に借入申し込みした場合と同様に、審査が厳しくなるため、借入できない可能性が高い。

カードローンの審査では必ず、信用情報がチェックされる。信用情報とは、他社を含む利用実績が記された情報だ。

すでに他社カードローン会社から借入しているにもかかわらず、さらに自社からも借入しようとしている申込者に対して、申し込みを受けたカードローン会社は、返済能力が低いために新たな借入が必要なのではないか、といった疑念を抱く。

その結果、別のカードローン会社の追加申し込みは審査通過できない可能性が高まる。

このとき、自分が申し込みしたのは審査基準が厳しいカードローン会社であったために審査落ちしたのだと解釈し、審査が容易だといわれるカードローン会社に再度申し込みする、といった対応は推奨できない。

なぜなら、カードローン会社の審査に落ちた履歴もまた、信用情報に記録されているためである。

次々に複数のカードローン会社に審査申し込みし、その度に審査落ちする履歴が金融情報に記録されれば、経済的にひどく困窮して借入先を探して困窮している利用者であるかのように解釈されかねない。

これでは今後、新たな借入を考える際に、不利な状況に追い込まれる可能性が高まる。

カードローン複数社に同時申し込みで審査が難しくなる3つの理由

カードローン複数社に同時申込することで審査が難しくなり、借入できない可能性が高まる理由は3つある。

  1. 信用情報への影響
  2. 返済能力の評価の低下
  3. 返済履歴に影響がおよぶ可能性

カードローンの借入審査で必ず照会される信用情報機関に記録された個人情報には、過去の申し込み履歴や契約情報、利用の実績が記録される。

カードローン会社への申し込みや契約件数が多くなるほど、多重債務者である可能性が高まり、審査は厳しくなる傾向が顕著だ。

またカードローンの借入に際しては、総量規制に抵触していないか、申込者に十分な返済能力があるか、といった点が厳しく評価される。

経済的にひっ迫していると判断された場合、貸付金への返済が滞る可能性を疑われるため、審査落ちする可能性が高まる。

さらに複数のカードローン会社から借入できたとしても、返済期日に遅れることがあれば、返済の遅延が記録される。

その結果、多重債務により返済が困難な状況に陥っている可能性が濃厚だと判断されるため、将来的な借入に悪影響を及ぼすだろう。

カードローン複数社同時申し込みの限界値

いくつものカードローンに同時申し込むことには、大きなリスクがつきまとう。

こういった事情を考慮すると、利用するカードローン会社は、1社に絞り込むことが基本、と認識することが大切だ。

しかしカードローン会社の初回の契約では、返済の実績がないため、借入可能額が少なく設定される傾向が多い。

そのため一社からの借入では必要十分な資金を調達できず、さらに借入が必要な場合もあるだろう。

このとき、カードローンの複数社同時申し込みするとして、何社までであれば、審査を通過できる可能性が比較的高いといえるだろうか。

一般的には、2〜3社程度までに留めることが推奨されている。

前述のとおり、カードローン会社を始めとする貸金業者は総量規制によって、利用者の年収の1/3を超える貸付をしないよう厳しく禁じられている。

たとえば、年収300万円の申込者の場合、カードローン会社を始めとする金融機関からの借入金額は合計100万を超えてはならない。

すでに1社で50万円借りている場合は、残り50万円までしか貸付できない。

初回の審査での貸付額は、50万円程度までとしているカードローン会社が多い。

こういった事情を考慮すると、複数契約するとしても、2社から3社が上限と認識するのが妥当だろう。

カードローンを同時申し込みするときの注意点

事情によってやむなくカードローン複数社に同時申し込みする場合は、次の3点に注意することが大切だ。

  • すでに借入している額が年収の1/3以内であることを事前に確認
  • 短期間に同時申し込みしない
  • 返済期日を厳守

すでに借入している額が年収の1/3以内であることを事前に確認

カードローン会社への同時申し込みを考える際、真っ先に確認すべきは、すでに借入している金額が年収の1/3以内に収まっているか否かである。

総量規制によって、年収の1/3を超える借入は厳しく制限されている。年収の1/3を超える金額について、法令を遵守する金融機関からは、いかなる理由があっても借入できない。

当然、カードローン会社の審査申し込みをしても、審査落ちする。

そして審査落ちした実績は金融機関の信用情報に記録されるため、将来的な借入申し込みの際にネガティブな影響をおよぼすだろう。

こういった負の連鎖を回避するために、カードローンに申し込みをする場合は、すでに借入している金額が年収の1/3を超えていないか、確認する必要がある。

短期間に同時申し込みしない

複数のカードローン会社に申し込みする場合は、同時に申し込むのではなく、タイミングをずらしておこなうことが大切だ。

同時にいくつものカードローン会社に申し込みすれば、経済的な状況への疑念を抱かれやすくなる。

審査の難易度が高くなったり、審査に通りにくくなったりするだろう。仮に借入できても、返済能力が低いと判断されやすいため、返済の遅延や債務不履行のリスクに備え、金利が高く設定される可能性もある。

こういった事態を回避するために、カードローンの審査申し込みは、タイミングをずらしておこなうことが大切だ。

具体的には、2〜3カ月程度の期間を開けて申し込みすることが推奨される。

ただし審査落ちした場合は、6カ月以上は時間を置いてから別のカードローン会社に申し込む方がよいだろう。

6カ月の根拠とは、信用情報に申し込み記録が残る期間だ。

前回の審査申し込みで通過できなかった履歴が残ったままでは、新たにカードローン会社の審査に申し込みしても、不利になる可能性が高い。

すぐにお金が必要な場合は、何カ月も次のカードローン申し込みまで待たなければならない状況に、困惑することもあるだろう。

しかし、カードローンの申し込み実績が信用情報に残ることを考慮すると、安易な申し込みは避けるのが妥当だ。

審査を通過できる可能性が高いタイミングで申し込みし、確実に借入を受けられるような状態を整えることが、カードローンの複数社申し込みでは欠かせない。

返済期日を厳守

カードローンの複数社申し込みを考えるなら、すでに借入しているローンの返済期日を厳守し、延滞の実績を残さないよう注意したい。

カードローンでお金を借りた場合は、指定された期日内に返済しなければならない。

これは、今後新たな借入を考えるか否かは問わない、いわば義務だ。そのため返済期日に遅れた実績が信用情報に記録されている場合、新たな借入にネガティブな影響をおよぼす可能性が高い。

万が一にも返済期日に遅れる場合は、事前にカードローン会社と連絡を取ることで、督促の電話や郵便物の送付を回避できることがある。

しかしその場合も、延滞した実績は信用情報に記録されるため、次回以降の審査で不利な要素になるデメリットは避けられない。

カードローンの審査申し込みに通過するためには、良好な信用情報を積み重ねなければならない。

決して返済期日に遅れる事態にならぬよう、無理のない返済計画のもとに借入することが欠かせない。

複数借入できた場合のデメリットとは?

カードローン複数社に同時申し込みし、借入できるケースもある。この場合、必要な資金を調達できるため、ほっと胸をなでおろすだろう。

しかし、複数借入できた場合にもデメリットがある。このデメリットを認識し、対策を講じた上で複数借入することが重要だ。

デメリットとは具体的には次の3点である。

  • 返済額の増加
  • 返済日の管理が難しい
  • 適用金利が下がりにくい

返済額の増加

複数のカードローンから借入する場合、各社への返済額の合算となるため、毎月の返済額が増加する。

金利が高くなる傾向もあるため、月々の利息も高額になりやすい。これによって家計への負担が大きくなり、返済が困難に陥るリスクが高い。

返済日の管理が難しい

カードローン会社によって返済日が異なる場合、返済期日を管理しなければならないのもリスクの1つだ。

異なる返済日の複数のカードローン会社から借入していると、資金不足ではなく、うっかり返済を忘れたことが原因で、意図せずに延滞の実績を作る可能性が考えられる。

延滞すれば信用情報に記録が残り、さらに延滞利息が加算されるため返済額が増大するのは避けたい。。

適用金利が下がりにくい

複数のカードローンから借入すると適用金利が下がりにくいケースがある。適用金利とは、実際にローンを借りる際に適用される金利だ。

カードローンの金利は、借入額が増えるにつれて下がる傾向がある。

たとえば合計100万円を借り受けた場合、複数のカードローンから分散して借りると、各社から借入する金額が少額になるため、1社から借り受けた場合よりも高い金利が適用される傾向だ。

そのため貸付金額は合計100万円であっても、1社から借りるか、複数社から借りるかによって利息額が変わり、総返済額も変化する。

複数のカードローン会社からお金を借りた場合、1社から借りた場合に比べて、総返済額が増加する可能性が高い。

カードローンを複数借入せずに解決する方法

複数のカードローン会社から借入せずに、必要な資金を調達する方法には、次の2つがある。

  1. 融資額の増額を依頼
  2. おまとめローンを活用

融資額の増額を依頼

現在契約しているカードローンの融資額を増額することで、借入金額を増やし、資金調達する方法がある。

融資額の増額を依頼する際は審査があり、主に次のような点がチェックされる。

  • 返済実績
    • これまでの取引の中での延滞の有無
  • 収入状況
    • 安定した収入の有無
  • 信用情報
    • 他社からの借入状況で信用情報に問題がないか

融資可能額の増悪については審査が必要なため、必ずしも希望する金額を借りられるとは限らない。

しかし複数のカードローン会社で借りるより、一社でまとめて借りる方が適用金利を抑えられる可能性があるため、まずは融資額増額の依頼を検討するとよいだろう。

おまとめローンを活用

おまとめローンとは、複数の借入を1つにまとめることで返済の負担を軽減する方法だ。おまとめローンには、次のようなメリットが期待できる。

おまとめローンのメリット
  • 金利が下がり返済額を減らせる可能性
  • 返済期日の管理が容易

複数の高い金利での借入を1つの低金利のローンにまとめれば、借りる総額は同じでも、総返済額を減らすことが可能だ。

また返済先を一元管理できるため、うっかり返済し忘れるリスクを軽減できる。

まとめローンのサービスを実施しているカードローン会社には、次のようなものがある。

スクロールできます
カードローン会社金融商品名貸付利率契約限度額または貸付金額
アイフルおまとめMAX・かりかえMAX3.0%~17.5%1万円~800万円
アコム借換え専用ローン(おまとめローン)7.7%~18.0%1万円~300万円
プロミスおまとめローン(借換用ローン)6.3%~17.8%300万円まで
レイクレイクdeおまとめ6.0%~17.5%10万円~500万円
三井住友銀行おまとめローンpremium/pluspremiumおまとめローン:1.5%~4.5%
plusおまとめローン:4.5%~14.5%
premiumおまとめローン:500~999万円
plusおまとめローン:500万円まで
楽天銀行楽天銀行スーパー9%~14.5%※10万円~800万円
東京スター銀行スターワン乗り換えローン(おまとめローン)9.8%・12.5%・14.6%年9.8%・12.5%・14.6%
※2025年1月10日(金)までは、金利半額キャンペーン実施中により金利は年0.95%~7.25%
2024年9月現在
出典:アイフル「アイフルの商品案内」・アコム「借換え専用ローン(おまとめローン)」プロミス「おまとめローン(借換用ローン)」レイク「貸金業法に基づくおまとめローンレイクdeおまとめ」三井住友銀行「カードローンおまとめローン」楽天銀行「返済の見直しにも楽天銀行スーパーローン」東京スター銀行「複数のローンはおまとめで返済額軽減」

おまとめローンを契約することで金利が下がり、借入額を増やせるケースも珍しくない。

もちろんおまとめローンを申し込んだ場合も審査があるため、信用情報や収入面に不安がある場合は、利用できない場合がある。

しかし、借入をまとめられれば複数のカードローンを管理する必要がなくなり、低金利でまとまった金額を借りられる可能性が高まるのは、大きなメリットだ。

複数社での借入を検討するなら、その代替策としておまとめローンを検討する余地は、十分にある。

カードローンの同時申し込みよりおまとめローンが便利

カードローンの複数申し込みは、可能ではある。しかし審査において不利に働くケースが多いため推奨できない。

もしカードローンの同時申し込みをする場合は、年収の1/3を超える金額を既に借入していないか、また信用情報に傷がつくような延滞などをしていないか、事前に確認することが大切だ。

ただもし複数社から借入できたとしても、高い金利で貸付を受けることになるため返済総額が増えたり、異なる返済日を漏れなく管理する手間がかかる点に注意したい。

複数のカード会社からの借入によるデメリットを回避するには、今契約しているカードローン会社に借入金の増枠を依頼したり、おまとめローンを利用するといった方法が効果的だ。

金融情報に延滞などによるダメージがなく、安定した収入がある場合は、複数のカードローン会社で少額ずつ借りるよりも、1社でまとめて契約する方がメリットが多い。

こう言ったカードローンの特徴を理解しながら、自分のニーズにあったカードローンの申し込みをして、便利かつお得に必要なお金を借りたい。

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