三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」と楽天銀行スーパーローンの違いとは？両社の特徴比較とおすすめポイントを解説

三菱UFJが提供する「バンクイック」と楽天グループが提供する「楽天銀行スーパーローン」。どちらも知名度、実績ともに優れているため、利用を検討している人も多いのではないだろうか。

そこで本記事では「バンクイック」と「楽天銀行スーパーローン」の2つの銀行カードローンに焦点を当て、それぞれの特徴や違いを解説する。

それぞれのおすすめな人の特徴や銀行カードローンの選択基準にも触れるため、現在どこの銀行カードローンを利用するか迷っている人はぜひ参考にしてほしい。

最後まで読むことでそれぞれのメリットや、自分にはどちらが合っているのかわかるようになるだろう。

バンクイックと楽天銀行スーパーローンは何が違う？

バンクイックと楽天銀行スーパーローンの注目すべき違いは下記のとおりだ。

1つずつ解説するのでぜひ参考にしてほしい。

申込方法が違う

バンクイックと楽天銀行スーパーローンの1つ目の違いは、申込方法だ。

インターネットと電話の2種類から申込方法を選択できるバンクイックに対して、楽天銀行スーパーローンはネット銀行ということもあって申込方法がインターネットのみである。

それぞれの手順や特徴を下記で紹介するので参考にしてほしい。

バンクイックの申込方法

インターネットからの申込み手順は下記のとおりだ。

24時間365日対応しているため、自分の都合に合わせて申し込みが可能だ。カードはテレビ窓口で直接受け取るか、郵送で自宅にて受け取るかの2つから選択できる。

バンクイックの電話での申込み手順は下記のとおりだ。

パソコンやスマホの操作に自信がない人は、電話での申込みを検討しよう。ただし、申込受付時間や年末年始の休業期間に注意が必要だ。

楽天銀行スーパーローンの申込方法

楽天銀行スーパーローンはインターネットからの申込みに24時間対応している。申込み手順は下記のとおりだ。

楽天会員の人や楽天銀行の口座を持っている人は、手続きが一部省略される。

また、仮に審査に落ちてしまった場合は電話ではなくメールで連絡がくるため、迷惑メール対策を行っている人は注意が必要だ。

「＠cc.rakuten-bank.co.jp」を受信設定し、メールを確認できる準備をしておこう。

申込条件が違う

バンクイックと楽天銀行スーパーローンの2つ目の大きな違いは、申込条件だ。申込条件はすべて満たす必要があるため、両方の条件を確実に把握しておこう。

バンクイックの申込条件

バンクイックの申込条件は下記のとおりだ。

日本国籍以外の人は、永住許可を受けていれば申込が可能だ。

また、安定収入がある配偶者がいる専業主婦、アルバイトやパートの人「収入が年金のみ」という人も申込が可能である。

楽天銀行スーパーローンの申込条件

楽天銀行スーパーローンの申込条件は下記のとおりだ。

バンクイック同様、日本国籍以外の人は永住許可を受けていれば申込が可能である。パート・アルバイト・専業主婦の場合、年齢制限が異なり60歳までとなるので注意しよう。

返済期日が違う

バンクイックと楽天銀行スーパーローンの3つ目の大きな違いは、返済期日だ。

返済のしやすさは銀行カードローンを決める上で重要なポイントになるだろう。それぞれの返済期日を解説するので参考にしてほしい。

バンクイックの返済期日

バンクイックは返済期日を自分で指定することが可能だ。給料日やその他の支払日などを考慮し、確実に銀行口座に資金があるタイミングを選ぼう。

指定しない場合は自動的に「35日ごとの返済」になるため注意してほしい。

楽天銀行スーパーローンの返済期日

楽天銀行スーパーローンの返済期日は、1日、12日、20日、27日から選択することが可能だ。

27日の引き落としを希望する場合は、楽天銀行口座を返済口座に登録する必要があるので注意しよう。

	バンクイック	楽天銀行スーパーローン
限度額	10〜500万円	10〜800万円
金利	年1.8〜14.6％	年1.9〜14.5％
審査時間	最短即日	最短即日
対象年齢	満20歳〜65歳以下	満20歳〜62歳以下（パート・アルバイト・専業主婦は60歳以下）
資金用途	原則自由（事業性資金は利用不可）	原則自由（事業性資金は利用不可）
返済方法	・指定口座からの自動振替 ・ATMによる返済 ・指定口座へ振込	・指定口座からの自動振替 ・提携CD ・ATMによる返済 ・インターネットによる返済
契約期間	1年ごとに審査の上自動更新	1年ごとの自動更新
保証人	不要	不要
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バンクイックと楽天銀行スーパーローンはどっちがおすすめ？

バンクイックと楽天銀行スーパーローンの大きな違いを理解したところで、続いてはそれぞれにおすすめな人の特徴とその理由を解説する。

また、銀行カードローンの選択基準にも触れるため「どこから借りよう」と迷っている人はぜひ参考にしてほしい。

こんな人にはバンクイックがおすすめ

バンクイックがおすすめな人の特徴は下記のとおりだ。

1つずつ解説していく。

大手の銀行カードローンから借りたい人

バンクイックは三菱UFJ銀行のカードローンだ。大手銀行が提供するバンクイックであれば、初めてカードローンを利用する人も安心できるだろう。

「消費者金融は利息が高い」「消費者金融から借りるのはハードルが高い」と、消費者金融から借りるのが怖いと感じている人は少なからずいるはずだ。

しかし、銀行は普段から利用している金融機関のため、消費者金融からは借りにくいと感じる人でも利用しやすいと言えるだろう。

返済期日を自由に決めたい人

バンクイックは返済期日を自由に決めたい人におすすめだ。

数ヶ月、数年という期間にわたって返済していくことになるため、自分の都合の良いタイミングに返済期日を決められるのは大きなメリットである。

すぐに融資を受けたい人

バンクイックは銀行カードローンの中で、審査・融資までのスピードが早いのが特徴だ。

カードをテレビ窓口で受け取ることができるため、最短で即日融資を受けられる可能性がある。

そのため、すぐに審査結果を知りたい人や融資を受けたい人におすすめだ。

返済金額を少額で抑えたい人

返済金額をできるだけ少額で抑えたい人にもバンクイックはおすすめである。バンクイックであれば、10万円以下の借入の場合の最低返済額は1,000円。

家計に負担なく返済することが可能だ。また「今月は多く返済できる」という月は随時返済することもできるため、普段は少額で抑えつつ、自分の都合に合わせて返済していきたい人におすすめである。

こんな人には楽天銀行スーパーローンがおすすめ

楽天銀行スーパーローンがおすすめな人の特徴は下記のとおりだ。

1つずつ解説していく。

楽天会員の人

楽天会員の人はさまざまな恩恵が受けられるためおすすめだ。5つのステージが用意されており、借入残高や利用状況によってランクアップする仕組みである。

まずは下記の表でステージごとの特典を確認してほしい。

	ATMの無料回数	他行振込手数料	楽天ポイント獲得倍率	振込手数料の楽天ポイント払い
【SV】スーパーVIP残高300万以上または取引30件以上	7回／月	3回／月	3倍	支払可能
【V】VIP残高100万以上または取引20件以上	5回／月	3回／月	3倍
【Pr】プレミアム残高50万以上または取引10件以上	2回／月	2回／月	2倍
【A】アドバンスト残高10万以上または取引5件以上	1回／月	1回／月	1倍
【B】ベーシックエントリー	ー	ー	1倍

このように、ステージによってATMや他行への振込手数料が無料で利用できる回数が増え、楽天ポイントの獲得倍率もアップする仕組みだ。

また、楽天会員ランクに応じて審査の優遇を受けられると公式ホームページで発表されている。

楽天会員だからといって確実に審査に通るわけではないが、審査優遇が受けられるのは大きなメリットと言えるだろう。

さまざまな特典があるため、楽天会員の人には楽天銀行スーパーローンがおすすめだ。

スマホから気軽に申し込みたい人

楽天銀行スーパーローンは「時間を気にせず申し込みたい」「面倒な手続きは避けたい」という人にもおすすめだ。

楽天銀行スーパーローンであれば、パソコンやスマホからいつでもどこでも申込をすることができる。

パソコン・スマホで完結できるので気軽に申し込みたい人に向いていると言えるだろう。

500万円以上の資金が必要な人

楽天銀行スーパーローンの利用限度額は最大800万円である。

バンクイックの利用限度額は500万円であるため、500万円以上の資金を借りたい人には楽天銀行スーパーローンがおすすめだ。

「5万円借りたい」「800万円借りたい」などのさまざまなニーズに対応できるのが楽天銀行スーパーローンのメリットである。

すぐに融資を受けたい人

バンクイック同様、楽天銀行スーパーローンも最短即日で融資を受けられる可能性がある。急いで資金が必要な人におすすめである。

銀行カードローンの選択基準

さまざまな銀行カードローンがある中で、借入先をどのように選べばいいのかわからない人もいるだろう。

銀行カードローンを選択する際は、下記のポイントにぜひ注目してみてほしい。

金利

銀行カードローンを利用した場合、数ヶ月、数年にわたって返済するのが一般的だ。

そのため、自分の希望する借入額に対して金利がどれくらいなのかは、銀行カードローンを選定する上で重要である。

できるだけ利息を抑えたいのなら、金利がなるべく低いところを選ぶといいだろう。

返済方法

2つ目の選定基準は、返済方法だ。指定口座による自動振替、提携ATMによる返済、インターネットやアプリを利用した返済、銀行振込での返済など、銀行カードローンの返済方法は多岐にわたる。

銀行カードローンを選ぶ際は、借りた後の返済方法を視野に入れるのがおすすめだ。

手数料も考慮した上で、自分に合った返済方法に対応している銀行カードローンを選ぶといいだろう。

バンクイックと楽天銀行スーパーローンのユーザーの評判を比べてみよう

ここからは、アドバイザーナビが実施したアンケート結果をもとに、実際のユーザーの声を紹介する。

両方を比較し、検討する際の参考にしてほしい。

バンクイックの良い評判

良い評判として多かったのは下記のとおりだ。

中でも「大手だから信頼感がある」「不安に思うことがなく、安心して利用できる」といったバンクイックのネームバリューに魅力を感じている人が多い。

また、金利が比較的低く設定されていること、少ない返済額でも対応していること、手数料がかからないことなどを評価する声も多く確認できた。

バンクイックの悪い評判

続いてバンクイックの悪い評判として挙げられたのは下記のとおりだ。

どちらもイメージや先入観から思うことであり、実際に利用した人からの悪い評判は確認できなかった。

楽天銀行スーパーローンの良い評判

楽天銀行スーパーローンの良い評判として多かったのは下記のとおりだ。

「楽天ポイントが貰えるのが嬉しい」「お得感がある」といった声が圧倒的に多かった。

また、他の消費者金融に比べて金利が低い点やスマホから簡単に申し込める点、審査が早い点に魅力を感じている人が多いようだ。

楽天銀行スーパーローンの悪い評判

続いて楽天銀行の悪い評判として確認できたのは下記のとおりだ。

楽天銀行スーパーローンに借り換えをした人から「金利が安くなると思って申し込んだが、あまり変わらなかった」という声が確認できた。悪い評判として確認できたのは1件のみである。

バンクイックと楽天銀行スーパーローン以外に検討するべきなのはどこ？

これまでバンクイックと楽天銀行スーパーローンの特徴や口コミの解説、比較を行った。

ここからは、バンクイック・楽天銀行スーパーローン以外に検討すべき3つの銀行カードローンを紹介する。ぜひ参考にしてほしい。

低金利が嬉しいみずほ銀行カードローン

みずほ銀行カードローンは金利2.0〜14.0％と、他社に比べて低いのがおすすめポイントだ。

利用限度額によって金利は異なるが、最大金利14.0%は申込者にとって嬉しい数字と言っていいだろう。

使い道は原則自由で、利用限度額の範囲内であれば何度でも借入できるのがメリットだ。

すでにみずほ銀行のキャッシュカードを持っている人であれば「キャッシュカード兼用型」を選択することでキャッシュカードで借入をすることができる。

カードレスを選択できる三井住友銀行カードローン

三井住友銀行カードローンの最大の特徴は、カードを作らなくて良い点だ。カードが自宅に郵送されないため、家族に知られるリスクを大幅に軽減できるのが魅力である。

カードレスに対応している銀行カードローンは少なく、三井住友銀行カードローンの大きな特徴と言えるだろう。

また、口座を開設する必要がないので、融資まで比較的早いのも嬉しいポイントである。

最大限度額が高い東京スター銀行カードローン

東京スター銀行カードローンの特徴は、最大限度額が1,000万円と高い点である。

借入状況や年収、利用状況によってすべての人が1,000万円の融資を受けられるとは限らないが、まとまった資金を借りたい人にとって最大限度額1,000万円は魅力的なポイントだ。

また、300万円までの借入には収入証明書を提出する必要がないのも特徴である。

「給与明細をなくしてしまった」「提出するのが難しい、面倒だ」という人には東京スター銀行カードローンがおすすめだ。

バンクイックと楽天銀行スーパーローンの特徴を理解し、自分にあった借入先を選ぼう

バンクイックと楽天銀行スーパーローンの違いの解説を行った。

大手銀行の安心感を得たい人や返済期日を自由に設定したい人、返済額を少なくしたい人におすすめなのはバンクイックだ。

一方、楽天会員の人や簡単に申込みたい人、500万円以上の融資を受けたい人は楽天銀行スーパーローンがおすすめである。

銀行カードローンは、それぞれの特徴や金利、返済方法について比較検討してから慎重に選ぶことが重要だ。

中でも今回主に解説をしたバンクイックと楽天銀行スーパーローンは悪い評判が確認できず、安心して利用できる銀行カードローンだと言える。

双方の特徴を理解して、自分に合った銀行カードローンへ申し込もう。