三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」の返済方法には何がある？3つの返済方法と注意点を解説

バンクイックは、三菱UFJ銀行のカードローンだ。

銀行系カードローンならではの低金利や利便性の高さが魅力で、メガバンクの信頼性や安心感も支持されている。

本記事では、そんなバンクイックの返済方法や手続きのながれについて解説する。

カードローンを検討するときは、お金を借りられるスピードや手軽さに目がいきがちだが、返済のしやすさという視点も持っておきたい。

手続きが不便だったり、仕組みが複雑だったりするとスムーズに返済ができず、意図せず延滞をしてしまうなどのトラブルも起こりやすい。

そのような中で、バンクイックは返済の仕方のバリエーションが豊富だ。手続きがしやすいよう顧客目線で体制を整えており、借り入れ後も安心してお金を返していける。

本記事でも返済日や最低返済額、利息だけの返済や一括返済に関しても記しているため、スムーズな返済計画を立てる際の参考にしてほしい。

バンクイックの特徴や注意点について詳しく知り、計画的な利用を検討してみよう。

バンクイックの3つの返済方法

バンクイックで返済をする手段は、次の3つがある。

それぞれの特徴について比較・解説していく。

自動支払い（口座引き落とし）による返済

自動支払いは、返済日になると銀行口座から資金が引き落とされ、返済が済む方法だ。

口座に必要な資金を用意しておけば、延滞になることがない。毎月来店したり手続きをしたりする手間がかからず、最も確実で安心の返済手段である。

返済手数料も無料であるため、コストを抑えられる。注意点は、三菱ＵＦＪ銀行の口座を持っていないと利用できないということだ。

しかし、三菱ＵＦＪ銀行の口座はスマートフォンアプリを使えば、簡単に開設できる。バンクイックの申し込みをきっかけに、口座を作るのも良いだろう。

返済方法を自動引き落としにしたい場合は、「自動支払依頼書」という書面を記入のうえ、申し込みが必要だ。

手続きすれば、約1週間で登録完了となる。

ATM入金による返済

ATMを使った入金で返済もできる。返済日までなら、自分の好きなタイミングで手続きできるというのがメリットだ。

他にも、まとまった資金があって多めに返済したい場合や一括返済をしたい場合も、ATMが向いている。

ATMを活用すれば順調に返済ができるため、積極的に使っていきたい。ATMは三菱UFJ銀行、またはコンビニATMが対応している。

いずれも手数料は無料だ。三菱UFJ銀行のATMは、メガバンクなので全国どこにでもあり、利便性が高い。

自宅近くだけではなく、出先で気づいたときにもすぐに返済の対応がとれるだろう。

提携コンビニATMは、次のとおりだ。

イーネットは主にファミリーマートに設置されている。他にもショッピングセンター、病院、駅の中などにも設置されていることもある。

銀行系カードローンの多くは提携先のATMが少なく、利用しづらいことがある。しかし、バンクイックは3種類のコンビニATMが対応しているため、手続きがしやすい。

コンビニATMの利用時間は0：10〜23：50とほぼ24時間返済できる。（※）

このように、いつでもどこでも返済ができるため、ATMの利用はしっかり視野に入れておきたい。

なお、ATMを操作するには、バンクイックカードが欠かせない。手続きの際は忘れずに持参しよう。

紛失すると、ATMで手続きができなくなってしまう。再発行には「再発行申込書」や本人確認書類の提出などが必要だ。

新しいカードが郵送され手元に届くまで週間程度はかかるため、取り扱いには気を付けてほしい。

※第2土曜日の21:00〜翌7:00、月曜日の1:00〜5:00はシステムメンテンナンスのため手続き不可

振り込み（三菱UFJダイレクト）による返済

口座へ振り込みを行う返済方法だ。臨時返済や一括返済にも対応しているので、お金を返すペースを上げたいときに活用できる。

振り込みは銀行のATMから行えるが、もっとも便利なのは、インターネットバンキングである三菱ＵＦＪダイレクトを使った方法だ。

パソコンやスマホから簡単に手続きができ、店舗窓口に行かずに済む。振込手数料も無料で、費用や時間、手間、すべて無駄なコストをかけずに手続きができる。

なお、他の金融機関のATMや窓口、ネットバンキングからも振り込みはできるが、所定の手数料がかかるので注意しよう。

【返済方法別】バンクイックの返済までの流れ

この章では、それぞれの返済手順を解説する。

自動支払い（口座引き落とし）による返済方法

自動支払いの返済は、事前に申し込みをしておけば手続きが完了する。事前の手続きは、三菱UFJ銀行の口座をあらかじめ持っているかによって異なる。

それぞれの対応方法は、次のとおりだ。

三菱UFJ銀行の口座を持っている場合

カードローンの新規申し込みの際に「口座あり」を選ぶ。すでに持っている口座を紐づけすれば、自動支払いの手続きが完了する。

口座はあるが、申し込み段階で「口座なし」を選択してしまった場合は、必要書類を提出すれば手続き可能だ。

公式ホームページより自動支払い依頼書をダウンロードし印刷する。必要事項を記入し、郵送しよう。

手続きが完了すれば、指定日に引き落としが開始される。

三菱UFJ銀行の口座を持っていない場合

銀行口座の開設から手続きをする。三菱UFJ銀行の口座開設は窓口でも可能だが、アプリからの申し込みが便利だ。

口座を作成した後、カード発行時に送付される「自動支払依頼書」にて手続きをする。

依頼書の必要事項を記入し、捺印の上郵送する。書類到着後不備のチェックや事務処理が行われる。

約1週間程度で手続きが完了し、引き落としが始まる。

注意点

自動支払いの登録後は、毎月同じ日に引き落とされるため、返済実行日の19:00までには口座に資金を入れておく必要がある。

返済金額が足りないときは引き落としが停止する。後日口座に入金したとしても、改めて引き落としはかからないため注意が必要だ。

延滞分は、遅延利息と合わせて別の方法で返済しなければならない。

なお、引き落とされる返済額は、変更できない。多めに返済をしたいときは、振り込みまたはATMで手続きをしなければならない。

また、引き落とし口座にできるのは、本人名義の三菱ＵＦＪ銀行口座だけだ。家族名義の口座は指定できない。

ATM入金による返済方法

ATMによって手続きが異なるため、順に見ていこう。

どのATMであっても気を付けてほしいのは、手続きは「振込」ではなく「ご返済」または「預け入れ」を選択することだ。

注意点

入金のタイミングによって定期的な「約定返済」か追加の「臨時返済」か判断が異なるため気をつけてほしい。

返済期日の14日前から、返済日までに入金を行うと、その月の返済分に充当される。

しかし14日より前の入金は「臨時返済」と見なされ、返済期日には決められた額の返済が必要だ。

毎月の約定返済が、スキップされるわけではない。また、コンビニエンスストアに設置されているATMは、硬貨が使えない。

1,000円以下の端数がある返済額の場合は、硬貨の取り扱いがある三菱東京UFJのATMを選ぶ必要がある。

振り込み（三菱UFJダイレクト）による返済方法

もっとも便利なネットバンキングである、三菱UFJダイレクトの手続き方法を説明しよう。

注意点

返済先口座は、利用者ごとに別の口座番号が指定されている。

誤った口座へ振り込まないように、手続き前にはしっかり確認してほしい。

返済先の口座が分からなくなった時は、三菱UFJ銀行の会員ページかアプリで確認可能だ。

また、振り込みの手続き自体は24時間いつでもできるが、平日15:00以降や土日祝の手続きは翌営業日の取り扱いになる。

大手消費者金融のローンの場合、インターネットバンキングを利用し返済すれば、ほぼリアルタイムで入金処理されることが多い。

しかしバンクイックは、通常の銀行振り込みと同様に銀行窓口の営業時間外だと翌営業日の扱いになるため注意が必要だ。

返済期日が迫っている場合は、余裕をもって、早めに手続きを済ませよう。

バンクイックの返済条件とは

バンクイックの返済日

返済日は、申し込み時に任意で以下のパターンのどちらかを選択する。

申し込み時に指定がなかったときは「35日ごとの返済」となる。自動支払いの返済を選んだ場合は「35日ごとの返済」は選べない。

35日ごとの返済の場合、初回の返済は借り入れをした翌日から数えて35日以内に実施する。2回目以降は、直近の返済翌日から35日の間に行う。

自分で返済タイミングを決めたい人におすすめだ。ただし、毎月期限日が変わってくるため、スケジュールをしっかり管理する必要がある。

毎月指定日で返済する際は、期日までに、振り込みやATMを使って手続きをする。

金融機関の休業日によって期日が変化することもあるが、基本的には毎月同じ日となる。返済日の管理が楽で、自動返済にも対応している。

また、期日が近づくと事前にEメールでお知らせしたり、うっかり返済を忘れていたときに案内が送られてきたりするサービスもある。

上手く活用すると、返済スケジュールの管理がしやすくなるだろう。なお返済日は、専用のフリーダイヤルへ相談すれば変更可能だ。

転職などして給料日が変わったり、ケガや病気などの入院で支払いに行くのが難しかったりする場合は、利用も考えたい。

ただし、返済間近の変更は認めてもらえないことがあるので、余裕をもって連絡をしてほしい。

最低返済額の決まり方

バンクイックの最低返済額は、借入利率と借入残高によって決定する。具体的な返済額を、以下の表に示した。

バンクイック最低返済額

借入残高	適用利率
	8.1%以上	8.1%以下
10万円以下	2,000円	1,000円
10万円超～20万円以下	4,000円	2,000円
20万円超～30万以下	6,000円	3,000円
30万円超～40万円以下	8,000円	4,000円
40万円超～50万円以下	10,000円	5,000円
50万円超	借入残高10万円増加ごとに2,000円追加	借入残高が10万円増加ごとに2,000円追加

例えば、年利年8.1％以上で30万円借り入れしているときの最低返済額は6,000円だ。

返済が進み借入額が20万円を下回ると、4,000円に変更される。

気を付けてほしいのは、返済日を過ぎてしまうと、毎回の返済額に遅延損害金を加えた金額を返済しなければならないという点だ。

今回の正しい最低返済額を把握したいときは、会員ページやアプリで見ることができる。

返済額シミュレーション

10万円を借りた場合の返済スケジュールを、毎月の返済金額別に確認してみよう。

利息は、初回借り入れで設定されることが多い14.6%で試算した。

毎月の最低返済額である2,000円とその他の返済金額では、返済期間や利息にどれぐらいの違いがあるのか注目してほしい。

借入金額10万円年利14.6%の返済シミュレーション

毎月の返済額	2,000円	5,000円	7,000円	10,000円
返済期間	6年5ヵ月（77回）	1年11ヵ月（23回）	1年4ヵ月（16回）	11ヵ月（11回）
利息の累計	54,952円	15,270円	10,517円	7,280円
返済総額	154,952円	115,270円	110,517円	107,280円

上記のシミュレーションを見ると、2,000円の返済は負担が少なく感じるが、借入期間が長くなり利息が大きくなることが分かる。

返済額2,000円と7,000円を比べた場合を見てみよう。同じ借り入れ10万円であっても毎月の返済額がたった5,000円違うだけで、返済総額に4万円以上の差が出た。

利息は次のように計算する。

借入残高（借入額）×金利÷365日（うるう年の場合は366日）×利用日数

つまり利息は、借入残高が大きいまま利用日数が長引くと、どんどん膨らんでしまう。

返済を進めていく際は、毎月の負担が少ないほうが良いように思ってしまう。

しかし、最終的な返済額を考えると、月々の返済額は抑えつつも、余裕のあるときに臨時返済を活用するのが良いだろう。

どのような返済パターンが適しているかは人それぞれの状況によるが、シミュレーションを活用し、具体的な返済イメージを持っておこう。

• 参考：三菱東京UFJ銀行「カードローンバンクイック 返済シミュレーション」

バンクイックで利息だけ返済することはできる？

「今回は返済が遅れてしまいそうだ」ということもある。利息だけの返済は、可能なのだろうか。

この章では、利息だけの返済に関する手順や注意点を解説する。

利息だけの返済は相談

利息だけ返済できる可能性は、まったくゼロではない。ローンには据置期間というものがある。

お金を返済することを据置してもらう期間のことで、正確には元金の返済を猶予された期間を指す。

つまり、利息のみの返済期間を設けるのが据置期間だ。ただし、据置期間は主に、住宅ローンや事業性の融資に適用される仕組みだ。

カードローンに必ず適用されるとは限らない。カードローンに関しては、元金も含めて期日までに返済するというのが基本である。

そのため、利息だけの返済はあくまで相談になる。できるかどうかは確定ではないが、もしできれば次のような利点が期待できるだろう。

利息だけ返済する相談手順

返済に関する相談は、三菱UFJ銀行第二リテールアカウント支店で受け付けている。

こちらに連絡し相談すれば、返済額の調整や、利息のみの支払いなど解決策を提案されることがある。

専用ダイヤルの受付時間は平日9:00〜21:00、土日祝日は9:00〜17:00だ。

年末年始は受け付けていないので注意してほしい。また、担当者が判断したり、社内で検討したりする時間も加味して、期間に余裕をもって相談しよう。

できれば、返済額が足りないとわかった時点で速やかに連絡するのが望ましい。まずは連絡して、期日通りに返済できないことを伝え事情を説明をする。

その際に、返済の意思があることを丁寧に伝えよう。その上で利息だけの返済は可能か相談する。

いつなら元金を含めた返済ができるか、といった具体的なプランを話せると印象も良く、理解を示してもらえる可能性が高い。

三菱UFJ銀行側は、これまでの利用状況や返済状況によって検討し、元本返済の延長などの措置をする可能性もある。

もしくは、おまとめローンや借り換えなどの提案をされることも考えられる。利息のみの返済といった借り入れに関するイレギュラーな対応は、あくまで相談がベースとなる。

落ち着いて、丁寧に相談を進めることが大切だ。

利息だけ返済のデメリットや注意点

利息だけの返済が認められたとしても、気を付けるべき点があることを忘れないでほしい。まず、利息だけの支払いになることで、返済期間が長くなる。

元本が減らないため、借入額は1円も変わっていない。利息のみの返済は安心感を得られるが、一時しのぎにすぎないのだ。

さらに、元本の返済をしていない分利息がかさんでいく。利息は借り入れしている日数に応じて決まるため、返済が長引くと利息も増える。

結果トータルで、支払う金額は増えてしまうのだ。そのため、長く利息だけを返済し続けるのはおすすめしない。

あくまでも、突発的に返済が厳しくなったときの対処法であることを意識しよう。

また、気を付けてほしいのは自己判断で、利息分だけ返済しないということだ。

銀行側は、入金されたものが利息だけ返済しているのか、返済額を間違えているのか判断がつかない。

事務的に処理されれば、返済額に足りていないとされ、延滞と見なされる可能性が高い。

返済に困ったとしても勝手に手続きや行動はせず、まずはしかるべき相談窓口に連絡をしてほしい。

バンクイックで活用したい一括返済とは

バンクイックでは、一括返済も受け付けている。一括返済の最大のメリットは、利息を抑えられる点である。

実際にどれほどのコストダウンにつながるのか、シミュレーションを元に見ていこう。

一括返済のメリット

一括返済とは、毎月決まった返済をする約定返済に対して、借りたお金を一度に返すことを指す。

一括返済は初回で実施してもいいし、何度か定期的に返済を行った後に、残りをまとめて返すなど自由に行える。

一括返済のメリットは、5つある。

利息を抑えられる

カードローンで発生する利息は、日割りで計算される。1日過ぎるごとに利息が増えるという仕組みだ。

つまり「返済期間が短くなるほど、利息は減る」ということになり、一括返済を早くするほど、利息は少なくなる。

一括返済がどれだけコストダウンに繋がるのかは、次章でシミュレーションを記載するため、参考にしてほしい。

手数料を減らせる

返済のたびにかかっていた手数料がある場合、一括返済をしてしまえば、今後はゼロになる。

結果的に返済時の負担を抑えられる。

返済のスケジュール管理が不要になる

いつが返済期日で、いつまでに手続きしないといけないなどの把握が不要になる。

返済資金が足りるか、手続きを早くしないといけないといった不安や焦りも解消される。

借入可能額や金利が有利になる可能性もある

返済を完了させてしまうことで、返済実績がつき、金融機関からの評価が上がる。

今後の借り入れが、有利な条件で利用できることがある。

信用情報にプラスになる可能性もある

借りたお金を延滞なく完済した記録が残るので、信用情報がプラスになることが多い。

信用情報が良好だと、クレジットカード・カードローンの審査に影響するだけでなく、住宅ローン・自動車ローンも組みやすくなることもある。

一括返済のシミュレーション

一括返済を行った場合のメリットについて、コスト面を中心に見てみよう。

10万円を年利14.6%借りた場合の返済シミュレーションを行った。

毎月の最低返済額である2,000円を返し続けるパターンと、1年後、2年後に一括返済した場合の金額の違いは以下のとおりだ。

借入金額10万円年利14.6%の一括返済シミュレーション

	1年後(12回返済時)に一括返済した場合	2年後（24回返済時）に一括返済した場合	一括返済なし・約定支払いのみ
返済回数	1年（12回）	2年（24回）	6年5ヵ月（77回）
利息総額	13,938円	26,307円	54,952円
一括返済時支払額	91,043円	79,272円	0円
総支払額	103,876円	104,164円	154,952円

月2,000円を返済し続ける場合と比べ、借り入れ1年後に一括返済したケースでは、利息を7割以上抑えることができる。総支払額も5万円以上減らすことができた。

また、借り入れ2年後に一括返済すれば、利息の負担が半分以下になる。

このように利息負担を減らすには、一括返済が非常に有効であることが分かる。

利息は日割りでかかることから、1日でも早く返せばその分全体の返済額を抑えることができる。

バンクイックで一括返済をする際の注意点

一括返済は、メリットが大きい。しかし、気を付けなければならないポイントがいくつかある。

返済額をよく確認しておく

返済額の思い込みをしたり計算が違ったりすると、返済金額が足りていないこともある。

一括返済したつもりで放置し、そのまま残金に利息がかかり続けるといったことも考えられる。

一括返済時には、現在の借入額や、利息をしっかり確認し、正しい金額を把握しておこう。

利息の確認方法は、次の3つだ。

利息は日割り計算なので、日々変動する。必ず一括返済する当日に確認をしよう。

当日着金できるよう返済する

振り込みによる返済は、当日中に口座に着金できる時間帯に手続きを完了させなければならない。

当日中に着金できなかった際は、翌日に再び利息が発生してしまい、完済できなくなる。

返済日が1日でも違うと返済額が変わってきてしまうため、余裕をもった手続きを行ってほしい。

超過返済に注意する

一括返済は、返済合計額を超えた金額では手続きできない。

借り入れの時は10万円や20万円などキリのよい数字だが、一括返済の際には、利息の計算などにより1円単位の細かい金額になることが多い。

1円単位の返済は、硬貨が使用できる三菱UFJ銀行ATMを利用する、もしくは三菱UFJダイレクトからの振り込みにするといった対応が必要だ。

ATMや三菱UFJダイレクトによる当日の振り込みは平日15:00までとなっている。この時間を過ぎてしまうと、着金が翌日扱いになり、新たに利息が発生してしまう。

手続きは早めに過不足なく進めるよう気を付けてほしい。

解約の手続きを忘れない

カードローンは、返済しただけでは解約にならない。契約が残ったままだと、借り入れの枠を確保していることになり、他のローンの審査に影響がでることもある。

解約は、別途手続きが必要だ。契約者本人が、専用ダイヤルに電話し、解約したい旨を伝える。

本人確認など案内にしたがって答え、解約証明書が必要な場合は申し出よう。

申し出が受け付けられ、解約手続きが完了すれば、ローンカードは破棄できる。

無理に返済しない

一括返済が目的となってしまい、本来必要な生活費で返済してしまうと、家計に負担がかかる場合もある。

生活費が不足し、新たな借り入れのきっかけになってしまうことも考えられる。

返済は、余裕資金ができたときに行い、無理のない範囲で計画的に進めていくことも大切だ。

返済期間が長くても、負担が軽い定期返済を選択する方が賢明というケースもある。

返済を急いだ結果、生活を圧迫してしまうことのないように、一括返済については、十分に検討してほしい。

バンクイックの返済は多様でスムーズに返済できる

三菱UFJ銀行カードローンであるバンクイックの返済方法について解説した。

返済する手段は「自動支払い」「ATMによる入金」「振り込み」の3種類がある。

自動支払いは、三菱ＵＦＪ銀行の口座を開設すれば利用できる。自動的に返済手続きが済み、管理がもっとも楽になる方法だ。

ATMによる入金は、三菱ＵＦＪ銀行とコンビニの提携ATMいずれも手数料無料で返済ができる。

振り込みは、三菱ＵＦＪダイレクトなどを使ったネット手続きが、手数料を抑えつつ手間が省けて便利だ。

返済日は「35日ごとの返済」か「指定日返済」いずれかを選択でき、月々の返済額は金利と返済日時点の借入残高に応じて決定する。

利息は、残高と利用日数に応じて高くなる。そのため自動返済で期日を守りつつ、まとまった資金があるときは臨時返済をすることが負担を抑えるコツだと解説した。

バンクイックに用意されている返済方法には、利用時間の幅広さや手数料無料など利便性が高いものが多い。

さらに、三菱ＵＦＪ銀行の口座があれば、自動返済やネットバンキングでの手続きも可能で、返済方法を幅広く活用できる。

バンクイックを利用するなら、銀行口座もあわせて開設しておくと便利だ。

さまざまな返済方法をニーズに応じて使い分けながら、カードローンを利用してほしい。

フレキシブルな返済ができるバンクイックを、ぜひこの機会に検討してみてはいかがだろうか。