学生でもアコムで借入はできる？親にはバレない？アコムの借入条件と学生の借入可能額の目安を解説

本記事は、学生が抱える不安を解消し、安心してアコムを利用してもらうためのガイドである。

アコムでの借入のメリットやリスク、申し込みから返済までの流れ、さらに「親バレ」を防ぐための注意点まで、重要なポイントを幅広くカバーしている。

記事を読めば、アコムを安全かつ効果的に活用するための知識が身につき、将来の信用に傷をつけない賢い借入ができるようになるはずだ。

アコムの利用を検討している学生はもちろん、すでに利用している人も、資金管理の見直しに役立ててほしい。

より充実した学生生活を支える一助として、本記事を存分に活用していただきたい。

学生がアコムで借りられる条件とは？

アコムは、申し込みできる人を、「20歳以上の人」「安定した収入と返済能力を有する人」、および「当社基準を満たす人」と定めている。

年齢基準については、特に説明の必要はないだろう。よって、ここでは残りの2つについて、それぞれ解説を加えていく。

安定した収入があり返済能力があること

アコムでは、学生であっても「安定した収入」があれば借り入れが可能だ。

安定した収入とは、以下のような要素を備える収入である。

よって、以下のような収入源に対しては、一定の評価が得られると考えられる。

重要なのは、金額の大きさよりも、その「定期性」と「安定性」である。

少額であっても、一定のタイミングで給与振込がある方が好まれる。そのため、単発や日雇い、短期バイト、学生起業などは評価されづらい。

なお、奨学金は「収入」とはみなされず、融資の審査には影響しない。

就職内定は、現在収入があればプラスの要素となる可能性もあるが、収入がなければ条件を満たしていないとみなされる。

アコムの基準を満たす人であること

次に気になるのが、アコムのいう「当社基準を満たす人」が、どのような人なのかという点だろう。

アコムから具体的な基準の公開はないが、一般的にカードローン会社では、以下の要素を重視していると考えられる。

信用情報に問題がない人

信用情報とは、過去の借入やクレジットカードの利用履歴、延滞や債務整理の有無などが記録されたものだ。

アコムでは審査の際に、信用情報機関に登録された情報を確認し、過去に金融トラブルがないかをチェックする。

確認されるのは、以下のような点である。

書類による本人確認ができる人

アコムで融資を受けるためには、公式な書類によって本人であることを証明することが不可欠である。

アコムでは以下のものが、本人確認書類として認められている。

さらに、借入希望額が50万円を超える場合や、他社借入を含めた総額が100万円を超える場合には、収入証明書類（源泉徴収票、給与明細書、確定申告書など）の提出も必要となる。

他社からの借入が多すぎないこと

他の消費者金融や、クレジットカードのキャッシングでの借入額が多すぎると、返済能力に疑問を持たれてしまうことがある。

学生であっても、他社からの借入がすでに多い場合は、アコムの審査で確実に不利になる。

学生がアコムで借りられる金額

学生がアコムで借りられる金額は、それぞれの状況によって大きく異なる。ここでは、学生が借りられる金額の目安と、その決定要因について詳しく解説する。

借入可能額は審査結果によって決まる

利用者がどのくらいの金額を借入できるかは、会社が審査に基づき決定する。

アコムなどの貸金業者は、申込者の返済能力を審査し、申込者に「貸付可能な枠」を設定する。

この枠は「利用限度額」や「借入限度額」と呼ばれ、アコムでは「契約極度額」として示されている。

契約極度額の決定は、アコムが定める基準に従って行われる。おおむね前セクションで紹介した要素が評価され、申込者に適した「枠」が個別に決定される。

このため、同じ学生であっても、個々の経済状況や信用力によって異なる金額が設定される。

たとえば、長期間安定したアルバイト収入がある学生と、最近アルバイトを始めたばかりの学生では、前者の方が高い契約極度額を設定される可能性が高い。

学生が借入できる限度額は「10~30万円程度」

一般的に借入限度額は、契約の時点においては低めに設定される傾向がある。

アコムの契約極度額は、1万円〜800万円の範囲で設定されるが、どのような申込者であっても契約当初から800万円が設定されるケースはほとんどない。

これは会社側が、新規契約者の返済能力や信用力を慎重に見極める必要があるためだ。取引を通じて、徐々に信頼関係を構築していく方針によるものでもある。

また、学生などの若年層には、一層慎重に判断されることが多い。経験の浅さを考慮するとともに、若年層の過剰借入を防ぐという社会的責任も重視されているためだ。

学生アルバイトの収入や生活費を考慮すると、初回の借入限度額としては、10万円〜30万円程度が妥当な範囲である。

契約時はそれ以下の金額からスタートすることもあり、返済実績に応じて限度額が増加するケースもあるが増加幅は控えめとなろう。

借りられるのは「年収の3分の1を超えない額」

アコムは、貸金業法を遵守して運営されている会社だ。同法で定める「総量規制」では、利用者に年収の3分の1を超える金額の貸し付けを業者に禁じている。

すなわち、利用者が借入できる金額の上限は、年収により定まるのだ。

たとえば、月収3万円の学生Aの場合を考えてみよう。年に換算すると36万円なので、借入可能な上限額は12万円（36万円×1/3）となる。

会社側は、この金額を上限として、無理なく返済できる金額枠を申込者に付与することになる。

もう少し例をあげてみよう

総量規制とは、その人が借りている総量を規制するものであることに注意しなければならない。

すでに15万円を借りている学生に対しては、「既存借入額15万円」と「新たに借入を希望する額」の合計額が年収の3分の1を超えていないかが判断される。

たとえば、「15万円+新たに10万円の借入を希望」なら、年収は最低でも75万円（25万円×3）必要になる。

上の例でいえば、学生A、Bは確実に枠を獲得できず、学生Cのみ枠獲得の可能性がある。

学生が親にバレずにアコムでお金を借りるには

学生がアコムを利用する際、「親バレはしないか」という点も懸念ポイントだろう。

結論からいえば、適切な方法で手続きし、遅延などがなければ、親にバレるリスクは小さい。

以下に、周囲に知られず、アコムでお金を借りるための具体的な方法を解説する。

インターネットから申し込む

アコムの申し込み方法には、インターネット、自動契約機（むじんくん）、電話・郵送がある。

この中で、もっとも周囲に気づかれないのが、インターネットを使った申し込みだ。

自室やカフェなど、好きな場所から24時間365日申し込みでき、郵送物を受け取る必要もない。

以下のとおり、申し込みから契約までがネット上で完結する。

「カードレス」を選択する

アコムなら、カードレスでの契約も選択できる。

カードローンといえば、発行されるカードを使ってATMなどからお金を引き出す方法が主流だったが、最近では、「カードレス契約」「カードレス融資」なども可能だ。

アコムに契約する際、「カード不要」を選択して手続きをすると「カードレス契約」となる。

カードの郵送がなく、持ち歩く必要もないため、郵便物やカードからアコムの利用がバレることもない。

「電磁交付」に登録する

アコムには、書類や明細書をデータ化して交付する「電磁交付」というサービスがある。郵便物による親バレのリスクを大幅に小さくできる。

電磁交付を登録すると、以下の情報がマイページで確認できるようになる。

ただし、返済の度重なる遅延や、連絡がつかないなどの事態があれば、郵送物が送られることもあるので注意しておこう。なお、この場合でもアコムではなく「ACサービスセンター」という名義で送付される。

アプリとセブン銀行ATMの合わせ技で借りる

借入の方法としてもっともおすすめなのが、セブン銀行ATMからの借入だ。この方法ならカードが必要なく、痕跡も残りづらい。

振込による方法は便利であるが、銀行に振込や返済の履歴が残るため、不審に思われる可能性はゼロとはいえない。

セブン銀行ATMでの借入は、以下のステップで行う。

取引明細はマイページやアプリで確認し、明細書は持ち帰らないよう注意しよう。

なお、アプリアイコンは、お馴染みのアコムロゴではなく「myac」となっており、一見しただけではわからない。

期日までに必ず返済する

もっとも重要なのは、期日までに必ず返済することだ。

返済が遅れると、アコムから督促の連絡がくる。最初はアプリの通知やメールへの連絡かもしれないが、延滞が続くと電話や郵便物での督促通知に切り替わる。

これがきっかけとなり、「親バレ」してしまうこともあろう。返済を確実に行うために、以下の対策を講じて欲しい

学生が安心してアコムを利用するためのポイント

資金の管理を確実にできるのなら、アコムの利用は難しくないし、怖くもない。以下のポイントに注意して、堅実に利用していただきたい。

必要な金額だけを借りる  

必要な金額だけを借りるのは、もっとも大事なポイントだ。

消費者金融は借入の手軽さから、「もう少し借りても大丈夫」という誘惑に駆られがちだが、返済が大きな負担になってしまうことがある。

借りる際は、返済計画を見越して、必要最低限の金額を借りるように心がけよう。

たとえば、急な出費で3万円が必要なら、まずその金額に絞って借りると良い。そのうえで、返済計画を立てておけば、一層安心である。

計画を立てて早く完済する

アコムの借入では、返済計画を立てて、それに基づき早く完済することが非常に大切だ。

アコムの計算方式による返済額をそのまま使うと、返済期間が長引き、結果として負担金額が膨らんでしまう。

これを避けるためには、自分で返済額を決めて変更しなければならない。

アコムの返済方式は「定率リボルビング方式」だ。この方式では、毎月の返済額は「借入金額に一定の割合をかけた額」と決まっている。

契約極度額30万円（一定の割合: 借入金額の4.2%）の学生が、10万円を借入した場合、月の返済額は5,000円（10万円×4.2%で、千円未満は切り上げ）と決まる。

この5,000円は、自動的に返済額として予定される（マイページに「次回ご返済金額」として表示される）が、これより多い額であれば返済額を変更できる。

以下で、金利を18.0%で、毎月5,000円、10,000円、15,000円を返済するケースをシミュレーションした。

毎月の返済額	返済回数	返済総額（利息）
5,000円	24回	119,772円（19,772円）
10,000円	11回	109,158円（9,158円）
15,000円	8回	106,153円（6,153円）

アルバイトなどで収入があり、より多くの金額を返済できるなら、毎回返済額を変えて、早期の完済を目指すべきだ。

自動的に設定される返済額なら毎月の負担は小さいが、完済までに時間がかかり、総額としての負担は大きくなる。

無利息期間は絶対に活用する  

アコムでは、初めて契約する人向けに「30日間金利0円サービス（初回30日間無利息）」が提供されている。

これは、契約の翌日から30日間、利息負担をゼロにしてくれる、非常に嬉しいサービスだ。

たとえば、10万円を借りて30日で返済する場合、本来かかるはずの1,500円の利息が不要になる。

20万円借りた場合なら、3,000円の利息が節約できる。

学生であれば借入金額は少額となることも多いだろうが、それでもこの無利息期間を活用することで、確実に返済負担を軽減できるため、必ず利用して欲しい。

ただし、このサービスの適用期間は「契約日の翌日から30日」であり、「借入日から30日」ではないことに注意が必要だ。

できるだけ利息を抑えるためには、契約日と実際の借入日を近づけることが効果的である。

信用情報に悪影響を及ぼさないよう注意する

信用情報は、将来のローン審査や今後の進路選択時にも影響を及ぼすことがある。

よって、以下の点に注意して行動して欲しい。

困ったときは一人で悩まず、アコムの窓口や家族、友人、消費者生活センターなどに相談し、サポートを受けるようにして欲しい。

早めに相談することで、深刻な問題になる前に解決策が見つかる可能性を高められる。

アコムは学生でも20歳以上なら借りられる！計画を立てて早い完済を目指そう

アコムなら、学生でも「20歳以上の返済能力のある人」なら、利用が可能だ。アルバイトなどの安定収入があれば、審査通過もそれほど難しくない。

ただし、借りたお金は計画的に使い、返済も早めに行うことが大切だ。新規契約者には、上限金利の18.0%が適用されることが多いため、返済が長引くと利息が膨らんでしまう。

急な資金ニーズが生じたときこそ、必要な金額を慎重に見極め、無理のない範囲で借り入れることが大切だ。

返済期日を守り、着実に返済を進められるなら、アコムは強い味方となる。まずは公式サイトを訪問し、自分に合った借入ができるかを確認してみてはいかがだろう。