- 楽天銀行スーパーローンと横浜銀行カードローンの違いが知りたい
- どちらを選ぶと良いのか知りたい
- 楽天銀行スーパーローンと横浜銀行カードローンの評判を比較したい
カードローンは、必要なときに必要な額を借りられるため便利だ。
特に銀行系カードローンは金利の低さが魅力で、長期的な借り入れ時に有力な選択肢になる。
銀行系カードローンは、大まかにネット銀行系と地方銀行系に分けられるがどちらが良いのだろうか。
今回の記事では、ネット銀行で代表的な楽天銀行スーパーローン、地方銀行で知名度の高い横浜銀行カードローンを取り上げ比較したい。
楽天銀行は今なお成長中のネット銀行、横浜銀行は日本最大規模の地方銀行だ。双方のメリットや注意点を整理し、それぞれ向いている人を解説した。
他にも、知っておきたい銀行系カードローンを紹介している。
銀行系カードローン選びの参考にし、ニーズに合ったものを選んでほしい。
楽天銀行スーパーローンと横浜銀行カードローンは何が違う？
楽天銀行スーパーローンと、横浜銀行カードローンの主な違いは次の通りだ。
- 口座開設が必要かどうかの違い
- 窓口の有無の違い
- 利用できる対象者の違い
その他の違いは簡易表に記しているため、参考にしてほしい。
口座開設が必要かどうかの違い
まず、借り入れをする銀行の口座について必要・不要の違いがある。楽天銀行スーパーローンは、楽天銀行の口座は必要ない。
普段使っている銀行口座をそのまま返済用にできる（※）ため便利だ。なお、ローン申し込みと同時に楽天銀行の口座開設もできる。
横浜銀行カードローンの返済用口座は、横浜銀行の普通口座のみと指定されている。申し込み時点では、横浜銀行の口座はなくても良いが、契約時には開設が求められる。
口座はスマホアプリ「はまぎん365」を利用すれば、来店不要・印鑑不要で開設できる。ただし、口座の開設は申し込みから1、2週間と期間を要する。
速やかに借り入れしたい場合は余裕をもって申し込まなければならない。
- ゆうちょ銀行・大和ネクスト銀行・ローソン銀行・GMOあおぞらネット銀行の口座は不可
窓口の有無の違い
横浜銀行は、関東を中心に160以上の店舗数を誇る。気になることがあれば来店し、資料を手に入れることができる。
ネットの操作に自信がない人も、窓口で操作をしながら手続きが可能だ。借り入れ中の返済に関する相談も、対面でできるため安心感がある。
また、返済や解約も窓口で行える。楽天銀行はインターネット専業なので、店舗がなく対面で相談しながら申し込むことができない。
無人契約機もないため、ネットでの申し込み、もしくは電話での手続きとなる。必要書類は、アプリから提出する。
しかし、ネットに借り入れに関する情報は豊富に掲載されているため、疑問は検索しながら解消もできる。
ネットの情報で分からない場合は、専用の電話窓口もあるため、問い合わせることが可能だ。
利用できる対象者の違い
楽天銀行スーパーローンの申し込み条件は次のとおりで、幅広い人が利用できる。
- 満年齢20歳以上62歳以下の方（パート・アルバイトの方、及び専業主婦の方は60歳以下）
- 日本国内に居住している方（外国籍の方は、永住権または特別永住権をお持ちの方）
- お勤めの方で毎月安定した定期収入のある方、または、専業主婦の方
年齢制限はあるものの、パートやアルバイト、主婦の方でも申し込みができる。
一方、横浜銀行カードローンは、次の地域に居住または勤務していることが申し込み条件となっている。
- 神奈川県内全地域
- 東京都内全地域
- 群馬県の前橋市、高崎市、桐生市
横浜銀行は、神奈川県を中心に店舗を展開している地方銀行だ。
地元に根差した経済支援を行うことを目的とし、地域を限定したきめ細やかな金融サービスを行っている。
そのため本支店の近隣に住んでいる、勤めている人を対象としているのだ。
楽天銀行スーパーローンと横浜銀行カードローンの比較表
その他の違いや共通点は、以下の表に示している。
| 楽天銀行スーパーローン | 横浜銀行カードローン | |
|---|---|---|
| 金利 | 1.9%～14.5% | 1.5%～14.6% |
| 借入上限額 | 800万円 | 1,000万円 |
| 口座開設 | 不要 | 契約時に必要 |
| 申し込み条件 | 1.満年齢20歳以上62歳以下の方（パート・アルバイトの方、及び専業主婦の方は60歳以下） 2.日本国内に居住している方（外国籍の方は、永住権または特別永住権をお持ちの方） 3.お勤めの方で毎月安定した定期収入のある方、または、専業主婦の方 4.楽天カード株式会社または三井住友カード株式会社の保証を受けることができる方 | 1.満20歳以上69歳以下の方 2.安定した収入のある方、およびその配偶者（パート・アルバイトの方も可。学生の方は不可。） 3.次の地域に居住またはお勤めの方 神奈川県内全地域 東京都内全地域 群馬県内の以下の市 前橋市、高崎市、桐生市 4.SMBCコンシューマーファイナンス株式会社の保証が受けられる方 5.横浜銀行ならびにSMBCコンシューマーファイナンスの個人情報の取り扱いに同意される方 |
| 借入方法 | 提携ATMによる借り入れ 振込による借り入れ | 横浜銀行ATMや提携ATMによる借り入れ スマホアプリ「はまぎん365」、〈はまぎん〉マイダイレクト（インターネットバンキング）による借り入れ |
| 返済方法 | 指定口座からの自動振替 提携ATMによる返済 インターネットによる返済 | 指定口座からの自動振替 横浜銀行ATMや提携ATMによる返済 インターネットによる返済 |
| 最低返済額 | 2,000円～ （融資残高に応じて返済額が確定） | 2,000円～（融資残高に応じて返済額が確定） |
| 審査結果 | 最短当日 | 最短当日 |
| 手数料無料で利用できるATM | セブン銀行 イーネット ローソン銀行 イオン銀行 三井住友銀行 みずほ銀行 ステーションATM | 横浜銀行 セブン銀行 イーネット ローソン銀行 イオン銀行 |
| 詳しくはこちら |
適用金利は、楽天銀行スーパーカードローンの方が低い。一方、借入限度額は横浜銀行の方が大きい。
楽天銀行スーパーローン、横浜銀行カードローンどちらも10万円までの借り入れなら、毎月の最低返済額は2,000円と低めに設定されている。
どちらも最短即日審査だが、申し込みのタイミングによっては翌日意向になる可能性もある。
楽天銀行スーパーローンと横浜銀行カードローンはどっちがおすすめ？
楽天銀行スーパーローンと横浜銀行カードローンそれぞれおすすめの人の特徴と、その理由についてまとめた。
楽天銀行スーパーローンがおすすめの人
次のような人は、楽天銀行スーパーローンが向いている
- 楽天のサービスをよく使っている
- 他者からの借り換えを検討している
- 楽天銀行の口座を持っている
楽天銀行は、借り入れ時に注目されがちな金利は標準的だが、利用のたびに楽天ポイントが付与されるという隠れた魅力がある。
楽天会員ランクに応じて、金利の引き下げキャンペーンを行っていることもある。
利用中の他社ローンや、キャッシングも楽天のキャンペーンを活用すれば、現在よりも良い条件で借り入れできるかもしれない。
また、楽天グループの利用実績が審査に加味される点も見逃せない。普段から楽天でサービスを活用している場合は、審査が有利になる可能性も考えられる。
横浜銀行カードローンがおすすめの人
次のような人は、横浜銀行カードローンが向いている
- 銀行系カードローンをネット完結で申し込みたい
- 窓口がある方が安心
- 関東エリアに住んでいる
横浜銀行カードローンは、銀行系カードローンならではの低金利を重視したいが、対面の契約にわずらわしさを感じている人におすすめだ。
インターネットなら24時間・365日申し込みができ、Webで契約まで完結する。
スマホアプリの「はまぎん365」をダウンロードすると、アプリから借り入れ・返済・利用状況の確認ができる。
また、東京、神奈川であれば、駅前に店舗やATMが豊富にある。
横浜銀行ATMとコンビニ等ATM（セブン銀行、ローソン銀行、イーネット、イオン銀行）であれば手数料無料で使えるため、借り入れや返済もしやすい。
いざとなれば、窓口で相談できるという安心感もある。
銀行カードローンの選択基準
銀行系カードローンを選ぶときは、次の項目に注目しよう。
金利の比較
利息は、金利を基に算出されている。
たとえ0.1%の違いであっても、長い期間借り入れをすると、返済総額が数万円、数十万円単位の違いになることもある。
そのため、できる限り低い金利で借りられるものを選ぶ必要がある。
初めてカードローンを契約する場合は、最高金利が適用されることが多いため、最高金利を参考に比較をしよう。
自動融資サービスの有無
銀行系カードローンの中には、自動融資サービスを付帯しているものもある。
自動融資とは、ATMでの引出しやクレジットカードの引落し時に口座の残高が足りない場合、自動的に融資する機能のことだ。
お金が足りないと慌てる必要がない反面、お金を借りている意識が薄れ返済を忘れることもある。
自動融資の機能が、自分にとって都合の良いものなのかよく吟味する必要がある。
返済の利便性
返済のしやすさも重視すべきだ。以下のようなポイントを把握しておこう。
- 自宅近くに店舗があるか
- ネットの操作性は良いか
- 口座引き落とし、ATM入金、振込などどんな返済方法が選べるか
- 近隣のATMが手数料無料で使えるか
楽天銀行スーパーローンと横浜銀行カードローンのユーザーの評判を比べてみよう
楽天銀行スーパーローンと横浜銀行カードローンに関するアンケートを独自に行った。
良い評判と悪い評判を、それぞれ見ていこう。
楽天銀行スーパーローンの良い評判
アンケートに寄せられた楽天銀行スーパーローンの良い口コミは、以下のとおりだ。
楽天経済圏の利用者に有利
楽天経済圏でのサービスを利用している方は、楽天ポイントが加算されるので他社と比べても特にお得だと思います。
楽天のサービスを日常的に使っている人にとっては、ポイント還元や審査の優遇など、様々な面でメリットがある。
楽天経済圏内での相乗効果が期待できるため、既存の楽天ユーザーにとっては魅力的な選択肢として評価されている。
手続きが簡単で審査が早い
家のパソコンで完了しますし、審査も通りやすいと思います。また、審査の回答も早いので時間も要しません。
オンラインで完結する手続きの利便性の高さは、現代の忙しい生活スタイルに合っている。
特に急な資金が必要な場合や、わずらわしい手続きを避けたい人にとって大きな利点となっている。
金利が比較的低い
消費者金融系と比較すると、銀行系なので金利が低めだと感じます。低い金利を求める人にはオススメです。
銀行系ローンの特徴である低金利は、長期的な借り入れを考えている人や総返済額を抑えたい人にとって重要なポイントだ。
消費者金融と比較して低金利であることは、利用者の支持を集める要因にもなっている。
楽天銀行スーパーローンの悪い評判
楽天銀行スーパーローンの悪い評判については、以下のようなものがあった。
借り入れが簡単すぎて不安
簡単に借りられるので逆に不安になりました。簡単すぎて怖かったです。
手続きの便利さが逆効果となり、不安になってしまうという回答があった。
借り入れの容易さが借りすぎを加速させ、管理の難しさにつながる可能性があるため注意が必要だ。
返済のしくみが分かりづらい
土日祝日の関係で金額確定日がずれてたのに気づかずに確定日前に事前に支払ってしまいました。当月支払日に口座にお金を入れていなくて引き落としできてないため、デスクの方から連絡がありました。オペレーターが怖くて不安になりました。
返済の仕組みが複雑であることで、混乱を招いてしまっていることがあるようだ。
また、延滞時の対応に不安を感じる人もいた。
会社の安全性が気になる
借金である以上返済や遅延への心配が当然あるのと、大手銀行などではない点が心配だった。
借り入れ先が歴史の浅いネット銀行であることから、利用に対する不安をもらす声もあった。
手続きがスムーズに進み、本当に借り入れができるのか気になったという回答もあった。
横浜銀行カードローンの良い評判
横浜銀行カードローンの良い口コミは、次のとおりだ。
低金利が魅力
他社に比べてかなり金利が低いのでその点がとても良いと僕は思いました。そして手続きがとてもスムーズです。
銀行系カードローンの中でも特に低金利であり、借り入れコストを抑えたい利用者にとって魅力となっている。
安心して長期的な借り入れができる融資設定になっているというコメントが多かった。
地域密着型サービスが良い
横浜銀行カードローンは、低金利で地域密着型のサービスが魅力。特に、神奈川県内在住や在勤の方にとっては、審査がスムーズで使いやすい点が大きなメリットです。他社より地元特化の安心感もあります。
地元の銀行であることによる信頼感と、地域に根ざしたサービス展開を評価する声があった。
特に神奈川県内の利用者にとっては、親しみやすさと利便性が高いポイントとなっている。
ATMが利用しやすい
横浜銀行ATMだけではなく、セブン銀行ATMやローソン銀行ATM、イーネットなどのコンビニATMも手数料無料で利用することができるので、借り入れのしやすい点はおすすめだと感じています。
提携ATMの多さと手数料無料の利用範囲の広さが、利用者から支持を集めていた。
急な資金需要にも柔軟に対応できる点が良い評価に繋がっている。
横浜銀行カードローンの悪い評判
横浜銀行カードローンの悪い口コミは、以下のようなものがあった。
借り入れまでに時間がかかる
口座不要だと勘違いしていて、審査結果の連絡を受けた後に慌てて口座開設しました。
そのせいでカードローンを契約するのに2週間くらいかかってしまいました。
口座開設の手続きが必要な場合、時間がかかるため使いづらいという声があった。
また、審査の時間が長く、急に資金が必要になったときに対応が難しいという回答もあった。
融資枠が少なめ
金利の低さにつられ、最高限度額を申し込んだが、希望額の半分にも満たなかった。
低金利に魅力を感じて申し込んでも、実際の融資枠が期待を大きく下回るケースがある。
必ずしも希望金額で融資を受けられるわけではないので、注意してほしい。
返済システムの不便さ
返済日は毎月10日で、この返済日を変更できないのが残念です。給料日が毎月15日なので、せめて月末とかが返済日だとお金を用意しやすいのですが…。
返済日の変更ができないなど、柔軟性に欠けるという指摘もあった。
また、返済方法が限られており、返済状況の確認が面倒という回答もあった。
楽天銀行スーパーローンと横浜銀行カードローン以外に検討するべきなのはどこ？
銀行系カードローンには、その他にも魅力的なものがある。
ここでは、併せて検討したいカードローンを3つ紹介する。
返済方法が豊富なバンクイック
バンクイックは、メガバンクである三菱UFJ銀行が提供するカードローンだ。運営体制が安定しているため、借り入れに不安を感じる人でも安心して利用できる。
三菱UFJ銀行の口座がなくても利用可能で、専用スマホアプリを使えば、すぐに借り入れが叶う。
返済方法は引き落とし、ATM入金、振り込みとニーズに合わせて3種類から選べる。
さらに、Eメールサービスを利用すれば返済期日の通知を受け取れるので、返済忘れを防げる。
ゆうちょ銀行ATMが無料で使える三井住友銀行カードローン
三井住友銀行カードローンは、20代から40代を中心に幅広い年代に利用されている。
最大の特徴は、ゆうちょATMが無料で利用できることだ。
銀行系カードローンでは珍しく、ゆうちょATMでの借り入れや返済を考えている人にとって魅力的な選択肢となるだろう。
三井住友銀行の口座を持っている場合は、入力内容が最低限かつ24時間WEB完結でスピーディに申し込みができる。
また、カードレスでの借り入れが可能で、カードの郵送がないためプライバシーも保たれやすい。
低金利が魅力のみずほ銀行カードローン
みずほ銀行カードローンは、低金利が最大の魅力だ。年利2.0％〜14.0％と、銀行系カードローンの中でも低めの金利設定となっている。
さらに、住宅ローン利用者には年0.5％の金利引き下げがあり、最低年1.5％という優遇金利が適用される。
みずほマイレージクラブ会員は、イーネットATM利用時の手数料が月3回まで無料になるなど、取引状況に応じた特典や優遇制度が充実している。
キャッシュカード兼用型を選べば、普通預金キャッシュカードにローン機能が付与されるため、専用ローンカードは発行されない。
ローンカードを持つことに抵抗がある人や、借り入れが周囲にバレることを心配する人も安心して利用できる。
楽天銀行スーパーカードローンと横浜銀行カードローンを比べてニーズにあった借入先を見つけよう
本記事では、楽天銀行スーパーローンと横浜銀行カードローンの違いについて解説した。
楽天銀行スーパーカードローンは、楽天サービスを日頃から利用している人にとって、ポイントや審査の優遇など大きなメリットがあった。
横浜銀行カードローンは、首都圏に住んでいるもしくは勤務していれば、きめ細やかなサービスを受けながら利用できる。
カードローンを選択する際に大切なのは「自分のニーズにフィットしているかどうか」を見極めて利用することだ。
低金利だけではなく、利用時の特典や返済のしやすさなどを自分の状況に照らし合わせて検討する必要がある。
見落としがちなポイントについても目を向け、さまざまな項目を広く比較し選択しよう。
自分のライフスタイルに合ったカードローンを選び、便利に活用してほしい。
