- 三井住友銀行カードローンへの借り換えのメリットとデメリットが知りたい
- 借り換えの具体的な手続きについて知りたい
- 三井住友銀行カードローンに借り換えした人の口コミが知りたい
カードローンの借り換えとは、現時点で契約しているカードローンの残高をほかのカードローンを借りて返済する取り組みのことだ。
上手く借り換えを行うことで利息の負担を抑えられたり、返済を管理しやすくなったりする。メリットとデメリットを踏まえ、借り換えを行うべきか検討することが大切だ。
本記事では、メガバンクの三井住友銀行が提供するカードローンに借り換えを行うメリット・デメリットを紹介する。
実際に借り換えを行ったユーザーの口コミや審査のポイントも紹介していくので、ぜひ本記事を参考に借り換えをすべきかどうかを判断しよう。
三井住友銀行カードローンへの借り換えのメリット
三井住友銀行のカードローンに借り換えを行うメリットは以下の3点だ。
- 利息の負担を減らしやすい
- 返済を管理しやすい
- 毎月の返済負担を軽減できる場合がある
それぞれのメリットを解説していく。
利息の負担を減らしやすい
三井住友銀行のカードローンの金利は年1.5%〜14.5%となっている。
消費者金融のカードローンなどに比べると金利水準が低いため、借り換えを行うことで利息の負担を減らせる可能性がある点がメリットだ。
例えば現在18.0%のカードローンを契約している場合、三井住友銀行カードローンの上限金利14.5%で借り換えを行ったときには、3.5%分だけ低い金利となる。
金利が低くなれば支払う利息も減少し、返済総額を安く抑えられる可能性がある。
また、複数の借入を一本にまとめる場合、借り換えの金額が大きくなりやすい。
借り換え金額が大きいと、その分だけ適用される利率が低くなる点も大きなメリットだ。
以下の表は利用限度額ごとの借入利率をまとめたものである。
利用限度額 | 借入利率 |
---|---|
100万円以下 | 年12.0%〜14.5% |
100万円超200万円以下 | 年10.0%〜12.0% |
200万円超300万円以下 | 年8.0%〜10.0% |
300万円超400万円以下 | 年7.0%〜8.0% |
400万円超500万円以下 | 年6.0%〜7.0% |
500万円超600万円以下 | 年5.0%〜6.0% |
600万円超700万円以下 | 年4.5%〜5.0% |
700万円超800万円以下 | 年1.5%〜4.5% |
利用限度額が大きくなるほど適用される金利は低くなる。複数の借入を一本化することにより、低い金利で借りられる可能性が高くなる。
これまでよりも利息の負担を抑えやすくなる点が借り換えを行うメリットのひとつだ。
返済を管理しやすい
複数の借入先のカードローンを利用している場合、借入先を一本化することで返済の管理をしやすくなる。
返済プランも立てやすく、計画的に借入を行える点が大きなメリットだ。
借入先が複数に分かれていると、返済日や返済額もバラつくため管理に手間がかかってしまう。
「A社には〇〇円を△日まで」「B社には××円を◻︎日まで」などになると、返済プランを立てることにストレスを感じたり、返済を忘れてしまったりすることがある。
三井住友銀行カードローンに借り換えを行えば、返済先は三井住友銀行のみになる。返済日・返済額は一定のままになるため、ストレスなく返済計画を立てていけるだろう。
返済管理がしやすくなる点も借り換えを行う魅力として頭に入れておこう。
毎月の返済負担を軽減できる場合がある
三井住友銀行カードローンでは、返済時点の借入残高に応じて月々の返済額が変動する仕組みだ。
そして毎月の返済額が比較的低めに設定されているため、月々の返済負担を抑えやすい点がメリットとして挙げられる。
返済時点の借入残高ごとの返済額は以下の表(一部抜粋)の通りだ。
返済時点の借入残高 | 月々の返済額 |
---|---|
1円〜1,999円 | 返済時点の借入残高全額 |
2,000円〜100,000円 | 2,000円 |
100,001円〜200,000円 | 4,000円 |
200,001円〜300,000円 | 6,000円 |
300,001円〜400,000円 | 8,000円 |
400,001円〜500,000円 | 10,000円 |
900,001円〜1,000,000円 | 15,000円 |
1,400,001円〜1,500,000円 | 20,000円 |
1,900,001円〜2,000,000円 | 25,000円 |
もし借り換え後の借入額が100万円だった場合、毎月の返済額は15,000円で済む。
他社であれば毎月の返済額が2万〜3万円程度となる場合もあるため、月々の返済負担を抑えられる可能性がある点は大きな魅力だ。
三井住友銀行カードローンへの借り換えのデメリット
さまざまなメリットがある借り換えだが、以下のようなデメリットもある。
- 返済の長期化のリスクがある
- 審査の通過が難しい場合がある
- 返済方法に慣れないケースがある
それぞれのデメリットを紹介するので、借り換えを行う前に確認しておこう。
返済の長期化のリスクがある
先ほど「毎月の返済負担を軽減できる可能性がある」というメリットを解説したが、裏を返すと返済が長期化しやすいとも言える。
毎月の返済額を減らすと元本を返し終わるまでの時間が長引いてしまうためだ。
そして返済期間が長引くと、利息が膨らんでしまう点も付随するデメリットである。
利息は利用日数に応じて加算されていくため、トータルの返済負担がかえって大きくなる危険性もある。
月々の返済額とトータルの返済負担のバランスを比較した上で、計画的に借り換えを行うことが大切だ。
審査の通過が難しい場合がある
カードローンの申し込み時には審査が行われるが、借り換えの場合は審査の通過自体が難しくなる。借り換えの審査の通過が難しい理由は主に以下の2点だ。
- すでに他社で借入があるため
- 借入をまとめることで希望額が大きくなるため
通常、カードローンの審査では本人の年収や勤務先などの情報に加え、他社での借入状況もチェックされる。
他社での借入が多い場合は「お金に困っているのではないか」という疑念を持たれ、審査に通過することが難しくなってしまう。
また、他社で複数の借入を行っている場合、一本にまとめることで借入希望額が大きくなる。
カードローンの審査は借入希望額が大きくなるほど慎重に行われ、審査に通過する難易度も高まる。
上記の2点により審査に通過できない可能性があることを頭に入れておこう。
返済方法に慣れないケースがある
借り換えを行うことにより、返済方法はこれまでと違うものに変わってしまう。
慣れ親しんだ返済方法から変わることで利便性を失う可能性がある点に注意が必要だ。
例えば、地方銀行のカードローンを利用しており、返済時に近所の銀行のATMを利用していた場合、借り換え後に使えなくなってしまう場合がある。
返済のルーティンが変わってしまい、返済プランが狂う可能性もあるだろう。
これまでの返済方法が使えなくなる可能性がある点を頭に入れておこう。
なお、三井住友銀行カードローンは以下の返済方法に対応している。
- ATM(三井住友銀行・イーネット・ローソン銀行・セブン銀行・ゆうちょ銀行)での返済
- SMBCダイレクトでの返済
- 他行ネットバンキングからの返済
- 口座引き落としによる返済
返済方法を理解した上で借り換えをすべきかどうか検討しよう。
三井住友銀行カードローンに借り換えした利用者の口コミを紹介!
次に、弊社アンケート調査をもとに三井住友銀行カードローンに借り換えを行った利用者の口コミを紹介していく。
借り換えがおすすめな人の特徴も紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。
利用者の口コミ
弊社アンケート調査にて三井住友銀行カードローンの借り換えを行ったことがある人に対して「三井住友銀行カードローンに借り換えた体験談を詳しく教えてください。」と質問したところ、以下のような回答結果が得られた。
他社で高い金利で借りてたので、たまたま営業電話をかけてきた三井住友に相談してみたところ、素早い審査の上、少し安い金利で借り換えができた。
三井住友銀行を選んだ理由は、大手の銀行という信頼感と、インターネットバンキングとの連携がスムーズに行える点です。実際に借り換えてみて、金利が大幅に下がり、返済額が減ったことは大きなメリットでした。しかし、審査に時間がかかったことや、手続きがやや煩雑だった点が少し残念でした。
実際に利用した人は金利の低さや審査のスピード感、大手ゆえの安心感などを高く評価している。一方、煩雑な手続きを求められた点にネガティブな印象を抱いている利用者もいる。
ユーザーからの評判を参考に、三井住友銀行に借り換えを行うべきかどうかを判断しよう。
こんな人には三井住友銀行カードローンへの借り換えがおすすめ
以下のような人には三井住友銀行カードローンへの借り換えを推奨する。
- 利息の負担を抑えたい人
- 信頼できる業者で借り換えをしたい人
三井住友銀行カードローンは比較的金利が低く、借り換えによって利息の負担を抑えられる可能性が高い。
現在高金利で借入を行っており、利息が膨らんで返済が苦しいという方は三井住友銀行への借り換えを検討すると良いだろう。
また、借り換え先として信頼できる業者を探しているのであれば三井住友銀行は選択肢に入るだろう。
メガバンクの一角を担う大手金融グループであり、業績の安定性や企業規模の安心感は非常に高い。
「低金利の借入先に借り換えたい」「信頼できる借入先を探している」という方は、三井住友銀行カードローンへの借り換えを検討してみると良いだろう。
三井住友銀行カードローンへの借り換え手続きと審査のポイント
三井住友銀行カードローンで借り換えを行う場合、どういった流れで手続きを行えば良いのだろうか。
ここでは、申し込みから借り換えまでの流れや審査のポイント、借り換える場合の注意点を紹介していく。
申し込みから借り換えまでの流れ
申し込みから借り換えまでの全体的な流れは以下の通りだ。
- 現時点の借入残高を把握する
- 現在の借入を完済できる金額で三井住友銀行カードローンに申し込む
- 必要書類を提出する
- 審査結果の回答を受ける
- 契約手続きを行う
- 借り換え資金をATMまたは振込で借りる
- 借り換え資金で他社のローンを返済する
- 三井住友銀行カードローンへの返済を行う
まず、各社の借入残高を確認して「いくらあれば完済できるのか」という点を把握しよう。完済できるだけの金額を三井住友銀行から借り、各社に返済していくという流れになる。
審査のポイント
カードローンの審査が行われる際、チェックされるのが「個人の返済能力」と「信用情報」である。それぞれのポイントを頭に入れた上で審査に申し込みを行おう。
個人の返済能力は、収入の安定性をもとに評価される。
年収や勤務先、勤続年数、雇用形態などをもとに調査が行われ、返済能力が高いと判断された場合には審査に通過できたり、高い借入希望額で利用できたりする。
安定した収入がなく、返済能力が低いと判断された場合には審査に落ちてしまう。
また、返済能力のほかに信用情報の確認も行われる。他社での借入状況や過去のローンの利用履歴などをチェックし、申込者が信用できるかどうかを判断しているのだ。
借り換えのために申し込みを行う場合、すでに他社で借入がある状況なので、審査ではマイナスの評価をされやすくなる。
特に、過去に返済遅延や滞納などがあると審査の通過は極めて難しい。
こうしたポイントを踏まえた上で審査への申し込みを行おう。
借り換える場合の注意点
三井住友銀行カードローンへの借り換えを行う場合、以下の2点に注意が必要だ。
- 年収の3分の1を超える金額の借入はできない可能性が高い
- 返済計画を立てておく
消費者金融のカードローンなどには「総量規制」と呼ばれるルールがあり、年収の3分の1以上の金額を借り入れることはできない。
総量規制は銀行カードローンには適用されないが、銀行カードローンでも総量規制に準じるルールを設けて過剰な貸付を避けている場合がある。
そのため、借り換え後の金額が年収の3分の1以上となる場合は審査に通過できない可能性が高い。
もし年収の3分の1を超えそうであれば、他社での借入を少し減らしてから借り換えを行うと良いだろう。
また、借り換えによって毎月の返済額が安くなったり、利息の負担を抑えられたりする反面、無計画に借り換えを行うとかえって負担が重くなるリスクもある。
借り換えをしたからといって借入状況が必ず改善するとは限らないため、きちんと返済計画を立ててから契約することが大切だ。
上記2つの注意点を踏まえた上で、三井住友銀行カードローンに借り換えを行うべきかどうかを検討しよう。
三井住友銀行カードローンで借り換えを行おう
三井住友銀行カードローンへの借り換えを行うことで、利息の負担を軽減できたり、返済を管理しやすくなったりといったメリットがある。
一方、返済が長期化するリスクや審査通過の難易度が上がる点などのデメリットもあるため、慎重に借り換えを検討することが大切だ。
実際に借り換えを行ったユーザーは、金利の低さや審査のスピード感、大手ゆえの安心感を高く評価していた反面、煩雑な手続きをマイナス評価していた。
三井住友銀行への借り換えのメリット・デメリットやユーザーの口コミを踏まえると、利息の負担を抑えたい人や信頼できる業者で借り換えを行いたい人は三井住友銀行への借り換えがおすすめだ。
本記事では、実際に借り換えを行う手順や審査のポイント、注意点まで解説してきた。
ぜひ本記事を参考に、三井住友銀行カードローンへの借り換えを行ってみてはいかがだろうか。