- 投資信託のやり方を理解したい
- 投資信託を運用する時の注意点を知りたい
- 投資信託を運用したい
投資信託はファンドに資金を預け、プロに運用を任せる仕組みの金融商品であるため、投資経験が少ない初心者でも始めやすいことが特徴だ。
これから投資を始めようと考えている人のなかには「投資信託に興味がある」という方も多いだろう。
本記事では、投資信託を購入する際の流れや運用を始めてからの注意点、おすすめの相談先を紹介していく。
ぜひ本記事を参考に投資信託のやり方をマスターし、資産運用を始めてみよう。
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投資信託を始める前にするべきこと
投資信託による運用を始める際、事前準備として以下の3点に取り組んでおきたい。
- 余剰資金の確認
- 運用目的の明確化
- リスク許容度の確認
上記の3点は、いずれも投資信託の運用を失敗させないために必要な準備だ。運用を始める前にしっかりと準備しておこう。
余剰資金の確認
まず、自分自身の資産状況を確認し、余剰資金がどれくらいあるのかをチェックしておこう。
なぜなら、投資信託の運用は基本的に余剰資金で行うべきであるためだ。
投資信託はプロに運用を任せるとはいえ、運用状況によっては一時的に損失を抱える可能性がある。
生活費や緊急用の予備資金などの余剰資金ではないお金で投資信託を購入した場合、運用に失敗したときに生活に支障をきたす恐れがある。
「最悪無くなってしまっても良い」と言える余剰資金であれば、一時的に損失を抱えても生活に影響はない。
慌てずに待っていれば、投資信託の価格が回復する可能性もある。
まずは自分自身の資産状況をチェックし、投資に回せる余剰資金の額を把握しておこう。
運用目的の明確化
「何のために投資信託を購入するのか」という運用目的の部分も事前に明確にしておきたい。
運用目的によって目標金額や運用期間が異なり、選ぶべき商品も変わってくるためだ。
例えば、現在30歳で老後の資金を準備したいという場合、運用期間を長く設定できるため、ある程度のリスクを取った運用を行える。
老後資金は数千万円ほど必要とされているため、比較的リスクが大きい商品で積極的にリターンを狙いに行く戦略を立てると良いだろう。
一方、3年後に控える子どもの大学進学の費用を準備したい場合、比較的運用期間が短いため、なるべくリスクを抑えた運用を行うべきだ。
比較的値動きが小さい商品で堅実に運用をしていく必要があるだろう。
このように運用目的によって投資戦略は異なり、選ぶべき商品の特徴も変わってくる。
どの程度のリスク水準の商品を選ぶべきか理解するためにも、自分自身の運用目的を明確化しておこう。
リスク許容度の確認
自分自身のリスク許容度を把握することも大切だ。
リスク許容度とは、投資においてリターンがマイナスに振れたときに「どの程度の損失まで許容できるか」という度合いのことを指す。
リスク許容度は、資産状況や年齢、投資経験などの要素をもとに判断される。資産に余裕がある人や年齢が若い人、投資経験が十分にある人はリスク許容度が高い。
一方で、これから資産を築いていく段階の人や40代・50代以降の人、投資経験が少ない人はリスク許容度が低いと言える。
そしてもっとも影響を与える要素が「性格」だ。多少の損失を抱えても気にしないという性格の人もいれば、少し損失が生じただけで慌ててしまうという性格の人もいる。
十分に投資経験を積んでいても、性格的にリスク許容度が低いという人は少なくない。
資産状況や年齢、投資経験、性格などの要素を踏まえて自身のリスク許容度を理解し、どの程度のリスク水準の投資信託を購入すべきか検討しよう。
投資信託の買い方
購入前の事前準備を済ませたら、実際に投資信託の購入手続きを進めていく。投資信託は大まかに以下の3つのステップで購入を行う。
- 口座開設
- 商品の選定
- 入金・購入手続き
それぞれのステップについて解説していく。
口座開設
まず、投資信託を購入するためには金融機関に口座を開設しなければならない。
銀行や信用金庫、郵便局、証券会社などのなかから利用したい金融機関を選び、口座開設手続きを進めよう。
馴染みのある銀行や郵便局などで口座開設をしても良いが、おすすめなのは証券会社である。
特に、SBI証券や楽天証券などの大手ネット証券は投資信託の取り扱い数が多く、インターネットで取引を完結させられるためおすすめだ。
口座開設の手続きは、金融機関の窓口またはインターネットから行える。
口座開設に必要な書類や手続きの内容は金融機関によって異なるが、マイナンバー確認書類と本人確認書類は必須であるため、申し込みを行う際には忘れずに準備しておこう。
商品の選定
金融機関の口座開設手続きが完了したら、次は商品の選定に進む。自分の運用目的やリスク許容度に合った商品を探し出そう。
ある程度のリスクを取った運用を希望している方は、株式に投資を行う投資信託を選ぶと良いだろう。
株式は値動きが大きい分だけリスクが大きいものの、期待リターンも大きい。リターンを追求したい投資家には、株式型の投資信託がおすすめだ。
一方、堅実な運用を希望する方は、債券型の投資信託やバランス型投資信託などを推奨する。
比較的安定した値動きの債券に投資を行う商品や、株式や債券などにバランス良く分散している商品などは比較的リスクが小さい。
また、投資信託の運用方法は大きく分けて「インデックス運用」「アクティブ運用」の2種類に分けられる。
インデックス運用は基準となる市場指数と連動する運用成果を目指す仕組み、アクティブ運用は基準となる市場指数を上回る運用成果を目指す仕組みだ。
アクティブ運用の商品は専門家が投資先を厳選して運用を行う仕組みとなっており、調査や分析を行う分だけコストが高くなってしまう。
さらに必ずしも市場指数を上回る運用成果を達成できるとは限らない。
投資に慣れるまでは低コストで市場の平均リターンを得られるインデックス運用の商品を選び、経験を積んでからアクティブ運用の商品を選ぶと良いだろう。
入金・購入手続き
購入する商品が決まったら、投資したい金額を口座に入金しよう。
口座への入金方法は金融機関によって異なるが、ネットバンキングや銀行振り込みなどを選択できる。自分に合った方法で口座に必要金額を入金しよう。
入金が完了したら購入手続きを進めていく。対面型の金融機関の場合は窓口で担当者に購入したい商品を伝えて手続きを進める。
ネット証券の場合は購入したい商品を検索し、注文画面で手続きを進める。
購入する内容を確認して発注手続きを行うと、投資信託の買い付け手続きは完了だ。あとは商品を保有して利益が出るのを待とう。
なお、投資信託は毎月一定額を購入していく積立投資も可能だ。積立投資の場合はクレジットカードで購入できる金融機関も多いため、入金しなくても決済できる。
資産状況や運用目的に応じて積立投資の実践も検討してみると良いだろう。
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投資信託を買った後の注意点
ここまで投資信託の買い方を紹介してきたが、購入後も注意すべき点がある。投資信託を買った後、以下の2つのポイントに注意しておこう。
- 定期的な見直し
- 急激な相場変動時の対応
それぞれのポイントを解説していくので、投資信託の運用を始めた方はチェックしておいてほしい。
定期的な見直し
投資信託は「一度買ったら終わり」ではなく、定期的に運用状況を見直すことが重要だ。
場合によっては違う商品に乗り換えたり、保有商品の比率を調整したりする必要があるだろう。
例えば、年間5%のリターンを期待して購入した商品が、3%のリターンしか生み出していなかった場合、このまま運用を続けても目標金額に到達しない可能性がある。
リターンが目標に到達していないのが一時的であれば問題ないが、今後も改善される見込みがなさそうな場合は違う商品に乗り換えた方が良いだろう。
また、保有商品の比率が崩れて自分のリスク許容度と合わない資産バランスになっているケースもある。
例えば「株式型投資信託50%・債券型投資信託50%」という比率で運用を始めた場合を考えよう。
株式市場が好調で値上がりし、比率が「株式型投資信託70%・債券型投資信託30%」となった場合、運用当初よりも株式に偏った資産バランスになってしまう。
株式は債券に比べて値動きが大きいため、株式にバランスが偏ると資産全体のリスクが大きくなる。
株式型の投資信託を一部売却し、債券型の投資信託を追加購入するなどして比率を調整することが大切だ。
このように、運用を始めてからも状況を見ながら適切に対処していく必要がある。定期的に資産状況を見直し、商品の乗り換えや比率の調整などを行っていこう。
急激な相場変動時の対応
投資信託の運用をしていると、急激に相場が変動して価格が乱高下することがある。
相場が急激に変動しているときの対処法として以下の2つが挙げられる。
- 慌てずに状況を静観する
- 勇気を持って買い増しする
基本的に投資信託は短期的な利益を狙いに行く商品ではなく、中長期にわたってじっくりと資産を増やすことが目的の商品だ。
短期的に相場が急変していても、長期目線で見れば影響はそこまで大きくならないことが多いため、慌てずに対処することを推奨する。
相場が急激に変動し、暴落したときにパニックになって売却してしまうと、価格が回復したときに後悔してしまう可能性がある。
「短期の暴落は長期目線では影響が少ない」と言い聞かせ、冷静に対処しよう。
また、価格が暴落した場合は商品を安く買えるチャンスと捉えることもできる。
価格の急落が一時的なものであると判断できる場合は、思い切って買い増しをしても良いだろう。
しかし、価格が大きく変動しているときに買い増しをするのは勇気が必要であるため、無理に買いに行く必要はない。
パニックになって売却することだけは避け、精神的に余裕があれば買い増しに行くと良い。
投資信託を始めるなら誰に相談するべき?
ここまで投資信託の買い方や購入後の注意点を解説してきたが、本記事の内容をすべて実践することに不安を感じている方も多いだろう。
自分に合った商品を選んだり、購入後にも定期的に運用状況をチェックしたりなど、投資経験が少ない初心者の方にはハードルが高い内容ばかりだ。
これから投資信託を始めようと考えている方は、投資助言を行う専門家に相談すると良い。特に、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)は、資産運用の相談先としておすすめだ。
ここでは、投資信託の運用における専門家の重要性やIFAがおすすめな理由、IFA検索サービス「わたしのIFA」の利用方法を解説する。
投資信託の運用における専門家相談の重要性
投資信託の運用において専門家への相談が重要である理由は「一から運用をサポートしてもらえる」という点にある。
商品購入前の準備から実際の購入手続き、運用後の対処などをトータルでサポートしてもらえる点が専門家に相談するメリットだ。
前述の通り、投資信託の運用を始める際には余剰資金を把握したり、運用目的・リスク許容度を明確にしたりといった事前準備が必要となる。
さらには運用目的やリスク許容度に合った商品を選び、運用開始後も状況をチェックしながら適切な対処法を選択していかなければならず、投資初心者にはかなり難しいと言えるだろう。
投資助言を行う専門家は、あなたのライフプランや運用目的をヒアリングした上で適切な商品をピックアップし、投資戦略も提案してくれる。
もちろん運用開始後の資産状況の見直しや相場変動時の対処法も定期的にアドバイスしてくれるため、安心して資産運用を行うことが可能だ。
これから投資信託による運用を始めたいと考えている方は、投資助言を行う専門家への相談を検討してみよう。
IFAがおすすめな理由
IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)は、銀行や証券会社といった金融機関から独立した立場で顧客の資産運用をサポートする専門家だ。
顧客から相談を受けて投資戦略を助言したり、商品の提案・仲介を行ったりしている。
IFAがおすすめな理由として以下の2点が挙げられる。
- 中立な立場から助言を提供してくれる
- 長期的にサポートを受けられる
IFAは金融機関から独立した中立な立場で顧客に投資助言を提供している。
商品の営業ノルマなども設けられていないため、本当に顧客に必要な商品を提案・仲介できる点が強みだ。
中立な目線からの投資助言を得られる点はIFAに相談する大きなメリットと言えるだろう。
また、IFAは転勤がないため、同じ担当者が長期的にサポートを継続してくれる。
自分のことをよく知る担当者が責任を持ってサポートし続けてくれるため、安心して相談を行えるだろう。
中立な立場から長期にわたる投資助言を提供してくれるIFAに相談してみよう。
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投資信託のやり方を理解して運用を始めよう
投資信託を運用する際は、余剰資金の確認や運用目的・リスク許容度の把握といった事前準備が重要だ。
その後、口座開設を行って商品を選択し、入金・購入手続きを進めよう。
投資信託は購入後も定期的に運用状況を確認し、急激な相場変動にも対処していく必要がある。
投資経験が少ない初心者の方は、投資助言を行う専門家に相談してサポートしてもらうと良いだろう。
特に、IFAは中立な立場から長期にわたってサポートしてくれることが魅力の専門家だ。
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