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【2024年9月調査】資産運用の相談先に関するアンケート調査

アドバイザーナビ株式会社(本社:東京都中央区日本橋兜町8-1、代表取締役社長:平行秀)は、ユーザーの実体験を元にした資産運用や保険など、金融の様々なカテゴリーにおける情報を発信するサイトを運営しています。本記事では、2024年9月に行った資産運用の相談先に関する調査結果をご紹介いたします。

調査会社:アドバイザーナビ株式会社

調査方法:インターネットによるアンケート調査

調査期間:2024年9月3日 〜 2024年9月17日

調査母集団:195人

アンケート回答者の詳細データ:末尾に記載

アンケートサマリー

  • 資産運用の相談先として最も人気だったのは「家族や友人(43.6%)」であり、次いで「銀行(27.2%)」や「SNS(17.9%)」が選ばれていた。また、「資産運用の相談先がいない」回答者も17.9%おり、​どこに相談すべきか迷っている様子も見られた。
  • 資産運用の相談先を決めた理由については「手軽に相談しやすかったから(46.9%)」や「担当者が信頼できるから(31.3%)」が挙げられた。アンケート結果から、気軽に情報収集できるSNSや信頼度の高い家族や友人の評価が高いことが示されている。
  • 資産運用の相談をする前に準備すべきことについて確認したところ、「資産運用に回せるお金を計算しておくこと(29.7%)」や「資産運用の目的を明確にすること(26.7%)」が多くの回答者から選ばれた。自身の資産状況や運用目標を明確にして適切な運用計画を立案することが、資産運用を成功に導くといえるだろう。
  • 資産運用の相談先を選ぶ際に重視すべき点としては、「資産運用の知識の豊富さ(56.4%)」や「相談しやすさ(55.9%)」といった回答が多かった。また、その理由としては「自分に知識がないので、専門的な知識を持った担当者に相談したい」「自分の話をしっかり聞いてもらいたい」という意見が寄せられた。このことから、深い知識と傾聴力が資産運用の担当者に求められていることが明らかとなった。
  • 資産運用の相談をする際の注意点としては「最終的には自分で判断すること(68.7%)」が圧倒的多数の回答者から選ばれた。相談内容を鵜呑みにするのではなく、受けたアドバイスを元に自分で考えて投資判断を行うことが大切となる。
目次

資産運用の相談先に関するアンケート

まずは、資産運用の相談先と選んだ理由に関するアンケート結果について取り上げる。

現在、資産運用の相談をどこにしていますか?

アンケートによれば、資産運用の相談先として最も多かったのは「家族や友人」の43.6%であった。これは、2位の「銀行」の27.2%を大きく上回っており、周囲の身近な人達を信頼して相談する人が多いことが明らかとなった。

また、「YouTubeやXなどのSNS」も17.9%の回答者から選ばれており、インターネットを利用する投資家が一定数いることが示唆されている。

ただ、「特にいない」と答えている人が17.9%いることから、資産運用を相談する必要はないと考えている、もしくはどこに相談すべきか分からず悩んでいる人も少なくないとも考えられる。

相談先に迷っている場合は、「IFA」を利用してみるのもおすすめだ。IFAに相談している回答者はわずか1.0%に留まっているが、同一の担当者から長期的な支援が受けられる点や中立の立場から専門的なアドバイスがもらえる点は他にはない独自の強みだ。

  • IFAとは、Independent Financial Advisorの略称で、特定の金融機関に所属せず投資家に金融商品の提案などの資産管理業務を行う人のこと。正式名称は金融商品仲介業、または金融商品仲介業。

なぜその相談先を選んだのか、理由を教えてください。

アンケートによれば、資産運用の相談先を選んだ理由として「手軽に相談しやすかったから46.9%)」と「担当者が信頼できると思ったから31.3%)」が主に挙げられた。

家族や友人に直接聞くことはもちろん、現在ではYoutube・Instagramのコメント欄で質問したり、XでリプライやDMを送ることで、簡単に資産運用の相談ができる。また、人柄を知っている家族や友人であれば安心して相談でき、銀行や証券会社の担当者も経歴からある程度の信頼性を確認できる。

このような背景もあり、2つの要素が重視されていると考えられる。アンケート結果から、資産運用の相談先には気軽さと信頼性が求められ、長期的な付き合いを見据えている回答者が多いといえるだろう。

資産運用の相談先の選び方に関するアンケート

続いて、資産運用の相談をする前に準備すべきことや相談先で重視すべき点に関するアンケート結果について取り上げる。

資産運用の相談前に準備すべきことは何だと思いますか?

アンケートによれば、資産運用の相談前に準備すべきこととしては「資産運用に回せるお金を計算しておくこと29.7%)」や「資産運用の目的を明確にすること26.7%)」を挙げた回答者が多かった。

運用を始める前には、自身の保有資産を「日常生活で使う資産」「将来使う予定が決まっている資産」「当面使う予定がない資産」に分け、このうち「当面使う予定がない資産」を運用にまわすことが好ましいとされている。また、「何のためにどのくらいの金額が必要なのか」を明確にすれば、運用計画も立てやすくなるのだ。

その他には、「不明点を明確にしておくこと15.9%)」や「損失の許容範囲を明確にしておくこと14.9%)」を選んだ回答者もいた。事前に聞いておきたいことを整理し、自分がいくらまでの損失であれば耐えられるかを把握しておけば、担当者も適切な提案がしやすくなるだろう。

このことから、資産運用を成功させるためには、自分の資産状況の分析やリスク許容度の把握が重要といえるだろう。

あなたが資産運用の相談先を選ぶ時に重視する点は何ですか?

アンケートによれば、資産運用の相談先を選ぶ際には「資産運用の知識が豊富か56.4%)」と「相談しやすいか55.9%)」が主に重視されていることがわかった。

これらの点がなぜ重要なのかも同時に尋ねたところ、「自分に知識がないので、専門知識が豊富な担当者に相談したい」「長期的に相談したいので、きちんと自分の話を聞いてもらいたい」などの回答が寄せられた。詳細は、以下にまとめているので確認してもらいたい。

また、「自分に合った商品を提案してくれるか31.3%)」や「運用アドバイザーとしての経験が豊富か29.7%)」、「長期的な関係を構築できるか27.2%)」も重要な要素となっている。

特に「自分に合った商品を提案してくれるか」については、以下のように「参考となるアドバイスがもらえないと相談する意味がない」という意見が数多く見られた。

アンケート結果から、資産運用の相談先には、豊富な運用知識の提供や長期的な信頼関係の構築が求められていることがわかった。

資産運用の相談先の注意点に関するアンケート

最後に、資産運用の相談時に注意すべき点に関するアンケート結果について取り上げる。

資産運用の相談をする際に気をつけるべきことは何ですか?

アンケートによれば、資産運用の相談時に気をつけるべきこととして「最終的には自分で判断すること」が圧倒的多数(68.7%)の回答者から挙げられた。この結果には、ノーリスクで取り組める資産運用の手法がないことが関係していると考えられる。

どれだけ信頼できる相談先が勧めてきた商品でも、市場変動によって損失を出してしまうことはある。自分で何も考えず、担当者の言われるがままに投資を行っていると、思わぬ不利益を被ってしまうことがあるのだ。あくまでも、投資先や購入・売却のタイミングの判断は自ら行うことが大切なのだ。

その他にも、「複数の相談先を比較すること15.9%)」や「コストを確認しておくこと15.4%)」を選んだ投資家も一定数いた。

なお、資産運用の相談をする上で重要なポイントについては以下のコラムでもまとめているので、事前に確認しておくのがおすすめだ。

今回のアンケートを通じて

今回のアンケートを通じて、資産運用の相談先には知識の豊富さや信頼性が求められていることが明らかとなった。

相談先としては、家族や友人が最も多く選ばれており、気軽に相談できる点が主に評価されている。一方、銀行やSNSを選んでいる回答者も多く、知識の豊富さや情報の集めやすさが人気を博していると考えられる。

また、相談前に準備すべきこととしては、自分の資産状況や運用目的を明確にすることが多くの回答者から寄せられた。これにより、冷静な自己分析が資産運用の成功の鍵となることが示唆されている。

アンケート結果から、資産運用の成功には自分に合った相談先を見つけることが必要不可欠といえる。

アンケート回答者の詳細データ

回答者の性別

回答者の年齢

この記事を書いた人

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