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イオンカードセレクトのデメリットは?イオンカードとの違い、メリットを徹底解説

この記事で解決できるお悩み

イオンカードセレクトは年会費無料でイオングループでの特典が充実していますが、通常還元率の低さや引き落とし口座の制限など、いくつかのデメリットも存在します。

この記事では、申し込み前に知っておきたい7つのデメリットと、生活スタイル別の向き不向きを具体的に解説します。

メリットとの比較や他社カードとの違いも整理するため、自分に合ったカード選びの判断材料として活用してください。

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目次

イオンカードセレクトの年会費と基本情報

イオンカードセレクト

ここがおすすめ!

  • WAONオートチャージでポイントが貯まる唯一のイオンカード
  • イオングループで最大1.5%還元
  • クレジット機能・WAON・キャッシュカードが一体化
  • 公共料金の支払いで毎月5ポイントもらえる
  • イオン銀行で普通預金金利が優遇される
還元率年会費
0.50〜1.00%無料
国際ブランド電子マネー
Apple Pay、イオンiD
国内旅行傷害保険海外旅行傷害保険
なしなし

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イオンカードセレクトを検討する際、まず押さえておきたいのが年会費や基本スペックです。

ここでは、カードの3つの機能や各種手数料、ポイント還元の仕組みを整理して解説します。

基本スペック

イオンカードセレクトは、クレジットカード・電子マネーWAON・イオン銀行キャッシュカードの3つの機能を1枚にまとめた多機能カードです。

財布の中をすっきりさせたい人にとって便利な設計といえるでしょう。

クレジット機能・WAON・イオン銀行キャッシュカードの一体型構造

それぞれの機能を簡単に整理すると、次のようになります。

  • クレジット機能
    Visa・Mastercard・JCBから選択可
    国内外のクレジット加盟店で決済できる
  • 電子マネーWAON
    事前チャージ式の電子マネー
    イオングループやコンビニなどで利用できる
  • イオン銀行キャッシュカード
    ATM入出金や振込に対応
    イオン銀行の口座管理ができる

3つの機能が一体化しているため、用途に応じてカードを使い分ける必要がありません。

ただし、引き落とし口座はイオン銀行に限定される点には注意が必要です。

国際ブランドはVisa・Mastercard・JCBの3種類から選べるため、海外旅行やオンラインショッピングでも幅広く利用できます。

ApplePayやイオンiDにも対応しており、スマホ決済を活用したい人にも使いやすいでしょう。

年会費・家族カード・ETCカードの費用と発行条件

イオンカードセレクトは年会費が永年無料です。

初年度だけでなく2年目以降も費用はかからないため、維持コストを気にせず持ち続けられます。

家族カードとETCカードについても、次のように整理できます。

カード種別年会費発行可能枚数
本会員無料1枚
家族カード無料最大3枚
ETCカード無料1枚

家族カードは3枚まで無料で発行でき、配偶者や子どもの支出をまとめて管理したい世帯に向いています。

ETCカードも無料で発行できるため、高速道路を頻繁に利用する人にとっても追加コストがかかりません。

ただし、ETCカードは本会員1枚につき1枚のみの発行です。

もし複数台の車でETCを使いたい場合は、家族カードを発行してそれぞれにETCカードを紐付ける方法を検討してみてください。

ポイント還元率とポイントの種類

イオンカードセレクトの通常ポイント還元率は0.5%です。

200円ごとに1ポイントが貯まり、1ポイント=1円相当として利用できます。

ポイントには「WAON POINT」と「電子マネーWAONポイント」の2種類があり、それぞれ貯まり方や使い道が異なります。

混同しやすい部分なので、次の項目で詳しく整理します。

WAON POINTと電子マネーWAON(WAONポイント)の仕組み

この2つのポイントは名前が似ているため、初めて使う人は戸惑いやすいでしょう。主な違いを表にまとめました。

項目WAON POINT電子マネー
WAONポイント
貯まる条件クレジット決済電子マネーWAON決済
還元率0.5%(200円で1P)0.5%(200円で1P)
主な使い道買い物
WAONチャージ
WAONチャージのみ
ポイント
有効期限
最大2年(加算月から)最大2年(加算月から)

WAON POINTは、クレジット機能で決済したときに貯まるポイントです。

イオングループの店舗やオンラインショッピングで1ポイント=1円として使えるほか、電子マネーWAONへのチャージにも利用できます。

一方、電子マネーWAONポイントは、電子マネーWAONで支払ったときに貯まります。

こちらは主にWAONへのチャージに使う形になり、用途がやや限定的です。

どちらも200円ごとに1ポイント貯まる仕組みは同じですが、クレジット決済で貯まるWAON POINTのほうが使い道の幅が広いといえるでしょう。

後述するオートチャージを活用すれば、チャージ時と決済時の両方でポイントを貯められます。

イオングループでの基本的な特典内容

イオンカードセレクトは、イオングループの店舗で利用すると通常よりも多くのポイントや割引を受けられます。

日常的にイオンを利用する人にとっては、この特典が大きな魅力になるでしょう。

対象店舗と日常利用で得られる恩恵

主な特典を整理すると、次のようになります。

特典特典日特典内容
お客さま感謝デー毎月
20日・30日
イオングループの対象店舗で
買い物代金が5%オフ
ありが10デー毎月10日イオングループの対象店舗で
ポイントが5倍(還元率2.5%)
G.G感謝デー毎月15日55歳以上の会員限定で
買い物代金が5%オフ

対象店舗には、イオン・イオンモール・マックスバリュ・ダイエー・まいばすけっとなどが含まれます。

食料品や日用品をこれらの店舗で購入する機会が多い人は、特典日をうまく活用することで年間数千円以上の節約につながる可能性があります。

ただし、5%オフは「WAON POINT進呈」ではなく直接割引される形です。

ポイントを貯めたい場合は、ありが10デーのポイント5倍を狙うほうが効率的でしょう。

また、イオンシネマでは映画鑑賞料金が割引になる特典もあります。

一般料金から300円オフ(2025年11月時点)で利用できるため、映画をよく観る人にとっても魅力的です。

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イオンカードセレクトの7つのデメリット

イオンカードセレクトには魅力的な特典がある一方で、場合によってはデメリットに感じる部分もあります。

ここでは、申し込み前に知っておきたい注意点を7つに整理して解説します。

通常還元率0.5%でイオン以外は低い

イオンカードセレクトの基本還元率は0.5%(200円で1ポイント)です。

イオングループでは特典日にポイントアップや割引を受けられますが、それ以外の店舗では還元率が低めに感じられるでしょう。

楽天カードやPayPayカードなど、通常還元率1.0%以上のカードと比べると、イオン以外での利用ではポイントの貯まり方に差が出ます。

もしイオン以外での支出が多い場合、年間で受け取れるポイントに大きな開きが生まれる可能性があります。

他社高還元カードとの年間ポイント差の目安

月10万円をカード決済した場合の年間ポイントを比較してみましょう。

カード還元率年間ポイント
(月10万円)
イオンカードセレクト0.5%6,000ポイント
楽天カード1.0%12,000ポイント
PayPayカード1.0%12,000ポイント

イオン以外での支出が多い場合、年間で6,000ポイントほどの差が出ます。

これは約6,000円相当ですから、イオングループでの利用頻度が低い人にとっては見逃せない金額といえるでしょう。

ただし、イオングループで月3万円以上利用し、特典日を活用できる人であれば、この差を埋めることは十分可能です。

自分の消費パターンを振り返り、イオン利用比率がどの程度かを確認してみてください。

引落口座がイオン銀行に限定される

イオンカードセレクトは、引き落とし口座をイオン銀行に指定しなければなりません。

他の銀行口座を指定することはできないため、給与振込口座や生活費を管理している口座が別にある場合は、資金移動の手間が増えます。

すでにメインバンクとして他行を利用している人にとっては、家計管理が複雑になる可能性があります。

毎月の引き落とし前に残高を確認し、必要に応じてイオン銀行へ入金する作業が発生するでしょう。

メインバンクを変える負担と家計管理への影響

メインバンクをイオン銀行に切り替える場合、次のような手続きが必要になります。

  • 給与振込口座の変更手続き(勤務先への届出)
  • 公共料金やサブスクの引き落とし口座変更
  • 他行からイオン銀行への資金移動の仕組み作り

給与振込口座の変更は勤務先の手続きに時間がかかることもあり、切り替えまでに数週間から1か月程度かかる場合があります。

また、公共料金やサブスクリプションサービスの引き落とし口座を一つひとつ変更するのは手間に感じる人も多いでしょう。

一方で、イオン銀行を積極的に活用する意思がある人にとっては、普通預金金利の優遇(後述)など、メリットを享受できる部分もあります。

メインバンクの切り替えが現実的かどうか、自分の生活スタイルに照らして考えてみてください。

旅行傷害保険が付帯しない

イオンカードセレクトには海外旅行保険・国内旅行保険がいずれも付帯していません。

年会費無料のカードとしては珍しくありませんが、旅行の機会が多い人にとってはデメリットに感じられるでしょう。

他社の年会費無料カードには、利用付帯で海外旅行保険が付くものもあります。

もし旅行中のトラブルに備えたい場合は、別途保険に加入するか、旅行保険付きのカードを併用する必要があります。

海外旅行・国内旅行時の補償不足のリスク

旅行保険が付帯しない場合、次のようなリスクが考えられます。

  • 海外での病気・ケガ
    現地の医療費は高額になりやすい
    保険がないと自己負担が数十万円に及ぶケースもある
  • 航空機遅延・手荷物紛失
    予定外の宿泊費や生活用品の購入費が自己負担になる
  • 国内旅行中の事故
    入院・通院費用が補償されない

年に数回以上旅行する人や、家族で海外旅行を楽しむ機会が多い人は、旅行保険の有無を重視したほうがよいでしょう。

イオンカードセレクトを利用する場合は、別途クレジットカード付帯の旅行保険や単発の旅行保険を検討する必要があります。

なお、イオンゴールドカードに招待された場合は、海外旅行保険・国内旅行保険が付帯するようになります。

年間50万円以上の利用など一定の条件を満たせば招待される可能性があるため、長期的な視点で考えるのも一つの方法です。

ポイント計算と対象外取引が分かりにくい

イオンカードセレクトは200円ごとに1ポイントが貯まる仕組みです。

一見シンプルに思えますが、端数の扱いや対象外取引の存在により、実際にはポイントが貯まりにくいケースがあります。

200円単位で端数は切り捨てされる

200円単位でポイントが付与されるため、199円以下の端数は切り捨てられます。

たとえば、次のような支払いではポイントが付かない部分が発生します。

支払金額付与ポイント切り捨て額
198円0ポイント198円
399円1ポイント199円
1,950円9ポイント150円

少額決済を繰り返すと、端数の切り捨てが積み重なってポイントロスが大きくなります。

たとえば、月に20回ほど150円前後の少額決済をする場合、年間で数百ポイント分の取りこぼしが発生する可能性があります。

ポイントを効率よく貯めたい場合は、なるべく200円以上の買い物でまとめて決済するか、少額支払いには電子マネーWAONを利用してオートチャージのポイントを狙うとよいでしょう。

税金・公共料金などポイント対象外の支出

クレジットカード決済が可能でも、以下のような支払いはポイント付与の対象外になるケースがあります。

  • 税金(所得税・住民税・自動車税など)
  • 国民年金保険料
  • 公共料金の一部(自治体や事業者による)
  • 電子マネーへのチャージ(一部)
  • 金券・商品券の購入

たとえば、年間50万円分の税金や公共料金をカード払いにしても、ポイントが全く付かない場合があります。

これは他社カードでも同様のケースが多いですが、イオンカードセレクトでも事前に確認が必要です。

ポイント付与の対象外となる取引は、イオンカード公式サイトに記載されています。

特に高額な支払いを予定している場合は、事前に確認してから決済方法を決めるとよいでしょう。

WAON以外の電子マネーや一部決済でポイントが付かない

イオンカードセレクトは、電子マネーWAON以外へのチャージではポイントが付与されません。

Suica・PASMO・nanaco・楽天Edyなどへのチャージは、クレジット決済として処理されてもポイント対象外になります。

また、Apple PayでSuicaにチャージする場合や、Google PayでQUICPayを利用する際も、ポイント付与の対象外となるケースがあります。

普段から複数の電子マネーを使い分けている人にとっては、ポイントの取りこぼしが発生しやすい点に注意が必要です。

もし交通系ICカードへのチャージでポイントを貯めたい場合は、ビューカードなど専用のクレジットカードを併用する方法を検討してみてください。

アプリ連携やオンラインサービスの使い勝手

イオンカードセレクトを使いこなすには、複数のアプリやWebサービスを併用する必要があります。

具体的には、次のようなサービスが関係します。

  • イオンウォレット
    WAON残高・ポイント確認
  • イオン銀行アプリ
    口座残高・振込
  • 暮らしのマネーサイト
    クレジット利用明細・ポイント交換

それぞれ別々のIDやパスワードでログインする必要があり、初めて利用する人にとっては混乱しやすいでしょう。

特に、WAON POINTの確認と利用明細の確認が別のサービスに分かれている点は、慣れるまで分かりにくいと感じる人もいます。

審査・発行スピードがやや遅いケースがある

イオンカードセレクトは、申し込みから本カード到着まで1〜3週間程度かかることが一般的です。

他社の即日発行カードや、数日で届くカードと比べると、やや時間がかかる傾向にあります。

急いでカードを手に入れたい場合や、近日中に利用予定がある場合は、発行スピードを考慮して申し込みタイミングを調整する必要があるでしょう。

仮カードと本カードの到着タイミングの違い

イオンカードセレクトには、店頭で申し込んだ場合に即日発行される仮カードがあります。

ただし、仮カードはイオングループの店舗でのみ利用可能で、クレジット機能が制限されています。

仮カードはあくまでイオングループ専用のため、他の店舗やオンラインショッピングでは使えません。

全機能を利用したい場合は、本カードの到着を待つ必要があります。

もし急ぎでカードが必要な場合は、他社の即日発行カードを検討するか、余裕を持って早めに申し込むようにしましょう。

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イオンカードセレクトは持つべき?デメリットを踏まえた4つの判断基準

イオンカードセレクトのデメリットを理解したうえで、自分に合っているかどうかを判断する基準を整理します。

ここでは、生活スタイルや家計管理の方針に応じた向き不向きを具体的に解説します。

イオングループ利用比率

イオンカードセレクトが向いているかどうかは、月の支出のうちイオングループでどれくらい買い物をするかで大きく変わります。

イオン利用比率が高いほど、特典日のポイントアップや割引の恩恵を受けやすくなるでしょう。

目安として、月の生活費のうち3割以上をイオングループで使う人は、イオンカードセレクトのメリットを実感しやすいといえます。

逆に、イオン以外のスーパーやドラッグストアをメインで利用している人は、通常還元率0.5%のデメリットが目立つ可能性があります。

イオン集中型と分散型のシミュレーション

月10万円をカード決済する場合、イオン利用比率によってどのくらいポイントが変わるのかを比較してみましょう。

イオン集中型家計(イオン利用7割)

支出内訳 金額還元率年間ポイント
イオン
(特典日活用)
7万円1.5%12,600
ポイント
イオン以外3万円0.5%1,800
ポイント
合計10万円14,400
ポイント
  • ありが10デー(月1回)と通常利用を組み合わせた場合の平均還元率

分散型家計(イオン利用3割)

支出内訳 金額還元率年間ポイント
イオン
(特典日活用)
3万円1.5%5,400
ポイント
イオン以外7万円0.5%4,200
ポイント
合計10万円9,600
ポイント
  • ありが10デー(月1回)と通常利用を組み合わせた場合の平均還元率

イオン集中型の場合は年間14,400ポイント(約14,400円相当)、分散型では9,600ポイント(約9,600円相当)となり、約5,000円の差が生まれます。

もしイオン利用比率が5割未満の場合は、楽天カードやPayPayカードなど通常還元率1.0%以上のカードをメインに据え、イオンでの買い物時だけイオンカードセレクトを使う併用スタイルも検討してみてください。

メインバンクをイオン銀行にできるか

イオンカードセレクトは引き落とし口座がイオン銀行に固定されるため、メインバンクとして切り替えられるかも重要な判断基準になります。

次のような人は、メインバンクの切り替えがスムーズに進みやすいでしょう。

  • 現在のメインバンクに特にこだわりがない
  • 給与振込口座の変更手続きが比較的簡単
  • イオン銀行ATMが生活圏内にある(イオン店舗が近い)
  • ネットバンキングでの資金管理に慣れている

一方、次のような人はメインバンクの切り替えが負担になる可能性があります。

  • 勤務先の給与振込先が固定されている
  • 住宅ローンや各種引き落としが現在の銀行に紐付いている
  • 複数の口座を管理するのが面倒に感

もしメインバンクを変更せずにイオンカードセレクトを使いたい場合は、毎月の引き落とし前にイオン銀行口座へ入金する手間が発生します。

この作業を習慣化できるかどうかも、利用判断の一つのポイントになるでしょう。

旅行頻度と旅行保険の必要度合

イオンカードセレクトには旅行保険が付帯しないため、年に何回旅行するかによっても向き不向きが変わります。

旅行保険の必要度が低い人の例を挙げると、次のようになります。

  • 年に1〜2回程度しか旅行しない
  • 国内旅行が中心で、海外旅行はほとんど行かない
  • 旅行時には別途単発の旅行保険に加入する予定がある
  • 旅行保険付きのクレジットカードを他に持っている

一方、次のような人は旅行保険付きのカードを優先したほうがよいでしょう。

  • 年に3回以上海外旅行に行く
  • 家族旅行が多く、家族全員の保険が必要
  • 海外出張の機会が多い

旅行保険付きのクレジットカードを別に持っている場合は、イオンカードセレクトを日常使いのカードとして併用する方法もあります。

たとえば、エポスカードや楽天プレミアムカードなど旅行保険が充実したカードと組み合わせると、両方のメリットを活かせるでしょう。

クレジット決済か、電子マネー・QR決済か

普段の支払い方法によっても、イオンカードセレクトの使い勝手は変わります。

クレジット決済中心の人は、イオンカードセレクトをそのまま使いやすいでしょう。

クレジット機能でポイントを貯め、特典日にイオンで買い物をすることでメリットを最大化できます。

また、電子マネーのうちWAON中心の人は、オートチャージ機能を活用することで、チャージ時と決済時の両方でポイントを貯められます。

イオングループの店舗でWAON決済を頻繁に利用する人には特に向いているでしょう。

一方、Suica・PASMO・nanacoなど他の電子マネーへのチャージではポイントが付きません。

交通系ICカードを日常的に使う人は、ビューカードなど専用カードとの併用を検討してみてください。

QR決済中心の人も、PayPay・楽天ペイ・d払いなどへのチャージではポイントが付かないケースがあります。

QR決済をメインに使いたい場合は、各サービスと相性の良いクレジットカードを選ぶほうが効率的でしょう。

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他社高還元カードとの併用でデメリットを補う方法もある

他社の高還元カードと併用することで、イオンカードセレクトのデメリットを補うこともできます。

併用のメリット

  • イオンでポイントアップや割引
  • イオン以外では通常還元率1.0%以上のカードでポイントが効率よく貯まる
  • 旅行保険付きカードと組み合わせで
    保障面もカバーできる

イオンカードセレクトとの組み合わせ例

具体的な併用パターンをいくつか紹介します。

イオンカードセレクト × 楽天カード

イオンカードセレクト
楽天カード
公式サイト

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主な利用シーンイオングループ店舗イオン以外の支出
メリット特典日の割引
ポイントアップ
通常還元率1.0%
楽天市場でポイントアップ

楽天市場でのネットショッピングが多い人に向いています。

イオンでの食料品・日用品と、楽天市場でのネット通販を使い分けることで、両方のポイントを効率よく貯められるでしょう。

イオンカードセレクト × PayPayカード

イオンカードセレクト
PayPayカード
公式サイト

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主な利用シーンイオングループ店舗イオン以外の支出
メリット特典日の割引
ポイントアップ
通常還元率1.0%
PayPay加盟店でポイントアップ

PayPayをよく使う人に向いています。

コンビニや飲食店でPayPay決済を活用し、イオンでの買い物はイオンカードセレクトで済ませることで、使い分けがシンプルになります。

イオンカードセレクト × エポスカード

イオンカードセレクト
エポスカード
公式サイト

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主な利用シーンイオングループ店舗旅行・マルイ系列
メリット特典日の割引
ポイントアップ
海外旅行保険自動付帯
マルイで優待

旅行好きの人に向いています。

エポスカードには海外旅行保険が自動付帯しているため、旅行保険の不足を補えます。

また、マルイ系列での買い物でも優待を受けられるため、使い分けの幅が広がるでしょう。

併用する場合は、どちらをメインカードにするかを決めておくと管理がスムーズです。

イオン利用比率が高い人はイオンカードセレクトをメイン、それ以外の人は高還元カードをメインに据えると、ポイントの取りこぼしを防げます。

イオンカードセレクトのメリットと特典

デメリットを確認したところで、次はイオンカードセレクトならではのメリットを見ていきましょう。

イオングループでの買い物が多い人にとっては、大きな節約につながる特典が揃っています。

年会費無料で維持コストがかからない

イオンカードセレクトは年会費が永年無料です。

初年度だけでなく2年目以降も費用は一切かからないため、使わなくなった場合でも維持コストを気にする必要がありません。

家族カードやETCカードも無料で発行できるため、家族全員でポイントを貯めたい世帯や、高速道路を頻繁に利用する人にとっても追加費用の心配がないのは大きなメリットといえるでしょう。

年会費無料のカードは他にもありますが、イオンカードセレクトは特典内容が充実している点が特徴です。

年会費を払わずにイオングループでの割引やポイントアップを受けられるため、コストパフォーマンスを重視する人に向いています。

イオングループでポイントアップと割引を受けられる

イオンカードセレクトの最大の魅力は、イオングループでの買い物時に受けられる特典です。

特典日をうまく活用することで、通常還元率0.5%を大きく上回るポイントや割引を得られます。

対象となる店舗には、イオン・イオンモール・マックスバリュ・ダイエー・まいばすけっと・ミニストップなどが含まれます。

食料品や日用品をこれらの店舗で購入する機会が多い人ほど、恩恵を受けやすいでしょう。

お客さま感謝デー・ありが10デー・G.G感謝デーの活用

特典日を整理すると、次のようになります。

特典開催日内容対象
お客さま感謝デー毎月20日・30日買い物代金5%オフ全会員
ありが10デー毎月10日ポイント5倍(還元率2.5%)全会員
G.G感謝デー毎月15日買い物代金5%オフ55歳以上の会員

お客さま感謝デー

イオングループの対象店舗で買い物代金が5%オフになります。

1万円分の買い物をすれば500円の節約になるため、月に2回開催される20日・30日をうまく活用すれば、年間で数千円以上の節約につながるでしょう。

ありが10デー

ポイントが通常の5倍(還元率2.5%)になります。

1万円の買い物で250ポイントが貯まるため、ポイントを効率よく貯めたい人に向いています。

5%オフとポイント5倍のどちらを選ぶかは、現金割引を優先するか、ポイントを貯めたいかで判断するとよいでしょう。

G.G感謝デー

55歳以上の会員限定で毎月15日に5%オフになります。

お客さま感謝デーと合わせると、月に3回の割引日を活用できるため、シニア世代にとって大きなメリットになります。

これらの特典日を組み合わせることで、月に3〜4回の特典日を活用できます。

たとえば、食料品や日用品のまとめ買いを特典日に集中させれば、年間で1万円以上の節約も現実的でしょう。

WAONオートチャージでポイントを二重取りできる

イオンカードセレクトには、電子マネーWAONへのオートチャージ機能があります。

この機能を使うと、チャージ時と決済時の両方でポイントが貯まるため、ポイントの二重取りが可能になります。

オートチャージの仕組みを整理すると、次のようになります。

  • チャージ時
    イオンカードセレクトからWAONへオートチャージ
    200円ごとに1ポイント貯まる(還元率0.5%)
  • 決済時
    WAONで支払い
    200円ごとに1ポイント貯まる(還元率0.5%)
  • 合計還元率:実質1.0%

たとえば、1万円分のWAONチャージと決済を行った場合、チャージで50ポイント、決済で50ポイント、合計100ポイントが貯まります。

通常のクレジット決済では50ポイントしか貯まらないため、2倍のポイントを獲得できる計算です。

ただし、オートチャージ機能を利用するには事前設定が必要です。

イオンウォレットアプリまたはイオン銀行ATMで設定できるため、カード到着後に早めに手続きを済ませておくとよいでしょう。

イオンシネマやレジャー施設で優待を受けられる

イオンカードセレクトは、イオングループが運営する映画館やレジャー施設でも優待を受けられます。

イオンシネマでは、一般料金から300円オフで映画を鑑賞できます。

通常料金が1,900円の場合、1,600円で利用できるため、月に1〜2回映画を観る人にとっては見逃せない特典でしょう。

また、毎月20日・30日のお客さま感謝デーには、イオンシネマで映画料金が1,100円になります。

家族で映画を楽しむ機会が多い人は、この日を狙うことでさらにお得に利用できます。

イオンシネマ以外にも、イオングループが提携するレジャー施設やレストランで優待を受けられるケースがあります。

具体的な優待内容は時期によって変わるため、イオンカード公式サイトや暮らしのマネーサイトで最新情報を確認してみてください。

イオン銀行との連携で普通預金金利が優遇される

イオンカードセレクトを利用し、イオン銀行のイオン銀行Myステージで一定の条件を満たすと、普通預金金利が優遇されます。

イオン銀行Myステージは、取引状況に応じてステージが上がる仕組みです。

ステージが上がるほど、普通預金金利やATM手数料無料回数などの特典が充実します。

ステージが上がる条件

  • イオンカードセレクトの利用やイオン銀行での取引
  • WAON利用額に応じたポイント獲得
  • 給与振込口座としてイオン銀行を指定

また、ステージに応じた普通預金金利の優遇例は次の通りです。

ステージ普通預金金利(年率)
通常0.001%
ブロンズステージ0.01%
シルバーステージ0.03%
ゴールドステージ0.05%
プラチナステージ0.10%
  • 金利は変動する可能性があるため、最新情報は公式サイトで確認してください。

たとえば、プラチナステージで100万円を預けた場合、年間で約1,000円の利息が付きます。

通常金利の0.001%では10円程度しか付かないため、100倍の差が生まれる計算です。

イオン銀行をメインバンクとして活用する意思がある人にとっては、普通預金金利の優遇は大きなメリットになるでしょう。

イオンゴールドカードへの招待と特典内容

イオンカードセレクトを一定期間利用し、条件を満たすとイオンゴールドカードへの招待を受けられる可能性があります。

イオンゴールドカードは年会費無料のゴールドカードで、通常のイオンカードセレクトにはない特典が追加されます。

招待条件の目安

  • 年間カード利用額が50万円以上
  • または年間カード利用額が100万円以上
    (過去に達成した場合も含む)

なお、招待基準は公表されておらず、あくまで目安です。

旅行傷害保険・ラウンジサービス・ショッピング保険

そして、イオンゴールドカードに招待されると、通常のイオンカードセレクトの特典に加えて、次のような特典が追加されます。

旅行傷害保険

保険の種類補償内容補償金額(最高)
海外旅行傷害保険傷害死亡・後遺障害5,000万円
海外旅行傷害保険傷害・疾病治療費用300万円
国内旅行傷害保険傷害死亡・後遺障害3,000万円

通常のイオンカードセレクトには旅行保険が付帯しませんが、ゴールドカードに招待されると海外・国内の旅行傷害保険が利用付帯で受けられます。

年に数回旅行する人にとっては、別途旅行保険に加入する費用を節約できるメリットがあるでしょう。

ラウンジサービス

イオンゴールドカード会員は、全国のイオンラウンジにて、無料で次のようなサービスが利用できます。

  • ソフトドリンク無料提供
  • 雑誌・新聞の閲覧
  • 休憩スペースの利用

買い物の合間に休憩したい人や、子ども連れで買い物をする人にとっては便利なサービスといえるでしょう。

ショッピング保険

イオンゴールドカードには、年間300万円までのショッピング保険が付帯します。

購入した商品が破損・盗難に遭った場合、一定の条件下で補償を受けられるため、高額な買い物をする機会が多い人にとっては安心感があります。

これらイオンゴールドカードの特典が欲しい方は、日常的にイオンカードセレクトを利用し、年間50万円以上の利用を目指すとよいでしょう。

インビテーションが届き、審査に通れば年会費無料のままゴールドカードにアップグレードできるため、イオンでの買い物が多い人にとっては魅力的な目標になります。

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イオンカードセレクトと他カードの比較

イオンカードセレクトを検討する際、似た名前のカードや他社の高還元カードとの違いが気になる人も多いでしょう。

ここでは、主要なカードとの違いを整理して、自分に合ったカード選びの参考にしてください。

イオンカードセレクトとイオンカード(WAON一体型)の違い

イオンには「イオンカードセレクト」と「イオンカード(WAON一体型)」という2種類のカードがあり、名前が似ているため混同しやすい部分があります。

主な違いは引き落とし口座とWAONオートチャージ機能の有無です。

両者の違いを表で整理すると、次のようになります。

項目イオンカード
セレクト
イオンカード
(WAON一体型
公式サイト

公式サイトで
詳細を見る

公式サイトで
詳細を見る

年会費無料無料
引き落とし口座イオン銀行のみ他行も選択可
WAON
オートチャージ
可能不可
ポイント二重取り可能不可
イオン銀行金利優遇ありなし
基本還元率0.5%0.5%

最も大きな違いは、引き落とし口座の選択肢です。

イオンカードセレクトはイオン銀行に限定される一方、イオンカード(WAON一体型)は他行も指定できます。

引落口座・WAONオートチャージ・ポイント二重取りの有無

イオンカードセレクトの最大の特徴は、WAONオートチャージによるポイント二重取りができる点です。

イオンカードセレクトの場合、次のようにポイントが貯まります。

WAONへのオートチャージ0.5%(200円で1ポイント)
WAON決済0.5%(200円で1ポイント)
合計1.0%

一方、イオンカード(WAON一体型)では、WAONへのチャージではポイントが付きません。

WAON決済時の0.5%のみとなるため、年間で貯まるポイントに差が出ます。

どのくらい差が出る?

たとえば、年間30万円をWAONで決済した場合の差を見てみましょう。

カードチャージ
ポイント
決済ポイント合計
イオンカード
セレクト
1,500P1,500P3,000
ポイント
イオンカード(WAON一体型)0P1,500P1,500
ポイント

年間で1,500ポイント(約1,500円相当)の差が生まれます。

イオンでWAON決済を頻繁に利用する人にとっては、イオンカードセレクトのほうが明らかにお得といえるでしょう。

ただし、イオン銀行をメインバンクにする意思がない人や、引き落とし口座を自由に選びたい人は、イオンカード(WAON一体型)のほうが使いやすい場合もあります。

どちらを選ぶかは、イオン銀行の口座を作れるかどうかで判断するとよいでしょう。

イオンカードセレクトとイオンゴールドカードセレクトの違い

イオンゴールドカードは、イオンカードセレクトの上位カードです。

先述の通り、通常のイオンカードセレクトを一定期間利用し、条件を満たすと招待される形で取得できます。

イオンカードセレクトとイオンゴールドカードの違いを整理すると、次のようになります。

項目イオンカード
セレクト
イオンゴールド
カードセレクト
公式サイト

公式サイトで
詳細を見る

年会費無料無料(招待制)
基本還元率0.5%0.5%
イオン特典ありあり
海外旅行保険なし最高5,000万円
(利用付帯)
国内旅行保険なし最高3,000万円
(利用付帯)
ショッピング保険50万円300万円
イオンラウンジ利用不可利用可

イオンゴールドカードは、通常のイオンカードセレクトに加えて旅行保険やラウンジサービスが追加されます。

年会費は無料のままなので、招待されたら切り替えるメリットは大きいでしょう。

ただし、イオンゴールドカードは自分から申し込むことができず、招待を受ける必要があります。

招待を目指す場合は、日常的にイオンカードセレクトを利用し、年間50万円以上の利用を継続するとよいでしょう。

楽天カードなど他社高還元カードとの比較

イオンカードセレクトと他社の高還元カードを比較すると、通常還元率や特典内容に違いがあります。

ここでは、代表的な高還元カードとの比較を整理します。

スクロールできます
カードイオンカードセレクト
楽天カード
PayPayカード
dカード
公式サイト

公式サイトで
詳細を見る

公式サイトで
詳細を見る

公式サイトで
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年会費無料無料無料無料
通常還元率0.50%1.00%1.00%1.00%
主な特典・強みイオンで割引
ポイントアップ
楽天市場でポイント3倍以上PayPay加盟店で
ポイントアップ
d払い連携でポイントアップ

通常還元率だけを見ると、楽天カードやPayPayカードのほうが高いことが分かります。

しかし、イオンカードセレクトはイオングループでの特典日を活用することで、実質的な還元率を高められます。

イオン利用比率から最適なカードを選ぶ方法

自分に合ったカードを選ぶには、月の支出のうちイオンでの買い物がどれくらいの割合を占めるかを基準にするとよいでしょう。

5割以上

イオンカードセレクト1枚をメインカードとして使うことで、特典日の恩恵を最大限に受けられます。

特にお客さま感謝デー(5%オフ)やありが10デー(ポイント5倍)をフル活用できる人は、他の高還元カードよりもお得になる可能性が高いでしょう。

3〜5割

イオンカードセレクトと他社高還元カードの併用がおすすめです。

イオンでの買い物はイオンカードセレクト、それ以外は楽天カードやPayPayカードを使うことで、それぞれのメリットを活かせます。

3割未満

楽天カードやPayPayカードなど通常還元率1.0%以上のカードをメインに据え、イオンでの買い物時だけイオンカードセレクトを使う形がよいでしょう。

イオンでの支出が少ない場合、通常還元率の差が年間ポイントに大きく影響します。

たとえば、月10万円のカード決済のうちイオン利用が2万円(2割)の場合、次のような選択肢が考えられます。

  • パターンA
    イオンカードセレクトのみ
    年間7,200ポイント程度
  • パターンB
    楽天カード+イオンカードセレクト併用
    年間10,800ポイント程度

パターンBのほうが年間3,600ポイント(約3,600円相当)多く貯まるため、イオン利用比率が低い場合は併用したほうが効率的です。

イオン銀行を使わない場合の代替カード

イオンカードセレクトは引き落とし口座がイオン銀行に限定されるため、イオン銀行を使いたくない人には向きません。

その場合、次のような代替カードを検討してみてください

  • イオンカード(WAON一体型)
  • 楽天カード
  • PayPayカード
  • 三井住友カード(NL
  • dカード

どのカードを選ぶかは、普段の買い物パターンや利用する店舗、決済手段によって変わります。

イオンでの買い物が多いかどうか、イオン銀行を使えるかどうかを基準に、自分に合ったカードを選んでみてください。

イオンカードセレクトの審査と申し込み手順

イオンカードセレクトを実際に申し込む前に、審査基準や申し込みの流れを確認しておきましょう。

ここでは、申し込み資格から審査のポイント、発行までのスケジュールまでを具体的に解説します。

申し込み資格と必要なもの

イオンカードセレクトの申し込み資格は、次のように設定されています。

  • 18歳以上(高校生を除く)
  • 電話連絡が可能
  • イオン銀行の口座を開設できる

未成年者の場合は、親権者の同意が必要になります。

また、すでにイオン銀行の口座を持っている人も、新規に口座を開設する人も申し込み可能です。

申し込み時に必要なものは、次の通りです。

  • 本人確認書類
    運転免許証・マイナンバーカード・パスポートなど
  • 金融機関口座情報
    イオン銀行口座を新規開設する場合は不要(カード到着後に自動開設)
  • 連絡先情報
    携帯電話番号・メールアドレス
  • 勤務先情報
    勤務先名称・勤務先電話番号・勤続年数など

オンラインで申し込む場合、本人確認書類はスマホで撮影してアップロードする形になります。

店頭で申し込む場合は、本人確認書類の原本を持参してください。

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審査難易度の目安と通過しやすい条件

イオンカードセレクトの審査難易度は、比較的やさしい〜標準レベルといわれています。

年会費無料の流通系カードであるため、銀行系カードや高ステータスカードと比べると審査基準は緩やかな傾向にあります。

審査に通過しやすい条件として、次のようなポイントが挙げられます。

  • 安定した収入がある
    正社員・契約社員・派遣社員・パート・アルバイトなど、継続的な収入があれば申し込み可能
  • 勤続年数が一定期間ある
    半年以上の勤続があると、審査で有利に働く傾向がある
  • クレジットヒストリー(信用情報)に問題がない
    過去の支払い遅延や債務整理などがない
  • 他社借入が少ない
    消費者金融やキャッシングの借入額が年収の3分の1を超えていない
  • 短期間に複数のカードに申し込んでいない
    直近6か月以内に3枚以上申し込んでいない

パートやアルバイトでも申し込み可能なため、学生や主婦でも審査に通過する可能性は十分にあります。

ただし、収入が全くない専業主婦の場合は、配偶者の収入を記入する必要があります。

審査時間と発行スケジュールの目安

イオンカードセレクトの審査から発行までの流れは、申し込み方法によって異なります。

オンライン申し込みの場合

  • オンラインで申し込み(本人確認書類のアップロード含む)
  • 審査(通常1〜3営業日)
  • 審査結果のメール通知
  • 本カード発送
    審査通過後1〜2週間で到着

オンライン申し込みでは、審査自体は比較的早く完了しますが、本カードの郵送に1〜2週間程度かかります。

急いでいる場合は、店頭申し込みを検討するとよいでしょう。

店頭申し込みの場合

  • イオン店舗のカードカウンターで申し込み
  • 審査(最短30分程度)
  • 仮カード即日発行(審査通過後)
  • 本カード郵送(1〜2週間後)

店頭申し込みでは、審査に通過すれば仮カードを即日受け取れます。

ただし、仮カードはイオングループの店舗でのみ利用可能で、他の店舗やオンラインショッピングでは使えません。

店頭即日発行と郵送発行の違い

店頭で発行される仮カードと、郵送で届く本カードの違いを整理すると、次のようになります。

項目仮カード(店頭即日発行)本カード(郵送)
受取時期審査通過後すぐ審査通過後1〜2週間
利用可能店舗イオングループのみ全国のクレジット加盟店
利用限度額10万円程度審査結果に応じて設定
WAON機能ありあり
イオン銀行の
キャッシュカード機能
なしあり

仮カードはあくまで暫定的なもので、イオングループ以外では使えません。

全機能を利用したい場合は、本カードの到着を待つ必要があります。

審査に落ちやすいケースと対処法

イオンカードセレクトの審査に落ちやすいケースを把握しておくことで、申し込み前に対策を取ることができます。

審査落ちの主な原因と対処法を確認しておきましょう。

多重申し込み・クレジットヒストリー・収入条件のチェック

多重申し込み(申し込みブラック)

短期間に複数のクレジットカードに申し込むと、「お金に困っている」「貸し倒れリスクが高い」と判断され、審査に通りにくくなります。

具体的には、直近6か月以内に3枚以上申し込んでいると審査落ちのリスクが高まります。

クレジットヒストリー(信用情報)の問題

過去に以下のような問題があると、審査に通りにくくなります。

  • クレジットカードやローンの支払い遅延
    (61日以上または3か月以上)
  • 債務整理
    任意整理・自己破産・個人再生など
  • 携帯電話本体の分割払いの滞納
  • 奨学金の返済遅延

これらの情報は信用情報機関(CIC・JICC・KSCなど)に記録され、カード会社が審査時に照会します。

収入条件の不足

無収入または極端に収入が少ない場合、審査に通りにくくなります。

ただし、イオンカードセレクトはパートやアルバイトでも申し込み可能なため、年収が100万円未満でも審査に通過する可能性はあります。

他社借入が多い

消費者金融やキャッシングの借入額が年収の3分の1に近い、または超えている場合、審査に通りにくくなります。

これは貸金業法の総量規制に基づくものです。

虚偽の申告

年収や勤務先を実際よりも良く見せようとして虚偽の申告をすると、審査に落ちるだけでなく、今後の申し込みにも悪影響を及ぼす可能性があります。

審査に落ちた場合の対処法

もし審査に落ちてしまった場合は、次のような対応を検討しましょう。

  • 最低6か月は期間を空けてから再申し込みする
  • 信用情報に問題がないか確認する
    (情報開示請求)
  • 過去に支払い遅延がある場合は、遅延情報が消えるまで待つ
  • 収入を増やす、または安定させる
  • 他社借入を減らす
  • 家族カードの発行を検討する
    (本会員の信用情報で審査される)
  • 申し込み内容に誤りがないか確認する

審査基準は公開されていないため、落ちた理由を正確に知ることはできません。

ただし、上記のポイントを改善することで、次回以降の審査通過率を高めることができるでしょう。

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よくある質問

イオンカードセレクトについて、よく寄せられる質問をまとめました。

申し込み前の疑問や利用中の不安を解消する参考にしてください。

イオン銀行の口座を持っていないと申し込めませんか?

口座を持っていなくても申し込み可能です。

イオンカードセレクトの審査に通過すると、カード到着後に自動的にイオン銀行口座が開設されます。

すでにイオン銀行口座を持っている人も、その口座を引き落とし口座として利用できます。

イオンカードセレクトとイオンカード(WAON一体型)のどちらを選ぶべきですか?

イオン銀行をメインバンクにできる人、WAONをよく使う人はイオンカードセレクトがおすすめです。

オートチャージでポイント二重取りができるため、年間で数千ポイントの差が生まれます。

一方、引き落とし口座を自由に選びたい人や、イオン銀行を使いたくない人はイオンカード(WAON一体型)を選ぶとよいでしょう。

イオンカードセレクトの審査は厳しいですか?

比較的やさしい〜標準レベルといわれています。

年会費無料の流通系カードであるため、パートやアルバイトでも安定した収入があれば審査に通過する可能性は十分にあります。

ただし、過去に支払い遅延や債務整理がある場合、短期間に複数のカードに申し込んでいる場合は審査に通りにくくなる可能性があります。

審査にはどのくらい時間がかかりますか?

オンライン申し込みの場合、審査自体は1〜3営業日程度で完了します。

審査通過後、本カードが郵送で届くまでに1〜2週間程度かかります。

店頭申し込みの場合は、審査に通過すれば仮カードを即日受け取れますが、本カードの到着はやはり1〜2週間程度かかります。

専業主婦でも申し込めますか?

申し込み可能です。

専業主婦の場合は、配偶者の収入を記入することで審査を受けられます。

ただし、配偶者の信用情報や収入状況によっては審査に通らない場合もあります。

学生でも申し込めますか?

18歳以上(高校生を除く)であれば申し込み可能です。

アルバイト収入がある場合はその金額を記入してください。

未成年の場合は親権者の同意が必要になります。

イオンカードセレクトで税金や公共料金の支払いはできますか?ポイントは付きますか?

多くの税金や公共料金はクレジットカードで支払い可能ですが、ポイント付与の対象外になるケースがあります。

たとえば、所得税・住民税・自動車税・国民年金保険料などは、支払い方法によってポイントが付かない場合があります。

事前にイオンカード公式サイトでポイント付与対象外取引を確認することをおすすめします。

イオンゴールドカードセレクトに招待されるにはどうすればよいですか?

年間カード利用額が50万円以上(直近1年間)、または過去に100万円以上の利用実績があると招待される可能性があります。

ただし、招待基準は公表されていないため、確実に招待される方法はありません。

日常的にイオンカードセレクトを利用し、年間50万円以上を目標に使い続けることで、招待のチャンスが高まるでしょう。

家族カードは何枚まで発行できますか?年会費はかかりますか?

家族カードは3枚まで無料で発行できます。

家族カードの利用分は本会員の口座からまとめて引き落とされるため、家族全員の支出を一元管理したい世帯に便利です。

家族カード会員もイオングループでの特典を受けられます。

ETCカードは無料で発行できますか?

ETCカードは無料で発行できます。年会費も無料です。

ただし、本会員1枚につきETCカード1枚のみの発行となります。

複数台の車でETCを使いたい場合は、家族カードを発行してそれぞれにETCカードを紐付ける方法を検討してください。

イオンカードセレクトからイオンカード(WAON一体型)に切り替えることはできますか?

カードの種類を変更することはできません。

イオンカード(WAON一体型)を希望する場合は、イオンカードセレクトを解約して新規に申し込む必要があります。

ただし、解約すると貯まっているポイントが失効する可能性があるため、事前にポイントを使い切るか、WAONにチャージしておくことをおすすめします。

海外でも使えますか?

Visa・Mastercard・JCBの国際ブランドを選択しているため、それぞれの加盟店で利用できます。

ただし、海外旅行保険は付帯していないため、別途保険に加入するか、旅行保険付きのクレジットカードを併用することをおすすめします。

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まとめ

イオンカードセレクトは、通常還元率0.5%や引き落とし口座がイオン銀行限定といったデメリットがある一方で、イオングループでの特典日を活用すれば大きな節約につながるカードです。

最も重要な判断基準は、月の支出のうちイオングループでの買い物が3割以上を占めるかどうかでしょう。

イオン利用比率が高い人は特典の恩恵を十分に受けられますが、それ以外の人は楽天カードやPayPayカードなど高還元カードとの併用を検討するとよいでしょう。

また、メインバンクをイオン銀行に切り替えられるか、旅行保険の必要度はどの程度かなど、自分の生活スタイルに照らして総合的に判断することが大切です。

デメリットとメリットを正しく理解したうえで、自分に合った使い方を見つけてみてください。

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