UPSIDERカード(アップサイダーカード)の特徴と審査条件|年会費・限度額で損しない使い方・導入方法を徹底解説

この記事でわかること
  • UPSIDERカードの基本スペック・3種類のカードの使い分け
  • メリット・デメリットを中立的に整理した評価
  • 実際のユーザー口コミから見える肯定・否定両面の評判
  • 審査の難易度・流れ・落ちた場合の対処法
  • みずほ銀行連携で変わること・変わらないこと
  • 証憑回収・会計ソフト連携・Slack通知などの経費管理機能の詳細
  • 規模別の運用設計テンプレートと導入後の実務フロー

※本記事の情報は2025年12月時点のものをベースに作成しています。料金・キャンペーン・連携サービスの最新情報は公式サイトでご確認ください。

この記事の監修者
クレジット S 編集長 / FP

国内メガバンク出身/AFP認定者。

目次

UPSIDERカードとは?基本スペックと3つの特徴

UPSIDERカードは「決済」と「経費管理」を一体で完結させるために設計された法人専用のクレジットカードです。年会費・発行手数料・月額利用料はすべて無料で、利用限度額は最大10億円。2025年11月末時点で導入企業は10万社を超えており、スタートアップ・中小企業から上場企業まで幅広く使われています。

年会費・限度額・還元率などの基本スペック一覧

まずカードの基本スペックを確認しておきましょう。

項目詳細
年会費無料(永年)
カード発行手数料無料
月額利用料無料
追加カード発行枚数無制限・無料
国際ブランドVisa
利用限度額最大10億円(審査による)
ポイント還元率1.0%〜(一部利用先を除く)
ポイント利用方法翌月請求額から自動差引(1pt=1円)
ポイント有効期限付与日から6ヶ月
外貨決済手数料2.2%(税込)
対象法人のみ(個人事業主は不可)
支払い方法後払い・前払い(保証金プラン)
支払いサイクル月末締め・翌月20日払い
申込時の必要書類顔写真付き身分証1点(代理申込の場合は委任状も必要)

10万社超が選ぶ理由 ── 従来の法人カードとの決定的な違い

従来の法人カードは「決済手段」にとどまり、経費管理は会計ソフトや経費精算システムを別途用意する必要がありました。UPSIDERカードはカード発行・利用制限・証憑回収・会計ソフト連携までをひとつの管理画面で操作できる点が最大の違いです。

たとえばマーケティング担当者が広告費を決済した瞬間、Slackに通知が届き、担当者はその場でレシートを撮影して送信できます。経理担当が月末に「あの領収書はどこですか」と追いかける作業が構造的に減ります。こうした「決済と経費管理の一体化」を評価し、10万社が導入しています。

個人事業主は申し込めない ── UPSIDERカードの対象法人の条件

UPSIDERカードは法人専用のサービスです。個人事業主・フリーランスは申し込みできません。また申込時のメールアドレスは独自ドメインが必須で、GmailやYahoo!メールなどのフリーメールは使用できません。これは審査精度を保つための仕様であり、導入の前提条件として把握しておく必要があります。

UPSIDERカードの3種類と使い分け方

UPSIDERカードには3種類のカード形態があります。どれを何枚発行しても追加費用はかかりません。用途に合わせて使い分けることで、経費管理の精度が大きく変わります。

カード種類発行スピード利用場所主な用途
リアルカード最短3日(配送含む)実店舗・オンライン両対応タクシー・出張・備品購入など
バーチャルカード最短即日(管理画面から即時)オンライン専用SaaS・広告費・サブスク決済
オンデマンドカード最短即日(管理画面から即時)オンライン専用プロジェクト限定・期間限定の支払い

リアルカード ── 実店舗でもオンラインでも使える物理カード

プラスチック製の物理カードです。Visaのタッチ決済に対応しており、コンビニ・タクシー・ホテルなど実店舗での支払いに使えます。紛失・盗難が発生した場合も管理画面からワンクリックで即時停止できるため、従来の法人カードと比べてリスク管理がしやすいのが特徴です。発行から手元に届くまでは最短3日程度かかります。

バーチャルカード ── 最短即日発行のオンライン専用カード

管理画面から即時発行できるオンライン専用のカードです。物理的な実体がないため紛失・盗難のリスクがなく、SaaSのサブスクリプション・Google広告・Amazon Businessなどのオンライン決済に最適です。「このカードはGoogle広告専用、月100万円まで」のように用途と上限を設定した状態で発行できるため、社員ごと・用途ごとに発行してもコントロールを失いません。

オンデマンドカード ── 用途・期間を限定した使い切り型

バーチャルカードの派生形で、有効期限・利用先・利用上限を細かく設定したうえで発行できるカードです。たとえば業務委託のデザイナーに「このプロジェクトの素材購入のみ・予算5万円・来月末まで有効」という条件でカードを渡すといった使い方ができます。プロジェクト終了と同時にカードが自動で無効になるため、使用後に停止処理をし忘れるリスクがありません。

UPSIDERカードの主なメリット

UPSIDERカードは「年会費無料・限度額最大10億円」がよく強調されますが、実際のメリットはそれだけではありません。各項目を詳しく確認しましょう。

年会費・発行手数料・月額利用料がすべて無料で追加カードも無制限

UPSIDERカードで発生するコストは、外貨決済手数料(2.2%税込)のみです。年会費・カード発行手数料・月額利用料はいずれも永年無料。追加カードを何枚発行しても費用は増えません。

社員50名に1枚ずつカードを発行する場合、年会費が1枚あたり5,500円の法人カードと比べると、年間27.5万円のコスト差が生じます。証憑管理・仕訳作成・電帳法対応といったシステム機能にも追加費用はかかりません。コストゼロで経費管理機能まで使える法人カードはほとんど存在しません。

利用限度額が最大10億円 ── 広告費・仕入れが多い成長企業に対応

一般的な年会費無料の法人カードの利用限度額は最大500万円程度が相場です。UPSIDERカードは審査次第で最大10億円まで設定されます。月間の広告費が数百万円規模のスタートアップや、仕入れ決済が集中する月にカード枠が不足するケースにも対応できます。

なお、10億円はあくまで上限であり、全社一律で付与されるものではありません。審査で決まる与信額は企業の銀行口座残高・入出金データをもとに算定されます。枠が足りない場合は再審査(約3営業日)または保証金入金(即日〜1営業日で反映)で対応できます。

カードごとに利用先・上限額・利用期間を個別設定できる不正利用防止の仕組み

260種類以上の加盟店カテゴリから利用先を制限できます。「このカードはFacebook広告のみ」「このカードはタクシー代専用・月3万円まで・3月末まで有効」といった設定が管理画面から即時に行えます。

設定した条件外の決済が試みられると自動でブロックされるため、意図しない高額決済や不正利用を事前に防げます。企業の51%が過去3年間で何らかの不正を経験しているというデータ(デロイト トーマツ調査)を踏まえると、「配ったら終わり」ではなく「配りながら管理できる」点がUPSIDERの本質的な強みです。

ポイント還元率1.0%〜最大1.5%・ポイントは自動キャッシュバック

通常の利用で1.0%のポイントが付与されます。貯まったポイントは翌月の請求額から自動で差し引かれる仕組みのため、「ポイントを使い忘れた」「交換方法が分からない」という手間が発生しません。

なお、ポイント還元率が1.5%に上がるのはGoogle広告・Yahoo広告の利用が月間5,000万円以上の場合です(月間3,000万円以上で1.2%)。広告費が大きい企業ほど恩恵が大きくなりますが、中小企業の一般的な利用では1.0%を基準に考えるのが現実的です。

ポイント還元率の条件まとめ
  • 通常利用:1.0%(一部利用先を除く)
  • Google広告・Yahoo広告で月間3,000万円以上:1.2%
  • Google広告・Yahoo広告で月間5,000万円以上:1.5%
  • 公共料金・税金の支払い:ポイント付与対象外
  • ポイント有効期限:付与日から6ヶ月

UPSIDERカードのデメリットと事前に把握したい注意点

UPSIDERカードはメリットが多い一方で、事前に把握しておかないと導入後に困るポイントもあります。正直に整理しておきます。

法人専用のため個人事業主・フリーランスは申し込めない

UPSIDERカードは法人格を持つ企業のみが申し込める法人専用カードです。個人事業主・フリーランスは対象外となっており、法人化していない場合は利用できません。「年会費無料・高還元率」という特徴に惹かれても、法人格がなければ申し込みの時点でつまずきます。個人事業主の方は、三井住友カード ビジネスオーナーズや楽天ビジネスカードなど個人事業主向けのビジネスカードを検討してください。

国際ブランドがVisaのみ ── Mastercard・JCBが必要な場面での影響

UPSIDERカードが選択できる国際ブランドはVisaのみです。Mastercard・JCB・American Expressには対応していません。Visaは国内外の加盟店カバレッジが広いため、通常のビジネス利用では大きな支障は生じませんが、以下のようなケースでは注意が必要です。

  • Visa非対応のサービス・加盟店での決済が必要な場合
  • JCBのみ受け付けている国内の一部サービスでの利用
  • ENEOSの一部店舗でUPSIDERカードが使えない事象(現在も調査中)

主な支払先がVisa決済に対応しているかどうかを、導入前に確認しておくことをおすすめします。

空港ラウンジ・旅行傷害保険などの出張付帯サービスが非対応

UPSIDERカードは「決済と経費管理に特化した設計」であるため、空港ラウンジの無料利用・国内外旅行傷害保険・ETCカード・ショッピング保険といった付帯サービスは一切ありません。出張が多い社員が多い企業や、法人カードで旅行傷害保険をカバーしたいケースでは、別途旅行保険付きのカードを併用する必要があります。

なお、空港ラウンジや旅行特典を重視する経営者向けには、同社がリリースしたPRESIDENT CARD(年会費50,000円)が選択肢になります。詳細はFAQ欄をご参照ください。

問い合わせ窓口が平日10:00〜18:00のみ・与信枠の突然の変動リスク

サポートの営業時間は平日10:00〜18:00(土日祝除く)のみです。不正利用のロック解除・審査結果の確認など、急いで対処したい場面でも平日昼間しか連絡できない点は、実際のユーザーから不満として挙がっています。

また、UPSIDERは銀行口座の残高・入出金データをリアルタイムで評価して与信枠を決定するため、口座残高が大幅に減少した場合、与信枠が突然下がることがあります。「与信が変更されました」という通知が届くのみで事前アラートがない点も、資金計画に影響しうる注意点です。

デメリットまとめ
  • 法人専用・個人事業主は利用不可
  • 国際ブランドがVisaのみ(MastercardやJCBは選べない)
  • 空港ラウンジ・旅行傷害保険・ETCカードなし
  • サポートが平日昼間のみ
  • 口座残高の変動で与信枠が下がるリスクがある
  • ポイントはキャッシュバックのみ(他社ポイント・マイル交換不可)

UPSIDERカードの評判・口コミ

ITreview(法人向けITツールのレビューサイト)での総合評価は4.1/5(14件)。スタートアップ・中小企業の経営者・経理担当者からの実際の声を肯定・否定に分けて整理します。

経営者・経理担当者から多い肯定的な評価

肯定的な声として特に多く見られたのは、以下のようなものでした。

プロジェクト別の経費分離がしやすい

バーチャルカードをプロジェクトごとに発行したことで、どの支出がどのプロジェクトに紐づくかが可視化された

立替精算の必要がなくなり、経理の確認負荷が大幅に下がった

スタートアップでも創業初期から高い与信枠を取得できた

設立年数や決算書ではなく銀行口座の入出金データで評価するため、創業間もない企業でも比較的高い与信枠を得られた

使い始めて1年半で1億円以上の限度額をもらえた

会計ソフト連携・Slack連携で経理の月次作業が大幅に短縮された

マネーフォワードやfreeeとのAPI連携により、決済明細が自動で取り込まれるので楽

Slack連携でカード利用と同時に証憑を提出する文化が定着し、月末の領収書収集に追われなくなった

使いにくいと感じたケース ── ネガティブな口コミ

一方で、以下のような不満・懸念も実際のユーザーから報告されています。

与信枠が突然下がって支払い計画に影響した

口座残高が一時的に減少したタイミングで与信枠が下がった

事前アラートがなく、通知が届いたときにはすでに下がっていた

利用できる銀行口座が限られていて使えなかった

口座連携に対応していない銀行を使用している場合、後払いプランの審査に進めない

保証金プランへの切り替えで対応はできるが、与信型での利用ができないのは不便

申込後のサポート対応が取りにくい

申込後に電話が繋がりにくい、問い合わせへの返答に時間がかかる

カード発行・設定のほとんどはオンラインで完結するが、イレギュラーな対応が必要なときのサポートが遅い

口コミから見えるUPSIDERカードが向く企業・向かない企業の傾向

向いている企業向いていない企業
広告費・SaaS費が大きいスタートアップ個人事業主・フリーランス
従業員に複数カードを配布したい企業空港ラウンジ・旅行保険を重視する企業
月次決算の早期化・経費管理の自動化を目指す企業Mastercard・JCBが必要な支払先が多い企業
創業初期で審査に不安があるスタートアップ(保証金プランを活用)ガソリンスタンドやETCを多用する企業
上場を目指しガバナンス強化が必要な企業口座残高が月々大きく変動する企業(与信枠変動リスク)

UPSIDERカードの審査難易度と申込の流れ

UPSIDERカードの審査は「代表者の信用情報ではなく、法人の銀行口座データで判断する」という独自の仕組みがあります。設立間もない企業でも審査を受けられますが、通過・落ちの基準には注意が必要です。

審査の基本条件 ── 対象法人・フリーメール不可・委任状が必要なケース

申し込みの前提条件を確認しておきましょう。

  • 法人格を持つ企業であること(個人事業主は不可)
  • 申込時のメールアドレスが独自ドメインであること(フリーメール不可)
  • 代表者本人または委任状を持つ担当者が手続きをすること
  • 顔写真付き身分証明書1点を用意すること(2020年以降発行で住所記載のないパスポートは不可)

代表者以外が手続きをする場合(経理責任者・役員など)は委任状の提出が必要です。書式の不備で差し戻されると数日のロスになるため、事前に公式サイトの書式を確認して準備しておきましょう。

審査の流れと期間 ── 口座連携から最短10分・みずほ連携で審査が約4日短縮

UPSIDERの審査は、従来の法人カードのように決算書の提出や書面審査ではなく、銀行口座とのAPI連携を通じてAIが財務状況をリアルタイムで評価する方式です。

  • アカウント登録:公式サイトから基本情報を入力・独自ドメインメールで登録
  • 本人確認(eKYC):運転免許証・マイナンバーカード等をアプリまたはWebでアップロード
  • 銀行口座のAPI連携:支払い口座を登録し、残高・入出金データを連携する
  • 与信審査:AIが口座データをもとに与信枠を算定。最短10分〜通常3〜5営業日で結果通知
  • カード利用開始:審査通過後、バーチャルカードは即日発行。リアルカードは発行から配送まで最短3日

みずほ銀行口座とのSSO(シングルサインオン)連携を使った場合、API連携完了までの時間が約4日短縮されるというデータがあります。みずほ銀行に法人口座を持っている企業は、みずほ経由での申し込みを検討する価値があります。

審査通過率を上げるために準備しておくこと

審査基準は非公開ですが、複数の情報源をもとにすると以下の点が通過率に影響するとされています。

  • 連携する銀行口座に一定の残高があること(残高が少ないと与信枠が付かない可能性がある)
  • 代表者個人の信用情報に延滞・金融事故がないこと
  • 申込書類の不備がないこと(書式ミス・パスポートの種類)
  • 短期間に複数の法人カードへ同時申し込みしていないこと

審査落ちした場合の対処法 ── 再審査・保証金プランへの切り替え

後払いプランの審査に通らなかった場合、以下の対応が可能です。

再審査の申請

財務状況が改善した段階で再審査を依頼できます。結果は最短1営業日でメール通知されます。

保証金プランへの切り替え

前払い式(保証金プラン)は与信審査不要でカードを発行できます。あらかじめ保証金を入金しておけば、その範囲内でカード決済が可能。都度チャージの手間もありません。実績を積んだ後に後払いプランへ切り替えることもできます。

UPSIDERカードとみずほ銀行の連携で何が変わるか

2025年7月にみずほ銀行がUPSIDERホールディングスを連結子会社化したことで、みずほ銀行とUPSIDERの連携はより密になっています。みずほ銀行の法人口座を持つ企業には特有のメリットがあります。

みずほ銀行口座との連携で得られる3つのメリット

みずほ銀行の法人口座でUPSIDERに申し込む場合、以下のメリットが得られます。

審査スピードの短縮(約4日)

みずほ銀行とのSSO連携により、銀行API連携の完了までの時間が従来の139時間から66時間に短縮されます。審査開始までの待ち時間が約4日短くなるため、急いでカードを用意したい場合に有利です。

ポイント特典(最大30,000円相当・※期間限定)

みずほ銀行経由で新規申し込み・初回利用を行うことで、最大30,000円相当のUPSIDERポイントが付与される特典が実施されていました(2025年11月13日〜2026年3月31日予定)。2026年4月時点では期限を迎えており、延長・新規キャンペーンの有無は公式ページで要確認です。

みずほ銀行窓口・担当者からの案内

みずほ銀行の法人担当者を通じてUPSIDERの提案・導入サポートを受けることができます。普段からみずほ銀行とやり取りがある企業は、担当者に相談するとスムーズです。

みずほ以外の銀行口座でも問題なく利用できるか

みずほ銀行以外の銀行口座でも、UPSIDERカードの申し込み・利用に問題はありません。三菱UFJ銀行・三井住友銀行・地方銀行・ネット銀行など、API連携に対応した銀行口座であれば後払いプランの審査を受けられます。みずほ連携は「審査が速い・特典がある」という付加的なメリットであり、必須条件ではありません。

※みずほキャンペーンの最新情報はみずほ銀行公式サイトまたはUPSIDER公式サイトでご確認ください。

UPSIDERカードの経費管理機能 ── 証憑回収・会計ソフト連携・Slack通知

UPSIDERカードの本当の価値は「決済できること」ではなく、決済後の経費処理を自動化・効率化する機能群にあります。各機能を実務の流れに沿って確認しましょう。

証憑の回収と電帳法・インボイス制度への対応

UPSIDERカードで決済が完了すると、担当者のスマートフォンアプリに通知が届きます。その場でレシートを撮影してアップロードすれば、証憑の提出が最短10秒(外出先でも30秒程度)で完了します。

アップロードされた証憑は電子帳簿保存法の要件に適合しているかどうかを自動判定し、適格請求書(インボイス)かどうかも自動で確認して税区分を選択します。紙のレシートを月末にまとめて処理する従来の運用から、「使ったその場で完結」する仕組みに切り替えられます。

freee・マネーフォワードなど主要会計ソフトとのAPI連携

UPSIDERカードの決済データは、API連携を設定することで会計ソフトに自動で取り込まれます。手入力の工数がなくなるだけでなく、転記ミス・差異の突合といった月次決算で時間を取られる作業が減ります。

連携方式対応サービス
API連携(自動取込)freee会計 / マネーフォワードクラウド会計 / マネーフォワードクラウド会計プラス / 勘定奉行クラウド / 弥生会計クラウド / PCAクラウド
その他連携TOKIUM経費精算 / Slack(通知・証憑提出)
CSVダウンロード各会計ソフトへの手動インポートが可能

連携前に「広告費→広告宣伝費・マーケティング部」のように、カードのカテゴリと勘定科目・部門コードのマッピングを会計ソフト側に登録しておくと、取り込まれたデータが「未分類」のまま並ぶことなく、そのまま月次決算に使える状態になります。

Slack通知・不正検知・利用停止までの自動化フロー

Slack連携を設定すると、決済が発生した際に指定チャンネルへリアルタイムで通知が届きます。不正利用が検知された場合は自動でカードがロックされ、メール・UPSIDERアプリ・Slackの3チャネルで同時に通知されます。

ただし、すべての決済を通知する設定にすると1日に数十件の通知が届き、本当に見るべき異常系アラートが埋もれます。通知は「上限超過」「不正検知」など異常系に絞り、通常の決済確認はダッシュボードで行うのが実用的です。利用制限解除の申請結果は1〜3営業日程度で届きます。

UPSIDERカードの導入前に確認したい運用設計

機能が豊富なぶん、「とりあえず配布する」だけでは効果が半減します。導入前にルールと設計を決めておくことで、初日から運用を軌道に乗せられます。

少人数・多拠点・業務委託別のカード設計パターン

パターンカード設計の考え方上限設定の目安
少人数(〜10名)社員ごとに1枚発行。全カード共通の月額上限を設定し、例外はSlackで都度承認月5万〜10万円/人
多拠点(支店・営業所あり)拠点ごとに共有カードを1枚発行。個人の立替は別カードで対応拠点の月間予算額
業務委託ありプロジェクト単位でオンデマンドカードを発行。終了日を有効期限に設定プロジェクト予算内

少人数の組織では「全員一律で月5万円」からスタートし、運用しながら「営業は交通費がかさむから10万円に調整」というように段階的に見直す方が、最初から細かく設計して形骸化するよりも現実的です。

証憑提出率を上げる段階的な催促ルールの設計例

証憑回収の仕組みがあっても、ルールがなければ提出率は上がりません。以下の4段階の催促フローを設計しておくと、経理が個別に追いかける手間がなくなります。

  • 決済当日:アプリに「証憑を提出してください」と自動通知
  • 2営業日経過:Slackの経費チャンネルに本人と直属の上長へリマインド
  • 5営業日経過:経理責任者に未提出一覧レポートを送付
  • 1週間超過:該当カードを一時停止。「提出完了後に再開します」と本人へ通知

「カードが止まる」というペナルティがあるだけで、提出率は大きく変わります。月末に経理担当が社内を追いかけるか、仕組みで自動的に回収するか。この違いは経理担当者の残業時間にそのまま跳ね返ります。

権限・承認フローのテンプレート(規模別)

カード発行の申請権限と承認フローを事前に決めておかないと、上限変更の依頼が経理に集中し対応が追いつかなくなります。規模に応じて以下のテンプレートをベースに設計してください。

項目少人数(〜10名)中規模(11〜50名)多拠点・50名超
カード発行の承認者代表者経理責任者部門長→経理責任者(2段階)
上限額の変更権限代表者のみ経理責任者のみ部門長が申請→経理責任者が承認
証憑の確認担当代表者 or 経理兼任者経理担当者各部門管理者→経理が最終確認
緊急利用の対応代表者がSlackで即時承認経理責任者が即時承認→事後報告部門長が仮承認→翌営業日に経理が正式承認
チェック頻度月次月次+週次サマリー週次+月次レポート

よくある質問(FAQ)

UPSIDERカードは何がすごいの?

UPSIDERカードの最大の特徴は「年会費無料・限度額最大10億円・追加カード無制限」というスペックの高さに加え、カードごとに利用先・上限額・利用期間を個別設定できる利用先制限機能です。この機能は国内の法人カードではほぼUPSIDERのみが提供しており、不正利用を防ぎながら従業員に安心してカードを配布できる環境を作れます。さらに証憑回収・会計ソフト連携・Slack通知まで一体で動くため、経費管理全体の業務量を構造的に減らせる点が「すごい」と評価されている理由です。

UPSIDERカードのメリットは?

主なメリットは(1)年会費・発行手数料・月額利用料が永年無料、(2)利用限度額が最大10億円で成長フェーズの広告費・仕入れにも対応できる、(3)追加カードを無制限に発行可能でカードごとに用途・上限を設定できる、(4)ポイント還元率が基本1.0%で翌月自動キャッシュバック、(5)freee・マネーフォワードなど主要会計ソフトとAPI連携できる、の5点です。経費管理の効率化とコスト削減を同時に追求できる点が多くの企業に選ばれている理由です。

UPSIDERカードの年会費はいくら?

年会費は永年無料です。カード発行手数料・月額利用料も無料で、追加カードを何枚発行しても費用は発生しません。証憑管理・仕訳作成・電子帳簿保存法対応などのシステム機能にも追加費用はかかりません。発生するコストは外貨建て取引の手数料(2.2%税込)のみです。

国際ブランドはVisaのみ?

はい、UPSIDERカードの国際ブランドはVisaのみです。Mastercard・JCB・American Expressは選べません。VisaはENEOSの一部店舗での利用に制限がある事象も確認されています。主な支払先がVisa決済に対応しているかを導入前に確認しておくことをおすすめします。

審査に落ちることはある?

あります。後払いプランは銀行口座の残高・入出金データをもとにAIが与信審査を行います。口座残高が基準に満たない場合や、代表者の信用情報に問題がある場合は審査に通らないことがあります。審査落ちした場合は(1)財務状況が改善した後に再審査を申請するか、(2)審査不要の保証金プラン(前払い式)に切り替えて利用を開始し、後から後払いプランへ移行する方法があります。

個人事業主は申し込める?

申し込めません。UPSIDERカードは法人格を持つ企業専用のサービスです。個人事業主・フリーランスの方は対象外です。また法人であっても、申込時のメールアドレスは独自ドメインが必須で、GmailやYahoo!メールなどのフリーメールでは申し込みできません。

UPSIDERカードとPRESIDENT CARDの違いは何?

PRESIDENT CARDは2025年2月にリリースされた経営者向けのプレミアムカードです。UPSIDERカードが「法人全体の経費管理の効率化」を目的としているのに対し、PRESIDENT CARDは「経営者自身のビジネス体験を豊かにする」ことを目的としています。主な違いは年会費(PRESIDENT CARDは50,000円)、ポイントのJALマイル無制限交換、国内外の空港ラウンジ無料利用(Dragonpass提携)、メタルカードの提供などです。コストをかけずに経費管理機能を追求するならUPSIDERカード、年会費を払ってでも経営者向けの特典を重視するならPRESIDENT CARDが向いています。なおPRESIDENT CARDはリリース当初から招待制(インビテーション方式)での提供となっています。

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