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30代の資産運用によくある失敗とは?30代の投資失敗談と失敗しない投資のコツを解説

この記事で解決できるお悩み
  • 30代によくある投資の失敗例が知りたい
  • 30代が資産運用で失敗する原因を理解したい
  • 30代の投資のコツが知りたい

将来に向けた資産運用を検討している30代の方は多いだろう。しかし資産運用・投資にはリスクが伴うため、失敗してしまう可能性も十分にある。

30代における資産運用の失敗例を理解しておくことが大切だ。

本記事では、30代の資産運用によくある失敗例や失敗する人の共通点、30代の投資のコツについて解説していく。

資産運用で失敗したくないときのおすすめの相談先も紹介するので、ぜひ本記事を参考に効果的な資産運用を実践しよう。

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目次

30代の資産運用によくある失敗例

まず、弊社のアンケート調査に寄せられた30代の資産運用の失敗例を紹介していく。

よくある失敗例には以下のようなものが多かった。

  • ハイリスクな株やFXに投資をして暴落した
  • 価格の下落に動揺して売却してしまった
  • 勧められた商品を購入して損をした
  • 暗号資産・仮想通貨のブームに乗って投資をして損をした
  • 特定の銘柄に資金を投じたが、暴落して資金を失った

アンケート調査のなかで同じような回答が多く寄せられていたため、上記の内容は一般的によくある失敗例であると考えられる。

実際に失敗を経験した人の声を参考に、自身の運用戦略・投資方針に落とし込んでいこう。

30代で資産運用に失敗する人の共通点

上記の失敗例を踏まえ、30代で資産運用に失敗する人の共通点をピックアップすると以下のような特徴が見えてくる。

  • 自分のリスク許容度を理解していない
  • 周囲からの勧めやブームに乗せられやすい
  • 投資先を集中させている

それぞれの特徴を解説していく。

自分のリスク許容度を理解していない

先ほど紹介した通り、資産運用の失敗例として多いのが「ハイリスクな商品に手を出してしまった」「下落時に焦って売ってしまった」というパターンだ。

これはいずれも自分のリスク許容度を理解していないことが原因にある。

リスク許容度とは、投資において損失が発生したときに「どの程度のマイナスまで耐えられるか」という度合いのことを指す。

本人の性格や資産状況、年齢、投資経験などの要素が絡んでリスク許容度が決定される。

ハイリスクな商品に手を出して暴落したり、下落時に焦ってしまったりするケースは、自身のリスク許容度を理解できていないことが原因だ。

どの程度のマイナスまで許容できるのかを把握しておらず、許容範囲外の商品に資金を投じてしまうというパターンである。

周囲からの勧めやブームに乗せられやすい

「勧められた商品を購入して損をした」「暗号資産・仮想通貨のブームに乗って投資をして損をした」など、周囲からの勧めやブームに乗せられやすい人も資産運用で失敗しやすい。

なぜなら、自分の判断軸で根拠を持って投資をしているわけではないからだ。

本来、資産運用で資金を投じる際は「将来的な価値向上が期待できる」「本来の価値に対して価格が割安である」など、根拠を持っておくべきである。

適切に根拠を持って投資をしていれば、売買するタイミングを見極めることもできるだろう。

しかし、周囲の勧めやブームに乗せられて投資をしている人は自分なりの根拠がないため、いつ売買すべきか判断できない。

購入するタイミングを間違えて高値を掴んでしまったり、売却するタイミングを逃して損失が発生したりと、失敗するケースが多いのだ。

投資先を集中させている

「特定の銘柄に資金を投じ、暴落して資金を失った」というパターンも少なくない。

特定の投資先ばかりに資金を集中させてしまったことが失敗の原因だ。

投資の世界には「卵は一つのカゴに盛るな」という格言がある。卵を一つのカゴにすべて盛った場合、そのカゴを落としてしまうとすべての卵が割れてしまう。

複数のカゴに分散しておけば、一つのカゴを落としてもほかのカゴに盛られた卵は影響を受けずに済む。

投資も同じ考え方ができ、一つの投資先に資金を集中させてしまうと、その投資先が暴落したときに資産全体が大きなダメージを受けてしまう。

しかし複数の投資先に分散させていれば、ダメージは小さく抑えられる。

特定の投資先ばかりに資金を集中させると失敗しやすいことを理解しておこう。

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30代は投資をしないほうがいいのか

ここまで30代における資産運用の失敗例を紹介してきたが、30代は投資をしない方が良いのだろうか。

結論から言うと、リスクはあるが30代は資産運用をすべきである。

30代が資産運用をすべき理由として以下の3点が挙げられる。

  • インフレリスクに備えるため
  • 年金や退職金が減少傾向にあるため
  • 長寿化が進んでいるため

インフレとは、商品やサービスなどの価格(物価)が上昇することを指す。物価が上昇するということは相対的に現金の価値が低下することになってしまう。

物価上昇に合わせて資産価値も高めていく必要があるため、資産運用を行うべきであるのだ。

また、老後に受け取れる年金や退職金などが年々減少傾向にある点も資産運用をすべき理由として挙げられる。

物価上昇によって生活の負担が上がっていくなか、老後に得られる収入は減少してしまう。

投資などを活用しながら資産を増やし、年金・退職金の減少分をカバーしていく必要があるだろう。

そして、近年の日本は「人生100年時代」と呼ばれるほど長寿化が進んでいる。

退職後の人生が長くなると必要な資産も増えるため、資産運用で準備していくことが重要となるのだ。

30代のうちは退職後を見据えて資産を準備するという考えに至りにくいかもしれないが、早めの資産準備が大切である。

若いうちであればリスクを取って運用できるため、30代から資産運用をしておこう。

失敗談から学ぶ30代の投資のコツ

先ほどの失敗例を踏まえ、30代で投資をする上では以下の3つのポイントを押さえておくと良い。

  • リスク許容度・運用目的を明確化する
  • 投資先をしっかりと調べて根拠を持つ
  • リスクを分散させる

それぞれのポイントを押さえて資産運用を実践しよう。

リスク許容度・運用目的を明確化する

まず、自分自身のリスク許容度と運用目的を明確にすることが大切だ。

リスク許容度・運用目的の2点がはっきりしていると、過剰にリスクが大きい商品に手を出したり、下落時に動揺して売ってしまったりというパターンを回避できる。

30代は年齢的にまだ若いため、比較的リスク許容度は高いと言える。あとは資産状況や投資経験、性格などを踏まえてリスク許容度を判断しよう。

資産に余裕がある人や投資経験を積んでいる人の場合、ある程度のリスクを取って積極的にリターンを狙いに行くと良い。

一方、資産状況に余裕がない人や投資初心者の人の場合、リスクを抑えた運用が推奨される。こうした前提に加え、自分の性格を考慮してリスク許容度を確認しておこう。

運用目的については「老後の生活費を準備したい」「子どもの教育資金を貯めたい」など、自身のライフプランと照らし合わせながら考えると良い。

資金が必要な時期が先であればリスクを取った運用ができるが、数年以内に資金が必要な場合はリスクを抑えた運用が必要となる。

資産運用を始める前に自身のリスク許容度と運用目的を明確にし、投資戦略を立てていこう。

投資先をしっかりと調べて根拠を持つ

次に、投資先をしっかりと調査・分析し、根拠を持って投資をしよう。周囲の勧めやブームに乗せられるのではなく、自分で投資先を調べて投資する根拠を考えることが大切だ。

例えば株式に投資を行う場合、業績や財務状況を調べたり、投資指標やチャートを分析したりといった取り組みが必要となる。

「将来性があるのかどうか」「本来の企業価値に対して現在の価格はどの程度の水準か」といった内容を調べ、自分なりに根拠を持って投資を行おう。

もちろん予測が外れて損をするケースもあるが、自分でしっかりと調べた過程は無駄にならない。

次の投資先の調査や分析にも活きてくるため、長い目で見ると利益が得られるようになるだろう。

投資先の分析・調査を怠らず、自分の軸を持って投資を行うように心掛けよう。

リスクを分散させる

投資を行う際には、リスクを分散させることも大切だ。リスク分散は投資の基本とも言える運用戦略であるため、どのような方針で投資を行う際にも意識しておこう。

リスク分散の方法は「資産クラスの分散」「投資対象地域の分散」「投資タイミングの分散」などが挙げられる。

この3種類の分散を行うことで、投資におけるリスクはかなり軽減できるだろう。

資産クラスとは、株式や債券、不動産などの投資対象となる資産の種類や分類のことを指す。

株式や債券、不動産はそれぞれ異なる値動きの特徴を持つため、ひとつの資産クラスが損失を抱えてもほかでカバーできる可能性がある。

投資対象地域の分散は、日本や先進国、新興国などの地域を分散させる方法だ。複数の地域に分散させておくことで、特定の地域の政治・経済などの影響を受けにくくできる。

投資タイミングの分散は、購入する時期をずらすことで価格変動による影響を抑える方法だ。

価格が高いときにも安いときにも買い続けることで、取得単価が平均化されて「高値掴み」のリスクを回避できる。

資産クラス・投資対象地域・投資タイミングを分散させ、リスクを抑えた運用をすることが重要なポイントだ。

30代が資産運用で失敗したくないなら誰に相談するべき?

ここまで30代の資産運用によくある失敗例などを紹介してきたが、もし資産運用で失敗したくないのであれば投資助言を行う専門家に相談すると良い。

特に、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)は、相談先として最適だ。

ここでは、資産運用を専門家に相談するメリットやIFAの特徴、IFA検索サービス「わたしのIFA」について紹介する。

資産運用を専門家に相談するメリット

資産運用を専門家に相談するメリットとして、以下の2点が挙げられる。

資産運用を専門家に相談するメリット
  • 失敗しにくい方法を提案してもらえる
  • 最適な投資戦略に出会える

投資助言を行う専門家は豊富な専門知識と経験があり、投資の世界でよくある失敗例も理解している。

こうした失敗例を回避する方法にも精通しているため、失敗しにくい投資法を紹介してもらえる。資産運用での失敗を避けたい方はぜひ相談すべきだろう。

また、専門家はあなたの資産状況やライフプラン、運用目的などをもとにカスタマイズされた投資戦略を策定してくれる。

自分にとっての資産運用の最適解に出会えるため、効率的に資産運用を行えることが特徴だ。

「資産運用で失敗したくない」「自分に合った投資先を知りたい」という方は、投資助言を行う専門家に相談してみてはいかがだろうか。

IFAとは

IFAとは、既存の金融機関から独立した立場で顧客の資産運用をサポートする専門家のことだ。

顧客から相談を受けて投資戦略を策定したり、業務提携先の金融機関が取り扱う商品を顧客に提案・仲介したりすることが主な役割となっている。

従来、資産運用の相談は銀行や証券会社の窓口で行うことが一般的だったが、近年はIFAが注目を集めている。

IFAが注目される理由は主に以下の2点だ。

IFAが注目される理由
  • 中立な立場からの投資助言を得られるため
  • 長期にわたるサポートを受けられるため

IFAは金融機関には所属せず、外部の客観的な立場から顧客に投資助言を提供している。

自社商品を提案する金融機関のアドバイザーとは違い、顧客に対して中立な立場を保ちながら商品提案を行える点が大きな強みだ。

また、数年単位で転勤や異動によって担当者が変わってしまう金融機関と違い、IFAは原則として転勤・異動などの制度がない。

会社の都合で担当者が変わってしまう心配がなく、長期的な信頼関係のなかで資産運用の相談を行える。

このように、IFAは中立な立場から長期にわたる投資助言を提供できることが特徴のアドバイザーだ。資産運用の相談先をお探しの方は、IFAに相談してみると良いだろう。

IFA検索サービス「わたしのIFA」

相談先のIFAをお探しの方は、IFA検索サービス「わたしのIFA」の利用がおすすめだ。「わたしのIFA」は、投資相談先を探す投資家の方にIFAを紹介するサービスである。

サービスの利用は非常に簡単で、あなたの希望する条件や資産状況などをフォームに入力するだけで良い。

あとはIFAを知り尽くした「わたしのIFA」があなたの条件にマッチするIFAを自動で診断し、紹介を行うという仕組みになっている。

紹介されたIFAのなかに気になるアドバイザーがいる場合、そのまま面談を申し込むことも可能だ。

IFAはプロフィールが公開されているため、事前に経歴や得意分野をチェックした上で面談に進むことができる。

IFAの紹介料や相談費用は原則無料となっており、紹介は全国47都道府県どこでも対応している。

面談方法もWEB・対面を自由に選べるため、自宅にいながらWEB面談をしたり、お気に入りのカフェで対面の面談をしたりと、好きな環境で面談を行える点がメリットだ。

「資産運用の相談先を探したい」「IFAへの相談に興味がある」という方は、ぜひこの機会に「わたしのIFA」を活用して信頼できるパートナーを探してみてはいかがだろうか。

30代の資産運用の失敗例を参考に投資方針を考えよう

30代で資産運用に失敗する人には「自分のリスク許容度を理解していない」「投資先を集中させている」などの共通点がある。

リスク許容度や運用目的を明確化し、リスクを分散させたり、投資先をしっかり調べたりすることが大切だ。

もし資産運用を失敗させたくないのであれば、投資助言を行う専門家に相談すると良い。

なかでもIFAは中立な目線で長期にわたる投資助言を提供してくれるため、相談先として最適だ。

IFA検索サービス「わたしのIFA」では、あなたの希望条件にぴったりのIFAを無料で紹介するサービスを提供している。

ぜひこの機会に「わたしのIFA」を活用し、信頼できる相談先を探してみてはいかがだろうか。

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30代の資産運用の失敗に関するQ&A

30代の資産運用にはどのようなリスクがありますか?

30代などの比較的若い世代はSNSなどのツールの利用率が高く、SNSから投資情報にアクセスするというケースも少なくない。

しかし、SNSの投資情報に乗せられて自分で調べることもしないまま投資をしてしまい、損をしてしまうというリスクがあるため注意が必要だ。

もちろんSNSを投資情報を収集するツールとして活用することは問題ではないが、鵜呑みにしてしまうのは危険である。

SNSはあくまで情報を集めるきっかけとして利用し、しっかりと投資先を調査・分析した上で投資を行おう。

30代で投資をしている人は何割くらいですか?

金融広報中央委員会の「(参考)家計の金融行動に関する世論調査[総世帯]令和5年調査結果」によると、30歳代で金融資産を保有していると回答した割合は69.8%となっている。

しかしこの金融資産には預貯金なども含まれているため、投資のみを表したデータではない。

同調査の「現在保有している金融商品」のデータを見ると、30歳代の27.6%が株式、29.5%が投資信託を保有していると回答している。

30歳代の約3〜4割が投資をしていると考えられるだろう。

30代は全資産のうちリスク資産の割合をどの程度にするべきですか?

一般的に、資産運用をする際のリスク資産の割合は「100−年齢」に設定すると良いとされている。

30歳であれば「100−30」となるため、保有する資産の70%程度をリスク資産で保有して運用を行うと良いだろう。

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