- おすすめのIFAが知りたい
- どのようなIFAに相談するべきなのか知りたい
- IFAを選ぶ基準が知りたい
資産運用の重要性が高まる中、注目されているのがIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)だ。
証券会社や銀行などの金融機関出身のアドバイザーに、家計やライフプランに応じた資産運用の提案から仲介まで任せられる点で注目されている。
アドバイザーを選ぶ際に注目してほしいのが所属しているIFA法人だ。
IFAのアドバイザーは銀行や証券会社などの特定の金融機関には所属していないが、IFA法人に所属している。
所属しているIFA法人には、それぞれ特色や強みがあるため、相談するIFAを選ぶ際には法人それぞれの違いを知っておきたい。
本記事では、おすすめのIFA法人トップ10を厳選して紹介する。IFA選びの参考にしてほしい。
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なぜIFAがおすすめなのか
資産運用をプロに任せたい人が最初に悩むのが、IFAと銀行や証券会社などの金融機関とのどちらに相談するかではないだろうか。
銀行や証券会社の窓口でも資産運用の相談はできるが、IFAには金融機関にはない3つの特徴がある。
- 顧客目線のアドバイス
- 生涯担当制
- 提案の幅が広い
それぞれの特徴を確認していこう。
顧客目線のアドバイス
IFAの強みとして顧客目線のアドバイスができることが挙げられる。
銀行や証券会社に所属しているアドバイザーは、営業方針やノルマに縛られた提案をせざるを得ない立場にあることが多い。
そのため、投資家目線で考えると提案してもらえる商品に偏りがあったり、不必要な回転売買をすすめられて無駄に取引手数料がかかったりする点がデメリットと言えるだろう。
しかし、IFAは独立した立場から営業ノルマに縛られない提案ができる。
IFAのアドバイザーには銀行や証券会社出身で、顧客目線のアドバイスができることに魅力を感じてIFAになった人も多い。
IFAなら顧客目線でアドバイスをしてくれるため、安心して相談できるだろう。
生涯担当制
IFAの強みとして生涯担当制が挙げられる。言いかえれば、資産運用について長くお付き合いできるパートナーを探している人にとってもIFAはおすすめだ。
IFAには基本的に異動・転勤がないため長期的に一人の顧客を担当できる。
一方、銀行や証券会社の担当者の場合、会社都合で異動・転勤がよくある。そのため担当者が頻繁に代わってしまい長期的な付き合いがしづらい。
資産運用は長期的な目線で継続していくことが大切だが、担当者が何度も代わってしまうと信頼関係を築けなかったり、場当たり的な提案ばかりされたりする恐れがある。
もし、長期的な目線で長く付き合える資産運用のパートナーを探しているならIFAは有力な選択肢だ。
提案の幅
IFAは独立系ファイナンシャルアドバイザーのことだが、金融商品仲介業者とも呼ばれている。
仲介業なので、複数の証券会社と提携できる。そのため、複数の証券会社の中から顧客にとって有利な商品を仲介できる。
提案の幅が広いこともIFAの強みだ。扱える商品は、提携している証券会社に限るが、特定の銀行や証券会社に所属しているアドバイザーよりもIFAは選択肢が多い。
またIFAには証券以外にも保険会社などさまざまな業種と提携しているところもあり、ワンストップで様々な提案が期待できるのも魅力だ。
おすすめのIFA法人
各アドバイザーは基本的にIFA法人に所属して活動している。IFA法人とはアドバイザーのコンプライアンス管理、営業活動のサポート業務を行う法人のことで、内閣総理大臣の登録を受けている。
そんなIFA法人にはそれぞれ特徴があり、富裕層向けのサービスに力を入れているところもあれば、資産形成層が気軽に相談できることを強みにしているところもある。
IFA法人の選定基準について弊社が投資家にアンケートを行ったところ、「取扱商品の豊富さ」や「資産運用に対する考え方」といった点が挙げられていた。
ただ、選択肢が多い分、自分に合ったIFA法人はどこなのか迷ってしまう人も多いだろう。
そこで、ここからの段落ではおすすめの法人10社とその特徴を紹介する。IFA法人選びの参考にしてもらいたい。
株式会社YSKライフコンサルタンツ
設立 | 2018年1月29日 |
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本社所在地 | 京都市中京区槌屋町84-2 402 |
提携先 | 楽天証券 SBI証券 あかつき証券 東海東京証券 株式会社スマートプラス アイザワ証券 マネックス証券 |
特徴 | 業界大手提携会社が豊富 保険、不動産、M&A、税務コンサルタント、リースなど幅広い提携先 全国各地に支店あり |
YSKライフコンサルタンツは業界大手のIFA法人だ。2024年6月時点で預かり資産が1600億円を突破している。
IFAが働きやすい環境を整えており、個々のアドバイザーが余裕をもって仕事ができることを強みとしている。
ノルマや時間に縛られず自由度が高い立場だからこそ、余裕をもったアドバイザーからの顧客を第一に考えた資産運用の提案が期待できるだろう。
また、提携会社が多く資産運用に限らず、保険や不動産、M &A、税務、リースなど提案の幅広さも強みだ。
また北海道から沖縄まで全国展開しているが、アドバイザーに転勤がないため長期的に資産運用を相談できるパートナーを探すのにも向いている。
どんな投資家におすすめ?
- 資産運用に限らず幅広い相談がしたい人
- 中立な立場から投資家目線のアドバイスを求めている人
- 長期的につきあえる資産運用のパートナーを探している人
きづきアセット株式会社
設立 | 2023年6月 |
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本社所在地 | 東京都中央区日本橋茅場町2-12-10 PMO EX日本橋茅場町4階 |
提携先 | SBI証券 楽天証券 東海東京証券 あかつき証券 |
特徴 | 始動半年で預かり資産が約200億円を超え急成長中 経営(谷本氏)と営業(井戸上氏)の2トップ体制 谷本氏は、みずほ証券で組合や経営企画、社長秘書も経験 井戸上氏は、大手IFA法人で、所属IFA200名中トップの営業成績をおさめた実績あり |
きづきアセット株式会社は、設立が2023年6月創業の新しいIFA法人だ。始業半年で預かり資産残高が約200億円を超え急成長中の会社としてIFA業界で注目されている。
経営はみずほ証券で組合、経営企画、社長秘書などたしかなキャリアを経てきた谷本氏、営業は大手IFA法人約200人の中でトップの営業成績を収めた井戸上氏のツートップ体制だ。
提携先の証券会社が4社あるため、資産運用では幅広い提案が期待できる。
また、不動産会社や会計士・税理士などの士業、保険会社やM &Aコンサルタントなどの分野でも有力企業と提携している。ワンストップで資産運用以外の相談でも頼りになる。
どんな投資家におすすめ?
- 長くつきあえる信頼できるアドバイザーを探している人
- ワンストップで資産運用以外の相談もしたい人
- 豊富な商品ラインナップを求めている人
ファイナンシャルスタンダード株式会社
設立 | 2012年10月 |
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本社所在地 | 東京都千代田区有楽町2-7-1 有楽町イトシアオフィスタワー16階 |
提携先 | 楽天証券 株式会社スマートプラス |
特徴 | 正社員型IFA ゴールベースアプローチの徹底 個別株の提案をしない 提案までに最低3回の面談で丁寧に対応 一部、地方銀行と連携も進めている |
ファイナンシャルスタンダード株式会社は2024年5月時点で、預かり資産1700億円を突破したIFA法人だ。
実現したい目標を明確にした上で、具体的な資産運用計画を立てて実行するゴールベースのプランニングをサービスの特徴としている。
複数回の面談を実施して、キャッシュフロー表やバランスシートを作成しカルテにまとめる。
さらに社内会議で担当アドバイザー以外のアドバイザーや専門家を交えて議論を行った上で丁寧に目標設定をする。
社内にポートフォリオマネージャーがおり金融商品の選定や資産配分の戦略を立て、実行支援と定期面談などの継続サポートをしている。
この徹底的なゴールベースアプローチが強みと言えそうだ。
また、IFA法人には正社員型・業務委託型、そして両者をあわせたハイブリッド型があるが、ファイナンシャルスタンダードは正社員型の契約形態がとられている点も特徴だ。
どんな投資家におすすめ?
- 丁寧なゴールベースアプローチで資産形成をしたい人
- 資産運用以外の相談もお願いしたい人
SBIマネープラザ株式会社
設立 | 2008年3月 |
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本社所在地 | 東京都港区六本木一丁目6番1号 泉ガーデンタワー17階 |
所属IFA数 | ― |
提携先 | SBI証券 野村アセットマネジメント株式会社 |
特徴 | ネット証券最大手SBI証券の子会社 SBI新生銀行との共同店舗で拡大中 |
SBIマネープラザ株式会社は、ネット証券最大手のSBI証券のグループ会社だ。
SBI証券といえば大手ネット証券として有名だが、SBIマネープラザ株式会社では対面サービスを実施している。
2021年にSBIグループの傘下に入った新生銀行(現SBI新生銀行)との共同店舗で拡大中のため、外出中に目にしたことがある方も多いのではないだろうか。
SBIグループの強みを生かして資産運用にとどまらず、事業支援から会員制医療サービスなど幅広いサービスを提供している。
どんな投資家におすすめ?
- SBIマネープラザが近所にある人
- 大手のSBIグループだからこそできる幅広いサービスに魅力を感じる人
- 法人オーナーの人
株式会社Fan
設立 | 2008年12月 |
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本社所在地 | 富山県富山市二口町5-8-13 |
提携先 | SBI証券 楽天証券 ウェルスナビ株式会社 ソニー銀行株式会社 |
特徴 | 預かり資産1500億円突破(2023年11月時点) 投資信託プラザという店舗を全国的に展開 窓口に来店した人へのアドバイス中心 顧客層は資産形成層がメイン 自社セミナーや地銀との提携も行う ゴールベースアプローチによる提案 |
株式会社Fanは北陸の富山県発祥のIFA法人だ。IFA法人としては珍しく、投資信託相談プラザという店舗を全国展開している。
そのためWebだけでなく予約して店舗に直接、来店して相談することもできる。
駅の近くや大型ショッピングセンターのテナントに出店されており、気軽に立ち寄りやすい。
顧客層は資産形成層がメインで、資産運用だけでなく住宅ローンや保険などお金にまつわる幅広い相談ができる。
また、無料のお金にまつわるセミナーを積極的に開催している。IFAに相談と聞くとハードルが高いと感じてしまう人もいるかもしれない。
しかし、投資信託相談プラザや無料セミナーを通じて気軽にIFAと接点が持てるところに魅力を感じる人も多いのではないだろうか。
どんな投資家におすすめ?
- 投資信託相談プラザに立ち寄れる人
- 資産形成層、これから資産運用を始めたい人
- お金の悩みを幅広く相談したい人
ジャパンウェルスアドバイザーズ株式会社
設立 | 2019年9月 |
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本社所在地 | 東京都中央区日本橋小舟町8-1 |
提携先 | あかつき証券株式会社 株式会社SBI証券 マネックス証券株式会社 |
特徴 | あかつき証券の子会社 個人向けだけでなく法人向けのサービスもある |
ジャパンウェルスアドバイザーズ株式会社(以下JWA)は、大正時代に設立された歴史のある、あかつき証券会社の子会社で経営基盤がしっかりしており、コンプライアンスにも力を入れている。
あかつき証券は対面証券としての知見を生かし、2014年頃にIFAビジネスに参入している。
JWAは、あかつき証券の知見、人的・物的な経営資源をIFAとしての独立しつつも、活用することができるところに強みがある。
2つのコースがあり、専属のアドバイザーが常についているプライベートアドバイスと、これから資産形成を目指す人のための資産づくりコースに分かれている。
資産運用をはじめ、不動産の活用や生命保険の相談、相続・贈与についても相談できる。また、法人向けの法人保険・事業保険、事業継承のサービスも提供している。
どんな投資家におすすめ?
- 歴史のある証券会社の子会社で、経営基盤がしっかりしていることに魅力を感じる人
- 個人だけでなく法人向けサービスを求めている人にもおすすめ
- 資産運用だけでなく幅広く相談したい人
ASSETBANK株式会社
設立 | 2019年5月 |
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本社所在地 | 大阪市中央区博労町2丁目6-7 東邦ビル301A |
提携先 | SBI証券 楽天証券 東海東京証券株式会社 三田証券株式会社 |
特徴 | 超富裕層特化のIFA法人 ワイン、高級車、北新地でバー経営など超富裕層向けの非金融サービスも提供 |
ASSETBANK株式会社は、プライベートバンクであることを前面に押し出しているIFA法人だ。
プライベートバンクは富裕層向けのサービスを提供する金融機関のことで、同社は富裕層に特化したサービスを提供している。
代表者はプライベートバンクの本場、スイスでも有名なクレディ・スイスでプライベートバンカーとして資産家や経営者をサポートしてきた実績がある。
顧客第一主義の資産運用はもちろん、不動産、相続・M&A事業継承、ベンチャー投資支援、ファンド組成運用支援など富裕層向けの金融サービスを提供している。
また富裕層向けにワイン、高級車、北新地のバーなどの金融以外のサービスも展開している点も特徴的だ。
どんな投資家におすすめ?
- 富裕層で既に十分な資産をもっている人
- 資産運用以外の富裕層向けサービスを求めている人
ひびきフィナンシャルアドバイザー株式会社
設立 | 2012年2月 |
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本社所在地 | 東京都品川区東品川2丁目3番14号 東京フロントテラス13階 |
提携先 | 楽天証券 SBI証券 あかつき証券 東海東京証券 日産証券 |
特徴 | 富裕層向け 前身はひびき証券 会計士・税理士・弁護士などの専門家とネットワークあり 楽天証券の資本が入っている唯一のIFA法人 ワンストップでお客様の課題に対応 |
ひびきフィナンシャルアドバイザー株式会社は、大阪で創業された老舗の証券会社「ひびき証券」(現在は米国企業に買収されmoomoo証券)と楽天証券の共同出資によって設立されたIFA法人だ。
富裕層向けの資産運用サービスを提供している。アドバイザーは担当する顧客の数が限定されており、長期的なパートナーシップを顧客と築ける体制を整えている。
会計士や税理士、弁護士といった様々な専門家とのネットワークがあり、ワンストップで不動産、相続・継承やM &Aなどにも対応できる。
また、未上場ファンドなどファンドの組成が可能で、1年以内に上場予定の優良未上場法人ファンドなども提案可能。
他社にはない独自性の高い商品の取り扱いも強みとしており、リスク許容度が高い人向けのファンドなどの取り扱いも行っている。
どんな投資家におすすめ?
- 富裕層で既に十分な資産をもっている人
- 他社にはない独自性の高い商品への投資に興味がある人
- ワンストップで相談したい人
株式会社Innovation IFA Consulting
設立 | 2019年2月 |
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本社所在地 | 東京都渋谷区渋谷3丁目10-13 TOKYU REIT 渋谷Rビル 3F |
提携先 | あかつき証券株式会社 SBI証券 東海東京証券 株式会社スマートプラス 三井物産デジタル・アセットマネジメント株式会社 Jトラストグローバル証券株式会社 |
特徴 | 上場会社イノベーションの子会社 IT企業のテクノロジー活用 |
株式会社Innovation IFA Consultingは、東証グロース市場上場の株式会社イノベーションの子会社のIFA法人だ。
親会社のイノベーションはマーケティング・オートメーションや営業支援のテックツールの開発・提供をしている。
IT企業の子会社のIFA法人であることから、テクノロジーを活用した専用ツールでのリスク・リターン分析やポートフォリオの改善提案、シミュレーション、ライフプランニング作成に強みがある。
資産運用コンサルティングをはじめ、不動産、FinTechソリューション、事業継承などのサポートを事業内容としている。
また、暗号資産、AI活⽤による資産運⽤サービス、アート資産のコンサルティングなどユニークな提案もできる。
どんな投資家におすすめ?
- 上場企業傘下のIFAであることに魅力を感じる人
- 暗号資産やアート資産のコンサルティングなど幅広い提案を求めている人
- FinTechを活用した資産運用に興味がある人
株式会社Japan Asset Management
設立 | 2018年2月 |
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本社所在地 | 東京都渋谷区東3-25-11 TOKYU REIT恵比寿ビル6階 |
提携先 | 楽天証券 SBI証券 PWM日本証券株式会社 あかつき証券 東海東京証券 マネックス証券 スマートプラス株式会社 JTG証券 Siiibo証券 |
特徴 | NECと資本提携 徹底した現状分析から顧客に適した資産運用を提案 日本初の寄付先アドバイザー制度 |
株式会社Japan Asset Managementは近年、各種メディアでも取り上げられているIFA法人だ。
2024年5月時点で預かり資産500億円を突破。また2023年にNECと資本業務提携を結び、NECグループの一員となった。
今後、NECとの資本提携によってテクノロジーを活用したサービスも見込まれる。
FinTechを活用し低コストで提供できる投資一任サービスのJAM WRAPの提供や資産運用で得られた利益の一部をどこに寄付するかをアドバイスするフィランソロピーアドバイザー制度のようなユニークな取り組みもしている。
どんな投資家におすすめ?
- 簡単なリスク許容度のヒアリングだけでなく、しっかりした現状分析をもとに資産運用したい人
- 証券・保険・不動産などの垣根をこえたワンストップのサービスを求めている人
- 低コストでプロのアドバイザーが担当につくJAM WRAPに興味がある人
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IFAの選び方とおすすめのIFAの特徴
IFAの中から自分に合ったアドバイザーを選ぶには、どうすれば良いか分からないという方も多いのではないだろうか。
IFAを選ぶ際に確認しておきたいポイントは以下の7つだ。
- IFAの経歴・専門性
- IFAのメインの顧客層
- FD宣言
- IFAとしてのキャリア
- 提案内容の幅広さ
- コスト
- 相性
それぞれのポイントについて一つずつ確認してみよう。
IFAの経歴・専門性
IFAのアドバイザーはそれぞれ歩んできた経歴や専門性が異なる。
そのため、IFAを選ぶ際には、自分の相談したい内容を得意としているかどうかが重要だ。
人生設計のために必要なファイナンシャル・プランニング、退職金の具体的な運用、相続対策など人それぞれ重視しているところは異なるはずだ。
例えば、資産運用だけでなくライフステージに沿った家計について総合的に相談したいなら、ファイナンシャル・プランナーの国家資格や民間資格の有無や実務経験があるかどうかを確認すると良いだろう。
個別株の選定のことを詳しく相談したいなら基本的に証券会社出身のIFAが適任だ。
自分のニーズに合った経歴・専門性のあるIFAを選ぶことで、より良いアドバイスや提案が受けられる。
IFAのメインの顧客層
IFAにはそれぞれメインの顧客層がある。例えば、資産形成層がメインのIFAもいれば、富裕層がメインのIFAもいる。
資産形成層の人が無理に富裕層向けのIFAに相談しても紹介してもらえる商品がなかったり、手数料を割高に感じたりとミスマッチになるはずだ。
一方、富裕層が資産形成層向けのIFAを選んでも、物足りなく感じるかもしれない。
IFAのメイン顧客層と自分の資産規模が一致していれば、このようなミスマッチを防げる。
FD宣言
金融庁は「顧客本位の業務運営に関する原則」を公表しており、IFA法人を含む金融事業者が顧客本位の業務に努めることを重視している。
内容としては、顧客本位の業務運営をはじめ利益相反の適切な管理や手数料等の明確化など投資家を守る原理・原則が定められている。
この原則に基づいて顧客本位の取り組みをするための明確な方針を策定・公表することをFD宣言という。
- FD宣言をしているかどうか?
- FD宣言の具体的な中身(金融事業者によって異なる)
IFA法人を選ぶ際にこの2つを確認することで、顧客に対する営業姿勢や取り組み方が見えてくるはずだ。
IFAとしてのキャリア
IFAを選ぶ際には出身の業界や会社だけでなく、IFAとしてどのようなキャリアを歩んできたのかも確認しておきたい。
例えば富裕層や経営者向けの事業継承などに力を入れていたのか、これから資産形成を目指す層の悩みに寄り添ったサービスをしてきたのかなど同じIFAでも普段の取り組みや活動、実績は異なる。
提案内容の幅広さ
IFAによって提案内容の幅広さに違いがある。ワンストップで資産運用だけでなくお金まわりのこと全般を提案できることを強みとしているIFAもいれば、特定の分野に絞って質の高いサービスを提供しているIFAもいる。
IFA選びをする際には各IFAの業務範囲と自分がIFAに求める範囲が、一致しているかどうかを確認してほしい。
提案内容の幅広さを確認するにあたり、IFA法人それぞれの業務範囲などが参考となるだろう。
コスト
取引コストだけを考えるならIFAを通さずに、自分でオンライン証券などを利用した方が抑えることができる。
IFAはサービスが手厚くなる分、取引や運用などのさまざまなコストは増えてしまう。
しかしIFAは各社でサービスに応じた様々な料金体系を用意している。サービスの手厚さとコストを見比べながら納得できる料金体系を選ぼう。
相性
IFAは長期的な資産運用のパートナーとなる存在だ。そのため相性の良いIFAを選ぶことも大切だ。
相性を確かめるにはアドバイザーのプロフィールなどで、資産運用をはじめとした仕事に対する取り組み方を参照しよう。
また実際に会話をしたり相談したりして、話しやすいかどうか、価値観が合っているかどうかも確かめてみることで相性の良し悪しが分かるはずだ。
あなたにおすすめのIFAを見つけるには
自分に合ったIFAを見つける具体的な方法が分からないという方も多いだろう。
本記事で紹介したIFA法人から選ぶ方法もあるが、IFAアドバイザーから探す方法もある。
IFA選びの際には法人も参考になるが、実際にパートナーとなるアドバイザー個人との相性も重要だ。
おすすめのIFAを見つけるための具体的な方法を紹介する。
IFAはどのような人におすすめなのか
資産運用の選択肢はIFAだけではない。オンライン証券や対面証券、銀行の窓口など資産運用をはじめとしたお金に関するサービスは数多く存在する。
そのため、IFAを選ぶ前に自分がIFAを通して資産運用をするべきかどうかについてまずは考えてほしい。
IFAはこんな人におすすめだ。
- 中立な立場からプロ目線で資産運用について相談・仲介を一任したい
- 長期的に相談できるアドバイザーを求めている
- 幅広い提案を求めている
IFAは対面証券をはじめとした金融機関に比べて、中立な立場から資産運用の相談や注文の取次まで幅広く任せられる。
ノルマに縛られず顧客本位の提案をしやすいため、対面のアドバイザーに興味はあったが、本当に顧客本位の提案をしてくれるのか不安があった方にこそ、おすすめだ。
また生涯担当制によって長期的に関係を築け、複数の金融機関や外部の専門家との連携による幅広い提案が期待できることもIFAの良さだ。
取引コストの低さや自由度だけを求めるなら、自分でオンライン証券などを活用した方が良い。
しかし、資産運用でコストよりもサービスの手厚さやプロの確かな目線や提案力に期待するならIFAは有力な選択肢と言えるだろう。
IFAを選ぶ際には法人・アドバイザーを確認しよう
IFAを探す際にはIFA法人とアドバイザーの2つを確認しよう。
IFAのアドバイザーは基本的にIFA法人に属している。アドバイザーが所属するIFA法人によって取り扱える商品やサービスの違い、顧客層の違いがある。
IFA法人のバックアップ体制もあるため、アドバイザーが所属する法人次第で、サービスの質や提案の幅に差がでる。
しかし、実際にあなたがやりとりするのは、生涯担当制のアドバイザー個人だ。同じIFA法人であっても得意分野や考え方について個人差がある。
所属するIFA法人とアドバイザーの2つ観点から自分と相性が良いかどうかも考えてみてほしい。
「わたしのIFA」のメリットと活用法
IFAを探す際にIFA法人から探す方法もあるが、アドバイザーから探す方法もある。
その際におすすめのサービスが、IFA検索サービス「わたしのIFA」だ。
利用する主なメリットは以下の3つだ。
- 無料で利用できる
- オンラインで面談可能
- 数多くのIFAから相性の良いアドバイザーが提案される
使い方は簡単で自分の年齢や資産状況、相談内容などを専用フォームに入力して送信すれば良い。
すると自分と相性の良いアドバイザーのプロフィール一覧が提案される。
所属しているIFA法人をはじめ、キャリアや資格、得意分野、預かり資産などIFA選びの際に注目してほしいポイントを確認できる設計となっている。
その中から自分と相性の良さそうなアドバイザーがいればオンラインで無料相談ができる仕組みだ。
もし、相談してみて相性が合わないと感じたら他のアドバイザーにも無料で相談することもできる。
「わたしのIFA」を活用すれば、数いるIFAの中から自分に合ったパートナーが見つかるはずだ。
IFA法人も参考にしながら自分に合ったアドバイザーを探そう!
おすすめのIFA法人トップ10それぞれの特徴と、IFA探しの際に確認するべきポイントについて紹介した。
IFA法人にも、それぞれ提供しているサービスやメインの顧客層、提携している金融機関など、それぞれに個性がある。
IFAのアドバイザーは基本的にIFA法人に所属して活動している。
所属しているIFA法人次第で提案できるサービスなども変わってくる。そのため、IFAを選ぶ際に所属している法人を確認するようにしたい。
またIFAは基本的に生涯担当制のため、実際にやり取りをするアドバイザー個人との相性も大切だ。
法人から探すよりアドバイザーから選びたいという人におすすめなのが「わたしのIFA」だ。
活用すれば、自分に合ったアドバイザーのプロフィールを確認でき、IFA探しに役立てられる。
中立な立場から顧客目線のアドバイスや提案をもとに資産運用をはじめとした、サービスを求めているなら「わたしのIFA」を使ってみてほしい。
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おすすめのIFAに関するQ&A
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