- おすすめのインデックスファンドが知りたい
- インデックスファンドをどのように選べば良いのかわからない
- インデックスファンドがどのような投資家に合っているのか知りたい
資産形成のひとつの手段として注目を集めている「インデックスファンド」。
初心者でも取り組みやすいメリットがあるが、多くの種類があることから、「どのファンドに投資すればいいのか分からない」と悩む人も少なくない。
そこで本記事では、おすすめのインデックスファンドについて、ランキング形式で紹介していく。
インデックスファンド運用が向いている人の特徴や選び方についても解説するため、資産形成を始める際の参考にしていただきたい。
また、こちらの記事では、投資信託の基本とおすすめの投資信託についても紹介しているので読んでみてほしい。
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インデックスファンドの人気ランキング
インデックスファンドを選ぶときは、「資産流入額」がひとつの目安となる。
資産流入額とは、そのファンドへの流入額から流出額を差し引いたもので、「ファンドにどれくらいの資金が入ってきている(出ていっている)か」ということを示す基準とされている。
ここでは、2024年7月の1ヶ月における資産流入額ランキングを紹介しよう。
1位:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
ファンド名 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) |
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ベンチマーク | MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス |
資産流入額 (1ヶ月) | +2,238.56億円 |
基準価額 | 23,769円 |
純資産総額 | 37,291 億円 |
信託報酬 | 年率0.05775% |
資産流入額の1位はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)で、1ヶ月間で2,238億円もの資金が流入している結果となった。
本ファンドは、「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス」をベンチマークとしており、日本を含む世界各国の株式に投資するものである。
低コストで運用できることから、初心者から上級者まで広く選ばれるファンドとして知られている。
2位:eMAXIS Slim米国株S&P500
ファンド名 | eMAXIS Slim米国株S&P500 |
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ベンチマーク | S&P500指数 |
資産流入額 (1ヶ月) | +1,999.37億円 |
基準価額 | 28,377円 |
純資産総額 | 47,821 億円 |
信託報酬 | 年率0.09372% |
資産流入額の2位はeMAXIS Slim米国株S&P500で、約2,000億円の資金が流入している。
本ファンドは米国の株価指数であるS&P500をベンチマークとしており、米国の株式市場に広く分散投資できることが魅力だ。
また、信託報酬も年率0.09372%で、同じくS&P500をベンチマークとする他のファンドよりも低コストで運用できることも大きなメリットである。
3位:iFree NEXT FANG+インデックス
ファンド名 | iFree NEXT FANG+インデックス |
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ベンチマーク | NYSE FANG+指数 |
資産流入額 (1ヶ月) | +356.02億円 |
基準価額 | 52,918円 |
純資産総額 | 2,320 億円 |
信託報酬 | 年率0.7755% |
3位のiFree NEXT FANG+インデックスは、1ヶ月間で356億円の資金が流入している。
本ファンドは、「NYSE FANG+指数」をベンチマークとするファンドである。
NYSE FANG+指数とは、次世代テクノロジーによって私たちの生活に大きな影響を与える米国企業で構成されており、下記のような銘柄が組み入れられている。
- アップル
- アマゾン・ドット・コム
- メタ
- アルファベット(Google)
- ネットフリックス
- エヌビディア など
誰もが知るような大手企業に低コストで投資ができるのは、インデックスファンドの大きなメリットといえる。
インデックスファンドの信託報酬比較ランキング
インデックスファンドは、安価な信託報酬で運用できることも魅力のひとつだ。
ここでは、信託報酬が安いインデックスファンドをランキング形式で紹介していこう。
1位:楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド
ファンド名 | 楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド |
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信託報酬 | 年0.0561% |
ベンチマーク | MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス |
基準価額 | 12,272 円 |
純資産総額 | 1,787億円 |
楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドは、「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス」をベンチマークとするファンドで、世界各国の株式に広く分散投資できることが大きな特徴だ。
信託報酬は年0.0561%で、先ほど紹介したeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)よりもややコストが下回る。
2023年10月に設定された比較的新しいファンドだが、すでに1,787億円の純資産総額があることからも、多くの投資家から支持されていることが分かるだろう。
2位:eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
ファンド名 | eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) |
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信託報酬 | 年率0.05775% |
ベンチマーク | MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本) |
基準価額 | 24,029円 |
純資産総額 | 5,010億円 |
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)も同じく「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス」をベンチマークとするファンドだが、日本株を含まないことが特徴だ。
信託報酬は年0.05775%で、こちらも十分低コストの水準といえる。
すでに他のファンドで日本株を保有している場合などは、日本株を含まない本ファンドへの投資を検討してみるとよいだろう。
3位:eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)
ファンド名 | eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型) |
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信託報酬 | 年率0.05775% |
ベンチマーク | 東証株価指数(TOPIX) MSCIコクサイ・インデックス MSCIエマージング・マーケット・インデックス |
基準価額 | 18,996円 |
純資産総額 | 163億円 |
eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)は、日本と先進国、新興国の3つの地域に均等に分散投資するファンドである。
同じくeMAXISシリーズのオール・カントリーも全世界に広く投資できるものであるが、組入銘柄の比率を見ると、米国株式への偏りが強い傾向にある。
そのため、「新興国や日本にもバランスよく投資したい」という人は、本ファンドがおすすめだ。
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インデックスファンドの運用におすすめのネット証券
インデックスファンドの運用には、オンラインで手続きが完結するネット証券がおすすめだ。
ここでは、特に多くの投資家が利用している楽天証券やSBI証券、マネックス証券について紹介していこう。
楽天証券
証券会社名 | 楽天証券 |
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投資信託購入手数料 | 無料 |
クレカ積立 | 可(楽天カード) |
ポイント投資 | 可(楽天ポイント) |
つみたて投資対象銘柄数 | 237銘柄 |
大手ネット証券の楽天証券は、楽天グループのサービスとの連携が充実していることが特徴だ。
たとえば、楽天市場や楽天カードの利用で貯まったポイントは、楽天証券でポイント投資に活用することができる。
ポイントは1ポイント=1円として、投資信託だけでなく国内株式や米国株式の購入に充てることも可能だ。
その他、楽天銀行との連携で優遇金利が適用されるサービスなどもあるため、楽天グループをメインに利用している人は、利便性の高い証券会社といえる。
SBI証券
証券会社名 | SBI証券 |
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投資信託購入手数料 | 無料 |
クレカ積立 | 可(三井住友カードが発行するカード) |
ポイント投資 | 可(Vポイント、Pontaポイント) |
つみたて投資対象銘柄数 | 234銘柄 |
SBI証券は、クレカ積立でのポイント還元率が高いことが特徴だ。設定できるのは三井住友カードが発行するクレジットカードで、カードの種類によって還元率が異なる。
「三井住友カード プラチナプリファード」や「Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファード」では5%のポイント還元が受けられるため、資産形成に取り組みながらお得にポイントを貯められるメリットがある。
また、ポイント投資ではVポイントとPontaポイントの2種類が使えるので、ライフスタイルに合わせてポイントを使えるのも大きなメリットだ。
マネックス証券
証券会社名 | マネックス証券 |
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投資信託購入手数料 | 無料 |
クレカ積立 | 可(マネックスカード、dカード) |
ポイント投資 | 可(マネックスポイント) |
つみたて投資対象銘柄数 | 232銘柄 |
マネックス証券のクレカ積立はこれまでマネックスカードのみであったが、2024年7月より新たにdカードでの積立も可能となった。
ポイント還元率はカードの種類や口座区分によって異なるが、最大1.1%のポイント還元が受けられる。
また、マネックス証券では投資信託の保有残高に応じてマネックスポイントが付与されることも特徴だ。
月内の残高に対して、最大0.08%のポイントが付与されるので、投信をただ保有しているだけでポイントが貯まる嬉しいサービスだ。
インデックスファンドがおすすめな投資家の特徴
インデックスファンドが向いている投資家は、次のような特徴がある人だ。
- 低コストで運用したい人
- 市場全体に広く投資したい人
- 銘柄選定に自信がない人
それぞれくわしく解説していこう。
低コストで運用したい人
インデックスファンドは、アクティブファンドに比べて低コストで運用できることが特徴だ。
ファンドマネージャーによる銘柄分析の手間がかからないためである。
長期間資産形成に取り組むにあたって、なるべくコストを抑えることは資金効率の良さにもつながる。
「より低コストで運用したい」という人は、インデックスファンドがおすすめだ。
市場全体に広く投資したい人
インデックスファンドは、ベンチマークとなる指数に組み入れられている銘柄へ分散投資する。
たとえば、S&P500をベンチマークとしているファンドでは、米国の上場株式500銘柄に分散投資を行う。
個別銘柄で投資する場合、500種類もの銘柄を購入するとなると、かなりまとまった資金が必要となる。
しかし、投資信託であれば、少額でも分散投資の効果が得られる点が大きなメリットだ。
銘柄選定に自信がない人
インデックスファンドをはじめとした投資信託では、自ら個別銘柄の選定を行う必要がない。
ファンドに組み入れられている銘柄に投資をすることとなるため、銘柄分析に手間をかけずに済むメリットがある。
「どんな銘柄に投資すればいいのか分からない」「銘柄選定の方法が分からない」という人は、投資信託での運用が便利だ。
インデックスファンドの選び方
ひとくちにインデックスファンドといっても、さまざまな種類がある。
自分に合ったファンドを見つけるためには、次のようなポイントを重視したい。
- ベンチマークとする指数
- 運用にかかるコスト
- 純資産総額
インデックスファンドでは、S&P500や日経平均株価、TOPIXなどさまざまな指数がベンチマークとなっている。
まずは、「どのような先に投資したいか」ということを明確にしたうえで、ベンチマークとする指数を絞り込んでいこう。
また、長期投資が前提となるインデックスファンドでは、運用にかかるコストも重視したい。
特に信託報酬は継続的にかかり続けるコストであるため、必ず複数のファンドを比較したうえで投資先を選定しよう。
加えて、純資産総額も重要なポイントだ。投資信託では、純資産総額が小さいファンドは繰上償還が行われてしまうリスクがある。
より長く安定した運用を続けるためには、なるべく純資産総額が多いファンドを選ぶことがおすすめだ。
あなたにおすすめのインデックスファンドはどうやって見つける?
インデックスファンドへの投資は、ネット証券で自ら手続きを完結させることも可能だが、より適切な資産形成に取り組むためにはプロのアドバイザーに相談することがおすすめだ。
インデックスファンドには数多くの種類があり、その中から自分の投資意向に合ったものを見つけるのは、そう簡単なことではない。
特に、最近ではIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)へ相談する投資家が増加している。ここからは、IFAへ相談するメリットや、相談先の探し方について紹介していこう。
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IFAとは、「独立系ファイナンシャルアドバイザー」と呼ばれる金融アドバイザーである。
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より有益なアドバイスを得るためには、自分のニーズに合った相談先を見つけることが大切だ。
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自分に合ったおすすめのインデックスファンドを見つけよう
インデックスファンドには数多くの種類があり、投資先やコスト、リスクの大きさなどが異なる。
自分に合ったファンドを見つけるためには、金融のプロであるIFAへ相談することがおすすめだ。
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おすすめのインデックスファンドに関するQ&A
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