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株式投資は損切りが重要!損切りしないデメリットと上手な損切りの方法を解説

この記事で解決できるお悩み
  • 株の損切りのやり方が知りたい
  • 損切りするべきかの判断基準が知りたい
  • 株を損切りしないとどうなるのか理解したい

株式投資では、保有銘柄が含み損を抱えているときに「損切り」によって損失を確定させるという判断が必要な場面が訪れる。

しかし、そもそもなぜ損切りをしなければならないのだろうか。また、損切りはどのように行えば良いのだろうか。

本記事では、損切りをしないデメリットや効果的な損切りの方法、注意点などを解説していく。ぜひ本記事を参考に損切りをマスターし、株式投資を成功させよう。

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目次

株式投資における損切りとは何か

損切りとは、保有銘柄の株価が購入時よりも下落している状況で売却して損失を確定させる行為のことだ。

保有銘柄に見切りをつけ、売却した資金で新しい銘柄に投資を行うといった流れが基本となる。

株式市場は日々価格が変動し続けるため、損切りするタイミングの判断は難しい。

一般的には事前にルールを決めておき、一定の水準まで株価が下落したときに損切りを行うというケースが多い。

損切りルールの考え方については後ほど解説する。

株式投資で損切りしないとどうなるのか

なぜ、利益を狙って株式投資をしているのに損切りによって損失を確定させなければならないのだろうか。

また、損切りをできずに失敗する投資家が多いと言われているが、なぜ損切りは難しいのだろうか。

ここでは、損切りをしないデメリットや損切りが難しい理由について解説していく。

株を塩漬けにするデメリット

塩漬けとは、株価が下落したときに損失を確定させられず、やむなく長期保有している状態を指す。株を塩漬けにするデメリットとして以下の2点が挙げられる。

  • 損失が拡大する可能性がある
  • 資金効率が低下してしまう

株を塩漬けにしてしまうと、場合によっては株価がどんどん下落してしまう可能性がある。

早めに損切りをしておけば小さなダメージで済んだはずが、株価の回復を期待している間に傷口が広がってしまい、大きなダメージになってしまうというケースだ。

また、株を塩漬けにしている状態ではその銘柄に投資している資金は動かすことができない。

ほかの銘柄で利益を得るチャンスを逃すことと同義であり、いわゆる「機会損失」となってしまう。

こうした事態を防ぐためにも、傷口が大きくなる前に損切りして違う銘柄を狙いに行った方が良い。

なぜ損切りは難しいのか

損切りが難しいと言われる理由として以下の2点が挙げられる。

  • 損失を確定させること自体に抵抗がある
  • いずれは株価が回復すると期待してしまう

人間は心理的に「損失を回避したい」と考えるあまり、合理的ではない選択をしてしまうと言われている。

損切りをした方が合理的ではあるが、損失を確定させたくないという心理が働いて決断できないのだ。

また、株価が下落したときに「いつかは株価がもとに戻るはず」と根拠もなく考えてしまうケースも少なくない。

株価が回復すれば損失を発生させずに済むため、損切りを躊躇してしまうのだ。

このように、損切りが合理的な手段であることを理解していても、実際に損失を抱えたときに冷静な判断は難しい。

そこで事前の損切りルールの設定が重要となるのだ。

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株の損切りの上手なやり方

株式投資では、上手く損切りを行うことで利益を得られるチャンスが広がる。

上手な損切りのやり方を理解し、大きな損失を回避しながら着実に利益を積み重ねていこう。

ここでは、損切りルールの基本的な考え方や最適な方法を紹介する。また、損切りに効果的な逆指値注文についても解説するので、ぜひ参考にしてほしい。

損切りルールの基本的な考え方

前述の通り、損失を抱えている状況では冷静な判断が難しくなるため、事前の損切りルールの設定が重要だ。

ルールに従って株式を売却することで、感情に左右されずに機械的に損切りを行える。

損切りルールの基本的な考え方として以下の2点を押さえておこう。

  • 一定の損失率・損失額に達したときに損切りする
  • トレードの根拠が失われたときに損切りする

ルールを設定する際のひとつの考え方が、損失率・損失額が一定水準に達したときに損切りするというものだ。

「購入時点から株価が〇%下げたら売却する」「含み損の金額が〇〇円に達したら損切りする」というルールにしておくと、損切りすべきタイミングが分かりやすい。

また、その銘柄をトレードした根拠が失われたときには損切りすべきである。

例えば、新規事業の成長性に期待して投資をしていた場合、業績が伸び悩んでいたり、新規事業からの撤退を発表したりしたときは事業の成長性は期待できなくなる。

その銘柄に投資をした根拠が失われるため、損切りを実行すべきだろう。

このように、損切りを決断する基準を事前に明確にしておくことが重要だ。

最適な損切りのやり方

損切りルールを決める際、以下の2点を押さえておくことで最適な損切りを実践できる。

  • 自身のリスク許容度を明確化する
  • 銘柄の特徴や投資スタイルに合わせてルールを決める

まず、自分自身がどの程度の損失まで許容できるのかという「リスク許容度」の明確化が大切だ。

リスク許容度の範囲内にルールを設定し、冷静にトレードを行うことが重要となる。

また、銘柄の特徴や自身の投資スタイルに合わせてルールを決めることもポイントとして挙げられる。

銘柄の値動きや投資期間をもとに損切りルールを設定しよう。

例えば銘柄の値動きが激しい場合、小さな値幅で損切りラインを設定すると、すぐに損切りすることになってしまう。

一方、値動きが小さい銘柄に対して大きな値幅で損切りラインを設定すると、いつまでも損切りラインに到達せずにルール設定の意味がなくなってしまう。

そして、1日の間で取引を行うデイトレードの場合は損切りの値幅を小さくして利益を積み上げていくことが推奨される。

一方、数日から数週間といった期間で投資を行うスイングトレードの場合、損切りの値幅を広げて利益を狙っていくことが一般的だ。

このように、自身のリスク許容度を踏まえた上で、銘柄の特徴や投資スタイルに合わせたルールの設定によって損切りを最適化できる。上記の2点を頭に入れておこう。

損切りに逆指値注文が効果的な理由

損切りには、逆指値注文と呼ばれる注文方法が効果的である。

逆指値注文とは、売り注文のときは指定した価格を下回った場合、買い注文のときは指定した価格を上回った場合に自動的に発注される仕組みの注文方法だ。

事前に設定した損切りラインで逆指値注文を出しておくと、株価が損切りラインを下回ったときに自動的に売却してくれる。

感情に左右されることなく売却でき、株価をリアルタイムでチェックしなくても発注できるため、損切りに効果的な注文方法だ。

特に、投資に慣れない初心者のうちは逆指値注文を出しておき、自動的に損切りが実行される仕組みを構築しておくと良いだろう。

株を損切りする時の注意点

株の損切りを行う際、以下の2点に注意が必要だ。

  • ルールは絶対に守る
  • 利益確定ルールも同時に設ける

せっかく損切りルールを決めていても、いざ損切りラインに達したときに「今回はなんとなく株価が回復しそう」「損切りラインの設定が厳し過ぎたからもう少し待とう」など、ルールを変更してしまっては意味がない。

事前に決めたルールは絶対に守るという意思を持って損切りを行うことが大切だ。

一度例外を作ってしまうと、その後も損切りを決断できない状況が続いてしまう。先ほど解説した逆指値注文を出しておき、自動で決済されるようにしておくことが大切だ。

また、損切りルールと同時に、利益確定ルールを設定することも重要である。

「もっと利益が出るかもしれない」などと考えている間に株価が下落してしまい、結果的に損失を抱えるというケースも考えられるためだ。

デイトレードやスイングトレードなど、比較的短期間で売買を行う投資スタイルにおいてはルールに基づいて売買を行い、利益を積み上げていくことが重要だ。

損切りと利益確定のルールを事前に設定し、決めたルールを遵守しながら利益を増やしていこう。

株式投資で損切りに迷ったら誰に相談するべき?

ここまで株式投資の損切りについて解説してきたが、適切なルール設定や損切りタイミングの見極めは容易ではない。

投資助言を行う専門家に相談し、アドバイスをもらうことが大切だ。なかでもIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)への相談をおすすめする。

ここでは、株式投資における専門家相談の重要性や相談先としてIFAがおすすめな理由、IFA検索サービス「わたしのIFA」について解説していく。

株式投資における専門家相談の重要性

株式投資において専門家に相談すべき理由として「最適化された投資戦略の助言を得られる」という点が挙げられる。

あなたの資産状況や運用目的、年齢などを考慮し、最適な銘柄の選定や投資戦略の構築をサポートしてもらえるため、専門家への相談が重要となるのだ。

本記事でも解説してきた通り、株式で損切りルールを設定する際には銘柄の特徴や投資スタイルを踏まえておく必要がある。

しかし、自分に合った投資スタイルを定めた上で、適切な銘柄を選んだり、損切りルールを設定したりすることは容易ではない。

投資助言を行う専門家への相談により、あなたの資産状況や運用目的、年齢などを踏まえてベストな投資戦略を策定してもらえる。

銘柄選定のサポートはもちろん、損切り・利益確定のルールを助言してもらえたり、株式以外の投資先を提案してもらえたりとメリットが多い。

「株式投資で悩んでいる」「資産運用の相談をしたい」という方は、投資助言を行う専門家への相談を検討してみよう。

株式投資の相談にIFAがおすすめな理由

投資助言を行う専門家のなかでも「IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)」がもっともおすすめだ。

IFAとは、銀行や証券会社などの金融機関から独立した立場で顧客の投資戦略を策定したり、商品を提案・仲介したりする専門家である。

株式投資の相談先にIFAがおすすめな理由として以下の2点が挙げられる。

株式投資の相談にIFAがおすすめな理由
  • 中立かつ客観的な投資助言を得られる
  • 長期にわたるサポートを受けられる

IFAは特定の金融機関には所属せず、外部の立場からおすすめの商品を提案・仲介するアドバイザーだ。

特定の商品を推奨するような販売方針や営業ノルマが設けられておらず、本当に顧客にとって最適な商品を中立な目線から提案できる。

中立かつ客観的な立場から投資助言を提供してくれるため、安心して相談できるだろう。

また、IFAは転勤などがなく、担当者が長期にわたってサポートを提供してくれる。

ライフステージが変化したり、相場が急変したりしたときもすぐに相談でき、長期的な信頼関係を築けることが魅力の相談先だ。

ぜひこの機会にIFAに相談し、中立な立場から長期にわたる投資助言を提供してもらおう。

IFA検索サービス「わたしのIFA」

相談先のIFAをお探しの方は、IFA検索サービス「わたしのIFA」を利用しよう。

「わたしのIFA」とは、たった60秒あなたの希望条件を入力するだけで条件にぴったりのIFAとマッチングできるオンラインプラットフォームのことだ。

フォームには、希望する面談方法やお住まいの都道府県、職業や資産状況、連絡先などを入力するだけで良い。

あとはあなたの希望条件に合ったIFAを全国のデータベースから抽出し、紹介を行うという流れになっている。

紹介されたIFAのなかに気になるアドバイザーがいた場合、そのまま面談の申し込みを行うことも可能だ。

IFAのプロフィールが公開されているため、事前に経歴や得意分野などをチェックした上で申し込むことができる。

IFAの紹介料や相談料は原則無料となっているため、気軽にIFAと相談できる点が魅力だ。

希望の面談方法もWEB・対面を選択でき、好きな場所でリラックスして相談を行える。

「株式投資を成功させたい」「IFAへの相談に興味がある」という方は、ぜひこの機会に「わたしのIFA」を利用して自分にぴったりのパートナーを探してみよう。

損切りを上手く利用して株式投資を成功させよう

株式投資における損切りとは、保有銘柄が含み損を抱えているときに売却して損失を確定させる行為のことだ。

損切りをしないと含み損が拡大してしまったり、資金効率が低下してしまったりするというデメリットがあるため、事前にルールを決めて効果的に損切りを行うことが大切だ。

損切りを効果的に行うポイントとして、自身のリスク許容度の理解や銘柄の特徴・投資スタイルに合わせた損切りルールの設定などが重要である。

自分でルールを決めることが難しい場合は、投資助言を行う専門家に相談して効果的な投資戦略を提案してもらうと良いだろう。

特に、IFAは中立な立場から長期にわたって投資助言を提供してくれるため、安心して相談できる専門家だ。

IFA検索サービス「わたしのIFA」を活用し、信頼できる相談先を探してみてはいかがだろうか。

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株の損切りに関するQ&A

損切りは何パーセントが目安ですか?

銘柄の特徴や投資スタイルによって異なるが、およそ1〜5%を損切りラインとして設定するケースが多い。

「比較的値動きが大きい銘柄に投資している」「数日から数週間の期間で投資する」という場合は5%前後の損切りラインが目安となる。

一方で「値動きが小さい銘柄に投資している」「1日の間で取引を完結させる」という場合は1%前後を損切りラインとして設定すると良いだろう。

株で損切りしたら税金はかかりますか?

株式投資の税金は利益に対して発生するため、損切りをしたときには税金はかからない。

むしろ損失を確定させることでほかの利益と相殺する「損益通算」を行える。

利益に対してかかる税金の負担を圧縮できるため、効果的に損切りを行って税負担を軽減させる取り組みも重要だ。

株が下落したら必ず損切りしたほうがいいですか?

株価は日々変動するため、下落のたびに損切りをしていては利益を得られない。

下落したら損切りを行うのではなく、事前に「購入時の価格から〇%下落」「〇〇円の損失が発生」といったタイミングで損切りを行うというルールを設けると良いだろう。

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