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IFAとFPの違いは何?業務範囲と保有資格、費用体系を比較解説!

この記事で解決できるお悩み
  • IFAとFPの違いを理解したい
  • 自分はどちらに相談するべきかわからない
  • 資産管理におけるそれぞれの役割が知りたい

「IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)」と「FP(ファイナンシャル・プランナー)」は、どちらも資産形成やライフプランについてアドバイスが得られる相談先だ。

しかし、中には「どのような違いがあるのだろう?」「どちらに相談したらいいか分からない」と感じている人も多いかもしれない。

本記事では、IFAとFPの違いや、それぞれがおすすめな人の特徴、相談先を選ぶときのポイントについて解説していく。

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目次

IFAとFPの違い

IFAとFPはどちらも資産管理や運用、ライフプラン二ングの形成について相談が行える先であるが、主に次のような点に違いがある。

  • 業務範囲
  • 保有資格
  • 費用体系

それぞれくわしく解説していこう。

違い①業務範囲

IFAFP
個別の金融商品を提案できる具体的な金融商品は紹介できない

IFAとFPの大きく異なる点は、「金融商品の販売を仲介できるかどうか」という点である。

IFAは「金融商品仲介業者」としての登録を受けているため、証券会社と提携して株式や債券、投資信託などの個別銘柄を提案・販売することができる。

一方、FPは一般的な相談業務を担う立場であるため、個別商品については紹介することができない。

違い②保有資格

IFAFP
証券外務員
生命保険募集人資格
ファイナンシャル・ プランニング技能士
AFP・CFP®

IFAは金融商品仲介業としての登録を受けるにあたり、「証券外務員」の資格を保有している必要がある。

証券外務員には一種と二種の2種類があるが、一種保有者は信用取引やデリバティブ取引まで取り扱えることが特徴だ。

また、IFAによっては保険商品の取り扱いを行っており、その場合は「生命保険募集人資格」を保有している。

一方、FPは「ファイナンシャル・プランニング技能士」や「AFP・CFP®」などを保有していることが一般的だ。

また、必須資格ではないものの、IFAとFPのいずれも下記のような資格を保有している場合もある。

  • 証券アナリスト
  • 相続診断士
  • DCプランナー
  • プライベートバンカー資格
  • 住宅ローン診断士

違い③費用体系

IFAFP
コミッション型
フィー型
定額制
顧問制

IFAとFPでは費用体系も大きく異なる。

IFAでは、主に「コミッション型」と「フィー型」の2つの手数料体系がある。

コミッション型とは、顧客が証券会社に支払った手数料の一部がIFAへバックされる仕組みだ。

顧客は別途手数料を支払わなくていいメリットがあるが、利益相反につながる可能性がある点に注意が必要だ。

そのデメリットを埋めるのが「フィー型」の手数料体系である。

フィー型では「月額〇〇円」、「1時間〇〇円」などの定額制が用いられており、顧客の取引とIFAの収入が切り離された仕組みとなっている。

一方、金融商品を販売しないFPでは、定額制や顧問制の費用体系が取り入れられている。

具体的な費用は各FP事務所によって違いがあるものの、FP協会の調査によると「1時間につき5,000〜1万円未満」で設定しているFPが多いようだ。

IFAとFPはどっちが良いの?

IFAとFPのどちらを頼るべきかは、相談したい内容によって異なる。IFAとFPでは、得意とする分野が異なるためだ。

ここからは、それぞれがおすすめの人の特徴について解説していこう。

FPへの相談が合っている人の特徴

FPへの相談が向いている人の特徴として、下記のような点が挙げられる。

FPへの相談が合っている人
  • 家計の見直しを行いたい人
  • 一般的な税制や金融関連制度について知りたい人
  • 個別の金融商品は自分で選べる人

FPは相談者の年齢や家族構成、今後のライフイベントなどに基づいて、長期のライフプラン二ング形成のサポートをしてくれる。

家計を見直すきっかけにもなるので、「収支を正しく把握したい」という人には便利な相談先だ。

また、一般的な税制やNISA、iDeCoなどの一般的な金融知識を説明してもらえるメリットもある。

「聞いたことはあるけど、具体的にどういうものなのか分からない」「自分に向いている制度がどれか教えてほしい」という人は、金融リテラシーを向上させるきっかけにもなるだろう。

ただし、前述の通りFPは具体的な個別銘柄を提案することはできない。そのため、実際に投資する金融商品は自分で調べる必要がある。

もし、個別の銘柄についてくわしい話を聞きたい場合は、証券会社や銀行、IFAなど他の相談先に並行して相談する必要があることを理解しておこう。

IFAへの相談が向いている人の特徴

一方、IFAへの相談が向いている人は次のような特徴がある人だ。

IFAへの相談が向いている人
  • 金融のプロから資産形成のアドバイスを受けたい人
  • 具体的な個別銘柄を比較・提案してほしい人
  • 資産形成に関する相談をワンストップで完結させたい人

IFAは、相談者の投資意向や投資経験、今後のライフイベントなどをしっかりとヒアリングしたうえで、それに見合ったライフプランニングを形成してくれる。

具体的な金融商品についてもいくつかピックアップして紹介してくれるので、全く運用経験のない人も安心して相談できる。

「どのような投資先が合っているのか分からない」「プロの意見を取り入れながら投資に取り組みたい」という人は、IFAへの相談がおすすめだ。

また、IFAは家計の見直しや資産形成、相続対策など幅広い内容を相談できるので、お金に関する相談をワンストップで完結できるのも大きな魅力である。

「なるべく手軽に相談したい」「何でもたずねられるような先がほしい」という人は、IFAへの相談が向いているといえる。

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運用相談ならFPよりIFA!IFAの比較ポイント

より具体的な資産運用のアドバイスがほしい人には、IFAへの相談がおすすめだ。

しかし、IFAにも多くの特徴・得意分野があり、「どこに相談すればいいか分からない」「どのような違いがあるのだろう?」と感じている人もいるかもしれない。

IFAの利用先を選ぶときは、次のようなポイントを比較することがおすすめだ。

  • 専門性と相談内容がマッチしているか
  • 取扱商品が幅広いか
  • 相談しやすい雰囲気化か

それぞれくわしく解説していこう。

専門性と相談内容がマッチしているか

ひとくちにIFAといっても、その専門性は多種多様だ。相続対策に強いIFAもいれば、金融市場の動向に精通しているIFAもいるなどさまざまである。

たとえば、「まとまった金額の資産形成を検討している」という人は、富裕層をメイン顧客としているIFA法人を利用することで有益で実用的なアドバイスが得られやすい。

より自分の疑問点や不安な点を解消するためには、相談したい内容とマッチしているIFAを選ぶことが重要である。

IFAの専門性は、所属しているIFA法人の公式サイトなどで確認できる。相談先を探す際は、複数のIFA法人を比較して、自分のニーズに合っているかどうかを比較してみよう。

また、IFAの経歴や保有している資格などで判断することもおすすめだ。面談時に、これまでの実績や提案内容などを提示してもらうのもよいだろう。

取扱商品が幅広いか

IFAは証券会社や保険会社と業務提携することで、相談者に運用商品の販売を仲介している。

そのため、どのような金融機関と契約を結んでいるかによって取り扱っている銘柄・種類などが異なる。

IFAによっては不動産投資や節税対策への相談にも対応しているなど、取扱商品・業務内容に違いがある。

より利便性を高めて選択肢を増やすためには、多くの金融商品を取り扱っているIFAを選ぶことがおすすめだ。

なお、法人が業務提携を結んでいる金融機関は、金融庁が開示している「金融商品仲介業者登録一覧」で確認できる。

法人によっては、複数の金融機関と契約を結んでいるところも少なくない。

IFAが業務提携している金融機関は、相談者が実際に口座開設を行う先となるため、必ず事前に確認しておくようにしよう。

相談しやすい雰囲気か

IFAは、大切な自分の資産の管理方法について相談する先となる。資産形成は人生の豊かさに直結するポイントでもあるため、性格や考え方などの相性も重視するようにしたい。

たとえば、「営業ノルマ優先で商品を紹介されているのでは?」と疑ってしまうような関係性では、有益かつ実用的な資産形成の相談ができるとは言い難いだろう。

反対に、「この人には何でも打ち明けられるほど信頼している」という先が見つけられれば、安心して資産形成に取り組むことができる。

もちろん、信頼関係は時間をかけて構築していくものではあるものの、面談したときの雰囲気や資産運用に対する考え方など自分と合うかはしっかりと判断するようにしたい。

IFAを見つけるなら「わたしのIFA」を活用しよう

IFAのニーズに合ったIFAを探すには、IFA検索サービスを活用することがおすすめだ。

ここからは、自分に合った相談先を探す重要性や、おすすめの検索サービスを紹介していこう。

自分に合った相談先を探す重要性

近年、資産運用への意識の高まりを受けて、IFA法人やIFAの数が増加している。

しかし、IFAにはそれぞれ専門性があるため、その中から自分に合った相談先を探す必要がある。

せっかくIFAへ相談しても、自分のニーズと合致していなければ有益な情報・アドバイスが得られないためだ。

自分の疑問点や不安を解消しながら資産形成に取り組むためには、自分の相談したい内容に専門性を持っている金融アドバイザーを見つける必要がある。

「わたしのIFA」で自分に合った相談先を見つけよう

IFAの利用先は自分でIFA法人を調べながら探すこともできるが、効率的に探すためには検索サービスを活用することがおすすめだ。

IFA検索サービス「わたしのIFA」では、投資経験や資産の状況、投資意向など簡単な質問に答えるだけで、ニーズが合致するIFAを自動でピックアップしてくれる。

自分で相談先を探す手間がかからないので、忙しい人にも嬉しいサービスだ。

検索サービスは何度でも無料で利用できるので、「どんな相談先があるか知りたい」「ニーズにマッチするIFAを効率的に見つけたい」という人は、ぜひ気軽に活用してみよう。

IFAとFPの違いを押さえて自分に合った相談先を見つけよう

IFAとFPの大きな違いは、「金融商品の提案・販売を取り扱っているかどうか」だ。

FPはお金に関する相談業務をメインに担っており、個別の株式や債券、投資信託などを紹介することはできない。

一方、IFAは「金融商品仲介業」としての登録を受けており、個別銘柄などの紹介・売買まで取り扱っている。

より具体的な資産形成についての相談ニーズがある人は、IFAへの相談がおすすめである。

また、自分に合った相談先を見つけたい人は、IFA検索サービス「わたしのIFA」の利用が便利だ。

無料で利用できるので、ぜひ気軽に活用してみよう。

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IFAとFPの違いに関するQ&A

FPよりもIFAを利用することの利点は何ですか?

IFAの大きな魅力は、資産形成に関する相談がワンストップで完結する点だ。FPはあくまで税制に関する概要説明や、ライフプランニング形成のサポートを担っているのに対し、IFAは個別の金融商品の提案・販売まで仲介してもらえる。

一般的な家計の見直し相談から、具体的な資産形成の相談まで幅広く対応しているため、複数の事柄をワンストップで相談できる利便性がある。より具体的なアドバイスを求めている人はIFAへの相談がおすすめだ。

IFAとFPの違いは何ですか?

IFAとFPの大きな違いは、「金融商品の販売を取り扱っているかどうか」という点である。FPは相談業務をメインとしているため、一般的に個別の金融商品の提案・販売を取り扱うことはできない。

一方、IFAは「金融商品仲介業者」として金融庁の登録を受けているため、株式や債券、投資信託などの個別銘柄を提案・販売することができる。

どちらも「資産形成に関するアドバイスが得られる」という点では共通点があるものの、金融商品の取り扱いの有無には大きな違いがあることを理解しておこう。

IFAと証券会社の違いは何ですか?

IFAと証券会社は、いずれも「金融商品の提案・販売」を行っている先であるが、IFAは「金融機関に所属していない」、つまり金融機関の職員ではないことが大きな特徴だ。「金融商品仲介業者」として金融庁の登録を受けて、各証券会社と業務提携している。その証券会社で取り扱う商品を販売するが、職員ではなく独立した立場で活動する金融アドバイザーだ。

そのため、「中立的な立場でアドバイスが聞ける」という大きなメリットがある。

IFAの相談料はいくらですか?

IFAの相談料は、所属法人によって「フィー型」と「コミッション型」の2種類の費用体系がある。「フィー型」はあらかじめ決められた相談手数料を支払うもので、コミッション型は証券会社に支払う取引手数料の一部がIFAへ還元される仕組みだ。

どちらを採用しているかは各法人によって異なるため、事前に必ず費用体系を確認しておくことがおすすめである。

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