- 三菱UFJモルガン・スタンレー証券の人気商品が知りたい
- 三菱UFJモルガン・スタンレー証券でどの投資信託を購入するべきか迷っている
- 投資先を選ぶポイントが知りたい
資産運用において、金融機関選びは重要なステップだ。しかし、どの会社にも良い点と悪い点があるため、単純な比較をしても納得できる判断に到達するのは難しい。
そこでここでは、一つの証券会社を取り上げ、取り扱い商品やサービスから特徴の分析を試みる。
本記事では、三菱UFJモルガン・スタンレー証券に焦点を当て、取り扱い投資信託等を詳しく分析し、どのような価値を投資家に提供しようとしているかを探っていく。
人気を集めた投資信託については、その商品性も詳しく解説した。
証券会社選びや投資対象の選定、さらには効果的な資産運用の方法を探る一助としていただければ幸いである。
また、おすすめの証券会社についてまとめた記事も参考にしてほしい。
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三菱UFJモルガン・スタンレー証券で人気の投資信託
さっそく、三菱UFJモルガン・スタンレー証券(MUMSS)で人気の投資信託をみていこう。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の「売れ筋」
以下は、2024年7月を調査期間とした、オンライントレードで購入された国内投資信託の買付金額上位5位を整理したものだ。
順位 | ファンド名 | 実質信託報酬 | シャープレシオ(3年) |
---|---|---|---|
1 | フィデリティ・グロース・オポチュニティ・ファンドD | 1.6445 % | – |
2 | イーストスプリング・インド消費関連ファンド | 1.9497 % | 1.75 |
3 | アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信D | 1.727 % | 1.2 |
4 | eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 0.09372 % | 1.46 |
5 | eMAXIS 日経225インデックス | 0.44 % | 0.85 |
1. フィデリティ・グロース・オポチュニティ・ファンド Dコース(毎月決算・予想分配金提示型・為替ヘッジなし)
このファンドは、主に世界(除く日本)の企業の株式に投資し、成長性や業績に対する株価の割安度に着目して運用成果の向上を目指すものだ。
為替ヘッジの有無と決算方針(年1回か12回か)により4つのコースに分かれている。
ファンドマネージャーが市場平均を上回るリターンを目指す「アクティブ型」のファンドである。
個別銘柄の選択は、徹底的な企業分析や直接面談による調査を行う「ボトム・アップ・アプローチ」を採用している。
グロース(成長)重視で、組入銘柄の39.3%を情報技術が占めている(2024年6月28日現在)。
設定は2023年3月と若いファンドであり、今後どのように成長するかは未知数である。
2. イーストスプリング・インド消費関連ファンド
インドの消費関連企業の株式に投資する、追加型投資信託である。
運用は「ファンド・オブ・ファンズ形式(現地のファンドを通じて運用する方式)」で行われる。
ほかのインド株式ファンドと異なり、消費関連セクターに特化している点に特徴がある。
消費関連セクターは比較的安定的な傾向があり、景気変動の影響を受けにくい。
これでカントリーリスクが緩和できる一方、消費財セクターは中間層の拡大による成長性が期待できる面もある。
純資産総額が約2,989億円と、インド関連ファンドの中では上位に位置していることや、10年以上の運用実績がある点は安心材料だろう。
総じて、リスクを抑えつつ成長性を追求するバランスの取れたアプローチを取っていると言えるファンドだ。
リスク許容度が中程度の投資家や、過度なボラティリティは避けたい投資家にとって、魅力的な選択肢となり得る。
3. アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信 Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型
企業のファンダメンタルズ分析と、株価バリュエーションに基づくアクティブ運用を行うファンドだ。毎月の収益分配がある。
「為替ヘッジなし、収益分配は毎月、予想分配金提示型」という仕組みは、1位のフィデリティのグロオポDと似ている。しかし、以下の点で大きく異なる。
- AバーンスタインD
- 米国の大型成長株が対象、S&P500株価指数(配当金込み、円ベース)がベンチマーク
- FグロオポD
- 世界の成長株、MSCI オールカントリー・ワールド・インデックス
いずれのファンドも米国の技術系企業への投資比率が高く、高い成長の恩恵を受けられる可能性がある。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の投資信託をおすすめする理由
ここでは、三菱UFJモルガン・スタンレー証券で購入できる投資信託について、もう少し詳しくみていこう。
多様な商品ラインナップ
同社は、投資信託の取り扱い数において突出しているわけではない。
しかし、さまざまな資産クラスやセクターをカバーしており、投資家のニーズを満たすという意味では十分な取り揃えがある。
資金流入ランキングでは常に上位に位置するeMAXISシリーズは、同社のグループ企業である三菱UFJアセットマネジメントが運用している。
このシリーズは他の証券会社でも購入可能だが、三菱UFJモルガン・スタンレー証券ならグループ会社の立場を活かし、より良い顧客サポートを提供できる可能性がある。
また、国際的に著名な運用会社のファンドも多数取り扱っている。
債券運用で高い評価を受けるPIMCOや、グローバルな株式運用で定評のあるフィデリティなどのファンドの提供がある。
たとえば、「売れ筋」で1位となったフィデリティのグロース・オポチュニティ・ファンドが購入できる証券会社は、現在のところ同社含む4社のみである。
この点は、弊社が実施した三菱UFJモルガン・スタンレー証券のユーザーを対象にしたアンケートでも多くの投資家から評価されていた。また、こちらのアンケートではその他にも同証券について様々なメリットが確認できたので、口座を開設するかで悩んでいる人は、参考にしてみると良いだろう。
ユニークな投資信託のセレクション
同社のセレクションの特徴は、ユニークな投資戦略を採用するファンドも多数取り揃えている点にある。
以下の2つのファンドを例として挙げておこう。
マン・AHL・マイルストーン
コンピューター主導の定量的手法を用いて、さまざまな市場のトレンドを捕捉し、リスク分散を図りながら中期的な成長を目指すヘッジファンド型の商品。
セクターおよび市場の分散を重視するとともに、多様なシステムを組み合わせることで分散投資を達成するように設計されている。
東京海上・CATボンドファンド
自然災害リスクを証券化したCATボンド(キャタストロフィー・ボンド)に投資するファンド。
投資家は通常より高い利回りを得られる一方で、指定された自然災害が発生した場合には元本の一部または全部が毀損するリスクを負う。
伝統的な金融市場との相関が低く、ポートフォリオ分散効果を期待できる特徴的な商品である。
インカム重視の投資家向けには、「インカム」や「ハイイールド」を冠した商品群が充実している。
これらのファンドは、低金利環境下においても魅力的な利回りの獲得を目指しており、安定的な収益を求める投資家のニーズに応えている。
たとえば、グローバルな債券市場に投資するPIMCOのインカム・ファンドや、新興国の高利回り債券に投資するファンドなどが含まれる。
こうした選択肢が提供されている点は、同社を利用する一つの理由となろう。
とはいえ、このようなユニークな投資信託のセレクションは、リスクが高いことも多いため、すべての投資家に推奨できるわけではない。
同社のコンサルティングや、IFAなどの資産運用の専門家を活用して、理解し納得したうえで購入すべきである。
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三菱UFJモルガン・スタンレー証券で人気の株式銘柄
同社は個別株式についてのランキング等を公開していない。そこで、これに代えて株式に関連する商品を紹介しよう。
株式累積投資「株式るいとう」
三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、積立型の株式投資サービス「株式るいとう」を提供している。
「株式るいとう」は、月々1万円という少額から株式投資を始められるサービスだ。
毎月一定の金額で株式を購入するため、ドルコスト平均法の利点を享受できる。
また、取り扱い銘柄の中から、1口座につき最大10銘柄まで自由に選択できるため、投資家は自身の好みや投資戦略に応じた多様なポートフォリオを構築できる。
ETN(上場投資証券)
三菱UFJモルガン・スタンレー証券なら、親会社である三菱UFJ証券ホールディングスが発行するETN(上場投資証券)に関する詳しい情報が得られる。
ETNとは金融機関が発行する債券の一種であり、裏付け資産を持たず、発行体の信用力に基づいて価値が保証される金融商品である。
株式同様に取引所で売買されるため、債券でありながら「有価証券」として分類され、扱いは株式に準ずる。
ETNは、特定の指標(株価指数や商品価格)への連動を目指す点でETF(上場投資信託)と似ているが、ETFとは異なり裏付け資産を保有しない。
すなわち、発行会社が「指標に連動する」ことを保障するのみなので、トラッキングエラーは発生しない。
上場しているため、他の証券会社を介しても取引は可能であるが、自社グループが発行会社であるという優位性を活かして、より詳細で正確な情報提供が期待できる。
なお、2024年8月現在、上場ETNは17銘柄あり、うち6銘柄が三菱UFJホールディングス、残りはノムラ・ヨーロッパ・ファイナンス・エヌ・ブイの発行である。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券での株式投資がおすすめな理由
単に株式個別銘柄を取引したいなら、三菱UFJモルガン・スタンレーはベストな選択ではないかもしれない。
しかし、以下のような強みを活用できれば、手数料を上回る収益獲得も視野に入ってくる可能性がある。
1. 高度な専門性と豊富な情報を活用する
三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、国内外の株式市場に関する深い知見と分析力を有している。
卓越したリサーチ部門を持ち、経済誌ランキングで上位を獲得したアナリストのレポートの提供がある。
プロによる最新の情報を得られることは、投資家にとって非常に大きなメリットとなろう。
2. グローバルなネットワークを活かす
モルガン・スタンレーとの緊密な関係を持っており、世界規模のネットワークを有している。
これにより、国内株式だけでなく、海外株式への投資機会も豊富に提供できる。グローバルな視点からの投資戦略立案が可能である。
3. 債券を組み入れて投資戦略を洗練させる
三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、債券投資に強みを持つ会社である。
この知見を活かして、ポートフォリオの債券投資戦略をより洗練させ、安定と成長を同時に狙える可能性がある。
コンサルタントとともに、戦略的な資産運用を実現できるおもしろさがある。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の人気銘柄からあなたにおすすめの商品を見つけるには
ここまで、三菱UFJモルガン・スタンレー証券で取り扱いのある人気商品を確認してきた。
次に考えるべきは、投資家は「ランキング」などの情報をどのように活用すれば良いのか、という点だ。
ここでは、人気ランキングを参考に投資するステップを確認し、より自分に合った商品を見つける方法について解説する。
自分に合った投資先を選ぶ
まずは、ランキング情報を起点に、自分で投資商品を選んでみよう。
以下のようなステップで行うと良い。
まず、そのランキングがどのような基準で作成されているかを把握しよう。
売上高、株価上昇率、配当利回りなど、順位づけの基準はさまざまだからだ。
次に、ランキング上位の銘柄や商品が、自身の投資目的に合致しているかを確認して欲しい。
長期保有を目指すのか、短期的な値上がり益を狙うのかをはっきりさせ、目的に合致しない商品は除外していこう。
絞り込みを行ったあとは、個別銘柄や商品の調査と分析を行うステップに進もう。
過去の推移、運用実績のほか、株式であれば事業内容、財務状況、将来性など、投資信託であれば運用方針、手数料、パフォーマンスを確認する。
また、投資することでどのようなリスクに直面するかを評価し、自身のリスク許容度と照らし合わせる作業も行う。
あらたに投資商品を購入する際は、自分の既存のポートフォリオとのバランスも考慮する必要がある。
リスクを取りすぎていないかを確認するとともに、投資目標の達成に寄与するかどうかを見極めることが重要だ。
投資タイミングや、投資方法(一括投資か、分散投資か)を選ぶことも大切だ。
市場の状況や自身の資金計画に合わせて、最適なタイミングと方法を見極めることが求められる。
これらのステップは、すべて一人で行うのも可能だが、できれば専門家にアドバイスを求めることが望ましい。
専門家と投資先を選ぶメリット
投資判断にはバイアスが入り込みやすい。これは初心者投資家に限らず、熟達した投資家でも同様だ。
だから、投資家自身の考えを専門家にぶつけることには、大きなメリットがある。
専門家の視点からのフィードバックにより、より客観的かつ総合的な判断が可能になるからだ。
このとき、真っ先に検討していただきたいのが、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)という存在である。
IFAは、特定の金融機関に属さないため、証券会社の枠外にも目を向けて、最適な商品選定のアドバイスができる。
たとえば、受けられるアドバイスには、以下のようなものがある。
- 自身の投資目的やリスク許容度に応じた、最適なポートフォリオの構築
- 幅広い金融商品の選択肢から、個人に最適化した商品の提案
- 市場動向に基づいたタイムリーな投資戦略の提案
- 長期的な視点での資産形成プランの提案
頼れるIFAを探すなら「わたしのIFA」がおすすめ
IFAとの資産運用に興味を持っていただけたなら、ぜひ、便利な検索サービス「わたしのIFA」にアクセスして欲しい。
「わたしのIFA」は、投資家と優良IFAとをつなぐ、マッチングプラットフォームである。
厳選されたIFAから、利用者の希望に合う専門家を自動で選び、ランキング形式で推薦してくれる。
簡単で安全、というメリットのほかに、「どんなIFAを推薦してもらえるのか」と試してみる楽しさもある。
各IFAの経歴、専門分野、資格などを確認し、気になる候補者には実際に話てみることも可能だ。
この相談はなんと無料。「まずは話をして、じっくり考えよう」が可能なサービスなのである。
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三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、グローバルネットワークに専門性のあるレポート提供に強みがある証券会社だ。
人気ある投資商品については、一般のランキングに比べると少々マニアックになる傾向が見える。
ユニークな投資機会が提供されているのが、同社を活用する大きなメリットだろう。
これを最大限に活かすためには、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)などの専門家との協働が不可欠である。
「わたしのIFA」なら、特定の投資領域に詳しいIFAでも簡単に見つけられる。
商品の選定や投資戦略の立案、意思決定プロセスの見直しなども任せられる。
IFAの知識と経験を活用して、投資機会を広げることにつなげてはいかがだろうか。
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三菱UFJモルガン・スタンレー証券のランキングに関するQ&A
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