アドバイザーナビ株式会社(本社:東京都中央区日本橋兜町8-1、代表取締役社長:平行秀)は、ユーザーの実体験を元にした資産運用や保険など、金融の様々なカテゴリーにおける情報を発信するサイトを運営しています。本記事では、2024年6月に行った三菱UFJモルガン・スタンレー証券に関する調査結果をご紹介いたします。
調査会社:アドバイザーナビ株式会社
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査期間:2024年6月24日 〜 2024年7月8日
調査母集団:35人
アンケート回答者の詳細データ:末尾に記載
アンケートサマリー
- 三菱UFJモルガン・スタンレー証券で取引を継続しているのは回答者の82.9%で、そのうちメイン口座として利用しているのは20.7%に留まった。これは、同証券が投資家のニーズを満たしきれていない可能性を示唆している。
- 三菱UFJモルガン・スタンレー証券で取引をやめた理由としては、「手数料が高い」「取引ツールが使いにくい「近くに店舗がなくてサポートが受けられない」がそれぞれ33.3%で並んだ。これらの点から、「手数料体系の見直し」や「オンラインサポートを受けられる体制の整備」への対応が必要になると考えられる。
- 三菱UFJモルガン・スタンレー証券を5段階評価した際、4点と5点の高い評価を付けたユーザー割合が51.4%と過半数を超える結果となった。ただ、1点と2点を付けた回答者も合計で22.8%おり、サービスについては改善の余地が残されていることが伺える。
- 三菱UFJモルガン・スタンレー証券の良い点としては、「担当者のサービス品質が高い(68.6%)」点を挙げた回答者が圧倒的に多かった。また、「取扱商品の豊富さ(25.7%)」や「アナリストによる分析レポートの質の高さ(17.1%)」も高い評価を得ており、顧客目線で丁寧なサービスが提供されていることが読み取れる。
- 三菱UFJモルガン・スタンレー証券の改善点としては、「手数料の高さ・手数料体系のわかりにくさ(40.0%)」が最も多くのユーザーから寄せられた。さらに、「担当者ごとのサポート品質の差(14.3%)」や「店舗数の少なさ(11.4%)」など、対面証券としてのサービス品質向上を訴える声も多く届いており、これらの不満解消が喫緊の課題といえるだろう。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の利用歴に関するアンケート
まずは、現時点で三菱UFJモルガン・スタンレー証券を利用しているか、メイン口座にしているか、および現在口座を使っていない理由に関するアンケート結果から取り上げる。
現在三菱UFJモルガン・スタンレー証券の口座で取引をしていますか?
アンケートによれば、三菱UFJモルガン・スタンレー証券で取引を行っているのは回答者の82.9%であった。
このデータは、同証券が一定の顧客基盤を持っていることを反映しており、証券業界において地位が安定していることを示唆している。しかし、残りの17.1%は取引を行っていないと回答しており、全体の顧客獲得率をさらに向上させる余地があることも伺える。
この情報を基にすれば、三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、顧客のニーズに応えられるようにさらなるサービス改善が求められている状況にあるといえるだろう。
現在三菱UFJモルガン・スタンレー証券をメインの投資口座として利用していますか?
アンケートによれば、三菱UFJモルガン・スタンレー証券で取引している回答者のうち、メイン口座として利用している割合は20.7%に留まった。
残りの79.3%は他社をメインの投資口座としていることから、同証券は投資家のニーズを満たしきれていないといえる。
アンケート結果から、三菱UFJモルガン・スタンレー証券がメイン口座としての地位を確立するには、プラットフォームの改良等自社サービスの向上が欠かせないことが読み取れる。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券で取引しなくなった理由は何ですか?
アンケートによれば、取引をやめた理由としては「手数料が高い」「取引ツールの使い勝手が悪い」「近くに店舗が無い」がそれぞれ33.3%で並ぶ形となった。特に、「近くに店舗が無くてサポートが受けられず、手数料も高いので取引するメリットがなくなった」という具体的な不満が寄せられており、これらは解消すべき喫緊の課題だろう。
また、「顧客サポートの対応の悪さ(16.7%)」や「少額投資のしにくさ(16.7%)」も、取引を終了した理由として挙げられた。
これらの回答から、三菱UFJモルガン・スタンレー証券には「オンラインサポートの充実」や「手数料体系の見直し」といった施策が求められているといえる。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の評価に関するアンケート
続いて、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の5段階評価、良い点や改善してほしい点に関するアンケート結果について取り上げる。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券を5段階で評価してください。
アンケートによれば、三菱UFJモルガン・スタンレー証券は基本的に投資家から高い評価を受けているが、一部のユーザーが改善を求めている現状が見えてきた。
最高評価の5点を付けたのが14.3%、続く4点を付けたのが37.1%となっており、回答者の半数以上が同証券のサービスを高く評価していることが読み取れる。
ただ、2点を付けたのが17.1%、最低評価の1点を付けた回答者が5.7%いることから、不満を抱える投資家も一定数いることがわかった。
これらのデータから、三菱UFJモルガン・スタンレー証券のサービスにはさらなる改善の余地が残されていることが伺える。特に手数料の高さやサービスの質に関する不満を解消できれば、会社の評判はより高まるだろう。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の良いところを教えてください。
アンケートによれば、「担当者のサービス品質の高さ(68.6%)」を挙げた回答者が圧倒的に多かった。具体的には、「営業の人から毎月連絡がもらえるので、不明点や悩みを相談しやすい」「自分の状況に合った商品を紹介してもらえるので信頼がおける」といった様々な意見が寄せられており、対面証券ならではのサポートの手厚さが伺える。
また、「取扱商品の豊富さ(25.7%)」「アナリストによる分析レポートの質の高さ(17.1%)」「取引システムの安定性(17.1%)」を評価する声も多く寄せられた。特に、ネット証券にはない高利回り債券やデリバリティブを取り扱っていることを高く評価する回答者が多かった。
これらの結果から、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が顧客に寄り添った丁寧なサービスを提供していることが読み取れる。
なお、三菱UFJモルガン・スタンレー証券で販売されている商品のラインナップや人気商品についての詳細は以下のコラムでチェックしておこう。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の改善してほしいところを教えてください。
アンケートによれば、「手数料が高い・ルールが分かりにくい(40.0%)」を不満に挙げた回答者が最も多かった。特に、「株式や債券、その他の資産クラスを取引する時にそれぞれ手数料が変わる点が分かりづらいので改善してほしい」「オンラインで取引する際の手数料が他社より高いので引き下げてほしい」といった要望が多く寄せられている。
また、「取引ツールの使い勝手を向上させてほしい(20.0%)」も回答者の多くが取り上げており、特にアプリの使いやすさを改善してほしいという意見が挙げられた。
さらに、「担当者によってサポート品質にムラがあるのを改善してほしい(14.3%)」「営業の電話がしつこいのでやめてほしい(11.4%)」「店舗数を増やしてほしい(11.4%)」といった対面証券としてのサービス品質向上を希望する投資家も一定数存在した。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、これらのフィードバックを基にユーザー満足度を高めていく必要がある。具体的には、「取引時の手数料削減やルールの統一」「アプリの操作性向上」「利用者の状況に合わせたコミュニケーションの実践」といった対応が求められるだろう。
今回のアンケートを通じて
今回のアンケートを通じて、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の現状や改善点が明らかになった。
対面証券ならではの丁寧なサポート体制を高く評価する声が寄せられている一方で、メイン口座としての利用率は低く、顧客のニーズを完全に満たしていないことも示された。
特に手数料の高さや手数料体系の分かりにくさ、アプリの使い勝手の悪さを指摘する声が多く、これらの課題解消が喫緊の課題となっている。
これらの施策が導入されれば、顧客満足度は向上し、会社の信頼性も高められるはずである。