- 野村證券がどのような評価を受けているのか知りたい
- 野村證券の特徴が知りたい
- 野村證券で運用をするべきか迷っている
老舗大手証券のひとつである「野村證券」。大手ならではの安心感があることや、営業担当者から細やかなフォローがもらえることが魅力だが、利用にあたって「評判が気になる」という人も多いだろう。
そこで本記事は、アドバイザーナビ株式会社が実施したアンケートをもとに、実際に野村證券を利用している投資家からの評判を紹介していく。
また、野村証券のランキングについての記事も参考になるだろう。
野村證券の特徴についても解説するため、おすすめの証券会社を選ぶ際の参考にしていただきたい。
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野村證券の良い評判
アドバイザーナビ株式会社が実施したアンケートでは、野村證券について下記のような良い評判が聞かれた。
- 老舗証券の安心感がある
- IPOの割当が多い
- サポート体制がしっかりとしている
- 情報提供が豊富
それぞれ実際のアンケート結果と共にくわしく紹介していこう。
老舗証券の安心感がある
有名な証券会社なので安心感があります。店舗口座を利用すると、店頭でサポートを受けられるので安心して取引できます。
日本の代表的証券であり、経済の専門の研究者を多数そろえており、その分析力は、かなり信用のあるものと感じている。
証券会社を選ぶときは、その信頼性や健全性が重要なポイントとなる。万が一破綻してしまうと、顧客が預けていた資産にも影響が出る可能性があるためだ。
その点、野村證券は1925年に設立された、100年近い歴史を持つ老舗証券会社である。全国各地に店舗を展開しており、その名前を知らない人は少ないだろう。
安心して利用できる点は投資家にとっても大きなメリットといえる。
IPOの割当が多い
昔からある老舗の大手証券であり、安心感があります。IPOの割り当て経験などもあり、お得意様になると良い点も多いです。
IPO投資には欠かすことができない証券会社です。IPOの数が多いのでそれだけ当選率も高くなるため、野村証券はIPO投資をする上では必要不可欠です。
アンケートでは、IPOの割当への満足度も聞かれた。
野村證券はIPOの主幹事を担うことが多く、2023年には19社のIPOで主幹事を務めている。
これは2023年に行われたIPOの約20%にものぼる数字となっている。
IPOでは主幹事を担う証券会社に多くの株式が割り当てられるため、その分当選確率が上がるメリットがある。
IPO投資を検討している人は、野村證券の利用を検討してみるとよいだろう。
サポート体制がしっかりとしている
国内の証券会社の中でも老舗で安心して取引ができるところや、予約制で対面の相談も可能とサポート対応がしっかりしているところが魅力です。
些細な質問に対しても丁寧な回答をくれるので、常に信頼を寄せた取引が可能であるという安心感をメリットに感じています。
野村證券は、サポート体制がしっかりと整っていることも魅力だ。全国各地に店舗を展開していることから、対面での相談が可能となっている。
ネット証券は手軽にオンライン上で取引できる魅力があるものの、「プロに相談しながら判断したい」という人にはやや不安が感じられるだろう。
その点、野村證券は担当者と相談しながら資産運用に取り組めるため、投資経験が浅い人でも安心だ。
情報提供が豊富
担当者からの連絡が割と頻繁にあり、生活状況や資産状況、運用方針などについて日頃から細かく伝えておくことができるほか、店舗やオンラインでのセミナーが多くて勉強になるし、自分に合った商品を適宜提案してもらうこともできる。
提供情報が豊富。業種ごとに専門のアナリストがいるため情報の質が高い。取扱商品が多い。セミナーを頻繁に行っていることも良いところ。
投資家にとって、情報提供の豊富さも重要なポイントだ。野村證券では担当者から定期的にアフターフォローが行われ、現在の運用状況についてしっかりと説明をしてもらえる。
また、セミナー開催やオンラインでのレポート提供なども行われており、投資家は質の高い情報にアクセスできるメリットがある。
野村證券の悪い評判
一方で、野村證券には次のような評判も聞かれた。
- 手数料が高め
- 営業や勧誘が多い
- IPOの割当が平等でない
- NISA対象の投資信託が少ない
それぞれアンケート結果と共にくわしく紹介していこう。
手数料が高め
手数料がネット系の証券会社に比べて少し高い気がします。もう少し手数料が安いと手軽に売買しやすいのになと思います。
少額の取引であれば、手数料を無料かもっと安くしてほしい。
野村證券は対面での取引が主となる分、ネット証券と比較すると手数料がやや割高といえる。
ネット証券では株式や投資信託の手数料を無料化しているところも多いため、コストの安さを追求する人にとっては、やや不満を感じる点かもしれない。
営業や勧誘が多い
新商品の提案などが頻繁にあり、すこし煩わしさを感じる。
担当者によると思いますが、営業が少しだけしつこく感じるところ。断っても何度も何度も宣伝してくるところ。
担当者がつく野村證券では、新商品などの紹介を受ける機会も多い。投資の幅が広がるきっかけにもなるが、中には「煩わしい」と感じる人もいるだろう。
ただし、「自分で投資先を決められる」という人は、新商品の案内が不要であることを担当者に伝えておくことも可能だ。
IPOの割当が平等でない
資産が多い大口投資家を優遇するのは別に良いのですが、資産が少ない投資家にも平等にIPO銘柄を提供して欲しいです。
IPOを購入したくても資産が大きい人ほど優遇されるようになっているため、自分のような資産が少ない人には周ってこないのが残念に感じています。
野村證券などの対面証券では、IPOの店頭配分がある。店頭配分では、大口先などが優遇されるケースが多い。
実際に、アンケート結果からは「大口先が優遇されている」という声が聞かれた。
しかし、野村證券のオンラインでのIPO割当については、機械による完全抽選とされている。
少額取引をメインとしている人は、オンラインでの申込を活用するのもひとつの方法だ。
NISA対象の投資信託が少ない
NISA向けの投資信託の商品数が少ないため増やして欲しい。
新NISAの取扱い銘柄をもう少し増やしてもらいたいです。
野村證券では、NISA対象の商品が少ないという声が多く聞かれた。
たとえば、つみたて投資枠対象の投資信託は、2024年8月現在で19本となっている。楽天証券では237本の取り扱いがあるため、かなり大きな差がある状況だ。
「多くのラインナップから選びたい」という人にとっては、少し物足りなさを感じるかもしれない。
野村證券の特徴
会社概要
野村證券は、野村ホールディングス株式会社の100%子会社である。概要は下記の通りだ。
会社名 | 野村證券株式会社 |
---|---|
本社所在地 | 東京都中央区日本橋1-13-1 |
設立日 | 2001年5月7日 |
資本金 | 100億円 |
大株主 | 野村ホールディングス株式会社(100%) |
国内口座数 | 残あり口座:552万4,000口座(2024年6月末現在) オンラインサービス口座:565万5,000口座(2024年6月末現在) |
サービス内容
野村證券が提供している商品・サービス内容は、主に下記の通りだ。
- 国内株式
- 海外株式
- 投資信託
- 債券
- FX
- ラップ口座
- 預金
- ローン
- 保険
- 不動産ST
- iDeCo
株式や債券、投資信託などの金融商品の他に、預金やローン、保険、不動産も取り扱っており、お金に関することを総合的に相談することができる。
また、顧客に多くの富裕層を抱えていることから、相続や贈与に関する相談も担っている。
相続税の軽減対策から納税資金の準備までアドバイスをもらえるので、相続や贈与に悩みを抱えている人にとっては心強い証券会社だ。
特徴
これまで紹介したアンケート結果を踏まえると、野村證券には次のような特徴があるといえる。
- 幅広い金融商品・サービスを取り揃えている
- IPOの主幹事を務めることが多く、割当株数も多い
- 豊富で質の高い情報提供が行われている
- 担当者によるきめ細やかなサポートを受けられる
野村證券では幅広い金融商品・サービスを取り揃えており、IPOの割当も多い傾向にある。
また、社内には経験豊富なアナリストや専門家がいるため、発信されるレポートの質も高いことが特徴だ。
こうした情報は担当者を通じて顧客へ提供され、投資家は常に最新のマーケット状況を把握できる安心感がある。
評判アンケートから分析!野村證券が向いている人とは
野村證券の評判や特徴から、野村證券の利用に向いているのは次のような特徴がある人だ。
- 対面で資産運用の相談をしたい人
- IPO投資を考えている人
- コストよりもサービスの質を重視する人
それぞれくわしく紹介していこう。
対面で資産運用の相談をしたい人
野村證券の大きなメリットは、専門性の高い担当者に対面で相談ができる点だ。
ネット証券はオンラインで手軽に取引ができる一方、投資先や売買のタイミングを1人で決断しなければならない。
数多くの金融商品の中から自分に合ったものを選び、市況を見ながら売買のタイミングを図るのは、そう簡単なことではない。
投資経験が浅い人にとっては、「プロに相談したい」、「取引のタイミングが分からない」と悩むこともあるだろう。
その点、野村證券では担当者によるアドバイスが受けられ、不安な点や疑問点を解消しながら資産運用に取り組める。
自分にはない視点やアイディアも得られるので、より適切な投資を行えるだろう。
IPO投資を考えている人
野村證券は、IPO投資を検討している人にもおすすめだ。
野村證券はIPOの主幹事を務めることが多く、株式の割当も多い。そのため、人気の高いIPO銘柄でも当選する確率が上がるメリットがある。
また、IPO投資は、銘柄によっては上場後に値下がりすることもあり、ハイリスク・ハイリターンの投資といえる。
なるべくリスクを抑えて運用を行うためには、しっかりと銘柄選定を行うことが重要だ。
その点、野村證券では、経験豊富な担当者に相談しながらIPO投資に取り組めるため、専門家の意見を取り入れながら銘柄選定を行える。
「IPO投資ではどのような点に着目すべきなのか分からない」「銘柄選定が不安」という人は、対面で相談できる野村證券が安心だ。
コストよりもサービスの質を重視する人
野村證券のような総合証券は、ネット証券に比べてコストが割高となる傾向にある。
しかし、その分対面で相談ができたり、担当者によるサポートを受けられたりと、質の高いサービスを享受できることが特徴だ。
担当者によるサポートでは、幅広い金融商品の提案や専門的なアドバイス、市況を捉えるリサーチなどが提供され、総合証券ならではのメリットがある。
長期で資産形成に取り組むにあたって、専門家によるアドバイスは欠かせないサポートとなる。
「情報提供やサポートを重視し、コストは二の次」「専門性の高いアドバイスが欲しい」という人には、野村證券の利用がおすすめだ。
野村證券で資産運用を始めるべきか迷っているなら
野村證券はさまざまな魅力がある証券会社だが、「セールスに付き合うのが億劫」と感じている人もいるかもしれない。
そこでおすすめなのが、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)への相談だ。
ここからは、IFAの概要や相談先の探し方について紹介していこう。
IFAとは何か
IFAとは、「独立系ファイナンシャルアドバイザー」と呼ばれる金融アドバイザーだ。「独立系」とあるように、金融機関に属していないことが大きな特徴である。
IFAでは、主に次のようなサービスを提供している。
- 金融商品の提案・販売仲介
- マネープランの立案
- 家計の見直し
- 相続・贈与対策
- 不動産投資の仲介 など
サービス内容は、野村證券のような総合証券とそれほど変わりはないが、大きく違うのが「担当者が営業ノルマを抱えていない」という点だ。
アンケートの調査結果でも見られたように、総合証券ではしばしば担当者の営業・勧誘に悩まされることがある。
「たまには営業に付き合った方がいいのだろうか」と気を遣うこともあるだろう。
その点、IFAは金融機関の職員ではないため、営業ノルマを抱えていない。
真に顧客目線でのアドバイスをくれるため、利用者も安心して相談できることが特徴だ。
IFA検索サービス「わたしのIFA」で相談先を探してみよう
IFAへ相談するときに気を付けたいのが、「各IFA法人によって得意分野やメインとなる顧客層が違う」という点だ。
より自分に合ったアドバイスをもらうためには、ニーズに適したIFAを見つける必要がある。
IFA検索サービス「わたしのIFA」では、いくつかの簡単な質問に答えるだけで相性の良いIFAを紹介してもらえる。
投資経験や資産の状況、投資意向などに応じてピッタリのIFAをピックアップしてくれるので、効率よく相談先を探すことが可能だ。
検索サービスは全て無料で利用できるので、ぜひ気軽に活用してみよう。
野村証券は質の高いサービスが評判につながっている
老舗証券の野村證券は、幅広いサービスの取り扱いや、担当者によるきめ細やかなフォローが良い評判につながっている。
質の高い情報提供が行われていることも魅力のひとつだ。
しかし、その一方で「営業や勧誘が多い」という悪い評判も聞かれた。
「営業トークに付き合いたくない」という人におすすめなのが、IFAへの相談だ。
IFAは営業ノルマを抱えていないことから、顧客目線でのアドバイスをもらえるメリットがある。
ぜひIFA検索サービス「わたしのIFA」で、自分にピッタリな相談先を探してみよう。
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野村證券の評判に関するQ&A
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