イギリスでクレジットカードは使える?旅行におすすめのカードとロンドン地下鉄・バスの乗り方

イギリスでクレジットカードは使える?旅行におすすめのカードとロンドン地下鉄・バスの乗り方

イギリスでは、ホテル・百貨店・レストラン・カフェで日本のクレジットカードが使えます。ロンドンの地下鉄とバスも、カードを改札や読み取り機にかざすだけで乗れます。ただし、ロンドン交通局(TfL)が案内している対応ブランドは、Visa・Mastercard・アメックスです。

JCBは入っていません。ロンドンのバスは現金では乗れないため、使えるカードを持っていないと移動に困ってしまいます。さらに、1,000ポンド(約21万円)を払うと、海外事務手数料はカードによって3,365円から8,097円まで違います。

持っていくなら、1枚目も2枚目もタッチ決済のVisaかMastercardにして、発行会社を分けるのがおすすめです。

この記事では、ロンドンの地下鉄・バスの乗り方とVisitor Oysterとの比べ方、ポンドで払うときの手数料、おすすめのカード、現金との使い分けを解説します。

この記事でわかること
  • 地下鉄・バスで使えるカードのブランド
  • タッチ決済とVisitor Oysterの比べ方
  • 1,000ポンドの手数料はカードで3,365〜8,097円
  • 病院代に備えるならエポスカード

※本記事の情報は2026年10月時点のものです。本文の「ポンド」は、すべて英ポンド(GBP)を指します。

1,000ポンド払ったときの手数料
1.60%のカード
イオンカードなど
3,365円
3.85%のカード8,097円

※1ポンド=210.31円で試算


\海外事務手数料が1.6%!/

目次

イギリスで日本のクレジットカードは使える?使えるブランドと現金を使う場面

イギリスでは、観光客が訪れるエリアなら、日本で発行したクレジットカードがほとんどの店で使えます。

ホテル・観光施設・レストラン・カフェ・スーパーも、カードで払える店がほとんどです。ホテルでは、デポジット(保証金)のためにカードの提示を求められることも多くあります。イギリス旅行では、カードを中心に払い、現金は予備として少しだけ持つのが基本です。

イギリスのキャッシュレス事情はどれくらい進んでいる?

64.0%。これは、キャッシュレス推進協議会の国際比較に載っている、2023年のイギリスのキャッシュレス決済比率です。

同じ比較で、日本は39.3%でした。イギリスの比率は、日本より24.7ポイント高くなっています。

国キャッシュレス決済比率(2023年)
イギリス64.0%
アメリカ58.4%
フランス52.7%
日本39.3%
イタリア34.3%
ドイツ25.3%

※キャッシュレス推進協議会の国際比較(2025年9月4日公表)

ヨーロッパの中でも、イギリスはカードで払う場面が多い国です。同じ比較で、ドイツは25.3%、イタリアは34.3%と、日本より低くなっています。

Visa・Mastercardは使いやすく、JCB・アメックスは使えない店がある

イギリスで普及している国際ブランドは、VisaとMastercardです。国際ブランドは、Visa・Mastercard・JCB・American Expressなど、カード決済の仕組みを運営する会社のことです。JCBとアメックスは、使えない場合があります。

ロンドンの地下鉄とバスでも、使えるブランドが分かれます。TfLの対応ブランドは、アメックス・Mastercard(Maestroを含む)・Visa(V PAYを含む)のタッチ決済です。JCBは、TfLの対応ブランドに入っていません(2026年10月時点)。

JCBは、店での支払いには使える場所があります。JCBの加盟店一覧(2026年5月31日時点)には、次のような店や施設が載っています。

種類JCBが使える主な店・施設(JCBの加盟店一覧から抜粋)
百貨店Harrods、Selfridges、Fortnum & Mason、Harvey Nichols、Hamleys
スーパー・ドラッグストアMarks & Spencer、Boots、Superdrug、WH Smith
観光施設大英博物館、ナショナル・ギャラリー、V&A、タワーブリッジ、セント・ポール大聖堂、マダム・タッソー館
劇場Lyceum Theatre、Adelphi Theatre、Sondheim Theatre など
移動Uber・Bolt・Freenow(配車アプリ)、ユーロスター、National Express(長距離バス)
ホテルThe Savoy、The Ritz London、Claridge’s など多数

※2026年5月31日時点の一部抜粋。StarbucksとCaffè Neroは店舗によって使えない場合がある

ただし、JCBの日本語の窓口(JCBプラザ)は、イギリスにはありません。JCBの一覧でヨーロッパにあるのは、パリのJCBプラザ ラウンジだけです。地下鉄とバスもTfLの対応ブランドに入っていないため、イギリス旅行ではVisaかMastercardのカードを中心にするのがおすすめです。

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国際ブランド本記事で紹介するカードで選べるものイギリス旅行に関係する情報
Visa三井住友カード(NL)、イオンカード、エポスカード、楽天カード、学生専用ライフカード店でもロンドンの地下鉄・バスでも使える
Mastercard三井住友カード(NL)、イオンカード、楽天カード、学生専用ライフカード店でもロンドンの地下鉄・バスでも使える
American Express楽天カード地下鉄・バスで使える。使えない店もある
JCBイオンカード、楽天カード、学生専用ライフカード地下鉄・バスはTfLの対応ブランドに入っていない。店では使える場所がある

※2026年10月時点

イオンカードと楽天カードは、JCBを含む複数のブランドから選べます。イギリスで地下鉄やバスに乗るなら、VisaかMastercardで作っておくと確実です。

タッチ決済の上限はなくなったが、暗証番号を求められることがある

イギリスでは、店での支払いにもタッチ決済が広く普及しています。タッチ決済は、カードやスマホを端末にかざして払う方法です。

これまでイギリスには、タッチ決済1回あたり100ポンドという一律の上限がありました。この上限は、2026年3月19日になくなっています。

今は、上限をそれぞれの銀行が決める仕組みです。イギリスの主な銀行は、当面100ポンドの上限を続ける方針です。

日本のカードでタッチ決済を使う場合も、暗証番号(PIN)を求められることがあります。高額の支払いでは、タッチ決済でも暗証番号が必要になる場合があります。

端末がタッチに反応しないときは、カードを差し込んで暗証番号を入力します。出発前に、持っていくカードの暗証番号を確かめておいてください。

現金を使う場面は少ない(支払いのうち現金は8%)

イギリスの支払いのうち、現金は8%です。UK Finance(イギリスの銀行業界団体)の報告で、2025年の数字です。支払いの54%はデビットカードで、カード全体では64%でした。

支払い手段イギリスの支払いに占める割合(2025年)
デビットカード54%
カード全体(デビット・クレジット)64%
現金8%

※UK Finance「UK Payment Markets 2026」

有料トイレ・チップ・コインロッカーのように、日本では現金で払いそうな場面でも、イギリスではカードで払うことがあります。鉄道の券売機には、現金が使えずカードしか使えないものもあります。現金は、カードが読み取れなかったときの予備として少しだけ持っておけば足ります。

ロンドンの地下鉄・バスはクレジットカードのタッチ決済で乗れる?

ロンドンの地下鉄とバスは、Visa・Mastercard・アメックスのタッチ決済で乗れます。

切符やICカードを買わずに、カードを改札や読み取り機にかざすだけです。運賃には1日・1週間の上限があり、何回乗っても上限を超えた分は請求されません。

一方で、JCBはTfLの対応ブランドに入っていません。バスは現金で乗れないため、使えるカードを1枚決めておくと安心です。

使えるのはVisa・Mastercard・アメックス(TfLの対応ブランドにJCBは入っていない)

TfLの案内で、タッチ決済に使えるとされているのは次のブランドです。

ブランドTfLの案内
American Express使える
Mastercard使える
Maestro使える(アメリカ・カナダ・オランダで発行された一部のMaestroは不可)
Visa使える
V PAY使える(イギリス以外で発行された一部のV PAYは不可)
JCB対応ブランドに入っていない

※TfL「Contactless and mobile pay as you go」。2026年10月時点

イギリス以外で発行したカードで乗ると、運賃にカード会社の海外事務手数料がかかります。Apple PayやGoogle Payなどのスマホのタッチでも乗れますが、イギリス以外のカードを登録している場合は、使えないか、海外事務手数料がかかる場合があります。

タッチするときは、乗るときと降りるときに同じカード・同じ端末を使ってください。たとえば、iPhoneで入ってApple Watchで出ると、正しい運賃になりません。

財布にタッチ決済のカードを何枚も入れたまま改札にかざすと、意図しないカードで払ってしまう「カードクラッシュ」が起きることもあります。使うカードだけを財布から出してタッチするのが確実です。

1日・1週間の運賃には上限がある(Zone 1-2で1日8.90ポンド)

ロンドンの地下鉄の運賃は、ゾーン(中心部からの距離の区分)と時間帯で決まります。2026年3月1日からの大人の運賃は、次のとおりです。

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区間ピークオフピーク
Zone 1の中3.10ポンド(約652円)3.00ポンド(約631円)
Zone 1-23.60ポンド(約757円)3.10ポンド(約652円)

※2026年3月1日からの大人のタッチ決済・Oysterの運賃(ロンドン市長決定MD3464)。1ポンド=210.31円で換算

タッチ決済で乗ると、1日に請求される運賃には上限があります。中心部のZone 1-2の中だけを乗る日なら、上限は8.90ポンド(約1,872円)です。

たとえば、ピークの時間にZone 1の中を1日4回乗ったとします。3.10ポンドを4回払うと12.40ポンドですが、上限があるので請求は8.90ポンドで止まります。3回目の途中で上限に届き、4回目以降は運賃がかかりません。

1週間の上限もあります。月曜日から日曜日までの1週間で、Zone 1-2の上限は44.70ポンド(約9,401円)です。1日の上限8.90ポンドで5日乗ると44.50ポンドなので、6日目は0.20ポンドで週の上限に届き、それ以降は運賃がかかりません。

ただし、週の上限は月曜日から日曜日で区切られます。木曜日から翌週の水曜日までのように週をまたぐ旅行では、2つの週に分けて数えられます。

区間1日の上限
Zone 1-28.90ポンド(約1,872円)
Zone 1-310.50ポンド(約2,208円)
Zone 1-412.80ポンド(約2,692円)
Zone 1-515.30ポンド(約3,218円)
Zone 1-616.30ポンド(約3,428円)
Zone 1-2の週(月〜日)の上限44.70ポンド(約9,401円)

※2026年3月1日からの大人の上限(ロンドン市長決定MD3464)。1ポンド=210.31円で換算

上限が効くのは、同じカード・同じ端末で乗り続けた場合です。1日の途中でカードを替えると、2枚のカードで別々に運賃が数えられ、上限を超えて払ってしまいます。旅行中は、地下鉄とバスに使うカードを1枚に決めておくのがおすすめです。

ロンドンのバスは現金で乗れない(11月1日から1回1.85ポンド・1日5.55ポンドまで)

ロンドンのバスは、2014年7月6日から現金を受け付けていません。乗るときは、タッチ決済のカードかOysterカードを読み取り機にかざします。

バスの大人の運賃は、2026年11月1日に上がります。

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項目2026年10月31日まで2026年11月1日から
1回の運賃1.75ポンド1.85ポンド(約389円)
1日の上限5.25ポンド5.55ポンド(約1,167円)
7日間の上限24.70ポンド26.10ポンド

※ロンドン市長決定MD3517(2026年7月2日)。大人のタッチ決済・Oysterの運賃。1ポンド=210.31円で換算

最初にタッチしてから1時間以内なら、バスを何回乗り継いでも1回分の運賃で済みます。この仕組みは「Hopper」と呼ばれます。1回分の運賃が3回かかった日は、1日の上限の5.55ポンド(11月1日から)で止まります。

ヒースロー空港から市内へもタッチ決済で乗れる

ヒースロー空港からロンドン市内への鉄道も、タッチ決済で乗れます。

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路線支払い方法運賃
エリザベス線タッチ決済・OysterZone 1との間は13.90ポンド(約2,923円)から
ヒースロー・エクスプレスタッチ決済・Apple Pay・Google Pay・Oyster1回26ポンド(約5,468円)

※ヒースロー空港・ヒースロー・エクスプレスの公式サイト。2026年10月時点。1ポンド=210.31円で換算

エリザベス線は、ヒースロー空港とZone 1の間を13.90ポンドから乗れます。空港特急のヒースロー・エクスプレスは、タッチ決済で乗ると1回26ポンドです。どちらも切符を買わずに、空港駅の改札にカードをかざして乗れます。

タッチ決済とVisitor Oyster(ビジターオイスターカード)はどっちがいい?

大人だけの旅行なら、ロンドンの地下鉄とバスはタッチ決済で乗るのがおすすめです。

Visitor Oysterは、ロンドン交通局が旅行者向けに売っているICカードです。1日の上限は、タッチ決済と同じです。

違いは、Visitor Oysterには返金されない発行料10.50ポンドがかかることです。11〜15歳の子どもと行く場合だけは、Visitor Oysterの割引を使えます。

Visitor Oysterは発行料10.50ポンドがかかり、返金されない

Visitor Oysterは、旅行の前に入金して使うICカードです。TfLのVisitor Shopで買え、海外への配送も扱っています。

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項目Visitor Oysterタッチ決済(クレジットカード)
最初にかかる費用発行料10.50ポンド(約2,208円、返金されない)なし
準備出発前に買い、入金しておくいつものカードをそのまま使う
1日の上限タッチ決済と同じ(Zone 1-2で8.90ポンド)Zone 1-2で8.90ポンド
残った残高発行料を超える分はTfLのサイトか駅で払い戻せる―
11〜15歳の割引50%割引(Young Visitor)受けられない

※TfL Visitor Shop。2026年10月時点

Visitor Oysterを買うときや入金するときも、日本のクレジットカードで払えば海外事務手数料がかかります。大人がタッチ決済ではなくVisitor Oysterを選ぶと、発行料の10.50ポンドがそのまま余分にかかってしまいます。

5日間の交通費で比べる

ロンドンに5日間いて、毎日Zone 1-2の上限まで地下鉄とバスに乗ったとします。同じ週の月曜日から金曜日の5日間で、大人1人の場合です。

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乗り方運賃など1.60%のカードで払う3.85%のカードで払う
タッチ決済8.90ポンド×5日=44.50ポンド45.21ポンド(約9,509円)46.21ポンド(約9,719円)
Visitor Oyster44.50ポンド+発行料10.50ポンド=55.00ポンド55.88ポンド(約11,752円)57.12ポンド(約12,012円)

※大人1人、Zone 1-2を毎日上限まで乗る場合。1ポンド=210.31円で換算(ポンドを丸める前の額から換算し、円未満は四捨五入)

タッチ決済は、1.60%のカードで払うと45.21ポンド(約9,509円)です。Visitor Oysterは55.88ポンド(約11,752円)で、タッチ決済より約2,243円多くかかります。

この違いのほとんどは、返金されない発行料の10.50ポンドです。カードの海外事務手数料による違いは、1.60%のカードと3.85%のカードで1ポンドほどしかありません。地下鉄とバスにかかる費用は、手数料率よりもVisitor Oysterを買うかどうかで大きく変わります。

11〜15歳の子どもと行くならVisitor Oyster(Young Visitor割引)

11〜15歳の子どもがいる家族旅行なら、Visitor Oysterを検討する価値があります。Visitor Oysterには、11〜15歳の子どもの運賃が50%割引になる「Young Visitor」割引を付けられます。

子どもの年齢ロンドンの地下鉄・バスの運賃
10歳以下運賃を払う大人1人につき4人まで無料。バスは写真付きカードなしで無料(10歳より上に見える場合を除く)
11〜15歳Visitor OysterにYoung Visitor割引を付けると50%割引(14日間)。タッチ決済では割引を受けられない

※TfL。2026年10月時点

Young Visitor割引は、地下鉄の駅の窓口かTfLのビジターセンターで付けてもらいます。割引が続くのは14日間です。

10歳以下の子どもだけの家族なら、子どもは無料で乗れるため、大人はタッチ決済で乗れば十分です。

イギリスでクレジットカードを使うと手数料はどれくらい?ポンドで払うときの注意点

イギリスでのカード払いは、ポンドの金額を円に換算し、カード会社の海外事務手数料を加えた額で請求されます。

本記事で紹介するカードの料率は、1.60%から3.85%まで。1ポンドは約210円で、1,000ポンドを払うと手数料は3,365円から8,097円です。1ポンドが200円を超えるため、少ないポンドの支払いでも円では大きな金額になります。

海外事務手数料の仕組みと1,000ポンドの計算例

イギリスでカードを使うと、ポンド建ての金額は国際ブランドの決済センターで円に換算されます。そのレートに海外事務手数料が加わって、円の請求額が決まります。

換算日は、利用データが決済センターに届いた日です。カードを使った日のレートとは違うことがあるため、旅行中に見たレートと後日の請求額が一致しない場合があります。

請求額は、次の式で試算できます。

試算には、三菱UFJ銀行が2026年10月27日に公表した英ポンドの相場を使います。この日のTTS(円をポンドに替えるときのレート)は214.31円、TTB(ポンドを円に替えるときのレート)は206.31円でした。2つの中間をとると、1ポンドは210.31円です。

1,000ポンドを手数料なしで換算すると、210,310円になります。1.60%のカードなら、1,000×210.31×1.016で、請求額は213,675円です。

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海外事務手数料率主なカード100ポンドの手数料/請求額1,000ポンドの手数料/請求額
0%(換算のみ)―0円/21,031円0円/210,310円
1.60%イオンカード(WAON一体型)、イオンカードセレクト336円/21,367円3,365円/213,675円
3.63%三井住友カード(NL)、楽天カード763円/21,794円7,634円/217,944円
3.85%エポスカード、学生専用ライフカード810円/21,841円8,097円/218,407円
4.50%(参考)三菱UFJカード(2026年11月16日利用分から)946円/21,977円9,464円/219,774円

※1ポンド=210.31円(三菱UFJ銀行の2026年10月27日のTTS 214.31円・TTB 206.31円の中間)で試算。円未満は四捨五入。実際は各国際ブランドのレートで換算される

1,000ポンドの支払いでは、1.60%のカードと3.85%のカードで手数料が4,732円違います。ホテル代やミュージカルのチケット、食事をカードで払う金額が大きいほど、この差は広がります。現地で30万円分を使うなら、手数料は1.60%で4,800円、3.85%で11,550円となり、6,750円違ってきます。

カードによって海外事務手数料はどれくらい違う?

主なカードの海外事務手数料は次のとおりです。

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カード・発行会社国際ブランド海外事務手数料適用時期・改定前の料率
イオンカード(イオンマークのカード)Visa・Mastercard・JCB1.60%ブランドを問わず同じ料率
三井住友カード(NL)Visa・Mastercard3.63%(税込)2024年11月1日に改定
楽天カードVisa・Mastercard・JCB・American Express3.63%2025年3月から(改定前2.20%)
エポスカードVisa3.85%2025年7月1日利用分から(改定前2.20%)
学生専用ライフカード(ライフカード)Visa・Mastercard・JCB3.85%2024年12月1日利用分から(改定前2.20%)
クレディセゾン発行カードVisa・Mastercard・JCB・American Express3.85%2024年12月4日処理分から
三菱UFJカードVisa・Mastercard3.85%→4.50%(税込)2026年11月16日利用分から

※2026年10月時点

本記事で紹介するカードのうち、1.60%なのはイオンカード(WAON一体型)とイオンカードセレクトです。ほかのカードは3.63%から3.85%でした。

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カード海外事務手数料100ポンドの手数料1,000ポンドの手数料1,000ポンドの請求額
イオンカード(WAON一体型)1.60%336円3,365円213,675円
イオンカードセレクト1.60%336円3,365円213,675円
三井住友カード(NL)3.63%763円7,634円217,944円
楽天カード3.63%763円7,634円217,944円
エポスカード3.85%810円8,097円218,407円
学生専用ライフカード3.85%810円8,097円218,407円
参考:三菱UFJカード(2026年11月16日利用分から)4.50%946円9,464円219,774円

※1ポンド=210.31円(三菱UFJ銀行の2026年10月27日のTTS・TTBの中間)で試算。手数料なしの換算額は1,000ポンドで210,310円。円未満は四捨五入

三菱UFJカードは、2026年11月16日利用分からVisa・Mastercardの料率が4.50%に上がります。1,000ポンドの支払いで試算すると、手数料は9,464円です。

1.60%のカードより6,099円多くかかってしまいます。11月16日以降にイギリスへ行く人は、手持ちのカードの料率を出発前に確かめておきましょう。

カード別の海外手数料をもっと詳しく比べたい人は、海外手数料が安いクレジットカードの比較を参考にしてください。

日本円での支払い(DCC)は割高になりやすいので、ポンドを選ぶ

イギリスの店やATMでも、支払い通貨をポンドにするか日本円にするか選べる場合があります。日本円で払う方法は、DCC(自国通貨建て決済)と呼ばれます。

日本円を選ぶと、その場で円の金額が分かるのは便利です。ただし換算には店やATMの事業者が決めたレートが使われ、カード会社で換算する場合より割高になってしまう可能性があります。ポンドを選べば、国際ブランドのレートに海外事務手数料を加えた金額で請求されます。

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選んだ通貨換算レートを決めるところ請求額の傾向
ポンド(GBP)国際ブランドの決済センター(カード会社の海外事務手数料を加算)決済センターのレートに海外事務手数料を加えた額で請求される
日本円(JPY)店・ATMの事業者カード会社で換算するより割高になる可能性がある

端末の画面に日本円の金額が出たら、支払う前にポンドで払いたいと伝えてください。ATMで円への換算を勧められたときも、ポンドのまま進みます。

イギリス旅行に持っていくクレジットカードの選び方

イギリス旅行には、1枚目も2枚目もタッチ決済のVisaかMastercardを持っていくのがおすすめです。

2枚とも地下鉄とバスに使えるブランドにしておけば、1枚が使えなくなってもロンドンの移動に困りません。そのうえで、海外事務手数料と海外旅行保険の条件を比べると、1枚目に何を選ぶかが決まります。4つの基準を表にまとめました。

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基準見るところ判断の目安
国際ブランド1枚目と2枚目のブランド2枚ともVisaかMastercard(JCBは地下鉄・バスの対応ブランドに入っていない)
発行会社1枚目と2枚目の発行会社別の発行会社にする
海外事務手数料料率1.60%か、3.63〜3.85%か
海外旅行保険保険が付く支払いの条件と治療費用旅行代金や交通費をどのカードで払うか

1枚目はタッチ決済のVisaかMastercard(地下鉄・バスもこの1枚で)

1枚目をタッチ決済のVisaかMastercardにすると、店での支払いと地下鉄・バスの運賃を同じカードで払えます。地下鉄とバスは、同じカードで乗り続けないと1日の上限が効きません。1枚目を「地下鉄とバスに使うカード」と決めておくと、運賃を払いすぎずに済みます。

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カードタッチ決済・スマホ決済ロンドンの地下鉄・バス
三井住友カード(NL)Visaのタッチ決済・Mastercardタッチ決済に対応使える
イオンカード(WAON一体型)、イオンカードセレクトVisa・Mastercard・JCBのタッチ決済に対応(マークのあるカード)Visa・Mastercardでマークのあるカードは使える。JCBは対応ブランドに入っていない
エポスカードVisa Touchマークのあるカードが対応(非対応のカードは順次対応)Visa Touchマークのあるカードで使える
楽天カード全ブランドがタッチ決済に対応Visa・Mastercard・American Expressは使える。JCBは対応ブランドに入っていない
学生専用ライフカードApple Pay・Google Payに対応Visa・Mastercardで作り、タッチ決済のマークがあるかを確かめる

※2026年10月時点

手数料を抑えたいならイオンカード(VisaかMastercard)、病院代に備えたいならエポスカード(Visa)を1枚目にするのがおすすめです。すぐに使えるカードがほしいなら、最短10秒でカード番号が表示される三井住友カード(NL)が合います。

2枚目も別の発行会社のVisa・Mastercardにする

2枚目も、地下鉄とバスに乗れるVisaかMastercardにしておくと安心です。2枚目をJCBにすると、1枚目が使えなくなったときに地下鉄とバスにカードで乗れなくなってしまいます。ロンドンのバスは現金で乗れないため、2枚目も交通に使えるブランドにしておくことが大切です。

2枚目は、1枚目と別の発行会社のカードにするのがおすすめです。1枚目を紛失して利用を止めても、別の発行会社のカードなら影響を受けずに使えます。

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組み合わせの例1枚目2枚目この組み合わせの特徴
病院代に備えるエポスカード(Visa)イオンカード(Mastercard)2枚とも地下鉄・バスに使える。疾病治療270万円のエポスカードと、手数料1.60%のイオンカード
手数料を抑えるイオンカード(VisaかMastercard)三井住友カード(NL)(1枚目と違うブランド)1枚目は手数料1.60%。2枚目はロンドンのVJデスクを使える
すぐに使える1枚目がほしい三井住友カード(NL)(Visa・Mastercard)エポスカード(Visa)か、イオンカード(Mastercard)1枚目は最短10秒でカード番号を表示。2枚目で保険か手数料を補う

※年会費はいずれも無料。組み合わせは一例

イオンカード(WAON一体型)とイオンカードセレクトは、どちらもイオンの発行です。2枚目をイオンカードにするなら、1枚目はイオン以外の発行会社のカードを選んでください。

ロンドンからパリやローマなど、複数の国を回る人は、ヨーロッパ旅行におすすめのクレジットカードも参考にしてください。イギリス以外の旅行にも使うカードを選びたい人は、海外旅行におすすめのクレジットカードで行き先ごとの選び方を紹介しています。

海外事務手数料の低さで選ぶ(1.60%のカードと3.6%台のカード)

本記事で紹介するカードの海外事務手数料は、1.60%のグループと3.63〜3.85%のグループに分かれます。

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グループカード1,000ポンドの手数料ロンドンの地下鉄・バス海外旅行保険(治療費用)
1.60%イオンカード(WAON一体型)、イオンカードセレクト3,365円Visa・Mastercardで作れば使えるなし
3.63%三井住友カード(NL)、楽天カード7,634円使える(楽天カードはJCB以外)50万円(三井住友)、200万円(楽天)
3.85%エポスカード、学生専用ライフカード8,097円使える(ライフカードはVisa・Mastercardで作る)200万〜270万円(エポス)、なし(ライフ)

※1ポンド=210.31円で試算。2026年10月時点

手数料だけで比べるなら、1.60%のイオンカードがもっとも低くなります。VisaかMastercardで作れば、ロンドンの地下鉄とバスにも使えます。

ただし、イオンカード(WAON一体型)とイオンカードセレクトには、海外旅行保険が付きません。イオンカードを1枚目にする場合は、保険が付く別のカードを2枚目にして、旅行代金や交通費をそのカードで払っておくと備えになります。

3.63〜3.85%のカードには、手数料以外の条件で選ぶ理由があります。三井住友カード(NL)は最短10秒でカード番号が表示され、ロンドンにVJデスクがあります。エポスカードは疾病治療費用が270万円で、出国後に交通費を払っても海外旅行保険が付くカードです。

たとえば、ロンドン5泊の旅行で、ホテル代と食事・観劇・買い物に合わせて1,000ポンドをカードで払ったとします。手数料は、1.60%のカードで3,365円、3.85%のカードで8,097円です。この4,732円の違いと、保険の治療費用のどちらを重視するかで、1枚目のカードは決まります。

海外旅行保険の治療費用と付帯条件を確かめる(NHSは旅行者に治療費を請求する)

イギリスの公的な医療(NHS)は、イギリスに住んでいない旅行者には無料ではありません。ヨーロッパ経済領域(EEA)以外から来た人は、NHSの病院で治療費の150%を請求されます(2015年4月6日から)。

急ぎでない治療は前払いで、入院では1,500ポンドのデポジットを求める病院もあります。救急外来(A&E)の治療は原則無料ですが、その後の入院などは請求されることがあります。

旅行者は救急以外でNHSを使うのが難しく、私立の医療機関を使うことになります。私立の医療機関は全額自己負担で、診療費が高額です。緊急移送まで十分に補償する旅行保険に入っておくことが、外務省の「世界の医療事情」(2026年6月17日)でも強く勧められています。

項目内容
NHSの治療費(EEA以外の人)治療費の150%を請求(2015年4月6日から)
支払いのタイミング急ぎでない治療は前払い。急ぎの治療はすぐ受けられるが、デポジットを求められる
入院1,500ポンドのデポジットを求める病院がある
救急外来(A&E)原則無料(その後の入院などは請求されることがある)
私立の医療機関全額自己負担で、診療費が高額になる
支払い方法現金・デビットカード・クレジットカード

※NHSの病院(Calderdale and Huddersfield NHS Foundation Trust)の案内、外務省「世界の医療事情 英国」(2026年6月17日)

旅行中のけがや病気に備えるなら、カードの海外旅行保険で見るのは治療費用です。本記事で紹介するカードの海外旅行保険は、すべて利用付帯です。利用付帯は、旅行代金や交通費などをそのカードで支払ったときに保険が付く仕組みのことです。

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カード海外旅行保険治療費用(傷害/疾病)保険が付く支払い対象外・注意点
エポスカード最高3,000万円200万円/270万円宿泊を伴う募集型企画旅行の代金か、公共交通乗用具の料金を支払う(出国後の支払いも可)本人のみ。カード発行日の翌日以降に出発する旅行が対象
楽天カード最高2,000万円200万円/200万円日本出国前に募集型企画旅行の代金を支払う出国後に決済した海外ツアー、航空券のみ、海外ホテルの宿泊料金、空港利用税は対象外
三井住友カード(NL)最高2,000万円50万円/50万円事前に旅費などをカードで支払う入会後「選べる無料保険」で別の保険に変更できる
イオンカード(WAON一体型)、イオンカードセレクトなし(購入品・紛失盗難の補償はあり)――旅行中のけがや病気は、保険付きの別のカードで備える
学生専用ライフカードなし――2026年3月31日以降に出発する旅行から廃止

※最高額は傷害死亡・後遺障害の金額。三井住友カード(NL)の補償額は2025年10月16日から適用。2026年10月時点

保険を選ぶときは、最高額よりも治療費用を見てください。本記事で紹介する年会費無料のカードの中では、エポスカードの疾病治療費用がもっとも大きくなっています。

公共交通乗用具は、飛行機・電車・バスなど、料金を払って乗る交通機関を指します。募集型企画旅行は、旅行会社が企画して参加者を募るパッケージツアーのことです。

エポスカードは、出国後に公共交通乗用具の料金を初めて払った場合も保険が付き、その時点から90日間が補償されます。ロンドンの地下鉄やバスは、Visaのエポスカードのタッチで乗れます。

出国前に旅行代金を払い忘れても、現地で交通費をエポスカードで払う方法があります。補償がいつから始まるかは、出発前にエポスカードの保険の案内で確かめておくと確実です。

イギリス旅行におすすめのクレジットカード

イギリス旅行向けに編集部が選んだのは、次の5枚(6種)のクレジットカードです。

紹介の順番は、申込数や利用者数の順ではなく、旅行での役割の順。1枚目・2枚目におすすめのVisa・Mastercardのカードを先に紹介し、そのあとに条件が合う人におすすめのカードを紹介します。5枚(6種)は、海外事務手数料・海外旅行保険・ロンドンの地下鉄とバスで使えるタッチ決済・ロンドンの日本語窓口の情報をもとに、編集部が選んだ範囲です。

役割カード
1枚目・2枚目におすすめ(Visa・Mastercard)三井住友カード(NL)、イオンカード(WAON一体型)・イオンカードセレクト、エポスカード
条件が合う人におすすめ楽天カード(パッケージツアーで行く人)、学生専用ライフカード(学生)
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カード国際ブランド年会費海外事務手数料1,000ポンド時の手数料海外旅行保険ロンドンの地下鉄・バスロンドンの日本語窓口
三井住友カード(NL)Visa・Mastercard永年無料3.63%7,634円最高2,000万円(治療50万円)使えるVJデスク
イオンカード(WAON一体型)Visa・Mastercard・JCB無料1.60%3,365円なし(購入品・紛失盗難の補償はあり)Visa・Mastercardなら使えるなし
イオンカードセレクトVisa・Mastercard・JCB無料1.60%3,365円なし(購入品・紛失盗難の補償はあり)Visa・Mastercardなら使えるなし
エポスカードVisa永年無料3.85%8,097円最高3,000万円(治療200万〜270万円)使える海外サポートデスク
楽天カードVisa・Mastercard・JCB・American Express永年無料3.63%7,634円最高2,000万円(治療200万円)JCB以外なら使えるなし(一般カードはトラベルデスクの対象外)
学生専用ライフカードVisa・Mastercard・JCB無料3.85%8,097円なしVisa・Mastercardでタッチ決済のマークがあれば使えるLIFE DESK(電話の日本語サービス)

※2026年10月時点。1,000ポンド時の手数料は1ポンド=210.31円で試算(円未満は四捨五入)。海外旅行保険はすべて利用付帯で、カッコ内は傷害治療・疾病治療の補償額

三井住友カード(NL)

三井住友カード(NL)は、VisaとMastercardのどちらかを選べるカードです。どちらのブランドもタッチ決済に対応していて、ロンドンの地下鉄とバスでも使えます。

申し込みから最短10秒でカード番号が表示されるので、航空券やホテル、ETA(電子渡航認証)の支払いにすぐ使えます。三井住友カードのVJデスクの拠点一覧には、ロンドンも入っています(2026年9月現在)。

海外事務手数料は3.63%(税込)で、2024年11月1日に改定されました。1,000ポンドの支払いで試算すると、手数料は7,634円です。1.60%のカードと比べると、同じ支払いでも4,269円多くかかってしまいます。

海外旅行保険は最高2,000万円ですが、傷害治療費用と疾病治療費用は50万円ずつです。NHSの治療費の請求や私立の医療機関の費用を考えると、治療費用の備えとしては足りない場合があります。入会後は「選べる無料保険」で、別の種類の保険に変えることもできます。

すぐに使えて、地下鉄とバスのタッチ決済にも使える1枚目がほしい人におすすめのカードです。2枚目には、手数料1.60%のイオンカード(1枚目と違うブランド)か、保険が手厚いエポスカードを組み合わせる方法があります。申し込めるのは満18歳以上(高校生を除く)の人です。

項目三井住友カード(NL)
年会費永年無料
国際ブランドVisa・Mastercard
海外事務手数料3.63%(税込)
100ポンド時の手数料(試算)763円
1,000ポンド時の手数料(試算)7,634円
海外旅行保険最高2,000万円(利用付帯)。傷害治療・疾病治療は各50万円。「選べる無料保険」で変更可
タッチ決済Visaのタッチ決済・Mastercardタッチ決済(ロンドンの地下鉄・バスで使える)
日本語サポートVJデスク(拠点一覧にロンドンあり。2026年9月現在)
申し込み条件満18歳以上(高校生を除く)
発行最短10秒でカード番号を表示

イオンカード(WAON一体型)・イオンカードセレクト(VisaかMastercardで作る)

イオンカード(WAON一体型)とイオンカードセレクトは、どちらも海外事務手数料が1.60%です。Visa・Mastercard・JCBのどれを選んでも料率は変わりません。1,000ポンドの支払いで試算すると手数料は3,365円で、3.63〜3.85%のカードの7,634〜8,097円より少なく済みます。

イギリス旅行に持っていくなら、VisaかMastercardで作るのがおすすめです。JCBで作ると、ロンドンの地下鉄とバスに使えないおそれがあります。VisaかMastercardで作れば、1.60%の料率と地下鉄・バスのタッチ決済を1枚で持てます。

タッチ決済が使えるのは、タッチ決済のマークがあるカードです。ブランドの決め方は、イオンカードの国際ブランドの選び方で詳しく解説しています。

イオンカード(WAON一体型)とイオンカードセレクトの付帯保険は、購入品の補償と紛失・盗難の補償で、海外旅行保険は付いていません。イギリスでは旅行者の治療費が高くなるため、この2枚だけで行くのは避けたほうが安心です。イオンのカードの中で海外旅行保険が付くのは、イオンゴールドカード(最高3,000万円・利用付帯)とTGC CARD(JCB、最高2,000万円・利用付帯)です。

2枚のどちらかを持っていく場合は、エポスカードなど保険付きの別のカードで旅行代金や交通費を払っておきましょう。海外の日本語デスクはなく、紛失・盗難の受付のみです。

手数料を抑えることを優先したい人には、どちらのカードもおすすめします。1枚目にも2枚目にも使えるカードで、エポスカード(Visa)の2枚目にMastercardで作る組み合わせも合います。2枚の違いは、発行までの日数と、イオン銀行のキャッシュカード機能の有無にあります。

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項目イオンカード(WAON一体型)イオンカードセレクト
年会費無料無料
国際ブランドVisa・Mastercard・JCB(イギリスではVisaかMastercardがおすすめ)Visa・Mastercard・JCB(イギリスではVisaかMastercardがおすすめ)
海外事務手数料1.60%1.60%
100ポンド時の手数料(試算)336円336円
1,000ポンド時の手数料(試算)3,365円3,365円
申し込み条件18歳以上(高校生は卒業年度の1月1日以降)18歳以上(高校生は卒業年度の1月1日以降)
発行までの期間申込後最短5分でカード発行。カード本体は審査後2週間程度で届く審査後1〜2週間程度で届く
キャッシュカード機能・引き落とし―イオン銀行のキャッシュカード機能付き。イオン銀行口座から引き落とし
タッチ決済Visa・Mastercard・JCBのタッチ決済(マークのあるカード)。Apple Pay・イオンiDにも対応Visa・Mastercard・JCBのタッチ決済(マークのあるカード)
ロンドンの地下鉄・バスVisa・Mastercardなら使えるVisa・Mastercardなら使える
海外旅行保険なし(購入品・紛失盗難の補償はあり)なし(購入品・紛失盗難の補償はあり)
海外のサポート紛失・盗難の受付のみ(海外の日本語デスクはない)紛失・盗難の受付のみ(海外の日本語デスクはない)

イオンカード(WAON一体型)は、申し込みから最短5分でカードが発行されます。出発までの日数が短い人でも、手続きを進めやすいカードです。カード本体は審査後2週間程度で届きます。


\海外事務手数料が1.6%!/

イオンカードセレクトは、イオン銀行のキャッシュカード機能が一体になったカードです。利用代金はイオン銀行口座から引き落とされます。

イオン銀行を使っている人や、カードと口座を1枚にまとめたい人に合います。審査後1〜2週間程度で届くので、旅行の日程に合わせて早めに申し込んでおくと安心です。

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エポスカード

エポスカードは、出国前だけでなく出国後の支払いでも海外旅行保険が付くカードです。宿泊を伴う募集型企画旅行の代金か、公共交通乗用具の料金をエポスカードで払うと保険が付きます。出国前に払った場合は、旅行開始から90日間が補償期間。

出国後に公共交通乗用具の料金を初めて払った場合も、その時点から90日間が補償されます。補償の内訳は次のとおりです。

補償項目補償額
傷害死亡・後遺障害最高3,000万円
傷害治療費用200万円
疾病治療費用270万円
賠償責任3,000万円(免責なし)
救援者費用100万円
携行品損害20万円(免責3,000円、1個10万円限度)

免責は、保険金から差し引かれる自己負担額のことです。

本記事で紹介する年会費無料のカードの中で、疾病治療費用がもっとも大きいのはエポスカードの270万円です。イギリスでは、旅行者はNHSで治療費の150%を請求され、私立の医療機関は全額自己負担になります。

国際ブランドはVisaなので、ロンドンの地下鉄とバスにもタッチで乗れます。病院代への備えを重視する人には、エポスカードを1枚目にすることをおすすめします。

海外事務手数料は3.85%で、2025年7月1日利用分から2.20%より上がりました。1,000ポンドの支払いで試算すると、手数料は8,097円です。保険の対象は本人のみで、カード発行日の翌日以降に出発する旅行が対象です。

カードが届くまで7〜10日前後かかるため、出発日から逆算して申し込んでおきましょう。マルイの店頭で受け取る場合は、最短で当日に受け取れます。

タッチ決済はVisa Touchマークのあるカードで使えます。世界38都市にある海外サポートデスクの一覧には、ロンドンも入っています。2枚目には、手数料1.60%のイオンカード(Mastercard)を組み合わせるのがおすすめです。

項目エポスカード
年会費永年無料
国際ブランドVisa
海外事務手数料3.85%(2025年7月1日利用分から)
100ポンド時の手数料(試算)810円
1,000ポンド時の手数料(試算)8,097円
海外旅行保険最高3,000万円(利用付帯)。傷害治療200万円・疾病治療270万円。本人のみ
タッチ決済Visa Touchマークのあるカード(非対応のカードは順次対応)。ロンドンの地下鉄・バスで使える
海外サポート世界38都市の現地デスク(一覧にロンドンあり)
届くまでの日数7〜10日前後(マルイ店頭なら最短当日)

\入会金・年会費永年無料!/

エポスカードの評判やデメリットは、エポスカードのデメリットと評判で紹介しています。

楽天カード

楽天カードは、Visa・Mastercard・JCB・American Expressの4ブランドから選べます。どのブランドもタッチ決済に対応しています。ロンドンの地下鉄とバスに乗りたい人は、Visa・Mastercard・American Expressのどれかを選んでください。

JCBは、TfLの対応ブランドに入っていません。年会費は永年無料で、利用額の条件もありません。

海外事務手数料は、2025年3月から3.63%になりました。改定前は2.20%です。1,000ポンドの支払いで試算すると、手数料は7,634円になります。

海外旅行保険は最高2,000万円で、傷害治療費用と疾病治療費用は200万円ずつです。保険が付く条件は、日本出国前に募集型企画旅行の代金を楽天カードで払っていることです。

楽天カードで払うもの海外旅行保険
出国前に払ったパッケージツアー(募集型企画旅行)の代金対象
出国後に決済した海外ツアー対象外
航空券のみの購入対象外
海外ホテルの宿泊料金対象外
空港利用税対象外

携行品損害は1個10万円が限度で、1事故につき3,000円が自己負担です。一般カードは、トラベルデスクの対象外になっています。

旅行会社のパッケージツアーでイギリスへ行き、その代金を出国前に楽天カードで払う人におすすめです。航空券とホテルを別々に予約する旅行では、保険の対象外になってしまいます。その場合は、別のカードで保険を用意する必要があります。

項目楽天カード
年会費永年無料(利用額の条件なし)
国際ブランドVisa・Mastercard・JCB・American Express
海外事務手数料3.63%(2025年3月から)
100ポンド時の手数料(試算)763円
1,000ポンド時の手数料(試算)7,634円
海外旅行保険最高2,000万円(利用付帯)。傷害治療・疾病治療は各200万円
保険の条件日本出国前に募集型企画旅行の代金を楽天カードで支払う
タッチ決済全ブランド対応(ロンドンの地下鉄・バスで使えるのはVisa・Mastercard・American Express)

新規入会&利用で
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5,000ポイントプレゼント /

学生なら学生専用ライフカード

学生専用ライフカードは、満18歳以上満25歳以下で大学・大学院・短期大学・専門学校に在学中の人が申し込めます。進学予定の満18歳以上の高校生も対象です。海外での利用総額の4%がキャッシュバックされます。

事前のエントリーが必要で、上限は年間10万円、対象は在学期間中のみ。LIFE DESK(日本語サービス)で、海外旅行のサポートも受けられます。スマホ決済はApple Pay・Google Payに対応しています。

海外旅行保険は廃止されました。2026年3月31日以降に旅行へ出発する人は、保険を使えなくなってしまいます。海外事務手数料は3.85%で、2024年12月1日利用分から2.20%より上がりました。

1,000ポンドの支払いで試算すると、手数料は8,097円です。キャッシュバックとは別に、支払いのたびにこの手数料がかかります。

国際ブランドは、Visa・Mastercard・JCBから選べます。イギリスで使うなら、VisaかMastercardで作ってください。地下鉄とバスに乗るときは、手元のカードにタッチ決済のマークがあるかを確かめておくと安心です。

海外での支払いでキャッシュバックを受けたい学生におすすめのカードです。イギリスでは旅行者の治療費が高くなるため、保険は海外旅行保険が付く別のカードで備えてください。本記事で紹介する年会費無料のカードで治療費用がもっとも手厚いのはエポスカードで、満18歳以上(高校生を除く)の学生も申し込めます。

項目学生専用ライフカード
年会費無料
国際ブランドVisa・Mastercard・JCB(イギリスではVisaかMastercardがおすすめ)
海外事務手数料3.85%(2024年12月1日利用分から)
100ポンド時の手数料(試算)810円
1,000ポンド時の手数料(試算)8,097円
海外利用の特典海外利用総額の4%をキャッシュバック(事前エントリー要、年間最大10万円、在学期間中のみ)
海外旅行保険なし(2026年3月31日以降に出発する旅行から廃止)
日本語サポートLIFE DESK(電話の日本語サービス)
スマホ決済Apple Pay・Google Pay
申し込み条件満18歳以上満25歳以下で大学・大学院・短期大学・専門学校に在学中(進学予定の満18歳以上の高校生も可)

\最大15,000円キャッシュバック/

イギリスではクレジットカード・現金・デビットカードをどう使い分ける?

イギリスでは、店も地下鉄・バスもクレジットカードで払い、現金は予備として少しだけ持つのが基本です。

支払いのうち現金は8%で、バスは現金で乗れません。レストランのチップも、多くの店でカードで払えます。ポンドの現金は、カードが読み取れなかったときに使う分だけ用意すれば足ります。

ポンドの現金はどれくらい、どう用意する?

ポンドの現金は、カードが読み取れなかったときや、カードを止めたときの予備として少しだけ用意します。地下鉄・バス・店の支払いをカードで済ませるなら、現金を使う場面はほとんどありません。

三菱UFJ銀行の相場では、円をポンドに替えるTTSは214.31円、ポンドを円に戻すTTBは206.31円です(2026年10月27日)。円とポンドを行き来させると、1ポンドあたり8.00円目減りしてしまいます。余ったポンドを円に戻すより、使う分だけ用意するほうが手数料を抑えられます。

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用意のしかた内容・手数料注意点
日本で両替出発前にポンドを手元に用意できるレートは両替する場所ごとに違う
ATMキャッシングクレジットカードでポンドを引き出す金利・手数料はカードごとに違う。ATM側の手数料が別にかかることがある
WiseのカードでATMから引き出す1か月25,000円まで無料。超過分は100円+1.75%カード発行1,200円。ATM側の手数料が別にかかることがある
RevolutのカードでATMから引き出す月25,000円か5回まで無料。超過分は2%平日・月30万円まで両替手数料なし、週末は1%(スタンダードプラン)

※2026年10月時点

ATMキャッシングを使うには、カードに利用可能枠を設定しておく必要があります。設定の手続きには日数がかかるため、旅行の日程が決まったら各カード会社で確かめておくと間に合います。ATMの画面で円への換算を勧められたら、ポンドのまま進んでください。

Sony Bank WALLETは、英ポンドを外貨のまま支払える10通貨に入っています。ポンドの外貨預金から払えば、海外事務手数料がかかりません。韓国やシンガポールでは外貨のまま払えないカードですが、イギリスでは選択肢になります。

チップ・サービス料はカードで払える?

イギリスのレストランでは、チップは義務ではありません。サービスに満足したときに、料金の10〜15%を払うのが目安です。

ただし、レストランの伝票には、サービス料(多くは12.5%)が最初から入っていることがあります。サービス料はチップと同じ扱いなので、入っていれば別にチップを払う必要はありません。

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場面チップの目安払い方
レストランサービス料が入っていなければ10〜15%多くの店でカードで払える(端末にチップの選択肢がある)
レストラン(サービス料あり)払わなくてよい(サービス料がチップの代わり)―
パブ・バー一般に払わない―
ブラックキャブ(タクシー)端数を切り上げる程度―

※Visit London「Tipping」(2026年版)

カードの端末にチップの選択肢が出たときは、伝票にサービス料が入っていないかを見てから選んでください。二重に払わずに済みます。

支払い場面別の使い分け早見表

イギリスでの支払い方法を場面ごとにまとめました。

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場面主な支払い方法補足
ホテル・百貨店・レストラン・カフェクレジットカード(ポンド払い)ホテルはデポジットにカードの提示を求められることが多い
ロンドンの地下鉄・バス・エリザベス線Visa・Mastercard・American Expressのタッチ決済バスは現金で乗れない。JCBは対応ブランドに入っていない
ヒースロー・エクスプレスタッチ決済・Apple Pay・Google Pay1回26ポンド
鉄道の券売機クレジットカード現金が使えずカードのみの券売機もある
レストランのチップクレジットカードサービス料が入っていれば不要
ETAの申請クレジットカード・デビットカード・Apple Pay・Google Pay申請料20ポンド
病院クレジットカード・デビットカード・現金急ぎでない治療は前払い。あとで保険会社に請求する
ATMポンドを選ぶ円への換算を勧められたら断る

※2026年10月時点

イギリスでクレジットカードを安全に使うための注意点

イギリスでカードを使う前に、利用通知・暗証番号・予備のカードの3つを準備しておきましょう。

ロンドンでは、混雑した地下鉄やバスの車内、観光地でのスリや置き引きに注意が必要です。カードの紛失に備えて、ロンドンで使える日本語の窓口も控えておくと安心です。出発前にすることを表にまとめました。

準備出発前にすること
利用通知カード会社のアプリやメールで利用通知を受け取る設定にする
暗証番号持っていくカードすべての4桁の暗証番号を確かめる
予備のカード別の発行会社のVisa・Mastercardを用意し、1枚目と別の場所に入れる
緊急連絡先カード会社の紛失・盗難の連絡先と、ロンドンの日本語窓口を控える

スリ・置き引きとスキミングを防ぐには?

ロンドンでのスリ・置き引きの被害は、混雑した地下鉄やバスの車内、デパート、観光地、パブ・レストランで多く起きています。日本人は多額の現金を持ち歩いていると思われていて、狙われやすいのが現状です。転売目的のスマホのひったくりも増えていて、バイクや電動スクーターで追い越しざまに奪われる被害があります。

現金を多く持たず、カードで払うことは、スリの被害を小さくすることにもつながります。タッチ決済なら、支払いのときにカードを店員に渡さずに済みます。

対策内容
現金を多く持たない支払いはカードで済ませ、現金は予備の少額だけにする
貴重品の持ち方貴重品は内ポケットに入れ、バッグは体の前で持つ
食事中バッグや上着、スマホを席から離さない
ATM引き出すときは周りを確かめる
歩きスマホを避ける歩道では建物側を歩き、スマホを操作しながら歩かない
利用通知カード会社のアプリで利用のたびに通知を受け取る

※「利用通知」以外は在英国日本国大使館・在エディンバラ日本国総領事館「安全の手引き」(2026年4月)

カード会社の利用通知を受け取れるようにしておけば、身に覚えのない利用に早く気づけます。気づいたらすぐにカード会社に連絡して、利用を止めてください。

暗証番号を出発前に確認しておく

イギリスでは、タッチ決済で払えない端末や高額の支払いで、カードを差し込んで暗証番号を入力することがあります。暗証番号を覚えていないと、その場でカードが使えなくなってしまいます。

状況対応
タッチ決済に反応しないカードを差し込んで暗証番号を入力する
高額の支払いタッチ決済でも暗証番号を求められることがある
暗証番号を覚えていない出発前にカード会社で確かめる
2枚目のカードを持っていく2枚目の暗証番号も確かめておく
ATMでキャッシングするキャッシングにも暗証番号が必要。利用可能枠の設定も出発前に済ませる

暗証番号の確かめ方はカード会社ごとに違うため、出発前に各カード会社の案内で調べておくと確実です。2枚とも暗証番号を確かめておけば、どちらのカードでも支払えます。

ホテルのデポジットはクレジットカードで払う

イギリスのホテルでは、チェックインのときにデポジット(保証金)のためにカードの提示を求められることが多くあります。現金ではなくカードを求められるため、イギリス旅行にはクレジットカードが欠かせません。

チェックインのときに慌てないよう、デポジットに使うカードを出発前に決めておくと安心です。

カードが使えないときの日本語の窓口(VJデスク・エポス海外サポートデスクはロンドン)

カードが使えないときに備える方法は、予備のカードと緊急連絡先の2つです。予備のカードは、1枚目と別の発行会社のVisaかMastercardにしておくと、店でも地下鉄・バスでも使えます。2枚目は、1枚目とは別の場所に入れておくと安心です。

ロンドンで日本語の相談ができる窓口は、カードによって違います。

カードロンドンの日本語窓口
三井住友カード(NL)VJデスク(拠点一覧にロンドンあり。2026年9月現在)
エポスカード海外サポートデスク(一覧にロンドンあり)
学生専用ライフカードLIFE DESK(電話の日本語サービス)
JCBのカードJCBプラザはイギリスにない。JTBグローバルアシスタンスの海外緊急サポートで相談できる(一部対象外のカードあり)
イオンカード海外の日本語デスクはない(紛失・盗難の受付のみ)
楽天カード(一般カード)トラベルデスクの対象外

※2026年10月時点。住所・受付時間は出発前に各カード会社の案内で確かめる

カード会社の紛失・盗難の連絡先は、スマホのメモと紙の両方に控えておくと、スマホを一緒になくしても紙の控えから連絡できます。

よくある質問

イギリスで免税(付加価値税の払い戻し)は受けられる?

イギリスでは、観光客向けの付加価値税(VAT)の払い戻し制度が2021年1月1日に廃止されました。2026年9月時点でも、制度は再開されていません。イギリスの付加価値税の標準税率は20%で、ほとんどの商品の値札にはこの税が含まれています。

ロンドンからパリなどへ足を延ばす人は、ヨーロッパ旅行におすすめのクレジットカードも参考にしてください。

イギリスのETA(電子渡航認証)の申請料はクレジットカードで払える?

イギリスのETAの申請料は、クレジットカードで払えます。申請料は20ポンドです。

クレジットカードのほか、デビットカード・Apple Pay・Google Payで払えます。申請後に料金は返金されません。

項目内容
申請料20ポンド(約4,206円、1ポンド=210.31円で換算)
支払い方法クレジットカード・デビットカード・Apple Pay・Google Pay
有効期間2年間か、パスポートの有効期限までの短いほう
結果が出るまで通常は1日以内、最長3営業日

※gov.uk「Apply for an electronic travel authorisation(ETA)」。2026年10月時点

申請はgov.ukのサイトか、UK ETAアプリから行います。申請料はポンドで払うため、カードの海外事務手数料もかかります。

ロンドンの地下鉄はApple Pay・Google Payでも乗れる?

ロンドンの地下鉄とバスは、Apple Pay・Google Payなどのスマホのタッチでも乗れます。ただし、イギリス以外で発行したカードを登録したスマホ決済は、使えないか、海外事務手数料がかかる場合があります。スマホで乗るときも、乗るときと降りるときに同じ端末を使ってください。

iPhoneで入ってApple Watchで出ると、正しい運賃になりません。スマホの電池が切れたときに備えて、タッチ決済のカード本体も持っておくと安心です。

イギリスでPayPayは使える?

PayPayは、イギリスでは使えません。PayPayの海外支払いモードで使える国・地域は、韓国(2025年9月30日から)と台湾(2026年4月下旬から)の2つです(2026年10月時点)。イギリスでは、クレジットカードか、Apple Pay・Google Payに登録したカードで払ってください。

まとめ

イギリスでは観光客が訪れるエリアのほとんどの店で日本のクレジットカードが使え、ロンドンの地下鉄とバスにもVisa・Mastercard・アメックスのタッチ決済で乗れます。

JCBはTfLの対応ブランドに入っておらず、バスは現金で乗れません。地下鉄とバスは1日・1週間の上限があるため、大人だけの旅行なら、発行料のかかるVisitor Oysterよりタッチ決済が安くなります。

カードは、1枚目も2枚目もタッチ決済のVisaかMastercardにして、発行会社を分けるのが基本です。手数料を抑えるならイオンカード(VisaかMastercard)、病院代に備えるならエポスカードがおすすめです。

支払い通貨は日本円ではなくポンドを選び、現金は予備として少しだけ用意しておきましょう。

※本記事の情報は2026年10月時点のものです。

出典

目次