スペインでクレジットカードは使える?おすすめのカードとバルセロナの地下鉄・バスの払い方

スペインでクレジットカードは使える?おすすめのカードとバルセロナの地下鉄・バスの払い方

スペインでは、VisaかMastercardのクレジットカードなら、ホテル・レストラン・ショッピングの多くの支払いに使えます。バルセロナの地下鉄とバスも、カードをタッチするだけで乗れます。

ただし、カードだけで旅行すると困る場面があります。バルやカフェなどの小さな店では、カードを断られることがあります。バルセロナの交通局の対応ブランドはVisa・Mastercard・アメックスで、JCBは入っていません。

お金の守り方にも注意が必要です。スペインの日本大使館・総領事館が把握した2024年の日本人の被害は232件あり、その約57%がバルセロナでした。手数料もカードによって違い、1,000ユーロを払うと2,818円から6,780円まで、3,962円の差が出てしまいます。

持っていくなら、1枚目も2枚目もタッチ決済のVisaかMastercardにして、発行会社を分けるのがおすすめです。

この記事では、バルセロナの地下鉄・バスの乗り方、手数料、おすすめのカード、スリから守る方法、免税の受け取り方を解説します。

この記事でわかること
  • バルセロナの地下鉄・バスの払い方
  • バル・カフェで現金が要る場面
  • スリに備えたカードと現金の持ち方
  • 免税をカードで受け取る方法

※本記事の情報は2026年10月時点のものです。

1,000ユーロ払ったときの手数料
1.60%のカード
イオンカードなど
2,818円
3.85%のカード6,780円

※1ユーロ=176.10円で試算


\海外事務手数料が1.6%!/

目次

スペインで日本のクレジットカードは使える?使える場所・使えない場所

スペインでは、日本で発行したVisa・Mastercardのクレジットカードが、ホテル・レストラン・百貨店など多くの場面で使えます。

VisaとMastercardは、クレジットカード・デビットカードとも広く普及しています(スペイン政府観光局)。一方で、少額の支払いやバル・カフェ、タクシーでは現金が必要になることがあります。

スペインの人自身は、店での支払いにまだ現金をよく使います。スペイン銀行の2025年の調査では、店舗での主な支払い手段を現金とする割合が57%で、カードは27%、スマホは15%でした。

スクロールできます
支払い手段2025年2024年
現金57%59%
カード27%30%
スマホ15%11%

※スペイン銀行「現金の利用習慣の調査2025」(2025年11月12日公表)。店舗での主な支払い手段として答えた割合で、支払いの件数の割合ではない

この割合は、スペインに住む人の支払い方です。旅行者がホテルやレストランで払う場面はカードで足ります。ただ、バルやカフェなど小さな店に備えて、少額の現金も用意しておくと困りません。

Visa・Mastercard・JCB・アメックスはどれが使いやすい?

スペインで持っていくブランドは、店とバルセロナの地下鉄・バスの両方で使えるかどうかで選びます。国際ブランドは、Visa・Mastercard・JCB・American Expressなど、カード決済の仕組みを運営する会社のことです。

VisaとMastercardは、店でもバルセロナの地下鉄・バスでも使えるブランドです。本記事で紹介するカードは、すべてVisaかMastercardを選べます。

American Expressも、バルセロナの交通局(TMB)の対応ブランドに入っています。本記事で紹介するカードでは、楽天カードで選べます。

JCBは、TMBの対応ブランドに入っていません。スペインにはJCBプラザ(JCBの日本語の窓口)もなく、ヨーロッパでJCBプラザ ラウンジがあるのはパリだけです(2026年10月時点)。スペインに行くなら、JCBのカードより、VisaかMastercardのカードを2枚持つほうが払える場面を増やせます。

スクロールできます
国際ブランド本記事で紹介するカードで選べるものスペイン旅行に関係する情報
Visa三井住友カード(NL)、イオンカード、エポスカード、楽天カード、学生専用ライフカードバルセロナの地下鉄・バスのタッチ決済で使える
Mastercard三井住友カード(NL)、イオンカード、楽天カード、学生専用ライフカードバルセロナの地下鉄・バスのタッチ決済で使える
American Express楽天カードバルセロナの地下鉄・バスのタッチ決済で使える
JCBイオンカード、楽天カード、学生専用ライフカードTMBの対応ブランドに入っていない。スペインにJCBプラザはない

※TMB・JCBの公式情報。2026年10月時点

小さな店・バル・カフェで現金が必要になるのはどんなとき?

スペインで現金が必要になりやすいのは、少額の支払いと、バルやカフェなどの小さな店です。少額の買い物や小規模の店では、カード払いを断られることがあります。

カード払いに、最低10ユーロ(約1,761円)程度の利用額が必要な店もあります(スペイン政府観光局)。バルでコーヒー1杯や軽いつまみだけを頼むと、この額に届かないことがあります。

観光地でも、美術館や劇場などの施設で現金でしか払えない場合があります。チケットはネットで事前に買っておくと、窓口で現金が足りずに困ることを防げます。

スクロールできます
場面カードで払えるか用意しておくもの
ホテル・百貨店・レストラン払えるカード(ユーロ払いを選ぶ)
バル・カフェ払えないことがある小額の紙幣と硬貨
10ユーロ未満の買い物払えないことがある小額の紙幣と硬貨
美術館・劇場の窓口払えないことがある事前のネット購入か現金
自動券売機など機械での支払いカードが必要な場合があるカード

※スペイン政府観光局・三井住友カードの情報。2026年10月時点

反対に、機械での支払いではカードが必要になる場合があります。現金とカードの両方を持っておくと、どちらの場面にも対応できます。

タクシー・チップはどう払う?

バルセロナのタクシーは、カード払いに対応していることを車が示している場合に、カードで払えます(バルセロナ都市圏AMB)。すべてのタクシーでカードが使えるわけではないため、乗る前に車内の表示を見るか、運転手に確かめてください。

現金で払うときは、大きな紙幣に気をつけてください。運転手が用意しておくお釣りは、最低20ユーロ(約3,522円)と決まっています。

小額の紙幣で払うと確実です。降りるときは領収書をもらってください。

苦情や申し立てをするときに必要になります。

チップは必須ではありませんが、バーやレストラン、タクシーで払うなら合計の5〜10%が目安です(スペイン政府観光局)。

スペインのほかにも、フランスやイタリアなど複数の国を回るなら、ヨーロッパでクレジットカードは使える?で国ごとの違いをまとめています。

バルセロナの地下鉄・バスはクレジットカードのタッチ決済で乗れる?

バルセロナの地下鉄とバスは、Visa・Mastercard・アメックスのタッチ決済で乗れます。

切符を買わずに、カードやスマホを読み取り機にかざすだけです。払う運賃は1回券と同じ2.90ユーロ(約511円)で、何回も乗るなら10回券のほうが安く済みます。

TMBの地下鉄・バスはVisa・Mastercard・アメックスで乗れる(JCBは対応ブランドに記載なし)

バルセロナの地下鉄とバスを運行するTMBの読み取り機では、Visa・Mastercard・American Expressのクレジットカードが使えます。カード本体だけでなく、カードを登録したスマホやスマートウォッチでもタッチできます。

スクロールできます
乗り物タッチする場所Visa・MastercardAmerican ExpressJCB
バス前のドアの運転席の近くの読み取り機使える使える対応ブランドに記載なし
地下鉄一部の入口にある専用の機械使える使える対応ブランドに記載なし

※TMBの公式情報。2026年10月時点

バスは、2022年5月から全路線・全車両で、1回券の運賃をカードのタッチで払えるようになりました。古い旅行記事には「バスの車内ではカードが使えない」と書かれたものもありますが、いまは運転席の近くの読み取り機にタッチすれば乗れます。

JCBのカードしか持っていないと、バルセロナの地下鉄・バスにタッチで乗れない可能性があります。改札でタッチして乗るカードは、VisaかMastercardにしておくのがおすすめです。

タッチで乗るときの注意点(1人1回ずつ・切符は出ない・地下鉄は専用の機械がある入口だけ)

地下鉄では、タッチできる専用の機械が一部の入口にしかありません。機械が見つからないときは、券売機で切符を買って乗ります。券売機はカードでも払えます。

注意すること内容
タッチできる場所地下鉄は一部の入口の専用の機械だけ。バスは運転席の近くの読み取り機
有効時間地下鉄はタッチしてから2時間・1回の乗車
2人以上で乗る人数分タッチする(4歳未満は不要)
切符紙の切符は出ない。タッチしたカードが乗車の証明になる
検札タッチしたカードを見せる(地下鉄は身分証も)。カードの下4桁を聞かれることがある
仮押さえ地下鉄では、銀行によって最大20ユーロが一時的に押さえられる(請求ではない)
取り消しタッチしたあとは取り消せない(誤って買った場合だけ申請できる)
空港駅L9 Sudの空港駅(Aeroport T1・T2)では使えない。空港用の切符(5.90ユーロ)を買う

※TMBの公式情報(地下鉄のカード購入条件・バス)。2026年10月時点

家族や友人と乗るときは、1枚のカードで人数分タッチできます。音が1回鳴って画面にメッセージが出れば成功、2回鳴ったら支払いができていません。

検札で見せるのは、タッチしたカードそのものです。スマホでタッチした人は、同じスマホを見せられるようにしておいてください。支払ったカードを見せられないと、切符を持たずに乗ったと扱われてしまいます。

地下鉄でタッチすると、銀行によっては最大20ユーロ(約3,522円)がカードの利用可能枠から一時的に押さえられます。運賃が確定すれば押さえは外れ、20ユーロが請求されるわけではありません。

カードのタッチと10回券(T-casual)はどちらが安い?

カードのタッチで払う運賃は、1回ごとに1回券と同じ2.90ユーロです。何回も乗る人には、10回分がまとまったT-casual(13.00ユーロ、約2,289円)があります。1回あたり1.30ユーロで、タッチの半分以下になります。

スクロールできます
乗る回数カードのタッチ(1回2.90ユーロ)T-casual(10回13.00ユーロ)安いほう
3回8.70ユーロ(約1,532円)13.00ユーロタッチ
4回11.60ユーロ(約2,043円)13.00ユーロタッチ
5回14.50ユーロ(約2,553円)13.00ユーロT-casual
10回29.00ユーロ(約5,107円)13.00ユーロT-casual

※TMBの料金(1回券2.90ユーロ、T-casual 13.00ユーロ〜)。2026年の運賃。1ユーロ=176.10円で円に換算

5回以上乗るなら、T-casualのほうが安くなります。サグラダ・ファミリアやグエル公園などを地下鉄・バスで回る日が続くなら、最初にT-casualを券売機で買っておくと交通費を抑えられます。T-casualは1人用なので、2人以上なら人数分を買ってください。

空港の駅は扱いが違います。地下鉄L9 Sudの空港駅(Aeroport T1・T2)では、カードのタッチで買う1回券もT-casualも使えません。

空港から地下鉄に乗るときは、空港用の切符(5.90ユーロ、約1,039円)を使います。最大5日間乗り放題で空港の往復も含むHola Barcelona(12.50ユーロから)という旅行者向けの乗車券もあります。

マドリードの地下鉄もカードのタッチで乗れる(2026年6月から)

マドリードの地下鉄も、2026年6月1日から改札でカードをタッチして乗れるようになりました。交通カードを先に買う必要はなく、クレジットカード・デビットカードをかざすだけです。カードを登録したスマホやスマートウォッチも使えます。

対象は1回券です。マドリード州交通局(CRTM)の発表では、ネットワーク全体で1,249台の改札が対応しています。

古い型の改札の駅でも、少なくとも2台がカードのタッチに使えます。始まった時点の1回券は、期間限定で1.50ユーロ(約264円)でした。

マドリード州の交通局の発表には、使えるブランドが書かれていません。乗る前に、改札のマークでカードのブランドが使えるかを確かめてください。

スペインでクレジットカードを使うと手数料はどれくらいかかる?

スペインでのカード払いは、ユーロの金額を円に換算し、カード会社の海外事務手数料を加えた額で請求されます。

本記事で紹介するカードの料率は1.60%から3.85%までで、1,000ユーロの支払いなら手数料は2,818円から6,780円です。地下鉄やバスの運賃をタッチで払った分にも、同じように手数料がかかります。

海外事務手数料の仕組みと計算例

スペインでカードを使うと、ユーロの金額は国際ブランドの決済センターで円に換算されます。換算した額に海外事務手数料が加わって、円の請求額が決まります。

換算する日は、利用データが決済センターに届いた日です。カードを使った日より後になることがあるため、旅行中に見た為替レートと請求の換算レートが同じになるとは限りません。

請求額は、次の式で試算できます。

試算には、三菱UFJ銀行が2026年10月27日に公表したユーロの相場を使います。この日のTTS(円をユーロに替えるときのレート)は177.60円、TTB(ユーロを円に替えるときのレート)は174.60円でした。2つの中間をとると、1ユーロは176.10円です。

1,000ユーロを手数料なしで換算すると、176,100円になります。海外事務手数料が1.60%のカードなら、1,000×176.10×1.016で、請求額は178,918円です。

スクロールできます
海外事務手数料率主なカード100ユーロの手数料/請求額1,000ユーロの手数料/請求額
0%(換算のみ)―0円/17,610円0円/176,100円
1.60%イオンカード(WAON一体型)、イオンカードセレクト282円/17,892円2,818円/178,918円
3.63%三井住友カード(NL)、楽天カード639円/18,249円6,392円/182,492円
3.85%エポスカード、学生専用ライフカード678円/18,288円6,780円/182,880円
4.50%(参考)三菱UFJカード(2026年11月16日利用分から)792円/18,402円7,925円/184,025円

※1ユーロ=176.10円(三菱UFJ銀行の2026年10月27日のTTS 177.60円・TTB 174.60円の中間)で試算。円未満は四捨五入。実際は各国際ブランドのレートで換算される

1,000ユーロの支払いで比べると、1.60%のカードと3.85%のカードでは手数料が3,962円違います。

カードによって海外事務手数料はどれくらい違う?

主なカードの海外事務手数料は次のとおりです。

スクロールできます
カード・発行会社国際ブランド海外事務手数料適用時期・改定前の料率
イオンカード(イオンマークのカード)Visa・Mastercard・JCB1.60%ブランドを問わず同じ料率
三井住友カード(NL)Visa・Mastercard3.63%(税込)2024年11月1日に改定
楽天カードVisa・Mastercard・JCB・American Express3.63%2025年3月から(改定前2.20%)
エポスカードVisa3.85%2025年7月1日利用分から(改定前2.20%)
学生専用ライフカード(ライフカード)Visa・Mastercard・JCB3.85%2024年12月1日利用分から(改定前2.20%)
クレディセゾン発行カードVisa・Mastercard・JCB・American Express3.85%2024年12月4日処理分から
三菱UFJカードVisa・Mastercard3.85%→4.50%(税込)2026年11月16日利用分から

※2026年10月時点

カードごとに1,000ユーロを払ったときの手数料を試算すると、次のようになります。

スクロールできます
カード海外事務手数料100ユーロの手数料1,000ユーロの手数料1,000ユーロの請求額
イオンカード(WAON一体型)1.60%282円2,818円178,918円
イオンカードセレクト1.60%282円2,818円178,918円
三井住友カード(NL)3.63%639円6,392円182,492円
楽天カード3.63%639円6,392円182,492円
エポスカード3.85%678円6,780円182,880円
学生専用ライフカード3.85%678円6,780円182,880円
参考:三菱UFJカード(2026年11月16日利用分から)4.50%792円7,925円184,025円

※1ユーロ=176.10円で試算。円未満は四捨五入

旅行全体で考えると、違いはさらに大きくなります。現地のホテル・食事・買い物・交通費で30万円分をカードで払うと、手数料は1.60%のカードで4,800円、3.85%のカードで11,550円です。同じ旅行でも、6,750円多く払うことになってしまいます。

料率30万円分の支払いにかかる手数料
1.60%4,800円
3.63%10,890円
3.85%11,550円
4.50%(参考)13,500円

※為替レートを使わず、円に換算した30万円分の支払いで試算

三菱UFJカードは、2026年11月16日利用分からVisa・Mastercardの料率が4.50%に上がります。11月16日以降にスペインへ行く人は、手持ちのカードの料率を出発前に確かめておきましょう。カード別の海外手数料をもっと詳しく比べたい人は、海外手数料が安いクレジットカードの比較を参考にしてください。

日本円での支払い(DCC)は割高になりやすい

スペインの店やATMでは、支払い通貨をユーロにするか日本円にするか聞かれることがあります。日本円で払う方法はDCC(自国通貨建て決済)と呼ばれ、店やATMの事業者が決めたレートで換算されます。カード会社で換算するより、割高になる可能性があります。

スペインを含むEUの国では、日本円への換算を提案する事業者が、ECB(欧州中央銀行)の参照レートに対する上乗せ率を画面に表示する決まりがあります。画面に上乗せ率(%)が出たら、ユーロを選んで払ってください。ATMで引き出すときも、円への換算を勧められたらユーロのまま進めます。

DCCの見分け方と、ポンドやスイスフランの国を回るときの注意点は、ヨーロッパでクレジットカードは使える?で詳しく解説しています。

スペイン旅行に持っていくクレジットカードの選び方

スペイン旅行には、1枚目も2枚目もタッチ決済のVisaかMastercardを持っていくのがおすすめです。

2枚ともバルセロナの地下鉄・バスで使えるブランドにしておけば、1枚が使えなくなっても移動に困りません。そのうえで、海外事務手数料・海外旅行保険・日本語の窓口を比べると、1枚目に何を選ぶかが決まります。

スクロールできます
基準見るところ判断の目安
国際ブランド1枚目と2枚目のブランド2枚ともVisaかMastercard(JCBはTMBの対応ブランドにない)
発行会社1枚目と2枚目の発行会社別の発行会社にする
海外事務手数料料率1.60%か、3.63〜3.85%か
海外旅行保険保険が付く支払いの条件と治療費用旅行代金や交通費をどのカードで払うか
日本語の窓口バルセロナ・マドリードにあるかVJデスク(三井住友カード)・エポスの海外サポートデスク

1枚目はタッチ決済のVisaかMastercard

1枚目をタッチ決済のVisaかMastercardにすると、店での支払いとバルセロナの地下鉄・バスの運賃を同じカードで払えます。タッチ決済は、カードやスマホを端末にかざして払う方法です。カードを店員に渡さずに払えるので、カードを手元から離さずに済みます。

スクロールできます
カードタッチ決済・スマホ決済バルセロナの地下鉄・バス
三井住友カード(NL)Visaのタッチ決済・Mastercardタッチ決済に対応使える(Visa・Mastercard)
イオンカード(WAON一体型)、イオンカードセレクトVisa・Mastercard・JCBのタッチ決済に対応(マークのあるカード)Visa・Mastercardなら使える
エポスカードVisa Touchマークのあるカードが対応(非対応のカードは順次対応)Visa Touchマークのあるカードで使える
楽天カード全ブランドがタッチ決済に対応Visa・Mastercard・American Expressなら使える
学生専用ライフカードApple Pay・Google Payに対応Visa・Mastercardで作り、タッチ決済のマークがあるかを確かめる

※2026年10月時点

手数料を抑えたいならイオンカード(VisaかMastercard)、病院代や盗難に備えたいならエポスカード(Visa)を1枚目にするのがおすすめです。出発まで時間がない人には、最短10秒でカード番号が表示される三井住友カード(NL)が合います。

2枚目も別の発行会社のVisa・Mastercardにする

2枚目も、バルセロナの地下鉄・バスに乗れるVisaかMastercardにしておくと安心です。台湾やハワイのように2枚目をJCBにする国もありますが、スペインではJCBを選ぶ理由がありません。TMBの対応ブランドに入っておらず、スペインにはJCBプラザもないためです。

2枚目は、1枚目と別の発行会社のカードにしてください。1枚目を盗まれて利用を止めても、別の発行会社のカードなら影響を受けずに使えます。

たとえば、1枚目がエポスカード(Visa)なら、2枚目をイオンカード(Mastercard)にする組み合わせです。2枚ともタッチで地下鉄・バスに乗れるうえ、エポスカードの保険とイオンカードの1.60%の手数料を両方使えます。

スクロールできます
組み合わせの例1枚目2枚目この組み合わせの特徴
病院代・盗難に備えるエポスカード(Visa)イオンカード(Mastercard)疾病治療270万円・携行品損害20万円のエポスカードと、手数料1.60%のイオンカード
手数料を抑えるイオンカード(VisaかMastercard)三井住友カード(NL)(1枚目と違うブランド)1枚目は手数料1.60%。2枚目はバルセロナ・マドリードのVJデスクを使える
すぐに使える1枚目がほしい三井住友カード(NL)(Visa・Mastercard)エポスカード(Visa)か、イオンカード(Mastercard)1枚目は最短10秒でカード番号を表示。2枚目で保険か手数料を補う

※年会費はいずれも無料。組み合わせは一例

イオンカード(WAON一体型)とイオンカードセレクトは、どちらもイオンの発行です。2枚目をイオンカードにするなら、1枚目はイオン以外の発行会社のカードを選んでください。

スペイン以外の旅行にも使うカードを選びたい人は、海外旅行におすすめのクレジットカードも参考にしてください。

海外事務手数料の低さで選ぶ(1.60%のカードと3.63〜3.85%のカード)

本記事で紹介するカードの海外事務手数料は、1.60%のイオンカードと、3.63〜3.85%のカードに分かれます。

スクロールできます
グループカード1,000ユーロの手数料海外旅行保険バルセロナ・マドリードの日本語窓口
1.60%イオンカード(WAON一体型)、イオンカードセレクト2,818円なしなし
3.63%三井住友カード(NL)、楽天カード6,392円治療費用50万円(三井住友)、200万円(楽天)VJデスク(三井住友)
3.85%エポスカード、学生専用ライフカード6,780円治療費用200万〜270万円(エポス)、なし(ライフ)海外サポートデスク・バルセロナ(エポス)

※1ユーロ=176.10円で試算。2026年10月時点

手数料だけで比べるなら、1.60%のイオンカードです。ホテル代や食事代など、旅行中の大きな支払いをイオンカードにまとめると、請求額を抑えられます。

ただし、イオンカード(WAON一体型)とイオンカードセレクトには、海外旅行保険が付きません。イオンカードを1枚目にする場合は、保険が付く別のカードを2枚目にして、旅行代金や交通費をそのカードで払っておくと備えになります。

海外旅行保険の治療費用とバルセロナ・マドリードの日本語窓口で選ぶ

旅行中のけがや病気に備えるなら、カードの海外旅行保険で見るのは治療費用です。最高額として書かれる傷害死亡・後遺障害の金額ではなく、病院で払う治療費の補償額を比べてください。

本記事で紹介するカードのうち、海外旅行保険が付くカードはすべて利用付帯です。利用付帯は、旅行代金や交通費などをそのカードで払ったときに保険が付く仕組みのことです。どの支払いが条件になるかはカードごとに違います。

スクロールできます
カード海外旅行保険治療費用(傷害/疾病)保険が付く支払い対象外・注意点
エポスカード最高3,000万円200万円/270万円宿泊を伴う募集型企画旅行の代金か、公共交通乗用具の料金を支払う(出国後の支払いも可)本人のみ。携行品損害20万円(免責3,000円)
楽天カード最高2,000万円200万円/200万円日本出国前に募集型企画旅行の代金を支払う航空券のみ、海外ホテルの宿泊料金などは対象外
三井住友カード(NL)最高2,000万円50万円/50万円事前に旅費などをカードで支払う入会後「選べる無料保険」で別の保険に変更できる
イオンカード(WAON一体型)、イオンカードセレクトなし(購入品・紛失盗難の補償はあり)――旅行中のけがや病気は、保険付きの別のカードで備える
学生専用ライフカードなし――2026年3月31日以降に出発する旅行から廃止

※最高額は傷害死亡・後遺障害の金額。三井住友カード(NL)の補償額は2025年10月16日から適用。2026年10月時点

エポスカードは、出国後に公共交通乗用具の料金を初めて払った場合も保険が付きます。公共交通乗用具は、飛行機・電車・バスなど、料金を払って乗る交通機関のことです。バルセロナの空港から市内へ向かう地下鉄の切符をエポスカードで買えば、その時点から補償が始まります。

困ったときに日本語で相談できる窓口も、カードを選ぶ基準になります。三井住友カードのVJデスクはバルセロナとマドリードに、エポスカードの海外サポートデスクはバルセロナにあります。

三井住友カード(NL)なら、1枚でバルセロナとマドリードの両方のVJデスクを使えます。エポスカードを組み合わせると、バルセロナでは2つの窓口を使えます。

スペイン旅行におすすめのクレジットカード

スペイン旅行向けに編集部が選んだのは、次の5枚(6種)のクレジットカードです。

紹介の順番は、申込数や利用者数の順ではなく、旅行での役割の順です。1枚目・2枚目におすすめのVisa・Mastercardのカードを先に紹介し、そのあとに条件が合う人におすすめのカードを紹介します。

役割カード
1枚目・2枚目におすすめ(Visa・Mastercard)三井住友カード(NL)、イオンカード(WAON一体型)・イオンカードセレクト、エポスカード
条件が合う人におすすめ楽天カード(パッケージツアーで行く人)、学生専用ライフカード(学生)
スクロールできます
カード国際ブランド年会費海外事務手数料1,000ユーロ時の手数料海外旅行保険バルセロナの地下鉄・バススペインの日本語窓口
三井住友カード(NL)Visa・Mastercard永年無料3.63%6,392円最高2,000万円(治療50万円)使えるVJデスク(バルセロナ・マドリード)
イオンカード(WAON一体型)Visa・Mastercard・JCB無料1.60%2,818円なし(購入品・紛失盗難の補償はあり)Visa・Mastercardなら使えるなし
イオンカードセレクトVisa・Mastercard・JCB無料1.60%2,818円なし(購入品・紛失盗難の補償はあり)Visa・Mastercardなら使えるなし
エポスカードVisa永年無料3.85%6,780円最高3,000万円(治療200万〜270万円)使える海外サポートデスク(バルセロナ)
楽天カードVisa・Mastercard・JCB・American Express永年無料3.63%6,392円最高2,000万円(治療200万円)JCB以外なら使えるなし(一般カードはトラベルデスクの対象外)
学生専用ライフカードVisa・Mastercard・JCB無料3.85%6,780円なしVisa・Mastercardでタッチ決済のマークがあれば使えるスペインに窓口なし(日本語の電話サービスLIFE DESKはある)

※2026年10月時点。1,000ユーロ時の手数料は1ユーロ=176.10円で試算(円未満は四捨五入)。海外旅行保険はすべて利用付帯で、カッコ内は傷害治療・疾病治療の補償額

三井住友カード(NL)

三井住友カード(NL)は、VisaとMastercardのどちらかを選べるカードです。どちらのブランドもタッチ決済に対応していて、バルセロナの地下鉄・バスにもそのままタッチで乗れます。申し込みから最短10秒でカード番号が表示されるので、航空券やホテル、スペイン国内の移動の予約にすぐ使えます。

スペインで日本語の相談ができる窓口が2都市にあるのも、このカードを選ぶ理由です。三井住友カードのVJデスクは、バルセロナとマドリードにあります(2026年9月現在)。バルセロナのVJデスクは、グラシア通りの103番地、地下鉄L5のディアゴナル駅の近くです。

海外事務手数料は3.63%(税込)で、2024年11月1日に改定されました。1,000ユーロの支払いで試算すると、手数料は6,392円です。1.60%のカードと比べると、同じ支払いでも3,574円多くかかってしまいます。

海外旅行保険は最高2,000万円ですが、傷害治療費用と疾病治療費用は50万円ずつです。事前に旅費などをこのカードで払っておけば、保険の対象になります。入会後は「選べる無料保険」で、別の種類の保険に変えることもできます。

すぐに使えて、バルセロナとマドリードのどちらでも日本語の相談ができる1枚目がほしい人におすすめのカードです。2枚目には、手数料1.60%のイオンカード(1枚目と違うブランド)か、保険が手厚いエポスカードを組み合わせる方法があります。申し込めるのは満18歳以上(高校生を除く)の人です。

項目三井住友カード(NL)
年会費永年無料
国際ブランドVisa・Mastercard
海外事務手数料3.63%(税込)
100ユーロ時の手数料(試算)639円
1,000ユーロ時の手数料(試算)6,392円
海外旅行保険最高2,000万円(利用付帯)。傷害治療・疾病治療は各50万円。「選べる無料保険」で変更可
タッチ決済Visaのタッチ決済・Mastercardタッチ決済(バルセロナの地下鉄・バスで使える)
日本語サポートVJデスク(バルセロナ・マドリード。2026年9月現在)
申し込み条件満18歳以上(高校生を除く)
発行最短10秒でカード番号を表示

イオンカード(WAON一体型)・イオンカードセレクト(VisaかMastercardで作る)

イオンカード(WAON一体型)とイオンカードセレクトは、どちらも海外事務手数料が1.60%です。Visa・Mastercard・JCBのどれを選んでも料率は変わりません。1,000ユーロの支払いで試算すると手数料は2,818円で、3.63〜3.85%のカードの6,392〜6,780円より少なく済みます。

スペイン旅行に持っていくなら、VisaかMastercardで作るのがおすすめです。JCBで作ると、TMBの対応ブランドに入っていないため、バルセロナの地下鉄・バスにタッチで乗れない可能性があります。

VisaかMastercardで作れば、1.60%の料率と地下鉄・バスのタッチ決済を1枚で持てます。タッチ決済が使えるのは、タッチ決済のマークがあるカードです。

ブランドの決め方は、イオンカードの国際ブランドの選び方で詳しく解説しています。

2枚の付帯保険は、購入品の補償と紛失・盗難の補償で、海外旅行保険は付いていません。この2枚だけでは、旅行中のけがや病気に備えられなくなってしまいます。

イオンのカードの中で海外旅行保険が付くのは、イオンゴールドカード(最高3,000万円・利用付帯)とTGC CARD(JCB、最高2,000万円・利用付帯)です。2枚のどちらかを持っていく場合は、エポスカードなど保険付きの別のカードで旅行代金や交通費を払っておきましょう。

海外の日本語デスクはなく、紛失・盗難の受付のみです。

手数料を抑えることを優先したい人には、どちらのカードもおすすめです。1枚目にも2枚目にも使えるカードで、エポスカード(Visa)の2枚目にMastercardで作る組み合わせも合います。2枚の違いは、発行までの日数と、イオン銀行のキャッシュカード機能の有無です。

スクロールできます
項目イオンカード(WAON一体型)イオンカードセレクト
年会費無料無料
国際ブランドVisa・Mastercard・JCB(スペインではVisaかMastercardがおすすめ)Visa・Mastercard・JCB(スペインではVisaかMastercardがおすすめ)
海外事務手数料1.60%1.60%
100ユーロ時の手数料(試算)282円282円
1,000ユーロ時の手数料(試算)2,818円2,818円
申し込み条件18歳以上(高校生は卒業年度の1月1日以降)18歳以上(高校生は卒業年度の1月1日以降)
発行までの期間申込後最短5分でカード発行。カード本体は審査後2週間程度で届く審査後1〜2週間程度で届く
キャッシュカード機能・引き落とし―イオン銀行のキャッシュカード機能付き。イオン銀行口座から引き落とし
タッチ決済Visa・Mastercard・JCBのタッチ決済(マークのあるカード)。Apple Pay・イオンiDにも対応Visa・Mastercard・JCBのタッチ決済(マークのあるカード)
バルセロナの地下鉄・バスVisa・Mastercardなら使えるVisa・Mastercardなら使える
海外旅行保険なし(購入品・紛失盗難の補償はあり)なし(購入品・紛失盗難の補償はあり)
海外のサポート紛失・盗難の受付のみ紛失・盗難の受付のみ

イオンカード(WAON一体型)は、申し込みから最短5分でカードが発行されます。出発までの日数が短い人でも手続きを進めやすいカードです。カード本体は審査後2週間程度で届きます。


\海外事務手数料が1.6%!/

イオンカードセレクトは、イオン銀行のキャッシュカード機能が一体になったカードです。利用代金はイオン銀行口座から引き落とされます。

イオン銀行を使っている人や、カードと口座を1枚にまとめたい人に合います。審査後1〜2週間程度で届くので、旅行の日程に合わせて早めに申し込んでおくと安心です。

年会費無料!Web限定!
\最大
5,000WAON POINT進呈/

エポスカード

エポスカードは、出国前だけでなく出国後の支払いでも海外旅行保険が付くカードです。宿泊を伴う募集型企画旅行の代金か、公共交通乗用具の料金をエポスカードで払うと保険が付きます。出国前に払った場合は旅行開始から90日間、出国後に公共交通乗用具の料金を初めて払った場合はその時点から90日間が補償されます。

補償項目補償額
傷害死亡・後遺障害最高3,000万円
傷害治療費用200万円
疾病治療費用270万円
賠償責任3,000万円(免責なし)
救援者費用100万円
携行品損害20万円(免責3,000円、1個10万円限度)

免責は、保険金から差し引かれる自己負担額のことです。

本記事で紹介する年会費無料のカードの中で、疾病治療費用がもっとも大きいのはエポスカードの270万円です。携行品損害も20万円まで補償されるので、スリや置き引きで持ち物を盗まれたときの備えにもなります。

国際ブランドはVisaなので、バルセロナの地下鉄・バスにもタッチで乗れます。病院代や盗難への備えを重視する人には、エポスカードを1枚目にすることをおすすめします。

エポスカードの海外サポートデスクは、スペインではバルセロナにあります。カードをなくしたときや、旅行中に困ったときに日本語で相談できます。

海外事務手数料は3.85%で、2025年7月1日利用分から2.20%より上がりました。1,000ユーロの支払いで試算すると、手数料は6,780円になります。

保険の対象は本人のみで、カード発行日の翌日以降に出発する旅行が対象です。カードが届くまで7〜10日前後かかるため、出発日から逆算して申し込んでおきましょう。

マルイの店頭で受け取る場合は、最短で当日に受け取れます。

タッチ決済はVisa Touchマークのあるカードで使えます。2枚目には、手数料1.60%のイオンカード(Mastercard)を組み合わせるのがおすすめです。エポスカードの評判は、エポスカードのデメリットと評判で詳しく解説しています。

項目エポスカード
年会費永年無料
国際ブランドVisa
海外事務手数料3.85%(2025年7月1日利用分から)
100ユーロ時の手数料(試算)678円
1,000ユーロ時の手数料(試算)6,780円
海外旅行保険最高3,000万円(利用付帯)。傷害治療200万円・疾病治療270万円・携行品損害20万円。本人のみ
タッチ決済Visa Touchマークのあるカード(非対応のカードは順次対応)。バルセロナの地下鉄・バスで使える
海外サポート海外サポートデスク(スペインはバルセロナ)
届くまでの日数7〜10日前後(マルイ店頭なら最短当日)

\入会金・年会費永年無料!/

楽天カード

楽天カードは、Visa・Mastercard・JCB・American Expressの4ブランドから選べます。どのブランドもタッチ決済に対応しています。

バルセロナの地下鉄・バスに乗るなら、Visa・Mastercard・American Expressのどれかを選んでください。JCBはTMBの対応ブランドに入っていないため、タッチで乗れない可能性があります。

年会費は永年無料で、利用額の条件もありません。

海外事務手数料は、2025年3月から3.63%になりました。改定前は2.20%です。1,000ユーロの支払いで試算すると、手数料は6,392円です。

海外旅行保険は最高2,000万円で、傷害治療費用と疾病治療費用は200万円ずつです。保険が付く条件は、日本出国前に募集型企画旅行の代金を楽天カードで払っていることです。

楽天カードで払うもの海外旅行保険
出国前に払ったパッケージツアー(募集型企画旅行)の代金対象
出国後に決済した海外ツアー対象外
航空券のみの購入対象外
海外ホテルの宿泊料金対象外
空港利用税対象外

携行品損害は1個10万円が限度で、1事故につき3,000円が自己負担です。一般カードは、トラベルデスクの対象外になっています。

旅行会社のパッケージツアーでスペインへ行き、その代金を出国前に楽天カードで払う人におすすめです。航空券とホテルを別々に予約する旅行では、保険の対象外になってしまいます。その場合は、別のカードで保険を用意する必要があります。

項目楽天カード
年会費永年無料(利用額の条件なし)
国際ブランドVisa・Mastercard・JCB・American Express
海外事務手数料3.63%(2025年3月から)
100ユーロ時の手数料(試算)639円
1,000ユーロ時の手数料(試算)6,392円
海外旅行保険最高2,000万円(利用付帯)。傷害治療・疾病治療は各200万円
保険の条件日本出国前に募集型企画旅行の代金を楽天カードで支払う
タッチ決済全ブランド対応(バルセロナの地下鉄・バスで使えるのはVisa・Mastercard・American Express)

新規入会&利用で
\
5,000ポイントプレゼント /

学生なら学生専用ライフカード

学生専用ライフカードは、満18歳以上満25歳以下で大学・大学院・短期大学・専門学校に在学中の人が申し込めます。進学予定の満18歳以上の高校生も対象です。

海外での利用総額の4%がキャッシュバックされます。事前のエントリーが必要で、上限は年間10万円、対象は在学期間中のみです。

LIFE DESK(日本語サービス)で海外旅行のサポートも受けられ、スマホ決済はApple Pay・Google Payに対応しています。

海外旅行保険は廃止されました。2026年3月31日以降に旅行へ出発する人は、保険を使えなくなってしまいます。

海外事務手数料は3.85%で、2024年12月1日利用分から2.20%より上がりました。1,000ユーロの支払いで試算すると、手数料は6,780円です。

キャッシュバックとは別に、支払いのたびにこの手数料がかかります。

国際ブランドは、Visa・Mastercard・JCBから選べます。スペインで使うなら、VisaかMastercardで作ってください。地下鉄・バスに乗るときは、手元のカードにタッチ決済のマークがあるかを確かめておくと安心です。

卒業旅行でスペインに行き、海外での支払いでキャッシュバックを受けたい学生におすすめのカードです。保険は、海外旅行保険が付く別のカードで備える必要があります。本記事で紹介する年会費無料のカードで疾病治療費用がもっとも大きいのはエポスカードで、満18歳以上(高校生を除く)の学生も申し込めます。

項目学生専用ライフカード
年会費無料
国際ブランドVisa・Mastercard・JCB(スペインではVisaかMastercardがおすすめ)
海外事務手数料3.85%(2024年12月1日利用分から)
100ユーロ時の手数料(試算)678円
1,000ユーロ時の手数料(試算)6,780円
海外利用の特典海外利用総額の4%をキャッシュバック(事前エントリー要、年間最大10万円、在学期間中のみ)
海外旅行保険なし(2026年3月31日以降に出発する旅行から廃止)
日本語サポートLIFE DESK
スマホ決済Apple Pay・Google Pay
申し込み条件満18歳以上満25歳以下で大学・大学院・短期大学・専門学校に在学中(進学予定の満18歳以上の高校生も可)

\最大15,000円キャッシュバック/

スペインではクレジットカード・現金・デビットカードをどう使い分ける?

スペインでは、大きな支払いはクレジットカード、地下鉄・バスはタッチ決済か10回券、バル・タクシー・チップは現金と使い分けると困りません。

現金はユーロの小額の紙幣と硬貨を少しだけ持ち、カードとは別の場所に入れておくのが基本です。外貨のまま払えるデビットカードを使う方法もあります。

現金はどれくらい用意すればいい?

現金の額は、バル・カフェやタクシーを使う回数で決まります。スペインで「1日いくら」と決められる公的な目安はないため、使う場面から考えてください。

スクロールできます
現金を使う場面金額の目安用意のしかた
バル・カフェ・小さな店カード払いは10ユーロ程度からのことがある10ユーロ未満を払える硬貨と小額の紙幣
タクシー運転手のお釣りは最低20ユーロ50ユーロ札・100ユーロ札は避け、小額の紙幣で
チップ合計の5〜10%が目安(必須ではない)硬貨
美術館・劇場の窓口現金のみの施設があるチケットはネットで事前に買う
地下鉄・バス(参考)1回2.90ユーロ、10回13.00ユーロカードのタッチか券売機で買えるので、現金は要らない

※スペイン政府観光局・AMB・TMB・三井住友カードの情報。2026年10月時点

ユーロの紙幣は5・10・20・50・100・200・500ユーロの7種類です(スペイン政府観光局)。日本で両替するときは、5ユーロ札・10ユーロ札・20ユーロ札を多めにしてもらうと、バルやタクシーで使いやすくなります。

現金を多く持つほど、スリにあったときの被害は大きくなります。現金はバル・タクシー・チップに使う分だけにして、ホテル代や買い物はカードで払ってください。

ユーロの用意のしかた(日本で両替・現地ATM・Sony Bank WALLET・Wise・Revolut)

ユーロは、両替・ATMキャッシング・デビットカードの3つの方法で用意できます。

スクロールできます
用意のしかた内容・手数料注意点
日本で両替出発前にユーロを手元に用意できるレートは両替する場所ごとに違う
現地で両替両替所・銀行・ホテルなどで円をユーロに替えるレートは両替所ごとに違う
ATMキャッシングクレジットカードでユーロを引き出す金利・手数料はカードごとに違う。円への換算を勧められたら断る
Sony Bank WALLETユーロを外貨のまま払える外貨預金から払えば海外事務手数料0%
WiseのカードでATMから引き出す1か月25,000円まで無料。超過分は100円+1.75%カード発行1,200円
RevolutのカードでATMから引き出す月25,000円か5回まで無料。超過分は2%平日はプランの上限内なら両替手数料なし、週末は1%

※2026年10月時点

三菱UFJ銀行の2026年10月27日の相場では、円をユーロに替えるTTSは177.60円、ユーロを円に戻すTTBは174.60円です。円とユーロを行き来させると、1ユーロあたり3.00円目減りしてしまいます。

現金の両替には、これとは別の、さらに差の大きいレートが使われます。余ったユーロを円に戻すより、使う分だけ用意するほうが手数料を抑えられます。

スペインのATMは、銀行の店舗のほか、ショッピングセンターや旧市街でも見つけやすくなっています(スペイン政府観光局)。ATMキャッシングを使うには、カードに利用可能枠を設定しておく必要があります。人通りの多い場所のATMでは、引き出すときに周りに人がいないかを確かめてください。

Sony Bank WALLETは、ユーロを外貨のまま払えるデビットカードです。ソニー銀行の外貨預金から払えば、海外事務手数料は0%です。円の預金から払う「円からアシスト」の為替コストは、ソニー銀行の案内で確かめてください。

支払い場面別の使い分け早見表

スペインでの支払い方法を場面ごとにまとめました。

スクロールできます
場面主な支払い方法補足
ホテル・百貨店・レストランクレジットカード(ユーロ払い)ホテルはデポジットでカードの提示を求められることが多い
バルセロナの地下鉄・バスVisa・Mastercard・アメックスのタッチ決済5回以上乗るなら10回券のT-casualが安い
マドリードの地下鉄カードのタッチで1回券2026年6月から。改札のマークでブランドを確かめる
バル・カフェ・小さな店カードか現金10ユーロ未満は現金のことがある
美術館・劇場カード(チケットは事前のネット購入)現金のみの窓口がある
タクシー対応の表示があればカード、なければ現金お釣りは最低20ユーロ。小額の紙幣で
チップ現金必須ではない。合計の5〜10%が目安
免税の払い戻しクレジットカードか現金を選ぶ空港・港で手続き

※2026年10月時点

スペインでクレジットカードと現金をスリから守るには?

スペインでは、カードと現金を分けて持ち、支払いのときにカードを手元から離さないことが基本の対策です。

外務省の海外安全ホームページで、スペインの日本大使館・総領事館が把握した2024年の日本人の被害は232件でした。そのうち約99%にあたる229件が、スリ・置き引きなどの盗難です。

バルセロナ・マドリードで盗難が多い場所

日本人の被害の約57%(133件)がバルセロナ、約14%(32件)がマドリードで起きています。どちらも、地下鉄や観光地など人が集まる場所での被害が多くなっています。

スクロールできます
都市被害の割合(件数)被害が多い場所
バルセロナ約57%(133件)地下鉄の駅・車内、ランブラス通り、サグラダ・ファミリア・グエル公園などの観光地、ゴシック地区
マドリード約14%(32件)地下鉄の車内・駅、空港、マヨール広場、プエルタ・デル・ソル、王宮の周り

※外務省 海外安全ホームページ「スペイン 犯罪発生状況」(2024年の日本人の被害)

バルセロナの地下鉄でタッチ決済を使うときも、カードや財布を出しっぱなしにしないようにしてください。改札を通ったらすぐにカードをしまい、スマホも手に持ったまま車内で操作しないほうが安全です。

カードと現金を分けて持つ・空港でのカードのすり替えに注意する

カードは2枚を別々の場所に入れ、現金もカードとは分けて持ってください。1か所で盗まれても、残ったカードで支払いを続けられます。

スペインの国際空港では、乗る便に乗り遅れた乗客のふりをした人物が「現金を渡すので、代わりにカードで航空券を買ってほしい」と頼み、券売機で操作を繰り返すうちにカードをすり替える手口があります(外務省)。知らない人に頼まれても応じず、カードを人に渡さないでください。

スクロールできます
対策内容目的
タッチ決済を使うカードを店員に渡さず、自分で端末にかざすカードを手元から離さない
カードを分けて持つ1枚目と2枚目を別の場所に入れる1か所で盗まれても支払いを続けられる
現金を多く持たない大きな支払いはカードで済ませる盗まれたときの被害を小さくする
暗証番号を隠す端末やATMで暗証番号を入れるときは手で隠す暗証番号を盗み見られるのを防ぐ
利用通知の設定カード会社のアプリやメールで、利用のたびに通知を受け取る身に覚えのない利用に早く気づく
知らない人に頼まれても応じない空港で航空券の購入などを頼まれてもカードを使わない・渡さないカードのすり替えを防ぐ

※2026年10月時点

暗証番号を覚えていないと、タッチ決済が使えない端末やATMでカードを使えなくなってしまいます。持っていくカードすべての4桁の暗証番号を、出発前に確かめておいてください。

カードをなくしたときの連絡先とバルセロナ・マドリードの日本語窓口

カードをなくしたり盗まれたりしたら、すぐにカード会社に連絡して利用を止めてください。紛失・盗難の連絡先は、スマホのメモと紙の両方に控えておくと、スマホを一緒になくしても連絡できます。

スペインで日本語の相談ができる窓口は、カードと都市によって違います。

カードスペインの日本語窓口
三井住友カード(NL)VJデスク:バルセロナ・マドリード(2026年9月現在)
エポスカード海外サポートデスク:バルセロナ
イオンカード海外の日本語デスクはない(紛失・盗難の受付のみ)
楽天カード一般カードはトラベルデスクの対象外
学生専用ライフカードスペインに窓口はない(日本語の電話サービスLIFE DESKはある)
JCBのカード(参考)スペインにJCBプラザはない(ヨーロッパではパリのみ)

※2026年10月時点。住所・受付時間は出発前に各カード会社の案内で確かめる

エポスカードの海外旅行保険には、持ち物を盗まれたときの携行品損害の補償(20万円まで)があります。請求に必要な書類は、出発前にエポスカードの保険の案内で確かめておくと、被害にあったときに慌てずに済みます。カードが使えないときの対処は、海外でのクレジットカードの使い方とトラブル対処法でも詳しく解説しています。

スペインの免税(付加価値税の払い戻し)はクレジットカードで受け取れる?

スペインの免税は、払い戻しをクレジットカードか現金で受け取れます。

EU域外に住む旅行者なら、スペインで買った品物の付加価値税(VAT)の払い戻しを受けられ、戻る額は購入額の最大15.7%です。最低購入額はなく、出国する空港・港で手続きをします。

免税の対象と手続き(最低購入額なし・DIVAで出国時に電子認証)

免税の対象は、EU域外に住む旅行者が、自分で使うためやお土産として買った品物です。カナリア諸島・セウタ・メリージャで買った品物は対象外です。手続きは、買うとき・出国するとき・払い戻しの3段階です。

スクロールできます
段階すること持っていくもの
買うとき免税の手続きができる店で、DIVA(電子の免税書類)を発行してもらうパスポート
出国するときスペインの空港・港で、DIVAの端末か税関で電子認証を受ける(購入から3か月以内)購入時のレシート・パスポート・搭乗券・買った品物
払い戻し認可を受けた事業者の窓口か、買った店から払い戻しを受ける認証を受けた免税書類

※スペイン政府観光局・スペイン税務署の情報。2026年10月時点

DIVAの電子認証が使えるのは、スペインの空港・港から出国するときだけです。スペインで買い物をしてから、フランスやイタリアなどほかのEUの国から日本へ帰る場合は、最後に出国する国の税関で手続きをします。免税書類のQRコードかバーコードは、紙に印刷するかスマホに保存しておいてください。

払い戻しはクレジットカードか現金を選べる

払い戻しの受け取り方は、手続きする窓口によって違います。

スクロールできます
払い戻しを受ける窓口受け取れる額受け取り方
認可を受けた事業者(空港の出国エリアなど)手数料を差し引いた額をその場で現金(ユーロ)・クレジットカード・小切手・銀行振込から選ぶ
買った店全額(認証済みの書類を店に送ってから15日以内)小切手・銀行振込・クレジットカードなど

※スペイン政府観光局の情報。2026年10月時点

空港の窓口で現金を受け取ると、日本に持ち帰るユーロが増えてしまいます。帰国後に使う予定がなければ、クレジットカードへの払い戻しを選ぶと、余ったユーロを円に戻す手間がかかりません。

市内で先に払い戻しを受ける方法もあります。グローバルブルーやプラネットの市内の窓口で、クレジットカードを保証として預けて申し込みます。この場合は15日以内に出国し、空港の出国エリアで承認を受ける必要があります。

よくある質問

スペインでJCBのカードは使える?

JCBのカードが使える店もありますが、スペイン旅行のメインのカードにはおすすめしません。バルセロナの地下鉄・バスを運行するTMBの対応ブランドは、Visa・Mastercard・American Expressで、JCBは入っていません。

スペインにはJCBプラザもなく、ヨーロッパでJCBプラザ ラウンジがあるのはパリだけです(2026年10月時点)。JCBのカードを持っていく場合も、1枚目と2枚目はVisaかMastercardにしておくと、店でも地下鉄・バスでも困りません。

スペインでチップは必要?

スペインでは、チップは必須ではありません。料金にサービス料が含まれているためです。

ただし、バー・レストラン・ホテル・タクシーではチップを払うことが一般的で、目安は合計の5〜10%です(スペイン政府観光局)。チップを払うときのために、硬貨や小額の紙幣を少し持っておくと困りません。

スペインでPayPay・Apple Payは使える?

PayPayは、スペインでは使えません。PayPayの海外支払いモードで使える国・地域は、韓国と台湾の2つです(2026年10月時点)。

Apple Payなどのスマホのタッチ決済は、バルセロナの地下鉄・バスで使えます。TMBの読み取り機は、カードを登録したスマホやスマートウォッチにも対応しています。

スマホで乗ったときは、検札で同じスマホを見せてください。

スペイン旅行にもETIAS(欧州渡航情報認証制度)は必要?

ETIASは、日本などビザが不要な国の人が、スペインを含む対象のヨーロッパの国に入る前にオンラインで申請する認証制度です。申請料は20ユーロ(約3,522円)で、18歳未満と70歳以上は無料です。

開始日は2026年10月時点で決まっておらず、EUが開始の数か月前に知らせるとしています。出発前にETIASの公式サイトで確かめてください。

詳しくはヨーロッパでクレジットカードは使える?で解説しています。

まとめ

スペインでは、Visa・Mastercardのクレジットカードなら多くの店で使え、バルセロナの地下鉄・バスにもタッチ決済で乗れます。

マドリードの地下鉄も、2026年6月からカードのタッチで乗れるようになりました。ただし、バル・カフェや10ユーロ未満の支払い、タクシーでは現金が必要になることがあります。

カードは、1枚目も2枚目もタッチ決済のVisaかMastercardにして、発行会社を分けるのが基本です。手数料を抑えるならイオンカード(VisaかMastercard)、病院代や盗難、バルセロナでの日本語の相談に備えるならエポスカードがおすすめです。JCBはバルセロナの交通局の対応ブランドに入っていないため、スペインでは1枚目・2枚目に選ばないほうが安心です。

支払い通貨は日本円ではなくユーロを選び、バル・タクシー・チップに使う現金を小額だけ用意しておきましょう。地下鉄・バスに5回以上乗るなら10回券のT-casualを買い、免税の払い戻しはクレジットカードで受け取ると、帰国後の手間も減らせます。

※本記事の情報は2026年10月時点のものです。

出典

目次