イタリアでクレジットカードは使える?旅行におすすめのカードと手数料・現金との使い分け

イタリアでクレジットカードは使える?旅行におすすめのカードと手数料・現金との使い分け

イタリアでは、VisaかMastercardのクレジットカードなら、ホテル・レストラン・ショッピングの多くの支払いに使えます。店がカードでの支払いを断ると罰金の対象になる決まりもあります。

ただし、イタリアのキャッシュレス決済比率は34.3%で、日本の39.3%より低いため、日本と同じくらいか、それ以上に現金を使う場面を見込んでおく必要があります。地下鉄も都市で違い、ローマはJCBでも乗れますが、ミラノの公式の対応ブランドにJCBは入っていません。

旅行の総額が大きくなりやすいイタリアでは、手数料の差も見過ごせません。1,000ユーロを払うと、手数料はカードによって2,818円から6,780円まで違ってしまいます。

持っていくなら、1枚目も2枚目もタッチ決済のVisaかMastercardにして、発行会社を分けるのがおすすめです。

この記事では、ローマとミラノの地下鉄・バスの乗り方、手数料、おすすめのカード、現金がいくら必要か、免税の受け方を解説します。

この記事でわかること
  • ローマとミラノの地下鉄の違い
  • 1,000ユーロの手数料は2,818〜6,780円
  • 免税は70.01ユーロの買い物から

※本記事の情報は2026年10月時点のものです。

1,000ユーロ払ったときの手数料
1.60%のカード
イオンカードなど
2,818円
3.85%のカード6,780円

※1ユーロ=176.10円で試算


\海外事務手数料が1.6%!/

目次

イタリアで日本のクレジットカードは使える?使える場所・使えない場所

イタリアでは、日本で発行したVisa・Mastercardのクレジットカードが、ホテル・レストラン・ショッピングの多くの場面で使えます。

一方で、キャッシュレス決済の比率は日本より低く、カードで払えない場面に備えて現金も少し持っておくと安心です。カードを中心に使い、現金は予備として少額だけ用意しておくのがイタリアでの払い方の基本です。

イタリアのキャッシュレス事情は日本と比べてどう?

イタリアのキャッシュレス決済比率は、2023年に34.3%でした(キャッシュレス推進協議会の国際比較)。日本の39.3%より5.0ポイント低く、イギリスの64.0%やフランスの52.7%と比べると、現金を使う場面が多い国です。

スクロールできます
国キャッシュレス決済比率(2023年)日本との差
イギリス64.0%24.7ポイント高い
フランス52.7%13.4ポイント高い
スウェーデン48.0%8.7ポイント高い
日本(比べる目安)39.3%―
イタリア34.3%5.0ポイント低い
ドイツ25.3%14.0ポイント低い

※キャッシュレス推進協議会の国際比較(2025年9月4日公表)

ローマやミラノなど観光で訪れる都市では、多くの施設や店舗がクレジットカードに対応しています。それでも、日本で過ごすときと同じくらいか、それ以上に現金を使う場面を見込んでおくと安心です。

イタリアの店はカード払いを断ると罰金の対象になる

イタリアでは、商品やサービスを売る事業者が、デビットカード・クレジットカードでの支払いを断ると罰金の対象になります。2022年6月30日からの決まりで、罰金は30ユーロに、断った取引額の4%を加えた額です(法令D.L. 36/2022)。

項目内容
対象商品やサービスを売る事業者(店・レストラン・ホテルなど)
断ったときの罰金30ユーロ+断った取引額の4%
開始2022年6月30日
対象外通信の不具合や端末の故障など、技術的にカードを受け付けられない場合

※D.L. 30 aprile 2022, n. 36 第18条。2026年10月時点

ただし、この決まりはどの国際ブランドを受け付けるかまでは定めていません。店によって扱うブランドは違い、端末の故障などでカードを受け付けられないこともあります。VisaとMastercardを1枚ずつ持ち、現金も用意しておけば、支払いに困りにくくなります。

Visa・Mastercard・JCB・アメックスはどれが使いやすい?

イタリア旅行での国際ブランドの選び方は、店と地下鉄の両方で使えるかどうかで決まります。国際ブランドは、Visa・Mastercard・JCB・American Expressなど、カード決済の仕組みを運営する会社のことです。

VisaとMastercardは、イタリアの店で使える場面が多く、ローマとミラノの地下鉄でもタッチ決済で乗れます。本記事で紹介するカードの多くで選べるブランドです。

JCBは、店によっては使えないことがあります。地下鉄では、ローマはJCBのタッチ決済で乗れ、ナポリも2026年9月から順次使えるようになっています。

一方で、ミラノの公式の対応ブランドにJCBは入っていません(2026年10月時点)。イタリアには、JCBの対面の日本語窓口(JCBプラザ ラウンジ)はありません。

American Expressは、ローマとミラノの地下鉄で使えるブランドです。本記事で紹介するカードでは、楽天カードだけが選べます。

スクロールできます
国際ブランド本記事で紹介するカードで選べるものイタリア旅行に関係する情報
Visa三井住友カード(NL)、イオンカード、エポスカード、楽天カード、学生専用ライフカードローマ・ミラノの地下鉄のタッチ決済で使える
Mastercard三井住友カード(NL)、イオンカード、楽天カード、学生専用ライフカードローマ・ミラノの地下鉄のタッチ決済で使える
JCBイオンカード、JCBカード W、楽天カード、学生専用ライフカードローマの地下鉄では使える(ナポリは2026年9月から順次)。ミラノは公式の対応ブランドに入っていない
American Express楽天カードローマ・ミラノの地下鉄のタッチ決済で使える

※2026年10月時点

店によって、扱う国際ブランドは違います。1枚のカードだけで旅行すると、そのブランドを扱わない店では支払えなくなってしまいます。VisaとMastercardを1枚ずつ持っていれば、どちらかのブランドで支払える店が増えます。

現金も用意しておきたいのはどんなとき?

イタリアの店はカード払いを断ると罰金の対象になりますが、カードで払えない場面がまったくないわけではありません。手持ちのブランドを店が扱っていないときや、端末が使えないときに備えて、ユーロの現金を少し用意しておくと困りません。

スクロールできます
場面主な支払い方法注意点
ホテル・百貨店・レストランクレジットカード支払い通貨はユーロを選ぶ
地下鉄・バス・トラムカードのタッチ決済か切符都市ごとに使えるブランドが違う
手持ちのブランドを扱わない店別のブランドのカードか現金受け付けるブランドは店ごとに違う
端末の故障・通信の不具合現金技術的にカードを受け付けられない場合は罰金の対象外

※2026年10月時点

現金を多く持ち歩くと、スリや置き引きにあったときの被害が大きくなってしまいます。大きな支払いはカードで済ませ、現金はカードが使えないときの予備として少額だけにしておくと安心です。

イタリアの地下鉄・バスはクレジットカードで乗れる?ローマとミラノの違い

ローマとミラノの地下鉄・バス・トラムは、Visa・Mastercard・アメックスのタッチ決済で乗れます。

JCBはローマで使え、ナポリでも2026年9月から順次使えるようになりました。ミラノの公式の対応ブランドにJCBは入っていません。切符を買わずに改札や車内の読み取り機にカードをかざすだけで乗れ、1日に何回乗っても運賃には上限があります。

スクロールできます
都市タッチ乗車できる交通機関Visa・MastercardAmerican ExpressJCB運賃・上限
ローマ地下鉄A・B/B1・C線、バス・トラムなど使える使える使える1回1.50ユーロ、24時間で8.50ユーロが上限
ミラノ地下鉄・バス・トラム使える使える公式の対応ブランドにない1回2.20ユーロ、24時間で7.60ユーロが上限
ナポリ地下鉄・ケーブルカー・バスで順次発表に記載なし発表に記載なし使える(2026年9月から)24時間の最も安い運賃を自動で計算

※各交通局の公式情報(ATAC・ATM)とNexi・JCBの発表。2026年10月時点

ローマはJCBのタッチ決済でも乗れる

ローマの交通局ATACの「tap&go」では、Mastercard・Visa・American Express・JCB・銀聯のクレジットカードのタッチ決済で乗れます。2024年から、日本で発行したクレジットカードのタッチ決済でも乗れるようになっています。使えるのは、地下鉄A・B/B1・C線の全線と、ATACのバス・トラムなどです。

1回の運賃は、ローマの1回券(BIT)と同じ1.50ユーロ(約264円)です。BITは100分有効で、地下鉄は1回の乗車に限られます。

24時間以内に何回乗っても、運賃は「Roma 24時間券」の8.50ユーロ(約1,497円)で止まります。1.50ユーロで6回乗ると9.00ユーロになるので、6回目からは24時間券の料金に切り替わる計算です。

乗車回数(24時間以内)運賃の合計
1回1.50ユーロ(約264円)
3回4.50ユーロ(約792円)
5回7.50ユーロ(約1,321円)
6回以上8.50ユーロ(約1,497円)で上限

※ATACの公式情報。1ユーロ=176.10円で試算。2026年10月時点

JCBのタッチ決済は、2024年5月にローマの地下鉄A〜C線とバス・トラムで使えるようになりました。ヨーロッパの交通機関で、JCBのタッチ決済が使えるようになったのはローマが初めてです。

ミラノはVisa・Mastercard・アメックスのタッチ決済で乗れる

ミラノの交通局ATMでは、Mastercard・Visa・American Express・Maestro・VPayのタッチ決済で、地下鉄・バス・トラムに乗れます。Apple PayとSamsung Payにも対応しています。JCBは、ATMの公式の対応ブランドに入っていないため、乗れない可能性があります。

ミラノ市内(Mi1〜Mi3)の運賃は、90分有効で2.20ユーロ(約387円)です。24時間で7.60ユーロ(約1,338円)が上限で、4回目から上限が効きます。週・月の上限はありません。

近郊電車のTrenordやS線は、タッチ決済の対象外です。S線に乗り換えるときは、地下鉄の改札でタッチして出てから、別に切符を買ってください。

ナポリもJCBのタッチ決済で乗れるようになった(2026年9月から順次)

ナポリなどカンパニア州の地下鉄・ケーブルカー・バスでは、2026年9月からJCBと銀聯のタッチ決済が使えるようになりました。対象の路線は順次広がっていて、24時間以内の乗車は、最も安い運賃が自動で計算されます。

路線の一覧や運賃は、出発前に交通の共通乗車券を運営するUnico Campaniaの公式サイトで確かめてください。

乗り降り・乗り換えは同じカードでタッチする

タッチ決済で乗るときは、乗り換えや乗り降りで同じカードを使ってください。ローマでは、100分以内の乗り換えと24時間の上限運賃は、最初にタッチしたのと同じ端末でタッチした場合に効きます。

ミラノでも、乗り降りは同じカードか同じスマホでタッチします。途中でカード本体とスマホを入れ替えると、最も安い運賃が適用されません。

注意すること内容
乗り換え・乗り降りは同じカード最初と違う端末だと上限運賃が効かない(ローマ)
カードとスマホ途中で入れ替えると最も安い運賃が適用されない(ミラノ)
財布ごとかざさない使うカードを1枚だけ取り出してタッチする
海外事務手数料運賃にもカード会社の海外事務手数料がかかる

※ATAC・ATMの公式情報。2026年10月時点

都市の間を移動するイタリアの鉄道は、ネットで予約できるものが多くあります。使えるカードのブランドは、予約の画面で確かめてください。エポスカードとJCBカード Wは、出国後に電車・バスなどの料金を初めて払った場合も、その時点から海外旅行保険が付きます。

イタリアでクレジットカードを使うと手数料はどれくらいかかる?

イタリアでのカード払いは、ユーロの金額を円に換算し、カード会社の海外事務手数料を加えた額で請求されます。

本記事で紹介するカードの料率は、1.60%から3.85%まで。1,000ユーロの支払いで試算すると、手数料は2,818円から6,780円です。

海外事務手数料の仕組みと1,000ユーロの計算例

イタリアでカードを使うと、ユーロ建ての金額は国際ブランドの決済センターで円に換算されます。そのレートに海外事務手数料が加わって、円の請求額が決まります。

換算日は、利用データが決済センターに届いた日です。利用日より後になることがあり、カードを使った日のレートとは限りません。

請求額は、次の式で試算できます。

試算には、三菱UFJ銀行が2026年10月27日に公表したユーロの相場を使います。この日のTTS(円をユーロに替えるときのレート)は177.60円、TTB(ユーロを円に替えるときのレート)は174.60円でした。2つの中間をとると、1ユーロは176.10円です。

1,000ユーロを手数料なしで換算すると、176,100円になります。1.60%のカードなら、1,000×176.10×1.016で、請求額は178,918円です。

スクロールできます
海外事務手数料率主なカード100ユーロの手数料/請求額1,000ユーロの手数料/請求額
0%(換算のみ)―0円/17,610円0円/176,100円
1.60%イオンカード、JCBカード W282円/17,892円2,818円/178,918円
3.63%三井住友カード(NL)、楽天カード639円/18,249円6,392円/182,492円
3.85%エポスカード、学生専用ライフカード678円/18,288円6,780円/182,880円
4.50%(参考)三菱UFJカード(2026年11月16日利用分から)792円/18,402円7,925円/184,025円

※1ユーロ=176.10円(三菱UFJ銀行の2026年10月27日のTTS 177.60円・TTB 174.60円の中間)で試算。円未満は四捨五入。実際は各国際ブランドのレートで換算される

100ユーロの支払いで上乗せされる手数料は、1.60%のカードで282円、3.85%のカードで678円です。1,000ユーロになると、手数料は2,818円と6,780円で、3,962円違います。

カードによって海外事務手数料はどれくらい違う?

主なカードの海外事務手数料は次のとおりです。

スクロールできます
カード・発行会社国際ブランド海外事務手数料適用時期・改定前の料率
イオンカード(イオンマークのカード)Visa・Mastercard・JCB1.60%ブランドを問わず同じ料率
JCBカード WJCB1.60%(非課税)―
三井住友カード(NL)Visa・Mastercard3.63%(税込)2024年11月1日に改定
楽天カードVisa・Mastercard・JCB・American Express3.63%2025年3月から(改定前2.20%)
エポスカードVisa3.85%2025年7月1日利用分から(改定前2.20%)
学生専用ライフカード(ライフカード)Visa・Mastercard・JCB3.85%2024年12月1日利用分から(改定前2.20%)
クレディセゾン発行カードVisa・Mastercard・JCB・American Express3.85%2024年12月4日処理分から
三菱UFJカードVisa・Mastercard3.85%→4.50%(税込)2026年11月16日利用分から

※2026年10月時点

カードごとに1,000ユーロを払ったときの手数料を試算すると、次のようになります。

スクロールできます
カード海外事務手数料100ユーロの手数料1,000ユーロの手数料1,000ユーロの請求額
イオンカード(WAON一体型)1.60%282円2,818円178,918円
イオンカードセレクト1.60%282円2,818円178,918円
JCBカード W1.60%282円2,818円178,918円
三井住友カード(NL)3.63%639円6,392円182,492円
楽天カード3.63%639円6,392円182,492円
エポスカード3.85%678円6,780円182,880円
学生専用ライフカード3.85%678円6,780円182,880円
参考:三菱UFJカード(2026年11月16日利用分から)4.50%792円7,925円184,025円

※1ユーロ=176.10円で試算。円未満は四捨五入

旅行全体で考えると、違いはさらに大きくなります。現地での買い物・食事・交通費などで30万円分をカードで払ったとすると、手数料は1.60%のカードで4,800円、3.85%のカードで11,550円です。同じ旅行でも、6,750円違ってしまいます。

料率30万円分の支払いにかかる手数料
1.60%4,800円
3.63%10,890円
3.85%11,550円
4.50%(参考)13,500円

※為替レートを使わず、円に換算した30万円分の支払いで試算

三菱UFJカードは、2026年11月16日利用分からVisa・Mastercardの料率が4.50%に上がります。11月16日以降にイタリアへ行く予定がある人は、手持ちのカードの料率を出発前に確かめておくと安心です。カード別の海外手数料をもっと詳しく比べたい人は、海外手数料が安いクレジットカードの比較を参考にしてください。

日本円での支払い(DCC)は割高になりやすい

イタリアの店やATMでは、支払い通貨をユーロにするか日本円にするか選べる場合があります。日本円で払う方法は、DCC(自国通貨建て決済)と呼ばれます。

日本円を選ぶと、その場で円の金額が分かるのは便利です。ただし換算には店やATMの事業者が決めたレートが使われ、カード会社で換算するより割高になってしまう可能性があります。

イタリアを含むEUの国では、店頭やATMで円への換算を提案する事業者に、ECB(欧州中央銀行)の参照レートに対する上乗せ率(%)を画面に表示する決まりがあります。ユーロで払えることを知らせることも、事業者の義務です。画面に上乗せ率が表示されたら、それが日本円で払うときに上乗せされる分だと考えてください。

スクロールできます
選んだ通貨換算レートを決めるところ請求額の傾向
ユーロ国際ブランドの決済センター(カード会社の海外事務手数料を加算)決済センターのレートに海外事務手数料を加えた額で請求される
日本円店・ATMの事業者ECBの参照レートに上乗せ率が加わる。カード会社で換算するより割高になる可能性がある

※EUの規則(EU)2019/518(2020年4月19日適用、現在は規則(EU)2021/1230に統合)

端末の画面やレシートに日本円の金額が出たら、支払う前にユーロで払いたいと伝えてください。ATMで引き出すときも、「換算せずに続ける」などユーロのまま進む選択肢を選ぶと、上乗せを避けられます。

イタリア旅行に持っていくクレジットカードの選び方

イタリア旅行には、1枚目も2枚目もタッチ決済のVisaかMastercardを持っていくのがおすすめです。

2枚ともローマ・ミラノの地下鉄で使えるブランドにしておけば、1枚が使えなくなっても困りません。そのうえで、海外事務手数料と海外旅行保険の条件を比べると、1枚目に何を選ぶかが決まります。4つの基準を表にまとめました。

スクロールできます
基準見るところ判断の目安
国際ブランド1枚目と2枚目のブランド2枚ともVisaかMastercard(JCBはミラノの地下鉄で公式の対応ブランドにない)
発行会社1枚目と2枚目の発行会社別の発行会社にする
海外事務手数料料率1.60%か、3.63〜3.85%か
海外旅行保険保険が付く支払いの条件と治療費用・携行品損害旅行代金や交通費をどのカードで払うか

1枚目はタッチ決済のVisaかMastercard

1枚目をタッチ決済のVisaかMastercardにすると、店での支払いとローマ・ミラノの地下鉄の運賃を同じカードで払えます。本記事で紹介する6枚(7種)のうち、JCBカード W以外はVisaかMastercardを選べるカードです。

タッチ決済は、カードやスマホを端末にかざして支払う方法です。カードを店員に渡さずに払えるので、スリや置き引きに気をつけたい観光地でもカードを手元から離さずに済みます。

スクロールできます
カードタッチ決済・スマホ決済ローマ・ミラノの地下鉄
三井住友カード(NL)Visaのタッチ決済・Mastercardタッチ決済に対応使える(Visa・Mastercard)
イオンカード(WAON一体型)、イオンカードセレクトVisa・Mastercard・JCBのタッチ決済に対応(マークのあるカード)Visa・Mastercardなら使える
エポスカードVisa Touchマークのあるカードが対応(非対応のカードは順次対応)Visa Touchマークのあるカードで使える
JCBカード WJCBのタッチ決済に対応(マークがないカードはMyJCBで対応カードに切り替え)。Apple Pay・Google Payにも設定できるローマは使える。ミラノは公式の対応ブランドにない
楽天カード全ブランドがタッチ決済に対応Visa・Mastercard・American Expressは使える(JCBはローマのみ)
学生専用ライフカードApple Pay・Google Payに対応Visa・Mastercardで作り、タッチ決済のマークがあるかを確かめる

※2026年10月時点

手数料を抑えたいならイオンカード(VisaかMastercard)、病院代や盗難に備えたいならエポスカード(Visa)を1枚目にするのがおすすめです。すぐに使えるカードがほしいなら、最短10秒でカード番号が表示される三井住友カード(NL)が合います。

2枚目も別の発行会社のVisa・Mastercardにする

2枚目も、ローマ・ミラノの地下鉄に乗れるVisaかMastercardにしておくと安心です。2枚目をJCBにすると、1枚目が使えなくなったときに、ミラノの地下鉄や、JCBを扱わない店で支払えない可能性があります。

2枚目は、1枚目と別の発行会社のカードにするのがおすすめです。1枚目をスリにあって利用を止めても、別の発行会社のカードなら影響を受けずに使えます。

たとえば、1枚目がエポスカード(Visa)なら、2枚目をイオンカード(Mastercard)にする組み合わせです。2枚とも地下鉄のタッチ決済に使えるうえ、エポスカードの保険とイオンカードの1.60%の手数料を両方使えます。

JCBカード Wは、ローマやナポリで地下鉄・バスに乗る人が、優待も使いたいときに加える3枚目にするのがおすすめです。

スクロールできます
持っていくものおすすめのカード・手段使う場面
1枚目タッチ決済のVisa・Mastercard(三井住友カード(NL)・イオンカード・エポスカード)店での支払い、地下鉄・バスの運賃
2枚目1枚目と別の発行会社のVisa・Mastercard1枚目が使えないときの店での支払いと地下鉄
3枚目(必要な人だけ)JCBカード Wローマ・ナポリの地下鉄・バス、JCBの優待
現金少額のユーロカードが使えないときの予備

※2026年10月時点

1枚目と2枚目の組み合わせ例を表にまとめました。

スクロールできます
組み合わせの例1枚目2枚目この組み合わせの特徴
病院代・盗難に備えるエポスカード(Visa)イオンカード(Mastercard)2枚とも地下鉄に使える。疾病治療270万円・携行品損害20万円のエポスカードと、手数料1.60%のイオンカード
手数料を抑えるイオンカード(VisaかMastercard)三井住友カード(NL)(1枚目と違うブランド)1枚目は手数料1.60%。2枚目はローマのVJデスクを使える
すぐに使える1枚目がほしい三井住友カード(NL)(Visa・Mastercard)エポスカード(Visa)か、イオンカード(Mastercard)1枚目は最短10秒でカード番号を表示。2枚目で保険か手数料を補う
ローマ・ナポリでJCBも使うエポスカード(Visa)イオンカード(Mastercard)+3枚目にJCBカード W地下鉄は1枚目・2枚目で乗れる。JCBカード Wはローマ・ナポリの地下鉄と優待に使う

※年会費はいずれも無料。組み合わせは一例

イオンカード(WAON一体型)とイオンカードセレクトは、どちらもイオンの発行です。2枚目をイオンカードにするなら、1枚目はイオン以外の発行会社のカードを選んでください。

イタリアのほかにフランスやスイスなど複数の国を回るなら、ヨーロッパでクレジットカードは使える?で周遊旅行のカードの持ち方を解説しています。ヨーロッパ以外の旅行にも使うカードを選びたい人は、海外旅行におすすめのクレジットカードも参考にしてください。

旅行の総額が大きいので海外事務手数料の低さで選ぶ(1.60%のカードと3.63〜3.85%のカード)

本記事で紹介するカードの海外事務手数料は、1.60%のグループと3.63〜3.85%のグループに分かれます。

スクロールできます
グループカード1,000ユーロの手数料ローマ・ミラノの地下鉄海外旅行保険
1.60%イオンカード(WAON一体型)、イオンカードセレクト2,818円Visa・Mastercardで作れば使えるなし
1.60%JCBカード W2,818円ローマは使える。ミラノは公式の対応ブランドにない治療費用100万円
3.63%三井住友カード(NL)、楽天カード6,392円使える(楽天カードのJCBはローマのみ)治療費用50万円(三井住友)、200万円(楽天)
3.85%エポスカード、学生専用ライフカード6,780円使える(ライフカードはVisa・Mastercardで作る)治療費用200万〜270万円(エポス)、なし(ライフ)

※1ユーロ=176.10円で試算。2026年10月時点

ホテル代や鉄道代でカードを使う額が大きくなりやすいイタリア旅行では、料率の違いが請求額に表れます。手数料だけで比べるなら、1.60%のイオンカードかJCBカード Wです。ただし、ミラノの地下鉄にも使えるのは、VisaかMastercardで作ったイオンカードになります。

イオンカード(WAON一体型)とイオンカードセレクトには、海外旅行保険が付きません。手数料の低いイオンカードを1枚目にする場合は、保険が付く別のカードを2枚目にして、旅行代金や交通費をそのカードで払っておくと備えになります。

3.63〜3.85%のカードには、手数料以外の条件で選ぶ理由があります。三井住友カード(NL)は、最短10秒でカード番号が表示され、ローマのVJデスクを使えます。エポスカードは、疾病治療費用が270万円・携行品損害が20万円で、出国後に電車などの料金を払っても海外旅行保険が付くカードです。

海外旅行保険の治療費用と付帯条件を確かめる

旅行中のけがや病気に備えるなら、カードの海外旅行保険で見るのは治療費用です。イタリアでは、公立病院は混雑して待たされることがあり、私立病院が選ばれることが多くなっています。私立病院は費用が高額になりやすく、外務省は海外旅行保険への加入を勧めています。

本記事で紹介するカードのうち、海外旅行保険が付くカードはすべて利用付帯です。利用付帯は、旅行代金や交通費などをそのカードで支払ったときに保険が付く仕組みのこと。どの支払いが条件になるかはカードごとに違うため、保険を使うカードで何を払うかを先に決めておくと確実です。

スクロールできます
カード海外旅行保険治療費用(傷害/疾病)保険が付く支払い対象外・注意点
エポスカード最高3,000万円200万円/270万円宿泊を伴う募集型企画旅行の代金か、公共交通乗用具の料金を支払う(出国後の支払いも可)本人のみ。携行品損害20万円(免責3,000円)
楽天カード最高2,000万円200万円/200万円日本出国前に募集型企画旅行の代金を支払う航空券のみ、海外ホテルの宿泊料金などは対象外
JCBカード W最高2,000万円100万円/100万円出国前に公共交通乗用具か募集型企画旅行の料金を支払う(出国後に公共交通乗用具の料金を払った場合も、その時点から補償)―
三井住友カード(NL)最高2,000万円50万円/50万円事前に旅費などをカードで支払う入会後「選べる無料保険」で別の保険に変更できる
イオンカード(WAON一体型)、イオンカードセレクトなし(購入品・紛失盗難の補償はあり)――旅行中のけがや病気は、保険付きの別のカードで備える
学生専用ライフカードなし――2026年3月31日以降に出発する旅行から廃止

※最高額は傷害死亡・後遺障害の金額。三井住友カード(NL)の補償額は2025年10月16日から適用。2026年10月時点

保険を選ぶときは、最高額よりも治療費用を見てください。本記事で紹介する年会費無料のカードの中では、エポスカードの疾病治療費用がもっとも大きくなっています。

エポスカードとJCBカード Wは、出国後に公共交通乗用具の料金を初めて払った場合も保険が付きます。公共交通乗用具は、飛行機・電車・バスなど、料金を払って乗る交通機関のことです。イタリアでは、空港からの電車や都市間の鉄道の切符をこれらのカードで払えば、その時点から補償が始まります。

楽天カードは、出国前にパッケージツアーの代金を支払えば保険が付きます。航空券だけを楽天カードで買った場合は、保険の対象外になってしまいます。

イタリア旅行におすすめのクレジットカード

イタリア旅行向けに編集部が選んだのは、次の6枚(7種)のクレジットカードです。

紹介の順番は、申込数や利用者数の順ではなく、旅行での役割の順。1枚目・2枚目におすすめのVisa・Mastercardのカードを先に紹介し、そのあとに条件が合う人におすすめのカードを紹介します。この6枚(7種)は、海外事務手数料・海外旅行保険・地下鉄で使えるタッチ決済・ローマの日本語窓口の情報をもとに、編集部が選んだ範囲です。

役割カード
1枚目・2枚目におすすめ(Visa・Mastercard)三井住友カード(NL)、イオンカード(WAON一体型)・イオンカードセレクト、エポスカード
条件が合う人におすすめJCBカード W(ローマ・ナポリで地下鉄に乗る人の3枚目)、楽天カード(パッケージツアーで行く人)、学生専用ライフカード(学生)
スクロールできます
カード国際ブランド年会費海外事務手数料1,000ユーロ時の手数料海外旅行保険ローマ・ミラノの地下鉄ローマの日本語窓口
三井住友カード(NL)Visa・Mastercard永年無料3.63%6,392円最高2,000万円(治療50万円)使えるVJデスク
イオンカード(WAON一体型)Visa・Mastercard・JCB無料1.60%2,818円なし(購入品・紛失盗難の補償はあり)Visa・Mastercardなら使えるなし
イオンカードセレクトVisa・Mastercard・JCB無料1.60%2,818円なし(購入品・紛失盗難の補償はあり)Visa・Mastercardなら使えるなし
エポスカードVisa永年無料3.85%6,780円最高3,000万円(治療200万〜270万円)使える海外サポートデスク
JCBカード WJCB永年無料1.60%2,818円最高2,000万円(治療100万円)ローマは使える。ミラノは公式の対応ブランドにないなし(ヨーロッパのJCBプラザ ラウンジはパリ)
楽天カードVisa・Mastercard・JCB・American Express永年無料3.63%6,392円最高2,000万円(治療200万円)使える(JCBはローマのみ)なし(一般カードはトラベルデスクの対象外)
学生専用ライフカードVisa・Mastercard・JCB無料3.85%6,780円なしVisa・Mastercardでタッチ決済のマークがあれば使えるなし(電話の日本語サービスLIFE DESKはある)

※2026年10月時点。1,000ユーロ時の手数料は1ユーロ=176.10円で試算(円未満は四捨五入)。海外旅行保険はすべて利用付帯で、カッコ内は傷害治療・疾病治療の補償額

三井住友カード(NL)

三井住友カード(NL)は、VisaとMastercardのどちらかを選べるカードです。どちらのブランドもタッチ決済に対応していて、ローマ・ミラノの地下鉄でも使えます。申し込みから最短10秒でカード番号が表示されるので、航空券やホテル、鉄道の予約にすぐ使えます。

イタリアで日本語の相談ができるのも特徴です。三井住友カードのVJデスクはローマにあり、ヨーロッパではほかにロンドン・パリ・フランクフルト・アムステルダム・バルセロナ・マドリードにあります(2026年9月現在)。

海外事務手数料は3.63%(税込)で、2024年11月1日に改定されました。1,000ユーロの支払いで試算すると、手数料は6,392円です。1.60%のカードと比べると、同じ支払いでも3,574円多くかかってしまいます。

海外旅行保険は最高2,000万円ですが、傷害治療費用と疾病治療費用は50万円ずつです。事前に旅費などをこのカードで支払っておけば、保険の対象になります。入会後は「選べる無料保険」で、別の種類の保険に変えることもできます。

すぐに使えて、ローマで日本語の相談もできる1枚目がほしい人におすすめのカードです。2枚目には、手数料1.60%のイオンカード(1枚目と違うブランド)か、保険が手厚いエポスカードを組み合わせる方法があります。申し込めるのは満18歳以上(高校生を除く)の人です。

項目三井住友カード(NL)
年会費永年無料
国際ブランドVisa・Mastercard
海外事務手数料3.63%(税込)
100ユーロ時の手数料(試算)639円
1,000ユーロ時の手数料(試算)6,392円
海外旅行保険最高2,000万円(利用付帯)。傷害治療・疾病治療は各50万円。「選べる無料保険」で変更可
タッチ決済Visaのタッチ決済・Mastercardタッチ決済(ローマ・ミラノの地下鉄で使える)
日本語サポートVJデスク(イタリアはローマ。2026年9月現在)
申し込み条件満18歳以上(高校生を除く)
発行最短10秒でカード番号を表示

イオンカード(WAON一体型)・イオンカードセレクト(VisaかMastercardで作る)

イオンカード(WAON一体型)とイオンカードセレクトは、どちらも海外事務手数料が1.60%です。Visa・Mastercard・JCBのどれを選んでも料率は変わりません。1,000ユーロの支払いで試算すると手数料は2,818円で、3.63〜3.85%のカードの6,392〜6,780円より少なく済みます。

イタリア旅行に持っていくなら、VisaかMastercardで作るのがおすすめです。JCBで作ると、ミラノの地下鉄では公式の対応ブランドに入っていないため、乗れない可能性があります。

VisaかMastercardで作れば、1.60%の料率とローマ・ミラノの地下鉄のタッチ決済を1枚で持てます。タッチ決済が使えるのは、タッチ決済のマークがあるカードです。

ブランドの決め方は、イオンカードの国際ブランドの選び方で詳しく解説しています。

イオンカード(WAON一体型)とイオンカードセレクトの付帯保険は、購入品の補償と紛失・盗難の補償で、海外旅行保険は付いていません。この2枚だけでは、旅行中のけがや病気に備えられなくなってしまいます。

イオンのカードの中で海外旅行保険が付くのは、イオンゴールドカード(最高3,000万円・利用付帯)とTGC CARD(JCB、最高2,000万円・利用付帯)です。2枚のどちらかを持っていく場合は、エポスカードなど保険付きの別のカードで旅行代金や交通費を払っておきましょう。

海外の日本語デスクはなく、紛失・盗難の受付のみです。

手数料を抑えることを優先したい人には、どちらのカードもおすすめします。1枚目にも2枚目にも使えるカードで、エポスカード(Visa)の2枚目にMastercardで作る組み合わせも合います。2枚の違いは、発行までの日数と、イオン銀行のキャッシュカード機能の有無にあります。

スクロールできます
項目イオンカード(WAON一体型)イオンカードセレクト
年会費無料無料
国際ブランドVisa・Mastercard・JCB(イタリアではVisaかMastercardがおすすめ)Visa・Mastercard・JCB(イタリアではVisaかMastercardがおすすめ)
海外事務手数料1.60%1.60%
100ユーロ時の手数料(試算)282円282円
1,000ユーロ時の手数料(試算)2,818円2,818円
申し込み条件18歳以上(高校生は卒業年度の1月1日以降)18歳以上(高校生は卒業年度の1月1日以降)
発行までの期間申込後最短5分でカード発行。カード本体は審査後2週間程度で届く審査後1〜2週間程度で届く
キャッシュカード機能・引き落とし―イオン銀行のキャッシュカード機能付き。イオン銀行口座から引き落とし
タッチ決済Visa・Mastercard・JCBのタッチ決済(マークのあるカード)。Apple Pay・イオンiDにも対応Visa・Mastercard・JCBのタッチ決済(マークのあるカード)
ローマ・ミラノの地下鉄Visa・Mastercardなら使えるVisa・Mastercardなら使える
海外旅行保険なし(購入品・紛失盗難の補償はあり)なし(購入品・紛失盗難の補償はあり)
海外のサポート紛失・盗難の受付のみ(海外の日本語デスクはない)紛失・盗難の受付のみ(海外の日本語デスクはない)

イオンカード(WAON一体型)は、申し込みから最短5分でカードが発行されます。出発までの日数が短い人でも、手続きを進めやすいカードです。カード本体は審査後2週間程度で届きます。


\海外事務手数料が1.6%!/

イオンカードセレクトは、イオン銀行のキャッシュカード機能が一体になったカードです。利用代金はイオン銀行口座から引き落とされます。

イオン銀行を使っている人や、カードと口座を1枚にまとめたい人に合います。審査後1〜2週間程度で届くので、旅行の日程に合わせて早めに申し込んでおくと安心です。

年会費無料!Web限定!
\最大
5,000WAON POINT進呈/

エポスカード

エポスカードは、出国前だけでなく出国後の支払いでも海外旅行保険が付くカードです。宿泊を伴う募集型企画旅行の代金か、公共交通乗用具の料金をエポスカードで払うと保険が付きます。

出国前に払った場合は、旅行開始から90日間が補償期間。出国後に公共交通乗用具の料金を初めて払った場合も、その時点から90日間が補償されます。

補償の内訳は次のとおりです。

補償項目補償額
傷害死亡・後遺障害最高3,000万円
傷害治療費用200万円
疾病治療費用270万円
賠償責任3,000万円(免責なし)
救援者費用100万円
携行品損害20万円(免責3,000円、1個10万円限度)

免責は、保険金から差し引かれる自己負担額のことです。

本記事で紹介する年会費無料のカードの中で、疾病治療費用がもっとも大きいのはエポスカードの270万円です。イタリアの私立病院は費用が高額になりやすいため、病院代への備えになります。

携行品損害も20万円まで補償されるので、スリや置き引きにあったときの備えにもなります。国際ブランドはVisaなので、ローマ・ミラノの地下鉄にもタッチで乗れます。

病院代や盗難への備えを重視する人には、エポスカードを1枚目にすることをおすすめします。

エポスカードの海外サポートデスクはローマにあり、困ったときに日本語で相談できます。ヨーロッパではほかに、ロンドン・パリ・フランクフルト・ブダペスト・バルセロナにあります。

海外事務手数料は3.85%で、2025年7月1日利用分から2.20%より上がりました。1,000ユーロの支払いで試算すると、手数料は6,780円になってしまいます。

保険の対象は本人のみで、カード発行日の翌日以降に出発する旅行が対象です。カードが届くまで7〜10日前後かかるため、出発日から逆算して申し込んでおくと確実です。

マルイの店頭で受け取る場合は、最短で当日に受け取れます。

タッチ決済はVisa Touchマークのあるカードで使えます。2枚目には、手数料1.60%のイオンカード(Mastercard)を組み合わせるのがおすすめです。エポスカードの評判は、エポスカードのデメリットと評判で詳しく解説しています。

項目エポスカード
年会費永年無料
国際ブランドVisa
海外事務手数料3.85%(2025年7月1日利用分から)
100ユーロ時の手数料(試算)678円
1,000ユーロ時の手数料(試算)6,780円
海外旅行保険最高3,000万円(利用付帯)。傷害治療200万円・疾病治療270万円・携行品損害20万円。本人のみ
タッチ決済Visa Touchマークのあるカード(非対応のカードは順次対応)。ローマ・ミラノの地下鉄で使える
海外サポート海外サポートデスク(イタリアはローマ)
届くまでの日数7〜10日前後(マルイ店頭なら最短当日)

\入会金・年会費永年無料!/

JCBカード W(ローマ・ナポリの地下鉄・バスで使うなら)

JCBカード Wの海外事務手数料は1.60%(非課税)です。1,000ユーロの支払いで試算した手数料は2,818円。通常のポイント還元率は1.0%で、年会費は40歳以降も永年無料です。

イタリアでJCBカード Wを持つ理由は、ローマとナポリの交通と、JCBの優待です。ローマの地下鉄・バス・トラムは2024年5月から、ナポリなどカンパニア州の地下鉄・ケーブルカー・バスは2026年9月から、JCBのタッチ決済で乗れます。JCBカード会員向けの優待には、ミラノ近郊のアウトレットやフィレンツェの観光バスの割引などがあります(2026年10月時点)。

一方で、JCBは店によっては使えないことがあり、ミラノの地下鉄の公式の対応ブランドにも入っていません。イタリアにはJCBプラザ ラウンジもありません。

JCBカード Wだけで旅行すると、払えない場面が出てきてしまいます。1枚目と2枚目のVisa・Mastercardに加える3枚目として持つのがおすすめです。

海外旅行保険は最高2,000万円で、傷害治療費用と疾病治療費用は100万円ずつです。出国前に公共交通乗用具か募集型企画旅行の料金をこのカードで払うと、保険が付きます。

出国後に電車などの料金を払った場合も、その時点から補償されます。補償の詳しい条件は、JCBカード Wの海外旅行保険で解説しています。

国際ブランドはJCBだけです。申し込めるのは18歳以上39歳以下で、本人か配偶者に安定した継続収入がある人(学生は高校生を除く)。

40歳以上の人は申し込めなくなってしまいます。ナンバーレスのカードなら、最短5分でカード番号が発行されます。

項目JCBカード W
年会費永年無料(40歳以降も無料)
国際ブランドJCB
海外事務手数料1.60%(非課税)
100ユーロ時の手数料(試算)282円
1,000ユーロ時の手数料(試算)2,818円
ポイント還元率通常1.0%
海外旅行保険最高2,000万円(利用付帯)。傷害治療・疾病治療は各100万円
タッチ決済JCBのタッチ決済に対応(マークがないカードはMyJCBで切り替え)。Apple Pay・Google Payにも設定できる
地下鉄ローマは使える(ナポリは2026年9月から順次)。ミラノは公式の対応ブランドにない
日本語サポートイタリアに対面の窓口はない(ヨーロッパのJCBプラザ ラウンジはパリ)
申し込み条件18歳以上39歳以下で本人か配偶者に安定継続収入(学生は高校生を除く)
発行ナンバーレスは最短5分で番号発行

JCBカード W

JCBカード W

ここがおすすめ!

  • 常時ポイント還元率1.0%
  • Amazon.co.jp※3で4倍
  • セブン‐イレブン※4で4倍
  • スターバックス※5で21倍
  • 年会費永年無料
  • 発行まで最短5分※1
還元率年会費
1.0〜10.50%※2永年無料
国際ブランド電子マネー
JCBQUICPay、Apple Pay※6、Google Pay※7
国内旅行保険海外旅行保険
なし最高2,000万円
(利用付帯)

※1 モバ即の入会条件【1】 9:00AM~8:00PMでお申し込み。(受付時間を過ぎた場合は、翌日受付扱い)【2】 顔写真付き本人確認書類による本人確認。(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)モバ即での入会後、カード到着前の利用方法について、詳しくはHPをご確認ください。※2 還元率は交換商品により異なります。 ※3 Amazon、Amazon.co.jpおよびそれらのロゴは、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。※4 セブン‐イレブンでは、一部対象とならない店舗があります。法人会員の方は対象となりません。※5 スターバックス カードへのオンライン入金・オートチャージ、Starbucks eGift 、モバイルオーダーが対象です。店舗でのご利用分・入金分はポイント倍付の対象となりません。※6 App Store、Apple Pay、Apple Watch、Face IDは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。※7 Google、Android、Google Play、Google Pay は Google LLC の商標です。※ Amazon.co.jp・セブン‐イレブン・スターバックスの倍率は、事前のポイントアップ登録が必要です(2026年10月時点)。

楽天カード

楽天カードは、Visa・Mastercard・JCB・American Expressの4ブランドから選べます。どのブランドもタッチ決済に対応しています。

イタリアの地下鉄に乗りたい人は、Visa・Mastercard・American Expressのどれかを選んでください。JCBを選ぶと、ミラノの地下鉄では公式の対応ブランドに入っていないため、乗れない可能性があります。

年会費は永年無料で、利用額の条件もありません。

海外事務手数料は、2025年3月から3.63%になりました。改定前は2.20%です。

1,000ユーロの支払いで試算すると、手数料は6,392円になります。海外旅行保険は最高2,000万円で、傷害治療費用と疾病治療費用は200万円ずつです。

保険が付く条件は、日本出国前に募集型企画旅行の代金を楽天カードで払っていることです。

楽天カードで払うもの海外旅行保険
出国前に払ったパッケージツアー(募集型企画旅行)の代金対象
出国後に決済した海外ツアー対象外
航空券のみの購入対象外
海外ホテルの宿泊料金対象外
空港利用税対象外

携行品損害は1個10万円が限度で、1事故につき3,000円が自己負担です。一般カードは、トラベルデスクの対象外になっています。

旅行会社のパッケージツアーでイタリアへ行き、その代金を出国前に楽天カードで払う人におすすめです。航空券とホテルを別々に予約する旅行では、保険の対象外になってしまいます。その場合は、別のカードで保険を用意する必要があります。

項目楽天カード
年会費永年無料(利用額の条件なし)
国際ブランドVisa・Mastercard・JCB・American Express
海外事務手数料3.63%(2025年3月から)
100ユーロ時の手数料(試算)639円
1,000ユーロ時の手数料(試算)6,392円
海外旅行保険最高2,000万円(利用付帯)。傷害治療・疾病治療は各200万円
保険の条件日本出国前に募集型企画旅行の代金を楽天カードで支払う
タッチ決済全ブランド対応(Visa・Mastercard・American Expressはローマ・ミラノの地下鉄で使える。JCBはローマのみ)

新規入会&利用で
\
5,000ポイントプレゼント /

学生なら学生専用ライフカード

学生専用ライフカードは、満18歳以上満25歳以下で大学・大学院・短期大学・専門学校に在学中の人が申し込めます。進学予定の満18歳以上の高校生も対象です。

海外での利用総額の4%がキャッシュバックされます。事前のエントリーが必要で、上限は年間10万円、対象は在学期間中のみ。

LIFE DESK(日本語サービス)で、海外旅行のサポートも受けられます。スマホ決済はApple Pay・Google Payに対応しています。

海外旅行保険は廃止されました。2026年3月31日以降に旅行へ出発する人は、保険を使えなくなってしまいます。

海外事務手数料は3.85%で、2024年12月1日利用分から2.20%より上がりました。1,000ユーロの支払いで試算すると、手数料は6,780円です。

キャッシュバックとは別に、支払いのたびにこの手数料がかかります。

国際ブランドは、Visa・Mastercard・JCBから選べます。イタリアで使うなら、VisaかMastercardで作ってください。地下鉄に乗るときは、手元のカードにタッチ決済のマークがあるかを確かめておくと安心です。

卒業旅行でイタリアを回り、海外での支払いでキャッシュバックを受けたい学生におすすめのカードです。保険は、海外旅行保険が付く別のカードで備える必要があります。本記事で紹介する年会費無料のカードで疾病治療費用がもっとも大きいのはエポスカードで、満18歳以上(高校生を除く)の学生も申し込めます。

項目学生専用ライフカード
年会費無料
国際ブランドVisa・Mastercard・JCB(イタリアではVisaかMastercardがおすすめ)
海外事務手数料3.85%(2024年12月1日利用分から)
100ユーロ時の手数料(試算)678円
1,000ユーロ時の手数料(試算)6,780円
海外利用の特典海外利用総額の4%をキャッシュバック(事前エントリー要、年間最大10万円、在学期間中のみ)
海外旅行保険なし(2026年3月31日以降に出発する旅行から廃止)
日本語サポートLIFE DESK
スマホ決済Apple Pay・Google Pay
申し込み条件満18歳以上満25歳以下で大学・大学院・短期大学・専門学校に在学中(進学予定の満18歳以上の高校生も可)

\最大15,000円キャッシュバック/

イタリア旅行で現金はいくら必要?クレジットカード・デビットカードとの使い分け

イタリア旅行では、大きな支払いはカードにして、現金はカードが使えないときの予備として用意しましょう。

ホテル・レストラン・ショッピングに加えて、ローマ・ミラノの地下鉄やバスもカードのタッチで払えます。キャッシュレス決済比率は日本より低いため、日本で過ごすときと同じくらいか、それ以上に現金を使う場面を見込んでおくと安心です。

現金はどれくらい用意すればいい?

イタリア旅行で「1日いくら」と決められる公的な目安はありません。現金は、手持ちのブランドを店が扱っていないときや、端末が使えないときに困らない分を予備として用意してください。

ローマ・ミラノの交通費は、現金を用意しなくてもカードで払えます。ローマなら1回1.50ユーロ・24時間で8.50ユーロ、ミラノなら1回2.20ユーロ・24時間で7.60ユーロが上限で、どちらもタッチ決済で払えます。

スクロールできます
支払い金額の目安払い方
ローマの地下鉄・バス1回1.50ユーロ(約264円)、24時間で8.50ユーロ(約1,497円)が上限カードのタッチ
ミラノの地下鉄・バス1回2.20ユーロ(約387円)、24時間で7.60ユーロ(約1,338円)が上限カードのタッチ
ホテル・レストラン・ショッピング―クレジットカード
手持ちのブランドを扱わない店・端末の故障―別のブランドのカードか現金

※交通の運賃はATAC・ATMの公式情報。1ユーロ=176.10円で試算。2026年10月時点

現金を多く持つほど、スリや置き引きにあったときの被害は大きくなります。ローマ・ミラノ・フィレンツェ・ナポリなどの観光地では、日本人観光客のスリや置き引きの被害が多く発生しています。現金は予備の分だけにして、大きな支払いはカードで済ませると安心です。

ユーロの用意のしかた(日本で両替・現地ATM・Sony Bank WALLET・Wise・Revolut)

ユーロは、両替・ATMキャッシング・デビットカードの3つの方法で用意できます。

スクロールできます
用意のしかた内容・手数料注意点
日本で両替出発前にユーロを手元に用意できるレートは両替する場所ごとに違う
現地で両替円をユーロに替えるレートは両替所ごとに違う
ATMキャッシングクレジットカードでユーロを引き出す金利・手数料はカードごとに違う。銀行内のATMを使い、円への換算を勧められたら断る
Sony Bank WALLETユーロは外貨のまま払える外貨預金から払えば海外事務手数料0%
WiseのカードでATMから引き出す1か月25,000円まで無料。超過分は100円+1.75%カード発行1,200円
RevolutのカードでATMから引き出す月25,000円か5回まで無料。超過分は2%平日はプランの上限内なら両替手数料なし、週末は1%

※2026年10月時点

三菱UFJ銀行の相場では、円をユーロに替えるTTSは177.60円、ユーロを円に戻すTTBは174.60円です(2026年10月27日)。円とユーロを行き来させると、1ユーロあたり3.00円目減りしてしまいます。

現金の両替には、これとは別の、差の大きいレートが使われます。余ったユーロを円に戻すより、使う分だけ用意するほうが手数料を抑えられます。

Sony Bank WALLETは、ユーロを外貨のまま支払えるデビットカードです。ソニー銀行の外貨預金から払えば、海外事務手数料は0%です。円の預金から払う「円からアシスト」の為替コストは、ソニー銀行の案内で確かめてください。

ATMでユーロを引き出すときは、銀行の中にあるATMを使ってください。イタリアでは、ATMにカード情報を読み取る機械を取り付ける手口が報告されています。暗証番号を入力するときは、手元を隠すと安心です。

PayPay・Apple Payはイタリアで使える?

PayPayは、イタリアでは使えません。PayPayの海外支払いモードで使える国・地域は、韓国と台湾の2つです(2026年10月時点)。

Apple Payなどのスマホのタッチ決済は、ミラノの地下鉄ではApple Pay・Samsung Payに対応しています。ローマのtap&goは、カードかスマホでタッチして乗ります。

スマホで乗ったら、乗り換えや降りるときも同じスマホでタッチしてください。ミラノでは、途中でカード本体とスマホを入れ替えると、最も安い運賃が適用されません。

スクロールできます
支払い手段イタリアで使えるか補足
PayPay使えない海外支払いモードの対象は韓国・台湾のみ
Apple Pay・Google Pay使えるミラノの地下鉄はApple Pay・Samsung Payに対応
クレジットカードのタッチ決済使えるローマ・ミラノの地下鉄・バスで使える(JCBはローマ。ナポリは2026年9月から順次)
Sony Bank WALLETユーロは外貨のまま払えるソニー銀行の外貨預金から払う
現金使えるカードが使えないときの予備

※2026年10月時点

スマホ決済で払う場合も、中身はスマホに登録したカードです。ミラノの地下鉄に乗るなら、スマホにはVisaかMastercardのカードを入れておくと確実です。

支払い場面別の使い分け早見表

イタリアでの支払い方法を場面ごとに表にまとめました。

スクロールできます
場面主な支払い方法補足
ホテル・百貨店・レストランクレジットカード(ユーロで払う)日本円での支払いを勧められたらユーロを選ぶ
ローマの地下鉄・バス・トラムVisa・Mastercard・アメックス・JCBのタッチ決済1回1.50ユーロ、24時間で8.50ユーロが上限
ミラノの地下鉄・バス・トラムVisa・Mastercard・アメックスのタッチ決済JCBは公式の対応ブランドにない
手持ちのブランドを扱わない店別のブランドのカードか現金受け付けるブランドは店ごとに違う
ATM銀行内のATMで、ユーロを選ぶ円への換算を勧められたら断る
鉄道の予約海外旅行保険の条件に合うカードエポスカード・JCBカード Wは出国後の交通費の支払いでも保険が付く

※2026年10月時点

イタリアで免税(付加価値税の払い戻し)を受けるには?

イタリアでは、EUの外に住む旅行者が、1枚の領収書で70.01ユーロ以上の買い物をすると、付加価値税の払い戻しを受けられます。

2024年2月1日から最低額が154.94ユーロから下がり、受けやすくなりました。EUの外へ出るときに、税関で承認を受ける手続きが必要です。

1つの店で70.01ユーロ以上の買い物が対象(2024年2月から)

免税の対象になるのは、1枚の領収書(1つの店)で70.01ユーロ(約12,329円)以上の買い物です。別の店での買い物を合算することはできません。

条件内容
最低額1枚の領収書で70.01ユーロ以上(2024年2月1日から。以前は154.94ユーロ)
合算別の店の買い物は合算できない
対象の人EUの外に住み、イタリアでの滞在が6か月未満の旅行者
対象の品物自分で使うものか贈り物(転売用は対象外)
持ち出しの期限購入した月の3か月後の月末までに、品物をEUの外へ持ち出す

※2024年予算法(Legge 213/2023 第1条77項)ほか。2026年10月時点

買い物のときは、免税の手続きをしたいと店に伝えてください。EUの外に住んでいることは、パスポートで示します。

払い戻しの受け取り方

払い戻しを受けるには、EUの外へ出るときに空港や港の税関で、品物・パスポート・免税の書類を見せて承認を受けます。承認は、税関(Agenzia delle Dogane e dei Monopoli)の電子システム「OTELLO」で行われます。品物を見せる必要があるため、荷物を預ける前に税関へ行ってください。

払い戻しは、空港の窓口で現金で受け取るか、クレジットカードへの返金や振込で受け取ります。カードへの返金や振込は、数日から数週間かかります。手続きを代行する会社の手数料が差し引かれ、戻る額が減ることがあります。

手順内容
店で免税の手続きをしたいと伝え、免税の書類を受け取る
EUの外へ出るとき荷物を預ける前に、空港・港の税関で品物・パスポート・書類を見せて承認を受ける
払い戻し空港の窓口で現金か、クレジットカードへの返金・振込で受け取る

※2026年10月時点

イタリアでクレジットカードを安全に使うための注意点

イタリアでカードを使う前に、利用通知・暗証番号・予備のカードの3つを準備しておきましょう。

ローマ・ミラノ・フィレンツェ・ナポリなどの観光地では、日本人観光客のスリ・置き引き・ひったくりの被害が多く発生しているため、カードを分けて持つことも大切です。出発前にすることを表にまとめました。

準備出発前にすること
利用通知カード会社のアプリやメールで利用通知を受け取る設定にする
暗証番号持っていくカードすべての4桁の暗証番号を確かめる
予備のカード別の発行会社のVisa・Mastercardを用意し、1枚目と別の場所に入れる
緊急連絡先カード会社の紛失・盗難の連絡先と、ローマの日本語窓口を控える

スリ・置き引きを防ぐには?

イタリアでは、観光地・レストラン・駅の周り・公共交通機関の中で、日本人観光客の置き引き・ひったくり・スリの被害が多く発生しています。ローマでは、テルミニ駅、地下鉄の車内と駅の構内、空港での盗難が多く、バス・トラムやレオナルド・エクスプレスの車内でも被害が報告されています。

都市被害が報告されている場所
ローマテルミニ駅、地下鉄の車内・駅の構内、空港、バス・トラム、レオナルド・エクスプレス
ミラノドゥオーモ周辺、ミラノ中央駅、マルペンサ空港
フィレンツェヴェッキオ橋、シニョーリア広場、ドゥオーモ周辺、サンタ・マリア・ノヴェッラ駅付近
ナポリバイク・自転車によるひったくり

※外務省 海外安全ホームページ(イタリア、2025年11月27日更新)

カードを守るには、支払いのときにカードを手元から離さないことが基本です。

スクロールできます
対策内容目的
タッチ決済を使うカードを店員に渡さず、自分で端末にかざすカード情報の盗み取りを防ぐ
カードを分けて持つ1枚目と2枚目を別の場所に入れる1か所で盗まれても支払いを続けられる
現金を多く持たない大きな支払いはカードで済ませる盗まれたときの被害を小さくする
利用通知の設定カード会社のアプリやメールで、利用のたびに通知を受け取る身に覚えのない利用に早く気づく
銀行内のATMを使う暗証番号を入力するときは手元を隠すカード情報と暗証番号の盗み取りを防ぐ
警察官を名乗る人にカードを見せない警察官がクレジットカードの提示を求めることはない偽警官によるカードの盗み取りを防ぐ

※外務省 海外安全ホームページ(イタリア)ほか。2026年10月時点

カードを盗まれたら、すぐにカード会社に連絡して利用を止めてください。持ち物の被害に備えるなら、携行品損害の補償があるカードの海外旅行保険も役に立ちます。

暗証番号を出発前に確認しておく(駅の券売機・無人機で求められることがある)

イタリアでは、カードを差し込んで暗証番号を入力して支払う場面があります。駅の券売機や無人の端末でも、暗証番号を求められることがあります。暗証番号を覚えていないと、カードが使えなくなってしまいます。

海外でも、カードの暗証番号は4桁です。暗証番号の確かめ方はカード会社ごとに違うため、出発前に各カード会社の案内で調べておくと確実です。

状況対応
暗証番号の入力を求められた4桁の暗証番号を入力する
暗証番号を覚えていない出発前にカード会社で確かめる
2枚目のカードを持っていく2枚目の暗証番号も確かめておく
タッチ決済に対応していない端末だったカードを差し込んで暗証番号を入力する
ATMでキャッシングするキャッシングにも暗証番号が必要。利用可能枠の設定も出発前に済ませる

2枚とも暗証番号を確かめておけば、どちらのカードでも支払えます。

カードが使えないときの対処(予備の1枚・緊急連絡先・ローマの日本語窓口)

カードが使えないときに備える方法は、予備のカードと緊急連絡先の2つです。予備のカードは、1枚目と別の発行会社のVisaかMastercardにしておくと、店でも地下鉄でも使えます。2枚目は、1枚目とは別の場所に入れておいてください。

イタリアで日本語の相談ができる窓口は、カードによって違います。

カードイタリアの日本語窓口
三井住友カード(NL)VJデスク:ローマ(2026年9月現在)
エポスカード海外サポートデスク:ローマ
JCBカード Wイタリアに対面の窓口はない(ヨーロッパのJCBプラザ ラウンジはパリ)
イオンカード海外の日本語デスクはない(紛失・盗難の受付のみ)
楽天カード一般カードはトラベルデスクの対象外
学生専用ライフカードローマに窓口はない(電話の日本語サービスLIFE DESKはある)

※2026年10月時点。住所・受付時間は出発前に各カード会社の案内で確かめる

状況対処
1枚目のブランドを扱わない店だったブランドの違う2枚目で支払う
カードが読み取れない2枚目のカードか現金で支払う
地下鉄でタッチできないタッチ決済のマークがあるか、その都市で使えるブランドかを見る
カードを紛失・盗難したカード会社の緊急連絡先に連絡して利用を止める
日本語で相談したいローマにあるカード会社の日本語窓口に連絡する

カード会社の紛失・盗難の連絡先は、スマホのメモと紙の両方に控えておくと、スマホを一緒になくしても紙の控えから連絡できます。カードが使えないときの対処は、海外でのクレジットカードの使い方とトラブル対処法でも詳しく解説しています。

よくある質問

ETIAS(欧州渡航情報認証制度)はいつから必要?申請料はいくら?

ETIASは、日本などビザが不要な国の人が、イタリアなどETIASの対象のヨーロッパの国に入る前にオンラインで申請する認証制度です。申請料は20ユーロ(約3,522円)で、18歳未満と70歳以上は無料です。

開始日は2026年10月時点で決まっておらず、EUが開始の数か月前に知らせるとしています。出発前に、ETIASの公式サイトで最新の情報を確かめてください。

イタリアに現金はいくらまで持ち込める?

イタリアを含むEUに出入りするときに、1万ユーロ(約176万円)以上の現金を持っている人は、税関で申告する必要があります。ユーロ以外の通貨も、同じ額にあたれば対象です。イタリア旅行ではカードを中心に使い、現金は少額だけ持っていけば、申告が必要になることはありません。

イタリアでクレジットカードのキャッシングは使える?

イタリアのATMでも、クレジットカードの海外キャッシングでユーロを引き出せます。使うには、カードに利用可能枠を設定しておく必要があります。

手続きに日数がかかることがあるため、出発前に各カード会社で確かめてください。金利や手数料はカードごとに違います。

ATMは銀行内のものを使い、画面で日本円への換算を勧められたら、ユーロのまま進めると上乗せを避けられます。

まとめ

イタリアでは、Visa・Mastercardのクレジットカードなら多くの店で使え、ローマ・ミラノの地下鉄・バスにもタッチ決済で乗れます。

ただし、キャッシュレス決済比率は34.3%で日本より低く、日本と同じくらいか、それ以上に現金を使う場面を見込んでおく必要があります。カードは、1枚目も2枚目もタッチ決済のVisaかMastercardにして、発行会社を分けるのが基本です。

手数料を抑えるならイオンカード(VisaかMastercard)、病院代や盗難に備えるならエポスカードがおすすめ。ローマやナポリで地下鉄に乗り、JCBの優待も使いたい人は、JCBカード Wを3枚目に加えてください。

支払い通貨は日本円ではなくユーロを選び、カードが使えないときの予備の現金を少額だけ用意しておきましょう。1つの店で70.01ユーロ以上の買い物をしたら、EUの外へ出るときに免税の手続きも忘れずに行ってください。

※本記事の情報は2026年10月時点のものです。

出典

目次