ベトナムでクレジットカードは使える?旅行におすすめのカードと手数料・現金との使い分け

ベトナムでクレジットカードは使える?旅行におすすめのカードと手数料・現金との使い分け

ベトナムでは、ホテル・ショッピングモール・レストラン・観光施設で日本のクレジットカードが使えます。ホーチミンとハノイのメトロにも、Visaのタッチ決済で乗れます。

ただし、市場や屋台、小さな店ではカードが使えないことがあり、JCBとアメックスは使えない場所もあります。海外事務手数料もカードによって違います。

1,000万ドン(約6万1,000円)を支払うと、手数料は1.60%のカードで976円、3.85%のカードでは2,348円かかってしまいます。

持っていくなら、1枚目はタッチ決済のVisaかMastercard、2枚目は手数料1.60%でホーチミンに日本語の窓口があるJCBにするのがおすすめです。

この記事では、Grab・タクシー・メトロの払い方、カード払いの手数料、おすすめのカード、現金・QR決済との使い分けを解説します。

この記事でわかること
  • 1,000万ドンの手数料はカードで976〜2,348円
  • 両方のメトロに乗れるのはVisa
  • 日本語の窓口があるのはホーチミン

※本記事の情報は2026年10月時点のものです。本文の「ドン」は、すべてベトナムドン(VND)を指します。

1,000万ドン払ったときの手数料
1.60%のカード
イオンカードなど
976円
3.85%のカード2,348円

※1円=163.96ドンで試算


\海外事務手数料が1.6%!/

目次

ベトナムで日本のクレジットカードは使える?使える場所・使えない場所

ベトナムでは、日本で発行したクレジットカードがホテル・ショッピングモール・レストラン・観光施設で使えます。

一方で、屋台・露天商・小さな店や少額の買い物では、カードが使えないことがあります。ホテルや買い物はカードで払い、屋台や市場で使う分だけドンの現金を持つのが、ベトナムでの払い方の基本です。

ベトナムのキャッシュレス事情は?(カードとQR決済の広がり)

ベトナムでは、ホテル・旅行会社・ブティック・レストラン・食料品店・スパで、国際的なクレジットカードとデビットカードを一般に使えます。タッチ決済に対応する店舗やタクシーも増えています。

都市部では、交通機関でもカードが使えるようになってきました。ハノイやホーチミンでは、地下鉄や公共バスでもカードを使える場所が増えています。

ホーチミン・メトロ1号線は2025年から、ハノイ・メトロは2A号線が2025年12月から、カードのタッチ決済で乗れます。

一方で、少額の買い物や露天商の支払いには、今も現金が使われています。

店に置かれたQRコードを読み取って払うQR決済も、ベトナムで使われている支払い手段です。日本のPayPayはベトナムでは使えませんが、旅行者がVNPAYのアプリに日本のカードを登録して、VNPAY-QRの店で払う方法があります。

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支払い手段ベトナムでの使われ方日本の旅行者が使えるか
クレジットカードホテル・モール・レストラン・観光施設など使える(屋台・小さな店では使えないことがある)
タッチ決済店舗・タクシー・メトロで広がっている使える(メトロはVisaのタッチ決済)
QR決済銀行アプリや決済アプリで店のQRコードを読み取るVNPAYのアプリに日本のカードを登録すれば、VNPAY-QRの店で使える
現金(ドン)少額の買い物・露天商使える

※2026年10月時点

Visa・Mastercard・JCB・アメックスはどれが使いやすい?

ベトナムで広く使われている国際ブランドは、VisaとMastercardです。国際ブランドは、Visa・Mastercard・JCB・American Express(アメックス)など、カード決済の仕組みを運営する会社のことです。

JCBとアメックスは、使えない場所があります。

メトロのタッチ乗車も、ブランドを選ぶときの判断材料になります。ホーチミン・メトロ1号線はVisaとMastercard、ハノイ・メトロはVisaのタッチ決済で乗れます。

VisaとMastercardは、本記事で紹介するカードの多くで選べるブランドです。JCBは使えない場所がありますが、ホーチミンには日本語で相談できるJCBプラザがあり、海外事務手数料が1.60%のカードもあります。

アメックスは、本記事で紹介するカードでは楽天カードだけが選べるブランドです。

1枚のカードだけで旅行すると、そのブランドを扱わない店では支払えなくなってしまいます。1枚目をVisaかMastercardにして、2枚目に別のブランドを持っておけば、支払える店の幅が広がるでしょう。

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国際ブランド本記事で紹介するカードで選べるものベトナム旅行に関係する情報
Visa三井住友カード(NL)、イオンカード、エポスカード、楽天カード、学生専用ライフカード広く使われている。ホーチミン・ハノイのメトロでタッチ乗車できる
Mastercard三井住友カード(NL)、イオンカード、楽天カード、学生専用ライフカード広く使われている。ホーチミン・メトロでタッチ乗車できる
JCBイオンカード、JCBカード W、楽天カード、学生専用ライフカード使えない場所がある。ホーチミンにJCBプラザ(日本語の窓口)がある
American Express楽天カード使えない場所がある

※2026年10月時点

イオンカードと楽天カードは、JCBを含む複数のブランドから選べます。1枚目として持っていくなら、VisaかMastercardで作っておくと確実です。

クレジットカードが使える場所(ホテル・ショッピングモール・レストラン・コンビニ・観光施設)

ホテル・ショッピングモール・レストラン・観光施設では、クレジットカードで支払えます。旅行会社やスパ、食料品店も、カードが使える場所です。

観光施設のチケットは、施設ごとに支払い方法が違います。窓口でカードが使えるかは、出発前に各施設の案内で確かめておけば、当日の支払いで迷わずに済みます。少額の買い物ではカードが使えないことがあるため、少額のドンも持っておいてください。

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場所使える支払い方法注意点
ホテルクレジットカード支払い通貨はドンを選ぶ
ショッピングモール・食料品店クレジットカード支払い通貨はドンを選ぶ
レストランクレジットカード屋台やローカルの食堂では現金のことがある
旅行会社・スパクレジットカードツアー代金は保険の条件に合うカードで払う
観光施設施設ごとに違う窓口の支払い方法は出発前に各施設の案内で確かめる
コンビニ店による少額の買い物に備えて少額のドンも持っておく
メトロ(ホーチミン・ハノイ)Visaのタッチ決済(ホーチミンはMastercardも)JCBのタッチ乗車は発表なし

※2026年10月時点

カードで払うときは、支払い通貨にドンを選んでください。

現金が必要になる場所(市場・ローカル食堂・屋台・旧市街の小さな店)

市場・屋台・露天商・小さな店では、現金が必要になる場面があります。少額の買い物も、カードが使えないことがある支払いです。

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場面主な支払い方法注意点
市場・露天商現金カードが使えないことがある
屋台・ローカル食堂現金ローカルの食事1回は約30,000〜40,000ドン
小さな店・少額の買い物現金カードが使えないことがある
メトロ(現金で乗る場合)現金ホーチミンは現金の運賃がカードより1,000ドン高い

※2026年10月時点

カードが使えない場面は、主に市場・屋台・小さな店での支払いです。ここで使う分のドンを持っておけば、ホテルやモールなどの支払いはカードで済ませられます。

ホーチミン・ハノイ・ダナンで違いはある?(日本語窓口・メトロの有無)

ホーチミン・ハノイ・ダナンでは、メトロの有無と日本語の窓口の有無が違います。

メトロがあるのは、ホーチミンとハノイです。

カード会社の日本語の窓口は、ホーチミンに集まっています。JCBプラザ・ホーチミンシティ、三井住友カードのVJデスク、エポスカードの海外サポートデスクは、どれもホーチミンにあります。

ハノイとダナンは、3社とも窓口の一覧に入っていません。ハノイやダナンを旅行する人は、カード会社の日本語の電話窓口を出発前に控えておくと安心です。

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都市メトロのタッチ乗車カード会社の日本語の窓口
ホーチミン1号線でVisa・Mastercardが使えるJCBプラザ・ホーチミンシティ、VJデスク、エポス海外サポートデスク
ハノイ2A号線・3.1号線でVisaが使える一覧に入っていない(日本語の電話窓口を控える)
ダナンメトロはない一覧に入っていない(日本語の電話窓口を控える)

※2026年10月時点。VJデスクは2026年9月現在の一覧

ベトナムのGrab・タクシー・メトロはクレジットカードで払える?

ベトナムでの移動は、配車アプリのGrabやメトロでカードが使えます。

ホーチミンとハノイのメトロはVisaのタッチ決済で乗れ、ホーチミンはMastercardにも対応しています。タクシーは配車サービスで呼ぶのが安全で、空港周辺の呼び込みタクシーには注意が必要です。

Grabは配車アプリで呼び、カードでも払える

Grabは、スマホのアプリで車やバイクを呼べる配車サービスです。ベトナムでは、Grabでもカードで払えます。行き先をアプリで入れて呼べるため、言葉に自信がない人でも使いやすいサービスです。

Grabにどのカードを登録できるか、カード払いに手数料がかかるか、ほかにどの支払い方法を選べるかは、出発前にGrabのアプリで確かめてください。カードの登録がうまくいかなかったときも、少額のドンがあれば支払えます。

項目内容
呼び方スマホのアプリで行き先を入れて呼ぶ
支払い方法カードを使える(登録できるカード・手数料はアプリで確かめる)
準備出発前にアプリを入れ、カードを登録しておく。少額のドンも持つ
空港呼び込みタクシーにはトラブルがあるため、配車サービスを使う

※2026年10月時点

タクシーは配車アプリを使い、空港の呼び込みは避ける

ベトナムでは、空港周辺で呼び込みをするタクシーとのトラブルが起きています。

空港から市内へ向かうときは、呼び込みには応じず、配車アプリで車を呼んでください。

タクシーの支払い方法は、タクシー会社によって違います。タッチ決済に対応するタクシーも増えています。カードで払いたいときは、乗る前に運転手に使えるかを確かめておけば、降りるときもすぐに支払えます。

気をつけること対処
空港周辺の呼び込みタクシー応じずに配車アプリで呼ぶ
カードで払いたい乗る前に運転手に使えるかを確かめる

※外務省 海外安全ホームページ(2026年3月13日更新)をもとに作成

ホーチミン・ハノイのメトロはVisaのタッチ決済で乗れる

ホーチミン・メトロ1号線(ベンタイン〜スオイティエン)は、カードのタッチ決済で改札を通れます。2025年2月の時点でMastercardとベトナム国内のNAPASカードに対応し、2025年3月からはVisaのタッチ乗車も始まりました。

JCB・銀聯・アメックスは2025年2月の時点で対応予定でしたが、JCBのタッチ乗車はその後も対応の発表がありません。

ホーチミン・メトロの運賃は、カードで払うほうが安く設定されています。片道の運賃は、カードなどのキャッシュレスで6,000〜19,000ドン、現金で7,000〜20,000ドンです。

1円=163.96ドンで換算すると、カードの運賃は約37〜116円になります。

乗り放題の券もあります。1日券は40,000ドン(約244円)、3日券は90,000ドン(約549円)です。

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項目ホーチミン・メトロ1号線ハノイ・メトロ
タッチ乗車できるブランドVisa(2025年3月から)、Mastercard(2025年2月の時点で対応)Visa(2A号線は2025年12月から、3.1号線も対応)
JCB対応の発表なし対応の発表なし
片道の運賃キャッシュレス6,000〜19,000ドン、現金7,000〜20,000ドン駅や公式の案内で確かめる
乗り放題の券1日券40,000ドン、3日券90,000ドン駅や公式の案内で確かめる

※2026年10月時点。ホーチミンの運賃は2024年11月に市が決めた料金

ハノイ・メトロは、2A号線と3.1号線でVisaのタッチ乗車ができます。対象はすべてのVisaカード会員で、海外からの旅行者もタッチで乗れます。

メトロに乗る日は、Visaのタッチ決済に対応したカードを1枚決めておくと安心です。ホーチミンとハノイの両方でメトロに乗るなら、Visaを選ぶと1枚で済みます。

日本で発行したカードがうまく読み取れないときに備えて、切符を買える分のドンも持っておくと困りません。

ベトナムでクレジットカードを使うと手数料はどれくらいかかる?

ベトナムでのカード払いは、ドンの金額を円に換算し、カード会社の海外事務手数料を加えた額で請求されます。

本記事で紹介するカードの料率は、1.60%から3.85%までです。1,000万ドン(約6万1,000円)の支払いで試算すると、手数料は976円から2,348円になります。ドンは桁が多いので、支払いの前に円でいくらになるかを確かめてください。

海外事務手数料の仕組みと1,000万ドンの計算例

ベトナムでカードを使うと、ドン建ての金額は国際ブランドの決済センターで円に換算されます。そのレートに海外事務手数料が加わって、円の請求額が決まります。

換算日は、利用データが決済センターに届いた日です。利用日より後になることがあり、ベトナムでカードを使った日のレートとは限りません。旅行中に見た為替レートと、後日届く請求の換算レートは一致しない場合があります。

段階内容
店で支払うドン建てで決済する
利用データが届く国際ブランドの決済センターに利用データが届く
円に換算する届いた時点のレートに海外事務手数料を加えて換算する
請求される換算後の円の金額がカード会社から請求される

請求額は、次の式で試算できます。

試算には、ベトナムの大手銀行Vietcombankが2026年10月26日に示した日本円の相場を使います。この日の買い(円をドンに替えるときのレート)は158.50ドン、売り(ドンを円に替えるときのレート)は169.42ドンでした。

2つの中間をとると、1円は163.96ドンです。

1,000万ドンを手数料なしで換算すると、60,990円になります。1.60%のカードなら、60,990円×1.016で、請求額は61,966円です。

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海外事務手数料率主なカード100万ドンの手数料/請求額1,000万ドンの手数料/請求額
0%(換算のみ)―0円/6,099円0円/60,990円
1.60%イオンカード、JCBカード W98円/6,197円976円/61,966円
3.63%三井住友カード(NL)、楽天カード221円/6,320円2,214円/63,204円
3.85%エポスカード、学生専用ライフカード235円/6,334円2,348円/63,339円
4.50%(参考)三菱UFJカード(2026年11月16日利用分から)274円/6,374円2,745円/63,735円

※1円=163.96ドン(Vietcombankの2026年10月26日の買い158.50ドン・売り169.42ドンの中間)で試算。円未満は四捨五入。実際は各国際ブランドのレートで換算される

1,000万ドンの支払いで上乗せされる手数料は、1.60%のカードで976円、3.85%のカードで2,348円です。同じ支払いでも1,372円違います。ホテル代やツアー代をまとめてカードで払う人ほど、料率の違いが請求額に表れます。

日本円での支払い(DCC)は割高になりやすい

ベトナムの店でも、支払い通貨をドンにするか日本円にするか選べる場合があります。日本円で払う方法は、DCC(自国通貨建て決済)と呼ばれます。

日本円を選ぶと、その場で円の金額がわかるのは便利です。ただし換算には店が決めたレートが使われ、カード会社で換算する場合より割高になってしまう可能性があります。ドンを選べば、国際ブランドのレートに海外事務手数料を加えた金額で請求されます。

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選んだ通貨換算レートを決めるところ請求額の傾向
ドン国際ブランドの決済センター(カード会社の海外事務手数料を加算)決済センターのレートに海外事務手数料を加えた額で請求される
日本円店(店が決めたレート)カード会社で換算するより割高になる可能性がある

端末の画面やレシートに日本円の金額が出たら、支払う前にドンで払いたいと伝えてください。サインや暗証番号の入力の前に、通貨がドン(VND)になっているかを見ておくと安心です。

カードによって海外事務手数料はどれくらい違う?

主なカードの海外事務手数料は次のとおりです。

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カード・発行会社国際ブランド海外事務手数料適用時期・改定前の料率
イオンカード(イオンマークのカード)Visa・Mastercard・JCB1.60%ブランドを問わず同じ料率
JCBカード WJCB1.60%(非課税)―
三井住友カード(NL)Visa・Mastercard3.63%(税込)2024年11月1日に改定
楽天カードVisa・Mastercard・JCB・American Express3.63%2025年3月から(改定前2.20%)
エポスカードVisa3.85%2025年7月1日利用分から(改定前2.20%)
学生専用ライフカード(ライフカード)Visa・Mastercard・JCB3.85%2024年12月1日利用分から(改定前2.20%)
クレディセゾン発行カードVisa・Mastercard・JCB・American Express3.85%2024年12月4日処理分から
三菱UFJカードVisa・Mastercard3.85%→4.50%(税込)2026年11月16日利用分から

※2026年10月時点

本記事で紹介するカードのうち、1.60%なのはイオンカードとJCBカード Wです。ほかのカードは3.63%から3.85%でした。楽天カード・エポスカード・ライフカードは、2024年から2025年にかけて2.20%から料率を上げています。

カードごとに1,000万ドンを払ったときの手数料を試算すると、次のようになります。

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カード海外事務手数料100万ドンの手数料1,000万ドンの手数料1,000万ドンの請求額
イオンカード(WAON一体型)1.60%98円976円61,966円
イオンカードセレクト1.60%98円976円61,966円
JCBカード W1.60%98円976円61,966円
三井住友カード(NL)3.63%221円2,214円63,204円
楽天カード3.63%221円2,214円63,204円
エポスカード3.85%235円2,348円63,339円
学生専用ライフカード3.85%235円2,348円63,339円
参考:三菱UFJカード(2026年11月16日利用分から)4.50%274円2,745円63,735円

※1円=163.96ドンで試算。手数料なしの換算額は1,000万ドンで60,990円。円未満は四捨五入

三菱UFJカードは、2026年11月16日利用分からVisa・Mastercardの料率が4.50%に上がります。1,000万ドンの支払いで試算すると、手数料は2,745円です。

1.60%のカードと比べると、1,769円多くかかってしまいます。11月16日以降にベトナムへ行く予定がある人は、手持ちのカードの料率を出発前に確かめてください。

カード別の海外手数料をもっと詳しく比べたい人は、海外手数料が安いクレジットカードの比較を参考にしてください。

ドンは桁が多いので金額の確認に気をつける

ドンは、1円がおよそ164ドンにあたる通貨です。ローカルの食事でも30,000〜40,000ドン、1万円は約164万ドンになり、日本円より桁が2つほど多くなります。

桁を1つ読み違えると、払う額が10倍違ってしまいます。カードの端末やレシートに表示された金額は、ゼロの数を数えてから支払いを確定してください。現金で払うときも、紙幣の桁を1枚ずつ確かめて渡すと安心です。

ドンの金額円の目安(1円=163.96ドン)
10,000ドン約61円
50,000ドン約305円
100,000ドン約610円
500,000ドン約3,050円
1,000,000ドン約6,099円

※1円=163.96ドンで試算

金額をすばやく円に直すなら、ドンの金額から0を2つ取って0.6を掛けると近い額になります。たとえば100,000ドンなら、1,000×0.6で約600円です。

ベトナム旅行に持っていくクレジットカードの選び方

ベトナム旅行には、1枚目にタッチ決済のVisaかMastercard、2枚目にJCBを持っていくのがおすすめです。

1枚目は、広く使われていてメトロにも乗れるブランドです。2枚目のJCBは、手数料1.60%のカードがあり、ホーチミンでは日本語の窓口を使えます。

そのうえで、海外事務手数料と海外旅行保険の条件を比べると、どのカードにするかが決まります。4つの基準を表にまとめました。

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基準見るところ判断の目安
国際ブランド1枚目と2枚目のブランド1枚目はVisaかMastercard、2枚目はJCB
海外事務手数料料率1.60%か、3.63〜3.85%か
海外旅行保険保険が付く支払いの条件と治療費用旅行代金や交通費をどのカードで払うか
日本語の窓口行く都市に窓口があるかホーチミンならJCB・VJデスク・エポスの窓口がある

1枚目はタッチ決済のVisaかMastercard

1枚目をタッチ決済のVisaかMastercardにすると、ホテルや買い物の支払いとメトロの運賃を同じカードで払えます。ホーチミンとハノイの両方でメトロに乗るなら、1枚目はVisaが確実です。

本記事で紹介する6枚(7種)のうち、JCBカード W以外はVisaかMastercardを選べるカードです。

タッチ決済は、カードやスマホを端末にかざして支払う方法です。カードを店員に渡さずに払えるので、カードの情報を盗み取られる機会を減らせます。

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カードタッチ決済・スマホ決済メトロのタッチ乗車
三井住友カード(NL)Visaのタッチ決済・Mastercardタッチ決済に対応Visaならホーチミン・ハノイ、Mastercardならホーチミン
イオンカード(WAON一体型)、イオンカードセレクトVisa・Mastercard・JCBのタッチ決済に対応(マークのあるカード)Visaならホーチミン・ハノイ、Mastercardならホーチミン。JCBは発表なし
エポスカードVisa Touchマークのあるカードが対応(非対応のカードは順次対応)ホーチミン・ハノイ
JCBカード WApple Pay・Google Pay・Samsung Walletに設定してJCBのタッチ決済を使う発表なし
楽天カード全ブランドがタッチ決済に対応Visaならホーチミン・ハノイ、Mastercardならホーチミン
学生専用ライフカードApple Pay・Google Payに対応Visaで作り、タッチ決済のマークがあるかを確かめる

※2026年10月時点

手数料を抑えたいならイオンカード(Visa)、病院代に備えたいならエポスカード(Visa)を1枚目にするのがおすすめです。すぐに使えるカードがほしいなら、最短10秒でカード番号が表示される三井住友カード(NL)が合います。

2枚目はJCBにする(手数料1.6%とホーチミンの日本語窓口)

2枚目は、1枚目と違うブランドのJCBにするのがおすすめです。1枚目のブランドを扱わない店でも、2枚目で払える可能性があります。

JCBを2枚目にする理由は2つあります。1つ目は、JCBカード WとイオンカードのJCBは、海外事務手数料が1.60%と低いことです。2つ目は、ホーチミンにJCBプラザ・ホーチミンシティがあることです。

ただし、JCBは使えない場所があり、メトロのタッチ乗車にも対応の発表がありません。JCBだけで旅行すると、払えない場面が出てきてしまいます。

JCBは2枚目にして、店でもメトロでも使える1枚目のVisaかMastercardと組み合わせてください。

2枚目は、1枚目と別の発行会社のカードにしておくと安心です。1枚目を紛失して利用を止めても、別の発行会社のカードなら影響を受けずに使えます。

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持っていくものおすすめのカード・手段使う場面
1枚目タッチ決済のVisa・Mastercard(三井住友カード(NL)・イオンカード・エポスカード)ホテル・買い物・レストラン、メトロの運賃
2枚目JCB(JCBカード W、イオンカードのJCB)1枚目が使えないときの支払い、ホーチミンのJCBプラザ
現金ドンの現金市場・屋台・小さな店、少額の買い物

※2026年10月時点

1枚目と2枚目の組み合わせ例を表にまとめました。

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組み合わせの例1枚目2枚目この組み合わせの特徴
病院代に備えるエポスカード(Visa)JCBカード W疾病治療270万円のエポスカードと、手数料1.60%のJCBカード W
手数料を抑えるイオンカード(Visa)JCBカード W2枚とも手数料1.60%。JCBカード Wで保険も補える
すぐに使える1枚目がほしい三井住友カード(NL)(Visa)JCBカード W1枚目は最短10秒でカード番号を表示。2枚目はナンバーレスなら最短5分で番号発行
40歳以上でJCBを持ちたいエポスカード(Visa)イオンカード(JCB)JCBカード Wは39歳以下のため、2枚目はイオンカードのJCBにする

※年会費はいずれも無料。組み合わせは一例

JCBカード Wは、39歳以下の人が申し込めるカードです。40歳以上の人は、イオンカードをJCBで作って2枚目にする方法があります。

ベトナム以外の旅行にも使うカードを選びたい人は、海外旅行におすすめのクレジットカードも参考にしてください。

海外事務手数料の低さで選ぶ(1.60%のカードと3.63〜3.85%のカード)

本記事で紹介するカードの海外事務手数料は、1.60%のグループと3.63〜3.85%のグループに分かれます。

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グループカード1,000万ドンの手数料海外旅行保険
1.60%イオンカード(WAON一体型)、イオンカードセレクト976円なし
1.60%JCBカード W976円治療費用100万円
3.63%三井住友カード(NL)、楽天カード2,214円治療費用50万円(三井住友)、200万円(楽天)
3.85%エポスカード、学生専用ライフカード2,348円治療費用200万〜270万円(エポス)、なし(ライフ)

※1円=163.96ドンで試算。2026年10月時点

手数料だけで比べるなら、1.60%のイオンカードかJCBカード Wになります。イオンカードをVisaで作って1枚目に、JCBカード Wを2枚目にすれば、2枚とも1.60%でそろいます。

イオンカード(WAON一体型)とイオンカードセレクトには、海外旅行保険が付きません。イオンカードを1枚目にする場合は、保険が付く2枚目のカードで旅行代金や交通費を払っておくと備えになります。

3.63〜3.85%のカードには、手数料以外の条件で選ぶ理由があります。三井住友カード(NL)は、最短10秒でカード番号が表示されます。

エポスカードは、疾病治療費用が270万円で、出国後に電車・バスなどの料金を払っても海外旅行保険が付くカードです。

たとえば、4泊5日のベトナム旅行で、ホテル代と食事・買い物に合わせて1,000万ドンをカードで払ったとします。この1,372円の違いと、保険の治療費用のどちらを重視するかで、1枚目のカードは決まります。

海外旅行保険の治療費用と付帯条件を確かめる

ベトナムの医療環境・水準は、日本と比べ劣ります。重い病気やけがでは、医療が進んだ国へ緊急移送されることもあります。外務省は、高額な医療費に対応できる特約を付けた海外旅行保険への加入を強く勧めています。

カードの海外旅行保険で見るのは、治療費用です。本記事で紹介するカードの海外旅行保険は、すべて利用付帯です。

利用付帯は、旅行代金や交通費などをそのカードで支払ったときに保険が付く仕組みのことです。どの支払いが条件になるかはカードごとに違うため、保険を使うカードで何を払うかを先に決めておくと確実です。

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カード海外旅行保険治療費用(傷害/疾病)保険が付く支払い対象外・注意点
エポスカード最高3,000万円200万円/270万円宿泊を伴う募集型企画旅行の代金か、公共交通乗用具の料金を支払う(出国後の支払いも可)本人のみ。カード発行日の翌日以降に出発する旅行が対象
楽天カード最高2,000万円200万円/200万円日本出国前に募集型企画旅行の代金を支払う出国後に決済した海外ツアー、航空券のみ、海外ホテルの宿泊料金、空港利用税は対象外
JCBカード W最高2,000万円100万円/100万円出国前に公共交通乗用具か募集型企画旅行の料金を支払う(出国後に公共交通乗用具の料金を払った場合も、その時点から補償)―
三井住友カード(NL)最高2,000万円50万円/50万円事前に旅費などをカードで支払う入会後「選べる無料保険」で別の保険に変更できる
イオンカード(WAON一体型)、イオンカードセレクトなし(購入品・紛失盗難の補償はあり)――旅行中のけがや病気は、保険付きの別のカードで備える
学生専用ライフカードなし――2026年3月31日以降に出発する旅行から廃止

※最高額は傷害死亡・後遺障害の金額。三井住友カード(NL)の補償額は2025年10月16日から適用。2026年10月時点

保険を選ぶときは、最高額よりも治療費用を見てください。本記事で紹介する年会費無料のカードの中では、エポスカードの治療費用がもっとも手厚くなっています。

公共交通乗用具は、飛行機・電車・バスなど、料金を払って乗る交通機関を指します。募集型企画旅行は、旅行会社が企画して参加者を募るパッケージツアーのことです。

エポスカードは、出国後に公共交通乗用具の料金を初めて払った場合も保険が付きます。JCBカード Wも、出国後に公共交通乗用具の料金を払った場合はその時点から補償されます。

どちらのカードも、出国前に航空券などの料金を払っておくと、出発の時点から補償されるので確実です。

楽天カードは、出国前にパッケージツアーの代金を支払えば保険が付きます。

ベトナム旅行におすすめのクレジットカード

ベトナム旅行向けに編集部が選んだのは、次の6枚(7種)のクレジットカードです。

紹介の順番は、申込数や利用者数の順ではなく、旅行での役割の順です。1枚目におすすめのVisa・Mastercardのカード、2枚目におすすめのJCBのカードを先に紹介し、そのあとに条件が合う人におすすめのカードを紹介します。

この6枚(7種)は、海外事務手数料・海外旅行保険・タッチ決済・ベトナムの日本語窓口の情報をもとに、編集部が選んだ範囲です。

役割カード
1枚目におすすめ(Visa・Mastercard)三井住友カード(NL)、エポスカード、イオンカード(WAON一体型)・イオンカードセレクト
2枚目におすすめ(JCB)JCBカード W(40歳以上はイオンカードのJCB)
条件が合う人におすすめ楽天カード(パッケージツアーで行く人)、学生専用ライフカード(学生)
スクロールできます
カード国際ブランド年会費海外事務手数料1,000万ドン時の手数料海外旅行保険タッチ決済ベトナムの日本語窓口
三井住友カード(NL)Visa・Mastercard永年無料3.63%2,214円最高2,000万円(治療50万円)対応VJデスク(ホーチミン)
エポスカードVisa永年無料3.85%2,348円最高3,000万円(治療200万〜270万円)対応(Visa Touchマークのあるカード)海外サポートデスク(ホーチミン)
イオンカード(WAON一体型)Visa・Mastercard・JCB無料1.60%976円なし(購入品・紛失盗難の補償はあり)対応(マークのあるカード)なし
イオンカードセレクトVisa・Mastercard・JCB無料1.60%976円なし(購入品・紛失盗難の補償はあり)対応(マークのあるカード)なし
JCBカード WJCB永年無料1.60%976円最高2,000万円(治療100万円)スマホに設定して使うJCBプラザ・ホーチミンシティ
楽天カードVisa・Mastercard・JCB・American Express永年無料3.63%2,214円最高2,000万円(治療200万円)対応なし(一般カードはトラベルデスクの対象外)
学生専用ライフカードVisa・Mastercard・JCB無料3.85%2,348円なしスマホ決済に対応LIFE DESK(日本語サービス)

※2026年10月時点。1,000万ドン時の手数料は1円=163.96ドンで試算(円未満は四捨五入)。海外旅行保険はすべて利用付帯で、カッコ内は傷害治療・疾病治療の補償額

三井住友カード(NL)

三井住友カード(NL)は、VisaとMastercardのどちらかを選べるカードです。どちらのブランドもタッチ決済に対応していて、Visaならホーチミンとハノイ、Mastercardならホーチミンのメトロに乗れます。

申し込みから最短10秒でカード番号が表示されるので、航空券やホテルの予約にすぐ使えます。三井住友カードのVJデスクの拠点一覧には、ホーチミンが入っています(2026年9月現在)。

海外事務手数料は3.63%(税込)で、2024年11月1日に改定されました。1,000万ドンの支払いで試算すると、手数料は2,214円です。1.60%のカードと比べると、同じ支払いでも1,238円多くかかってしまいます。

海外旅行保険は最高2,000万円ですが、傷害治療費用と疾病治療費用は50万円ずつです。事前に旅費などをこのカードで支払っておけば、保険の対象になります。入会後は「選べる無料保険」で、別の種類の保険に変えることもできます。

すぐに使えて、メトロのタッチ乗車にも使える1枚目がほしい人におすすめのカードです。2枚目には、手数料1.60%のJCBカード Wを組み合わせる方法があります。申し込めるのは満18歳以上(高校生を除く)の人です。

項目三井住友カード(NL)
年会費永年無料
国際ブランドVisa・Mastercard
海外事務手数料3.63%(税込)
100万ドン時の手数料(試算)221円
1,000万ドン時の手数料(試算)2,214円
海外旅行保険最高2,000万円(利用付帯)。傷害治療・疾病治療は各50万円。「選べる無料保険」で変更可
タッチ決済Visaのタッチ決済・Mastercardタッチ決済
日本語サポートVJデスク(拠点一覧にホーチミンあり。2026年9月現在)
申し込み条件満18歳以上(高校生を除く)
発行最短10秒でカード番号を表示

エポスカード

エポスカードは、出国前だけでなく出国後の支払いでも海外旅行保険が付くカードです。宿泊を伴う募集型企画旅行の代金か、公共交通乗用具の料金をエポスカードで払うと保険が付きます。

出国前に払った場合は、旅行開始から90日間が補償期間です。出国後に公共交通乗用具の料金を初めて払った場合も、その時点から90日間が補償されます。

傷害死亡・後遺障害は最高3,000万円で、補償の内訳は次のとおりです。

補償項目補償額
傷害死亡・後遺障害最高3,000万円
傷害治療費用200万円
疾病治療費用270万円
賠償責任3,000万円(免責なし)
救援者費用100万円
携行品損害20万円(免責3,000円、1個10万円限度)

免責は、保険金から差し引かれる自己負担額のことです。

本記事で紹介する年会費無料のカードの中で、疾病治療費用がもっとも大きいのはエポスカードの270万円です。高額な医療費への備えが強く勧められているベトナムでは、治療費用の大きさがカードを選ぶ基準になります。

国際ブランドはVisaなので、ホーチミンとハノイのメトロにもタッチで乗れます。病院代への備えを重視する人には、エポスカードを1枚目にすることをおすすめします。

海外事務手数料は3.85%で、2025年7月1日利用分から2.20%より上がりました。1,000万ドンの支払いで試算すると、手数料は2,348円になってしまいます。

保険の対象は本人のみで、カード発行日の翌日以降に出発する旅行が対象です。カードが届くまで7〜10日前後かかるため、出発日から逆算して申し込んでおきましょう。

マルイの店頭で受け取る場合は、最短で当日に受け取れます。

タッチ決済はVisa Touchマークのあるカードで使えます。世界38都市にある海外サポートデスクの一覧には、ホーチミンも入っています。

2枚目には、手数料1.60%のJCBカード Wを組み合わせるのがおすすめです。

エポスカードのメリットやデメリットは、エポスカードのデメリットと評判で詳しく解説しています。

項目エポスカード
年会費永年無料
国際ブランドVisa
海外事務手数料3.85%(2025年7月1日利用分から)
100万ドン時の手数料(試算)235円
1,000万ドン時の手数料(試算)2,348円
海外旅行保険最高3,000万円(利用付帯)。傷害治療200万円・疾病治療270万円。本人のみ
タッチ決済Visa Touchマークのあるカード(非対応のカードは順次対応)
海外サポート世界38都市の現地デスク(一覧にホーチミンあり)
届くまでの日数7〜10日前後(マルイ店頭なら最短当日)

\入会金・年会費永年無料!/

イオンカード(WAON一体型)・イオンカードセレクト

イオンカード(WAON一体型)とイオンカードセレクトは、どちらも海外事務手数料が1.60%です。Visa・Mastercard・JCBのどれを選んでも料率は変わりません。

1,000万ドンの支払いで試算すると手数料は976円で、3.63〜3.85%のカードの2,214〜2,348円より少なく済みます。

1枚目として持っていくなら、Visaで作るのがおすすめです。Visaならホーチミンとハノイのメトロにタッチで乗れます。

40歳以上でJCBカード Wを申し込めない人は、イオンカードをJCBで作って2枚目にする方法もあります。タッチ決済が使えるのは、タッチ決済のマークがあるカードです。

ブランドの決め方は、イオンカードの国際ブランドの選び方で詳しく解説しています。

イオンカード(WAON一体型)とイオンカードセレクトの付帯保険は、購入品の補償と紛失・盗難の補償で、海外旅行保険は付いていません。この2枚だけでは、旅行中のけがや病気に備えられなくなってしまいます。

イオンのカードの中で海外旅行保険が付くのは、イオンゴールドカード(最高3,000万円・利用付帯)とTGC CARD(JCB、最高2,000万円・利用付帯)です。

2枚のどちらかを持っていく場合は、エポスカードやJCBカード Wなど保険付きの別のカードで旅行代金や交通費を払っておきましょう。海外の日本語デスクはなく、紛失・盗難の受付のみです。

手数料を抑えることを優先したい人には、どちらのカードもおすすめします。2枚の違いは、発行までの日数と、イオン銀行のキャッシュカード機能の有無にあります。

スクロールできます
項目イオンカード(WAON一体型)イオンカードセレクト
年会費無料無料
国際ブランドVisa・Mastercard・JCB(1枚目ならVisa、2枚目ならJCB)Visa・Mastercard・JCB(1枚目ならVisa、2枚目ならJCB)
海外事務手数料1.60%1.60%
100万ドン時の手数料(試算)98円98円
1,000万ドン時の手数料(試算)976円976円
申し込み条件18歳以上(高校生は卒業年度の1月1日以降)18歳以上(高校生は卒業年度の1月1日以降)
発行までの期間申込後最短5分でカード発行。カード本体は審査後2週間程度で届く審査後1〜2週間程度で届く
キャッシュカード機能・引き落とし―イオン銀行のキャッシュカード機能付き。イオン銀行口座から引き落とし
タッチ決済Visa・Mastercard・JCBのタッチ決済(マークのあるカード)。Apple Pay・イオンiDにも対応Visa・Mastercard・JCBのタッチ決済(マークのあるカード)
海外旅行保険なし(購入品・紛失盗難の補償はあり)なし(購入品・紛失盗難の補償はあり)
海外のサポート紛失・盗難の受付のみ(海外の日本語デスクはない)紛失・盗難の受付のみ(海外の日本語デスクはない)

イオンカード(WAON一体型)は、申し込みから最短5分でカードが発行されます。出発までの日数が短い人でも、手続きを進めやすいカードです。カード本体は審査後2週間程度で届きます。


\海外事務手数料が1.6%!/

イオンカードセレクトは、イオン銀行のキャッシュカード機能が一体になったカードです。利用代金はイオン銀行口座から引き落とされます。

イオン銀行を使っている人や、カードと口座を1枚にまとめたい人に合うでしょう。審査後1〜2週間程度で届くので、旅行の日程に合わせて早めに申し込んでおくと安心です。

年会費無料!Web限定!
\最大
5,000WAON POINT進呈/

JCBカード W

JCBカード Wの海外事務手数料は1.60%(非課税)です。1,000万ドンの支払いで試算した手数料は976円で、通常のポイント還元率は1.0%、年会費は40歳以降も永年無料です。

ベトナムでJCBカード Wを2枚目にすすめる理由は、ホーチミンのJCBプラザ・ホーチミンシティです。JCBプラザでは、日本語のスタッフにJCB加盟店やJCBの優待、観光の情報を聞けます。

JCB加盟店の予約も頼めます(代金をJCBカードで払うのが条件)。紛失・盗難のときの緊急サポートと、無料のWi-Fiも用意されています。

項目JCBプラザ・ホーチミンシティ
場所ホーチミン市のEstar building 11階(JTB-TNT内)。ベンタイン市場からタクシーで約5分
受付時間通常9:00〜17:30(現在は一時的に9:00〜16:00)
休み土曜・日曜・祝日
できることJCB加盟店・優待・観光の案内、JCB加盟店の予約、紛失・盗難時の緊急サポート、無料Wi-Fi

※2026年10月時点。「JCBプラザ ラウンジ」とはサービスの内容が違う

JCBプラザ・ホーチミンシティは、土日祝日が休みです。週末にホーチミンへ着く日程なら、相談は平日に回すか、日本のJCBの窓口に電話で問い合わせてください。

海外旅行保険は最高2,000万円で、傷害治療費用と疾病治療費用は100万円ずつです。出国前に公共交通乗用具か募集型企画旅行の料金をこのカードで払うと、保険が付きます。

出国後に公共交通乗用具の料金を払った場合も、その時点から補償されます。保険の詳しい条件は、JCBカード Wの海外旅行保険で解説しています。

国際ブランドはJCBだけです。JCBは使えない場所があり、メトロのタッチ乗車にも対応の発表がないため、1枚目のVisa・Mastercardと組み合わせて持っていくのがおすすめです。

申し込めるのは18歳以上39歳以下で、本人か配偶者に安定した継続収入がある人(学生は高校生を除く)です。40歳以上の人は申し込めなくなってしまいます。

ナンバーレスのカードなら、最短5分でカード番号が発行されます。

項目JCBカード W
年会費永年無料(40歳以降も無料)
国際ブランドJCB
海外事務手数料1.60%(非課税)
100万ドン時の手数料(試算)98円
1,000万ドン時の手数料(試算)976円
ポイント還元率通常1.0%
海外旅行保険最高2,000万円(利用付帯)。傷害治療・疾病治療は各100万円
タッチ決済Apple Pay・Google Pay・Samsung Walletに設定して使う
メトロのタッチ乗車対応の発表なし
日本語サポートJCBプラザ・ホーチミンシティ(対面・電話)
申し込み条件18歳以上39歳以下で本人か配偶者に安定継続収入(学生は高校生を除く)
発行ナンバーレスは最短5分で番号発行

JCBカード W

JCBカード W

ここがおすすめ!

  • 常時ポイント還元率1.0%
  • Amazon.co.jp※3で4倍
  • セブン‐イレブン※4で4倍
  • スターバックス※5で21倍
  • 年会費永年無料
  • 発行まで最短5分※1
還元率年会費
1.0〜10.50%※2永年無料
国際ブランド電子マネー
JCBQUICPay、Apple Pay※6、Google Pay※7
国内旅行保険海外旅行保険
なし最高2,000万円
(利用付帯)

※1 モバ即の入会条件【1】 9:00AM~8:00PMでお申し込み。(受付時間を過ぎた場合は、翌日受付扱い)【2】 顔写真付き本人確認書類による本人確認。(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)モバ即での入会後、カード到着前の利用方法について、詳しくはHPをご確認ください。※2 還元率は交換商品により異なります。 ※3 Amazon、Amazon.co.jpおよびそれらのロゴは、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。※4 セブン‐イレブンでは、一部対象とならない店舗があります。法人会員の方は対象となりません。※5 スターバックス カードへのオンライン入金・オートチャージ、Starbucks eGift 、モバイルオーダーが対象です。店舗でのご利用分・入金分はポイント倍付の対象となりません。※6 App Store、Apple Pay、Apple Watch、Face IDは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。※7 Google、Android、Google Play、Google Pay は Google LLC の商標です。※ Amazon.co.jp・セブン‐イレブン・スターバックスの倍率は、事前のポイントアップ登録が必要です(2026年10月時点)。

楽天カード

楽天カードは、Visa・Mastercard・JCB・アメックスの4ブランドから選べます。どのブランドもタッチ決済に対応しています。

ベトナムで1枚目として使うなら、VisaかMastercardを選んでください。年会費は、利用額の条件なしで永年無料です。

海外事務手数料は、2025年3月から3.63%になりました。改定前は2.20%です。

1,000万ドンの支払いで試算すると、手数料は2,214円になります。海外旅行保険は最高2,000万円で、傷害治療費用と疾病治療費用は200万円ずつです。

保険が付く条件は、日本出国前に募集型企画旅行の代金を楽天カードで払っていることです。

楽天カードで払うもの海外旅行保険
出国前に払ったパッケージツアー(募集型企画旅行)の代金対象
出国後に決済した海外ツアー対象外
航空券のみの購入対象外
海外ホテルの宿泊料金対象外
空港利用税対象外

携行品損害は1個10万円が限度で、1事故につき3,000円が自己負担です。一般カードは、トラベルデスクの対象外になっています。

旅行会社のパッケージツアーでベトナムへ行き、その代金を出国前に楽天カードで払う人におすすめです。航空券とホテルを別々に予約する旅行では、保険の対象外になってしまいます。その場合は、別のカードで保険を用意する必要があります。

項目楽天カード
年会費永年無料(利用額の条件なし)
国際ブランドVisa・Mastercard・JCB・American Express
海外事務手数料3.63%(2025年3月から)
100万ドン時の手数料(試算)221円
1,000万ドン時の手数料(試算)2,214円
海外旅行保険最高2,000万円(利用付帯)。傷害治療・疾病治療は各200万円
保険の条件日本出国前に募集型企画旅行の代金を楽天カードで支払う
タッチ決済全ブランド対応

新規入会&利用で
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5,000ポイントプレゼント /

学生なら学生専用ライフカード

学生専用ライフカードは、満18歳以上満25歳以下で大学・大学院・短期大学・専門学校に在学中の人が申し込めます。進学予定の満18歳以上の高校生も対象です。

海外での利用総額の4%がキャッシュバックされます。事前のエントリーが必要で、上限は年間10万円、対象は在学期間中のみです。

LIFE DESK(日本語サービス)で、海外旅行のサポートも受けられます。スマホ決済はApple Pay・Google Payに対応しています。

海外旅行保険は廃止されました。2026年3月31日以降に旅行へ出発する人は、保険を使えなくなってしまいます。

海外事務手数料は3.85%で、2024年12月1日利用分から2.20%より上がりました。1,000万ドンの支払いで試算すると、手数料は2,348円です。

キャッシュバックとは別に、支払いのたびにこの手数料がかかります。

国際ブランドは、Visa・Mastercard・JCBから選べます。ベトナムで1枚目として使うなら、Visaで作るとホーチミンとハノイのメトロにも乗れます。メトロに乗る前に、手元のカードにタッチ決済のマークがあるかを見ておいてください。

海外での支払いでキャッシュバックを受けたい学生におすすめのカードです。保険は、海外旅行保険が付く別のカードで備える必要があります。

本記事で紹介する年会費無料のカードで治療費用がもっとも手厚いのはエポスカードで、満18歳以上(高校生を除く)の学生も申し込めます。

項目学生専用ライフカード
年会費無料
国際ブランドVisa・Mastercard・JCB(1枚目ならVisaがおすすめ)
海外事務手数料3.85%(2024年12月1日利用分から)
100万ドン時の手数料(試算)235円
1,000万ドン時の手数料(試算)2,348円
海外利用の特典海外利用総額の4%をキャッシュバック(事前エントリー要、年間最大10万円、在学期間中のみ)
海外旅行保険なし(2026年3月31日以降に出発する旅行から廃止)
日本語サポートLIFE DESK
スマホ決済Apple Pay・Google Pay
申し込み条件満18歳以上満25歳以下で大学・大学院・短期大学・専門学校に在学中(進学予定の満18歳以上の高校生も可)

\最大15,000円キャッシュバック/

ベトナムではクレジットカード・現金・QR決済をどう使い分ける?

ベトナムでは、ホテル・モール・レストランはクレジットカード、メトロはVisaのタッチ決済、市場・屋台・小さな店は現金と使い分けると困りません。

屋台でもQRコードで払いたいなら、VNPAYのアプリに日本のカードを登録する方法があります。PayPayは、ベトナムでは使えない支払い手段です。現金は、屋台での食事や移動など、使う場面から積み上げると持っていく額を決めやすくなります。

現金はいくら用意すればいい?(公式料金から積み上げ)

現金の額は、屋台やローカルの食堂で食事をする回数と、市場で買い物をするかどうかで決まります。金額の目安がわかる費用は、次の表のとおりです。

スクロールできます
現金を使う用途金額円換算(1円=163.96ドン)
ローカルの食事1回約30,000〜40,000ドン約183〜244円
ホーチミン・メトロの片道(現金)7,000〜20,000ドン約43〜122円
ホーチミン・メトロの1日券40,000ドン約244円
ホーチミン・メトロの3日券90,000ドン約549円
チップ習慣ではない(渡すならローカルの食事代が目安)―
市場・小さな店での買い物買うものによる―

※2026年10月時点。ローカルの食事代とチップはベトナム政府観光局、メトロの運賃はホーチミン市が2024年11月に決めた料金

たとえば、4泊5日の旅行で屋台やローカルの食堂で8回食事をすると、40,000ドン×8回で320,000ドン(約1,952円)です。これに市場での買い物や、配車アプリが使えなかったときの乗車代を加えた額を目安にしてください。

現金を多く持ちすぎると、帰国前に使い切れずに余ってしまいます。最初は少なめに用意し、足りなくなったら現地のATMや両替所で足すと、余らせずに済みます。

ドンの用意のしかた(日本で両替・現地の空港や銀行・ATMキャッシング・Wise/Revolut)

ドンは、両替・ATMキャッシング・WiseやRevolutのカードの3つの方法で用意できます。両替は、日本でする方法とベトナムでする方法に分かれます。

ベトナムでは、国際空港の出口ゲートの手前に両替の窓口があります。到着後は、ホテル・観光スポット・地元の銀行でも両替できます。

スクロールできます
用意のしかた内容・手数料注意点
日本で両替出発前にドンを手元に用意できるレートは両替する場所ごとに違う
ベトナムの空港・銀行・ホテルで替える国際空港の出口ゲートの手前に窓口があるレートは両替する場所ごとに違う
ATMキャッシングクレジットカードでドンを引き出す金利・手数料はカードごとに違う。ATMの手数料が別にかかることがある
WiseのカードでATMから引き出す1か月25,000円まで無料。超過分は100円+1.75%カード発行1,200円。ATMの手数料が別にかかることがある
RevolutのカードでATMから引き出す月25,000円か5回まで無料。超過分は2%支払いのときに口座の通貨からドンに換算

※2026年10月時点

ベトナムには、Visaなどの国際カードを使えるATMが全国に2万台以上あります。1回に引き出せる額の上限は、ベトナムの銀行のATMで200万〜300万ドン(約1万2,000〜1万8,000円)です。

国際銀行のATMでは、500万〜1,000万ドン(約3万〜6万1,000円)まで引き出せます。

ATMキャッシングの金利や手数料は、カードごとに違います。海外キャッシングを使うには、カードに利用可能枠を設定しておく必要があります。

設定の手続きには日数がかかることがあるため、旅行の日程が決まったら各カード会社で確かめておくと間に合います。ATM側の手数料がかかることもあるので、引き出す前にATMの画面で確かめてください。

Wise・Revolutのカードは、使った分が口座の残高から引かれる仕組みです。クレジットカードの代わりというより、現金で使う分を用意したい人に合います。

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項目WiseRevolut(スタンダードプラン)Sony Bank WALLET
種類口座の残高から支払うカード口座の残高から支払うカード口座の残高から支払うデビットカード
ドンの扱い―支払いのときに口座の通貨からドンに換算。平日はプランの上限内なら両替手数料なしドンは外貨のまま払える通貨に入っていない
ATMでの引き出し1か月25,000円まで無料。超過分は100円+1.75%月25,000円か5回まで無料。超過分は2%―
発行費用カード発行1,200円――

※2026年10月時点

Sony Bank WALLETは、外貨のまま支払える10通貨にドンが入っていません。ドンを外貨預金から払いたい人には合わないカードです。

PayPayやベトナムのQR決済は使える?(PayPayは不可、VNPAYにカードを登録する方法)

PayPayは、ベトナムでは使えません。PayPayの海外支払いモードで使える国・地域は、韓国(2025年9月から)と台湾(2026年4月27日から)の2つです。

2026年6月には、ベトナムのMoMo・ZaloPayなどのアプリで、日本のPayPay加盟店で支払えるようになりました。これはベトナムから日本へ来る旅行者のための仕組みで、日本のPayPayをベトナムで使えるわけではありません。

ベトナムの店に置かれたQRコードで払いたい人は、VNPAYのアプリに日本のカードを登録する方法があります。外国人旅行者も、VNPAYのアプリにVisa・Mastercard・JCBを登録すれば、VNPAY-QRの店で払えます。

手順内容
1.アプリを入れるVNPAYのアプリを入れ、外国人旅行者として登録する
2.本人の情報を入れる海外の電話番号・氏名・国籍・パスポート番号・入国日・メールアドレスを入れる
3.カードを登録するVisa・Mastercard・JCBのカード情報を入れる
4.認証するカード会社から届く認証コード(OTP)で確かめる
5.支払う店のVNPAY-QRのQRコードを読み取って払う

※ダナン市観光公式サイト(2025年9月30日)をもとに作成

カード会社の海外事務手数料がかかるかと、換算のレートは、登録する前にVNPAYのアプリとカード会社の案内で確かめてください。カード会社から届く認証コード(OTP)を旅行中も受け取れるよう、受け取り方法を出発前に確かめておくと安心です。

VNPAY-QRは、中国・タイ・ラオス・カンボジア・韓国の決済アプリでも払えるようになっています。日本の決済アプリは、2026年8月の時点でこの中に入っていません。

スクロールできます
支払い手段ベトナムで使えるか補足
PayPay使えない海外支払いモードの対象は韓国・台湾のみ
VNPAY(日本のカードを登録)使えるVisa・Mastercard・JCBを登録して店のQRコードで払う
Apple Pay・Google Payカードのタッチ決済として使える場合がある中身はスマホに登録したカード。店やメトロで使えるかは端末のマークを見る
クレジットカードのタッチ決済使えるメトロはVisa(ホーチミンはMastercardも)
現金(ドン)使える市場・屋台・小さな店に必要

※2026年10月時点

支払い場面別の使い分け早見表

ベトナムでの支払い方法を場面ごとに表にまとめました。

スクロールできます
場面主な支払い方法補足
ホテル・ショッピングモールクレジットカード(支払い通貨はドン)日本円での支払いを勧められたらドンを選ぶ
レストランクレジットカード屋台やローカルの食堂は現金のことがある
メトロ(ホーチミン・ハノイ)Visaのタッチ決済(ホーチミンはMastercardも)か、切符・1日券JCBのタッチ乗車は発表なし
Grabアプリに登録したカード登録できるカード・ほかの支払い方法はアプリで確かめる
タクシー配車アプリを使う空港周辺の呼び込みタクシーは避ける
市場・屋台・小さな店現金(VNPAY-QRの店ならVNPAYも)カードが使えないことがある
観光施設施設ごとに違う窓口の支払い方法は出発前に確かめる
免税(付加価値税の払い戻し)海外発行のクレジットカードで受け取れるドンの現金も選べる
旅行代金・航空券(出発前)海外旅行保険の条件に合うカード楽天カードは出国前のパッケージツアー代金のみが対象

※2026年10月時点

ベトナムでクレジットカードを安全に使うための注意点

ベトナムでカードを使う前に、利用通知・暗証番号・予備のカードの3つを準備しておきましょう。

ベトナムではスリやバイクのひったくりが起きていて、盗まれた財布の中のカードが不正に使われる被害も出ています。カードの紛失に備えて、日本語の窓口と緊急連絡先も控えておいてください。出発前にすることを表にまとめました。

準備出発前にすること
利用通知カード会社のアプリやメールで利用通知を受け取る設定にする
暗証番号持っていくカードすべての4桁の暗証番号を確かめる
予備のカードブランドと発行会社が違う2枚目を用意し、1枚目と別の場所に入れる
緊急連絡先カード会社の紛失・盗難の連絡先と、ホーチミンの日本語窓口を控える

スリ・ひったくりとカードの不正利用を防ぐには?

ベトナムでは、市場や路上、ショッピングモール、長距離バスや列車の中で、財布を盗まれるスリの被害が出ています。ハノイやホーチミンの日本人街などで注意したいのが、バイクに乗った人によるひったくりです。

盗まれた財布に入っていたカードが不正に使われる、二次的な被害もあります。

カードを守るには、財布やスマホを道路側に持たないこと、カードを1か所にまとめないことが基本です。盗まれたときは、すぐにカード会社へ連絡して利用を止めてください。

タッチ決済なら、支払いのときにカードを店員に渡さずに済みます。カード会社のアプリやメールで利用通知を受け取れるようにしておけば、身に覚えのない利用に早く気づけます。

スクロールできます
対策内容目的
カードを分けて持つ1枚目と2枚目を別の場所に入れる盗まれても2枚とも使えなくなるのを防ぐ
道路側に持たない財布・スマホは建物側の手やバッグの内側に入れるバイクのひったくりを防ぐ
タッチ決済を使うカードを店員に渡さず、自分で端末にかざすカード情報の盗み取りを防ぐ
利用通知の設定カード会社のアプリやメールで、利用のたびに通知を受け取る身に覚えのない利用に早く気づく
支払い通貨の確認端末やレシートの通貨がドン(VND)になっているかを見る割高な日本円での支払いを避ける
連絡先の控え紛失・盗難の連絡先をカードとは別に控える盗まれたときにすぐ利用を止める

※外務省 海外安全ホームページ(2026年3月13日更新)をもとに作成

利用通知の金額と、後日の請求額が同じにならない場合もあります。違いがあったときは、換算日のレートと海外事務手数料を合わせて確かめると原因がわかりやすくなります。

暗証番号を出発前に確認しておく

海外でも、カードの暗証番号は4桁です。4桁以外の桁数を求められる国でも4桁のまま使え、前後に「0」を付ける必要はありません。

暗証番号の入力を求められたときに覚えていないと、カードが使えなくなってしまいます。暗証番号の確かめ方はカード会社ごとに違うため、出発前に各カード会社の案内で調べておくと確実です。

状況対応
4桁以外の暗証番号を求められた4桁のまま入力する。前後に「0」は付けない
暗証番号の入力を求められた4桁の暗証番号を入力する
暗証番号を覚えていない出発前にカード会社で確かめる
2枚目のカードを持っていく2枚目の暗証番号も確かめておく
タッチ決済に対応していない端末だったカードを差し込んで暗証番号を入力する場合がある
ATMでキャッシングするキャッシングにも暗証番号が必要。利用可能枠の設定も出発前に済ませる

2枚とも暗証番号を確かめておけば、どちらのカードでも支払えます。

カードが使えないときの対処(予備の1枚・緊急連絡先・日本語の窓口)

カードが使えないときに備える方法は、予備のカードと緊急連絡先の2つです。予備のカードは、1枚目と違うブランド・違う発行会社のカードにしておくと、1枚目が使えない店でも払える可能性があります。

ベトナムで日本語の相談ができる窓口は、ホーチミンにあります。

状況対処
1枚目のブランドを扱わない店だったブランドの違う2枚目で支払う
カードが読み取れない2枚目のカードか現金で支払う
メトロでタッチできないタッチ決済のマークがあるか、ブランドがVisa(ホーチミンはMastercardも)かを見る。切符を現金で買う
三井住友カード(NL)で困ったホーチミンのVJデスクに相談する
エポスカードで困ったホーチミンの海外サポートデスクに相談する
JCBカードで困ったJCBプラザ・ホーチミンシティ(平日のみ)に相談する
カードを紛失・盗難したカード会社の緊急連絡先に連絡して利用を止める

※2026年10月時点

カード会社の紛失・盗難の連絡先は、スマホのメモと紙の両方に控えておくと、スマホを一緒になくしても紙の控えから連絡できます。

よくある質問

ベトナムでチップは必要?

ベトナムでは、チップは必要ありません。チップに決まったルールはなく、一般的な習慣にもなっていないためです。

レストランやカフェでも必須ではありませんが、渡すと喜ばれます。渡す場合の目安は、ローカルの食事1回分にあたる約30,000〜40,000ドン(約183〜244円)です。

ベトナムで病院にかかったらクレジットカードで払える?

ベトナムでは、多くの医療機関でクレジットカードが使えます。海外旅行保険のキャッシュレスサービス(病院の窓口で治療費を払わずに済む仕組み)を使える医療機関もあります。

ベトナムの医療環境・水準は日本と比べ劣り、外務省は高額な医療費に対応できる海外旅行保険への加入を強く勧めています。カードの海外旅行保険を使う予定の人は、保険会社の連絡先とキャッシュレスサービスの使い方を出発前に確かめておくと慌てずに済みます。

免税(付加価値税の払い戻し)はクレジットカードで受け取れる?

ベトナムの付加価値税の払い戻しは、海外で発行したクレジットカードで受け取れます。ドンの現金を選ぶこともできます。

払い戻しを受けられるのは、同じ店で同じ日に発行されたインボイス(店が発行する付加価値税の請求書)の合計が200万ドン(約1万2,000円)以上の場合です。

インボイスは出国日の60日以内に発行されたもので、買った品物と書類は出発の30分前までに税関へ見せる必要があります。戻ってくるのは付加価値税の85%で、残りの15%は手続きをする銀行の手数料です。

項目内容
対象同じ店・同じ日のインボイスの合計が200万ドン以上(複数枚を合算できる)
期限出国日の60日以内に発行されたインボイス。品物と書類は出発の30分前までに税関へ見せる
戻ってくる額付加価値税の85%(15%は銀行の手数料)
受け取り方海外発行のクレジットカード、ドンの現金

※2026年10月時点。政令第181/2025号・通達第84/2026号

まとめ

ベトナムでは日本のクレジットカードがホテル・モール・レストランで使え、ホーチミンとハノイのメトロにもVisaのタッチ決済で乗れます。

市場・屋台・小さな店ではカードが使えないことがあり、JCBとアメックスは使えない場所もあります。カードは、1枚目にタッチ決済のVisaかMastercard、2枚目に手数料1.60%でホーチミンに日本語の窓口があるJCBを持っていくのが基本です。

手数料を抑えるならイオンカード、病院代に備えるならエポスカードがおすすめです。

支払い通貨は日本円ではなくドンを選び、市場や屋台で使う現金も少額用意しておきましょう。

ベトナムのほかに東南アジアの国へ行く予定がある人は、タイ旅行におすすめのクレジットカードも参考にしてください。

※本記事の情報は2026年10月時点のものです。

出典

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