タイでクレジットカードは使える?旅行におすすめのカードと手数料・現金との使い分け

タイでクレジットカードは使える?旅行におすすめのカードと手数料・現金との使い分け

日本のクレジットカードは、バンコクのホテル・ショッピングモール・コンビニで使えます。ただし屋台やトゥクトゥクは現金が中心で、BTSの改札はタッチ決済に対応していません。

地元で使われているQR決済も、日本の旅行者は使えません。カード払いの手数料も、1万バーツの支払いでカードによって742円から1,786円まで違います。

持っていくなら、1枚目はMRTのタッチ決済で乗れるVisaかMastercard、2枚目は別ブランドのカードがおすすめです。

この記事では、タイでカードが使える場所・使えない場所、バンコクの電車・タクシーの払い方、手数料、おすすめのカード、現金との使い分けを解説します。

この記事でわかること
  • 1万バーツの手数料はカードで742〜1,786円
  • 病院代に備えるなら疾病治療270万円のカード
  • 三大寺院の入場料は3か所で計1,000バーツ
  • PayPayもタイのQR決済も旅行者は使えない

※本記事の情報は2026年10月時点のものです。

1万バーツ払ったときの手数料
1.60%のカード
イオンカードなど
742円
3.85%のカード1,786円

※1バーツ=4.64円で試算


\海外事務手数料が1.6%!/

目次

タイで日本のクレジットカードは使える?使える場所・使えない場所

タイでは、日本で発行したクレジットカードがホテル・ショッピングモール・コンビニ・チェーン店で使えます。

VisaとMastercardに加えて、JCBのカードも使える国です。一方で、屋台・ナイトマーケット・個人経営のマッサージ店では、現金が必要になる場面があります。地元の人が使うQR決済は日本の旅行者には使えないため、カードと現金を場面ごとに使い分けることになるでしょう。

タイのキャッシュレス事情は?(地元はQR決済が中心、旅行者はカードと現金)

23.8億件。これは、2026年5月にタイのQR決済「PromptPay(プロンプトペイ)」で支払いや送金に使われた件数です。前年と比べて15%増え、金額は4.45兆バーツにのぼりました。

登録数は8,291万で、そのうち個人の登録が8,250万を占めています。

個人の登録数が8,000万を超えていることからも、地元の人の支払いにQR決済が広く使われていることが分かります。旅行中に店先でQRコードをよく見かけるのも、このためです。

ただし、日本の旅行者はこのQR決済を使えません。タイには、海外のスマホ決済でQR払いができる越境QR決済の仕組みがあります。対象は、中国・シンガポール・マレーシア・インドネシア・ベトナム・韓国・ラオス・カンボジア・香港の利用者です。

日本は、2026年6月時点でこの対象に入っていません。

旅行者が使える支払い手段は、クレジットカードと現金が中心になります。カードのタッチ決済も広がっていて、Visaのタイでの取引の66%以上は、毎月タッチ決済によるものでした。2025年10月には、チャトゥチャック週末市場とプラトゥーナム市場の小規模な店にも、Visaのタッチ決済の受付が広がっています。

項目件数・金額・内容
PromptPayの取引件数(2026年5月)23.8億件(前年比15%増)
PromptPayの取引金額(2026年5月)4.45兆バーツ
PromptPayの登録数8,291万(うち個人8,250万)
越境QR決済の対象中国・シンガポール・マレーシア・インドネシア・ベトナム・韓国・ラオス・カンボジア・香港の利用者。日本は対象外
Visaのタッチ決済の割合タイのVisaの取引の66%以上が毎月タッチ決済
市場でのタッチ決済チャトゥチャック週末市場・プラトゥーナム市場の小規模店で受付を拡大(2025年10月)

※PromptPayはNITMXの発表(2026年6月25日の報道)。越境QR決済はタイ国政府観光庁(2026年6月26日)。Visaの数値はVisa Thailand(2025年10月14日)

地元の人と旅行者では、使う支払い手段が違います。旅行者はカードを中心に使い、カードが使えない屋台や移動の分だけ現金を用意しておけば、支払いに困る場面は少なくなるでしょう。

Visa・Mastercard・JCB・アメックスはどれが使いやすい?

タイ旅行での国際ブランドの選び方は、バンコクのMRTにタッチ決済で乗れるかどうかで分かれます。国際ブランドは、Visa・Mastercard・JCB・American Expressなど、カード決済の仕組みを運営する会社のことです。MRTのタッチ決済で使えることがはっきりしているのは、VisaとMastercardの2ブランド。

JCBとAmerican ExpressでMRTに乗れるかは、出発前にMRTの案内で確かめてください。

店での支払いでは、VisaとMastercardに加えてJCBも使えます。JCBの加盟店は、世界で約7,200万店(2026年3月末)です。ただし、店によって扱うブランドは違います。

1枚のカードだけで旅行すると、そのブランドを扱わない店では支払えなくなってしまいます。ブランドの違うカードを2枚持っていれば、どちらかで支払える可能性が高まるでしょう。

JCBのカードは、タイで次の2つにも使えます。1つは、バンコクにある日本語の対面窓口「JCBプラザ ラウンジ・バンコク」。もう1つは、ドンムアン空港方面へ向かうSRTレッドラインのタッチ決済です。

各ブランドについて、タイ旅行に関係する情報を表にまとめました。

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国際ブランド本記事で紹介するカードで選べるものタイ旅行に関係する情報
Visa三井住友カード(NL)、イオンカード、エポスカード、楽天カード、学生専用ライフカードMRT(ブルー線・パープル線・イエロー線)のタッチ決済で使える
Mastercard三井住友カード(NL)、イオンカード、楽天カード、学生専用ライフカードMRT(ブルー線・パープル線・イエロー線)のタッチ決済で使える
JCBイオンカード、JCBカード W、楽天カード、学生専用ライフカードSRTレッドラインでタッチ決済が使える。バンコクに対面の日本語窓口がある。MRTで使えるかは出発前に確かめる
American Express楽天カードMRTのタッチ決済で使えるかは出発前に確かめる

※2026年10月時点

楽天カードは4つのブランドから選べます。楽天カードでMRTに乗りたい人は、VisaかMastercardを選んでおくと確実です。

クレジットカードが使える場所(ホテル・ショッピングモール・コンビニ・チェーン店)

ホテル・ショッピングモール・チェーン店では、クレジットカードで支払えます。コンビニも、クレジットカードが使える場所の1つです。

チャトゥチャック週末市場やプラトゥーナム市場では、店のスマホでVisaのタッチ決済を受け付ける小規模な店も出てきました。市場でもカードで払える店があるので、カードを持ち歩いておくと使える場面が増えます。

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場所使える支払い方法注意点
ホテルクレジットカード支払い通貨はバーツを選ぶ
ショッピングモールクレジットカード支払い通貨はバーツを選ぶ
チェーン店クレジットカード支払い通貨はバーツを選ぶ
コンビニクレジットカード少額の買い物に備えて小銭も持っておく
MRT(ブルー線・パープル線・イエロー線)Visa・Mastercardのタッチ決済入場と出場は同じカードでタッチする
チャトゥチャック週末市場・プラトゥーナム市場の一部の店Visaのタッチ決済受け付けていない店では現金で払う

※2026年10月時点

カードで払うときは、支払い通貨にバーツを選んでください。日本円を選ぶと、店が決めたレートで換算されて割高になる可能性があります。

現金が必要になる場所(屋台・ナイトマーケット・マッサージ店・チップ)

屋台・ナイトマーケット・ローカル食堂などの小規模な店では、現金が必要になる場面があります。個人経営のマッサージ店も、現金を用意して入ると安心です。屋台ではお札が使えないこともあるため、小銭があると支払いがスムーズになります。

移動でも、現金を使う場面は残っています。トゥクトゥクは、配車アプリの「MuvMi」を除いて現金で払います。タクシーは、カードに対応していない車なら現金です。

カードが使えるかどうかは、車両のステッカーや運転手への確認で見分けられます。

チップは現金が好まれます。荷物を運んでもらったときや、写真を撮ってもらったときなどが、チップを渡す主な場面です。チップ用には、20〜100バーツ程度の細かいお札を用意しておくと渡しやすいでしょう。

20バーツは約93円、100バーツは約464円です(1バーツ=4.64円で換算)。

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場面主な支払い方法注意点
屋台・ナイトマーケット現金お札が使えないことがあるため小銭を用意する
ローカル食堂などの小規模店現金カードに対応していない店がある
個人経営のマッサージ店現金入る前に現金があるか確かめる
トゥクトゥク現金配車アプリ「MuvMi」は例外
タクシー現金カードが使える車もある(ステッカーや運転手への確認が目安)
チップ現金20〜100バーツ程度の細かいお札を用意する

※2026年10月時点

カードが使えない場面は、主に食事・マッサージ・移動・チップの4つです。この4つに使う分の現金を持っておけば、ホテルやショッピングモールなどの支払いはカードで済ませられます。

バンコクの電車・タクシーはクレジットカードで乗れる?

バンコクのMRT(ブルー線・パープル線・イエロー線)は、VisaかMastercardのタッチ決済で改札を通れます。

2026年6月1日からは、ブルー線・パープル線の旧MRTカードが改札で使えなくなり、タッチ決済に一本化されました。一方、BTSの改札は2026年10月時点でタッチ決済に対応しておらず、Rabbitカードか切符が必要です。タクシーとトゥクトゥクは現金が基本。

路線や乗り物ごとに払い方が違うので、乗る前に確かめておくと慌てずに済むでしょう。

MRTはVisa・Mastercardのタッチ決済で改札を通れる

MRTのブルー線・パープル線では、タッチ決済のカードで改札を通れます。タイで発行されたカードだけでなく、海外で発行されたカードも対象です。運賃は大人運賃で請求されます。

VisaとMastercardのタッチ決済なら、日本で発行したカードでも乗れます。JCBで乗れるかは、出発前にMRTの案内で確かめてください。タッチ決済のカードは、事前の登録をしなくても使えます。

窓口や券売機でチャージしたり、定期券などのパスを追加したりはできません。

2026年6月1日からは、ブルー線・パープル線の旧MRTカード(MRTカード・MRT Plusカード)が改札で使えなくなりました。旧カードに代わって、タッチ決済のカードが使われるようになっています。

ブルー線の運賃は、2026年7月3日から2028年7月2日まで17〜44バーツです。1バーツ=4.64円で換算すると、約79〜204円になります。カードで払った運賃にも、カード会社の海外事務手数料がかかります。

イエロー線(モノレール)も、タッチ決済で乗れます。海外で発行されたVisa・Mastercard・銀聯のクレジットカードとデビットカードが使えます。プリペイドカードは、タイで発行されたものしか使えません。

タッチするカードは、入場と出場で同じものを使ってください。イエロー線では、入場と出場で別のカードを使うと、カードごとに最大運賃の45バーツ(約209円)が請求されてしまいます。ブルー線・パープル線でも、カードの紛失や複数のカードの併用で入場と出場の記録がそろわない場合は、区間ごとに最大の運賃が請求されます。

タッチ決済の対象は、クレジットカードとデビットカードです。Apple Payなどのスマホのタッチで改札を通れるかは、出発前にMRTの案内で確かめてください。

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項目ブルー線・パープル線イエロー線
タッチ決済使える使える
海外発行のカード使える(大人運賃で請求)使える
明記されたブランドVisa、MastercardVisa、Mastercard、銀聯
JCB・American Express出発前に確かめる出発前に確かめる
事前の登録不要―
旧MRTカード2026年6月1日から改札で使えない―
運賃ブルー線17〜44バーツ(約79〜204円)―
注意点入場と出場の記録がそろわないと区間ごとに最大運賃を請求入場と出場で別のカードを使うとカードごとに最大45バーツを請求

※2026年10月時点。ブルー線の運賃は2026年7月3日〜2028年7月2日の運賃

MRTに乗る日は、VisaかMastercardのタッチ決済に対応したカードを1枚決めておくと安心です。タッチ決済のマークは、手元のカードの表面で確かめられます。

BTSはタッチ決済に未対応、Rabbitカードか切符で乗る

BTSの改札は、2026年10月時点でタッチ決済に対応していません。BTSに乗るときは、Rabbitカードか切符を使います。タッチ決済への対応は変わる可能性があるため、出発前にBTSの案内で確かめてください。

BTSの運賃は17〜65バーツで、円に換算すると約79〜302円です。ゴールドラインは一律17バーツです。

Rabbitカードは、BTSで使うチャージ式のカードです。最初に200バーツがかかり、そのうち100バーツは返金されない発行料、残りの100バーツはチャージ分になります。外国人が作るときは、パスポート・メールアドレス・電話番号で登録します。

チャージはBTSの窓口・券売機・アプリででき、金額は100〜4,000バーツです。

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項目Rabbitカード切符
費用200バーツ(発行料100バーツは返金なし、残り100バーツはチャージ分)乗る区間の運賃のみ
登録パスポート・メールアドレス・電話番号で登録不要
チャージBTSの窓口・券売機・アプリ(100〜4,000バーツ)―
合う人BTSに何度も乗る人BTSに乗る回数が少ない人

※2026年10月時点

Rabbitカードの発行料100バーツは、約464円です。BTSに乗る回数が少ない人には、返金されない発行料を払わずに済む切符が合います。BTSに乗る予定がある日は、切符代やチャージに使うバーツの現金を用意しておきましょう。

空港から市内へ(エアポートレールリンク・SRTレッドライン)の支払い方

スワンナプーム空港から市内へは、エアポートレールリンクで移動できます。エアポートレールリンクは、2025年11月8日から全駅でタッチ決済に対応しました。使えるのは、タッチ決済のマークが付いたクレジットカードとデビットカードです。

運賃は15〜45バーツで、円に換算すると約70〜209円になります。

日本で発行したカードでエアポートレールリンクの改札を通れるかは、出発前にエアポートレールリンクの案内で確かめてください。通れなかったときに備えて、切符を買えるバーツの現金もあると安心です。

ドンムアン空港方面へは、SRTレッドラインが走っています。SRTレッドラインでは、JCBのタッチ決済が使えます。

空港のタクシー乗り場から乗る場合は、メーター運賃に加えて50バーツ(約232円)がかかります。高速道路の料金も乗客の負担です。

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空港・路線支払い方法補足
スワンナプーム空港・エアポートレールリンクタッチ決済(2025年11月8日から全駅)、切符日本のカードで通れるかは出発前に確かめる。運賃15〜45バーツ
ドンムアン空港方面・SRTレッドラインJCBのタッチ決済―
空港のタクシー乗り場現金メーター運賃に50バーツを加算。高速道路の料金は乗客負担

※2026年10月時点

空港に着いた時点でバーツの現金があれば、カードが使えない場面でも慌てずに済みます。タクシーで市内へ向かう人は、運賃と高速道路の料金を払える分のバーツを用意しておきましょう。

タクシー・トゥクトゥクは現金が基本

バンコクのタクシーとトゥクトゥクは、現金で払うのが基本です。タクシーには、カードで払える車もあります。カードが使えるかは、車両のステッカーを見るか、乗る前に運転手に聞いて確かめてください。

バンコクのメータータクシーの運賃は、次のとおりです。

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項目バンコクのメータータクシー円換算(1バーツ=4.64円)
初乗り(1kmまで)35バーツ約162円
1〜10km1kmあたり6.50バーツ約30円
空港のタクシー乗り場から乗る場合50バーツを加算約232円
高速道路の料金乗客が負担―

※2023年に改定された運賃(2026年10月時点)

初乗りは35バーツで、円に換算すると約162円です。100バーツ札で払うとおつりが必要になるので、20バーツ札などの細かいお札があると払いやすいでしょう。

トゥクトゥクは、現金で払います。配車アプリの「MuvMi」は例外で、アプリから呼ぶトゥクトゥクです。配車アプリのGrabに日本のカードを登録して払えるかは、出発前にアプリで確かめてください。

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交通機関主な支払い方法補足
MRT(ブルー線・パープル線)Visa・Mastercardのタッチ決済旧MRTカードは2026年6月1日から改札で使えない
MRT(イエロー線)Visa・Mastercard・銀聯のタッチ決済入場と出場は同じカードを使う
BTSRabbitカード、切符タッチ決済に未対応
エアポートレールリンクタッチ決済、切符日本のカードで通れるかは出発前に確かめる
SRTレッドラインJCBのタッチ決済―
タクシー現金カードが使える車もある
トゥクトゥク現金配車アプリ「MuvMi」は例外

※2026年10月時点

タイでクレジットカードを使うと手数料はどれくらいかかる?

タイでのカード払いは、バーツの金額を円に換算し、カード会社の海外事務手数料を加えた額で請求されます。

本記事で紹介するカードの料率は1.60%から3.85%まで。1万バーツの支払いで試算すると、手数料は742円から1,786円です。支払い通貨に日本円を選ぶと、店のレートで換算されて割高になる可能性もあります。

海外事務手数料の仕組みと1万バーツの計算例

タイでカードを使うと、バーツ建ての金額は国際ブランドの決済センターで円に換算されます。そのレートに海外事務手数料が加わって、円の請求額が決まります。

換算日は、利用データが決済センターに届いた日です。利用日から2〜4日後が目安で、タイでカードを使った日のレートではありません。そのため、旅行中に見た為替レートと、後日届く請求の換算レートは一致しない場合があります。

段階内容
店で支払うバーツ建てで決済する
利用データが届く国際ブランドの決済センターに利用データが届く(利用日から2〜4日後が目安)
円に換算する届いた時点のレートに海外事務手数料を加えて換算する
請求される換算後の円の金額がカード会社から請求される

請求額は、次の式で試算できます。

試算には、三菱UFJ銀行が2026年10月23日に公表したタイバーツの相場を使います。この日のTTS(円をバーツに替えるときのレート)は4.72円、TTB(バーツを円に替えるときのレート)は4.56円でした。2つの中間をとると、1バーツは4.64円です。

1万バーツを手数料なしで換算すると、46,400円になります。1.60%のカードなら、10,000×4.64×1.016で、請求額は47,142円です。

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海外事務手数料率主なカード1,000バーツの手数料/請求額1万バーツの手数料/請求額
0%(換算のみ)―0円/4,640円0円/46,400円
1.60%イオンカード、JCBカード W74円/4,714円742円/47,142円
3.63%三井住友カード(NL)、楽天カード168円/4,808円1,684円/48,084円
3.85%エポスカード、学生専用ライフカード179円/4,819円1,786円/48,186円
4.50%(参考)三菱UFJカード(2026年11月16日利用分から)209円/4,849円2,088円/48,488円

※1バーツ=4.64円(三菱UFJ銀行の2026年10月23日のTTS 4.72円・TTB 4.56円の中間)で試算。円未満は四捨五入。実際は各国際ブランドのレートで換算される

1,000バーツの支払いで上乗せされる手数料は、1.60%のカードで74円、3.85%のカードで179円です。1回ごとの違いは105円にとどまります。1万バーツになると、手数料は742円と1,786円で、違いは1,044円まで広がります。

ホテル代やショッピングモールでの買い物をカードで払う人ほど、料率の違いが請求額に表れるでしょう。

日本円での支払い(DCC)は割高になりやすい

タイの店でも、支払い通貨をバーツにするか日本円にするか選べる場合があります。日本円で払う方法は、DCC(自国通貨建て決済)と呼ばれます。

日本円を選ぶと、その場で円の金額が分かるのは便利です。ただし換算には店が決めたレートが使われ、カード会社で換算する場合より割高になってしまう可能性があります。バーツを選べば、国際ブランドのレートに海外事務手数料を加えた金額で請求されます。

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選んだ通貨換算レートを決めるところ請求額の傾向
バーツ国際ブランドの決済センター(カード会社の海外事務手数料を加算)決済センターのレートに海外事務手数料を加えた額で請求される
日本円店(店が決めたレート)カード会社で換算するより割高になる可能性がある

端末の画面やレシートに日本円の金額が出たら、支払う前にバーツで払いたいと伝えてください。サインや暗証番号の入力の前に、通貨がバーツ(THB)になっているかを見ておくと安心です。ホテルのチェックアウトやショッピングモールのように金額が大きい支払いほど、通貨の選び方で請求額が変わってきます。

カードによって海外事務手数料はどれくらい違う?

主なカードの海外事務手数料は次のとおりです。

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カード・発行会社国際ブランド海外事務手数料適用時期・改定前の料率
イオンカード(イオンマークのカード)Visa・Mastercard・JCB1.60%ブランドを問わず同じ料率
JCBカード WJCB1.60%(非課税)―
三井住友カード(NL)Visa・Mastercard3.63%(税込)2024年11月1日に改定
楽天カードVisa・Mastercard・JCB・American Express3.63%2025年3月から(改定前2.20%)
エポスカードVisa3.85%2025年7月1日利用分から(改定前2.20%)
学生専用ライフカード(ライフカード)Visa・Mastercard・JCB3.85%2024年12月1日利用分から(改定前2.20%)
クレディセゾン発行カードVisa・Mastercard・JCB・American Express3.85%2024年12月4日処理分から
三菱UFJカードVisa・Mastercard3.85%→4.50%(税込)2026年11月16日利用分から
三菱UFJカードJCB2.04%→4.34%2026年11月16日利用分から
三菱UFJカードAmerican Express2.00%→4.30%2026年11月16日利用分から

※2026年10月時点

本記事で紹介するカードのうち、1.60%なのはイオンカードとJCBカード Wです。ほかのカードは3.63%から3.85%でした。楽天カード・エポスカード・ライフカードは、2024年から2025年にかけて2.20%から料率を上げています。

イオンカードは、Visa・Mastercard・JCBのどれを選んでも1.60%です。VisaかMastercardで作れば、1.60%の料率とMRTのタッチ決済を1枚で持てます。JCBで作れば、1.60%の料率とJCBプラザ ラウンジ・バンコクの日本語窓口を1枚で使えます。

三菱UFJカードは、2026年11月16日利用分からVisa・Mastercardの料率が4.50%に上がります。1万バーツの支払いで試算すると、手数料は2,088円です。11月16日以降にタイへ行く予定がある人は、手持ちのカードの料率を出発前に確かめておきましょう。

カード別の海外手数料をもっと詳しく比べたい人は、海外手数料が安いクレジットカードの比較を参考にしてください。

タイ旅行に持っていくクレジットカードの選び方

タイ旅行には、1枚目にVisaかMastercard、2枚目に別ブランドのクレジットカードを持っていくのがおすすめです。

そのうえで、海外事務手数料・海外旅行保険の条件・タッチ決済と日本語サポートを比べます。私立病院の医療費が高額になりやすいタイでは、保険の治療費用も見ておきたい条件の1つ。4つの基準を表にまとめました。

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基準見るところ判断の目安
国際ブランド1枚目と2枚目のブランド1枚目はVisaかMastercard、2枚目は別のブランド
海外事務手数料料率1.60%か、3.63〜3.85%か
海外旅行保険保険が付く支払いの条件と治療費用旅行代金や交通費をどのカードで払うか
タッチ決済・日本語サポートMRTで使えるか、バンコクで日本語の相談ができるかタッチ決済のマーク、バンコクの日本語窓口

1枚目はVisaかMastercard、2枚目は別のブランド

1枚目をVisaかMastercardにすると、MRTのタッチ決済にそのまま使えます。本記事で紹介する6枚(7種)のうち、JCBカード W以外はVisaかMastercardを選べるカードです。タッチ決済付きのVisaかMastercardを1枚目にしておけば、店での支払いとMRTの移動を同じカードで済ませられます。

2枚目には、1枚目と違うブランドのカードが必要です。同じブランドのカードを2枚持っても、そのブランドを扱わない店ではどちらも使えなくなってしまいます。

タイ旅行の2枚目には、JCBをおすすめします。JCBをおすすめする理由は3つあります。

理由内容
日本語の対面窓口JCBプラザ ラウンジ・バンコクで、日本語で相談できる。荷物の一時預かりや、紛失・盗難時の緊急再発行カードの即日発行もある
手数料JCBカード Wとイオンカード(JCB)は海外事務手数料1.60%
SRTレッドラインドンムアン空港方面へ向かうSRTレッドラインでJCBのタッチ決済が使える

※2026年10月時点

MRTでの予備を重視するなら、2枚目をMastercardかVisaにする方法もあります。たとえば、1枚目がエポスカード(Visa)なら、2枚目をイオンカード(Mastercard)にする組み合わせです。2枚とも、MRTのタッチ決済に使えるブランドになります。

1枚目と2枚目の組み合わせ例を表にまとめました。

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組み合わせの例1枚目2枚目この組み合わせの特徴
手数料を抑えるイオンカード(Visa・Mastercard)JCBカード W2枚とも海外事務手数料1.60%。保険はJCBカード Wの条件で備える
病院代に備えるエポスカード(Visa)JCBカード W疾病治療270万円のエポスカードと、1.60%のJCBカード W
MRTの予備も持つエポスカード(Visa)イオンカード(Mastercard)2枚ともMRTのタッチ決済に使えるブランド。2枚目は1.60%
すぐに使える1枚目がほしい三井住友カード(NL)(Visa・Mastercard)JCBカード W1枚目は最短10秒でカード番号を表示し、Visa・Mastercardのタッチ決済に対応
40歳以上でJCBも持ちたいエポスカード(Visa)か三井住友カード(NL)イオンカード(JCB)JCBカード Wは39歳以下しか申し込めないため、2枚目のJCBはイオンカードで用意する

※年会費はいずれも無料。組み合わせは一例

JCBカード Wは、18歳以上39歳以下の人しか申し込めません。40歳以上の人が2枚目にJCBを持ちたい場合は、JCBを選べるイオンカードが合います。手数料は1.60%で、JCBカード Wと変わりません。

タイ以外の旅行にも使うカードを選びたい人は、海外旅行におすすめのクレジットカードも参考にしてください。

海外事務手数料の低さで選ぶ(1.6%のカードと3.6%台のカード)

本記事で紹介するカードの海外事務手数料は、1.60%のグループと3.63〜3.85%のグループに分かれます。1万バーツの支払いで試算すると、1.60%のカードの手数料は742円です。3.63〜3.85%のカードでは、1,684〜1,786円になってしまいます。

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カード海外事務手数料1,000バーツの手数料1万バーツの手数料1万バーツの請求額
イオンカード(WAON一体型)1.60%74円742円47,142円
イオンカードセレクト1.60%74円742円47,142円
JCBカード W1.60%74円742円47,142円
三井住友カード(NL)3.63%168円1,684円48,084円
楽天カード3.63%168円1,684円48,084円
エポスカード3.85%179円1,786円48,186円
学生専用ライフカード3.85%179円1,786円48,186円
参考:三菱UFJカード(2026年11月16日利用分から)4.50%209円2,088円48,488円

※1バーツ=4.64円(三菱UFJ銀行の2026年10月23日のTTS・TTBの中間)で試算。手数料なしの換算額は1万バーツで46,400円。円未満は四捨五入

手数料だけで比べるなら、1.60%のイオンカードかJCBカード Wを選ぶことになります。ただし、イオンカード(WAON一体型)・イオンカードセレクトには海外旅行保険が付きません。JCBカード Wで選べるブランドは、JCBだけです。

手数料の低いカードで2枚をそろえる組み合わせは、イオンカード(VisaかMastercard)とJCBカード Wです。

3.63〜3.85%のカードには、手数料以外の条件で選ぶ理由があります。三井住友カード(NL)は、最短10秒でカード番号が表示され、Visa・Mastercardのタッチ決済に対応しています。エポスカードは、疾病治療費用が270万円で、出国後に電車・バスなどの料金を払っても海外旅行保険が付くカードです。

たとえば、3泊4日のタイ旅行でホテル代と買い物に合わせて1万バーツをカードで払ったとします。手数料は、1.60%のカードで742円、3.85%のカードで1,786円です。この1,044円の違いと、保険の治療費用のどちらを重視するかで、1枚目のカードは決まります。

海外旅行保険の治療費用と付帯条件を確かめる

タイの私立病院は、すべて自由診療です。診察料・治療費・入院費・手術費用などが高額になることが多く、保証金を求められることもあります。保険がないまま私立病院にかかると、高額な医療費や保証金を自分で払うことになってしまいます。

旅行中の医療費に海外旅行保険で備えておけば、その負担を抑えられます。

本記事で紹介するカードの海外旅行保険は、すべて利用付帯です。利用付帯は、旅行代金や交通費などをそのカードで支払ったときに保険が付く仕組みのこと。どの支払いが条件になるかはカードごとに違うため、保険を使うカードで何を払うかを先に決めておくと確実です。

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カード海外旅行保険治療費用(傷害/疾病)保険が付く支払い対象外・注意点
エポスカード最高3,000万円200万円/270万円宿泊を伴う募集型企画旅行の代金か、公共交通乗用具の料金を支払う(出国後の支払いも可)本人のみ。カード発行日の翌日以降に出発する旅行が対象
楽天カード最高2,000万円200万円/200万円日本出国前に募集型企画旅行の代金を支払う出国後に決済した海外ツアー、航空券のみ、海外ホテルの宿泊料金、空港利用税は対象外
JCBカード W最高2,000万円100万円/100万円出国前に公共交通乗用具か募集型企画旅行の料金を支払う(出国後に公共交通乗用具の料金を払った場合も、その時点から補償)―
三井住友カード(NL)最高2,000万円50万円/50万円事前に旅費などをカードで支払う入会後「選べる無料保険」で別の保険に変更できる
イオンカード(WAON一体型)、イオンカードセレクトなし(購入品・紛失盗難の補償はあり)――旅行中のけがや病気は、保険付きの別のカードで備える
学生専用ライフカードなし――2026年3月31日以降に出発する旅行から廃止

※最高額は傷害死亡・後遺障害の金額。三井住友カード(NL)の補償額は2025年10月16日から適用。2026年10月時点

保険を選ぶときは、最高額よりも治療費用を見てください。旅行中のけがや病気で使うのは、主に傷害治療費用と疾病治療費用です。本記事で紹介する年会費無料のカードの中では、エポスカードの治療費用がもっとも手厚くなっています。

公共交通乗用具は、飛行機・電車・バスなど、料金を払って乗る交通機関を指します。募集型企画旅行は、旅行会社が企画して参加者を募るパッケージツアーのことです。

楽天カードは、出国前にパッケージツアーの代金を支払えば保険が付きます。仮に航空券だけを楽天カードで買った場合は、保険の対象外になってしまいます。

エポスカードは、出国後に公共交通乗用具の料金を初めて払った場合も保険が付きます。補償期間はその時点から90日間です。出国前に旅行代金を払った場合は、旅行開始から90日間が補償期間になります。

イオンカード(WAON一体型)とイオンカードセレクトの付帯保険は、購入品の補償と紛失・盗難の補償で、海外旅行保険は付いていません。学生専用ライフカードの海外旅行保険も、2026年3月31日以降に出発する旅行から廃止されました。これらを持っていく場合は、保険付きの別のカードで旅行代金や交通費を払っておくと備えになります。

タッチ決済とバンコクでの日本語サポート

タッチ決済は、カードやスマホを端末にかざして支払う方法です。タイではMRTの改札でも使えるので、タッチ決済に対応したVisaかMastercardのカードを1枚は持っていきましょう。

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カードタッチ決済・スマホ決済MRTのタッチ決済
三井住友カード(NL)Visaのタッチ決済・Mastercardタッチ決済に対応使える(Visa・Mastercard)
イオンカード(WAON一体型)、イオンカードセレクトVisa・Mastercard・JCBのタッチ決済に対応(マークのあるカード)Visa・Mastercardでマークのあるカードは使える。JCBは出発前に確かめる
エポスカードVisa Touchマークのあるカードが対応(非対応のカードは順次対応)Visa Touchマークのあるカードで使える
JCBカード WApple Pay・Google Pay・Samsung Walletに設定してJCBのタッチ決済を使う出発前に確かめる
楽天カード全ブランドがタッチ決済に対応Visa・Mastercardは使える。JCB・American Expressは出発前に確かめる
学生専用ライフカードApple Pay・Google Payに対応―

※2026年10月時点

本記事で紹介するカードで使える日本語の窓口は、バンコクに3つあります。JCBプラザ ラウンジ・バンコク、三井住友カードのVJデスク、エポスカードの海外サポートデスクです。プーケットには、VJデスクもエポスカードの海外サポートデスクもありません。

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日本語サポート対象のカード内容
JCBプラザ ラウンジ・バンコクJCBのカード対面で日本語の相談ができる。加盟店・優待・観光の案内、予約(JCB払いが条件)、紛失・盗難時の緊急サポート。荷物の一時預かりもある
VJデスク三井住友カード(NL)日本語の現地デスク。拠点一覧にタイ(バンコク)がある。プーケットはなし(2026年9月現在)
海外サポートデスク(現地デスク)エポスカード世界38都市にある現地デスク。一覧にバンコクがある。プーケットはなし
LIFE DESK(日本語サービス)学生専用ライフカード日本語で海外旅行をサポートするサービス
紛失・盗難の受付のみイオンカード海外の日本語デスクはない

※2026年10月時点

JCBプラザ ラウンジ・バンコクは、ゲイソン・アマリンの9階にあります。BTSチットロム駅の6番出口の近くです。営業は9時30分から18時までで、現在は土・日・祝日が休みになっています。

タイ旅行におすすめのクレジットカード

タイ旅行向けに編集部が選んだのは、次の6枚(7種)のクレジットカードです。

紹介の順番は、申込数や利用者数の順ではなく、旅行での役割の順。1枚目におすすめのカード、2枚目におすすめのカード、条件が合う人におすすめのカードの順で紹介します。この6枚(7種)は、海外事務手数料・海外旅行保険・MRTで使えるタッチ決済・バンコクの日本語窓口の情報をもとに、編集部が選んだものです。

役割カード
1枚目におすすめ(Visa・Mastercard)三井住友カード(NL)、イオンカード(WAON一体型)・イオンカードセレクト、エポスカード
2枚目におすすめ(JCB)JCBカード W
条件が合う人におすすめ楽天カード(パッケージツアーで行く人)、学生専用ライフカード(学生)
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カード国際ブランド年会費海外事務手数料1万バーツ時の手数料海外旅行保険バンコクの日本語窓口
三井住友カード(NL)Visa・Mastercard永年無料3.63%1,684円最高2,000万円(治療50万円)VJデスク
イオンカード(WAON一体型)Visa・Mastercard・JCB無料1.60%742円なし(購入品・紛失盗難の補償はあり)なし(JCBならJCBプラザ ラウンジ)
イオンカードセレクトVisa・Mastercard・JCB無料1.60%742円なし(購入品・紛失盗難の補償はあり)なし(JCBならJCBプラザ ラウンジ)
エポスカードVisa永年無料3.85%1,786円最高3,000万円(治療200万〜270万円)海外サポートデスク
JCBカード WJCB永年無料1.60%742円最高2,000万円(治療100万円)JCBプラザ ラウンジ・バンコク
楽天カードVisa・Mastercard・JCB・American Express永年無料3.63%1,684円最高2,000万円(治療200万円)なし(一般カードはトラベルデスクの対象外。JCBならJCBプラザ ラウンジ)
学生専用ライフカードVisa・Mastercard・JCB無料3.85%1,786円なしLIFE DESK(日本語サービス)

※2026年10月時点。1万バーツ時の手数料は1バーツ=4.64円で試算(円未満は四捨五入)。海外旅行保険はすべて利用付帯で、カッコ内は傷害治療・疾病治療の補償額。JCBプラザ ラウンジはJCBのカードで使える

三井住友カード(NL)

三井住友カード(NL)は、VisaとMastercardのどちらかを選べるカードです。どちらのブランドもタッチ決済に対応していて、バンコクのMRTの改札でも使えます。申し込みから最短10秒でカード番号が表示されるので、航空券やホテルの予約にすぐ使えます。

三井住友カードのVJデスクの拠点一覧には、タイ(バンコク)も入っています(2026年9月現在)。

海外事務手数料は3.63%(税込)で、2024年11月1日に改定されました。1万バーツの支払いで試算すると、手数料は1,684円です。1.60%のカードと比べると、同じ支払いでも942円多くかかってしまいます。

換算には、Visa・Mastercardの決済センターに売上データが届いた時点の指定レートを使います。なお、海外キャッシュサービスの利用には、この事務処理手数料は含まれません。

海外旅行保険は最高2,000万円ですが、傷害治療費用と疾病治療費用は50万円ずつです。事前に旅費などをこのカードで支払っておけば、保険の対象になります。入会後は「選べる無料保険」で、別の種類の保険に変えることもできます。

私立病院の医療費が高額になりやすいタイでは、治療費用が200万〜270万円のエポスカードと組み合わせると安心です。

すぐに使えて、MRTのタッチ決済にも使える1枚目がほしい人におすすめのカードです。手数料を抑えたい場合は、2枚目にJCBカード Wを組み合わせる方法があります。申し込めるのは満18歳以上(高校生を除く)の人です。

項目三井住友カード(NL)
年会費永年無料
国際ブランドVisa・Mastercard
海外事務手数料3.63%(税込)
1,000バーツ時の手数料(試算)168円
1万バーツ時の手数料(試算)1,684円
海外旅行保険最高2,000万円(利用付帯)。傷害治療・疾病治療は各50万円。「選べる無料保険」で変更可
タッチ決済Visaのタッチ決済・Mastercardタッチ決済(MRTで使える)
日本語サポートVJデスク(拠点一覧にタイ〈バンコク〉あり、プーケットはなし。2026年9月現在)
申し込み条件満18歳以上(高校生を除く)
発行最短10秒でカード番号を表示

イオンカード(WAON一体型)・イオンカードセレクト

イオンカード(WAON一体型)とイオンカードセレクトは、どちらも海外事務手数料が1.60%です。Visa・Mastercard・JCBのどれを選んでも料率は変わりません。1万バーツの支払いで試算すると手数料は742円で、3.63〜3.85%のカードの1,684〜1,786円より少なく済みます。

タイ旅行では、どのブランドで作るかによって使い道が変わります。1枚目として持つなら、MRTのタッチ決済に使えるVisaかMastercardで作るのがおすすめです。2枚目として持つなら、JCBで作ればJCBプラザ ラウンジ・バンコクの日本語窓口も使えます。

タッチ決済が使えるのは、タッチ決済のマークがあるカードです。JCBのイオンカードについては、イオンカードの国際ブランドの選び方で詳しく解説しています。

イオンカード(WAON一体型)とイオンカードセレクトの付帯保険は、購入品の補償と紛失・盗難の補償で、海外旅行保険は付いていません。この2枚だけでは、旅行中のけがや病気に備えられなくなってしまいます。イオンのカードの中で海外旅行保険が付くのは、イオンゴールドカード(最高3,000万円・利用付帯)とTGC CARD(JCB、最高2,000万円・利用付帯)です。

2枚のどちらかを持っていく場合は、エポスカードなど保険付きの別のカードで旅行代金や交通費を払っておきましょう。海外の日本語デスクはなく、紛失・盗難の受付のみです。

手数料を抑えることを優先したい人には、どちらのカードもおすすめします。2枚の違いは、発行までの日数と、イオン銀行のキャッシュカード機能の有無にあります。

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項目イオンカード(WAON一体型)イオンカードセレクト
年会費無料無料
国際ブランドVisa・Mastercard・JCBVisa・Mastercard・JCB
海外事務手数料1.60%1.60%
1,000バーツ時の手数料(試算)74円74円
1万バーツ時の手数料(試算)742円742円
申し込み条件18歳以上(高校生は卒業年度の1月1日以降)18歳以上(高校生は卒業年度の1月1日以降)
発行までの期間申込後最短5分でカード発行。カード本体は審査後2週間程度で届く審査後1〜2週間程度で届く
キャッシュカード機能・引き落とし―イオン銀行のキャッシュカード機能付き。イオン銀行口座から引き落とし
タッチ決済Visa・Mastercard・JCBのタッチ決済(マークのあるカード)。Apple Pay・イオンiDにも対応Visa・Mastercard・JCBのタッチ決済(マークのあるカード)
海外旅行保険なし(購入品・紛失盗難の補償はあり)なし(購入品・紛失盗難の補償はあり)
海外のサポート紛失・盗難の受付のみ(海外の日本語デスクはない)紛失・盗難の受付のみ(海外の日本語デスクはない)

イオンカード(WAON一体型)は、申し込みから最短5分でカードが発行されます。出発までの日数が短い人でも、手続きを進めやすいカードです。カード本体は審査後2週間程度で届きます。


\海外事務手数料が1.6%!/

イオンカードセレクトは、イオン銀行のキャッシュカード機能が一体になったカードです。利用代金はイオン銀行口座から引き落とされます。イオン銀行を使っている人や、カードと口座を1枚にまとめたい人に合うでしょう。

審査後1〜2週間程度で届くので、旅行の日程に合わせて早めに申し込んでおくと安心です。

年会費無料!Web限定!
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エポスカード

エポスカードは、出国前だけでなく出国後の支払いでも海外旅行保険が付くカードです。宿泊を伴う募集型企画旅行の代金か、公共交通乗用具の料金をエポスカードで払うと保険が付きます。出国前に払った場合は、旅行開始から90日間が補償期間。

出国後に公共交通乗用具の料金を初めて払った場合も、その時点から90日間が補償されます。傷害死亡・後遺障害は最高3,000万円で、補償の内訳は次のとおりです。

補償項目補償額
傷害死亡・後遺障害最高3,000万円
傷害治療費用200万円
疾病治療費用270万円
賠償責任3,000万円(免責なし)
救援者費用100万円
携行品損害20万円(免責3,000円、1個10万円限度)

免責は、保険金から差し引かれる自己負担額のことです。

タイの私立病院は自由診療で、医療費が高額になることが多く、保証金を求められることもあります。本記事で紹介する年会費無料のカードの中で、疾病治療費用がもっとも大きいのはエポスカードの270万円です。病院代への備えを重視する人には、エポスカードを1枚目にすることをおすすめします。

海外事務手数料は3.85%で、2025年7月1日利用分から2.20%より上がりました。1万バーツの支払いで試算すると、手数料は1,786円になってしまいます。国際ブランドはVisaだけです。

保険の対象は本人のみで、カード発行日の翌日以降に出発する旅行が対象になります。カードが届くまで7〜10日前後かかるため、出発日から逆算して申し込んでおきましょう。マルイの店頭で受け取る場合は、最短で当日に受け取れます。

タッチ決済はVisa Touchマークのあるカードで使え、MRTの改札でもタッチで乗れます。世界38都市にある海外サポートデスクの一覧には、バンコクも入っています。2枚目には、別ブランドのJCBカード Wを組み合わせるのがおすすめです。

項目エポスカード
年会費永年無料
国際ブランドVisa
海外事務手数料3.85%(2025年7月1日利用分から)
1,000バーツ時の手数料(試算)179円
1万バーツ時の手数料(試算)1,786円
海外旅行保険最高3,000万円(利用付帯)。傷害治療200万円・疾病治療270万円。本人のみ
タッチ決済Visa Touchマークのあるカード(非対応のカードは順次対応)
海外サポート世界38都市の現地デスク(一覧にバンコクあり、プーケットはなし)
届くまでの日数7〜10日前後(マルイ店頭なら最短当日)

\入会金・年会費永年無料!/

JCBカード W

JCBカード Wの海外事務手数料は1.60%(非課税)です。1万バーツの支払いで試算した手数料は742円。通常のポイント還元率は1.0%で、年会費は40歳以降も永年無料です。

タイで2枚目にJCBカード Wを持つ理由は、バンコクにある日本語の対面窓口です。JCBプラザ ラウンジ・バンコクでは、観光や加盟店の案内を日本語で受けられます。カードを紛失したときは、緊急再発行カードをその日のうちに受け取ることも可能です。

ドンムアン空港方面のSRTレッドラインでは、JCBのタッチ決済も使えます。

海外旅行保険は最高2,000万円で、傷害治療費用と疾病治療費用は100万円ずつです。出国前に公共交通乗用具か募集型企画旅行の料金をこのカードで払うと、保険が付きます。出国後に電車・バスなどの料金をこのカードで払った場合も、その時点から補償されます。

タッチ決済は、Apple Pay・Google Pay・Samsung Walletに設定して使います。ナンバーレスのカードなら、最短5分でカード番号が発行されます。スマホのタッチでSRTレッドラインの改札を通れるかは、出発前に確かめておくと安心です。

国際ブランドはJCBだけです。申し込めるのは18歳以上39歳以下で、本人か配偶者に安定した継続収入がある人(学生は高校生を除く)。40歳以上の人は申し込めなくなってしまいます。

1枚目のVisa・Mastercardに加える2枚目として、おすすめのカードです。

項目JCBカード W
年会費永年無料(40歳以降も無料)
国際ブランドJCB
海外事務手数料1.60%(非課税)
1,000バーツ時の手数料(試算)74円
1万バーツ時の手数料(試算)742円
ポイント還元率通常1.0%
海外旅行保険最高2,000万円(利用付帯)。傷害治療・疾病治療は各100万円
タッチ決済Apple Pay・Google Pay・Samsung Walletに設定して使う
申し込み条件18歳以上39歳以下で本人か配偶者に安定継続収入(学生は高校生を除く)
発行ナンバーレスは最短5分で番号発行
日本語サポートJCBプラザ ラウンジ・バンコク(下の表)

JCBプラザ ラウンジ・バンコクの内容は次のとおりです。平日のみの営業で、土・日・祝日は休みです。

項目JCBプラザ ラウンジ・バンコクの内容
場所ゲイソン・アマリン9階(BTSチットロム駅6番出口の近く)
営業時間9:30〜18:00
休み土・日・祝日(現在)
電話番号02-652-0341(タイ国外からは66-2-652-0341)
案内・予約加盟店・優待・観光の案内、予約(JCBカードでの支払いが条件)
紛失・盗難時緊急サポート(緊急再発行カードの即日発行も可)
そのほかのサービスWi-Fi・プリントアウト無料、ドリンク、傘の貸出、当日の荷物の一時預かり

※2026年10月時点

JCBカード W

JCBカード W

ここがおすすめ!

  • 常時ポイント還元率1.0%
  • Amazon.co.jp※3で4倍
  • セブン‐イレブン※4で4倍
  • スターバックス※5で21倍
  • 年会費永年無料
  • 発行まで最短5分※1
還元率年会費
1.0〜10.50%※2永年無料
国際ブランド電子マネー
JCBQUICPay、Apple Pay※6、Google Pay※7
国内旅行保険海外旅行保険
なし最高2,000万円
(利用付帯)

※1 モバ即の入会条件【1】 9:00AM~8:00PMでお申し込み。(受付時間を過ぎた場合は、翌日受付扱い)【2】 顔写真付き本人確認書類による本人確認。(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)モバ即での入会後、カード到着前の利用方法について、詳しくはHPをご確認ください。※2 還元率は交換商品により異なります。 ※3 Amazon、Amazon.co.jpおよびそれらのロゴは、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。※4 セブン‐イレブンでは、一部対象とならない店舗があります。法人会員の方は対象となりません。※5 スターバックス カードへのオンライン入金・オートチャージ、Starbucks eGift 、モバイルオーダーが対象です。店舗でのご利用分・入金分はポイント倍付の対象となりません。※6 App Store、Apple Pay、Apple Watch、Face IDは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。※7 Google、Android、Google Play、Google Pay は Google LLC の商標です。※ Amazon.co.jp・セブン‐イレブン・スターバックスの倍率は、事前のポイントアップ登録が必要です(2026年10月時点)。

楽天カード

楽天カードは、Visa・Mastercard・JCB・American Expressの4ブランドから選べます。どのブランドもタッチ決済に対応しています。MRTのタッチ決済に使いたい人は、VisaかMastercardを選んでおくと確実です。

年会費は永年無料で、利用額の条件もありません。

海外事務手数料は、2025年3月から3.63%になりました。改定前は2.20%です。1万バーツの支払いで試算すると、手数料は1,684円になります。

海外旅行保険は最高2,000万円で、傷害治療費用と疾病治療費用は200万円ずつです。保険が付く条件は、日本出国前に募集型企画旅行の代金を楽天カードで払っていることです。

楽天カードで払うもの海外旅行保険
出国前に払ったパッケージツアー(募集型企画旅行)の代金対象
出国後に決済した海外ツアー対象外
航空券のみの購入対象外
海外ホテルの宿泊料金対象外
空港利用税対象外

携行品損害は1個10万円が限度で、1事故につき3,000円が自己負担です。一般カードは、トラベルデスクの対象外になっています。

旅行会社のパッケージツアーでタイへ行き、その代金を出国前に楽天カードで払う人におすすめです。航空券とホテルを別々に予約する旅行では、保険の対象外になってしまいます。その場合は、別のカードで保険を用意する必要があります。

項目楽天カード
年会費永年無料(利用額の条件なし)
国際ブランドVisa・Mastercard・JCB・American Express
海外事務手数料3.63%(2025年3月から)
1,000バーツ時の手数料(試算)168円
1万バーツ時の手数料(試算)1,684円
海外旅行保険最高2,000万円(利用付帯)。傷害治療・疾病治療は各200万円
保険の条件日本出国前に募集型企画旅行の代金を楽天カードで支払う
タッチ決済全ブランド対応(MRTで使えるのはVisa・Mastercard)

新規入会&利用で
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5,000ポイントプレゼント /

学生なら学生専用ライフカード

学生専用ライフカードは、満18歳以上満25歳以下で大学・大学院・短期大学・専門学校に在学中の人が申し込めます。進学予定の満18歳以上の高校生も対象です。海外での利用総額の4%がキャッシュバックされます。

事前のエントリーが必要で、上限は年間10万円、対象は在学期間中のみ。LIFE DESK(日本語サービス)で、海外旅行のサポートも受けられます。スマホ決済はApple Pay・Google Payに対応しています。

海外旅行保険は廃止されました。2026年3月31日以降に旅行へ出発する人は、保険を使えなくなってしまいます。海外事務手数料は3.85%で、2024年12月1日利用分から2.20%より上がりました。

1万バーツの支払いで試算すると、手数料は1,786円です。キャッシュバックとは別に、支払いのたびにこの手数料がかかります。

海外での支払いでキャッシュバックを受けたい学生におすすめのカードです。保険は、海外旅行保険が付く別のカードで備える必要があります。本記事で紹介する年会費無料のカードで治療費用がもっとも手厚いのはエポスカードで、満18歳以上(高校生を除く)の学生も申し込めます。

項目学生専用ライフカード
年会費無料
国際ブランドVisa・Mastercard・JCB
海外事務手数料3.85%(2024年12月1日利用分から)
1,000バーツ時の手数料(試算)179円
1万バーツ時の手数料(試算)1,786円
海外利用の特典海外利用総額の4%をキャッシュバック(事前エントリー要、年間最大10万円、在学期間中のみ)
海外旅行保険なし(2026年3月31日以降に出発する旅行から廃止)
日本語サポートLIFE DESK
スマホ決済Apple Pay・Google Pay
申し込み条件満18歳以上満25歳以下で大学・大学院・短期大学・専門学校に在学中(進学予定の満18歳以上の高校生も可)

\最大15,000円キャッシュバック/

タイではクレジットカード・現金・スマホ決済をどう使い分ける?

タイでは、店ではクレジットカード、MRTはタッチ決済、BTSはRabbitカードか切符、屋台・タクシーは現金と使い分けると困りません。

PayPayとタイの地元のQR決済は、日本の旅行者には使えない支払い手段。現金を使う場面が多い分、バーツをどう用意するかで手数料も変わります。三大寺院の入場料のように金額が決まっている支払いから積み上げると、持っていく現金の額を決めやすくなるでしょう。

現金はいくら用意すればいい?

現金の額は、寺院を回る数、BTSやタクシーに乗る回数、屋台に行く回数で決まります。金額が決まっている費用は、次の表のとおりです。

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現金を使う用途金額円換算(1バーツ=4.64円)
王宮(エメラルド寺院を含む)500バーツ約2,320円
ワット・ポー300バーツ(120cm未満は無料)約1,392円
ワット・アルン200バーツ約928円
BTSの運賃1回17〜65バーツ約79〜302円
Rabbitカード200バーツ(うち発行料100バーツは返金なし)約928円
タクシーの初乗り(1kmまで)35バーツ約162円
空港のタクシー乗り場からの加算50バーツ約232円
チップ20〜100バーツ程度の細かいお札約93〜464円
屋台・ナイトマーケット・マッサージ食べる回数・店の数による―

※2026年10月時点。王宮は公式サイトで事前に購入することもできる

バンコク三大寺院の入場料は、エメラルド寺院のある王宮・ワット・ポー・ワット・アルンの3か所で計1,000バーツ(約4,640円)。王宮の入場料500バーツには、エメラルド寺院とシリキット王妃繊維博物館も含まれ、7日間有効です。入場料の分は、現金でも用意しておくと慌てずに払えます。

王宮のチケットは、公式サイトで事前に買うこともできます。

BTSに何度も乗る人は、Rabbitカードの200バーツも必要です。三大寺院の入場料とRabbitカードを合わせると1,200バーツで、円に換算すると約5,568円になります。

屋台・ナイトマーケット・マッサージ店に使う額は、行く回数や店によって変わります。旅程から屋台やマッサージの回数を数え、チップやタクシー代を加えた額を目安にしてください。現金を多く持ちすぎると、帰国前に使い切れずに余ってしまいます。

バーツの用意のしかた(日本で両替・現地の両替所・ATMキャッシング・Wise/Revolut)

バーツは、両替・ATMキャッシング・WiseやRevolutのカードの3つの方法で用意できます。両替は、日本でする方法とタイの両替所でする方法に分かれます。

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用意のしかた内容・手数料注意点
日本で両替出発前にバーツを手元に用意できるレートは両替する場所ごとに違う
タイの両替所で替える円をバーツに替えるレートは両替所ごとに違う
ATMキャッシングクレジットカードでバーツを引き出す金利・手数料はカードごとに違う。タイのATMの手数料が別にかかることがある
WiseのカードでATMから引き出す1か月25,000円まで無料。超過分は100円+1.75%カード発行1,200円。タイのATMの手数料が別にかかることがある
RevolutのカードでATMから引き出す月2.5万円か5回まで無料。超過分は2%海外ATMの利用にはマイナンバーの届出が必要

※2026年10月時点

三菱UFJ銀行の相場では、円をバーツに替えるTTSは4.72円、バーツを円に戻すTTBは4.56円です(2026年10月23日)。円とバーツを行き来させると、このレートの違いの分だけ目減りしてしまいます。余ったバーツを円に戻すより、使う分だけ用意するほうが手数料を抑えられます。

ATMキャッシングの金利や手数料は、カードごとに違います。海外キャッシングを使うには、カードに利用可能枠を設定しておく必要があります。設定の手続きには日数がかかるため、旅行の日程が決まったら各カード会社で確かめておくと間に合います。

JCBのカードなら、JCBのロゴがあるATMでキャッシングができます。三井住友カードの場合、ショッピングにかかる海外事務手数料は、海外キャッシュサービスには含まれません。

タイのATMでは、カード会社の手数料とは別に、ATM側の手数料がかかることがあります。引き出す前に、ATMの画面に表示される手数料を確かめてください。

Wise・Revolutのカードは、使った分が口座の残高から引かれる仕組みです。クレジットカードの代わりというより、現金で使う分を用意したい人に合います。

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項目WiseRevolut(スタンダードプラン)Sony Bank WALLET
種類口座の残高から支払うカード口座の残高から支払うカード口座の残高から支払うデビットカード
バーツの扱い口座の通貨から自動で両替してバーツで払えるバーツの通貨口座を追加できる。平日は月30万円まで両替手数料なし、週末は1%バーツは外貨のまま払える通貨に入っていない
ATMでの引き出し1か月25,000円まで無料。超過分は100円+1.75%月2.5万円か5回まで無料。超過分は2%―
発行費用カード発行1,200円月額無料。カード配送500円―
注意点―海外ATMの利用にはマイナンバーの届出が必要―

※2026年10月時点

Revolutは、バーツの通貨口座を追加できます。平日なら月30万円まで両替手数料がかからず、週末の両替には1%の手数料がかかります。両替は平日に済ませておくと、手数料を抑えられるでしょう。

海外のATMを使うにはマイナンバーの届出が必要なので、出発前に手続きしておきましょう。

Sony Bank WALLETは、外貨のまま支払える10通貨にバーツが入っていません。タイでバーツを外貨預金から払いたい人には合わないカードです。

PayPayやタイのQR決済は使える?

PayPayは、タイでは使えません。PayPayの海外支払いモードで使える国・地域は、2026年10月時点で韓国と台湾の2つです。

タイの地元のQR決済も、日本の旅行者は使えません。海外のスマホ決済でタイのQR払いができる仕組みに、越境QR決済「Pay Like a Local」があります。対象は、中国・シンガポール・マレーシア・インドネシア・ベトナム・韓国・ラオス・カンボジア・香港の利用者です。

日本は、2026年6月26日時点でこの対象に入っていません。

屋台や個人店のレジにQRコードが置いてあっても、日本の旅行者はそのQRコードで払えないことになります。QR決済しか受け付けない店では、現金を用意して払ってください。

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支払い手段タイで使えるか補足
PayPay使えない海外支払いモードの対象は韓国・台湾のみ
タイのQR決済(PromptPay)日本の旅行者は使えない越境QR決済「Pay Like a Local」の対象に日本は入っていない
クレジットカードのタッチ決済使えるMRTや一部の市場の店でも使える
現金(バーツ)使える屋台・タクシー・チップに必要

※2026年10月時点

スマホ決済で払えない分は、カードのタッチ決済と現金で補います。Visaのタッチ決済は、2025年10月にチャトゥチャック週末市場やプラトゥーナム市場の小規模な店にも広がりました。カードのタッチ決済を受け付ける店ではカードで払い、それ以外の屋台では現金で払うと、現金の量を抑えられます。

支払い場面別の使い分け早見表

タイでの支払い方法を場面ごとに表にまとめました。

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場面主な支払い方法補足
ホテル・ショッピングモール・チェーン店クレジットカード(バーツ払い)日本円での支払いを勧められたらバーツを選ぶ
コンビニクレジットカード少額の買い物に備えて小銭も持っておく
MRT(ブルー線・パープル線・イエロー線)Visa・Mastercardのタッチ決済入場と出場は同じカードでタッチする
BTSRabbitカード、切符タッチ決済に未対応
エアポートレールリンクタッチ決済、切符日本のカードで通れるかは出発前に確かめる
SRTレッドライン(ドンムアン空港方面)JCBのタッチ決済―
タクシー・トゥクトゥク現金カードが使えるタクシーもある。トゥクトゥクは配車アプリ「MuvMi」が例外
屋台・市場・個人店現金Visaのタッチ決済を受け付ける店も増えている。QR決済は日本の旅行者は使えない
三大寺院現金王宮は公式サイトで事前に購入することもできる
チップ現金20〜100バーツ程度の細かいお札を用意する
旅行代金・航空券(出発前)海外旅行保険の条件に合うカード楽天カードは出国前のパッケージツアー代金のみが対象

※2026年10月時点

タイでクレジットカードを使うのは危険?安全に使うための注意点

タイでカードを使う前に、利用通知・暗証番号・予備のカードの3つを準備しておきましょう。

どれも日本にいるうちに済ませられる準備です。カードの紛失に備えて、バンコクにある日本語の窓口も控えておくと安心。出発前にすることを表にまとめました。

準備出発前にすること
利用通知カード会社のアプリやメールで利用通知を受け取る設定にする
暗証番号持っていくカードすべての4桁の暗証番号を確かめる
予備のカードブランドの違う2枚目を用意し、1枚目と別の場所に入れる
緊急連絡先カード会社の紛失・盗難の連絡先と、バンコクの日本語窓口を控える

スキミング・不正利用を防ぐには?

スキミングは、カードの情報を盗み取って偽のカードを作ったり、不正に使ったりする手口です。支払いのときにカードから目を離さないことが、基本の対策になります。

カード会社のアプリやメールで利用通知を受け取れるようにしておけば、使った直後に利用内容が分かります。身に覚えのない利用に早く気づければ、カード会社に連絡して利用を止められます。

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対策内容目的
利用通知の設定カード会社のアプリやメールで、利用のたびに通知を受け取る身に覚えのない利用に早く気づく
カードの扱い支払いのときにカードから目を離さないカード情報の盗み取りを防ぐ
支払い通貨の確認端末やレシートの通貨がバーツ(THB)になっているかを見る割高な日本円での支払いを避ける
明細の確認帰国後にバーツ建ての利用額と請求額を照らし合わせる二重の請求や不正利用を見つける
連絡先の控え紛失・盗難の連絡先をカードとは別に控える気づいたときにすぐ利用を止める

請求額は、利用データが決済センターに届いた日のレートで換算されます。利用通知の金額と、後日の請求額が同じにならない場合もあります。違いがあったときは、換算日のレートと海外事務手数料を合わせて確かめると原因が分かりやすいでしょう。

MRTの運賃も、明細で確かめておきたい支払いです。イエロー線では、入場と出場で別のカードを使うと、カードごとに最大45バーツが請求されてしまいます。明細に見慣れない運賃があったら、入場と出場で別のカードをタッチしていないかを確かめてください。

暗証番号を出発前に確認しておく

海外でも、カードの暗証番号は4桁です。4桁以外の桁数を求められる国でも4桁のまま使え、前後に「0」を付ける必要はありません。

暗証番号の入力が必須の国もあります。その場合、暗証番号を覚えていないとカードが使えなくなってしまいます。暗証番号の確かめ方はカード会社ごとに違うため、出発前に各カード会社の案内で調べておくと確実です。

状況対応
4桁以外の暗証番号を求められた4桁のまま入力する。前後に「0」は付けない
暗証番号の入力を求められた4桁の暗証番号を入力する
暗証番号を覚えていない出発前にカード会社で確かめる
2枚目のカードを持っていく2枚目の暗証番号も確かめておく
タッチ決済に対応していない端末だったカードを差し込んで暗証番号を入力する場合がある
ATMでキャッシングするキャッシングにも暗証番号が必要。利用可能枠の設定も出発前に済ませる

2枚とも暗証番号を確かめておけば、どちらのカードでも支払えます。キャッシングでバーツを引き出す予定がある人は、暗証番号に加えて利用可能枠の設定も出発前に済ませておきましょう。

カードが使えないときの対処(予備の1枚・緊急連絡先・JCBプラザ ラウンジ・バンコク・VJデスク)

カードが使えないときに備える方法は、予備のカードと緊急連絡先の2つです。ブランドの違う2枚目は、1枚目とは別の場所に入れておくと安心です。同じ財布に入れていると、財布をなくしたときに2枚とも使えなくなってしまいます。

紛失・盗難のときに頼れるのが、バンコクにある日本語の窓口。JCBのカードを紛失・盗難した場合は、JCBプラザ ラウンジ・バンコクで緊急サポートを受けられます。緊急再発行カードを、その日のうちに受け取ることもできます。

営業は9時30分から18時までで、現在は土・日・祝日が休みです。電話番号は、タイ国内からは02-652-0341です。

三井住友カード(NL)を持っている人は、バンコクのVJデスクで日本語の相談ができます。エポスカードの海外サポートデスクも、バンコクにあります。プーケットには、どちらのデスクもありません。

プーケットなどバンコク以外へ行く人は、カード会社の緊急連絡先を控えておきましょう。

状況対処
1枚目のブランドを扱わない店だったブランドの違う2枚目で支払う
カードが読み取れない2枚目のカードか現金で支払う
MRTの改札でタッチできないタッチ決済のマークがあるか、ブランドがVisaかMastercardかを見る。通れないときは窓口に相談する
JCBカードを紛失・盗難した(平日9:30〜18:00)JCBプラザ ラウンジ・バンコクに連絡する(緊急再発行カードの即日発行も可)
JCBカードを紛失・盗難した(土・日・祝日、営業時間外)カード会社の緊急連絡先に連絡して利用を止める
三井住友カード(NL)・エポスカードで困った(バンコク)VJデスク、エポスカードの海外サポートデスクに相談する
JCB以外のカードを紛失・盗難したカード会社の緊急連絡先に連絡して利用を止める

※2026年10月時点

カード会社の紛失・盗難の連絡先は、スマホのメモと紙の両方に控えておくと、スマホを一緒になくしても紙の控えから連絡できます。

よくある質問

タイのコンビニでクレジットカードは使える?

タイのコンビニでは、クレジットカードが使えます。支払い通貨はバーツを選んでください。

少額の買い物でカードが使えなかったときに備えて、小銭や細かいお札も持っておくと安心です。

タイでクレジットカードのキャッシングは使える?

JCBのカードなら、JCBのロゴがあるATMでキャッシングができます。海外キャッシングを使うには、カードに利用可能枠を設定しておく必要があります。

手続きに日数がかかるため、出発前に各カード会社で確かめてください。金利や手数料はカードごとに違います。

タイのATM側の手数料が別にかかることもあるので、引き出す前にATMの画面で確かめてください。バーツの現金は、WiseやRevolutのカードでATMから引き出す方法でも用意できます。

タイではクレジットカード払いと現金はどっちが得?

カードが使える店では、1.60%のカードでバーツ払いを選ぶのがおすすめです。カード払いには、1.60〜3.85%の海外事務手数料がかかります。

1,000バーツの支払いなら、手数料は74〜179円です(1バーツ=4.64円で試算)。現金も、円をバーツに替えるときのレートによって目減りしてしまいます。

屋台・タクシー・チップだけ現金で払えば、両替する額を少なく抑えられます。

バンコク三大寺院の入場料はクレジットカードで払える?

窓口でカードが使えるかは、出発前に各寺院の案内で確かめてください。入場料を現金で用意しておけば、窓口で慌てずに済みます。

入場料は、王宮(エメラルド寺院を含む)が500バーツ、ワット・ポーが300バーツ、ワット・アルンが200バーツで、3か所で計1,000バーツ(約4,640円)。王宮のチケットは、公式サイトで事前に買うこともできます。

王宮は8時30分から16時30分まで(チケット販売は15時30分まで)、ワット・ポーは8時から19時30分までです。

まとめ

タイでは日本のクレジットカードが使えますが、屋台・タクシー・チップに使う現金も用意しておく必要があります。

PayPayとタイのQR決済は、日本の旅行者は使えません。MRTの改札は、VisaかMastercardのタッチ決済で通れます。BTSはタッチ決済に対応していないため、Rabbitカードか切符で乗ります。

カードは、1枚目にVisaかMastercard、2枚目に別のブランドを持っていくのが基本。手数料を抑えるなら1.60%のイオンカードとJCBカード W、病院代に備えるならエポスカードがおすすめです。

支払い通貨は日本円ではなくバーツを選んでください。海外旅行保険は利用付帯なので、旅行代金や交通費をどのカードで払うかを出発前に決めておくと確実です。タイのほかにアジアの国へ行く予定がある人は、台湾旅行におすすめのクレジットカードも参考にしてください。

※本記事の情報は2026年10月時点のものです。

出典

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