中国でクレジットカードは使える?アリペイでの使い方とおすすめのカード

中国でクレジットカードは使える?アリペイでの使い方とおすすめのカード

中国でも、ホテルや百貨店では日本のクレジットカードが使えます。ただ、街の飲食店やコンビニでの支払いはAlipay(アリペイ)とWeChat Payが中心。

日本のカードはこの2つのアプリに登録すれば使えますが、200元を超える支払いには3%の手数料がかかってしまいます。1,000元の支払いなら、アプリ側の手数料だけで30元(約708円)です。

ホテルなどカードを直接使える店では、200元を超える支払いをカードで済ませると、この3%を避けられます。持っていくなら、1枚目はVisaかMastercard、2枚目はJCBの組み合わせがおすすめです。

この記事では、アリペイ・WeChat Payへのカードの登録と手数料、地下鉄・タクシー・高速鉄道の払い方、おすすめのカード、使えないときの対処法を解説します。

この記事でわかること
  • Alipayで1,000元払うとアプリ側の手数料はいくら?
  • 楽天カードのアメックスはAlipayに登録できる?
  • JCBのタッチで乗れる中国の地下鉄はどこ?
  • 40歳以上が2枚目に選べるJCBのカードは?

※本記事の情報は2026年10月時点のものです。

目次

中国で日本のクレジットカードは使える?使える場所・使えない場所

中国でも、国際ブランドのマークがある店なら日本のクレジットカードで払えます。

3つ星以上のホテルや5A・4Aの観光地も、海外で発行したカードを受け付ける対象です。一方、街の飲食店やコンビニではAlipay・WeChat Payでの支払いが中心で、カードを出しても払えない場合があります。どこでカードを使い、どこでスマホ決済を使うかを先に分けておくと、旅行中に迷わずに済むでしょう。

中国のキャッシュレス事情はどれくらい進んでいる?

83.3%。これは、2023年の中国のキャッシュレス決済比率(参考値)です。キャッシュレス推進協議会が2025年9月4日に公表した国際比較の数字で、支払いの8割以上が現金以外の方法でした。

中国の街の支払いで広く使われているのは、スマホのアプリで払うAlipayとWeChat Payです。どちらのアプリにも、海外で発行したVisa・Mastercard・JCBのカードを登録して使えます。日本の旅行者にとっては、カードを店で直接出す場面より、アプリに登録して使う場面のほうが多くなります。

外国人旅行者が使いやすくなる変更も、ここ2年ほどで続いてきました。主な動きは次の表のとおりです。

時期外国人旅行者に関係する主な変更
2024年3月外国人のモバイル決済の上限を、1回1,000米ドルから5,000米ドルへ、年間10,000米ドルから50,000米ドルへ引き上げ
2024年9月北京地下鉄でVisa・Mastercardのタッチ乗車が始まる
2025年6月15日北京地下鉄で海外発行のJCBと、国内外で発行したアメックスのタッチ乗車が始まる
2025年6月28日上海地下鉄の全路線で、銀聯・Visa・Mastercard・アメックス・JCBのタッチ乗車が始まる
2025年7月28日成都の地下鉄・バスで、銀聯と海外発行のVisa・Mastercard・アメックスのタッチ乗車が始まる
2026年1月15日WeChat Payが外国カードの手数料のルール(200元以下は手数料なし)を公表
2026年9月深圳地下鉄でJCBのタッチ決済が始まり、上海・北京・広州と合わせて4都市に

※2026年10月時点

2024年から2026年にかけて、外国人がカードやアプリで払える場面は地下鉄にも広がりました。

ただし、どの店でも日本のカードをそのまま出せるわけではありません。カードを直接使うのは、国際ブランドのマークがある店に限られます。マークのない店では、Alipay・WeChat Payに登録したカードか、現金で払うことになります。

カードは「アプリに登録して使う1枚」と「店で直接使う1枚」の役割を考えて選ぶと、現地で困りにくくなるでしょう。

Visa・Mastercard・JCB・アメックスはどれが使いやすい?

中国での国際ブランドの選び方は、Alipayに登録できるかと、地下鉄のタッチ乗車に使えるかの2点で決まります。国際ブランドは、Visa・Mastercard・JCB・アメックス(American Express)など、カード決済の仕組みを運営する会社のことです。

地下鉄のタッチ乗車は、都市によって使えるブランドが違います。各ブランドについて、中国旅行に関係する情報を表にまとめました。

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国際ブランドAlipayへの登録地下鉄のタッチ乗車本記事で紹介するカードで選べるもの
Visaできる上海・北京・成都三井住友カード(NL)、イオンカード、エポスカード、楽天カード、学生専用ライフカード
Mastercardできる上海・北京・成都三井住友カード(NL)、イオンカード、楽天カード、学生専用ライフカード
JCBできる上海・北京・広州・深圳イオンカード、JCBカード W、楽天カード、学生専用ライフカード
アメックスアメックスが発行したカードのみ上海・北京・成都楽天カード(楽天カードが発行するアメックスは、Alipayの登録の対象外に当たる)
銀聯―上海・成都三井住友銀聯カード(本記事のおすすめには含めない)

※2026年10月時点。表にない都市とブランドの組み合わせは、出発前に各地下鉄の案内で確かめる

VisaとMastercardは、本記事で紹介するカードの多くで選べます。Alipayに登録でき、上海・北京・成都の地下鉄でもタッチ乗車に使えます。1枚目に持っていくカードとして、選択肢がもっとも多いブランドです。

JCBは、Alipayに登録できるうえ、地下鉄のタッチ決済に使える都市が4つあります。

アメックスは、上海・北京・成都の地下鉄でタッチ乗車に使えます。一方、Alipayに登録できるのはアメックスが発行したカードだけです。中国本土の外でアメックス以外の会社が発行したアメックスは登録できず、楽天カードが発行するアメックスは、Alipayに登録できるアメックスの対象外に当たります。

登録できるかは、出発前に日本でAlipayに登録して確かめてください。Alipayに登録する予定のカードは、Visa・Mastercard・JCBから選んでおくと確実です。

クレジットカードを直接使える場所(ホテル・百貨店・外資系チェーン・空港)とホテルのデポジット

3つ星以上のホテルは、中国国内と海外で発行されたカードを受け付けています。5A・4Aの観光地や、国家級・省級の観光リゾートも同じです。5A・4Aは、中国の観光地の等級のことです。

ホテル以外でも、レジに国際ブランドのマークがあればカードが使えます。百貨店や外資系のチェーン店、空港の店も、マークを見てから払い方を決めると迷いません。マークがない店では、Alipay・WeChat Payで払います。

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場所使える支払い方法注意点
3つ星以上のホテルクレジットカード支払い通貨は人民元を選ぶ。デポジットもカードで預けられる
5A・4Aの観光地、国家級・省級の観光リゾートクレジットカード中国国内と海外で発行されたカードを受け付ける
百貨店・外資系チェーン店国際ブランドのマークがあればカード、なければAlipay・WeChat Payレジのマークを見てから払い方を決める
空港の店国際ブランドのマークがあればカード、なければAlipay・WeChat Pay上海・北京・広州・深圳では、空港へ向かう地下鉄の路線もJCBのタッチ決済の対象
ATMブランドのマークがあれば人民元を引き出せる金利・手数料はカードごとに違う

※2026年10月時点

ホテルでは、チェックインのときにデポジット(保証金)を求められる場合があります。カードを受け付けるホテルなら、デポジットもクレジットカードで預けられます。デポジットの額や、取り消されるまでの日数はホテルごとに違うため、チェックインのときに確かめてください。

銀聯カードは作っておいたほうがいい?

銀聯カードがなくても、中国旅行の支払いはできます。Alipay・WeChat PayにVisa・Mastercard・JCBのカードを登録し、マークのある店ではカードを直接使えば足ります。銀聯(UnionPay)は中国の決済ネットワークで、銀聯カードは中国のすべての加盟店の端末で使えます。

日本で作れる銀聯カードには、三井住友カードの「三井住友銀聯カード」があります。年会費と発行手数料は永年無料です。中国の2,000万店以上の銀聯加盟店で使えます。

項目三井住友銀聯カード
年会費・発行手数料永年無料
使える店中国の2,000万店以上の銀聯加盟店
暗証番号6桁(上2桁は「00」で固定)
使える機能ショッピングのみ(キャッシングは不可)
支払い方法1回払いのみ
旅行傷害保険なし
VJデスク対象外

※2026年10月時点

銀聯カードがあると、国際ブランドのマークがない店でも、銀聯の端末で払える場面が増えます。高速鉄道のきっぷを買う中国の鉄道の公式サイト「12306」でも、銀聯カードが使えます。上海と成都の地下鉄では、銀聯カードのタッチ乗車もできます。

一方で、三井住友銀聯カードには海外旅行保険が付きません。キャッシングができず、支払いも1回払いだけです。申し込みの条件は、三井住友カードの案内で確かめてください。

出張で何度も中国へ行く人や、Alipayを使わずにカードで払いたい人には、銀聯カードが役立つ場面があります。年に1回程度の旅行なら、Alipayに登録したVisa・Mastercard・JCBのカードで足りるでしょう。

では、カードを直接使えない店では、どう払えばいいのでしょうか。

中国ではアリペイ・WeChat Payに日本のクレジットカードを登録して払える

Alipay・WeChat Payには、日本で発行したVisa・Mastercard・JCBのクレジットカードを登録して払えます。

200元以下の支払いなら、アプリ側の手数料はかかりません。200元を超えると、Alipay・WeChat Payとも3%の手数料が加わります。カードの登録は日本にいるうちに済ませておくと、現地での支払いがスムーズでしょう。

アリペイ・WeChat Payに登録できる国際ブランドは?

Alipayに登録できるのは、Visa・Mastercard・JCB・Discover・Diners Clubの5ブランドです。アメックスは、アメックスが発行したカードに限って登録できます。WeChat Payは、Visa・Mastercard・JCBなど7つの国際ブランドが対象です。

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国際ブランドAlipayWeChat Pay
Visa登録できる登録できる
Mastercard登録できる登録できる
JCB登録できる登録できる
Discover登録できる対象の7ブランドに含まれるかを出発前に確かめる
Diners Club登録できる対象の7ブランドに含まれるかを出発前に確かめる
アメックスアメックスが発行したカードのみ登録できる対象の7ブランドに含まれるかを出発前に確かめる

※2026年10月時点

本記事で紹介するカードでは、Visa・Mastercard・JCBのどれを選んでも、Alipayの対象ブランドに入ります。注意が必要なのは、楽天カードでアメックスを選んだ場合です。中国本土の外でアメックス以外の会社が発行したアメックスは、Alipayに登録できません。

楽天カードが発行するアメックスやセゾンカードのアメックスも、これに当たります。アメックスを持っている人は、出発前に日本でAlipayに登録できるかを確かめてください。

Alipay・WeChat Payで払える額には上限があります。外国人のモバイル決済の上限は、1回5,000米ドル・年間50,000米ドルです。2024年に、1回1,000米ドル・年間10,000米ドルから引き上げられました。

数泊分のホテル代をまとめて払う場合でも、1回5,000米ドルの上限に届くことは少ないでしょう。

項目外国人のモバイル決済の上限
1回あたり5,000米ドル(引き上げ前は1,000米ドル)
年間50,000米ドル(引き上げ前は10,000米ドル)

※2024年3月の引き上げ後の上限

店によって使えるアプリが違う場合に備えて、2つのアプリの両方にカードを登録しておくと安心です。

200元を超えると3%の手数料がかかる(WeChat Payの免除条件も)

Alipayで外国のカードを使うと、200元を超える支払いに3%の手数料がかかります。200元以下の支払いなら、手数料はかかりません。

WeChat Payのルールも同じ基準です。1回200元以下(200元を含む)の支払いは手数料がなく、200元を超えると取引金額の3%がかかります。返金を受けたときは、手数料も同じ比率で返されます。

ルールを変えるときは、事前に公示する決まりです。

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1回の支払い額Alipayの手数料WeChat Payの手数料
100元(2,360円)なしなし
200元なしなし(200元を含む)
300元(7,079円)3%=9元(約212円)3%=9元(約212円)
1,000元(23,595円)3%=30元(約708円)3%=30元(約708円)

※1元=約23.60円(中国銀行の2026年10月23日の中行折算価から計算)で試算。円未満は四捨五入。カードの海外事務手数料は含まない

WeChat Payには、初めて外国のカードを登録した人向けの免除もあります。最初の取引から60日間は、1日1,000元未満の取引の3%がかかりません。免除される額は、1回あたり最大30元です。

対象は、Visa・Mastercard・JCBなど7つの国際ブランドです。

項目WeChat Payの新規登録者向けの免除
対象初めて外国のカードを登録した人
期間最初の取引から60日間
免除の内容1日1,000元未満の取引の3%
1回の上限最大30元
対象のブランドVisa・Mastercard・JCBなど7つの国際ブランド

※2026年10月時点。期限や条件は変わる可能性があるため、出発前にWeChat Payのアプリで確かめる

この3%は、Alipay・WeChat Pay側でかかる手数料です。カード会社の海外事務手数料とは別のものになります。Alipayで払った代金にカードの海外事務手数料がかかるかは、出発前に登録するカードの会社に確かめておくと安心です。

200元以下の支払いが多い旅行なら、アプリの手数料を気にせず使えます。コンビニや飲食店での少額の支払いはアプリ、ホテルのように200元を超える支払いはカードと分けると、3%を払わずに済みます。

登録とSMS認証は出発前に日本で済ませる

Alipay・WeChat Payの登録とカードの登録は、出発前に日本で済ませておきましょう。アプリの登録やカードの本人認証では、日本の電話番号に届くSMSのコードを入力する場面があります。日本にいるうちなら、SMSを確実に受け取れます。

出発前にすること理由
Alipay・WeChat Payのアプリを入れ、日本の電話番号で登録するSMSのコードを日本で受け取れる
Visa・Mastercard・JCBのカードをアプリに登録するカード会社の本人認証(SMSなど)を日本で受けられる
2枚目のカードも登録できるか試しておく1枚目で払えないときに切り替えられる
登録したカードの海外事務手数料を確かめるAlipayで払った代金の請求のされ方を出発前に知っておける
海外でもSMSを受け取れる設定にする現地で本人認証を求められたときに対応できる
カード会社の利用通知を受け取る設定にするアプリで払った直後に利用内容が分かる

登録の画面や手順は、アプリの更新で変わることがあります。手順の細かい違いより、日本の電話番号でSMSを受け取れる状態にしておくことが肝心です。海外でSMSを受け取るには、スマホの国際ローミングの設定が必要になる場合があります。

利用する携帯電話会社の案内で、海外でSMSが届く設定かを出発前に確かめてください。

カードを登録できない・払えないときは?

登録できない・払えないときは、ブランドの条件・本人認証・上限額のどれかに当てはまっていないかを見てください。状況ごとの対処を表にまとめました。

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状況考えられる理由対処
アメックスをAlipayに登録できない中国本土の外でアメックス以外の会社が発行したアメックスVisa・Mastercard・JCBのカードを登録する
本人認証のSMSが届かない日本の電話番号でSMSを受け取れない状態になっている国際ローミングの設定を見直す。出発前に登録を済ませておく
大きな金額を払えない1回5,000米ドルの上限を超えている国際ブランドのマークがある店ならカードで直接払う
登録したカードで払えないカード会社側で利用が止まっている可能性がある2枚目のカードに切り替え、カード会社に連絡する
店でAlipayが使えない店が使っているのがWeChat PayだけWeChat Payに登録したカードで払う
スマホの電池が切れた・通信できないアプリを開けないマークのある店ではカードを直接使う。現金で払う

※2026年10月時点

登録したカードで払えなかったときは、カード会社の連絡先に電話して理由を確かめます。利用通知の設定をしておけば、払えなかった支払いにもすぐ気づけます。

アプリもカードも使えない場面に備えて、人民元の現金も少し持っておくと安心です。Alipayへの登録で困ったときに頼れる手段が多いほど、旅行中の支払いで慌てずに済みます。

地下鉄やタクシーでの払い方は、乗り物ごとに違います。

中国の地下鉄・タクシー・高速鉄道はクレジットカードで乗れる?

上海・北京などの地下鉄は、日本のクレジットカードのタッチで改札を通れます。

使えるブランドは都市ごとに違い、JCBは上海・北京・広州・深圳の4都市が対象です。タクシーと高速鉄道は、Alipay・WeChat Payで払う前提で準備しておくと困りません。移動手段ごとに払い方を決めておけば、駅や車内でも慌てずに払えます。

上海・北京などの地下鉄はタッチ決済で改札を通れる

上海地下鉄では、2025年6月28日から全路線でクレジットカードのタッチ乗車ができます。2025年6月14日にリニアモーターカー(磁浮線)で試行し、全路線に広げました。使えるのは、銀聯・Visa・Mastercard・アメックス・JCBのカードです。

海外から来た旅行者も対象に入っています。

北京地下鉄では、2024年9月からVisa・Mastercardのタッチ乗車が始まりました。2025年6月15日からは、海外発行のJCBと国内外で発行したアメックスも使えます。2025年6月の時点では、全29路線・523駅とS2線で、すべての時間帯・すべての改札が対象でした。

2026年9月のJCBの発表では、JCBのタッチ乗車ができる北京地下鉄は30路線・539駅です。

JCBのタッチ決済は、2026年9月に深圳地下鉄でも始まりました。上海・北京・広州・深圳の4都市の地下鉄で、JCBのタッチ乗車ができます。成都では、2025年7月28日から地下鉄とバスで、銀聯と海外発行のVisa・Mastercard・アメックスが使えます。

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都市VisaMastercardJCBアメックス開始時期・範囲
上海使える使える使える(21路線・523駅)使える2025年6月28日から全路線
北京使える使える使える(30路線・539駅)使えるVisa・Mastercardは2024年9月、JCB・アメックスは2025年6月15日から
広州出発前に確かめる出発前に確かめる使える(19路線・397駅)出発前に確かめるJCBは2026年9月時点で利用可
深圳出発前に確かめる出発前に確かめる使える(17路線・432駅)出発前に確かめるJCBは2026年9月に開始
成都使える使える出発前に確かめる使える2025年7月28日から地下鉄・バス

※2026年10月時点。JCBの路線・駅数は2026年9月のJCBの発表時点(北京は2025年6月の時点で全29路線・523駅とS2線)。空港へ向かう路線もJCBのタッチ決済の対象

上海地下鉄でカードのタッチ乗車が使われた回数は、2026年3月末までに160万件を超えました。金額では700万元を超えています。きっぷを買わずに改札を通れるので、乗るたびに券売機で人民元を用意する必要がありません。

上海地下鉄の運賃は、現行では6kmまで3元(約71円)です。6kmを超えると、10kmごとに1元が加わります。この運賃は2005年に決まったもので、見直しが検討中です。

2026年9月7日に公聴会が開かれましたが、実施日は決まっていません。

項目上海地下鉄の運賃
現行の運賃6kmまで3元(約71円)、以降10kmごとに1元
見直しの状況2026年9月7日に公聴会。実施日は未定
見直し案1初乗り3元(4kmまで)、上限16元
見直し案2初乗り4元(6kmまで)、上限15元

※2026年10月時点。1元=約23.60円で換算

タッチ乗車の運賃も人民元で請求され、カードの海外事務手数料が加わります。広州・深圳にも行く人は、JCBのカードがあると改札で迷わずに済みます。

タクシー・配車アプリ(DiDi)はアリペイで払う

タクシーは、Alipay・WeChat Payか現金で払う前提で準備しておくと困りません。200元以下の運賃なら、Alipay・WeChat Payの3%はかかりません。

配車アプリのDiDi(滴滴)も、Alipayのアプリの中から呼べます。Alipayに登録した日本のカードでDiDiの料金を払えるかは、出発前にAlipayのアプリ内で確かめてください。日本にいるうちに確かめられれば、現地で配車を頼んでから払えないと分かる事態を避けられます。

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移動手段支払い方法出発前の準備
タクシーAlipay・WeChat Pay、現金アプリにカードを登録する。予備の現金を少し持つ
配車アプリ(DiDi)Alipayのアプリから呼んで払う登録した日本のカードで払えるかをAlipayのアプリ内で確かめる

※2026年10月時点

運賃は都市や時間帯によって違います。スマホの電池切れや通信の不調でアプリが使えなくなると、タクシー代を払えなくなってしまいます。ホテルまで戻れる程度の人民元を財布に入れておくと安心です。

高速鉄道(高鉄)のきっぷはクレジットカードで買える?

高速鉄道のきっぷは、中国の鉄道の公式サイト・アプリ「12306」か、駅の窓口で買います。12306の英語版サイト・アプリで払えるのは、Alipay・WeChat Pay・銀聯カードです。駅の窓口では、現金・Alipay・WeChat Pay・銀聯カードが使えます。

買う場所使える支払い方法
12306(英語版サイト・アプリ)Alipay、WeChat Pay、銀聯カード
駅の窓口現金、Alipay、WeChat Pay、銀聯カード

※2026年10月時点

日本のVisa・Mastercard・JCBのカードを持っている人は、Alipay・WeChat Payに登録して払うことになります。きっぷ代が200元を超える場合は、アプリ側の3%がかかってしまいます。

銀聯カードを持っている人は、12306で銀聯カードを使う方法もあります。きっぷ代が大きくなる長距離の移動が多い人には、銀聯カードを用意しておく理由になるでしょう。駅の窓口なら現金でも買えるので、窓口で買う予定の人は人民元を用意しておくと確実です。

ここで気になるのが、カードやアプリで払ったときに実際にかかる手数料の額です。

中国でクレジットカードを使うと手数料はどれくらいかかる?

中国でカードを使うと、人民元の金額を円に換算した額に、カード会社の海外事務手数料が加わって請求されます。

1,000元を払った場合、手数料は1.60%のカードで378円、3.85%のカードで908円です。Alipay・WeChat Payで200元を超えて払うと、アプリ側の3%もかかってしまいます。支払い通貨に日本円を選ぶと、店のレートで割高になる可能性もあるでしょう。

海外事務手数料の仕組みと1,000元の計算例

中国でカードを使うと、人民元建ての金額は国際ブランドの決済センターで円に換算されます。そのレートに海外事務手数料が加わって、円の請求額が決まります。

換算日は、利用データが決済センターに届いた日です。利用日から2〜4日後が目安で、中国でカードを使った日のレートではありません。旅行中に見た為替レートと、後日届く請求の換算レートは一致しない場合があります。

段階内容
店で支払う人民元建てで決済する
利用データが届く国際ブランドの決済センターに利用データが届く(利用日から2〜4日後が目安)
円に換算する届いた時点のレートに海外事務手数料を加えて換算する
請求される換算後の円の金額がカード会社から請求される

請求額は、次の式で試算できます。

試算には、中国銀行が2026年10月23日に掲示した日本円の中行折算価を使います。中行折算価は4.2381(100円あたりの人民元)で、1元は約23.60円です。

1,000元を手数料なしで換算すると、23,595円になります。1.60%のカードなら手数料は378円で、請求額は23,973円です。

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海外事務手数料率主なカード300元の手数料/請求額1,000元の手数料/請求額
0%(換算のみ)―0円/7,079円0円/23,595円
1.60%イオンカード、JCBカード W113円/7,192円378円/23,973円
3.63%三井住友カード(NL)、楽天カード257円/7,336円857円/24,452円
3.85%エポスカード、学生専用ライフカード273円/7,352円908円/24,503円

※1元=約23.60円(中国銀行の2026年10月23日の中行折算価4.2381から計算)で試算。円未満は四捨五入。実際は各国際ブランドのレートで換算される

300元の支払いで上乗せされる手数料は、1.60%のカードで113円、3.85%のカードで273円です。1回ごとの違いは160円です。1,000元になると手数料は378円と908円で、530円違います。

ホテル代や百貨店での買い物をカードで払う人ほど、料率の違いが請求額に表れます。

アリペイ経由とカードで直接払うのはどっちが安い?

200元を超える支払いで、カードを直接使える店なら、カードで払うほうがAlipayの3%がかからない分だけ安く済みます。Alipayの3%だけで、300元なら9元(約212円)、1,000元なら30元(約708円)です。カードで1,000元を直接払ったときの海外事務手数料は、378〜908円でした。

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1回の支払い額Alipayの3%カードで直接払う:1.60%カードで直接払う:3.63%カードで直接払う:3.85%
100元(2,360円)なし38円86円91円
300元(7,079円)9元(約212円)113円257円273円
1,000元(23,595円)30元(約708円)378円857円908円

※1元=約23.60円で試算。円未満は四捨五入。Alipayの列はAlipay側の手数料のみで、カードの海外事務手数料は含まない

1,000元の支払いで比べると、Alipayの3%だけで約708円かかります。1.60%のカードで直接払ったときの海外事務手数料378円より、330円多い額です。3.85%のカードで直接払った908円と比べても、Alipayの3%だけで8割近くになります。

Alipayで払った代金には、さらにカードの海外事務手数料がかかる可能性があります。かかるかどうかは、登録するカードの会社に出発前に確かめてください。

支払いの場面払い方の目安
200元以下(コンビニ・飲食店など)Alipay・WeChat Payで払う。アプリ側の手数料はかからない
200元超で、国際ブランドのマークがある店カードで直接払う。Alipayの3%がかからない
200元超で、マークのない店Alipay・WeChat Payで払う。3%がかかる
WeChat Payに初めて外国のカードを登録した人(最初の取引から60日間)1日1,000元未満の取引は3%が免除(1回最大30元)

※2026年10月時点

たとえば、ホテルの宿泊費1,000元をAlipayで払ったとします。Alipayの3%だけで、30元(約708円)がかかります。同じ1,000元をホテルのフロントでJCBカード Wで払えば、海外事務手数料は378円です。

チェックアウトのときにカードを出すだけで、Alipayの3%を払わずに済みます。

日本円での支払い(DCC)は割高になりやすい

中国の店でも、支払い通貨を人民元にするか日本円にするか選べる場合があります。日本円で払う方法は、DCC(自国通貨建て決済)と呼ばれます。

日本円を選ぶと、その場で円の金額が分かるのは便利です。ただし換算には店が決めたレートが使われ、カード会社で換算する場合より割高になってしまう可能性があります。人民元を選べば、国際ブランドのレートに海外事務手数料を加えた金額で請求されます。

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選んだ通貨換算レートを決めるところ請求額の傾向
人民元国際ブランドの決済センター(カード会社の海外事務手数料を加算)決済センターのレートに海外事務手数料を加えた額で請求される
日本円店(店が決めたレート)カード会社で換算するより割高になる可能性がある

端末の画面やレシートに日本円の金額が出たら、支払う前に人民元で払いたいと伝えてください。サインや暗証番号の入力の前に、通貨が人民元になっているかを見ておくと安心です。ホテルのチェックアウトや百貨店のように金額が大きい支払いほど、通貨の選び方で請求額が変わってきます。

カードによって海外事務手数料はどれくらい違う?

主なカードの海外事務手数料は次のとおりです。

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カード・発行会社国際ブランド海外事務手数料適用時期・改定前の料率
イオンカード(イオンマークのカード)Visa・Mastercard・JCB1.60%ブランドを問わず同じ料率
JCBカード WJCB1.60%(非課税)―
三井住友カード(NL)Visa・Mastercard3.63%(税込)2024年11月1日に改定
楽天カードVisa・Mastercard・JCB・アメックス3.63%2025年3月から(改定前2.20%)
エポスカードVisa3.85%2025年7月1日利用分から(改定前2.20%)
学生専用ライフカード(ライフカード)Visa・Mastercard・JCB3.85%2024年12月1日利用分から(改定前2.20%)
クレディセゾン発行カードVisa・Mastercard・JCB・アメックス3.85%2024年12月4日処理分から
三菱UFJカードVisa・Mastercard3.85%→4.50%(税込)2026年11月16日利用分から
三菱UFJカードJCB2.04%→4.34%2026年11月16日利用分から
三菱UFJカードアメックス2.00%→4.30%2026年11月16日利用分から

※2026年10月時点

本記事で紹介するカードのうち、1.60%なのはイオンカードとJCBカード Wです。ほかのカードは3.63%から3.85%でした。楽天カード・エポスカード・ライフカードは、2024年から2025年にかけて2.20%から料率を上げています。

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カード海外事務手数料300元の手数料1,000元の手数料1,000元の請求額
イオンカード(WAON一体型)1.60%113円378円23,973円
イオンカードセレクト1.60%113円378円23,973円
JCBカード W1.60%113円378円23,973円
三井住友カード(NL)3.63%257円857円24,452円
楽天カード3.63%257円857円24,452円
エポスカード3.85%273円908円24,503円
学生専用ライフカード3.85%273円908円24,503円
参考:三菱UFJカード(2026年11月16日利用分から)4.50%319円1,062円24,657円

※1元=約23.60円(中国銀行の2026年10月23日の中行折算価から計算)で試算。手数料なしの換算額は300元で7,079円、1,000元で23,595円。円未満は四捨五入

三菱UFJカードは、2026年11月16日利用分からVisa・Mastercardの料率が4.50%に上がります。1,000元の支払いで試算すると、手数料は1,062円です。11月16日以降に中国へ行く予定がある人は、手持ちのカードの料率を出発前に確かめておきましょう。

カード別の海外手数料をもっと詳しく比べたい人は、海外手数料が安いクレジットカードの比較を参考にしてください。

では、手数料以外に何を見てカードを選べばいいのでしょうか。

中国旅行に持っていくクレジットカードの選び方

中国旅行には、1枚目にVisaかMastercard、2枚目にJCBのクレジットカードを持っていくのがおすすめです。

そのうえで、Alipayに登録するカードの料率・海外旅行保険の条件・タッチ決済と日本語サポートを比べます。中国ではアプリに登録して使う場面が多く、登録するカードの料率も判断材料の1つ。4つの基準を表にまとめました。

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基準見るところ判断の目安
国際ブランド1枚目と2枚目のブランド1枚目はVisaかMastercard、2枚目はJCB
Alipayに登録するカード海外事務手数料の料率、Alipayに登録できるブランドか1.60%のカードか、3.63〜3.85%のカードか
海外旅行保険保険が付く支払いの条件と治療費用旅行代金や交通費をどのカードで払うか
タッチ決済・日本語サポート地下鉄で使えるか、上海・北京で日本語の相談ができるかタッチ決済のマーク、日本語の窓口

1枚目はVisaかMastercard、2枚目はJCB

1枚目をVisaかMastercardにすると、候補になるカードが多くなります。本記事で紹介する6枚(7種)のうち、JCBカード W以外はVisaかMastercardを選べます。1枚目をタッチ決済付きのVisaかMastercardにしておけば、上海・北京・成都の地下鉄にもタッチで乗れます。

2枚目には、1枚目と違うブランドのカードが必要です。同じブランドのカードを2枚持っても、そのブランドを扱わない店ではどちらも使えなくなってしまいます。中国旅行の2枚目には、JCBをおすすめします。

JCBをおすすめする理由は4つあります。

理由内容
地下鉄のタッチ決済上海・北京・広州・深圳の地下鉄でJCBのタッチ乗車ができる。空港へ向かう路線も対象
Alipayへの登録JCBはAlipayに登録できるブランド
日本語のサポート上海・北京にJCBの日本語窓口「JCB PLAZA」がある
手数料JCBカード Wとイオンカード(JCB)は海外事務手数料1.60%

※2026年10月時点

1枚目と2枚目の組み合わせ例を表にまとめました。

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組み合わせの例1枚目2枚目この組み合わせの特徴
手数料を抑えるイオンカード(Visa・Mastercard)JCBカード W2枚とも海外事務手数料1.60%。どちらもAlipayに登録できるブランド。保険はJCBカード Wの条件で備える
保険も重視するエポスカード(Visa)JCBカード W出国後に電車・バスなどの料金を払っても保険が付くエポスカードと、1.60%のJCBカード W
すぐに使える1枚目がほしい三井住友カード(NL)(Visa・Mastercard)JCBカード W1枚目は最短10秒でカード番号を表示。上海・北京にVJデスクがある
40歳以上でJCBも持ちたいエポスカード(Visa)か三井住友カード(NL)イオンカード(JCB)JCBカード Wは39歳以下しか申し込めないため、2枚目のJCBはイオンカードで用意する

※年会費はいずれも無料。組み合わせは一例

JCBカード Wは、18歳以上39歳以下の人しか申し込めません。40歳以上の人が2枚目にJCBを持ちたい場合は、JCBを選べるイオンカードが合います。手数料は1.60%で、JCBカード Wと変わりません。

タッチ決済のマークがあるカードなら、4都市の地下鉄でもタッチ乗車に使えます。

中国以外の旅行にも使うカードを選びたい人は、海外旅行におすすめのクレジットカードも参考にしてください。

アリペイに登録するなら海外事務手数料の低いカード

中国では、コンビニや飲食店での支払いの多くをAlipay・WeChat Payで済ませます。アプリで払った代金は、登録したカードから請求されます。登録するカードの海外事務手数料がかかる場合に備えるなら、料率の低いカードを登録しておくのが確実です。

本記事で紹介するカードの料率は、1.60%のグループと3.63〜3.85%のグループに分かれます。

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料率本記事で紹介するカード1,000元の手数料(試算)Alipayに登録できるブランド
1.60%イオンカード(WAON一体型)、イオンカードセレクト378円Visa・Mastercard・JCB
1.60%JCBカード W378円JCB
3.63%三井住友カード(NL)857円Visa・Mastercard
3.63%楽天カード857円Visa・Mastercard・JCB(アメックスは登録の対象外に当たる)
3.85%エポスカード908円Visa
3.85%学生専用ライフカード908円Visa・Mastercard・JCB

※1元=約23.60円で試算。円未満は四捨五入

1.60%のイオンカードとJCBカード Wは、ホテルで直接使うカードにも、Alipayに登録するカードにも向いています。登録用と直接払い用を1枚で兼ねられるので、カードの使い分けに迷いません。

3.63〜3.85%のカードは、保険や日本語窓口などの理由で1枚目に選ぶ人もいるでしょう。その場合も、Alipayには1.60%のカードを登録しておくと、アプリでの支払いにカードの海外事務手数料がかかる場合でも請求額を抑えやすくなります。

海外旅行保険が付く支払い条件を確かめる

本記事で紹介するカードの海外旅行保険は、すべて利用付帯です。利用付帯は、旅行代金や交通費などをそのカードで支払ったときに保険が付く仕組みのこと。どの支払いが条件になるかはカードごとに違うため、保険を使うカードで何を払うかを先に決めておくと確実です。

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カード海外旅行保険治療費用(傷害/疾病)保険が付く支払い対象外・注意点
エポスカード最高3,000万円200万円/270万円宿泊を伴う募集型企画旅行の代金か、公共交通乗用具の料金を支払う(出国後の支払いも可)本人のみ。カード発行日の翌日以降に出発する旅行が対象
楽天カード最高2,000万円200万円/200万円日本出国前に募集型企画旅行の代金を支払う出国後に決済した海外ツアー、航空券のみ、海外ホテルの宿泊料金、空港利用税は対象外
JCBカード W最高2,000万円100万円/100万円出国前に公共交通乗用具か募集型企画旅行の料金を支払う(出国後に公共交通乗用具の料金を払った場合も、その時点から補償)―
三井住友カード(NL)最高2,000万円50万円/50万円事前に旅費などをカードで支払う入会後「選べる無料保険」で別の保険に変更できる
イオンカード(WAON一体型)、イオンカードセレクトなし(購入品・紛失盗難の補償はあり)――旅行中のけがや病気は、保険付きの別のカードで備える
学生専用ライフカードなし――2026年3月31日以降に出発する旅行から廃止

※最高額は傷害死亡・後遺障害の金額。三井住友カード(NL)の補償額は2025年10月16日から適用

保険を選ぶときは、最高額よりも治療費用を見てください。旅行中のけがや病気で使うのは、主に傷害治療費用と疾病治療費用です。本記事で紹介する年会費無料のカードの中では、エポスカードの治療費用がもっとも手厚くなっています。

公共交通乗用具は、飛行機・電車・バスなど、料金を払って乗る交通機関を指します。募集型企画旅行は、旅行会社が企画して参加者を募るパッケージツアーのことです。

楽天カードは、出国前にパッケージツアーの代金を支払えば保険が付きます。仮に航空券だけを楽天カードで買った場合は、保険の対象外になってしまいます。

エポスカードは、出国後に公共交通乗用具の料金を初めて払った場合も保険が付きます。補償期間はその時点から90日間です。出国前に旅行代金を払った場合は、旅行開始から90日間が補償期間になります。

中国では、支払いの多くをAlipay・WeChat Payで済ませます。保険の条件にする旅行代金や交通費は、アプリを通さずにカードで直接払っておくと、条件に当てはまるかで迷わずに済みます。出国前に航空券やツアー代金を保険付きのカードで払っておく方法が、もっとも分かりやすいでしょう。

タッチ決済と中国での日本語サポート

タッチ決済は、カードやスマホを端末にかざして支払う方法です。中国では上海・北京などの地下鉄の改札でも使えるので、タッチ決済に対応したカードを1枚は持っていきましょう。

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カードタッチ決済・スマホ決済地下鉄のタッチ乗車に使える都市
三井住友カード(NL)Visaのタッチ決済・Mastercardタッチ決済に対応上海・北京・成都
イオンカード(WAON一体型)、イオンカードセレクトVisa・Mastercard・JCBのタッチ決済に対応(マークのあるカード)Visa・Mastercardは上海・北京・成都。JCBは上海・北京・広州・深圳
エポスカードVisa Touchマークのあるカードが対応(非対応のカードは順次対応)Visa Touchマークのあるカードで上海・北京・成都
JCBカード WApple Pay・Google Pay・Samsung Walletに設定してJCBのタッチ決済を使うスマホのタッチで改札を通れるかは出発前に各地下鉄の案内で確かめる
楽天カード全ブランドがタッチ決済に対応Visa・Mastercard・アメックスは上海・北京・成都。JCBは上海・北京・広州・深圳
学生専用ライフカードApple Pay・Google Payに対応スマホのタッチで改札を通れるかは出発前に各地下鉄の案内で確かめる

※2026年10月時点

海外で日本語の相談ができる窓口があるかも、カード選びで見ておきたい点です。中国では、三井住友カードのVJデスクとJCB PLAZAが上海・北京にあります。

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日本語サポート対象のカード中国での拠点・内容
VJデスク三井住友カード(NL)中国本土は上海・北京(2026年9月現在)
JCB PLAZAJCBのカード(JCBカード W、イオンカードのJCB、楽天カードのJCBなど)中国本土は上海・北京。連絡方法は出発前にJCBの案内で確かめる
海外サポートデスク(現地デスク)エポスカード世界38都市にある現地デスク。中国にあるかは出発前に公式サイトで確かめる
LIFE DESK(日本語サービス)学生専用ライフカード日本語で海外旅行をサポートするサービス
紛失・盗難の受付イオンカード紛失・盗難の受付のみ(海外の日本語デスクはない)
トラベルデスク楽天カード一般カードは対象外

※2026年10月時点

上海・北京に行く人は、VJデスクかJCB PLAZAのどちらかを使えるカードを持っておくと、日本語で相談できる先が現地にあります。三井住友カード(NL)とJCBカード Wを組み合わせれば、両方の窓口を使えます。

この4つの基準で選んだカードを、1枚ずつ詳しく紹介します。

中国旅行におすすめのクレジットカード

中国旅行向けに編集部が選んだのは、次の6枚(7種)のクレジットカードです。

紹介の順番は、申込数や利用者数の順ではなく、旅行での役割の順。1枚目におすすめのカード、2枚目におすすめのカード、条件が合う人におすすめのカードの順で紹介します。この6枚(7種)は、海外事務手数料・Alipayに登録できるブランド・海外旅行保険・地下鉄で使えるタッチ決済の情報をもとに、編集部が選んだ範囲です。

役割カード
1枚目におすすめ(Visa・Mastercard)三井住友カード(NL)、イオンカード(WAON一体型)・イオンカードセレクト、エポスカード
2枚目におすすめ(JCB)JCBカード W
条件が合う人におすすめ楽天カード(パッケージツアーで行く人)、学生専用ライフカード(学生)
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カード国際ブランド年会費海外事務手数料1,000元を直接払ったときの手数料海外旅行保険(治療費用)タッチ決済中国の日本語窓口
三井住友カード(NL)Visa・Mastercard永年無料3.63%857円50万円対応VJデスク(上海・北京)
イオンカード(WAON一体型)Visa・Mastercard・JCB無料1.60%378円なし対応(マークのあるカード)なし(紛失・盗難の受付のみ)
イオンカードセレクトVisa・Mastercard・JCB無料1.60%378円なし対応(マークのあるカード)なし(紛失・盗難の受付のみ)
エポスカードVisa永年無料3.85%908円200万〜270万円対応(Visa Touchマークのあるカード)中国にあるかは出発前に確かめる
JCBカード WJCB永年無料1.60%378円100万円スマホに設定して使うJCB PLAZA(上海・北京)
楽天カードVisa・Mastercard・JCB・アメックス永年無料3.63%857円200万円(出国前のツアー代金の支払いが条件)全ブランド対応一般カードはトラベルデスク対象外
学生専用ライフカードVisa・Mastercard・JCB無料3.85%908円なしApple Pay・Google PayLIFE DESK

※2026年10月時点。1,000元の手数料は1元=約23.60円で試算(円未満は四捨五入)。Alipay・WeChat Payで200元を超えて払う場合は、アプリ側の3%(1,000元で30元・約708円)が別にかかる。海外旅行保険はすべて利用付帯

三井住友カード(NL)

三井住友カード(NL)は、VisaとMastercardのどちらかを選べるカードです。どちらのブランドもAlipayに登録でき、タッチ決済は上海・北京・成都の地下鉄でも使えます。申し込みから最短10秒でカード番号が表示されるので、航空券やホテルの予約にすぐ使えます。

三井住友カードのVJデスクは、中国本土では上海と北京にあります(2026年9月現在)。

海外事務手数料は3.63%(税込)で、2024年11月1日に改定されました。1,000元の支払いで試算すると、手数料は857円です。1.60%のカードと比べると、同じ支払いでも479円多くかかってしまいます。

海外旅行保険は最高2,000万円ですが、傷害治療費用と疾病治療費用は50万円ずつです。事前に旅費などをこのカードで支払っておけば、保険の対象になります。入会後は「選べる無料保険」で、別の種類の保険に変えることもできます。

旅行中のけがや病気への補償を重視するなら、治療費用が200万〜270万円のエポスカードと組み合わせると安心です。

上海・北京で日本語の相談先がほしい人や、すぐに使える1枚目がほしい人におすすめのカードです。Alipayに登録するカードの料率も抑えたい場合は、2枚目にJCBカード Wを組み合わせます。申し込めるのは満18歳以上(高校生を除く)の人です。

項目三井住友カード(NL)
年会費永年無料
国際ブランドVisa・Mastercard(どちらもAlipayに登録できるブランド)
海外事務手数料3.63%(税込)
300元時の手数料(試算)257円
1,000元時の手数料(試算)857円
海外旅行保険最高2,000万円(利用付帯)。傷害治療・疾病治療は各50万円。「選べる無料保険」で変更可
タッチ決済Visaのタッチ決済・Mastercardタッチ決済(上海・北京・成都の地下鉄で使える)
日本語サポートVJデスク(中国本土は上海・北京、2026年9月現在)
申し込み条件満18歳以上(高校生を除く)
発行最短10秒でカード番号を表示

イオンカード(WAON一体型)・イオンカードセレクト

イオンカード(WAON一体型)とイオンカードセレクトは、どちらも海外事務手数料が1.60%です。Visa・Mastercard・JCBのどれを選んでも料率は変わりません。1,000元の支払いで試算すると手数料は378円で、3.63〜3.85%のカードの857〜908円より少なく済みます。

中国旅行では、JCBを選べることも特徴です。JCBのイオンカードなら、1.60%の手数料と、Alipayに登録できるJCBのブランドを1枚で持てます。JCBのタッチ決済は、上海・北京・広州・深圳の地下鉄で使えます。

タッチ決済が使えるのは、タッチ決済のマークがあるカードです。JCBのイオンカードについては、イオンカードの国際ブランドの選び方で詳しく解説しています。

イオンカード(WAON一体型)とイオンカードセレクトの付帯保険は、購入品の補償と紛失・盗難の補償で、海外旅行保険は付いていません。この2枚だけでは、旅行中のけがや病気に備えられなくなってしまいます。イオンのカードの中で海外旅行保険が付くのは、イオンゴールドカード(最高3,000万円・利用付帯)とTGC CARD(JCB、最高2,000万円・利用付帯)です。

2枚のどちらかを持っていく場合は、エポスカードなど保険付きの別のカードで旅行代金や交通費を払っておきましょう。海外の日本語デスクはなく、紛失・盗難の受付のみです。

Alipayに登録するカードと、ホテルなどで直接使うカードの手数料を、どちらも抑えたい人におすすめのカードです。2枚の違いは、発行までの日数と、イオン銀行のキャッシュカード機能の有無にあります。

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項目イオンカード(WAON一体型)イオンカードセレクト
年会費無料無料
国際ブランドVisa・Mastercard・JCBVisa・Mastercard・JCB
海外事務手数料1.60%1.60%
300元時の手数料(試算)113円113円
1,000元時の手数料(試算)378円378円
申し込み条件18歳以上(高校生は卒業年度の1月1日以降)18歳以上(高校生は卒業年度の1月1日以降)
発行までの期間申込後最短5分でカード発行。カード本体は審査後2週間程度で届く審査後1〜2週間程度で届く
キャッシュカード機能・引き落とし―イオン銀行のキャッシュカード機能付き。イオン銀行口座から引き落とし
タッチ決済Visa・Mastercard・JCBのタッチ決済(マークのあるカード)。Apple Pay・イオンiDにも対応Visa・Mastercard・JCBのタッチ決済(マークのあるカード)
地下鉄のタッチ乗車Visa・Mastercardは上海・北京・成都、JCBは上海・北京・広州・深圳Visa・Mastercardは上海・北京・成都、JCBは上海・北京・広州・深圳
海外旅行保険なし(購入品・紛失盗難の補償はあり)なし(購入品・紛失盗難の補償はあり)
海外のサポート紛失・盗難の受付のみ(海外の日本語デスクはない)紛失・盗難の受付のみ(海外の日本語デスクはない)

イオンカード(WAON一体型)は、申し込みから最短5分でカードが発行されます。出発までの日数が短い人でも、手続きを進めやすいカードです。カード本体は審査後2週間程度で届きます。


\海外事務手数料が1.6%!/

イオンカードセレクトは、イオン銀行のキャッシュカード機能が一体になったカードです。利用代金はイオン銀行口座から引き落とされます。イオン銀行を使っている人や、カードと口座を1枚にまとめたい人に合うでしょう。

審査後1〜2週間程度で届くので、旅行の日程に合わせて早めに申し込んでおくと安心です。

年会費無料!Web限定!
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5,000WAON POINT進呈/

エポスカード

エポスカードは、出国前だけでなく出国後の支払いでも海外旅行保険が付くカードです。宿泊を伴う募集型企画旅行の代金か、公共交通乗用具の料金をエポスカードで払うと保険が付きます。出国前に払った場合は、旅行開始から90日間が補償期間。

出国後に公共交通乗用具の料金を初めて払った場合も、その時点から90日間が補償されます。傷害死亡・後遺障害は最高3,000万円で、補償の内訳は次のとおりです。

補償項目補償額
傷害死亡・後遺障害最高3,000万円
傷害治療費用200万円
疾病治療費用270万円
賠償責任3,000万円(免責なし)
救援者費用100万円
携行品損害20万円(免責3,000円、1個10万円限度)

免責は、保険金から差し引かれる自己負担額のことです。

海外事務手数料は3.85%で、2025年7月1日利用分から2.20%より上がりました。1,000元の支払いで試算すると、手数料は908円になってしまいます。国際ブランドはVisaだけで、Alipayには登録できるブランドです。

保険の対象は本人のみで、カード発行日の翌日以降に出発する旅行が対象になります。カードが届くまで7〜10日前後かかるため、出発日から逆算して申し込んでおきましょう。マルイの店頭で受け取る場合は、最短で当日に受け取れます。

手数料より海外旅行保険を重視したい人におすすめのカードです。タッチ決済はVisa Touchマークのあるカードで使え、上海・北京・成都の地下鉄の改札でもタッチ乗車ができます。Alipayに登録するカードの料率も抑えたい場合は、2枚目に1.60%のJCBカード Wを組み合わせ、Alipayにはそちらを登録する方法があります。

世界38都市に現地デスク(海外サポートデスク)があり、中国にあるかは出発前に公式サイトで確かめてください。

項目エポスカード
年会費永年無料
国際ブランドVisa(Alipayに登録できるブランド)
海外事務手数料3.85%(2025年7月1日利用分から)
300元時の手数料(試算)273円
1,000元時の手数料(試算)908円
海外旅行保険最高3,000万円(利用付帯)。傷害治療200万円・疾病治療270万円。本人のみ
タッチ決済Visa Touchマークのあるカード(非対応のカードは順次対応)。上海・北京・成都の地下鉄で使える
海外サポート世界38都市の現地デスク(中国にあるかは出発前に確かめる)
届くまでの日数7〜10日前後(マルイ店頭なら最短当日)

\入会金・年会費永年無料!/

JCBカード W

JCBカード Wの海外事務手数料は1.60%(非課税)です。1,000元の支払いで試算した手数料は378円。通常のポイント還元率は1.0%で、年会費は40歳以降も永年無料です。

国際ブランドのJCBは、Alipayに登録できます。上海・北京には、JCBの日本語窓口「JCB PLAZA」もあります。

海外旅行保険は最高2,000万円で、傷害治療費用と疾病治療費用は100万円ずつです。出国前に公共交通乗用具か募集型企画旅行の料金をこのカードで払うと、保険が付きます。出国後に電車・バスなどの料金をこのカードで払った場合も、その時点から補償されます。

タッチ決済は、Apple Pay・Google Pay・Samsung Walletに設定して使います。JCBのタッチ決済は、上海・北京・広州・深圳の地下鉄で使えます。スマホのタッチで改札を通れるかは、出発前に各地下鉄の案内で確かめてください。

カードのタッチで確実に地下鉄に乗りたい人は、タッチ決済のマークがあるJCBのイオンカードも候補に入ります。ナンバーレスのカードなら、最短5分でカード番号が発行されます。

国際ブランドはJCBだけです。申し込めるのは18歳以上39歳以下で、本人か配偶者に安定した継続収入がある人(学生は高校生を除く)。40歳以上の人は申し込めなくなってしまいます。

1枚目のVisa・Mastercardに加える2枚目として、おすすめのカードです。

項目JCBカード W
年会費永年無料(40歳以降も無料)
国際ブランドJCB(Alipayに登録できるブランド)
海外事務手数料1.60%(非課税)
300元時の手数料(試算)113円
1,000元時の手数料(試算)378円
ポイント還元率通常1.0%
海外旅行保険最高2,000万円(利用付帯)。傷害治療・疾病治療は各100万円
タッチ決済Apple Pay・Google Pay・Samsung Walletに設定して使う
申し込み条件18歳以上39歳以下で本人か配偶者に安定継続収入(学生は高校生を除く)
発行ナンバーレスは最短5分で番号発行
日本語サポートJCB PLAZA(中国本土は上海・北京)

JCBカード W

JCBカード W

ここがおすすめ!

  • 常時ポイント還元率1.0%
  • Amazon.co.jp※3で4倍
  • セブン‐イレブン※4で4倍
  • スターバックス※5で21倍
  • 年会費永年無料
  • 発行まで最短5分※1
還元率年会費
1.0〜10.50%※2永年無料
国際ブランド電子マネー
JCBQUICPay、Apple Pay※6、Google Pay※7
国内旅行保険海外旅行保険
なし最高2,000万円
(利用付帯)

※1 モバ即の入会条件【1】 9:00AM~8:00PMでお申し込み。(受付時間を過ぎた場合は、翌日受付扱い)【2】 顔写真付き本人確認書類による本人確認。(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)モバ即での入会後、カード到着前の利用方法について、詳しくはHPをご確認ください。※2 還元率は交換商品により異なります。 ※3 Amazon、Amazon.co.jpおよびそれらのロゴは、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。※4 セブン‐イレブンでは、一部対象とならない店舗があります。法人会員の方は対象となりません。※5 スターバックス カードへのオンライン入金・オートチャージ、Starbucks eGift 、モバイルオーダーが対象です。店舗でのご利用分・入金分はポイント倍付の対象となりません。※6 App Store、Apple Pay、Apple Watch、Face IDは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。※7 Google、Android、Google Play、Google Pay は Google LLC の商標です。※ Amazon.co.jp・セブン‐イレブン・スターバックスの倍率は、事前のポイントアップ登録が必要です(2026年10月時点)。

楽天カード

楽天カードは、Visa・Mastercard・JCB・アメックスの4ブランドから選べます。どのブランドもタッチ決済に対応しています。ただし、楽天カードが発行するアメックスは、Alipayに登録できるアメックスの対象外に当たります。

中国旅行で使うなら、Visa・Mastercard・JCBのどれかを選んでおきましょう。年会費は永年無料で、利用額の条件もありません。

海外事務手数料は、2025年3月から3.63%になりました。改定前は2.20%です。1,000元の支払いで試算すると、手数料は857円になります。

海外旅行保険は最高2,000万円で、傷害治療費用と疾病治療費用は200万円ずつです。保険が付く条件は、日本出国前に募集型企画旅行の代金を楽天カードで払っていることです。

楽天カードで払うもの海外旅行保険
出国前に払ったパッケージツアー(募集型企画旅行)の代金対象
出国後に決済した海外ツアー対象外
航空券のみの購入対象外
海外ホテルの宿泊料金対象外
空港利用税対象外

携行品損害は1個10万円が限度で、1事故につき3,000円が自己負担です。一般カードは、トラベルデスクの対象外になっています。

旅行会社のパッケージツアーで中国へ行き、その代金を出国前に楽天カードで払う人におすすめです。航空券とホテルを別々に予約する旅行では、保険の対象外になってしまいます。その場合は、別のカードで保険を用意する必要があります。

項目楽天カード
年会費永年無料(利用額の条件なし)
国際ブランドVisa・Mastercard・JCB・アメックス(アメックスはAlipayの登録の対象外に当たる)
海外事務手数料3.63%(2025年3月から)
300元時の手数料(試算)257円
1,000元時の手数料(試算)857円
海外旅行保険最高2,000万円(利用付帯)。傷害治療・疾病治療は各200万円
保険の条件日本出国前に募集型企画旅行の代金を楽天カードで支払う
タッチ決済全ブランド対応
日本語サポート一般カードはトラベルデスクの対象外

新規入会&利用で
\
5,000ポイントプレゼント /

学生なら学生専用ライフカード

学生専用ライフカードは、満18歳以上満25歳以下で大学・大学院・短期大学・専門学校に在学中の人が申し込めます。進学予定の満18歳以上の高校生も対象です。海外での利用総額の4%がキャッシュバックされます。

事前のエントリーが必要で、上限は年間10万円、対象は在学期間中のみ。LIFE DESK(日本語サービス)で、海外旅行のサポートも受けられます。スマホ決済はApple Pay・Google Payに対応しています。

海外旅行保険は廃止されました。2026年3月31日以降に旅行へ出発する人は、保険を使えなくなってしまいます。海外事務手数料は3.85%で、2024年12月1日利用分から2.20%より上がりました。

1,000元の支払いで試算すると、手数料は908円です。キャッシュバックとは別に、支払いのたびにこの手数料がかかります。

国際ブランドはVisa・Mastercard・JCBから選べ、どれもAlipayに登録できるブランドです。JCBを選べば、上海・北京・広州・深圳の地下鉄で使えるJCBのタッチ決済とも同じブランドになります。スマホのタッチで改札を通れるかは、出発前に各地下鉄の案内で確かめてください。

海外での支払いでキャッシュバックを受けたい学生におすすめのカードです。保険は、海外旅行保険が付く別のカードで備える必要があります。本記事で紹介する年会費無料のカードで治療費用がもっとも手厚いのはエポスカードで、満18歳以上(高校生を除く)の学生も申し込めます。

項目学生専用ライフカード
年会費無料
国際ブランドVisa・Mastercard・JCB(どれもAlipayに登録できるブランド)
海外事務手数料3.85%(2024年12月1日利用分から)
300元時の手数料(試算)273円
1,000元時の手数料(試算)908円
海外利用の特典海外利用総額の4%をキャッシュバック(事前エントリー要、年間最大10万円、在学期間中のみ)
海外旅行保険なし(2026年3月31日以降に出発する旅行から廃止)
日本語サポートLIFE DESK
スマホ決済Apple Pay・Google Pay
申し込み条件満18歳以上満25歳以下で大学・大学院・短期大学・専門学校に在学中(進学予定の満18歳以上の高校生も可)

\最大15,000円キャッシュバック/

カードを決めたら、次に考えたいのはアプリと現金との組み合わせ方です。

中国ではクレジットカード・アリペイ・現金をどう使い分ける?

中国では、少額の支払いはAlipay・WeChat Pay、200元を超える支払いはカード、現金は予備と分けて使うのがおすすめです。

カードを直接使えない店が多いため、アプリとの組み合わせが前提になります。200元を境に払い方を変えるだけで、アプリ側の3%を払わずに済む場面が増えるでしょう。現金は、スマホやアプリが使えなくなったときの備えです。

現金はいくら用意すればいい?

現金の額は、スマホやアプリが使えなくなった日に何を払うかで決まります。中国では、地下鉄はカードのタッチ、店ではAlipay・WeChat Payで払えるため、現金は予備の位置づけです。目安は、ホテルまで戻る交通費と、その日の食事代を払える程度の額でしょう。

金額が決まっている費用は、次の表のとおりです。

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現金を使う場面金額・支払い方法補足
上海地下鉄(カードのタッチを使わない場合)6kmまで3元(約71円)、以降10kmごとに1元見直しが検討中で実施日は未定(2026年10月時点)
タクシー都市や時間帯によって違うアプリが使えないときは現金で払う
高速鉄道のきっぷ(駅の窓口)現金で買える12306では現金は使えない
屋台・市場Alipay・WeChat Pay・現金200元以下ならアプリの手数料はかからない
ATMで引き出すブランドのマークがあるATMで人民元を引き出せる金利・手数料はカードごとに違う

※1元=約23.60円で換算

現金を多く持ちすぎると、帰国前に使い切れずに余ってしまいます。国際ブランドのマークがあるATMなら、旅行中に足りなくなっても人民元を引き出せます。最初から多めに両替するより、予備の分だけを持っておき、足りなければATMで引き出すほうが余らせずに済みます。

人民元の現金は、中国の法定通貨です。アプリが使えない場面でも、現金があれば支払いの手段が残ります。

人民元の用意のしかた(日本で両替・現地の銀行・ATMキャッシング・Wise/Revolut)

人民元は、日本での両替、中国の銀行での両替、ATMでのキャッシングで用意できます。WiseやRevolutのカードを使う方法もありますが、人民元への対応は各社の案内で確かめる必要があります。

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用意のしかた内容注意点
日本で両替出発前に人民元を手元に用意できるレートは両替する場所ごとに違う
中国の銀行で両替円を人民元に替える。参考として、中国銀行の日本円の中行折算価は4.2381(100円あたりの人民元、2026年10月23日)中行折算価は参考のレート。実際の両替のレートは窓口で確かめる
ATMキャッシングブランドのマークがあるATMで、クレジットカードで人民元を引き出す金利・手数料はカードごとに違う。三井住友銀聯カードはキャッシング不可
Wise・Revolutのカード口座の残高から支払うカード人民元を持てるか、Alipayに登録できるかは出発前に各社の案内で確かめる

※2026年10月時点

円と人民元を行き来させると、両替のたびに、買うときと売るときのレートの差の分だけ目減りしてしまいます。余った人民元を円に戻すより、使う分だけ用意するほうが手数料を抑えられます。

ATMキャッシングの金利や手数料は、カードごとに違います。三井住友カードの場合、ショッピングにかかる海外事務手数料は、海外キャッシュサービスには含まれません。キャッシングを使う予定がある人は、出発前に各カード会社の案内で条件を調べておくと確実です。

ATMで人民元を引き出す予定がある人は、キャッシング枠のあるVisa・Mastercard・JCBのカードを用意しておく必要があります。

支払い場面別の使い分け早見表

中国での支払い方法を場面ごとに表にまとめました。

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場面主な支払い方法補足
ホテル(3つ星以上)・大きな観光地クレジットカード(人民元払い)デポジットもカードで預けられる。200元を超える支払いはカードならAlipayの3%がかからない
百貨店・外資系チェーン店・空港の店国際ブランドのマークがあればカード、なければAlipay・WeChat Payマークを見てから払い方を決める
コンビニ・飲食店・個人店Alipay・WeChat Pay200元以下はアプリの手数料がかからない
上海・北京・広州・深圳の地下鉄クレジットカードのタッチJCBは4都市、Visa・Mastercard・アメックスは上海・北京
成都の地下鉄・バスクレジットカードのタッチ銀聯と海外発行のVisa・Mastercard・アメックス
高速鉄道12306でAlipay・WeChat Pay・銀聯カード、窓口は現金もVisa・Mastercard・JCBのカードはアプリに登録して払う
タクシー・配車アプリAlipay・WeChat Pay・現金DiDiで日本のカードが使えるかはAlipayのアプリ内で確かめる
屋台・市場Alipay・WeChat Pay・現金現金の受け取りを拒むことは処罰の対象
旅行代金・航空券(出発前)海外旅行保険の条件に合うカード楽天カードは出国前のパッケージツアー代金のみが対象

※2026年10月時点

ただし、準備をしていても、カードやアプリが使えない場面は起こりえます。

中国でクレジットカードが使えないときは?出発前の準備と対処法

中国でカードやアプリが使えなくなる場面に備えて、暗証番号・SMS認証・連絡先の3つは日本にいるうちに準備しておきましょう。

カードを店で直接使う場面だけでなく、Alipayへの登録や本人認証でも、日本での準備が欠かせません。出発前にすることを表にまとめました。

準備出発前にすること
暗証番号持っていくカードすべての暗証番号を確かめる
本人認証(SMS)日本の電話番号でSMSを受け取れる状態にし、Alipay・WeChat Payへの登録を済ませる
利用通知・アプリカード会社のアプリにログインし、利用通知を受け取る設定にする
予備のカードブランドの違う2枚目を用意し、1枚目と別の場所に入れる
緊急連絡先カード会社の紛失・盗難の連絡先と、VJデスク・JCB PLAZAの連絡先を控える

暗証番号と本人認証(SMS)を出発前に確かめる

海外でも、日本のカードの暗証番号は4桁です。4桁以外の桁数を求められる国でも4桁のまま使え、前後に「0」を付ける必要はありません。暗証番号の入力が必須の場面では、暗証番号を覚えていないとカードが使えなくなってしまいます。

三井住友銀聯カードを持っていく人は、暗証番号の形が違うことに注意が必要です。三井住友銀聯カードの暗証番号は6桁で、上2桁が「00」で固定されています。

状況対応
4桁以外の暗証番号を求められた(Visa・Mastercard・JCBのカード)4桁のまま入力する。前後に「0」は付けない
三井住友銀聯カードで暗証番号を求められた6桁(上2桁は「00」)で入力する
暗証番号を覚えていない出発前にカード会社で確かめる
2枚目のカードを持っていく2枚目の暗証番号も確かめておく
タッチ決済に対応していない端末だったカードを差し込んで暗証番号を入力する場合がある

暗証番号の確かめ方はカード会社ごとに違うため、出発前に各カード会社の案内で調べておくと確実です。

本人認証は、ネットでの支払いやアプリへのカード登録のときに、本人かどうかを確かめる仕組みです。日本の電話番号に届くSMSのコードを入力する場面があります。中国でAlipayにカードを登録しようとして、SMSが届かずに登録できない事態は避けたいところです。

本人認証の準備内容
SMSを受け取る電話番号カード会社に登録している電話番号が、旅行に持っていくスマホの番号か確かめる
海外でのSMSの受信携帯電話会社の国際ローミングの設定で、海外でもSMSが届くようにする
アプリへのカード登録Alipay・WeChat Payへのカード登録を日本で済ませ、本人認証も日本で受ける
2枚目のカード2枚目も同じように本人認証を済ませておく

中国でつながりにくいアプリ・サービスに備える

日本で使っているアプリやメールが、中国でもいつもどおり使えるとは限りません。カード会社のアプリで利用明細を見たり、紛失・盗難の連絡先を調べたりできない場面も考えておく必要があります。アプリに頼らずに対応するための準備を、次の表にまとめました。

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準備出発前にすること目的
カード会社のアプリログインし、利用通知を受け取る設定にする使った直後に利用内容が分かる
紛失・盗難の連絡先電話番号を紙とスマホのメモの両方に控えるアプリやネットが使えなくても連絡できる
日本語窓口の連絡先VJデスク・JCB PLAZAなどの連絡先を控える現地で日本語の相談先に連絡できる
利用明細の確かめ方アプリ以外の確かめ方(電話・ウェブ)を調べておくアプリが開けなくても利用内容を確かめられる

利用通知を受け取れるようにしておけば、身に覚えのない利用に早く気づけます。気づいたときにカード会社へ連絡すれば、利用を止めてもらえます。

カードが使えないときの対処(予備の1枚・緊急連絡先・日本語窓口)

カードが使えないときに備える方法は、予備のカード、緊急連絡先、日本語窓口の3つです。ブランドの違う2枚目は、1枚目とは別の場所に入れておくと安心です。同じ財布に入れていると、財布をなくしたときに2枚とも使えなくなってしまいます。

三井住友カード(NL)の会員はVJデスク、JCBのカードの会員はJCB PLAZAに日本語で相談できます。

状況対処
1枚目のブランドを扱わない店だったブランドの違う2枚目で支払う。マークがなければAlipay・WeChat Payで払う
カードが読み取れない2枚目のカードか、アプリか、現金で支払う
地下鉄の改札でタッチできないその都市で使えるブランドか、タッチ決済のマークがあるかを見る
Alipayで払えないWeChat Payに登録したカードか、カードの直接払いか、現金に切り替える
三井住友カード(NL)を紛失・盗難した、困りごとがあるカード会社の緊急連絡先に連絡して利用を止める。上海・北京ではVJデスクに相談できる
JCBのカードを紛失・盗難した、困りごとがあるカード会社の緊急連絡先に連絡して利用を止める。上海・北京ではJCB PLAZAに相談できる
イオンカードを紛失・盗難したイオンカードの紛失・盗難の受付に連絡する
エポスカード・楽天カード・ライフカードを紛失・盗難した各カード会社の緊急連絡先に連絡して利用を止める

※2026年10月時点

Alipay・WeChat Payに登録したカードをなくした場合も、カード会社に連絡して利用を止めます。新しいカードが届くまで、アプリには2枚目のカードを使うことになります。2枚目もアプリに登録できていれば、1枚目を止めてもアプリでの支払いを続けられます。

最後に、コンビニやテーマパークでの支払いなど、出発前によく出る疑問に答えます。

よくある質問

中国のコンビニでクレジットカードは使える?

レジに国際ブランドのマークがあれば、クレジットカードで払えます。マークがない場合は、Alipay・WeChat Payに登録したカードで払います。

コンビニでの買い物のように200元以下の支払いなら、アプリ側の手数料はかかりません。

上海ディズニーリゾートでクレジットカードは使える?

上海ディズニーリゾートで使える支払い方法は、出発前に上海ディズニーリゾートの公式サイトで確かめてください。中国では、レジに国際ブランドのマークがあればカードで払えます。

Alipay・WeChat Payへのカード登録と、少額の人民元の現金も用意しておくと、支払い方法に合わせて切り替えられます。上海市内の移動なら、上海地下鉄の全路線でVisa・Mastercard・JCB・アメックスのタッチ乗車が使えます。

中国でクレジットカードのキャッシングは使える?

国際ブランドのマークがあるATMなら、クレジットカードのキャッシングで人民元を引き出せます。海外キャッシングの金利や手数料はカードごとに違うため、使う前に各カード会社の案内で確かめてください。

三井住友カードの場合、ショッピングにかかる海外事務手数料は、海外キャッシュサービスには含まれません。三井住友銀聯カードはショッピング専用で、キャッシングには使えません。

アリペイにデビットカードやプリペイドカードは登録できる?

Alipayに登録できるのは、Visa・Mastercard・JCB・Discover・Diners Clubのブランドのカードと、アメックスが発行したアメックスです。デビットカードやプリペイドカードを登録できるかは、出発前に日本でAlipayに登録して確かめてください。

日本で登録できなかった場合でも、クレジットカードを1枚登録しておけばAlipayで払えます。

中国のお店で現金払いを断られることはある?

中国人民銀行は、現金の受け取りを拒んだ事業者を処罰しています。2025年10〜12月期には、2社に2万元と3万元の罰金を科しました。

2025年12月には、現金の受け取りや支払いのサービスについての規定「人民币现金收付及服务规定」も定めています。アプリでの支払いが中心の中国でも、人民元の現金は支払いの手段として使えます。

まとめ

中国では、日本のクレジットカードをAlipay・WeChat Payに登録して払うのが基本です。

200元を超える支払いにはアプリ側の3%がかかるため、ホテルなどカードを直接使える店ではカードで払いましょう。カードは、1枚目にVisaかMastercard、2枚目にJCBを持っていくのがおすすめです。手数料を抑えるなら1.60%のイオンカードとJCBカード W、保険も重視するならエポスカードが合います。

アプリへのカード登録とSMSの本人認証は、出発前に日本で済ませてください。台湾にも行く予定がある人は台湾旅行におすすめのクレジットカード、韓国にも行く人は韓国旅行におすすめのクレジットカードも参考にしてください。

※本記事の情報は2026年10月時点のものです。

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