シンガポールでクレジットカードは使える?旅行におすすめのカードとMRTの乗り方・手数料

シンガポールでクレジットカードは使える?旅行におすすめのカードとMRTの乗り方・手数料

シンガポールでは、ホテル・ショッピングモール・コンビニに加えて、MRTとバスにも日本のクレジットカードが使えます。ただし改札で使えるのはVisa・Mastercard・アメックスのタッチ決済で、JCBは使えません。

外国発行のVisa・Mastercardで乗った日は、1日0.60シンガポールドルの手数料が加わります。ComfortDelGroのタクシーでは、カード払いに運賃の10%の管理手数料がかかります。

1,000シンガポールドルを払うと、手数料はカードによって1,968円から4,736円まで違ってしまいます。持っていくなら、1枚目も2枚目もタッチ決済のVisaかMastercardにして、発行会社を分けるのがおすすめです。

この記事では、MRT・バスのタッチ決済での乗り方、カード払いの手数料、おすすめのカード、現金・スマホ決済との使い分けを解説します。

この記事でわかること
  • 1,000ドルの手数料はカードで1,968〜4,736円
  • 3日の運賃が27.20ドルを超えるならパスが安い
  • 料理100ドルの食事で払う額は119.90ドル

※本記事の情報は2026年10月時点のものです。本文の「ドル」は、すべてシンガポールドル(SGD)を指します。

1,000シンガポールドル払ったときの手数料
1.60%のカード
イオンカードなど
1,968円
3.85%のカード4,736円

※1シンガポールドル=123.02円で試算


\海外事務手数料が1.6%!/

目次

シンガポールで日本のクレジットカードは使える?使える場所・使えない場所

シンガポールでは、日本で発行したクレジットカードがホテル・ショッピングモール・スーパー・コンビニで使えます。

多くの飲食店やフードコートも、カードで払える場所です。一方で、小さな店やホーカー(屋台街)の屋台には、カードが使えないところもあります。カードを中心に使い、使えない店の分だけ少額の現金を持つのが、シンガポールでの払い方の基本になるでしょう。

シンガポールのキャッシュレス事情はどれくらい進んでいる?

68.4%。これは、キャッシュレス推進協議会の国際比較に載っている、2023年のシンガポールのキャッシュレス決済比率です。同じ比較で、韓国は99.1%、中国は83.3%、日本は39.3%でした。

シンガポールの比率は、日本より29.1ポイント高くなっています。一方で、韓国や中国と比べると、シンガポールの比率は低めです。小さな店や屋台には、カードが使えないところが残っています。

国・地域キャッシュレス決済比率(2023年)
韓国99.1%
中国83.3%
シンガポール68.4%
日本39.3%

※キャッシュレス推進協議会の国際比較(2025年9月4日公表)

地元の人が使う支払い手段は、クレジットカードだけではありません。タクシーの支払いには、クレジットカードのほかに現金・NETS(シンガポールの決済サービス)・EZ-Linkなどの交通系カードも使えます。MRTとバスでは、タッチ決済のカードと交通系カードの両方が使われています。

Visa・Mastercard・JCB・アメックスはどれが使いやすい?

シンガポール旅行での国際ブランドの選び方は、MRTとバスにタッチ決済で乗れるかどうかで決まります。国際ブランドは、Visa・Mastercard・JCB・American Expressなど、カード決済の仕組みを運営する会社のことです。

MRTとバスの乗車券システム「SimplyGo」で、外国発行のカードとして使えるのは3ブランドです。American Express・Mastercard・Visaのタッチ決済カードが対象で、JCBと銀聯は入っていません。2026年10月時点で、JCBのカードではMRTとバスに乗れないことになります。

VisaとMastercardは、MRT・バスに乗れるうえ、本記事で紹介するカードの多くで選べるブランドです。外国発行のVisa・Mastercardで乗ると、利用日ごとに0.60ドルの手数料がかかります。American Expressは、本記事で紹介するカードでは楽天カードだけが選べるブランドです。

JCBは電車には使えませんが、店での支払いには使えます。

店によって、扱う国際ブランドは違います。1枚のカードだけで旅行すると、そのブランドを扱わない店では支払えなくなってしまいます。ブランドの違うVisaとMastercardを1枚ずつ持っていれば、店でもMRTでも支払える可能性が高まるでしょう。

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国際ブランド本記事で紹介するカードで選べるものシンガポール旅行に関係する情報
Visa三井住友カード(NL)、イオンカード、エポスカード、楽天カード、学生専用ライフカードMRT・バスのタッチ決済で使える。外国発行のカードは利用日ごとに0.60ドルの手数料
Mastercard三井住友カード(NL)、イオンカード、楽天カード、学生専用ライフカードMRT・バスのタッチ決済で使える。外国発行のカードは利用日ごとに0.60ドルの手数料
JCBイオンカード、JCBカード W、楽天カード、学生専用ライフカードMRT・バスでは使えない。政府観光局と組んだ優待が100店舗以上ある
American Express楽天カードMRT・バスのタッチ決済で使える

※2026年10月時点

イオンカードと楽天カードは、JCBを含む複数のブランドから選べます。シンガポールでMRTやバスに乗りたい人は、VisaかMastercardで作っておくと確実です。

クレジットカードが使える場所(ホテル・ショッピングモール・レストラン・観光施設)

ホテル・ショッピングモール・スーパー・コンビニでは、クレジットカードで支払えます。

レストランでカードを使うときは、表示価格に加わる料金も見ておく必要があります。サービス料を取る店では、メニューの価格にサービス料とGST(シンガポールの消費税)9%が加わります。

観光施設のチケットは、施設ごとに支払い方法が違います。窓口でカードが使えるかは、出発前に各施設の案内で確かめてください。

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場所使える支払い方法注意点
ホテルクレジットカード支払い通貨はシンガポールドルを選ぶ。サービス料とGSTが加わることがある
ショッピングモールクレジットカード支払い通貨はシンガポールドルを選ぶ
スーパー・コンビニクレジットカード少額の買い物に備えて小銭も持っておく
飲食店・フードコートクレジットカード(多くの店)サービス料10%とGST9%が表示価格に加わる店がある
観光施設施設ごとに違う窓口の支払い方法は出発前に各施設の案内で確かめる
MRT・バスVisa・Mastercard・American Expressのタッチ決済JCBは使えない。入場と出場は同じカードでタッチする

※2026年10月時点

カードで払うときは、支払い通貨にシンガポールドルを選んでください。

現金が必要になる場所(ホーカー・小さな店・市場)

ホーカー(屋台街)・小さな店・市場の屋台では、現金が必要になる場面があります。ホーカーにはカードが使えない屋台もあるため、食事に使う分の現金を用意しておくと安心です。

移動にも、現金を使う場面が残っています。EZ-Link(シンガポールの交通系ICカード)は、日本で発行したクレジットカードでは駅のキオスクでチャージできません。チャージは現金で用意しておくと確実です。

バスに現金で乗る場合、1.28ドルの区間の運賃は2.10ドルになります。

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場面主な支払い方法注意点
ホーカー(屋台街)現金も用意するカードが使えない屋台がある
小さな店・市場の屋台現金も用意するカードが使えないことがある
EZ-Linkのチャージ現金駅のキオスクでは外国発行のクレジットカードを使えない
バス(現金)現金1.28ドルの区間は現金だと2.10ドル
タクシー現金・カード・NETS・交通系カードComfortDelGroはカード払いに運賃の10%が加わる

※2026年10月時点

カードが使えない場面は、主にホーカーでの食事・小さな店での買い物・交通系カードのチャージの3つです。この3つに使う分の現金を持っておけば、ホテルやショッピングモールなどの支払いはカードで済ませられます。

シンガポールのMRT・バスはクレジットカードで乗れる?

シンガポールのMRTとバスは、Visa・Mastercard・アメックスのタッチ決済カードで乗れます。

JCBのカードは、2026年10月時点でMRTにもバスにも使えません。外国発行のVisa・Mastercardで乗った日は、運賃とは別に0.60ドルの手数料がかかる仕組み。乗る回数によっては、EZ-Linkカードやツーリストパスのほうが安くなることもあります。

MRT・バスはVisa・Mastercard・アメックスのタッチ決済で乗れる(JCBは使えない)

MRTとバスでは、外国で発行されたAmerican Express・Mastercard・Visaのタッチ決済カードが使えます。日本で発行したカードも、この3ブランドでタッチ決済に対応していれば乗れます。JCBと銀聯は、SimplyGoで使えるブランドに入っていません。

タッチ決済で乗ると、運賃は通常の大人運賃で請求されます。子どもや学生の割引運賃、定期券は対象外です。

MRT・LRTの大人運賃は、2025年12月27日から1.28〜2.57ドルです。1ドル=123.02円で換算すると、約157〜316円になります。2026年12月26日からは、大人運賃が12〜13セント上がる予定です。

たとえば約2kmの区間は1.28ドルから1.40ドルに、26.2kmの区間は2.42ドルから2.55ドルに上がります。

スマホのタッチでも、MRTとバスに乗れます。Apple Pay・Google Pay・Samsung Payなどが使えます。ただし、Apple Payのエクスプレスモード(認証なしで改札を通れる機能)には対応していません。

Apple Payで乗るときは、改札のたびにFace IDなどの認証が必要です。

タッチするカードは、入場と出場で同じものを使ってください。スマホで乗る場合も、入場と出場で同じ端末・同じカードを使う必要があります。駅の中に長くとどまりすぎると、実際の運賃に2ドルが加算されてしまいます。

項目内容
使えるブランド(外国発行のカード)American Express、Mastercard、Visaのタッチ決済
使えないブランドJCB、銀聯(SimplyGoの対象に入っていない)
運賃通常の大人運賃(割引運賃・定期券は対象外)
MRT・LRTの大人運賃1.28〜2.57ドル(約157〜316円、2025年12月27日から)
運賃の改定2026年12月26日から大人運賃が12〜13セント上がる予定
スマホ決済Apple Pay・Google Pay・Samsung Payなど。Apple Payはエクスプレスモードに未対応
タッチのしかた入場と出場は同じカード(スマホは同じ端末・同じカード)
駅の中に長くとどまった場合実際の運賃に2ドルを加算

※2026年10月時点

MRTとバスに乗る日は、VisaかMastercardのタッチ決済に対応したカードを1枚決めておくと安心です。タッチ決済のマークは、手元のカードの表面で確かめられます。

外国発行のVisa・Mastercardで乗ると1日0.60ドルの手数料がかかる

外国発行のMastercardとVisaでMRT・バスに乗ると、利用した日ごとに手数料がかかります。手数料の名前は「Foreign Bank Card Admin Fee」で、金額は0.60ドルです。1日に何回乗っても、かかるのは1日0.60ドルです。

1ドル=123.02円で換算すると、約74円になります。

3日間乗れば1.80ドル(約221円)、4日間なら2.40ドル(約295円)です。運賃とこの手数料には、カード会社の海外事務手数料も別にかかります。American Expressの手数料の扱いは、出発前にSimplyGoの案内で確かめてください。

運賃の請求のされ方は、ブランドによって違います。American ExpressとVisaは、1日ごとにまとめて請求されます。Mastercardは、最大5日分か、運賃の合計が15ドルになった時点のどちらか早いほうでまとめて請求されます。

どちらも、乗った日の3日後に「BUS/MRT」という名前で計上されます。

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乗る日数0.60ドルの手数料の合計円換算(1ドル=123.02円)
1日0.60ドル約74円
2日1.20ドル約148円
3日1.80ドル約221円
4日2.40ドル約295円
5日3.00ドル約369円

※2026年10月時点。運賃とは別にかかる。カード会社の海外事務手数料も別にかかる

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ブランド運賃の請求のされ方明細での名前
American Express1日ごとにまとめて請求BUS/MRT(乗った日の3日後に計上)
Visa1日ごとにまとめて請求BUS/MRT(乗った日の3日後に計上)
Mastercard最大5日分か運賃の合計15ドルの早いほうでまとめて請求BUS/MRT(乗った日の3日後に計上)

※2026年10月時点

運賃は数日分がまとめて計上されるため、乗った直後には利用通知が届かないこともあります。旅行中は「BUS/MRT」の明細が後から届くと覚えておくと、慌てずに済むでしょう。

EZ-Linkカード・ツーリストパスとタッチ決済はどっちがお得?

3泊4日の旅行で3日間MRTに乗るなら、どれが安いかは乗る回数と区間の長さで決まります。短い区間を1日4回ほど乗るなら、タッチ決済が安くなります。長い区間を1日6回乗るなら、ツーリストパスのほうが安い計算です。

比べるのは、次の3つの乗り方です。

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乗り方最初にかかる費用乗るたびにかかる費用補足
タッチ決済(外国発行のVisa・Mastercard)なし運賃+利用日ごとに0.60ドル運賃には海外事務手数料もかかる
EZ-Linkカード10ドル(うち5ドルは返金されないカード代、5ドルはチャージ分)運賃最初に使うには残高5ドル以上が必要
ツーリストパス1日17ドル・2日24ドル・3日29ドルなし(乗り放題)連続した日のみ。セントーサ・エクスプレスなどは対象外

※2026年10月時点

EZ-Linkカードは、MRT駅のチケットオフィスやセブン-イレブンなどで買えます。10ドルのうち5ドルは返金されないカード代で、残りの5ドルは運賃に使えます。使い始めるには、5ドル以上の残高が必要です。

残った残高はチケットオフィスで払い戻せますが、カード代の5ドルは戻りません。

ツーリストパスは、MRT・LRT・バスが乗り放題になるパスです。料金は1日17ドル・2日24ドル・3日29ドル・4日37ドル・5日45ドルで、連続した日にしか使えません。セントーサ・エクスプレスなどは、乗り放題の対象外です。

デポジットの有無は、出発前にツーリストパスの案内で確かめてください。

3日間の交通費を、1日の乗車回数と1回の運賃で4つのパターンに分けて試算しました。

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3日間の乗り方タッチ決済(Visa・Mastercard)EZ-Linkカードツーリストパス3日
1日4回・1回1.28ドル17.16ドル20.36ドル29ドル
1日4回・1回2.57ドル32.64ドル35.84ドル29ドル
1日6回・1回1.28ドル24.84ドル28.04ドル29ドル
1日6回・1回2.57ドル48.06ドル51.26ドル29ドル

※タッチ決済=0.60ドル×3日+運賃の合計。EZ-Linkカード=返金されないカード代5ドル+運賃の合計(チャージ分は運賃に使う前提)。ツーリストパス=29ドル。運賃は2025年12月27日からの大人運賃。カードの海外事務手数料は含まない

短い区間を1日4回乗る場合、タッチ決済は17.16ドル(約2,111円)です。EZ-Linkカードは20.36ドル、ツーリストパスは29ドルで、タッチ決済がもっとも安くなります。

長い区間を1日6回乗る場合は、タッチ決済が48.06ドル(約5,912円)までかかってしまいます。ツーリストパスなら29ドル(約3,568円)で済み、タッチ決済より19.06ドル安くなります。

判断の目安になるのは、3日間の運賃の合計です。タッチ決済には3日で1.80ドルの手数料が加わるため、運賃の合計が27.20ドルを超えるとツーリストパスのほうが安くなります。1日あたりに直すと、約9.07ドル分の運賃です。

EZ-Linkカードは、どのパターンでもタッチ決済より3.20ドル高くなりました。返金されないカード代の5ドルが、タッチ決済の3日分の手数料1.80ドルより大きいためです。ただしタッチ決済の運賃には、カード会社の海外事務手数料(1.60〜3.85%)もかかります。

たとえば、マリーナベイ周辺のホテルに泊まり、近くの観光地を短い区間で回る3日間なら、タッチ決済が合います。セントーサ島やチャンギ空港など遠くへ何度も行く日が続くなら、ツーリストパスを検討するとよいでしょう。運賃は2026年12月26日に改定される予定のため、それ以降に旅行する人は新しい運賃で計算し直してください。

タクシーの払い方(カード払いは運賃の10%が加わる)

シンガポールのタクシーは、現金・クレジットカード・NETS・EZ-Linkなどの交通系カードで払えます。キャッシュレスで払うと、手数料がかかることがあります。

ComfortDelGroのタクシーでは、クレジットカードで払うと、最終の運賃に10%の管理手数料が加わります。Apple Pay・Google Payで払った場合も同じで、管理手数料にはGSTもかかります。NETSやAlipayなどで払った場合の手数料は0.30ドルです。

たとえば運賃が30ドルなら、カード払いの管理手数料は3ドル(約369円)で、これにGSTも加わります。現金で払えば、この手数料はかかりません。

タクシーの運賃には、時間帯や乗る場所による加算もあります。初乗りは4.40〜5.20ドルです。ピーク時は25%、深夜は50%が運賃に加わります。

項目金額・内容
支払い方法現金・クレジットカード・NETS・交通系カード(EZ-Linkなど)
初乗り(LTA)4.40〜5.20ドル(プレミアムタクシーは5.00〜5.50ドル)
初乗り(ComfortDelGro)4.60〜5.50ドル
ピーク時の加算運賃の25%
深夜の加算運賃の50%
チャンギ空港から乗る場合17時〜24時は8ドル、それ以外は6ドル
中心部での加算17時〜24時は3ドル
ComfortDelGroのカード払い最終の運賃に10%の管理手数料(GSTもかかる)。Apple Pay・Google Payも同じ
ComfortDelGroのNETS・Alipayなど0.30ドル

※LTAの運賃表(2025年11月10日更新)とComfortDelGroの料金表。2026年10月時点

カード払いの手数料は、ComfortDelGroの料金です。ほかのタクシー会社のカード払いの手数料は、乗る前に運転手や各社の案内で確かめてください。配車アプリのGrabに日本のカードを登録したときの手数料も、出発前にアプリで確かめておくと安心です。

空港から乗る人は、タクシー代を払える分のシンガポールドルを用意しておくと、ComfortDelGroのタクシーでもカード払いの10%を払わずに済みます。

シンガポールでクレジットカードを使うと手数料はどれくらいかかる?

シンガポールでのカード払いは、シンガポールドルの金額を円に換算し、カード会社の海外事務手数料を加えた額で請求されます。

本記事で紹介するカードの料率は、1.60%から3.85%まで。1,000ドルの支払いで試算すると、手数料は1,968円から4,736円です。レストランやホテルでは、表示価格にサービス料とGSTが加わることも知っておくと請求額を見積もれるでしょう。

海外事務手数料の仕組みと1,000シンガポールドルの計算例

シンガポールでカードを使うと、シンガポールドル建ての金額は国際ブランドの決済センターで円に換算されます。そのレートに海外事務手数料が加わって、円の請求額が決まります。

換算日は、利用データが決済センターに届いた日です。利用日から2〜4日後が目安で、シンガポールでカードを使った日のレートではありません。そのため、旅行中に見た為替レートと、後日届く請求の換算レートは一致しない場合があります。

段階内容
店で支払うシンガポールドル建てで決済する
利用データが届く国際ブランドの決済センターに利用データが届く(利用日から2〜4日後が目安)
円に換算する届いた時点のレートに海外事務手数料を加えて換算する
請求される換算後の円の金額がカード会社から請求される

請求額は、次の式で試算できます。

試算には、三菱UFJ銀行が2026年10月26日に公表したシンガポールドルの相場を使います。この日のTTS(円をシンガポールドルに替えるときのレート)は123.85円、TTB(シンガポールドルを円に替えるときのレート)は122.19円でした。2つの中間をとると、1ドルは123.02円です。

1,000ドルを手数料なしで換算すると、123,020円になります。1.60%のカードなら、1,000×123.02×1.016で、請求額は124,988円です。

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海外事務手数料率主なカード100ドルの手数料/請求額1,000ドルの手数料/請求額
0%(換算のみ)―0円/12,302円0円/123,020円
1.60%イオンカード、JCBカード W197円/12,499円1,968円/124,988円
3.63%三井住友カード(NL)、楽天カード447円/12,749円4,466円/127,486円
3.85%エポスカード、学生専用ライフカード474円/12,776円4,736円/127,756円
4.50%(参考)三菱UFJカード(2026年11月16日利用分から)554円/12,856円5,536円/128,556円

※1ドル=123.02円(三菱UFJ銀行の2026年10月26日のTTS 123.85円・TTB 122.19円の中間)で試算。円未満は四捨五入。実際は各国際ブランドのレートで換算される

100ドルの支払いで上乗せされる手数料は、1.60%のカードで197円、3.85%のカードで474円です。1回ごとの違いは277円になります。1,000ドルになると、手数料は1,968円と4,736円で、2,768円違います。

シンガポールドルは1ドルが約123円のため、100ドルの支払いでも約12,302円になります。ホテル代やレストランの食事をカードで払う人ほど、料率の違いが請求額に表れるでしょう。

日本円での支払い(DCC)は割高になりやすい

シンガポールの店でも、支払い通貨をシンガポールドルにするか日本円にするか選べる場合があります。日本円で払う方法は、DCC(自国通貨建て決済)と呼ばれます。

日本円を選ぶと、その場で円の金額が分かるのは便利です。ただし換算には店が決めたレートが使われ、カード会社で換算する場合より割高になってしまう可能性があります。シンガポールドルを選べば、国際ブランドのレートに海外事務手数料を加えた金額で請求されます。

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選んだ通貨換算レートを決めるところ請求額の傾向
シンガポールドル国際ブランドの決済センター(カード会社の海外事務手数料を加算)決済センターのレートに海外事務手数料を加えた額で請求される
日本円店(店が決めたレート)カード会社で換算するより割高になる可能性がある

端末の画面やレシートに日本円の金額が出たら、支払う前にシンガポールドルで払いたいと伝えてください。サインや暗証番号の入力の前に、通貨がシンガポールドル(SGD)になっているかを見ておくと安心です。ホテルのチェックアウトやショッピングモールでの買い物のように金額が大きい支払いほど、通貨の選び方で請求額が変わってきます。

カードによって海外事務手数料はどれくらい違う?

主なカードの海外事務手数料は次のとおりです。

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カード・発行会社国際ブランド海外事務手数料適用時期・改定前の料率
イオンカード(イオンマークのカード)Visa・Mastercard・JCB1.60%ブランドを問わず同じ料率
JCBカード WJCB1.60%(非課税)―
三井住友カード(NL)Visa・Mastercard3.63%(税込)2024年11月1日に改定
楽天カードVisa・Mastercard・JCB・American Express3.63%2025年3月から(改定前2.20%)
エポスカードVisa3.85%2025年7月1日利用分から(改定前2.20%)
学生専用ライフカード(ライフカード)Visa・Mastercard・JCB3.85%2024年12月1日利用分から(改定前2.20%)
クレディセゾン発行カードVisa・Mastercard・JCB・American Express3.85%2024年12月4日処理分から
三菱UFJカードVisa・Mastercard3.85%→4.50%(税込)2026年11月16日利用分から
三菱UFJカードJCB2.04%→4.34%2026年11月16日利用分から
三菱UFJカードAmerican Express2.00%→4.30%2026年11月16日利用分から

※2026年10月時点

本記事で紹介するカードのうち、1.60%なのはイオンカードとJCBカード Wです。ほかのカードは3.63%から3.85%でした。楽天カード・エポスカード・ライフカードは、2024年から2025年にかけて2.20%から料率を上げています。

カードごとに1,000ドルを払ったときの手数料を試算すると、次のようになります。

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カード海外事務手数料100ドルの手数料1,000ドルの手数料1,000ドルの請求額
イオンカード(WAON一体型)1.60%197円1,968円124,988円
イオンカードセレクト1.60%197円1,968円124,988円
JCBカード W1.60%197円1,968円124,988円
三井住友カード(NL)3.63%447円4,466円127,486円
楽天カード3.63%447円4,466円127,486円
エポスカード3.85%474円4,736円127,756円
学生専用ライフカード3.85%474円4,736円127,756円
参考:三菱UFJカード(2026年11月16日利用分から)4.50%554円5,536円128,556円

※1ドル=123.02円(三菱UFJ銀行の2026年10月26日のTTS・TTBの中間)で試算。手数料なしの換算額は1,000ドルで123,020円。円未満は四捨五入

三菱UFJカードは、2026年11月16日利用分からVisa・Mastercardの料率が4.50%に上がります。1,000ドルの支払いで試算すると、手数料は5,536円です。1.60%のカードと比べると、3,568円多くかかってしまいます。

11月16日以降にシンガポールへ行く予定がある人は、手持ちのカードの料率を出発前に確かめておきましょう。

カード別の海外手数料をもっと詳しく比べたい人は、海外手数料が安いクレジットカードの比較を参考にしてください。

サービス料(10%)とGST(9%)は表示価格に加わる

シンガポールのGST(物品・サービス税)の税率は9%です。サービス料を取る飲食店やホテルは、GST込みの価格で表示しなくてもよいことになっています。その代わり、「GSTとサービス料がかかる」ことを店が示す決まりです。

GSTは、サービス料にもかかります。料理100ドルの食事なら、サービス料10%の10ドルが加わって110ドルになります。そこに9%のGSTとして9.90ドルが加わり、支払う額は119.90ドルです。

メニューの価格より、およそ2割多く払うことになります。

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段階金額内容
料理の価格100ドルメニューの表示価格
サービス料10ドル料理の価格の10%
GST9.90ドル料理とサービス料の合計110ドルの9%
支払う額119.90ドル約14,750円(1ドル=123.02円)

※IRAS(シンガポール内国歳入庁)の計算例。2026年10月時点

カードで払う場合は、この119.90ドルに海外事務手数料が加わります。1.60%のカードなら請求額は約14,986円、3.85%のカードなら約15,318円で、332円違います。

シンガポールでは、カード払いの手数料以外にも、表示より支払い額が増えるものがあります。

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項目加わる額対象
MRT・バスの手数料1日0.60ドル外国発行のVisa・Mastercardで乗った日
タクシーのカード払い運賃の10%(GSTもかかる)ComfortDelGroのクレジットカード・Apple Pay・Google Pay
タクシーのピーク・深夜・空港運賃の25%・50%、空港から6〜8ドル時間帯や乗る場所による
飲食店・ホテルのサービス料とGST料理100ドルなら119.90ドルサービス料を取る店
カードの海外事務手数料1.60〜3.85%本記事で紹介するカード

※2026年10月時点

レストランの予算は、メニューの価格に約2割を足して見積もると、会計の額を前もって見積もれます。

シンガポール旅行に持っていくクレジットカードの選び方

シンガポール旅行には、1枚目も2枚目もタッチ決済のVisaかMastercardを持っていくのがおすすめです。

2枚とも電車に使えるブランドにしておけば、1枚が使えなくなってもMRTとバスに乗れます。そのうえで、海外事務手数料と海外旅行保険の条件を比べると、1枚目に何を選ぶかが決まるでしょう。4つの基準を表にまとめました。

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基準見るところ判断の目安
国際ブランド1枚目と2枚目のブランド2枚ともVisaかMastercard(JCBはMRT・バスに使えない)
発行会社1枚目と2枚目の発行会社別の発行会社にする
海外事務手数料料率1.60%か、3.63〜3.85%か
海外旅行保険保険が付く支払いの条件と治療費用旅行代金や交通費をどのカードで払うか

1枚目はタッチ決済のVisaかMastercard

1枚目をタッチ決済のVisaかMastercardにすると、店での支払いとMRT・バスの運賃を同じカードで払えます。本記事で紹介する6枚(7種)のうち、JCBカード W以外はVisaかMastercardを選べるカードです。

タッチ決済は、カードやスマホを端末にかざして支払う方法です。シンガポールではMRTとバスでもタッチ決済を使うため、1枚目にはタッチ決済のマークが付いたカードを選んでください。

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カードタッチ決済・スマホ決済MRT・バスのタッチ決済
三井住友カード(NL)Visaのタッチ決済・Mastercardタッチ決済に対応使える(Visa・Mastercard)
イオンカード(WAON一体型)、イオンカードセレクトVisa・Mastercard・JCBのタッチ決済に対応(マークのあるカード)Visa・Mastercardでマークのあるカードは使える。JCBは使えない
エポスカードVisa Touchマークのあるカードが対応(非対応のカードは順次対応)Visa Touchマークのあるカードで使える
JCBカード WApple Pay・Google Pay・Samsung Walletに設定してJCBのタッチ決済を使う使えない(JCB)
楽天カード全ブランドがタッチ決済に対応Visa・Mastercard・American Expressは使える。JCBは使えない
学生専用ライフカードApple Pay・Google Payに対応Visa・Mastercardで作り、タッチ決済のマークがあるかを確かめる

※2026年10月時点

手数料を抑えたいならイオンカード(VisaかMastercard)、病院代に備えたいならエポスカード(Visa)を1枚目にするのがおすすめです。すぐに使えるカードがほしいなら、最短10秒でカード番号が表示される三井住友カード(NL)が合います。

2枚目も電車に使える別の発行会社のVisa・Mastercardにする

2枚目も、MRTとバスに乗れるVisaかMastercardにしておくと安心です。2枚目をJCBにすると、1枚目が使えなくなったときに電車とバスにカードで乗れなくなってしまいます。

2枚目は、1枚目と別の発行会社のカードにするのがおすすめです。1枚目を紛失して利用を止めても、別の発行会社のカードなら影響を受けずに使えます。

たとえば、1枚目がエポスカード(Visa)なら、2枚目をイオンカード(Mastercard)にする組み合わせです。2枚ともMRT・バスのタッチ決済に使えるうえ、エポスカードの保険とイオンカードの1.60%の手数料を両方使えます。

JCBカード Wは、JCBの優待を使いたい人が加える3枚目にするのがおすすめです。手数料は1.60%で、シンガポール政府観光局と組んだ優待や、リゾート・ワールド・セントーサの優待を使えます。

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持っていくものおすすめのカード・手段使う場面
1枚目タッチ決済のVisa・Mastercard(三井住友カード(NL)・イオンカード・エポスカード)店での支払い、MRT・バスの運賃
2枚目1枚目と別の発行会社のVisa・Mastercard1枚目が使えないときの店での支払いとMRT・バス
3枚目(必要な人だけ)JCBカード WJCBの優待を使う店や施設の支払い
現金・EZ-Linkシンガポールドルの現金、EZ-Linkカードホーカー・小さな店、EZ-Linkのチャージ

※2026年10月時点

1枚目と2枚目の組み合わせ例を表にまとめました。

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組み合わせの例1枚目2枚目この組み合わせの特徴
病院代に備えるエポスカード(Visa)イオンカード(Mastercard)2枚ともMRT・バスに使える。疾病治療270万円のエポスカードと、手数料1.60%のイオンカード
手数料を抑えるイオンカード(VisaかMastercard)三井住友カード(NL)(1枚目と違うブランド)1枚目は手数料1.60%。2枚目はVJデスクを使える
すぐに使える1枚目がほしい三井住友カード(NL)(Visa・Mastercard)エポスカード(Visa)か、イオンカード(Mastercard)1枚目は最短10秒でカード番号を表示。2枚目で保険か手数料を補う
JCBの優待も使いたいエポスカード(Visa)イオンカード(Mastercard)+3枚目にJCBカード W電車は1枚目・2枚目で乗り、JCBの優待を使う店ではJCBカード Wで払う

※年会費はいずれも無料。組み合わせは一例

イオンカード(WAON一体型)とイオンカードセレクトは、どちらもイオンの発行です。2枚目をイオンカードにするなら、1枚目はイオン以外の発行会社のカードを選んでください。

シンガポール以外の旅行にも使うカードを選びたい人は、海外旅行におすすめのクレジットカードも参考にしてください。

海外事務手数料の低さで選ぶ(1.6%のカードと3.6%台のカード)

本記事で紹介するカードの海外事務手数料は、1.60%のグループと3.63〜3.85%のグループに分かれます。

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グループカード1,000ドルの手数料MRT・バスのタッチ決済海外旅行保険
1.60%イオンカード(WAON一体型)、イオンカードセレクト1,968円Visa・Mastercardで作れば使えるなし
1.60%JCBカード W1,968円使えない治療費用100万円
3.63%三井住友カード(NL)、楽天カード4,466円使える(楽天カードはJCB以外)治療費用50万円(三井住友)、200万円(楽天)
3.85%エポスカード、学生専用ライフカード4,736円使える(ライフカードはVisa・Mastercardで作る)治療費用200万〜270万円(エポス)、なし(ライフ)

※1ドル=123.02円で試算。2026年10月時点

手数料だけで比べるなら、1.60%のイオンカードかJCBカード Wになります。ただし、シンガポールでMRTとバスにも使えるのは、VisaかMastercardで作ったイオンカードだけです。JCBカード Wは、電車とバスの運賃には使えません。

イオンカード(WAON一体型)とイオンカードセレクトには、海外旅行保険が付きません。手数料の低いイオンカードを1枚目にする場合は、保険が付く別のカードを2枚目にして、旅行代金や交通費をそのカードで払っておくと備えになります。

3.63〜3.85%のカードには、手数料以外の条件で選ぶ理由があります。三井住友カード(NL)は、最短10秒でカード番号が表示され、Visa・Mastercardのタッチ決済に対応しています。エポスカードは、疾病治療費用が270万円で、出国後に電車・バスなどの料金を払っても海外旅行保険が付くカードです。

たとえば、3泊4日のシンガポール旅行で、ホテル代と食事・買い物に合わせて1,000ドルをカードで払ったとします。手数料は、1.60%のカードで1,968円、3.85%のカードで4,736円です。この2,768円の違いと、保険の治療費用のどちらを重視するかで、1枚目のカードは決まります。

海外旅行保険の治療費用と付帯条件を確かめる

旅行中のけがや病気に備えるなら、カードの海外旅行保険で見るのは治療費用です。シンガポールの医療事情や医療費の目安は、出発前に外務省の「世界の医療事情」で確かめてください。

本記事で紹介するカードの海外旅行保険は、すべて利用付帯です。利用付帯は、旅行代金や交通費などをそのカードで支払ったときに保険が付く仕組みのこと。どの支払いが条件になるかはカードごとに違うため、保険を使うカードで何を払うかを先に決めておくと確実です。

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カード海外旅行保険治療費用(傷害/疾病)保険が付く支払い対象外・注意点
エポスカード最高3,000万円200万円/270万円宿泊を伴う募集型企画旅行の代金か、公共交通乗用具の料金を支払う(出国後の支払いも可)本人のみ。カード発行日の翌日以降に出発する旅行が対象
楽天カード最高2,000万円200万円/200万円日本出国前に募集型企画旅行の代金を支払う出国後に決済した海外ツアー、航空券のみ、海外ホテルの宿泊料金、空港利用税は対象外
JCBカード W最高2,000万円100万円/100万円出国前に公共交通乗用具か募集型企画旅行の料金を支払う(出国後に公共交通乗用具の料金を払った場合も、その時点から補償)―
三井住友カード(NL)最高2,000万円50万円/50万円事前に旅費などをカードで支払う入会後「選べる無料保険」で別の保険に変更できる
イオンカード(WAON一体型)、イオンカードセレクトなし(購入品・紛失盗難の補償はあり)――旅行中のけがや病気は、保険付きの別のカードで備える
学生専用ライフカードなし――2026年3月31日以降に出発する旅行から廃止

※最高額は傷害死亡・後遺障害の金額。三井住友カード(NL)の補償額は2025年10月16日から適用。2026年10月時点

保険を選ぶときは、最高額よりも治療費用を見てください。本記事で紹介する年会費無料のカードの中では、エポスカードの治療費用がもっとも手厚くなっています。

公共交通乗用具は、飛行機・電車・バスなど、料金を払って乗る交通機関を指します。募集型企画旅行は、旅行会社が企画して参加者を募るパッケージツアーのことです。

エポスカードは、出国後に公共交通乗用具の料金を初めて払った場合も保険が付きます。補償期間はその時点から90日間です。シンガポールでは、MRTやバスの運賃をVisaのエポスカードで払えます。

出国前に旅行代金を払い忘れても、現地でMRTやバスの運賃をエポスカードで払う方法があります。ただしMRTとバスの運賃は後日まとめて計上されるため、補償がいつから始まるかは出発前にエポスカードの保険の案内で確かめておくと確実です。

JCBカード Wも、出国後に公共交通乗用具の料金を払った場合はその時点から補償されます。ただしシンガポールのMRTとバスでは、JCBのカードが使えません。JCBカード Wの保険を使うなら、出国前に航空券などの料金をJCBカード Wで払っておくと確実です。

楽天カードは、出国前にパッケージツアーの代金を支払えば保険が付きます。仮に航空券だけを楽天カードで買った場合は、保険の対象外になってしまいます。

シンガポール旅行におすすめのクレジットカード

シンガポール旅行向けに編集部が選んだのは、次の6枚(7種)のクレジットカードです。

紹介の順番は、申込数や利用者数の順ではなく、旅行での役割の順。1枚目・2枚目におすすめのVisa・Mastercardのカードを先に紹介し、そのあとに条件が合う人におすすめのカードを紹介します。この6枚(7種)は、海外事務手数料・海外旅行保険・MRTとバスで使えるタッチ決済・シンガポールの日本語窓口の情報をもとに、編集部が選んだ範囲です。

役割カード
1枚目・2枚目におすすめ(Visa・Mastercard)三井住友カード(NL)、イオンカード(WAON一体型)・イオンカードセレクト、エポスカード
条件が合う人におすすめJCBカード W(JCBの優待を使う人の3枚目)、楽天カード(パッケージツアーで行く人)、学生専用ライフカード(学生)
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カード国際ブランド年会費海外事務手数料1,000ドル時の手数料海外旅行保険MRT・バスのタッチ決済シンガポールの日本語窓口
三井住友カード(NL)Visa・Mastercard永年無料3.63%4,466円最高2,000万円(治療50万円)使えるVJデスク
イオンカード(WAON一体型)Visa・Mastercard・JCB無料1.60%1,968円なし(購入品・紛失盗難の補償はあり)Visa・Mastercardなら使えるなし
イオンカードセレクトVisa・Mastercard・JCB無料1.60%1,968円なし(購入品・紛失盗難の補償はあり)Visa・Mastercardなら使えるなし
エポスカードVisa永年無料3.85%4,736円最高3,000万円(治療200万〜270万円)使える海外サポートデスク
JCBカード WJCB永年無料1.60%1,968円最高2,000万円(治療100万円)使えないJCB PLAZAのオンラインサービス・電話受付
楽天カードVisa・Mastercard・JCB・American Express永年無料3.63%4,466円最高2,000万円(治療200万円)JCB以外なら使えるなし(一般カードはトラベルデスクの対象外)
学生専用ライフカードVisa・Mastercard・JCB無料3.85%4,736円なしVisa・Mastercardでタッチ決済のマークがあれば使えるLIFE DESK(日本語サービス)

※2026年10月時点。1,000ドル時の手数料は1ドル=123.02円で試算(円未満は四捨五入)。海外旅行保険はすべて利用付帯で、カッコ内は傷害治療・疾病治療の補償額

三井住友カード(NL)

三井住友カード(NL)は、VisaとMastercardのどちらかを選べるカードです。どちらのブランドもタッチ決済に対応していて、シンガポールのMRTとバスでも使えます。申し込みから最短10秒でカード番号が表示されるので、航空券やホテルの予約にすぐ使えます。

三井住友カードのVJデスクの拠点一覧には、シンガポールも入っています(2026年9月現在)。

海外事務手数料は3.63%(税込)で、2024年11月1日に改定されました。1,000ドルの支払いで試算すると、手数料は4,466円です。1.60%のカードと比べると、同じ支払いでも2,498円多くかかってしまいます。

換算には、Visa・Mastercardの決済センターに売上データが届いた時点の指定レートを使います。なお、海外キャッシュサービスの利用には、この海外事務手数料は含まれません。

海外旅行保険は最高2,000万円ですが、傷害治療費用と疾病治療費用は50万円ずつです。事前に旅費などをこのカードで支払っておけば、保険の対象になります。入会後は「選べる無料保険」で、別の種類の保険に変えることもできます。

すぐに使えて、MRTとバスのタッチ決済にも使える1枚目がほしい人におすすめのカードです。2枚目には、手数料1.60%のイオンカード(1枚目と違うブランド)か、保険が手厚いエポスカードを組み合わせる方法があります。申し込めるのは満18歳以上(高校生を除く)の人です。

項目三井住友カード(NL)
年会費永年無料
国際ブランドVisa・Mastercard
海外事務手数料3.63%(税込)
100ドル時の手数料(試算)447円
1,000ドル時の手数料(試算)4,466円
海外旅行保険最高2,000万円(利用付帯)。傷害治療・疾病治療は各50万円。「選べる無料保険」で変更可
タッチ決済Visaのタッチ決済・Mastercardタッチ決済(MRT・バスで使える)
日本語サポートVJデスク(拠点一覧にシンガポールあり。2026年9月現在)
申し込み条件満18歳以上(高校生を除く)
発行最短10秒でカード番号を表示

イオンカード(WAON一体型)・イオンカードセレクト(VisaかMastercardで作る)

イオンカード(WAON一体型)とイオンカードセレクトは、どちらも海外事務手数料が1.60%です。Visa・Mastercard・JCBのどれを選んでも料率は変わりません。1,000ドルの支払いで試算すると手数料は1,968円で、3.63〜3.85%のカードの4,466〜4,736円より少なく済みます。

シンガポール旅行に持っていくなら、VisaかMastercardで作るのがおすすめです。JCBで作ると、MRTとバスのタッチ決済に使えなくなってしまいます。VisaかMastercardで作れば、1.60%の料率とMRT・バスのタッチ決済を1枚で持てます。

タッチ決済が使えるのは、タッチ決済のマークがあるカードです。ブランドの決め方は、イオンカードの国際ブランドの選び方で詳しく解説しています。

イオンカード(WAON一体型)とイオンカードセレクトの付帯保険は、購入品の補償と紛失・盗難の補償で、海外旅行保険は付いていません。この2枚だけでは、旅行中のけがや病気に備えられなくなってしまいます。イオンのカードの中で海外旅行保険が付くのは、イオンゴールドカード(最高3,000万円・利用付帯)とTGC CARD(JCB、最高2,000万円・利用付帯)です。

2枚のどちらかを持っていく場合は、エポスカードなど保険付きの別のカードで旅行代金や交通費を払っておきましょう。海外の日本語デスクはなく、紛失・盗難の受付のみです。

手数料を抑えることを優先したい人には、どちらのカードもおすすめします。1枚目にも2枚目にも使えるカードで、エポスカード(Visa)の2枚目にMastercardで作る組み合わせも合います。2枚の違いは、発行までの日数と、イオン銀行のキャッシュカード機能の有無にあります。

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項目イオンカード(WAON一体型)イオンカードセレクト
年会費無料無料
国際ブランドVisa・Mastercard・JCB(シンガポールではVisaかMastercardがおすすめ)Visa・Mastercard・JCB(シンガポールではVisaかMastercardがおすすめ)
海外事務手数料1.60%1.60%
100ドル時の手数料(試算)197円197円
1,000ドル時の手数料(試算)1,968円1,968円
申し込み条件18歳以上(高校生は卒業年度の1月1日以降)18歳以上(高校生は卒業年度の1月1日以降)
発行までの期間申込後最短5分でカード発行。カード本体は審査後2週間程度で届く審査後1〜2週間程度で届く
キャッシュカード機能・引き落とし―イオン銀行のキャッシュカード機能付き。イオン銀行口座から引き落とし
タッチ決済Visa・Mastercard・JCBのタッチ決済(マークのあるカード)。Apple Pay・イオンiDにも対応Visa・Mastercard・JCBのタッチ決済(マークのあるカード)
MRT・バスVisa・Mastercardなら使える(JCBは使えない)Visa・Mastercardなら使える(JCBは使えない)
海外旅行保険なし(購入品・紛失盗難の補償はあり)なし(購入品・紛失盗難の補償はあり)
海外のサポート紛失・盗難の受付のみ(海外の日本語デスクはない)紛失・盗難の受付のみ(海外の日本語デスクはない)

イオンカード(WAON一体型)は、申し込みから最短5分でカードが発行されます。出発までの日数が短い人でも、手続きを進めやすいカードです。カード本体は審査後2週間程度で届きます。


\海外事務手数料が1.6%!/

イオンカードセレクトは、イオン銀行のキャッシュカード機能が一体になったカードです。利用代金はイオン銀行口座から引き落とされます。イオン銀行を使っている人や、カードと口座を1枚にまとめたい人に合うでしょう。

審査後1〜2週間程度で届くので、旅行の日程に合わせて早めに申し込んでおくと安心です。

年会費無料!Web限定!
\最大
5,000WAON POINT進呈/

エポスカード

エポスカードは、出国前だけでなく出国後の支払いでも海外旅行保険が付くカードです。宿泊を伴う募集型企画旅行の代金か、公共交通乗用具の料金をエポスカードで払うと保険が付きます。出国前に払った場合は、旅行開始から90日間が補償期間。

出国後に公共交通乗用具の料金を初めて払った場合も、その時点から90日間が補償されます。傷害死亡・後遺障害は最高3,000万円で、補償の内訳は次のとおりです。

補償項目補償額
傷害死亡・後遺障害最高3,000万円
傷害治療費用200万円
疾病治療費用270万円
賠償責任3,000万円(免責なし)
救援者費用100万円
携行品損害20万円(免責3,000円、1個10万円限度)

免責は、保険金から差し引かれる自己負担額のことです。

本記事で紹介する年会費無料のカードの中で、疾病治療費用がもっとも大きいのはエポスカードの270万円です。国際ブランドはVisaなので、シンガポールのMRTとバスにもタッチで乗れます。病院代への備えを重視する人には、エポスカードを1枚目にすることをおすすめします。

海外事務手数料は3.85%で、2025年7月1日利用分から2.20%より上がりました。1,000ドルの支払いで試算すると、手数料は4,736円になってしまいます。保険の対象は本人のみで、カード発行日の翌日以降に出発する旅行が対象です。

カードが届くまで7〜10日前後かかるため、出発日から逆算して申し込んでおきましょう。マルイの店頭で受け取る場合は、最短で当日に受け取れます。

タッチ決済はVisa Touchマークのあるカードで使えます。世界38都市にある海外サポートデスクの一覧には、シンガポールも入っています。2枚目には、手数料1.60%のイオンカード(Mastercard)を組み合わせるのがおすすめです。

項目エポスカード
年会費永年無料
国際ブランドVisa
海外事務手数料3.85%(2025年7月1日利用分から)
100ドル時の手数料(試算)474円
1,000ドル時の手数料(試算)4,736円
海外旅行保険最高3,000万円(利用付帯)。傷害治療200万円・疾病治療270万円。本人のみ
タッチ決済Visa Touchマークのあるカード(非対応のカードは順次対応)。MRT・バスで使える
海外サポート世界38都市の現地デスク(一覧にシンガポールあり)
届くまでの日数7〜10日前後(マルイ店頭なら最短当日)

\入会金・年会費永年無料!/

JCBカード W(電車は使えないが優待を使うなら)

JCBカード Wの海外事務手数料は1.60%(非課税)です。1,000ドルの支払いで試算した手数料は1,968円。通常のポイント還元率は1.0%で、年会費は40歳以降も永年無料です。

シンガポールでJCBカード Wを持つ理由は、JCBの優待です。シンガポール政府観光局とJCBは、2026年1月8日から「JCBでトクするシンガポール旅プログラム」を始めました。JCB会員限定のキャンペーンや優待が、100店舗以上で用意されています。

日本で発行したJCBカードでリゾート・ワールド・セントーサをオンライン予約すると、一部の施設や宿泊が最大20%オフです。施設内の飲食や買い物にも優待があります。優待の期間は、出発前にJCBの案内で確かめてください。

一方で、シンガポールのMRTとバスでは、JCBのカードが使えません。JCBカード Wだけで旅行すると、電車とバスの運賃をカードで払えなくなってしまいます。1枚目と2枚目のVisa・Mastercardに加える3枚目として持つのがおすすめです。

シンガポールのJCBの日本語窓口は、JCB PLAZAのオンラインサービスと電話受付のみです。

海外旅行保険は最高2,000万円で、傷害治療費用と疾病治療費用は100万円ずつです。出国前に公共交通乗用具か募集型企画旅行の料金をこのカードで払うと、保険が付きます。

国際ブランドはJCBだけです。申し込めるのは18歳以上39歳以下で、本人か配偶者に安定した継続収入がある人(学生は高校生を除く)。40歳以上の人は申し込めなくなってしまいます。

ナンバーレスのカードなら、最短5分でカード番号が発行されます。

項目JCBカード W
年会費永年無料(40歳以降も無料)
国際ブランドJCB
海外事務手数料1.60%(非課税)
100ドル時の手数料(試算)197円
1,000ドル時の手数料(試算)1,968円
ポイント還元率通常1.0%
海外旅行保険最高2,000万円(利用付帯)。傷害治療・疾病治療は各100万円
タッチ決済Apple Pay・Google Pay・Samsung Walletに設定して使う
MRT・バス使えない
シンガポールの優待JCBでトクするシンガポール旅プログラム(2026年1月8日から、100店舗以上)、リゾート・ワールド・セントーサの一部施設・宿泊が最大20%オフ(オンライン予約)
日本語サポートJCB PLAZAのオンラインサービス・電話受付のみ(対面のラウンジはない)
申し込み条件18歳以上39歳以下で本人か配偶者に安定継続収入(学生は高校生を除く)
発行ナンバーレスは最短5分で番号発行

JCBカード W

JCBカード W

ここがおすすめ!

  • 常時ポイント還元率1.0%
  • Amazon.co.jp※3で4倍
  • セブン‐イレブン※4で4倍
  • スターバックス※5で21倍
  • 年会費永年無料
  • 発行まで最短5分※1
還元率年会費
1.0〜10.50%※2永年無料
国際ブランド電子マネー
JCBQUICPay、Apple Pay※6、Google Pay※7
国内旅行保険海外旅行保険
なし最高2,000万円
(利用付帯)

※1 モバ即の入会条件【1】 9:00AM~8:00PMでお申し込み。(受付時間を過ぎた場合は、翌日受付扱い)【2】 顔写真付き本人確認書類による本人確認。(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)モバ即での入会後、カード到着前の利用方法について、詳しくはHPをご確認ください。※2 還元率は交換商品により異なります。 ※3 Amazon、Amazon.co.jpおよびそれらのロゴは、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。※4 セブン‐イレブンでは、一部対象とならない店舗があります。法人会員の方は対象となりません。※5 スターバックス カードへのオンライン入金・オートチャージ、Starbucks eGift 、モバイルオーダーが対象です。店舗でのご利用分・入金分はポイント倍付の対象となりません。※6 App Store、Apple Pay、Apple Watch、Face IDは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。※7 Google、Android、Google Play、Google Pay は Google LLC の商標です。※ Amazon.co.jp・セブン‐イレブン・スターバックスの倍率は、事前のポイントアップ登録が必要です(2026年10月時点)。

楽天カード

楽天カードは、Visa・Mastercard・JCB・American Expressの4ブランドから選べます。どのブランドもタッチ決済に対応しています。MRTとバスに乗りたい人は、Visa・Mastercard・American Expressのどれかを選んでください。

JCBを選ぶと、MRTとバスでは使えなくなってしまいます。年会費は永年無料で、利用額の条件もありません。

海外事務手数料は、2025年3月から3.63%になりました。改定前は2.20%です。1,000ドルの支払いで試算すると、手数料は4,466円になります。

海外旅行保険は最高2,000万円で、傷害治療費用と疾病治療費用は200万円ずつです。保険が付く条件は、日本出国前に募集型企画旅行の代金を楽天カードで払っていることです。

楽天カードで払うもの海外旅行保険
出国前に払ったパッケージツアー(募集型企画旅行)の代金対象
出国後に決済した海外ツアー対象外
航空券のみの購入対象外
海外ホテルの宿泊料金対象外
空港利用税対象外

携行品損害は1個10万円が限度で、1事故につき3,000円が自己負担です。一般カードは、トラベルデスクの対象外になっています。

旅行会社のパッケージツアーでシンガポールへ行き、その代金を出国前に楽天カードで払う人におすすめです。航空券とホテルを別々に予約する旅行では、保険の対象外になってしまいます。その場合は、別のカードで保険を用意する必要があります。

項目楽天カード
年会費永年無料(利用額の条件なし)
国際ブランドVisa・Mastercard・JCB・American Express
海外事務手数料3.63%(2025年3月から)
100ドル時の手数料(試算)447円
1,000ドル時の手数料(試算)4,466円
海外旅行保険最高2,000万円(利用付帯)。傷害治療・疾病治療は各200万円
保険の条件日本出国前に募集型企画旅行の代金を楽天カードで支払う
タッチ決済全ブランド対応(MRT・バスで使えるのはVisa・Mastercard・American Express)

新規入会&利用で
\
5,000ポイントプレゼント /

学生なら学生専用ライフカード

学生専用ライフカードは、満18歳以上満25歳以下で大学・大学院・短期大学・専門学校に在学中の人が申し込めます。進学予定の満18歳以上の高校生も対象です。海外での利用総額の4%がキャッシュバックされます。

事前のエントリーが必要で、上限は年間10万円、対象は在学期間中のみ。LIFE DESK(日本語サービス)で、海外旅行のサポートも受けられます。スマホ決済はApple Pay・Google Payに対応しています。

海外旅行保険は廃止されました。2026年3月31日以降に旅行へ出発する人は、保険を使えなくなってしまいます。海外事務手数料は3.85%で、2024年12月1日利用分から2.20%より上がりました。

1,000ドルの支払いで試算すると、手数料は4,736円です。キャッシュバックとは別に、支払いのたびにこの手数料がかかります。

国際ブランドは、Visa・Mastercard・JCBから選べます。シンガポールで使うなら、VisaかMastercardで作ってください。MRTとバスに乗るときは、手元のカードにタッチ決済のマークがあるかを確かめておくと安心です。

海外での支払いでキャッシュバックを受けたい学生におすすめのカードです。保険は、海外旅行保険が付く別のカードで備える必要があります。本記事で紹介する年会費無料のカードで治療費用がもっとも手厚いのはエポスカードで、満18歳以上(高校生を除く)の学生も申し込めます。

項目学生専用ライフカード
年会費無料
国際ブランドVisa・Mastercard・JCB(シンガポールではVisaかMastercardがおすすめ)
海外事務手数料3.85%(2024年12月1日利用分から)
100ドル時の手数料(試算)474円
1,000ドル時の手数料(試算)4,736円
海外利用の特典海外利用総額の4%をキャッシュバック(事前エントリー要、年間最大10万円、在学期間中のみ)
海外旅行保険なし(2026年3月31日以降に出発する旅行から廃止)
日本語サポートLIFE DESK
スマホ決済Apple Pay・Google Pay
申し込み条件満18歳以上満25歳以下で大学・大学院・短期大学・専門学校に在学中(進学予定の満18歳以上の高校生も可)

\最大15,000円キャッシュバック/

シンガポールではクレジットカード・現金・スマホ決済をどう使い分ける?

シンガポールでは、店ではクレジットカード、MRTとバスはVisa・Mastercardのタッチ決済、ホーカーと小さな店は現金と使い分けると困りません。

タクシーは、ComfortDelGroならカード払いに10%が加わるため、現金で払う方法もあります。PayPayは、シンガポールでは使えない支払い手段。現金はタクシー代やEZ-Linkカードのように金額が決まっている費用から積み上げると、持っていく額を決めやすくなるでしょう。

現金はいくら用意すればいい?

現金の額は、ホーカーで食事をする回数、タクシーに現金で乗る回数、EZ-Linkカードを使うかどうかで決まります。金額が決まっている費用は、次の表のとおりです。

スクロールできます
現金を使う用途金額円換算(1ドル=123.02円)
タクシーの初乗り4.40〜5.20ドル(ピーク・深夜・空港の加算あり)約541〜640円
チャンギ空港からのタクシーの加算17時〜24時は8ドル、それ以外は6ドル約984円、約738円
バスの現金運賃2.10〜3.20ドル(1.28ドルの区間は2.10ドル)約258〜394円
EZ-Linkカード10ドル(うち5ドルは返金されないカード代)約1,230円
EZ-Linkのチャージ現金なら1回2ドルから―
ホーカー・小さな店食べる回数・店による―

※2026年10月時点

空港からタクシーで市内へ向かう人は、初乗りと空港の加算を合わせた分から考えます。たとえば昼間に空港から乗ると、初乗り4.40〜5.20ドルに6ドルが加わり、走る前の時点で10.40〜11.20ドルです。そこに距離に応じた運賃が加わります。

EZ-Linkカードを使う人は、カード代の10ドルと、チャージする額を現金で用意しておくと確実です。タッチ決済で乗る人は、EZ-Linkカードの分の現金はいりません。

ホーカーや小さな店で使う額は、行く回数や店によって変わります。旅程からホーカーで食事をする回数を数え、現金で乗るタクシー代を加えた額を目安にしてください。現金を多く持ちすぎると、帰国前に使い切れずに余ってしまいます。

シンガポールドルの用意のしかた(日本で両替・現地の両替所・ATMキャッシング・Wise/Revolut)

シンガポールドルは、両替・ATMキャッシング・WiseやRevolutのカードの3つの方法で用意できます。両替は、日本でする方法とシンガポールの両替所でする方法に分かれます。

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用意のしかた内容・手数料注意点
日本で両替出発前にシンガポールドルを手元に用意できるレートは両替する場所ごとに違う
シンガポールの両替所で替える円をシンガポールドルに替えるレートは両替所ごとに違う
ATMキャッシングクレジットカードでシンガポールドルを引き出す金利・手数料はカードごとに違う。シンガポールのATMの手数料が別にかかることがある
WiseのカードでATMから引き出す1か月25,000円まで無料。超過分は100円+1.75%カード発行1,200円。シンガポールのATMの手数料が別にかかることがある
RevolutのカードでATMから引き出す月25,000円か5回まで無料。超過分は2%シンガポールドルの口座を追加できる。海外ATMの利用にはマイナンバーの届出が必要

※2026年10月時点

三菱UFJ銀行の相場では、円をシンガポールドルに替えるTTSは123.85円、シンガポールドルを円に戻すTTBは122.19円です(2026年10月26日)。円とシンガポールドルを行き来させると、1ドルあたり1.66円目減りしてしまいます。余ったシンガポールドルを円に戻すより、使う分だけ用意するほうが手数料を抑えられます。

ATMキャッシングの金利や手数料は、カードごとに違います。海外キャッシングを使うには、カードに利用可能枠を設定しておく必要があります。設定の手続きには日数がかかるため、旅行の日程が決まったら各カード会社で確かめておくと間に合います。

シンガポールのATMでは、カード会社の手数料とは別に、ATM側の手数料がかかることがあります。引き出す前に、ATMの画面に表示される手数料を確かめてください。

Wise・Revolutのカードは、使った分が口座の残高から引かれる仕組みです。クレジットカードの代わりというより、現金で使う分を用意したい人に合います。

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項目WiseRevolut(スタンダードプラン)Sony Bank WALLET
種類口座の残高から支払うカード口座の残高から支払うカード口座の残高から支払うデビットカード
シンガポールドルの扱い―シンガポールドルの口座を追加できる。平日はプランの上限内なら両替手数料なし、週末は1%シンガポールドルは外貨のまま払える通貨に入っていない
ATMでの引き出し1か月25,000円まで無料。超過分は100円+1.75%月25,000円か5回まで無料。超過分は2%―
発行費用カード発行1,200円――

※2026年10月時点

Revolutは、シンガポールドルの口座を追加できます。平日ならプランの上限内で両替手数料がかからず、週末の両替には1%の手数料がかかります。両替は平日に済ませておくと、手数料を抑えられるでしょう。

Sony Bank WALLETは、外貨のまま支払える10通貨にシンガポールドルが入っていません。シンガポールドルを外貨預金から払いたい人には合わないカードです。

PayPay・Alipay・Apple Payはシンガポールで使える?

PayPayは、シンガポールでは使えません。PayPayの海外支払いモードで使える国・地域は、韓国(2025年9月30日から)と台湾(2026年4月下旬から)の2つです。

Apple Payは、シンガポールのMRTとバスで使えます。

タクシーでは、ComfortDelGroの場合、Apple Pay・Google Payで払っても運賃に10%の管理手数料が加わります。カードをスマホに入れて払っても、カード払いと同じ扱いです。

Alipayは、ComfortDelGroのタクシーの支払いに使え、手数料は0.30ドルです。空港でのGSTの払い戻しも、Alipayで受け取れます。ただし、日本のカードを登録したAlipayがシンガポールで使えるかは、出発前にAlipayのアプリで確かめてください。

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支払い手段シンガポールで使えるか補足
PayPay使えない海外支払いモードの対象は韓国・台湾のみ
Apple Pay使えるMRT・バスはエクスプレスモードに未対応で、改札のたびに認証が必要。ComfortDelGroのタクシーは10%の管理手数料
Google Pay・Samsung Pay使えるMRT・バスで使える。ComfortDelGroのタクシーはGoogle Payで10%の管理手数料
Alipay日本のカードを登録して使えるかは出発前に確かめるComfortDelGroのタクシーは0.30ドル。GSTの払い戻しの受け取り先に選べる
クレジットカードのタッチ決済使えるMRT・バスはVisa・Mastercard・American Expressのみ
現金(シンガポールドル)使えるホーカー・小さな店・EZ-Linkのチャージに必要

※2026年10月時点

スマホ決済で払う場合も、中身はスマホに登録したカードです。MRTとバスに乗るなら、スマホにVisaかMastercardのカードを入れておきましょう。

支払い場面別の使い分け早見表

シンガポールでの支払い方法を場面ごとに表にまとめました。

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場面主な支払い方法補足
ホテル・ショッピングモール・スーパー・コンビニクレジットカード(シンガポールドル払い)日本円での支払いを勧められたらシンガポールドルを選ぶ
レストランクレジットカード表示価格にサービス料10%とGST9%が加わる店がある
MRT・バスVisa・Mastercard・American Expressのタッチ決済か、EZ-Linkカード・ツーリストパスJCBは使えない。外国発行のVisa・Mastercardは1日0.60ドル
タクシー現金・EZ-Link・カードComfortDelGroはカード払いに運賃の10%が加わる
ホーカー・小さな店現金も用意するカードが使えない屋台がある
EZ-Linkのチャージ現金駅のキオスクでは外国発行のクレジットカードを使えない
観光施設施設ごとに違うJCBならリゾート・ワールド・セントーサのオンライン予約で優待
免税(GSTの払い戻し)クレジットカードで受け取れる現金・Alipayも選べる
旅行代金・航空券(出発前)海外旅行保険の条件に合うカード楽天カードは出国前のパッケージツアー代金のみが対象

※2026年10月時点

シンガポールでクレジットカードを安全に使うための注意点

シンガポールでカードを使う前に、利用通知・暗証番号・予備のカードの3つを準備しておきましょう。

どれも日本にいるうちに済ませられる準備です。カードの紛失に備えて、シンガポールで使える日本語の窓口も控えておくと安心。出発前にすることを表にまとめました。

準備出発前にすること
利用通知カード会社のアプリやメールで利用通知を受け取る設定にする
暗証番号持っていくカードすべての4桁の暗証番号を確かめる
予備のカード別の発行会社のVisa・Mastercardを用意し、1枚目と別の場所に入れる
緊急連絡先カード会社の紛失・盗難の連絡先と、シンガポールの日本語窓口を控える

不正利用を防ぐには?(タッチ決済・利用通知)

タッチ決済なら、支払いのときにカードを店員に渡さずに済みます。カードを手元から離さずに払えるので、カードの情報を盗み取られる機会を減らせます。支払いのときにカードから目を離さないことが、基本の対策です。

カード会社のアプリやメールで利用通知を受け取れるようにしておけば、使った直後に利用内容が分かります。身に覚えのない利用に早く気づければ、カード会社に連絡して利用を止められます。

ただし、MRTとバスの運賃は、乗った直後には通知が届かないことがあります。旅行中に「BUS/MRT」の明細が後から届いても、不正利用ではありません。

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対策内容目的
タッチ決済を使うカードを店員に渡さず、自分で端末にかざすカード情報の盗み取りを防ぐ
利用通知の設定カード会社のアプリやメールで、利用のたびに通知を受け取る身に覚えのない利用に早く気づく
支払い通貨の確認端末やレシートの通貨がシンガポールドル(SGD)になっているかを見る割高な日本円での支払いを避ける
明細の確認帰国後にシンガポールドル建ての利用額と請求額を照らし合わせる二重の請求や不正利用を見つける
MRT・バスの明細乗った日の3日後に「BUS/MRT」で計上される後から届く運賃を不正利用と見分ける
連絡先の控え紛失・盗難の連絡先をカードとは別に控える気づいたときにすぐ利用を止める

※2026年10月時点

利用通知の金額と、後日の請求額が同じにならない場合もあります。違いがあったときは、換算日のレートと海外事務手数料を合わせて確かめると原因が分かりやすいでしょう。

MRTの運賃も、明細で確かめておきたい支払いです。明細に見慣れない運賃があったら、入場と出場で別のカードをタッチしていないかを確かめてください。

暗証番号を出発前に確認しておく

海外でも、カードの暗証番号は4桁です。4桁以外の桁数を求められる国でも4桁のまま使え、前後に「0」を付ける必要はありません。

暗証番号の入力が必須の国もあります。その場合、暗証番号を覚えていないとカードが使えなくなってしまいます。暗証番号の確かめ方はカード会社ごとに違うため、出発前に各カード会社の案内で調べておくと確実です。

状況対応
4桁以外の暗証番号を求められた4桁のまま入力する。前後に「0」は付けない
暗証番号の入力を求められた4桁の暗証番号を入力する
暗証番号を覚えていない出発前にカード会社で確かめる
2枚目のカードを持っていく2枚目の暗証番号も確かめておく
タッチ決済に対応していない端末だったカードを差し込んで暗証番号を入力する場合がある
ATMでキャッシングするキャッシングにも暗証番号が必要。利用可能枠の設定も出発前に済ませる

2枚とも暗証番号を確かめておけば、どちらのカードでも支払えます。

カードが使えないときの対処(予備の1枚・緊急連絡先・日本語の窓口)

カードが使えないときに備える方法は、予備のカードと緊急連絡先の2つです。予備のカードは、1枚目と別の発行会社のVisaかMastercardにしておくと、店でもMRTでも使えます。2枚目は、1枚目とは別の場所に入れておくと安心です。

同じ財布に入れていると、財布をなくしたときに2枚とも使えなくなってしまいます。

シンガポールで日本語の相談ができる窓口は、カードによって違います。三井住友カード(NL)を持っている人は、シンガポールのVJデスクで日本語の相談ができます。エポスカードの海外サポートデスクも、シンガポールにあります。

JCBのカードの日本語窓口は、シンガポールではJCB PLAZAのオンラインサービスと電話受付のみです。対面で相談できるラウンジはありません。電話番号と受付時間は、出発前にJCBの案内で確かめてください。

VJデスクとエポスカードの海外サポートデスクの住所や受付時間も、出発前に各カード会社の案内で控えておくと慌てずに済みます。

状況対処
1枚目のブランドを扱わない店だったブランドの違う2枚目で支払う
カードが読み取れない2枚目のカードか現金で支払う
MRT・バスでタッチできないタッチ決済のマークがあるか、ブランドがVisa・Mastercard・American Expressかを見る。JCBは使えない
三井住友カード(NL)で困ったシンガポールのVJデスクに相談する
エポスカードで困ったシンガポールの海外サポートデスクに相談する
JCBカードで困ったJCB PLAZAのオンラインサービスか電話受付に連絡する
カードを紛失・盗難したカード会社の緊急連絡先に連絡して利用を止める

※2026年10月時点

カード会社の紛失・盗難の連絡先は、スマホのメモと紙の両方に控えておくと、スマホを一緒になくしても紙の控えから連絡できます。

よくある質問

シンガポールのコンビニ(セブン-イレブン)でクレジットカードは使える?

シンガポールのコンビニでは、クレジットカードが使えます。支払い通貨はシンガポールドルを選んでください。EZ-Linkカードもセブン-イレブンなどで買えます。

少額の買い物でカードが使えなかったときに備えて、小銭も持っておくと安心です。

免税(GSTの払い戻し)はクレジットカードで受け取れる?

GSTの払い戻しは、クレジットカードで受け取れます。観光客向けの払い戻し制度(eTRS)では、受け取り方をクレジットカード・現金・Alipayから選べます。クレジットカードを選ぶと、10日以内に入金されます。

現金は、出国審査の後にある払い戻しカウンターで受け取ります。

払い戻しを受けられるのは、同じ店で1日に100ドル以上(GST込み)を買った場合です。同じ日のレシートなら、3枚まで合算できます。申請する場所は、チャンギ空港かセレター空港のキオスクです。

店が手数料を差し引くことがあるため、戻ってくる額はGSTの全額より少なくなることがあります。

項目内容
対象同じ店で1日100ドル以上(GST込み、同日のレシート3枚まで合算)
申請する場所チャンギ空港・セレター空港のキオスク
受け取り方クレジットカード(10日以内に入金)、現金(出国後の払い戻しカウンター)、Alipay
注意点店が手数料を差し引くことがある

※2026年10月時点

シンガポールでクレジットカードのキャッシングは使える?

シンガポールのATMでも、クレジットカードの海外キャッシングでシンガポールドルを引き出せます。使うには、カードに利用可能枠を設定しておく必要があります。手続きに日数がかかるため、出発前に各カード会社で確かめてください。

金利や手数料はカードごとに違います。シンガポールのATM側の手数料が別にかかることもあるので、引き出す前にATMの画面で確かめてください。シンガポールドルの現金は、WiseやRevolutのカードでATMから引き出す方法でも用意できます。

EZ-Linkカードはクレジットカードでチャージできる?

日本で発行したクレジットカードは、駅のキオスクではEZ-Linkカードのチャージに使えません。シンガポール国外で発行したクレジットカード・デビットカードは、キオスク3種類とも対象外です。チャージは現金で用意しておくと確実です。

現金のチャージは1回2ドルからで、Top-Up Kioskで現金を使うときはおつりが出ないため、ちょうどの金額を用意してください。

チャージする場所使える支払い方法
SimplyGo Ticket Office(駅の窓口)現金、NETS、クレジットカード・デビットカード
SimplyGo Kiosk・Assisted Service KioskNETS、クレジットカード・デビットカード(外国発行のカードは使えない)
Top-Up Kiosk現金(設置場所による。おつりは出ない)、NETS、クレジットカード・デビットカード(外国発行のカードは使えない)

※2026年10月時点。現金は1回2ドルから、NETS・カードは1回10ドルから。窓口で日本のカードを使えるかは窓口で確かめる

まとめ

シンガポールでは日本のクレジットカードが使え、MRTとバスにもVisa・Mastercard・アメックスのタッチ決済で乗れます。

JCBはMRTとバスに使えず、外国発行のVisa・Mastercardで乗った日は0.60ドルの手数料がかかります。ComfortDelGroのタクシーは、カード払いに運賃の10%が加わります。カードは、1枚目も2枚目もタッチ決済のVisaかMastercardにして、発行会社を分けるのが基本です。

手数料を抑えるならイオンカード(VisaかMastercard)、病院代に備えるならエポスカードがおすすめ。JCBの優待を使いたい人は、JCBカード Wを3枚目に加えてください。

支払い通貨は日本円ではなくシンガポールドルを選び、ホーカーや小さな店に使う現金も少額用意しておきましょう。シンガポールのほかにアジアの国へ行く予定がある人は、タイ旅行におすすめのクレジットカードも参考にしてください。

※本記事の情報は2026年10月時点のものです。

出典

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